連載小説
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Dエンジェル、企む
ほぼ絶対相手が現われないと思っていた友人のデュラハンに夫が出来た

まあ、私も一枚噛んでいたし、それ自体は祝福すべきだろう
友人的に考えて


だが


「はい、あ〜ん♪」

「は、恥ずかしいですね・・・あ、あ〜ん」



未だ相手の見つからない私の前でイチャつくのは何の嫌がらせか?

しかもバッチリ好みの相手捕まえやがって

しかもそれが私の好みにも当てはまる可愛い少年(しかも絶倫)とくれば
羨ましいやら妬ましいやら羨ましいやら羨ましいやら

一日だけでも代わってほしい・・・・・・




こ の 妬 み は ら さ で お く べ き か !!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




と、いうわけで某氏のところでちょっと話題になったブツを分けてもらった

その名も「カップル破壊セット」!!

今回は「きのこの里」、「たけのこの山」

これで妬みを晴らしてやろう、うふふふふふふ



え? そんなことしてないで婿探せ?
とりあえず、妬みを晴らしてからね


ブツを設置した後は物陰で待機
まあ、ホントに修復不能な仲になっちゃったら、ちゃんとフォローするわよ?
さすがに罪悪感はあるし


・・・・・・・お、来た来た♪





「あれ? Dエンジェルさん居ませんね」

「おかしいな・・・いつもはここに・・・ん?」

お、ブツを手に取ったわね

「あ、きのこの里だ 僕これ好きなんですよね」

「え、どちらかといえば私はたけのこが好きなんだが」

「そうですか? きのこ美味しいじゃないですか
二つに分けて食べるのが良いんですよ たけのこは分けられませんし」

「おいおい、二つに分けるなんて邪道じゃないか?
大体、たけのこは食感を楽しむものなんだから・・・・・」

「え〜・・・でも・・・・・」

「いや、しかし・・・・・・」



おおお♪ 上手くいってる!! 大丈夫よデュラハン、仲違いしたら
私が彼をもらってあげるから!! (←本音)



「ん〜・・・・じゃあ、食べ比べてみませんか? お互いに」

「ん、そうだな、そうしよう」


ぱくっ もぐもぐ・・・・・


「へえ・・・たけのこの食感、確かに良いですね」

「きのこもこうして分けて食べると美味いな」


え・・・・あれ?


「今度、街に買いに行きませんか? もちろん両方」

「いいな、食べさせっこでもするか♪」

「だから、それは恥ずかしいですってば・・・・・」


キャッキャッ  フフフフッ・・・・・・














あれ? 変だな・・・・・・
なんで負けた気がするんだろう・・・・・?

・・・・・なんで目から水が出るんだろう・・・・
しゃっくりも止まらないよ・・・・・・・・・ぐすっ
13/07/29 19:55更新 / くびなし
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■作者メッセージ
これ書いた後に「この立ち位置は美味しい」と思った
そのせいで奴は結婚できない

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