22.ブレイブ・SAGA: 駄バイコーン調教
ーーーカチャリ。
部屋に鍵がかけられて、この空間にいるのはショタ勇者ブレイブとユニコーンのビクトリアだけ。
これから行う行為に対して、ユニコーンの貞淑も清楚も見る影はなく荒い息は淫らな期待でふやけている。
今にも涎を垂らしそうなほどにとろけた表情を浮かべる一匹の雌馬。身にまとった白いワンピースの股の三角ゾーンはベッタリと濡れて食い込むほどに張り付いている。
「……。お姉さん、ユニコーン、だよね」
ブレイブの疑問ももっともだ。
「はい。モチロンでございます。おっと」
口を開いたことでとうとう垂れてしまった涎をジュルリと拭う彼女を見て、ブレイブは諦めたようなヒキついた笑みを浮かべるしかできなかった。
どうして自分の周りにはこんな奴らばっかり集まってくるのか。ゲンナリして遠い目をする10歳の少年。
……………ヴィヴィアンのせいか。後でお仕置き、ーーかな。
確かにヴィヴィアンのせいには間違いはないとは思うが、思考の後半はすでに彼女の色に染められてしまっていた。残念ながら、ソレは彼女にとってごほーびだ。
「さぁさぁ、早く。お脱ぎになってくださいませ。早く早く、ハリーハリ〜〜〜〜〜〜♡」
手をワキワキさせながら近づいてくる駄馬を前にしてブレイブは思わず後ずさってしまう。ーーー仕方ナイネ。
「お姉さんはーーー、いいの?」
「モロチ、じゃなかった。モチロンですわ。そのままブッ込んで頂いたって、構いませンゥ」
すでに出来上がっている頭と体を持て余すように体をクネらせる駄馬。馬は本来頭の良い動物ではあるのだが、もはや駄をつけても馬に失礼だ。
「そうじゃなくて………、ユニコーンって、確か」
「ええ、他の魔物娘の魔力が混ざったザーメンを下のお口でゴックンしてしまうと、バイコーンになってしまいます。ですが…、すでにあなたの放った魔力を受けてしまった私は、ゴッキュンする前からすでにもうなりかけです。だ・か・ら♡」
一思いにあなたの黒馬にしてください。甘い吐息を吐きながら祈りを捧げるように両手を組み、純白、に見えるユニコーンの乙女がブレイブに迫る。
「………うん。わかった。僕のせいでそんな残念になっちゃったんだね」
「ざ、残念ーーーー。ご褒美いだだきましたっ!」
シュンとするブレイブに、ジュンとするビクトリア。
しかし、ブレイブの様子を見て良心が疼いたのか。
「あ、安心してください。私のこの性格は元からです」
「そっかぁ。元からかぁ……」
チョコボール方式で増えていく心労にブレイブの心はジワジワと熱を帯びていく。
「はい。あなたを好きなのも元か・ら。一目見たときからお慕い申し上げておりますゥ」
ハァ。ブレイブのため息が部屋の中に虚しく漏れた。
トンテンカンテン。外では家を作るトンカチが陽気に鳴っているが、閉ざされた部屋の中には届かない。
ふとブレイブに湧き上がったイヤな予感。
「もしかして、ワザと魔力を浴びた、なんてことはないよね?」
「え!?」
「え?」
アハハハ。お互いの口から種類の違う笑い声が上がる。
「……おい、駄馬?」
ヒャァン! ブレイブに胸を鷲掴みにされて、ビクトリアは嬉しそうな悲鳴を上げる。
「ァッ。……うんぅ。ハゲっ……、シィィいっ!」
ブレイブに揉みしだかれて、ビクトリアの胸肉がグニグニと形を変える。柔らかくタワワな乳房の感触にブレイブは素直に驚いた。一揉みごとに形を変え、力加減を変えると沈みこむ深さも変わる。ふにふに。グニグニ。
思うがまま、ふにグニ、スライムのごとくに形を変えてくれる、ぽよプル、二つの形の良い丸プリンに、むにゅムギュ、ひゃウ、ブレイブは夢中になってしまう。く、ひゃィィン。服の上からおっぱいの先っちょを摘まれて、ビクトリアはあられもない声を上げる。
「つけてないんだね」
「とう、……然、ですわ。殿方の部屋に入るのに下着を着けたままというのハ、ァン、淑女として相応しくありマッ、しぇんっ♡」
陶然として淑女のたしなみと言い放つ。ブレイブ、痴女をたしなめてやれ。
ギュウゥゥ。ヒ、ヒィィン♡
やさしくニップルを捻りあげられて、馬のような悲鳴を上げるユニコーン。
「……直に、直にヤってくださいませェ」
潤んだ瞳でおねだりしながら、彼女は一息にワンピースを脱ぎ捨て、美しい肢体をさらけ出す。いくら痴女であるといえども、初めて男性の前に裸身を晒すという羞恥に彼女は頬を染め、それでも股の蜜壺からはしとどに愛液が溢れている。自身の痴態にさらに瞳をウルませ、ふるふると肩もやわわな乳房も揺れる。
しかし、彼女の頼みをブレイブは聞いてあげない。
「〜〜〜♡」
処女の懇願を蔑ろにされて、羞恥に、辱の文字が加わり出すと、ビクトリアはキモ恥良くなってきてしまったようだ。放置によって放たれた恥が彼女の表情筋をトロけさせる。
彼は薄く笑って、彼女の手を引きベッドに誘(いざな)う。ビクトリアは従順にご主人様に従って引かれていく。ブレイブはベッドに上がり、片手を広げて彼女を留める。
ここでもお預け?、!?、!!♡!♡!♡!♡♡♡!!!
