三者三様の仲直り
稲荷たんとちゅっちゅしたいよぉ。
貞淑な稲荷たんの和服の隙間から手を差し込んで胸を揉み揉みしたいよぉ。
興奮した稲荷たんを焦らしながら後ろから素股プレイしたいよぉ。
我慢できなくなった稲荷たんに挿入して、ぐちゃぐちゃに鳴かせたいよぉ。
孕ませて欲しいと叫びながらだいしゅきホールドする稲荷さんに中出ししたいよぉ。
最後は布団の上で抱き合って、おっぱいつついたりして「もうっ…♪」て呆れられながら抱き合って眠りたいよぉ。
稲荷たんはぁはぁ。
「…………」
で、デュラハンたん、おかえりなさいなんよ!
ぜ、前線はどうだったんよ?
今日の攻勢はかなり厳しくって聞いてたから泊り込みになると思ってたんよ!!
「問題ない。圧力は強かったが、逆に押し込んでやった」
さ、流石なんよ!!!
と、ところで、何時からそこにいたんよ…?
「お前が稲荷にハァハァしだした頃かな」
い、いや、誤解なんよ。俺の中の一番は何時でもデュラハンたんなんよ。
「…安心して良いぞ。別に嫉妬などしていない」
そ、そういう割には目がとっても怖いんよ…。
「そもそも私たちはそういう関係でもなんでもないわけだからな」
…え?
……え?
………え?
「お互いを拘束できる関係ではないのだから気にしていないと言っている。だから、まぁ、私が誰と夜を共にしようがお前には関係ないわけだ」
い、いや、そうなんだけど…別に好きだと告白したあった訳じゃないけれど、あんなに沢山一緒に夜を過ごした関係のデュラハンたんがそんなあっさり…。
「そういえば今日、捕虜にした男がまだ余っているかも知れんな。ちょっと見て来よう。どうやらお前には先約があるようだし」
いや、あのデュラハンたんごめんなさいほんとあやまるんでゆるしてくださいっていうかうまれてきてごめんなさいすみませんほんとできればみくだしためでののしっていただけるとうれしいっていうかそんなつめたいめでみられているだけだとほんとふあんになるっていうかすみませんうわきじゃないんですやめてくださいほんとおねがいします。
「ふん。別に稲荷でも何でも好きな魔物娘の所に行けば良い。その代わり私も好きにする」
ごぉぉぉめぇぇんなさぁぁいいいいいいいいっ許して欲しいんよ!
ホント心の底から出来心なんよ!!!
もうずっとデュラハンたんとしかいちゃ甘えっちの妄想しないんよ!
だからゆるしてええええええええええっ!!!
―…あぁ、行っちゃったんよ…。あんなに怒ったデュラハンたん久しぶりに見るんよ…。
ど、どうしよう……。
□ □ □
あー今日も疲れた…。早く飯食いに行こうぜ。
「ちょっと待ちなさいよ。貴方と違って私は脱ぐのに時間がかかるんだから」
なんかそこだけ聞くとエロいよな。
「馬鹿。変な事言ってないで鎧脱ぐの手伝ってよ。私もお腹すいてるんだから」
はいはい。家のお姫様は我侭だね、まったく。
「女の我侭を叶えてやるのも男の甲斐性でしょ」
まぁ、確かに。…っと、ほら、出来たぞ。
「有難う。あぁ…ようやくすっきりした。最近、鎧のサイズがちょっと小さくなってきてるのよね」
それ鎧の所為じゃなくグレースが太っただk…
「ぶっ飛ばされたいのかしら?」
滅相もない。けれど…最近目立つようになったよな胸とか胸とか胸とか胸とか胸とか。
「…馬鹿。誰の所為よ…」
毎晩、俺の上で腰を振る何処かの騎士様の所為かな。
「誰かしらねー。きっと貴方みたいな30超えのオッサンが何度も言い寄ってくるから仕方なく傍においてあげてる優しくて美しい騎士様に違いないわ」
はいはい。グレースさんはお美しくて優しいですよ。…っと、ありゃなんだ?
「なになに…。あぁ、新しい料理を作ったらしいわね。…それにしても名前がカップル破壊セットってどうなのよ…」
不穏な名前だなおい。しかし、新商品と聞けば男として挑戦せざるを得ない。
「チャレンジって…試作品とは言え、売り出すんだからそれなりに美味しいと思うわよ」
まぁ、それは分かっているんだが…新商品が出るたびに挑戦する気持ちでそれに挑むのは男のロマンだ。
「なにそれ。…まぁ、良いか。私もこれにする」
良いのか?別に俺のを分けてやるぞ。
「また食堂であーん、とかさせられたら溜まったものじゃないもの」
ちっ…バレたか。
「貴方、ワンパターン過ぎるのよ。まぁ、それはともかくさっさと注文しましょ」
だな。すみませーん。この新商品のセット2つー。
「どんなのかしらね。ちょっと楽しみだわ」
カップル破壊セットとしか書いてないからなー。中身は見てのお楽しみらしいし。
「あ、来た来た。…なに?唐揚げと酢豚…後は普通の御飯ね」
名前から想像も出来ないほど、普通だな…。
「そうね…。まぁ、味は普通じゃないのかも」
だな。とりあえず食べてみるか。…あ、グレース。唐揚げにレモンかけてやるよ。
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
え?え?どうした?
