連載小説
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騎士の本音 (後編)
デュラハンの少女は愛しの男性の腰に跨り、下着越しに彼の肉棒を前後に擦っている。
スレイは蕩けきった表情で、ショウにおねだりをしていた。

「ショウ…入れてぇ……ショウのおっきなお○ん○んでボクの淫乱オマ○コ滅茶苦茶にしてぇ」
「っ…もちろんだ…」

2人は互いに一ヶ月以上も会っていない、だからと言って他の男・女に手を出すことも無く、相手に操を立てていた。
よって、久々の再開ともなれば最後まで行くのも無理はない。

ショウは彼女の下着を引き摺り下ろし、スレイも彼の下着を引きちぎった。
露になるのは、天にそびえる剛直とグチャグチャと愛液が滴る湿った秘所だった。

「入れるよぉ〜ボクのオマ○コにショウのお○ん○ん入れちゃうよぉ」
「いいよ、入れてくれ」
「うん♪、アァァァァァァァァァ♪」

言うが早いか、彼女は狙いを定め、彼の肉棒に手を添えると、一気に腰を落とした。
秘肉を掻き分け、彼女の最奥まで穿たれる彼の肉棒。
そこは既に愛液が染み出しており、グチャグチャと水音を立てた。

挿入が終わると、2人はそのまま対面座位の形で抱き合い、互いの感触を味わった。

「きもちぃのぉ〜、ボク、きもちよくておかしなっちゃうよぉ」
「くぅっ!」

互いに一月半ぶりに味わう互いの性器。

肉棒に絡みつく彼女の膣内は、アンデッド種である事を感じない程に、熱を持っていた。
彼女の膣内の襞が彼の肉棒を擦り絡みつくたび、彼は快感に震えた。

自分の膣内を穿つ彼の肉棒は最後に彼と寝た日よりも、さらに硬さを増し、自分を串刺しにしている。
子宮を押し上げる感覚に、彼女の身体は快楽に溺れた。

「…ショウ、ちゃんと横になってぇ♪」
「?、分かった…」

ショウが仰向けになって対面座位から騎乗位に移行すると、彼女は自分の頭を外し、彼の首元に置いた。
意図するところを読み取り、彼は頭を両手で持ち上げるとそのままディープキスを見舞う。

キスを交わしたところで、スレイは彼に跨った姿勢のまま、腰を上下させた。

彼女の膣内から肉棒が抜ける寸前まで、腰を上げ、一気に落とす、これを何度も繰り返した。
肉棒が子宮を押し上げ、膣内の襞を何度も擦り上げ、腰と腰がぶつかる振動に、彼女は背中を反り返らせて悦んだ。

絡みつく彼女の膣内の襞と抜こうとすれば咥え込み、挿れようとすると押し返す感覚は彼の肉棒に感電したような刺激を与えた。。
そして、舌と舌を生き物のように動かして絡めあう感覚、上下運動で揺れる豊満な乳房が見せる光景、これらが彼を更に昂ぶらせた。

「はっ…あっ…んっ…あぁ…ふっ…♪」
「うわっ…くっ…ん…」

久々の性交に2人はあっという間に頂上まで押し上げられた。

「はっ…ん…スレイ…俺…もう行きそうなんだ…」
「うんっ♪…いいよ…出して、ボクもイクから……ボクの膣内に一杯出してっ♪、孕ませてェェェェェェ!!!」
「うぁ…イクぞ!…出るぅ……ウァァァァァァァ!!」

