一時間目「新たな友達とちょっとしたハプニング」
僕の名前は西森博士と言うごく普通の屁金をかけた青年である。
今日から新しく高校生活を送ることになった「森ヶ丘魔物学園」へと自転車を走らせている。
一つ言いたいことがあるのだが、それはと言うと――
「この坂……長すぎるだろうッ!?」
そう、僕が上っている坂道は山を削ってできた道だ。
近所に住んでいる小母さんから聞いた話で「あそこの学園の坂道は長いから気よ付けてね?」と微笑みながら言われた。
この坂道を登校時に上らないといけないとなると骨が折れそうだ。
「まぁ、元は山だったのだから仕方ないか……はぁ〜……」
僕は大きくため息をついてから自転車から降りてそれを押しながら坂道を上る。
やっとの思いで上った坂道の先は普通の道となっていた。
そこから自転車に跨ってからペダルをこぎ始める。
風が火照った体を撫でると気持ちのいいものだと僕は思う。
「どいた〜どいた〜ッ!!」
「…えッ??どわッ!?」
何処からか聞こえてきた声に振り返るとセーラー服を着たハーピーが慌てながら飛んでくる。
そのハーピーが僕と衝突してしまい倒れてしまう。
「いつつッ、ご、ごめんなさい……大丈夫で、ひゃうッ!?」
「あぁ、何とか……えッ?」
僕の上で馬乗りになりながら頭を擦るハーピーは顔を真っ赤にしながら口を開いていた。
そして僕は、右手に感じる柔らかい感触に気づいてからそこに視線を向けると――
―ふにゅん♪―
「あわわわ……ッ///」
「……へッ?」
顔を真っ赤にして涙目交じりのハーピーが肩を震わしていた。
それもその筈だ、だって僕の手が……彼女の右乳房を鷲掴みにしていたから……。
「へ、変態ーッ!!」
僕は涙目交じりの顔を赤くした彼女に思いっきりビンタを食らわされた。
入学早々こんな目に合う僕って……――
〜now lowding〜
「はぁ〜……酷い目にあった」
「ごめんなさい……大丈夫ですか?」
「うん、何とかね?」
僕は自転車を押しながら歩く横には先ほどのハーピーの「小鳥遊雛(ひよこ)」さんが歩いている。
彼女は白いハーピー用の制服を身に着けていて彼女の綺麗なスタイルが想像できてしまう。
「受け付けは校舎入口だったかな?」
「そうだね?僕は自転車を置いてくるよ」
「なら、私もついていくね」
彼女はそう言うと何故か僕の腕に抱きつく。
彼女の良い香りと体温が僕の心臓の鼓動を大きくする。
「小鳥遊さん……自転車が押しづらい……」
「いいじゃん、減るもんじゃないしさ♪」
「そうは言うけれど……」
僕の腕に抱きつく彼女の笑顔を見ていると大きくため息をついてから自転車置き場まで歩き始める。
周囲の男性陣の嫉妬心が沸きだったような視線が痛い。
僕は急いで自転車置き場まで走った。
〜now lowding〜
「西森博士さんと小鳥遊雛さんですね?ではここにサインをお願いします」
自転車置き場に自転車を置いてから僕たちは校舎入口にある入学生受付場にい向かい、入学生名簿に名前を書いているところです。
小鳥遊さんの字を見ると三つの指で器用にペンを持ち名簿に名前を記入していく。
「では、あちらに出席番号とクラスが掲載されていますのでご確認の上で指定された教室に向かってください」
「わかりました」
「は〜いッ♪」
僕たちは校舎に入ってからすぐ目の前にある人だかりの先にある掲示板を眺める。
僕は、一年A組の出席番号二十五番と載ってあった。
小鳥遊さんも僕と同じクラスで十五番と載っていた。
「僕と同じクラスだね?」
「そうだね?改めてよろしくね博士くん」
僕たちは微笑んでから握手をしてから教室に向かう。
そんでもって小鳥遊さん……腕に抱きついてくると階段を上りづらいので控えて貰いたいものだ。
そして、これから起こるイベントや行事に僕は巻き込まれるとはその時は、思いもよらなかった。
〜now lowding〜
「ここが僕たちの学ぶ教室……」
「そうだね……」
僕と小鳥遊さんは一緒に教室に入ると思わず固まってしまう。
だって…、誰も居ないんだから思わず固まってしまうはずだと僕と小鳥遊さんは思っています。
「……あそこで誰か寝てるよ?」
「えッ?あぁ、本当だ」
腕に抱きついている小鳥遊さんが指さす方を見ると僕と同じ黒の制服を着ている男子が机に俯せたまま寝ている。
そして、その横にはマンドラゴラが「こうごうせ〜い♪」と微笑みながら歌っている。
それも…花粉をまき散らしながらである。