「あ、貴方…!な、なんて事をしてくれたのよ……!」
え?唐揚げにレモンだぞ?普通かけるだろ?
「唐揚げにレモンはどう考えても邪道でしょ!!信じられない…!」
あー…すまなかった。ほ、ほら、代わりに酢豚やるよ。俺、パイナップル入ってるのは甘くて苦手だから交換しようぜ?
「酢豚はパイナップル必須でしょ!!パイナップルは肉を柔らかくしてあの酸っぱさに果物の甘さと言う極上のアクセントをくれるのよ!!」
い、いや、酸っぱいものと甘いものって如何考えても共存できないだろ。
「信じられない…!まさか貴方がそんな狭量な人だってなんて…!」
え?ちょ、グレース。どうしたいきなり席を立って。
「貴方みたいな味音痴と一緒に御飯食べたら不味くなるわ。一人で食べる!」
え?ちょ、ま、待てよ。グレース!!!!
……え?え?
ど、どうしてこうなったんだ……?
□ □ □
あふぅ…今日も一日中、お城を駆け回って疲れたよぉ…。
早くお風呂入って寝よう…。
「おかえり」
あ、ただいまです。ご主人様、今日はこっちに帰ってこれたんですね。
「ん…っ♪」
うわぁ!そんないきなり抱きつかないでください…!
「…禁断症状」
いや、僕もずっと会えなくて寂しかったですけれどっ!けれどそんなにすりすりされると我慢が…っ!
「しなくていい」
いや、駄目ですってば!!まだお風呂も入ってないですし汗だくなんですよ僕っ!!
「それがいい」
あ、ちょ、駄目ですってば…!あっ…♪やぁぁ…♪
……………………。
うぅ…また弄ばれてしまった…。
「満足…♪」
うー。そんな満面の笑みを浮かべても許しませんからっ!
「許さない?」
えぇ!僕は怒りました!あんなに一杯匂いを嗅いで…!すりすりして何度も…!止めてって言ってるのに…!
「良い匂い」
問題はそこじゃありません!
「…怒った?」
勿論です!そ、そりゃ僕だってご主人様と会えなくて寂しかったですけれど…会っていきなりっていうのはやっぱりその…出来ればもっとこうぎゅっと蕩けるように…。
と、とにかく!今日はもう駄目です!お預けです!
「うー」
膨れても駄目です。僕もう怒りましたから!
「…プレゼント」
……なんです?その紙袋は。言っときますけれど、僕は物なんかじゃ釣られませんからっ。
「開けて」
開けません!
「開けて」
今日はもう放っておいてください!
「…(すっ」
すみません。今すぐ開けるので首を外すのだけは許してくださいっ!
「〜♪」
うぅ…何で僕こんなに弱いんだろ…。ってこれお洋服…?
「きっと似合う」
…似合うってこれ…女の子の服じゃないですか…!
「似合う…♪」
ぼ、僕、男ですよ!似合うわけないじゃないですか!!!
「問題無い」
ありまくりです!こんなフリフリで、スカートも短くて下手したらパ、パンツ見えちゃいそうなくらいな可愛い服を男が着たら通報されますよ!
「大丈夫」
何を根拠にそんな…。
「可愛いから」
う……うぅ。これほど可愛いと言われて嬉しくない事態がかつてあっただろうか…!
「着て…♪」
う……う……う……!
い、嫌です!絶対に女装だけは嫌なんですうううううう!!!!!
「あ…駄目」
女装なんかするもんかあああああああ!!!
「…逃げちゃった」
□ □ □
あああああああああっ!どうしようどうしようどうしよう!!
「あーやべー。マジどうするよこれ…」
「どうしましょう…。やっぱり戻ろうかな…。で、でも…」
「「「あ」」」
二人とも何やってるんよ?
「大将にショタ先輩こそ、こんな城の片隅で頭抱えて何やってるんだ?」
「僕はその…ちょっと悩み事があって……。後、ショタ先輩って何ですか?」
ショタ先輩はショタ先輩なんよ。
「だな。ショタだけど、俺らより年上でここの先輩だし。エロスの先輩だし」
「うぅ…何か凄い間違った呼ばれ方のような気がする…」
気にしちゃ駄目なんよ。
ところで悩み事って何なんよ…?
