聞こえない世界と幸せを呼ぶ青い鳥
俺こと小堺優(すぐる)はある日を境に俺は聴覚を失ったのである。
それは俺がまだ幼い時のこと…五歳ぐらいであろうか?
その日小さい頃の俺と両親と車で家族旅行に向かっていたことだ。
突然目の前にでてきたトレーラーに俺を含め三人が乗っていた車とトレーラーが衝突事故を起こした。
そして俺が運ばれた病院で俺は両親の死を知らされた。
俺の両親の緊急手術を施していた医者たちは俺の頭を優しく撫でて慰めようとした。
「うぐッ…おとうさん…ひくッ…おかあさん…」
「もうしわけない…君の家族を助けられなかった…」
「何も…聞こえないよ…怖いよ…」
その日を境に俺はショックで何も聞こえなくなってしまった。
その日から俺は聴覚を失ったのである。
誰とも言葉を交わすこともしなくも無くなった…。
―――――それから十年後―――――
それから俺は両親の知り合いの家に引き取られることになり今年から高校生活の始まりを受け入れて一ヶ月が過ぎた。
俺は窓際の二番目の自分の席で窓の外を見ながら黙り込むことが多くなった。
今は国語の事業で教師が何を話しているのかも分からない。
だから俺は黒板に書かれていくものをノートに書いてからまた窓の外を見るを繰り返していると…俺の肩に何か触れたので振り向くとそこには青い羽根を持つセイレーンの小鳥遊奏(かなで)が黒板を指さしながら俺に微笑みかける。
「ありがとう…」
『どういたしまして』
彼女はいやこのクラスの連中には俺の聴覚障害のことは知らされているので皆は俺に用がある時は携帯でメールを俺にしたり、紙に書いて知らせたりしてくれる。
たまに手話で俺に伝えようとしてくれる者もいるが手話の勉強はしていない。
「教師が何か言っていたの?」
『うぅん?あんまり授業に集中していないと身に付かないぞ♪』
「俺は聞こえないから別に良いだろ?第一ノートに写しておけば大丈夫だ」
すると奏がどこからか取り出したのであろう定規で俺の腿を思い切って叩く。
その激痛に思わず声を出して立ち上がる。
「いってぇ…何しやがるッ!!」
「どうかしたのか小堺?」
「センセーイッ!!小堺君は声が聞こえないので私が聞きますよ?」
「あぁ、それじゃあ小鳥遊。小堺に静かにしていろと伝えてくれ」
「はーいッ♪」
するとクラス中に笑顔が広がっていく。
奏はこのクラスのアイドル的存在でもある。
俺は皆の笑い声も聞こえずにその場で黙って座る。
―――――そして一ヶ月後―――――
「お早う御座います♪」
「あら、小鳥遊さん?優に何か用かしら?」
「はい♪ちょっと用事がありまして」
最近は奏がよく俺の家(正確には親戚の家)に遊びに来るのである。
その理由はいたって簡単であるのだ…。
その理由は…「おっはよー優くん♪」…そう、最近俺に良くちょっかいを出してくる回数が多くなった。
こっちに限っては迷惑極まりないものだ。
「部屋に入るならせめてノックぐらいしてくれ」
『だって…サプライズはそんなことはしないのです♪』
満面の笑みでそんなことを言われても俺はまったく意味が分からない。
すると奏が俺の眼の前に「誕生日おめでとう♪」とかかれた紙を見せてくる。
確かに俺の誕生日は今日だが…何故知っているのかを尋ねてみる。
『企業秘密だよ♥』
「…女ってのは理解しがたい存在だ」
『えへへッ、褒められた♪』
「別に褒めてはいないからな」
などと奏と話しながら俺は思うことが何かしかあるのだ。
どうして彼女は俺にちょっかいを出すのか?