哀しそうな色を浮かべかけた彼女の唇を、ブレイブは奪った。驚嬉に翻弄されながらも、ビクトリアは強引に口内へと侵入して躍る舌という異物を貪欲に受け入れる。
ぬちょり、クチャリ。クチュクチュとイヤらしい音を立てながらクネり、絡みあう紅い舌は口内で繰り広げられる秘め事。
チュクチュクと吸いあって離れていく舌と唇。犬のように舌を出して、ハッハと荒い息を上げる彼女とは対照的に、ブレイブは口を閉じて離れた。
「くふゥん。ほっとォ♡」
口を開き、自分のものか、今まで口の中にいた男のものかわからない涎を垂らしながらビクトリアがねだる。
はゃ!?
ブレイブは彼女の舌を掴み、彼女の瞳を覗き込む。
「………お姉さんは、馬でしょう?。どおしてーーー、雌犬になっちゃってるの?」
「ほ、ほうひはへはりまひぇん(も、申し訳ありません)」
真っ直ぐにご主人様に見つめられて……、彼女はひたすらに頬が赤く、子宮のウズきに、全身がジュクジュクしてしまう。
「あ……」
解放された舌が、拘束が欲しくてもどかしがっている。
「やっぱり。お姉さん、ーーーヘンタイ、なんだね」
冷気を帯びた言葉に彼女の肉体は炙られるように、ジュン、とした。
彼女は火照り続ける体で、ひ、ふ、みゅ、と次の快感を求める。ンゥ、ンゥう。待ちきれない吐息は声色を伴って溢れている。
ブレイブは大きく息を吸い込むと、脂肪の海に顔を沈める。左右から、やわやわと押し寄せる波のごとき乳の重さを堪能する。
伸ばした手は泳ぐように乳房を掴み、無軌道に揺らす。
ぁァ、ァア。刺すように激しい愛撫に全身が、ウチから湧き上がる快感が、彼女を支える馬体の四肢を揺さぶる。
ブレイブが乳の海を泳ぐたびに、全身に広がるさざ波のような快楽は、徐々に徐々に……、大波となって彼女の肉体を飲み込んでいく。
カツカツ。もがくように床を打つ蹄の音は部屋に虚しく響き、悩ましい喘ぎは嘲笑の感を帯びている。
ヒィィン! 汗が浮かんで谷間に垂れて、ブレイブの舌にすくい取られた。塩っ辛さを感じた彼は、息継ぎをするかのように顔を上げ、チラと彼女の瞳を捕えて、ぷっくり立ち上がっていた乳首を咥え込んだ。
「ヒィ、ゥィ、〜〜〜〜〜iii、!iッi!!」
絶頂に、人の上半身を反らせる彼女を逃さないように、ブレイブは彼女の背中を掴んで力強く押させつけ、さらに乳首を吸い上げる。
「だめっ、ダメェ! ひ、今ぁ、イっ」
彼女の要求でしかない、拒絶の声も御構い無しにブレイブは乳首を吸い、寂しそうにふるふるしている、もう片方の乳首を捻って弾く。
「aaaaaっ、〜〜〜〜ア”、ぁ、〜〜、ァ”っ”」
断末魔を上げる草食獣はヒトの形をした肉食獣に貪られる。本当の肉食獣はどちらで、貪っているのはどちらかはわからないが。
ガクガクと崩れる馬体からは前の女陰からも、後ろの女陰からもダクダクと愛液が滝のように滴っている。ブレイブから解放されて、スッカリと力が抜けていた彼女は、ベッドに上半身を預けて倒れこんだ。フゥフゥと、艶かしい吐息が部屋の中に無節操に吐き出されている。吐息にこもる赤黒い気配。
部屋には蒸せるような女の匂い、そこに、突如男の匂いが混じった。
ま、さか。彼女が期待のこもった視線を前に向けると、形のよい顎も前に向いた。ぁあ、ァあ、矢張り。目の前に曝け出されていたのは、そそり立つモノ。馬に対するニンジンよろしく、ソレはビクトリアの欲望を奮い立たせるには十全に過ぎた。
条件反射のように、パクつくユニコーン。マーチヘアも顔負けの速さだ。
じゅぷじゅぷ。部屋中に響くような水音を立ててムシャぶりつく。喉にまで届いて息苦しいのもお構いなしで、嬉しそうに、一心不乱に、ブレイブのペニスを吸っている。一生懸命に吸っているせいで、彼女の頬は凹み口の端からは涎が垂れて、ブレイブの淫液か、自分の口汁かわからないモノで口の周りがベチャベチャに汚れている。瞳はすでに情欲で真っ赤に濡れていた。
早く、口の中も、お腹の中も同じように……、ーーいや、比べ物にならないくらい白く、汚く、グチャグチャにして欲しい。火がついて、手綱を振り切って走り出した欲望はもう彼女自身でも止めることはできない。ズチュ。ただ吸うだけではなく、丁寧に舌を使ってペニスをしごき上げていく。ぐちゅ。
