連載小説
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ピュイの休日
皆様こんにちはピュイと言います。
小さい頃からお父さんにべったりだった私もいつしか大きくなりました。
まぁ、色々と成長しましたが…ち、チビじゃないもんッ!!
そして今日は一人で電車で十分ぐらいの距離がある隣町までお出かけをしています。

「お買いもの〜お買いもの〜♪」
「こらこらタンポポ暴れないで…」
「わっは〜♪」
「もう…タンポポちゃんも相変わらずだね?」

そして今日はロゼリアちゃんとタンポポちゃんも一緒に買い物です。
それは何故かというと…乙女の悩みの一つです。
それをお父さんに話したら鼻血を放出して病院に運ばれました。
私は何かしたのだろうか…わからない。

「しかし…私たちも中三ってのは早いものね?」
「わっは〜♪もうすぐ高校生〜」
「そうだね?もう15だよね…」

私はいっつも思うことがあるのですが…ロゼリアちゃんの胸の成長がここまで早いとは思わなかった。
だって…胸が私より二つ上なんです。
別に羨ましくないもん…本当だもんッ!!

「わっは〜ぼいんぼいん♪」
「ちょッ!?…タンポポやめて…あんッ…」
「タンポポちゃんッ!?」

私が考え事をしているとタンポポちゃんがロゼリアちゃんの胸にダイブしていました。
そのロゼリアちゃんはお顔が真っ赤でちょっと色っぽいです。

「いい加減にしなさいよッ!?」
「わっは〜♪ロゼリアが怒った〜」
「待ちなさいこのチビぺドがッ!!」
「…ろ、ロゼリアちゃん」

―――――

そして…やってきました魔物都会グリモワールッ!!
ここは多くの魔界産のものや衣服が並べられていてとっても賑やかな観光スポットでもあります。
今回は此処にあるお稲荷様を祀っている神社に向かおうと思います。
…魔物が神社にお参りってのはどうかと思いますけどね?

「目的地に行く前に…ちょっと見て回らない?」
「わっは〜♪賛成〜」
「私もそっちの方が良いと思う」

そして私たちは本来の目的を後にしてからグリモワールを探索することにしました。
まず初めに向かったのは植物型魔物必見のお店のサマースリープという日光浴のお店です。
ここでは私とロゼリアちゃんが日光を浴びているとタンポポちゃんがロゼリアちゃんの頭に乗っています。
そしてサマースリープを出てからは洋服を見て回りました。

「いやぁ〜…楽しかったね?」
「わっは〜♪」
「そうだね?それじゃあそろそろお稲荷様の神社に行かない?」
「わっは〜♪レッツゴー♪」

そして私たちはお稲荷様のところでお参りをしてから夕食を食べに近くのレストランに向かう。
そこでは多くの魔物やカップルが食事をしている高級感溢れるレストランに思わず三人で驚いてしまうのでしたが…。

「わっは〜♪ごーかー」
「これは凄いわね?」
「うん…普段行っていったレストランとは違うね?」

入り口でそんなことを言っていると「いっらっしゃいませ♪」とホルスタウロスのウェイトレスさんが出迎えてくれて私たちを席に案内してくれて現在三人でメニュー表を見ている。

「まさか…」
「わっは〜…」
「そうだね…」
『安いッ!?(わっは〜♪)』

―――――

そして私たちはレストランから出てから電車に乗ってからすっかり暗くなった窓の外を見る。
タンポポちゃんはロゼリアちゃんの腕の中で寝ているところを見ると何だか姉妹に見えてしまいます。
そして私は二人と別れてから一息ついてから星空を見る。

「お父さんどうしているのだろう…ちょっと心配だな?」

そう思いながら私は光合成の歌を歌いながら夜道を歩く。
私は…お父さんと一緒に居るのが好きなのでもあるのだけれど…最近はお父さんを見てるとお腹の中が痒くなるのです。
どうしたら良いのでしょうか…このままじゃあお父さんのことが…―

「好きになっちゃうよ…」

でもこの気持ちはここで留めておかないと私が私で無くなりそうで怖い。
それも自分の首を切り裂くかのようでとても怖い。
でも…一度でいいからお父さんに抱かれたい気持ちもある。
…って何を考えているのだろう私は…お父さんの娘なのに…。
だけど…もうここで忘れよう…私の初恋をここで閉ざそう。
そう思い私は家に帰ることにしたのでした。
12/09/08 19:47更新 / オガちゃん
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■作者メッセージ
はい、どうもオガちゃんです。
今回も短く終わってしまいましたがこれからですw
ではノシ

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