「実はその…昨夜、ご主人様に女装させられそうになりまして…」
「あー似合いそうだもんなぁショタ先輩」
なんよ。
着せたくなる気持ちも分からなくも無いんよ。
「似合う似合わないとかの問題じゃありません!あ、あれは男の尊厳の破壊です!プライドクラッシャーです!!」
「男の尊厳といえば前立腺責めだろう…常識的に考えて」
なんよなんよ。ぐりぐりヤられて無理やり立たせられるのはもう嫌なんよ…。
「で、でもアレ、慣れるとそれが快感ですよね…♪」
「………」
………。
「え?あれ?」
「流石、ショタ先輩だわ」
ちょっと追いつけないんよ。
「え?えぇええええ!?ちょ、人を一線越えてるような言い方しないでくださいよ!!」
「いや、俺はアリだと思いますよ。そういうのも。追いつけませんけど」
俺もそう思いますなんよ。
「変な敬語使わないでくださいいいいいいいっ」
「で、ショタ先輩はそれが嫌で喧嘩して逃げ出してきた…と?」
「うぅ…その通りです…。部屋から飛び出してお城中駆け回って、冷静になった頃にはもう部屋に戻りづらくて…」
青春なんよ。
「甘ずっぱいなぁ…」
「うぅ…まるで人事みたいに…」
人事なんよ。
「まぁ、ショタ先輩が諦めて部屋に戻って謝ればそれで解決だろうしなぁ。…俺のはちょっと根が深くて解決の仕方が思いつかないんだが」
なんよ。中隊長も喧嘩したんよ?
「まぁ…その…食堂でな。一緒に飯食ってたんだが、唐揚げにレモン勝手にかけちまってなぁ…」
それは駄目な人はホント、怒るんよ。
リアルファイト始まっても文句言えないんよ。
「僕は好きですけどね。唐揚げレモン」
「ショタ先輩に同意されるとすげぇニッチな趣味な気がしてきたわ…」
「どういう意味ですかそれっ!!!」
まぁまぁ。それで、拗れて喧嘩になっちゃった、と?
「おっしゃるとおりで。いやはや…ちょっと甘く考えてたわ。あのカップル破壊セット」
「寧ろどうしてそんなセット頼もうと思ったんですか…」
まぁ、きっと中隊長のことだから、「俺のグレースの絆はこれくらいじゃ破壊できないんだよ!キラッ」みたいなことやりたかったんだと思うんよ。
「うっせー馬鹿図星だよ畜生!なんで分かった!?」
勿論、同じこと考えてたからなんよ。
「でも、それは確かに根が深いですよねー…元は味覚の問題ですし」
中隊長が失敗したっていうのも大きいけど、グレースさんは一度怒ると中々、覚めないから長引きそうなんよ。
「だよなぁ…。ほとぼり覚めるまで寂しく一人寝の日々かぁ…」
それでも修復の可能性があるだけまだマシなんよ…。
俺は…!俺はもう……駄目なんよ…!
「うわっ!いきなり泣き出してどうした!?」
で、デュラハンたんに浮気が知られたんよ…!
「とりあえず死ね」
「半径1km以内に近寄らないでくれますか。同じ人種だと思われたくないので」
も、勿論、誤解なんよ!本当に浮気する訳がないんよ!妄想の中で稲荷たんとちゅっちゅしてただけなんよ!!!
「あー…それでいつものように口に出してる時に帰ってきた…と?」
「それで浮気だと…」
そうなんよ!勿論、デュラハンたん以外の魔物娘たんと本気で付き合おうと思ってるわけじゃないんよ!
そもそもSS書いてる自分と、SSの中の自分はまったくの別物なんよ!
「おい。メタんな」
「でも、女の人にとってはそうじゃないかもしれませんねー…」
うぅ…ショタ先輩の言うとおり愛想尽かしてデュラハンたんが捕虜の所に行っちゃったんよ…!
俺は捨てられちゃったんよ……!!
もう生きる希望も何もないんよ…!
「(昨日の戦いでの捕虜はまだ最前線にいて、こんな奥地に居るはず無いんだが…。まぁ、反省させとくか)」
「それはもう0からのスタートくらいのつもりじゃないと…」
うぅ…寧ろマイナスなんよ…。
自業自得とは言え、生きる気力も沸かないんよ…。
「「「はぁ……」」」
「まぁ、とりあえず一個ずつ解決していこうぜ」
「解決…?」
「そう。簡単なショタ先輩の奴からな」
「で、でも、僕は…!」
逃げてたって解決しないんよ。俺みたいに修復不可能な傷になる前に、謝らないと取り返しのつかないことになるかもなんよ。
「う…」
「それに嫌ったり嫌われたりした訳じゃないんだろ?女装させられるのを止めたいだけなら真正面から顔合わせて話し合うのが一番さ」
なんよなんよ。
「で、ですよね…。逃げてたって解決しないんですよね…!ぼ、僕頑張ります…!!!」
「良く言った!…と言う訳で既にそこにショタ先輩のご主人様を用意した訳だが」
「……(もじもじ)」
「なっなななななななななっ!!!」
流石中隊長、抜かりが無いんよ。
「窓からこっちを伺ってたのが見えたからとりあえず手招きしといた。まぁ、後は若いモン同士好きにやってくれや」
なんよなんよ。
ご都合主義?なにそれ美味しいんよ?