「は、ァっ。それ、気持ちイイ」
奥まで咥え込んで引き抜くときに、カリをひっかく歯の感触は痛みに至るか至らないかのギリギリのところで、快楽を刻み込んでいく。
そんな彼の様子を耳だけでとらえながら、彼女はストロークを強める。彼女の口からブレイブの肉棒が出入りするごとに、彼女の純白の一本角は額の中に沈み込み、その代わりに、赤黒い二本角が側頭部から顔を出す。
ブレイブは絶えずに与えられていく快楽に歯を食いしばって耐える。彼女の口淫は、金玉の底から精液を引きずりだそうとするような、強引な、でも、だからこそ、身をよじらずにはいられないような、容赦ない、獣のような、っぁ。
叩き込まれた快感に耐え切れず、ブレイブは、思わず彼女の喉に腰を突き入れ、喉の奥で思いっきり精液を噴き出してしまった。
願い通りに深く深く注ぎ込まれる精液をそのまま飲み込んでいく彼女。気を抜けば鼻から溢れ出してきそうな量を、一滴も逃すまいと瞳を劣情の形に歪めながら荒れ狂う息とともに必死で飲み込む。ふぅーっ、ふぅーっ。カースドソード、リビングアーマー、一反木綿、そしてリリム、とちょびっとのドラゴン。極上どころではない、至高の魔力のカクテルは彼女の意識を多幸感と絶頂の二重奏で何度も叩きのめす。それでも、最後の一滴を吸い尽くすまで耐えたのは、それこそ、差し出された美酒を味わい切るという、淑女のたしなみなのだろうか。
ブレイブの肉棒が喉から引き抜かれていく感触を惜しみつつ、彼女は一息をつく。
ーーーことはできなかった。今しがた飲んだカクテルは、アンマリにも強すぎた。喉を焼き……、胃に収まっても熱を持って暴れまわる。腹の中にマグマを飲み込んでしまったかのような、熱く……、ドロリとした白濁の塊が彼女の総身をかき乱すーーー。
「ギ、ひぃぃ、〜〜〜〜!、〜〜、〜、〜〜〜、〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
もはや理性のある生き物ではない有様で、彼女は内側で噴火し続ける火山を、半狂乱で受け止める。
「だ、大丈夫?」
方向性は180度違うが、かつての誰かのような手のつけられない状態にブレイブは彼女を気遣う。
だが、ヘンタイの底なし沼のような欲望の器は、ブレイブを雄を、雌を強引に満足させてくれるオスを求めた。
「もっと、モットォ。今っ、鹿、ナイィィィ!。こノままっ、このマまaaaaa!」
勢いのままにベッドに乗り上げて、ブレイブにのしかかるビクトリア。ベッドが彼女の重みでミシミシと悲鳴を上げている。彼女はそのまま、本能が求めるがままに、ブレイブの肉棒を自分の中に突き入れた。
「あ、あああ。おチンポ、おチンポォ。入ってきた、ハァあ」
破瓜の痛みも消し去るほどに渦巻いている情欲、垂れる赤い血液よりも、熱く、赤黒く彼女の頭の二本角が誕生の歓喜に脈打っている。
求めるがままに、自らの腰をブレイブの幼い腰に打ち付ける猛獣。彼女の激しさに、ベッドはもはや耐え切れないとばかりに歪む。
強引に、無慈悲に、有無も言わさずにまだ幼い少年の体を貪る雌のケダモノは、自らの大質量の胸に彼の顔を挟み込み、肉欲の大質量をもって腰をグネらせる。
ピンクの唸り声が、部屋を揺さぶっている。その間、少年は無言ーーー。
ケダモノの悦に入った荒い息、嬌声、淫らに音量を増していく淫水の混じり合う音。
それはーー、それはーーー、………彼の腰を大きく跳ねあげさせた。
「ギャ、ふヒィィィ、ン〜〜、〜〜〜〜〜!、♡!」
突如加えられた鞭打ちのような快楽刺激に、彼女はガクガクと肉の全てを痙攣させて絶頂する。
イッている彼女にお構いなしで、次から次へと肉棒は敏感な膣肉をゾリゾリとこすりあげる。絶え間ない快楽は、すでに黒くなってきている体をよそに、頭の中の理性を真っ白に吹き飛ばす。
