give rise to/だーくねす。
―何が、起こった…？。
それを理解するまでに数秒を有し。
―嫌だ、違う…そんなハズは…！
恐怖が体を縛り付けるまでに、時間は必要なかった。
脂汗が滲む。
歯がカタカタと鳴る。
恐怖が眼前を支配する。
それと反比例して、身体の一点が痛いほど熱を帯びている。
今、目の前には『黒き太陽』が瞬いている。
浮遊する闇そのものが、貪るように少女を陵辱する。
ただ快楽を求めて、ただ少女の肉体を求めて、拘束し、口内も、尻穴も、膣穴も、全てを犯す闇。
聞こえる音は、無数の触手が蠢く音と少女の嬌声。
そして、その少女と目が合い、その闇が俺に向かって―
※
始まりは、とある晴れた日。
今年で23になる俺は、しがない漁師をやっていた。
その日は本当に良い天気で、こんな日なら魚も穫れるだろうと船を出す。
…が。
何かがおかしい。
俺しか知らない穴場には、いつもなら水面からも大量の魚が見て取れる。
だが、今日に限っては何も居ない。
魚はもとより、空を飛ぶ海鳥も、何もかもが、見当たらない。
「…どうゆう、ことだ…？」
俺以外の漁師がまとめて網でかっさらったのか？
…そんな訳がない。それに、鳥すら居ないんだから。
そう思った時、空が影った。
一体何が？ そう思い、上を見上げる。
………闇。
一言で表すなら、闇。
日蝕のように、その闇は太陽を影らせていた。
…ボト。
「うっ！？」
上を見上げる俺の頬に落ちる、闇の一欠片。
頬に感じる気持ち悪い程の生暖かいそれを手で拭い…
「…う、ぁ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！？」
拭った手に着いたそれを、振り払う。
蠢いていた。ヌチュヌチュと嫌悪感を催す音を立てながら、黒い粘液を吐き出しながら。
ボト。…ボト、ボト。
黒き太陽から落ちる、黒い異形。
次から次へと落ちる闇。
そこから逃げ出したい。だけれど、身体が上手く動かない。
「…うぁ…ぁ…ぁぁぁ……っ」
情けない声だけが虚しく響く。
嫌だ…っ！ 死にたくない…っ！ こんなバケモノに喰われて死ぬのは嫌だ…っ！
そう思った時、その声は聞こえた。
「ぁっ ♥やぁっ ♥ん、んっ、はぁっ ♥あぁ、んゃあっ ♥」
…っ！
聞こえたのは、少女の嬌声。
―何ん、だ…？。
それを理解するまでに数秒を有し。
身体が反応するまでに、時間は必要なかった。
脂汗が滲む。
歯がカタカタと鳴る。
恐怖が眼前を支配する。
それと反比例して、身体の一点が痛いほど熱を帯びている。
今、目の前には『黒き太陽』が瞬いている。
浮遊する闇そのものが、貪るように少女を陵辱する。
ただ快楽を求めて、ただ少女の肉体を求めて、拘束し、口内も、尻穴も、膣穴も、全てを犯す闇。
聞こえる音は、無数の触手が蠢く音と少女の嬌声。
そして、その少女と目が合い、その闇が俺に向かって向かってくる。
そのまま、黒い闇は異形へと姿を変えた。
四方へ広がる闇の触手が、俺の身体を拘束する。
拘束されているのは少女も同じようで、手足を闇に掴まれたまま少女が此方へと向かう。
その瞳には光が無く、口からは延々と嬌声が漏れていた。
俺も、彼女のように狂わせるのか。
そう思った途端、闇の触手が一層恐ろしくなった。
俺の服はもとより、下着すら無残に破き、溶かす黒い粘液。
闇の触手は身体を這いずり回り、上がってくる。
嫌だ…嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ！！
恐怖が、嫌悪感が身体を蹂躙する。
その時だった。
…れろ…くちゅ…ちゅっ…じゅるじゅる…ちゅっ。
下半身の一点に、生暖かくてザラつきのあるモノが絡みついた。
視線を下へ移すと、少女がその口や、唇、舌を使って股間にむしゃぶりついていた。
闇の触手に縛り付けられた少女は、触手が蠢き、突き上げる度に喉奥まで俺のモノをくわえ込む。
「んぅ…っ ♥やぁっ、んっっ！ ちゅ…れろ、ちゅる、ぁっ ♥」