□ □ □
あ、あの…
「…ごめん」
え…?
「…可愛い君を…もっと着飾ってあげたかったんだ…。けれど…君の気持ちを…考えていなかった」
ご主人様…。い、いえ、僕の方こそ…逃げ出してしまったりしてごめんなさい…。
「悪いのは私」
ち、違います!そ、そりゃ…女装はいやですけれど…ちゃんとご主人様に向き合おうとしなかった僕が悪いんです!!
「…」
戦場で必死になって戦って、文字通り命がけで闘って帰ってきてくれたご主人様の気持ちも考えずに酷いことばかり言って…僕の方こそごめんなさいっ!
「…(撫で撫で)」
あ……っ♪
「帰ろ…?」
はい…っ♪
□ □ □
良い話ダナーなんよ。
「いやぁ、やっぱり仲直りする瞬間ってのは良いもんだな」
…問題は後で部屋に戻ったら女装させられるフラグ折れてない事なんよ。
「まぁ、良いんじゃないか。ショタ先輩はあぁ言ってるけど、好きそうだし」
寧ろ後戻りできなくなりそうなくらいはまっちゃいそうだから何時に無く強気に拒否した感じなんよ。
「だな。…あーあ…しかし、羨ましいなぁおい…」
中隊長も謝りに行けば案外許してくれるかもなんよ。
「無理無理。頭に血の上ったグレース相手に何言っても届きはしねぇよ…」
流石、幼馴染はお互いを知り尽くしてるんよ。
「好物までは知らなかったけどな…」
今、知れて寧ろ良かったのかもなんよ。
本気で怒ってる時にそれやらかしたら、ガチで殺し合いになってたかもしれないんよ。
「ありえないって言い切れないところが怖いよなぁ…」
「いや、ありえないでしょそれ」
「なっ…え!?ぐ、グレース!?」
「ようやく見つけたわよ。まったく…こんな城の片隅で男三人集まって何してるのかと思ったら…」
お、お邪魔虫は退散するんよ!!
「あっくそ!あの野朗一人だけ逃げやがった!!!!!」
□ □ □
あ、その、なんだ。グレース。昨日は悪かった。
「…何の事?それより重いから一個持ちなさい」
え…?これ唐揚げと酢豚…?
「貴方の為に作ったのよ。…まぁ、出来は保障しないけれど」
指…絆創膏だらけじゃねぇか…。
「し、仕方ないでしょ!普段、作らないんだもの!…だけど、不味いとか言ったら承知しないから」
これ…唐揚げはレモン果汁かかって、酢豚にはパイナップル入ってない…。
「な、何よ?し、失敗したから貴方にあげようと思ったのよ!文句ある!?」
いや……遠慮なく食べるよ。頂きます。
…………うん。美味い。
「そ、そう。味覚音痴の貴方に美味いと言われても嬉しくないけれどっ」
いや、美味いよ。マジで美味い。何杯でも食べられそうだ。
「……そう。…………あ、あの」
うん…?
「言い過ぎた…とか言わないからね…。悪かった、とかも…」
あぁ…これで十分だよグレース。
□ □ □
くそっ!中隊長もげろなんよ!
相手が歩み寄ってくれて手料理振舞ってくれるとか羨まし過ぎるんよ!!
でも、これで喧嘩しっぱなりなのは俺だけなんよ…。
おかしいな…目に砂が入ったのか涙が止まらないんよ…。
「なんだ。ここに居たのか」
で、デュラハンたん!?
「探したぞ。さぁ、帰ろう」
え?で、でも…俺は…。
「気にしていない、と言った。…まぁ、少し意地悪な事も言ったが。少しは反省したか?」
は、反省したんよ!心の底から反省したんよ!俺はもうデュラハンたんの事しか妄想しないんよ!!
「それもどうかと思うが…まぁ、良いか。さぁ、仲直りの握手だ。…私も少しばかり狭量だったな。お前だって男なんだし、他の娘に目移りすることもあるだろう」
いや、妄想と現実は別物なんよ!
俺はデュラハンたんの婿で、それはずっとずっと変わらないんよ。
「そうか…。じゃあ、問題ないな」
?????
何がなんよ?
「今日からお前の精を一滴残らず搾り取ることにした。目移りしてしまうのであれば、させないくらい搾りとれば良いだけの話だからな。安心しろ。勃たなくなっても、前立腺攻めを同僚のデュラハンに教えてもらったから何度でも勃たせてやれるぞ」
え?え?え?
や、やっぱりデュラハンたんちょっと怒ってるんよ…?
「怒ってない。怒ってないから安心して着いて来い」
いやだああああああ!前立腺攻めとか聞いてほいほい行っちゃうのは訓練されたショタ先輩だけなんよ!
俺はノーマルだからだからっ!そういうのノーセンキューだからっ!
「ふふ…っ♪もう素に戻っても遅い。人間の腕力では私からは逃げられないぞ」
どうして俺だけこんなオチなんよおおおおおおおおおおっ!
―アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
終われ
貞淑な稲荷たんの和服の隙間から手を差し込んで胸を揉み揉みしたいよぉ。
興奮した稲荷たんを焦らしながら後ろから素股プレイしたいよぉ。
我慢できなくなった稲荷たんに挿入して、ぐちゃぐちゃに鳴かせたいよぉ。
孕ませて欲しいと叫びながらだいしゅきホールドする稲荷さんに中出ししたいよぉ。
最後は布団の上で抱き合って、おっぱいつついたりして「もうっ…♪」て呆れられながら抱き合って眠りたいよぉ。
稲荷たんはぁはぁ。
「…………」
で、デュラハンたん、おかえりなさいなんよ!
ぜ、前線はどうだったんよ?
今日の攻勢はかなり厳しくって聞いてたから泊り込みになると思ってたんよ!!
「問題ない。圧力は強かったが、逆に押し込んでやった」
さ、流石なんよ!!!
と、ところで、何時からそこにいたんよ…?
「お前が稲荷にハァハァしだした頃かな」
い、いや、誤解なんよ。俺の中の一番は何時でもデュラハンたんなんよ。
「…安心して良いぞ。別に嫉妬などしていない」
そ、そういう割には目がとっても怖いんよ…。
「そもそも私たちはそういう関係でもなんでもないわけだからな」
…え?
……え?
………え?
「お互いを拘束できる関係ではないのだから気にしていないと言っている。だから、まぁ、私が誰と夜を共にしようがお前には関係ないわけだ」
い、いや、そうなんだけど…別に好きだと告白したあった訳じゃないけれど、あんなに沢山一緒に夜を過ごした関係のデュラハンたんがそんなあっさり…。
「そういえば今日、捕虜にした男がまだ余っているかも知れんな。ちょっと見て来よう。どうやらお前には先約があるようだし」
いや、あのデュラハンたんごめんなさいほんとあやまるんでゆるしてくださいっていうかうまれてきてごめんなさいすみませんほんとできればみくだしためでののしっていただけるとうれしいっていうかそんなつめたいめでみられているだけだとほんとふあんになるっていうかすみませんうわきじゃないんですやめてくださいほんとおねがいします。
「ふん。別に稲荷でも何でも好きな魔物娘の所に行けば良い。その代わり私も好きにする」
ごぉぉぉめぇぇんなさぁぁいいいいいいいいっ許して欲しいんよ!
ホント心の底から出来心なんよ!!!
もうずっとデュラハンたんとしかいちゃ甘えっちの妄想しないんよ!
だからゆるしてええええええええええっ!!!
―…あぁ、行っちゃったんよ…。あんなに怒ったデュラハンたん久しぶりに見るんよ…。
ど、どうしよう……。
□ □ □
あー今日も疲れた…。早く飯食いに行こうぜ。
「ちょっと待ちなさいよ。貴方と違って私は脱ぐのに時間がかかるんだから」
なんかそこだけ聞くとエロいよな。
「馬鹿。変な事言ってないで鎧脱ぐの手伝ってよ。私もお腹すいてるんだから」
はいはい。家のお姫様は我侭だね、まったく。
「女の我侭を叶えてやるのも男の甲斐性でしょ」
まぁ、確かに。…っと、ほら、出来たぞ。
「有難う。あぁ…ようやくすっきりした。最近、鎧のサイズがちょっと小さくなってきてるのよね」
それ鎧の所為じゃなくグレースが太っただk…
「ぶっ飛ばされたいのかしら?」
滅相もない。けれど…最近目立つようになったよな胸とか胸とか胸とか胸とか胸とか。
「…馬鹿。誰の所為よ…」
毎晩、俺の上で腰を振る何処かの騎士様の所為かな。
「誰かしらねー。きっと貴方みたいな30超えのオッサンが何度も言い寄ってくるから仕方なく傍においてあげてる優しくて美しい騎士様に違いないわ」
はいはい。グレースさんはお美しくて優しいですよ。…っと、ありゃなんだ?
「なになに…。あぁ、新しい料理を作ったらしいわね。…それにしても名前がカップル破壊セットってどうなのよ…」
不穏な名前だなおい。しかし、新商品と聞けば男として挑戦せざるを得ない。
「チャレンジって…試作品とは言え、売り出すんだからそれなりに美味しいと思うわよ」
まぁ、それは分かっているんだが…新商品が出るたびに挑戦する気持ちでそれに挑むのは男のロマンだ。
「なにそれ。…まぁ、良いか。私もこれにする」
良いのか?別に俺のを分けてやるぞ。
「また食堂であーん、とかさせられたら溜まったものじゃないもの」
ちっ…バレたか。
「貴方、ワンパターン過ぎるのよ。まぁ、それはともかくさっさと注文しましょ」
だな。すみませーん。この新商品のセット2つー。
「どんなのかしらね。ちょっと楽しみだわ」
カップル破壊セットとしか書いてないからなー。中身は見てのお楽しみらしいし。
「あ、来た来た。…なに?唐揚げと酢豚…後は普通の御飯ね」
名前から想像も出来ないほど、普通だな…。
「そうね…。まぁ、味は普通じゃないのかも」
だな。とりあえず食べてみるか。…あ、グレース。唐揚げにレモンかけてやるよ。
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
え?え?どうした?