ケダモノの雄叫びでベッドはついに壊れてひしゃげた。それでも、彼の腰の動きはやまず、膣肉をかき混ぜながら、子宮口を、コツンコツン、ゴツンゴツンと叩き続ける。お互いの体は汗に濡れ、絡み合う深度を深くしていく。
このまま、快感の深海にしずむのだろうか。絶頂で昇りながらも、深く深く沈んでいく。頭の片隅に残っていた恐怖が許しを請うように、彼の瞳をすがるように、ねだるように、彼女は見て、絡め取られた視線で、ああ、メチャクチャに、諦観と希望に満ち満ちて、犯してもらえると、狂嬉に塗りつぶされてーーー。
彼女の胎内深くでブレイブの火山が爆発した。白濁の溶岩は彼女の全てを押し流し、ユニコーンだった頃の純潔もプライドも純白も、濁った白で真っ黒に塗り替えてイってしまう。胎内を犯し、ドロドロのグチャグチャで、体内から作り変えられていく、味わったことのない、これからは二度と味わうことのない、一度っきりの衝撃に、彼女は身を任せたのだった。
彼女のナカからペニスを引き抜いて、ブレイブは彼女の髪を撫でていた。
純白の馬体から漆黒の馬体に体が変わった彼女。頭には純潔の象徴であった一本角は無く、自らの不貞を主張する不純の象徴が赤黒く屹立していた。
それは自分が彼女を汚した証。ブレイブは背徳的なソレを見て、自らの中で今まで持っていなかった感情が鎌首をもたげて、こちらをニタニタと笑いながら見ているのを感じた。ブレイブが目をそらしても、そいつは赤い舌をチロチロと出し入れしながらジィっと見つめている。
「ブ、レイブさぁん」
ビクトリアの甘えた声がブレイブの耳朶を打って、彼の目を現実の女に戻させた。
「大丈夫だった?、ゴメンね。やり過ぎちゃったよね?」
ブレイブはアイツを押し戻すように、優しく彼女を労る。
「そんな、優しい言葉、なんて。私に言わないでください。私のことなどは、駄馬として存分にイタめつけてくださいませ。今度ハァ、こっち・も♡」
ブレイブの努力も虚しく、彼女はブレイブからソイツを引きずりだそうと甘い声を出す。彼女は大きな馬体を反転させて、馬ンコをブレイブの目の前に晒した。人間のものよりも大きいソレからは、獣欲の涎でベトベトになっていた。
「ネェ、ブレイブさん。この駄馬を調教していただけないのでしょうか?」
馬ンコが待ちきれないとばかりにヒクついている。
そうして、ブレイブが生唾を堪えながら見ている前で、それは自らのクパァ、と開き始めた。
「え!?」
ブレイブは純粋な驚きで目を大きく見開いてしまう。
すると、彼女の後ろのヴァギナは、まるで話しかけるかのように、ピラッピラッと開いたり閉じたりして中の柔肉を挑発的に見せつけた。
「ウフフ。ブレイブさん、知りませんでしたか?。馬のおまんこは、こんな風に開いたり閉じたり、動くんですよ」
ヴィクトリアの自慢げな声に合わせて、クパクパとマンコが話しかけてきているようだ。
「こ・ん・な、イケナイトコロ。絶対に調教しなくちゃいけませんよ」
挑発的に動いて目に入ってくる膣肉が大きく広げられた時。
「いらっしゃ〜い♡」
そんな声が彼女の体のナカから……聞こえた気がして。
押さえつけたハズのーーアイツがムクムクと膨れあがるのを感じて。
ブレイブの倫理の鎖はまた一つとして外れた。
少年の身に嗜虐心という新しい感情が生まれた瞬間だった。
部屋に鍵がかけられて、この空間にいるのはショタ勇者ブレイブとユニコーンのビクトリアだけ。
これから行う行為に対して、ユニコーンの貞淑も清楚も見る影はなく荒い息は淫らな期待でふやけている。
今にも涎を垂らしそうなほどにとろけた表情を浮かべる一匹の雌馬。身にまとった白いワンピースの股の三角ゾーンはベッタリと濡れて食い込むほどに張り付いている。
「……。お姉さん、ユニコーン、だよね」
ブレイブの疑問ももっともだ。
「はい。モチロンでございます。おっと」
口を開いたことでとうとう垂れてしまった涎をジュルリと拭う彼女を見て、ブレイブは諦めたようなヒキついた笑みを浮かべるしかできなかった。
どうして自分の周りにはこんな奴らばっかり集まってくるのか。ゲンナリして遠い目をする10歳の少年。
……………ヴィヴィアンのせいか。後でお仕置き、ーーかな。
