読切小説
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もふもふわっふる
「雪山登ってみてえ」
 こじんまりとした部屋で、さえない男がふと呟いた。
男はそう思った理由はよく分かっていなかったが、
無性に雪山に登りたくなったのである。
 登山は基本的に手入れされた山道を登る場合でも入念の道具の準備が必要で、
場所によっては経験者でも命を落とす事があり、雪山の危険さは語るまでもなかった。
特に登山中に吹雪が来ようものなら生存確率は一気に下がるのが世の常識である。
 それでも男は「思い立ったが吉日、ならばその日以降は全て凶日」
という軽い気持ちで登ろうと考えた。

「はぁ……、はぁ……」
 現在、男は国内で特に危険な山を登っており、辺りは白い雪と自分の足跡だけ。
吹雪で風が強く吹き荒れ、身体が風で押されて体温を奪っていく。
「どこか、安全に休める場所は……?」
 男は必死の思いで周りを見渡そうにも、吹雪で視界が阻まれて
何処にいるのかも分からない。来た道を引き返そうにも足跡が雪に埋もれて
消えてしまい、戻る事も出来ない。
 不意に男は目が重くなるのを感じた。徐々に身体から力が抜け、歩く速度も落ちていく。
男の体力が限界に近づき、力が抜けきってうつ伏せに倒れた。
「もう……ダメだ。こりゃあ……、助からねえ……、や」
 身体を起こす気力すら無く、ただそのまま死ぬのを待った。そして視界がぼやけて
意識が遮断する直前、人影のような何かが最後に見た光景だった。

「……俺は死んだのか?」
 意識を取り戻した男は、静かな場所で仰向けになって眠ってる事に気付く。
ふと、全身が人肌の温もりと毛布に包まれたような感覚を感じ、目を開けた。
そこには愛らしい少女がこちらを覗きこんでいた。
「あっ、ニンゲンさんメがさめた!」
 少女の声で完全に目が覚め、耳を澄ますとかすかに強い風の吹く音が聞こえた。
男はこの少女に助けられたんだと理解した。
「僕を助けてくれたんだね、有難う」
「いいのいいの、こまったときはおたがいさまだよ」
 男が礼を言うと、少女は笑顔で応じた。
「ところで、キミは誰だい?」
「わたし? わたしはイエティってしゅぞくでなまえはないの」
 イエティ、雪山に住む温厚な性格で雪山の遭難者を助ける心優しい種族であり
少女もその一人だった。男は少女がイエティであると知ると自分の身体に目を向ける。
なんと、パンツ一丁姿の男の身体に少女が裸のまま抱きしめられていた。
「ちょっ、だいしゅきホールドだと……」
「あっニンゲンさん、もしかしてイヤだった……?」
 男の慌てる反応にイエティは申し訳なさそうに尋ねる。
「そんな事はないよ! ちょっとビックリしたけどむしろ大歓迎です!」
 男の急なテンションの上がり方に別の意味で戸惑うも、顔が再び笑顔に戻った。

 だが男は少女に抱きしめられている事実を認識すると悲しい事かな、
股間に熱を帯びた。そしてその股間の位置に少女のお腹が当たっていた。
人間の雄の性に敏感な魔物娘がこれに気付かない筈も無かったのは言うまでもない。
「あれ、もしかしてワタシとセックスしたいの?」
 少女の過激な発言に男は喉を鳴らす。生物は危機を感じると子孫を残そうとする本能が働き、
危機を過ぎ去ると確実に子孫を作ろうと行為に走るといわれる。
改めて少女の身体を見ると、白い髪と毛で覆われた手足に褐色の肌が体の部位を強調し、
胸もFカップ程の大きさで乳球と言うに相応しかった。正に男はその
テンプレートとも言える展開に見舞われ、目の前の少女を犯そうと強く抱きしめた。

「はぁっ、ずちゅっ……、ちゅっ……」
 男と少女は本能の赴くままに口づけを交わし、互いの咥内を舌で味わう。
互いに自分の匂いを染み込ませるように身体を擦り合わせ、感情を高め合わせる。
「あぁっ……、メスとかんじてくれてうれしい……」
 男は言葉を口にせず、目の前の雌に子を宿そうと口の中を、そして全身を貪る。
右手で少女のたわわな左乳球に手を添え、優しく揉むと手から弾力ある感触と温もりが伝わった。
揉む度に少女の口から媚声が漏れ、
男をより強く求める様に締め付ける少女の足の力が強くなる。
「そこもっとぉ、もっともんで……」
 リクエストに応える様にさらに強く右手で揉み続けた。すると、
少女の両方の乳球にある桃色の突起物から白い液が染み出てきた。
男は直感で空いている右乳球を口に含むと口に優しい甘さが広がり、
全身が心地よい暖かさを強く感じた。
そして、股間がパンツ越しでも分かるほど肥大して自己主張して少女のお腹にピンタする。

「ニンゲンさん。もう……、いいよね?」
 少女の言葉の意味を即座に理解して、少女を抱えて対面座位に体位を変えた。
少女はパンツに手を入れ、男の愚息を掴む。
「あっ……、すごくあつくておおきい……」
 想像以上の男の愚息の大きさに目がニヤけ、愚息の位置を調節した。そしてその位置を
少女自身の秘所に合わせて、そのまま突っ込んだ。
「おっ、おい!? そんないきなり突っ込んで大丈夫か!?」
 男の心配を他所に少女はただそれを自分のナカに入れることしか考えず、そのまま深く挿れた。
結合部から赤い血が流れ出て、男は一層心配そうに声をかけた。
「血ぃ、すげえ出てるけど絶対大丈夫やないだろぉ!」
「ううん、ちょっとキンチョーしてイタかったけど……、すごくイイの」
 少女は男の身体を求める様に、強く抱きしめる。
「さすが魔物……、うおっ!?」
 愚息が級に搾りとられるような強い刺激を感じた。魔物の膣は精液を絞り出す事に特化し、
膣を自在に動かす事が出来ると言われ、少女は教わったわけでもなく本能で膣を動かしている。
雄が自分を慰める時の手の如く絶妙な圧力感と、例えようのない魔性の快感に耐えきれずに
男は怒涛の一発目を放った。
「ああっ、でてる! なかにいっぱいでてるのぉ!」
 男も普段ではありえない様な射精の時間と放出感に驚くも、愚息は衰えずさらに
目の前の褐色の雌を白く塗りたくりたいとさえ考えていた。男は少女を押し倒し、
正常位になるとそのまま腰を強く振り続ける。
「もっとぉ、もっとちょうだい」
 男が腰を振る度に、乳球が揺れ母乳が吹き乱れる。再び母乳を求めて両乳球ごと
口に大きく頬張り音を鳴らせて飲み続ける。
二人の頭の中は目の前の物を味わう、ただそれだけ。
「もっとぉ……、もっとぉ……」


その後、男とイエティの少女がどうなったのか知る者は多分いない。
多分、ね
12/11/25 10:58更新 / 男魔術士

■作者メッセージ
お久しぶりです男魔術士です

上半身脱いで、あったまりたいようって
気持ちを強くして書いてみました。
如何でしょうか?

追記
アレなんだよ、イメージですでにモフモフしながらまぐわってるイメージが強すぎて
モフモフしながらヤってるの前提で書いてモフモフしてる描写が抜けてしまったんや!
そして若干の眠気と深夜のテンションでハイになって趣味全開になってしまったんや!
俺は悪くねえ! 俺は悪くねえ!

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