スレイが大きな嬌声を上げながら、腰を持ち上げ一気に落とした時、2人は絶頂に達した。

彼の肉棒から噴き出す白濁した精液があっという間に彼女の膣内を白く染め上げていく。
彼女の秘肉は彼の精液の一滴まで逃すまいと、彼を肉棒を絞り上げた。

ショウの体が絶頂の痙攣をしている間も、スレイは腰を僅かに上下に動かし、尿道に残った精液も吸い上げている。

「うァァ…んっ…」
「アァァァ…ショウの精液…美味しい……お腹の中にドプドプ出されてるぅ…」

ショウは今の今まで何度と無くキスを交わしていたスレイの頭を彼女の首に嵌め直す。
すると、彼女は徐々に力を失う彼の肉棒をゆっくりと引き抜く。

彼の肉棒が無くなると、開いた膣口から収まりきらない精液が流れ出してきた。
スレイは勿体無いと零しつつも、枕元のティッシュを数枚取り、自分の秘所に押し当てた。

そして、彼の横に添い寝し、彼の体に細い手を絡ませる。

「スレイ?」
「ありがとう…ショウ……ボク、少し落ち着いたよ…」
「…みたいだな」

彼女は久々に注がれた精でもって、諸事情で失った魔力を回復する事ができ、頭を嵌めて本能を押さえ込めるようになっていた。
しかし、それでも彼女の頬は高潮し、息遣いは荒い。

「ねぇ…ショウ……もっとしたい?、もっとボクの身体を味わいたい?」
「…正直を言えば…な…でも、いくら久し振りって言っても無理矢理は好きじゃないからな…スレイがいいなら」
「もちろん…ボクももっと気持ちよくしてあげたいし、気持ちよくなりたいよ♪」

そして、2回戦へと雪崩れ込む。


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それから2人は朝から始めて夕餉の時間まで交わりあっていた。

彼が上から覆いかぶさるように彼女の太腿の間に頭を入れて、彼女の秘所を舐める間、彼女の頭を外し彼の肉棒に奉仕させた。

彼女が秘所から愛液を溢れ出させて絶頂するのに合わせて、彼は上から差し込んでいた肉棒から精液を彼女に喉奥に流し込んだ。

彼女を後背位や背面座位で犯している間、彼女の頭を接合部が見えるように布団の上に置いておいたりもした。


ショウはは彼女の性器を犯し、口を犯し、肛門を犯した。
それら全てに注ぎ込まれる精液に彼女は咽び悦んだ。

そして、ぐったりと力なく横になっている2人は互いに手を重ね、寄り添って眠っていた。

「…ありがとう…気持ちよかったよ…スレイ」
「ボクもだよ…ショウ…」
「まさかスレイは他の仲間にはこんな態度取ってないよね?」
「む〜、当たり前だよ、ボクが甘えるのはショウだけなんだから」

彼女の言葉に、ショウは愛おしくなり、優しく抱き締めた。
スレイは気持ちよさそうに目を閉じ、彼の胸に顔をこすり付ける。
頭がぐらついた気もしたが、そこは手でしっかりと嵌め直す。

ショウは1つ、心に決めた事があった。
それは…

「スレイ…俺、スレイと一緒に大陸に渡ろうと思うんだけど…」
「!!、本当?」
「ああ…決めた」
「…嬉しい……あ…でも、ボクと一緒に来ちゃったら、ショウのご両親は…それに仕事は…?」

少女の歓喜と不安の混じった顔、それを見た彼の一瞬の戸惑い、だが、回答は直ぐに出た。
彼の瞳に迷いは無い。

「両親なら心配は要らない…今までの稼ぎを全部置いていけば、十分生活していけるさ、仕事は大陸で探せばいい」
「…不安じゃない?」
「スレイと一緒なら平気」

嬉しい、彼女はもう一度そう言いながら、彼の唇に自分のそれを重ねた。
短い時間のキス、2人が唇を離すと、口と口の間に銀の糸が引いた。

「じゃあ、ボクの任務が終わったら…」
「ああ…一緒に暮らそう」
「うんっ♪」

2人はもう一度キスを交わすと、布団から起き出しそれからその日初めての食事の準備を始めた。


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そして、休暇が終わり、彼女はジパングの海洋産業の現状についての情報収集、報告書の作成を行った。