確かにヴィヴィアンのせいには間違いはないとは思うが、思考の後半はすでに彼女の色に染められてしまっていた。残念ながら、ソレは彼女にとってごほーびだ。
「さぁさぁ、早く。お脱ぎになってくださいませ。早く早く、ハリーハリ〜〜〜〜〜〜♡」
手をワキワキさせながら近づいてくる駄馬を前にしてブレイブは思わず後ずさってしまう。ーーー仕方ナイネ。
「お姉さんはーーー、いいの?」
「モロチ、じゃなかった。モチロンですわ。そのままブッ込んで頂いたって、構いませンゥ」
すでに出来上がっている頭と体を持て余すように体をクネらせる駄馬。馬は本来頭の良い動物ではあるのだが、もはや駄をつけても馬に失礼だ。
「そうじゃなくて………、ユニコーンって、確か」
「ええ、他の魔物娘の魔力が混ざったザーメンを下のお口でゴックンしてしまうと、バイコーンになってしまいます。ですが…、すでにあなたの放った魔力を受けてしまった私は、ゴッキュンする前からすでにもうなりかけです。だ・か・ら♡」
一思いにあなたの黒馬にしてください。甘い吐息を吐きながら祈りを捧げるように両手を組み、純白、に見えるユニコーンの乙女がブレイブに迫る。
「………うん。わかった。僕のせいでそんな残念になっちゃったんだね」
「ざ、残念ーーーー。ご褒美いだだきましたっ!」
シュンとするブレイブに、ジュンとするビクトリア。
しかし、ブレイブの様子を見て良心が疼いたのか。
「あ、安心してください。私のこの性格は元からです」
「そっかぁ。元からかぁ……」
チョコボール方式で増えていく心労にブレイブの心はジワジワと熱を帯びていく。
「はい。あなたを好きなのも元か・ら。一目見たときからお慕い申し上げておりますゥ」
ハァ。ブレイブのため息が部屋の中に虚しく漏れた。
トンテンカンテン。外では家を作るトンカチが陽気に鳴っているが、閉ざされた部屋の中には届かない。
ふとブレイブに湧き上がったイヤな予感。
「もしかして、ワザと魔力を浴びた、なんてことはないよね?」
「え!?」
「え?」
アハハハ。お互いの口から種類の違う笑い声が上がる。
「……おい、駄馬?」
ヒャァン! ブレイブに胸を鷲掴みにされて、ビクトリアは嬉しそうな悲鳴を上げる。
「ァッ。……うんぅ。ハゲっ……、シィィいっ!」
ブレイブに揉みしだかれて、ビクトリアの胸肉がグニグニと形を変える。柔らかくタワワな乳房の感触にブレイブは素直に驚いた。一揉みごとに形を変え、力加減を変えると沈みこむ深さも変わる。ふにふに。グニグニ。
思うがまま、ふにグニ、スライムのごとくに形を変えてくれる、ぽよプル、二つの形の良い丸プリンに、むにゅムギュ、ひゃウ、ブレイブは夢中になってしまう。く、ひゃィィン。服の上からおっぱいの先っちょを摘まれて、ビクトリアはあられもない声を上げる。
「つけてないんだね」
「とう、……然、ですわ。殿方の部屋に入るのに下着を着けたままというのハ、ァン、淑女として相応しくありマッ、しぇんっ♡」
陶然として淑女のたしなみと言い放つ。ブレイブ、痴女をたしなめてやれ。
ギュウゥゥ。ヒ、ヒィィン♡
やさしくニップルを捻りあげられて、馬のような悲鳴を上げるユニコーン。
「……直に、直にヤってくださいませェ」
潤んだ瞳でおねだりしながら、彼女は一息にワンピースを脱ぎ捨て、美しい肢体をさらけ出す。いくら痴女であるといえども、初めて男性の前に裸身を晒すという羞恥に彼女は頬を染め、それでも股の蜜壺からはしとどに愛液が溢れている。自身の痴態にさらに瞳をウルませ、ふるふると肩もやわわな乳房も揺れる。
しかし、彼女の頼みをブレイブは聞いてあげない。
「〜〜〜♡」
処女の懇願を蔑ろにされて、羞恥に、辱の文字が加わり出すと、ビクトリアはキモ恥良くなってきてしまったようだ。放置によって放たれた恥が彼女の表情筋をトロけさせる。
彼は薄く笑って、彼女の手を引きベッドに誘(いざな)う。ビクトリアは従順にご主人様に従って引かれていく。ブレイブはベッドに上がり、片手を広げて彼女を留める。
ここでもお預け?、!?、!!♡!♡!♡!♡♡♡!!!