すると、別のドアを開けて入ってきたアウラウネとその頭に乗っているケセランパセランがマンドラゴラに近寄る。
「あれれ〜ピュイちゃん?」
「えッ??あぁ〜タンポポちゃんにロゼリアちゃんだッ!!」
「まったく……貴女と一緒のクラスでよかったわ」
「ぴゅい〜?なんで?」
「理由は簡単……花粉をまき散らすなアホッ!!」
何処からか取り出したハリセンでロゼリアと呼ばれたアウラウネがピュイと呼ばれたマンドラゴラの頭を叩く。
ピュイは「いたいッ!?」と言いながら持ってきていた「ぴゅい」と書かれた植木鉢を頭にかぶる。
その光景を見ながら「あはは〜♪」と楽しそうに笑うタンポポと呼ばれたケセランパセランが笑う。
「うぅ〜……酷いよロゼリアちゃん〜……グスンッ……」
「だまらっしゃい……まったく……」
「あはは〜♪」
ため息を吐きながら片手で頭を抱えるロゼリアさんはどうやら苦労人のようだ。
そして、ピュイさんとタンポポさんはボケ担当なのだろうと僕は思う。
「幼馴染なのかな?」
「そう……だろうね?」
僕と小鳥遊さんは小声で言いながらそれぞれの席へとつくのであった。
しかし、あそこの席で寝ている男子は大丈夫なのだろうか…あぁ、口から涎が出てる。
〜now lowding〜
それから入学式も終わってお昼時である。
僕は先ほど担任から貰った書類と学生証明書を持ってきていたカバンに入れてから席を立とうとした。
「ひろしく〜ん♪」
「うをッ!?……小鳥遊さん?」
僕の後ろから抱きついてきた小鳥遊さんを僕は見ながら一息つく。
そんな彼女は満面の笑みで僕の背中に頬ずりをし始める。
くすぐったさと恥ずかしさが交互に味わいながら口を開く。
「どうかhしたの小鳥遊さん?」
「えっとね?今からご飯でも食べに行こうかなって思ってさ?」
「別に良いけれど……どこに行くの?」
僕の質問に彼女は顎の下に指を付けながら考える。
その仕草はちょっと僕の心を動かす。
「決めた……近くにあるお好み焼き屋に行こうよ」
「うん、わかった」
そして、僕たちは教室を出て自転車を取りに行くのであった。
to bo continue...
今日から新しく高校生活を送ることになった「森ヶ丘魔物学園」へと自転車を走らせている。
一つ言いたいことがあるのだが、それはと言うと――
「この坂……長すぎるだろうッ!?」
そう、僕が上っている坂道は山を削ってできた道だ。
近所に住んでいる小母さんから聞いた話で「あそこの学園の坂道は長いから気よ付けてね?」と微笑みながら言われた。
この坂道を登校時に上らないといけないとなると骨が折れそうだ。
「まぁ、元は山だったのだから仕方ないか……はぁ〜……」
僕は大きくため息をついてから自転車から降りてそれを押しながら坂道を上る。
やっとの思いで上った坂道の先は普通の道となっていた。
そこから自転車に跨ってからペダルをこぎ始める。
風が火照った体を撫でると気持ちのいいものだと僕は思う。
「どいた〜どいた〜ッ!!」
「…えッ??どわッ!?」
何処からか聞こえてきた声に振り返るとセーラー服を着たハーピーが慌てながら飛んでくる。
そのハーピーが僕と衝突してしまい倒れてしまう。
「いつつッ、ご、ごめんなさい……大丈夫で、ひゃうッ!?」
「あぁ、何とか……えッ?」
僕の上で馬乗りになりながら頭を擦るハーピーは顔を真っ赤にしながら口を開いていた。
そして僕は、右手に感じる柔らかい感触に気づいてからそこに視線を向けると――
―ふにゅん♪―
「あわわわ……ッ///」
「……へッ?」
顔を真っ赤にして涙目交じりのハーピーが肩を震わしていた。
それもその筈だ、だって僕の手が……彼女の右乳房を鷲掴みにしていたから……。
「へ、変態ーッ!!」
僕は涙目交じりの顔を赤くした彼女に思いっきりビンタを食らわされた。
入学早々こんな目に合う僕って……――
〜now lowding〜
「はぁ〜……酷い目にあった」
「ごめんなさい……大丈夫ですか?」
「うん、何とかね?」
僕は自転車を押しながら歩く横には先ほどのハーピーの「小鳥遊雛(ひよこ)」さんが歩いている。
彼女は白いハーピー用の制服を身に着けていて彼女の綺麗なスタイルが想像できてしまう。
「受け付けは校舎入口だったかな?」
「そうだね?僕は自転車を置いてくるよ」
「なら、私もついていくね」
彼女はそう言うと何故か僕の腕に抱きつく。
彼女の良い香りと体温が僕の心臓の鼓動を大きくする。