「く、ぅ…や、め…っ！」
恐怖感と、今まで味わった事の無い快楽が身体中を駆け巡る。
…絶頂するのは、直ぐだった。
途方もない快楽の舌使いで責められたモノは弾け、子種を少女の口内に吐き出した。
そして、その絶頂と共に、身体を浸食する闇は一瞬にして広がった。
口、耳、鼻など、穴という穴から体内へと侵入する闇。
視界を覆う漆黒。
身体中に残る、有り得ない快楽。
それらが相成って、俺は文字通り、意識を闇に手放していた…。
※
…気が付くと、空は夕暮れ時に変わっていた。
穏やかな潮風、空を飛ぶ海鳥。
何時もと変わらない、一場面。
…あれは、夢だったのか……？
そんな考えは、一瞬にして砕け散る。
「ぁ…ぁ……ぅ……？」
そこに、少女が居たからだ。
しかし、あの闇はどこにも無い。
「………あ、ぅ……？」
少女が己の身体をぺたぺたと触り、俺の方に手を伸ばす。
…ドクン。
身体の中で、何かが脈動する。
「…ん……ぁ……あ……！」
ドクン。…ドクンっ！
手を伸ばし、俺を見つめて涙目の少女。
触手から解放されて、嬉しいんだろう。
……“いや、違う”。
そうじゃない。嬉しいんじゃない。
彼女は、戸惑っている。
根拠も何も無いのに、俺の中でそう呟く俺が居た。
ドクン。ドクン。ドクン。
脈動は早鐘を打ち始める。
《そうだ…そうじゃないか。彼女は誕生した時からずっと、闇と自分しか知らないじゃないか》
俺は少女の事を知らない。あの闇の事も知らない。
“ならば何故、そんな事が分かるのか”。
…答えは、直ぐに分かった。
ドクン、ドクンと脈動する何かが告げている。
俺が闇だと。俺が彼女を守る為の闇だと。
それがわかった途端、身体の脈動は静かになっていた。
代わりに、俺の足元や背中から“無数の闇”が溢れ出た。
それは、先程少女を犯していた触手。
そして、今から少女を犯す“俺”だ。
だけど、本能のままに犯す闇ではない。
先ずは彼女を安心させてあげよう。
快楽しか知らない少女が、快楽を失って戸惑っている。
だから、俺は闇で彼女を引き寄せた。
ビクンっ、と一瞬だけ硬直したが、優しく抱き寄せて撫でているうちに、身体から緊張感が抜け始める。
彼女は快楽しか知らない。
言語も、愛も、食事も知らない。
だけど。
言葉を知らないなら、これからゆっくり教えてあげれば良い。
愛を知らないなら、俺が彼女を愛してあげよう。
食事も、ちゃんと食べさせて。
衣服だって、買ってあげよう。
きっとそれは、本能のまま貪っていた闇には出来ない事だろう。
だけど今の闇…俺なら、やってやれる。
どこで、何のために生まれたかも分からない、可哀想な少女を、守ってやれる。
…だから先ずは、彼女が唯一知っている行為で安心させてあげよう。
「入れるよ…？」
呟いて、普段より大きく膨張したモノを、少女の秘部にあてがう。
彼女は不思議そうに、よくわからなさそうに小首を傾げたが、次の瞬間には理解出来たようだ。
優しくモノを侵入させて、少女を抱き寄せながら、頭を撫でてやりながら、腰を振るう。
ぬちゅ…ぬる…くちゅ…くちゃ…。
「ぁ…っ!? んん…っ ♥や…、ぁ…っ ♥」
最初はゆっくりと、長い道のりを出し入れさせる。
何時もの触手には無い、カリ首の部分や浮き出した血管の凹凸が生む快楽が不思議なのだろうか？
彼女は必死にしがみついてくる。
瞳にも、光が見て取れる。
今の闇（俺）にしか出来ない、行為。
だけど、やっぱりニンゲンの身体じゃ不安だろう。
そう思い、闇で彼女を包み込む。
乳首やクリを触手で愛撫しながら、腰を振るう。
「あぅ…、あっ ♥んん、んん〜〜〜〜っ ♥ ♥」
胸元に顔をうずめて喘ぐ少女が、愛おしくて堪らない。
次第に強く、激しく腰を打ち付ける。
その度に最奥の子宮口を小突くと、蜜壷からは愛液が止め処なく溢れ、太ももを伝い地に落ちる。
「や、ぁっ ♥ふぁ、あんっ ♥ ん、あっ、やぁ、ちゅっ、んっ ♥ 」
惚けた顔が堪らなくて、キスをする。
その度に、舌を絡めてくる彼女が可愛くて仕方ない。