「あ、貴方…!な、なんて事をしてくれたのよ……!」
え?唐揚げにレモンだぞ?普通かけるだろ?
「唐揚げにレモンはどう考えても邪道でしょ!!信じられない…!」
あー…すまなかった。ほ、ほら、代わりに酢豚やるよ。俺、パイナップル入ってるのは甘くて苦手だから交換しようぜ?
「酢豚はパイナップル必須でしょ!!パイナップルは肉を柔らかくしてあの酸っぱさに果物の甘さと言う極上のアクセントをくれるのよ!!」
い、いや、酸っぱいものと甘いものって如何考えても共存できないだろ。
「信じられない…!まさか貴方がそんな狭量な人だってなんて…!」
え?ちょ、グレース。どうしたいきなり席を立って。
「貴方みたいな味音痴と一緒に御飯食べたら不味くなるわ。一人で食べる!」
え?ちょ、ま、待てよ。グレース!!!!
……え?え?
ど、どうしてこうなったんだ……?
□ □ □
あふぅ…今日も一日中、お城を駆け回って疲れたよぉ…。
早くお風呂入って寝よう…。
「おかえり」
あ、ただいまです。ご主人様、今日はこっちに帰ってこれたんですね。
「ん…っ♪」
うわぁ!そんないきなり抱きつかないでください…!
「…禁断症状」
いや、僕もずっと会えなくて寂しかったですけれどっ!けれどそんなにすりすりされると我慢が…っ!
「しなくていい」
いや、駄目ですってば!!まだお風呂も入ってないですし汗だくなんですよ僕っ!!
「それがいい」
あ、ちょ、駄目ですってば…!あっ…♪やぁぁ…♪
……………………。
うぅ…また弄ばれてしまった…。
「満足…♪」
うー。そんな満面の笑みを浮かべても許しませんからっ!
「許さない?」
えぇ!僕は怒りました!あんなに一杯匂いを嗅いで…!すりすりして何度も…!止めてって言ってるのに…!
「良い匂い」
問題はそこじゃありません!
「…怒った?」
勿論です!そ、そりゃ僕だってご主人様と会えなくて寂しかったですけれど…会っていきなりっていうのはやっぱりその…出来ればもっとこうぎゅっと蕩けるように…。
と、とにかく!今日はもう駄目です!お預けです!
「うー」
膨れても駄目です。僕もう怒りましたから!
「…プレゼント」
……なんです?その紙袋は。言っときますけれど、僕は物なんかじゃ釣られませんからっ。
「開けて」
開けません!
「開けて」
今日はもう放っておいてください!
「…(すっ」
すみません。今すぐ開けるので首を外すのだけは許してくださいっ!
「〜♪」
うぅ…何で僕こんなに弱いんだろ…。ってこれお洋服…?
「きっと似合う」
…似合うってこれ…女の子の服じゃないですか…!
「似合う…♪」
ぼ、僕、男ですよ!似合うわけないじゃないですか!!!
「問題無い」
ありまくりです!こんなフリフリで、スカートも短くて下手したらパ、パンツ見えちゃいそうなくらいな可愛い服を男が着たら通報されますよ!
「大丈夫」
何を根拠にそんな…。
「可愛いから」
う……うぅ。これほど可愛いと言われて嬉しくない事態がかつてあっただろうか…!
「着て…♪」
う……う……う……!
い、嫌です!絶対に女装だけは嫌なんですうううううう!!!!!
「あ…駄目」
女装なんかするもんかあああああああ!!!
「…逃げちゃった」
□ □ □
あああああああああっ!どうしようどうしようどうしよう!!
「あーやべー。マジどうするよこれ…」
「どうしましょう…。やっぱり戻ろうかな…。で、でも…」
「「「あ」」」
二人とも何やってるんよ?
「大将にショタ先輩こそ、こんな城の片隅で頭抱えて何やってるんだ?」
「僕はその…ちょっと悩み事があって……。後、ショタ先輩って何ですか?」
ショタ先輩はショタ先輩なんよ。
「だな。ショタだけど、俺らより年上でここの先輩だし。エロスの先輩だし」
「うぅ…何か凄い間違った呼ばれ方のような気がする…」
気にしちゃ駄目なんよ。
ところで悩み事って何なんよ…?