どうして彼女は俺の世話を焼いているのかだ。
俺はとりあぜず聞いてみることにした。
『何でか…教えてあげようか?』
「是非ともお願いしたいものだ」
「……(優君が好きだからだよ?)」
「…は?…ッ」
急に口を開いてから俺に言うがまったく分からない。
しかし、次の動作により俺も驚いてしまう。
いきなり俺を奏がベットに押し倒してきて顔を真っ赤にしながら俺の唇を奪う。
唇が触れた瞬間に俺の頭の中が真っ白になる。
この気持ちは何だろうか…心臓の鼓動が早まっている。
「…か、奏?」
『私は貴方が好きなのです。私のファーストキスあげたんだから感謝しなさい♪』
「奏…俺は耳が聞こえないんだぞ?」
『うん、それで?』
「お前の声も聞こえないんだぞ?」
『そのぐらい大丈夫だよ♪』
「大好きだから」と紙に書いてから俺の胸板に真っ赤な顔を埋める。
これが奏の俺へちょっかいを出す理由なのだと感じた瞬間である。
―――――午後十時頃―――――
俺と奏は裸同士になってから俺のベットの上で抱きしめ合っている。
お互いに胸の鼓動が聞こえるぐらいに緊張している。
そう…先ほど奏と三回ほど交わったのであり…彼女とはまだ繋がったままである。
最初は奏は痛そうな顔をしていたが次第に快楽に身を任せていた。
そんでもって俺たちは少し汗をかきながら裸のまま抱きしめ合っている。
「奏…大丈夫だったのか?」
『大丈夫だよ。こんだけ出されたんだもん♥』
「やめてくれ…恥ずかしい…」
そして俺と奏は静かに笑い合ってから少し間を取ってからキスをする。
それも甘く切ない時間をその身で感じようとするかのように…。
奏の唇から伝わる彼女の気持ちが嬉しくてつい四回戦を始めてしまった。
さすがにヤバいだろうと思っていたのだが奏も待っていたかのようでもあった。
そして俺は耳が聞こえなくても一つだけわかることがある。
聞こえなかったら感じれば良いのだと彼女に教わったのである。
「幸せを呼んでくれてありがとう」
「…(どういたしまして♥)」
それから性行為は朝まで続いたのである。
気が付いたら俺は奏の魔力によりインキュバスいなっていて耳も聞こえるようにもなっていた。
そして俺は彼女の声が聞こえたことにより奏と朝一発目を開始することにしたのである。
…リア充でごめんなさい。
でも俺はこの幸せの青い鳥を大切にしないといけないと心に誓った。
それは俺がまだ幼い時のこと…五歳ぐらいであろうか?
その日小さい頃の俺と両親と車で家族旅行に向かっていたことだ。
突然目の前にでてきたトレーラーに俺を含め三人が乗っていた車とトレーラーが衝突事故を起こした。
そして俺が運ばれた病院で俺は両親の死を知らされた。
俺の両親の緊急手術を施していた医者たちは俺の頭を優しく撫でて慰めようとした。
「うぐッ…おとうさん…ひくッ…おかあさん…」
「もうしわけない…君の家族を助けられなかった…」
「何も…聞こえないよ…怖いよ…」
その日を境に俺はショックで何も聞こえなくなってしまった。
その日から俺は聴覚を失ったのである。
誰とも言葉を交わすこともしなくも無くなった…。
―――――それから十年後―――――
それから俺は両親の知り合いの家に引き取られることになり今年から高校生活の始まりを受け入れて一ヶ月が過ぎた。
俺は窓際の二番目の自分の席で窓の外を見ながら黙り込むことが多くなった。
今は国語の事業で教師が何を話しているのかも分からない。
だから俺は黒板に書かれていくものをノートに書いてからまた窓の外を見るを繰り返していると…俺の肩に何か触れたので振り向くとそこには青い羽根を持つセイレーンの小鳥遊奏(かなで)が黒板を指さしながら俺に微笑みかける。
「ありがとう…」
『どういたしまして』
彼女はいやこのクラスの連中には俺の聴覚障害のことは知らされているので皆は俺に用がある時は携帯でメールを俺にしたり、紙に書いて知らせたりしてくれる。
たまに手話で俺に伝えようとしてくれる者もいるが手話の勉強はしていない。
「教師が何か言っていたの?」
『うぅん?あんまり授業に集中していないと身に付かないぞ♪』