「ちゅっ ♥れろ、んぁっ ♥やぁ、あっ ♥ぁあっ、やっ、ふぁっ ♥ ♥」
くちゅくちゅといやらしい音を立てながら、止め処ない快楽を与えて。与えられて。
それが、どれ位続いた頃だろうか。
彼女が必死になりながら、顔をうずめて喘ぎ、膣が痙攣してきゅっ、きゅっ、っと締め付ける。
「んっ、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ ♥ ♥」
と、声にならない嬌声を上げながら、エビ反りに体を反らせる。
そんな彼女を目一杯抱き締めて、今までで一番強く、深く腰を打ち付ける。
強烈な圧迫感と、絡みつく肉ヒダが蠢き、裏筋やカリ首、亀頭を刺激した。
結果、彼女の胎内で大量の精を放つ。
射精している間も、堪えるような顔をした彼女は蜜壷を蠢かせる。
「んぁっ ♥あっ ♥やあぁ、あっ ♥ぁ、ふぁあ、ふぁあぁぁっ ♥ ♥ ♥」
どく、どく。
止め処ない精を放たれたのは、初めてだったのか。
射精が終わった頃には、少女の意識は途切れていた。
「はぁ…、はぁ… ♥」
少なくとも、ちょっとは安心してくれたかなと思うと、俺自身が安心する。
闇で優しく頭を撫でながら、俺は微笑んだ。
なんだ…魔物ってやつも、こんなに可愛い寝息を立てるんだな、と。
※
その出会いから、約４日。
彼女はとても記憶力が良く、頭も良い事がわかった。
言葉を教えれば直ぐに話し、文字を教えれば本が好きになった。
ご飯は…、まあ、どうやら魚は食べてくれるみたいだけど、性交で事足りるみたいだ。
服は…なんど言っても普通の服を着てくれない。
だから仕方なく、“闇”で生成した服を着せている。
性交の時も脱がせる必要もないので、結構便利だ。
このまま、ずっと二人で居たいな…。
「…あの、ね…。わたし、スキ…？」
「ああ、好きだぞ」
「わたしも、スキ…っ」
…。
居たいな、じゃなくて。
居てやらなきゃいけないな。
それが俺に出来る、“守る”事になるんだろう。
終わり。
それを理解するまでに数秒を有し。
―嫌だ、違う…そんなハズは…！
恐怖が体を縛り付けるまでに、時間は必要なかった。
脂汗が滲む。
歯がカタカタと鳴る。
恐怖が眼前を支配する。
それと反比例して、身体の一点が痛いほど熱を帯びている。
今、目の前には『黒き太陽』が瞬いている。
浮遊する闇そのものが、貪るように少女を陵辱する。
ただ快楽を求めて、ただ少女の肉体を求めて、拘束し、口内も、尻穴も、膣穴も、全てを犯す闇。
聞こえる音は、無数の触手が蠢く音と少女の嬌声。
そして、その少女と目が合い、その闇が俺に向かって―
※
始まりは、とある晴れた日。
今年で23になる俺は、しがない漁師をやっていた。
その日は本当に良い天気で、こんな日なら魚も穫れるだろうと船を出す。
…が。
何かがおかしい。
俺しか知らない穴場には、いつもなら水面からも大量の魚が見て取れる。
だが、今日に限っては何も居ない。
魚はもとより、空を飛ぶ海鳥も、何もかもが、見当たらない。
「…どうゆう、ことだ…？」
俺以外の漁師がまとめて網でかっさらったのか？
…そんな訳がない。それに、鳥すら居ないんだから。
そう思った時、空が影った。
一体何が？ そう思い、上を見上げる。
………闇。
一言で表すなら、闇。
日蝕のように、その闇は太陽を影らせていた。
…ボト。
「うっ！？」
上を見上げる俺の頬に落ちる、闇の一欠片。
頬に感じる気持ち悪い程の生暖かいそれを手で拭い…
「…う、ぁ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！？」
拭った手に着いたそれを、振り払う。
蠢いていた。ヌチュヌチュと嫌悪感を催す音を立てながら、黒い粘液を吐き出しながら。
ボト。…ボト、ボト。
黒き太陽から落ちる、黒い異形。
次から次へと落ちる闇。
そこから逃げ出したい。だけれど、身体が上手く動かない。
「…うぁ…ぁ…ぁぁぁ……っ」
情けない声だけが虚しく響く。