「実はその…昨夜、ご主人様に女装させられそうになりまして…」
「あー似合いそうだもんなぁショタ先輩」
なんよ。
着せたくなる気持ちも分からなくも無いんよ。
「似合う似合わないとかの問題じゃありません!あ、あれは男の尊厳の破壊です!プライドクラッシャーです!!」
「男の尊厳といえば前立腺責めだろう…常識的に考えて」
なんよなんよ。ぐりぐりヤられて無理やり立たせられるのはもう嫌なんよ…。
「で、でもアレ、慣れるとそれが快感ですよね…♪」
「………」
………。
「え?あれ?」
「流石、ショタ先輩だわ」
ちょっと追いつけないんよ。
「え?えぇええええ!?ちょ、人を一線越えてるような言い方しないでくださいよ!!」
「いや、俺はアリだと思いますよ。そういうのも。追いつけませんけど」
俺もそう思いますなんよ。
「変な敬語使わないでくださいいいいいいいっ」
「で、ショタ先輩はそれが嫌で喧嘩して逃げ出してきた…と?」
「うぅ…その通りです…。部屋から飛び出してお城中駆け回って、冷静になった頃にはもう部屋に戻りづらくて…」
青春なんよ。
「甘ずっぱいなぁ…」
「うぅ…まるで人事みたいに…」
人事なんよ。
「まぁ、ショタ先輩が諦めて部屋に戻って謝ればそれで解決だろうしなぁ。…俺のはちょっと根が深くて解決の仕方が思いつかないんだが」
なんよ。中隊長も喧嘩したんよ?
「まぁ…その…食堂でな。一緒に飯食ってたんだが、唐揚げにレモン勝手にかけちまってなぁ…」
それは駄目な人はホント、怒るんよ。
リアルファイト始まっても文句言えないんよ。
「僕は好きですけどね。唐揚げレモン」
「ショタ先輩に同意されるとすげぇニッチな趣味な気がしてきたわ…」
「どういう意味ですかそれっ!!!」
まぁまぁ。それで、拗れて喧嘩になっちゃった、と?
「おっしゃるとおりで。いやはや…ちょっと甘く考えてたわ。あのカップル破壊セット」
「寧ろどうしてそんなセット頼もうと思ったんですか…」
まぁ、きっと中隊長のことだから、「俺のグレースの絆はこれくらいじゃ破壊できないんだよ!キラッ」みたいなことやりたかったんだと思うんよ。
「うっせー馬鹿図星だよ畜生!なんで分かった!?」
勿論、同じこと考えてたからなんよ。
「でも、それは確かに根が深いですよねー…元は味覚の問題ですし」
中隊長が失敗したっていうのも大きいけど、グレースさんは一度怒ると中々、覚めないから長引きそうなんよ。
「だよなぁ…。ほとぼり覚めるまで寂しく一人寝の日々かぁ…」
それでも修復の可能性があるだけまだマシなんよ…。
俺は…!俺はもう……駄目なんよ…!
「うわっ!いきなり泣き出してどうした!?」
で、デュラハンたんに浮気が知られたんよ…!
「とりあえず死ね」
「半径1km以内に近寄らないでくれますか。同じ人種だと思われたくないので」
も、勿論、誤解なんよ!本当に浮気する訳がないんよ!妄想の中で稲荷たんとちゅっちゅしてただけなんよ!!!
「あー…それでいつものように口に出してる時に帰ってきた…と?」
「それで浮気だと…」
そうなんよ!勿論、デュラハンたん以外の魔物娘たんと本気で付き合おうと思ってるわけじゃないんよ!
そもそもSS書いてる自分と、SSの中の自分はまったくの別物なんよ!
「おい。メタんな」
「でも、女の人にとってはそうじゃないかもしれませんねー…」
うぅ…ショタ先輩の言うとおり愛想尽かしてデュラハンたんが捕虜の所に行っちゃったんよ…!
俺は捨てられちゃったんよ……!!
もう生きる希望も何もないんよ…!
「(昨日の戦いでの捕虜はまだ最前線にいて、こんな奥地に居るはず無いんだが…。まぁ、反省させとくか)」
「それはもう0からのスタートくらいのつもりじゃないと…」
うぅ…寧ろマイナスなんよ…。
自業自得とは言え、生きる気力も沸かないんよ…。
「「「はぁ……」」」
「まぁ、とりあえず一個ずつ解決していこうぜ」
「解決…?」
「そう。簡単なショタ先輩の奴からな」
「で、でも、僕は…!」
逃げてたって解決しないんよ。俺みたいに修復不可能な傷になる前に、謝らないと取り返しのつかないことになるかもなんよ。
「う…」
「それに嫌ったり嫌われたりした訳じゃないんだろ?女装させられるのを止めたいだけなら真正面から顔合わせて話し合うのが一番さ」
なんよなんよ。
「で、ですよね…。逃げてたって解決しないんですよね…!ぼ、僕頑張ります…!!!」
「良く言った!…と言う訳で既にそこにショタ先輩のご主人様を用意した訳だが」
「……(もじもじ)」
「なっなななななななななっ!!!」
流石中隊長、抜かりが無いんよ。
「窓からこっちを伺ってたのが見えたからとりあえず手招きしといた。まぁ、後は若いモン同士好きにやってくれや」
なんよなんよ。
ご都合主義?なにそれ美味しいんよ?
□ □ □
あ、あの…
「…ごめん」
え…?