「俺は聞こえないから別に良いだろ?第一ノートに写しておけば大丈夫だ」
すると奏がどこからか取り出したのであろう定規で俺の腿を思い切って叩く。
その激痛に思わず声を出して立ち上がる。
「いってぇ…何しやがるッ!!」
「どうかしたのか小堺?」
「センセーイッ!!小堺君は声が聞こえないので私が聞きますよ?」
「あぁ、それじゃあ小鳥遊。小堺に静かにしていろと伝えてくれ」
「はーいッ♪」
するとクラス中に笑顔が広がっていく。
奏はこのクラスのアイドル的存在でもある。
俺は皆の笑い声も聞こえずにその場で黙って座る。
―――――そして一ヶ月後―――――
「お早う御座います♪」
「あら、小鳥遊さん?優に何か用かしら?」
「はい♪ちょっと用事がありまして」
最近は奏がよく俺の家(正確には親戚の家)に遊びに来るのである。
その理由はいたって簡単であるのだ…。
その理由は…「おっはよー優くん♪」…そう、最近俺に良くちょっかいを出してくる回数が多くなった。
こっちに限っては迷惑極まりないものだ。
「部屋に入るならせめてノックぐらいしてくれ」
『だって…サプライズはそんなことはしないのです♪』
満面の笑みでそんなことを言われても俺はまったく意味が分からない。
すると奏が俺の眼の前に「誕生日おめでとう♪」とかかれた紙を見せてくる。
確かに俺の誕生日は今日だが…何故知っているのかを尋ねてみる。
『企業秘密だよ♥』
「…女ってのは理解しがたい存在だ」
『えへへッ、褒められた♪』
「別に褒めてはいないからな」
などと奏と話しながら俺は思うことが何かしかあるのだ。
どうして彼女は俺にちょっかいを出すのか?
どうして彼女は俺の世話を焼いているのかだ。
俺はとりあぜず聞いてみることにした。
『何でか…教えてあげようか?』
「是非ともお願いしたいものだ」
「……(優君が好きだからだよ?)」
「…は?…ッ」
急に口を開いてから俺に言うがまったく分からない。
しかし、次の動作により俺も驚いてしまう。
いきなり俺を奏がベットに押し倒してきて顔を真っ赤にしながら俺の唇を奪う。
唇が触れた瞬間に俺の頭の中が真っ白になる。
この気持ちは何だろうか…心臓の鼓動が早まっている。
「…か、奏?」
『私は貴方が好きなのです。私のファーストキスあげたんだから感謝しなさい♪』
「奏…俺は耳が聞こえないんだぞ?」
『うん、それで?』
「お前の声も聞こえないんだぞ?」
『そのぐらい大丈夫だよ♪』
「大好きだから」と紙に書いてから俺の胸板に真っ赤な顔を埋める。
これが奏の俺へちょっかいを出す理由なのだと感じた瞬間である。
―――――午後十時頃―――――
俺と奏は裸同士になってから俺のベットの上で抱きしめ合っている。
お互いに胸の鼓動が聞こえるぐらいに緊張している。
そう…先ほど奏と三回ほど交わったのであり…彼女とはまだ繋がったままである。
最初は奏は痛そうな顔をしていたが次第に快楽に身を任せていた。
そんでもって俺たちは少し汗をかきながら裸のまま抱きしめ合っている。
「奏…大丈夫だったのか?」
『大丈夫だよ。こんだけ出されたんだもん♥』
「やめてくれ…恥ずかしい…」
そして俺と奏は静かに笑い合ってから少し間を取ってからキスをする。
それも甘く切ない時間をその身で感じようとするかのように…。
奏の唇から伝わる彼女の気持ちが嬉しくてつい四回戦を始めてしまった。
さすがにヤバいだろうと思っていたのだが奏も待っていたかのようでもあった。
そして俺は耳が聞こえなくても一つだけわかることがある。
聞こえなかったら感じれば良いのだと彼女に教わったのである。
「幸せを呼んでくれてありがとう」
「…(どういたしまして♥)」
それから性行為は朝まで続いたのである。
気が付いたら俺は奏の魔力によりインキュバスいなっていて耳も聞こえるようにもなっていた。
そして俺は彼女の声が聞こえたことにより奏と朝一発目を開始することにしたのである。
…リア充でごめんなさい。
でも俺はこの幸せの青い鳥を大切にしないといけないと心に誓った。
12/09/20 13:41更新 / オガちゃん