哀しそうな色を浮かべかけた彼女の唇を、ブレイブは奪った。驚嬉に翻弄されながらも、ビクトリアは強引に口内へと侵入して躍る舌という異物を貪欲に受け入れる。
ぬちょり、クチャリ。クチュクチュとイヤらしい音を立てながらクネり、絡みあう紅い舌は口内で繰り広げられる秘め事。
チュクチュクと吸いあって離れていく舌と唇。犬のように舌を出して、ハッハと荒い息を上げる彼女とは対照的に、ブレイブは口を閉じて離れた。
「くふゥん。ほっとォ♡」
口を開き、自分のものか、今まで口の中にいた男のものかわからない涎を垂らしながらビクトリアがねだる。
はゃ!?
ブレイブは彼女の舌を掴み、彼女の瞳を覗き込む。
「………お姉さんは、馬でしょう?。どおしてーーー、雌犬になっちゃってるの?」
「ほ、ほうひはへはりまひぇん(も、申し訳ありません)」
真っ直ぐにご主人様に見つめられて……、彼女はひたすらに頬が赤く、子宮のウズきに、全身がジュクジュクしてしまう。
「あ……」
解放された舌が、拘束が欲しくてもどかしがっている。
「やっぱり。お姉さん、ーーーヘンタイ、なんだね」
冷気を帯びた言葉に彼女の肉体は炙られるように、ジュン、とした。
彼女は火照り続ける体で、ひ、ふ、みゅ、と次の快感を求める。ンゥ、ンゥう。待ちきれない吐息は声色を伴って溢れている。
ブレイブは大きく息を吸い込むと、脂肪の海に顔を沈める。左右から、やわやわと押し寄せる波のごとき乳の重さを堪能する。
伸ばした手は泳ぐように乳房を掴み、無軌道に揺らす。
ぁァ、ァア。刺すように激しい愛撫に全身が、ウチから湧き上がる快感が、彼女を支える馬体の四肢を揺さぶる。
ブレイブが乳の海を泳ぐたびに、全身に広がるさざ波のような快楽は、徐々に徐々に……、大波となって彼女の肉体を飲み込んでいく。
カツカツ。もがくように床を打つ蹄の音は部屋に虚しく響き、悩ましい喘ぎは嘲笑の感を帯びている。
ヒィィン! 汗が浮かんで谷間に垂れて、ブレイブの舌にすくい取られた。塩っ辛さを感じた彼は、息継ぎをするかのように顔を上げ、チラと彼女の瞳を捕えて、ぷっくり立ち上がっていた乳首を咥え込んだ。
「ヒィ、ゥィ、〜〜〜〜〜iii、!iッi!!」
絶頂に、人の上半身を反らせる彼女を逃さないように、ブレイブは彼女の背中を掴んで力強く押させつけ、さらに乳首を吸い上げる。
「だめっ、ダメェ! ひ、今ぁ、イっ」
彼女の要求でしかない、拒絶の声も御構い無しにブレイブは乳首を吸い、寂しそうにふるふるしている、もう片方の乳首を捻って弾く。
「aaaaaっ、〜〜〜〜ア”、ぁ、〜〜、ァ”っ”」
断末魔を上げる草食獣はヒトの形をした肉食獣に貪られる。本当の肉食獣はどちらで、貪っているのはどちらかはわからないが。
ガクガクと崩れる馬体からは前の女陰からも、後ろの女陰からもダクダクと愛液が滝のように滴っている。ブレイブから解放されて、スッカリと力が抜けていた彼女は、ベッドに上半身を預けて倒れこんだ。フゥフゥと、艶かしい吐息が部屋の中に無節操に吐き出されている。吐息にこもる赤黒い気配。
部屋には蒸せるような女の匂い、そこに、突如男の匂いが混じった。
ま、さか。彼女が期待のこもった視線を前に向けると、形のよい顎も前に向いた。ぁあ、ァあ、矢張り。目の前に曝け出されていたのは、そそり立つモノ。馬に対するニンジンよろしく、ソレはビクトリアの欲望を奮い立たせるには十全に過ぎた。
条件反射のように、パクつくユニコーン。マーチヘアも顔負けの速さだ。
じゅぷじゅぷ。部屋中に響くような水音を立ててムシャぶりつく。喉にまで届いて息苦しいのもお構いなしで、嬉しそうに、一心不乱に、ブレイブのペニスを吸っている。一生懸命に吸っているせいで、彼女の頬は凹み口の端からは涎が垂れて、ブレイブの淫液か、自分の口汁かわからないモノで口の周りがベチャベチャに汚れている。瞳はすでに情欲で真っ赤に濡れていた。