「…可愛い君を…もっと着飾ってあげたかったんだ…。けれど…君の気持ちを…考えていなかった」
ご主人様…。い、いえ、僕の方こそ…逃げ出してしまったりしてごめんなさい…。
「悪いのは私」
ち、違います!そ、そりゃ…女装はいやですけれど…ちゃんとご主人様に向き合おうとしなかった僕が悪いんです!!
「…」
戦場で必死になって戦って、文字通り命がけで闘って帰ってきてくれたご主人様の気持ちも考えずに酷いことばかり言って…僕の方こそごめんなさいっ!
「…(撫で撫で)」
あ……っ♪
「帰ろ…?」
はい…っ♪
□ □ □
良い話ダナーなんよ。
「いやぁ、やっぱり仲直りする瞬間ってのは良いもんだな」
…問題は後で部屋に戻ったら女装させられるフラグ折れてない事なんよ。
「まぁ、良いんじゃないか。ショタ先輩はあぁ言ってるけど、好きそうだし」
寧ろ後戻りできなくなりそうなくらいはまっちゃいそうだから何時に無く強気に拒否した感じなんよ。
「だな。…あーあ…しかし、羨ましいなぁおい…」
中隊長も謝りに行けば案外許してくれるかもなんよ。
「無理無理。頭に血の上ったグレース相手に何言っても届きはしねぇよ…」
流石、幼馴染はお互いを知り尽くしてるんよ。
「好物までは知らなかったけどな…」
今、知れて寧ろ良かったのかもなんよ。
本気で怒ってる時にそれやらかしたら、ガチで殺し合いになってたかもしれないんよ。
「ありえないって言い切れないところが怖いよなぁ…」
「いや、ありえないでしょそれ」
「なっ…え!?ぐ、グレース!?」
「ようやく見つけたわよ。まったく…こんな城の片隅で男三人集まって何してるのかと思ったら…」
お、お邪魔虫は退散するんよ!!
「あっくそ!あの野朗一人だけ逃げやがった!!!!!」
□ □ □
あ、その、なんだ。グレース。昨日は悪かった。
「…何の事?それより重いから一個持ちなさい」
え…?これ唐揚げと酢豚…?
「貴方の為に作ったのよ。…まぁ、出来は保障しないけれど」
指…絆創膏だらけじゃねぇか…。
「し、仕方ないでしょ!普段、作らないんだもの!…だけど、不味いとか言ったら承知しないから」
これ…唐揚げはレモン果汁かかって、酢豚にはパイナップル入ってない…。
「な、何よ?し、失敗したから貴方にあげようと思ったのよ!文句ある!?」
いや……遠慮なく食べるよ。頂きます。
…………うん。美味い。
「そ、そう。味覚音痴の貴方に美味いと言われても嬉しくないけれどっ」
いや、美味いよ。マジで美味い。何杯でも食べられそうだ。
「……そう。…………あ、あの」
うん…?
「言い過ぎた…とか言わないからね…。悪かった、とかも…」
あぁ…これで十分だよグレース。
□ □ □
くそっ!中隊長もげろなんよ!
相手が歩み寄ってくれて手料理振舞ってくれるとか羨まし過ぎるんよ!!
でも、これで喧嘩しっぱなりなのは俺だけなんよ…。
おかしいな…目に砂が入ったのか涙が止まらないんよ…。
「なんだ。ここに居たのか」
で、デュラハンたん!?
「探したぞ。さぁ、帰ろう」
え?で、でも…俺は…。
「気にしていない、と言った。…まぁ、少し意地悪な事も言ったが。少しは反省したか?」
は、反省したんよ!心の底から反省したんよ!俺はもうデュラハンたんの事しか妄想しないんよ!!
「それもどうかと思うが…まぁ、良いか。さぁ、仲直りの握手だ。…私も少しばかり狭量だったな。お前だって男なんだし、他の娘に目移りすることもあるだろう」
いや、妄想と現実は別物なんよ!
俺はデュラハンたんの婿で、それはずっとずっと変わらないんよ。
「そうか…。じゃあ、問題ないな」
?????
何がなんよ?
「今日からお前の精を一滴残らず搾り取ることにした。目移りしてしまうのであれば、させないくらい搾りとれば良いだけの話だからな。安心しろ。勃たなくなっても、前立腺攻めを同僚のデュラハンに教えてもらったから何度でも勃たせてやれるぞ」
え?え?え?
や、やっぱりデュラハンたんちょっと怒ってるんよ…?
「怒ってない。怒ってないから安心して着いて来い」
いやだああああああ!前立腺攻めとか聞いてほいほい行っちゃうのは訓練されたショタ先輩だけなんよ!
俺はノーマルだからだからっ!そういうのノーセンキューだからっ!
「ふふ…っ♪もう素に戻っても遅い。人間の腕力では私からは逃げられないぞ」
どうして俺だけこんなオチなんよおおおおおおおおおおっ!
―アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
終われ
12/08/13 12:54更新 / デュラハンの婿