嫌だ…っ！ 死にたくない…っ！ こんなバケモノに喰われて死ぬのは嫌だ…っ！
そう思った時、その声は聞こえた。
「ぁっ ♥やぁっ ♥ん、んっ、はぁっ ♥あぁ、んゃあっ ♥」
…っ！
聞こえたのは、少女の嬌声。
―何ん、だ…？。
それを理解するまでに数秒を有し。
身体が反応するまでに、時間は必要なかった。
脂汗が滲む。
歯がカタカタと鳴る。
恐怖が眼前を支配する。
それと反比例して、身体の一点が痛いほど熱を帯びている。
今、目の前には『黒き太陽』が瞬いている。
浮遊する闇そのものが、貪るように少女を陵辱する。
ただ快楽を求めて、ただ少女の肉体を求めて、拘束し、口内も、尻穴も、膣穴も、全てを犯す闇。
聞こえる音は、無数の触手が蠢く音と少女の嬌声。
そして、その少女と目が合い、その闇が俺に向かって向かってくる。
そのまま、黒い闇は異形へと姿を変えた。
四方へ広がる闇の触手が、俺の身体を拘束する。
拘束されているのは少女も同じようで、手足を闇に掴まれたまま少女が此方へと向かう。
その瞳には光が無く、口からは延々と嬌声が漏れていた。
俺も、彼女のように狂わせるのか。
そう思った途端、闇の触手が一層恐ろしくなった。
俺の服はもとより、下着すら無残に破き、溶かす黒い粘液。
闇の触手は身体を這いずり回り、上がってくる。
嫌だ…嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ！！
恐怖が、嫌悪感が身体を蹂躙する。
その時だった。
…れろ…くちゅ…ちゅっ…じゅるじゅる…ちゅっ。
下半身の一点に、生暖かくてザラつきのあるモノが絡みついた。
視線を下へ移すと、少女がその口や、唇、舌を使って股間にむしゃぶりついていた。
闇の触手に縛り付けられた少女は、触手が蠢き、突き上げる度に喉奥まで俺のモノをくわえ込む。
「んぅ…っ ♥やぁっ、んっっ！ ちゅ…れろ、ちゅる、ぁっ ♥」
「く、ぅ…や、め…っ！」
恐怖感と、今まで味わった事の無い快楽が身体中を駆け巡る。
…絶頂するのは、直ぐだった。
途方もない快楽の舌使いで責められたモノは弾け、子種を少女の口内に吐き出した。
そして、その絶頂と共に、身体を浸食する闇は一瞬にして広がった。
口、耳、鼻など、穴という穴から体内へと侵入する闇。
視界を覆う漆黒。
身体中に残る、有り得ない快楽。
それらが相成って、俺は文字通り、意識を闇に手放していた…。
※
…気が付くと、空は夕暮れ時に変わっていた。
穏やかな潮風、空を飛ぶ海鳥。
何時もと変わらない、一場面。
…あれは、夢だったのか……？
そんな考えは、一瞬にして砕け散る。
「ぁ…ぁ……ぅ……？」
そこに、少女が居たからだ。
しかし、あの闇はどこにも無い。
「………あ、ぅ……？」
少女が己の身体をぺたぺたと触り、俺の方に手を伸ばす。
…ドクン。
身体の中で、何かが脈動する。
「…ん……ぁ……あ……！」
ドクン。…ドクンっ！
手を伸ばし、俺を見つめて涙目の少女。
触手から解放されて、嬉しいんだろう。
……“いや、違う”。
そうじゃない。嬉しいんじゃない。
彼女は、戸惑っている。
根拠も何も無いのに、俺の中でそう呟く俺が居た。
ドクン。ドクン。ドクン。
脈動は早鐘を打ち始める。
《そうだ…そうじゃないか。彼女は誕生した時からずっと、闇と自分しか知らないじゃないか》
俺は少女の事を知らない。あの闇の事も知らない。
“ならば何故、そんな事が分かるのか”。
…答えは、直ぐに分かった。
ドクン、ドクンと脈動する何かが告げている。
俺が闇だと。俺が彼女を守る為の闇だと。
それがわかった途端、身体の脈動は静かになっていた。
代わりに、俺の足元や背中から“無数の闇”が溢れ出た。
それは、先程少女を犯していた触手。
そして、今から少女を犯す“俺”だ。
だけど、本能のままに犯す闇ではない。
先ずは彼女を安心させてあげよう。
快楽しか知らない少女が、快楽を失って戸惑っている。
だから、俺は闇で彼女を引き寄せた。