「小鳥遊さん……自転車が押しづらい……」
「いいじゃん、減るもんじゃないしさ♪」
「そうは言うけれど……」
僕の腕に抱きつく彼女の笑顔を見ていると大きくため息をついてから自転車置き場まで歩き始める。
周囲の男性陣の嫉妬心が沸きだったような視線が痛い。
僕は急いで自転車置き場まで走った。
〜now lowding〜
「西森博士さんと小鳥遊雛さんですね?ではここにサインをお願いします」
自転車置き場に自転車を置いてから僕たちは校舎入口にある入学生受付場にい向かい、入学生名簿に名前を書いているところです。
小鳥遊さんの字を見ると三つの指で器用にペンを持ち名簿に名前を記入していく。
「では、あちらに出席番号とクラスが掲載されていますのでご確認の上で指定された教室に向かってください」
「わかりました」
「は〜いッ♪」
僕たちは校舎に入ってからすぐ目の前にある人だかりの先にある掲示板を眺める。
僕は、一年A組の出席番号二十五番と載ってあった。
小鳥遊さんも僕と同じクラスで十五番と載っていた。
「僕と同じクラスだね?」
「そうだね?改めてよろしくね博士くん」
僕たちは微笑んでから握手をしてから教室に向かう。
そんでもって小鳥遊さん……腕に抱きついてくると階段を上りづらいので控えて貰いたいものだ。
そして、これから起こるイベントや行事に僕は巻き込まれるとはその時は、思いもよらなかった。
〜now lowding〜
「ここが僕たちの学ぶ教室……」
「そうだね……」
僕と小鳥遊さんは一緒に教室に入ると思わず固まってしまう。
だって…、誰も居ないんだから思わず固まってしまうはずだと僕と小鳥遊さんは思っています。
「……あそこで誰か寝てるよ?」
「えッ?あぁ、本当だ」
腕に抱きついている小鳥遊さんが指さす方を見ると僕と同じ黒の制服を着ている男子が机に俯せたまま寝ている。
そして、その横にはマンドラゴラが「こうごうせ〜い♪」と微笑みながら歌っている。
それも…花粉をまき散らしながらである。
すると、別のドアを開けて入ってきたアウラウネとその頭に乗っているケセランパセランがマンドラゴラに近寄る。
「あれれ〜ピュイちゃん?」
「えッ??あぁ〜タンポポちゃんにロゼリアちゃんだッ!!」
「まったく……貴女と一緒のクラスでよかったわ」
「ぴゅい〜?なんで?」
「理由は簡単……花粉をまき散らすなアホッ!!」
何処からか取り出したハリセンでロゼリアと呼ばれたアウラウネがピュイと呼ばれたマンドラゴラの頭を叩く。
ピュイは「いたいッ!?」と言いながら持ってきていた「ぴゅい」と書かれた植木鉢を頭にかぶる。
その光景を見ながら「あはは〜♪」と楽しそうに笑うタンポポと呼ばれたケセランパセランが笑う。
「うぅ〜……酷いよロゼリアちゃん〜……グスンッ……」
「だまらっしゃい……まったく……」
「あはは〜♪」
ため息を吐きながら片手で頭を抱えるロゼリアさんはどうやら苦労人のようだ。
そして、ピュイさんとタンポポさんはボケ担当なのだろうと僕は思う。
「幼馴染なのかな?」
「そう……だろうね?」
僕と小鳥遊さんは小声で言いながらそれぞれの席へとつくのであった。
しかし、あそこの席で寝ている男子は大丈夫なのだろうか…あぁ、口から涎が出てる。
〜now lowding〜
それから入学式も終わってお昼時である。
僕は先ほど担任から貰った書類と学生証明書を持ってきていたカバンに入れてから席を立とうとした。
「ひろしく〜ん♪」
「うをッ!?……小鳥遊さん?」
僕の後ろから抱きついてきた小鳥遊さんを僕は見ながら一息つく。
そんな彼女は満面の笑みで僕の背中に頬ずりをし始める。
くすぐったさと恥ずかしさが交互に味わいながら口を開く。
「どうかhしたの小鳥遊さん?」
「えっとね?今からご飯でも食べに行こうかなって思ってさ?」
「別に良いけれど……どこに行くの?」
僕の質問に彼女は顎の下に指を付けながら考える。
その仕草はちょっと僕の心を動かす。
「決めた……近くにあるお好み焼き屋に行こうよ」
「うん、わかった」
そして、僕たちは教室を出て自転車を取りに行くのであった。
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13/01/16 18:16更新 / オガちゃん
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