滞在中はショウの自宅に住み込み、ほぼ毎日彼に色々されたり、彼を搾ったりしていたようだ。

ジパングでの任務が終わると、彼女は大陸に帰っていった。
だが、その時には来る時に持っていなかった大切な物をを手にしていた。

ショウとスレイはショウの両親に事情を話し、彼女との生活を許してもらおうと、頼み込んだ。

ジパングのお国柄なのだろう、両親はあっさりとスレイとの生活を許し、たまに戻ってくるように、と笑顔で送り出した。

未だ戦果の火種が残る、彼にとって未知の大陸への移住。

不安もあったが、だが傍らには常に共に在りたいと思った想い人が一緒だったので、それほど怖くは無かった。



大陸に渡ってからの2人の記録はギルドに関る物と、刀鍛冶に関る物で見る事ができる。

2人はそれぞれが自分の仕事でもって家庭を支えていたようだ。

そして、この大陸で最後となる親魔物派と反魔物派の戦いの末、2人は生き残り、未だに周りから見て妬いてしまいそうなほど、甘い生活を送っている。

つい昨年には子供も生まれ、親馬鹿っぷりが露呈してしまったようだった。

――――――――――――――――――――

エキドナの語りが幕を閉じた。

彼女の語らいは懐かしい友を思い出すように、情感を込めて紡がれていた。
しかし…

「まるで見ていたようですね?」

少女は当然の疑問を零す。

「見ていたもの」

司書はあっさりと答えた。
もちろん悪びれる様子もない。

「悪趣味ですね」
「褒めて貰えるなんて嬉しいわ」
「褒めてません」

少女は思った。
この司書は人を話に乗せるのが上手いのだろう…
おそらく、デュラハンの知人も上手く口車に乗せて隅々まで、恥ずかしい事も聞いたのだろう
…と。

「仲の良い友人なんですね」
「そうね…もう400年ほどになるかしら」
「…すごい…」

そして、ルーイェは語りたい事を語り、少女との接点を作れた事に満足したのか、椅子から立ち上がった。

「もっと知りたい歴史があったら…私に聞いてね♪、希少本も見せてあげるわ」
「あ…ありがとうございます」
「その時は身体で払ってね♪」

背筋を走る怖気と寒気が彼女に貸しを作る怖さを、直感で伝えていた。
ルーイェは少女の向かい側の席から、少女のすぐ横まで移動すると、一冊の小さな本を彼女の目の前に置いた。

「これは?」
「歴史書ばっかりじゃ頭が悪くなるわよ、たまにはこういう娯楽物も読みなさい♪」

それだけ言うと、司書は少女の下を去り、再びカウンターの内側に戻っていった。
少女は置かれた本に目をやる。
今まで格式ばった歴史書と異なり、読書の娯楽の性質を一身に含んだ本が置かれていた。

表紙は何百年も前に使われていたような、人間が着る衣服。
魔道機械が発明される以前に使われていたような、武器。
そして人間を包囲するように描かれる一面の魔物。

それらが本来の姿と少し異なるデフォルメされた姿で描かれていた。

一見して、少年少女が読むような娯楽小説なのかと考えてしまうが、本の隅にこう注意書きが入っていた。

――――未成年(18歳未満)閲覧禁止――――


少女は心の中で毒づいた。

なんて物を読ませようとしているの、あの爬虫類は!!!

と…

だが、今まで自分が読んで来た歴史書と言う名の猥談も似たような物だと、思い直し、こういうフィクションもいいかと思った。

そして、少女はその小さな本に手を掛けた…
10/07/11 14:33更新 / 月影
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■作者メッセージ
もっと、もっとエロスを!!
って感じでもっと精進します。

次は…某映画を見てて思いついたネタを書こうと思うのですが…
見事に某アニメとネタがカチ合ってしまったと言う罠が待ってました。

それでもネタ作品と言う事で書こうと思いますのでよろしくお願いします。

6000view突破ありがとうございます。
感謝感謝です。
これからもがんばります。

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