早く、口の中も、お腹の中も同じように……、ーーいや、比べ物にならないくらい白く、汚く、グチャグチャにして欲しい。火がついて、手綱を振り切って走り出した欲望はもう彼女自身でも止めることはできない。ズチュ。ただ吸うだけではなく、丁寧に舌を使ってペニスをしごき上げていく。ぐちゅ。
「は、ァっ。それ、気持ちイイ」
奥まで咥え込んで引き抜くときに、カリをひっかく歯の感触は痛みに至るか至らないかのギリギリのところで、快楽を刻み込んでいく。
そんな彼の様子を耳だけでとらえながら、彼女はストロークを強める。彼女の口からブレイブの肉棒が出入りするごとに、彼女の純白の一本角は額の中に沈み込み、その代わりに、赤黒い二本角が側頭部から顔を出す。
ブレイブは絶えずに与えられていく快楽に歯を食いしばって耐える。彼女の口淫は、金玉の底から精液を引きずりだそうとするような、強引な、でも、だからこそ、身をよじらずにはいられないような、容赦ない、獣のような、っぁ。
叩き込まれた快感に耐え切れず、ブレイブは、思わず彼女の喉に腰を突き入れ、喉の奥で思いっきり精液を噴き出してしまった。
願い通りに深く深く注ぎ込まれる精液をそのまま飲み込んでいく彼女。気を抜けば鼻から溢れ出してきそうな量を、一滴も逃すまいと瞳を劣情の形に歪めながら荒れ狂う息とともに必死で飲み込む。ふぅーっ、ふぅーっ。カースドソード、リビングアーマー、一反木綿、そしてリリム、とちょびっとのドラゴン。極上どころではない、至高の魔力のカクテルは彼女の意識を多幸感と絶頂の二重奏で何度も叩きのめす。それでも、最後の一滴を吸い尽くすまで耐えたのは、それこそ、差し出された美酒を味わい切るという、淑女のたしなみなのだろうか。
ブレイブの肉棒が喉から引き抜かれていく感触を惜しみつつ、彼女は一息をつく。
ーーーことはできなかった。今しがた飲んだカクテルは、アンマリにも強すぎた。喉を焼き……、胃に収まっても熱を持って暴れまわる。腹の中にマグマを飲み込んでしまったかのような、熱く……、ドロリとした白濁の塊が彼女の総身をかき乱すーーー。
「ギ、ひぃぃ、〜〜〜〜!、〜〜、〜、〜〜〜、〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
もはや理性のある生き物ではない有様で、彼女は内側で噴火し続ける火山を、半狂乱で受け止める。
「だ、大丈夫?」
方向性は180度違うが、かつての誰かのような手のつけられない状態にブレイブは彼女を気遣う。
だが、ヘンタイの底なし沼のような欲望の器は、ブレイブを雄を、雌を強引に満足させてくれるオスを求めた。
「もっと、モットォ。今っ、鹿、ナイィィィ!。こノままっ、このマまaaaaa!」
勢いのままにベッドに乗り上げて、ブレイブにのしかかるビクトリア。ベッドが彼女の重みでミシミシと悲鳴を上げている。彼女はそのまま、本能が求めるがままに、ブレイブの肉棒を自分の中に突き入れた。
「あ、あああ。おチンポ、おチンポォ。入ってきた、ハァあ」
破瓜の痛みも消し去るほどに渦巻いている情欲、垂れる赤い血液よりも、熱く、赤黒く彼女の頭の二本角が誕生の歓喜に脈打っている。
求めるがままに、自らの腰をブレイブの幼い腰に打ち付ける猛獣。彼女の激しさに、ベッドはもはや耐え切れないとばかりに歪む。
強引に、無慈悲に、有無も言わさずにまだ幼い少年の体を貪る雌のケダモノは、自らの大質量の胸に彼の顔を挟み込み、肉欲の大質量をもって腰をグネらせる。
ピンクの唸り声が、部屋を揺さぶっている。その間、少年は無言ーーー。
ケダモノの悦に入った荒い息、嬌声、淫らに音量を増していく淫水の混じり合う音。
それはーー、それはーーー、………彼の腰を大きく跳ねあげさせた。