ビクンっ、と一瞬だけ硬直したが、優しく抱き寄せて撫でているうちに、身体から緊張感が抜け始める。
彼女は快楽しか知らない。
言語も、愛も、食事も知らない。
だけど。
言葉を知らないなら、これからゆっくり教えてあげれば良い。
愛を知らないなら、俺が彼女を愛してあげよう。
食事も、ちゃんと食べさせて。
衣服だって、買ってあげよう。
きっとそれは、本能のまま貪っていた闇には出来ない事だろう。
だけど今の闇…俺なら、やってやれる。
どこで、何のために生まれたかも分からない、可哀想な少女を、守ってやれる。
…だから先ずは、彼女が唯一知っている行為で安心させてあげよう。
「入れるよ…？」
呟いて、普段より大きく膨張したモノを、少女の秘部にあてがう。
彼女は不思議そうに、よくわからなさそうに小首を傾げたが、次の瞬間には理解出来たようだ。
優しくモノを侵入させて、少女を抱き寄せながら、頭を撫でてやりながら、腰を振るう。
ぬちゅ…ぬる…くちゅ…くちゃ…。
「ぁ…っ!? んん…っ ♥や…、ぁ…っ ♥」
最初はゆっくりと、長い道のりを出し入れさせる。
何時もの触手には無い、カリ首の部分や浮き出した血管の凹凸が生む快楽が不思議なのだろうか？
彼女は必死にしがみついてくる。
瞳にも、光が見て取れる。
今の闇（俺）にしか出来ない、行為。
だけど、やっぱりニンゲンの身体じゃ不安だろう。
そう思い、闇で彼女を包み込む。
乳首やクリを触手で愛撫しながら、腰を振るう。
「あぅ…、あっ ♥んん、んん〜〜〜〜っ ♥ ♥」
胸元に顔をうずめて喘ぐ少女が、愛おしくて堪らない。
次第に強く、激しく腰を打ち付ける。
その度に最奥の子宮口を小突くと、蜜壷からは愛液が止め処なく溢れ、太ももを伝い地に落ちる。
「や、ぁっ ♥ふぁ、あんっ ♥ ん、あっ、やぁ、ちゅっ、んっ ♥ 」
惚けた顔が堪らなくて、キスをする。
その度に、舌を絡めてくる彼女が可愛くて仕方ない。
「ちゅっ ♥れろ、んぁっ ♥やぁ、あっ ♥ぁあっ、やっ、ふぁっ ♥ ♥」
くちゅくちゅといやらしい音を立てながら、止め処ない快楽を与えて。与えられて。
それが、どれ位続いた頃だろうか。
彼女が必死になりながら、顔をうずめて喘ぎ、膣が痙攣してきゅっ、きゅっ、っと締め付ける。
「んっ、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ ♥ ♥」
と、声にならない嬌声を上げながら、エビ反りに体を反らせる。
そんな彼女を目一杯抱き締めて、今までで一番強く、深く腰を打ち付ける。
強烈な圧迫感と、絡みつく肉ヒダが蠢き、裏筋やカリ首、亀頭を刺激した。
結果、彼女の胎内で大量の精を放つ。
射精している間も、堪えるような顔をした彼女は蜜壷を蠢かせる。
「んぁっ ♥あっ ♥やあぁ、あっ ♥ぁ、ふぁあ、ふぁあぁぁっ ♥ ♥ ♥」
どく、どく。
止め処ない精を放たれたのは、初めてだったのか。
射精が終わった頃には、少女の意識は途切れていた。
「はぁ…、はぁ… ♥」
少なくとも、ちょっとは安心してくれたかなと思うと、俺自身が安心する。
闇で優しく頭を撫でながら、俺は微笑んだ。
なんだ…魔物ってやつも、こんなに可愛い寝息を立てるんだな、と。
※
その出会いから、約４日。
彼女はとても記憶力が良く、頭も良い事がわかった。
言葉を教えれば直ぐに話し、文字を教えれば本が好きになった。
ご飯は…、まあ、どうやら魚は食べてくれるみたいだけど、性交で事足りるみたいだ。
服は…なんど言っても普通の服を着てくれない。
だから仕方なく、“闇”で生成した服を着せている。
性交の時も脱がせる必要もないので、結構便利だ。
このまま、ずっと二人で居たいな…。
「…あの、ね…。わたし、スキ…？」
「ああ、好きだぞ」
「わたしも、スキ…っ」
…。
居たいな、じゃなくて。
居てやらなきゃいけないな。
それが俺に出来る、“守る”事になるんだろう。
終わり。
12/06/30 23:18更新 / 紅柳 紅葉