「ギャ、ふヒィィィ、ン〜〜、〜〜〜〜〜!、♡!」
突如加えられた鞭打ちのような快楽刺激に、彼女はガクガクと肉の全てを痙攣させて絶頂する。
イッている彼女にお構いなしで、次から次へと肉棒は敏感な膣肉をゾリゾリとこすりあげる。絶え間ない快楽は、すでに黒くなってきている体をよそに、頭の中の理性を真っ白に吹き飛ばす。
ケダモノの雄叫びでベッドはついに壊れてひしゃげた。それでも、彼の腰の動きはやまず、膣肉をかき混ぜながら、子宮口を、コツンコツン、ゴツンゴツンと叩き続ける。お互いの体は汗に濡れ、絡み合う深度を深くしていく。
このまま、快感の深海にしずむのだろうか。絶頂で昇りながらも、深く深く沈んでいく。頭の片隅に残っていた恐怖が許しを請うように、彼の瞳をすがるように、ねだるように、彼女は見て、絡め取られた視線で、ああ、メチャクチャに、諦観と希望に満ち満ちて、犯してもらえると、狂嬉に塗りつぶされてーーー。
彼女の胎内深くでブレイブの火山が爆発した。白濁の溶岩は彼女の全てを押し流し、ユニコーンだった頃の純潔もプライドも純白も、濁った白で真っ黒に塗り替えてイってしまう。胎内を犯し、ドロドロのグチャグチャで、体内から作り変えられていく、味わったことのない、これからは二度と味わうことのない、一度っきりの衝撃に、彼女は身を任せたのだった。
彼女のナカからペニスを引き抜いて、ブレイブは彼女の髪を撫でていた。
純白の馬体から漆黒の馬体に体が変わった彼女。頭には純潔の象徴であった一本角は無く、自らの不貞を主張する不純の象徴が赤黒く屹立していた。
それは自分が彼女を汚した証。ブレイブは背徳的なソレを見て、自らの中で今まで持っていなかった感情が鎌首をもたげて、こちらをニタニタと笑いながら見ているのを感じた。ブレイブが目をそらしても、そいつは赤い舌をチロチロと出し入れしながらジィっと見つめている。
「ブ、レイブさぁん」
ビクトリアの甘えた声がブレイブの耳朶を打って、彼の目を現実の女に戻させた。
「大丈夫だった?、ゴメンね。やり過ぎちゃったよね?」
ブレイブはアイツを押し戻すように、優しく彼女を労る。
「そんな、優しい言葉、なんて。私に言わないでください。私のことなどは、駄馬として存分にイタめつけてくださいませ。今度ハァ、こっち・も♡」
ブレイブの努力も虚しく、彼女はブレイブからソイツを引きずりだそうと甘い声を出す。彼女は大きな馬体を反転させて、馬ンコをブレイブの目の前に晒した。人間のものよりも大きいソレからは、獣欲の涎でベトベトになっていた。
「ネェ、ブレイブさん。この駄馬を調教していただけないのでしょうか?」
馬ンコが待ちきれないとばかりにヒクついている。
そうして、ブレイブが生唾を堪えながら見ている前で、それは自らのクパァ、と開き始めた。
「え!?」
ブレイブは純粋な驚きで目を大きく見開いてしまう。
すると、彼女の後ろのヴァギナは、まるで話しかけるかのように、ピラッピラッと開いたり閉じたりして中の柔肉を挑発的に見せつけた。
「ウフフ。ブレイブさん、知りませんでしたか?。馬のおまんこは、こんな風に開いたり閉じたり、動くんですよ」
ヴィクトリアの自慢げな声に合わせて、クパクパとマンコが話しかけてきているようだ。
「こ・ん・な、イケナイトコロ。絶対に調教しなくちゃいけませんよ」
挑発的に動いて目に入ってくる膣肉が大きく広げられた時。
「いらっしゃ〜い♡」
そんな声が彼女の体のナカから……聞こえた気がして。
押さえつけたハズのーーアイツがムクムクと膨れあがるのを感じて。
ブレイブの倫理の鎖はまた一つとして外れた。
少年の身に嗜虐心という新しい感情が生まれた瞬間だった。
16/09/01 15:44更新 / ルピナス
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