忘れていた事 その2
「どうなった・・・?白無垢は・・・」
「汚れは落ちましたが・・・」
「臭いは最後まで取れなかったです・・・・」
「マジか・・・」
ティコとハウは組長と若の晴れ姿のために頑張ったが、イカと栗の花と海の臭いは最後まで取れなかった。
「どうします・・・?」
「このまま行ったら間違いなく・・・」
「\(^o^)/」
「姐さん顔が・・・」
「\(^o^ )/=\( ^o^)/ダダダダダダダ」
「やめてください」
「( ^o^)・・・・」
「しょうがない・・・当日に賭けましょう。」
「あいつらに頼むんですか・・・!?ティコの姉貴・・・!?」
「それしか手がねえ・・・魔法は使えないしな・・・・」
「姐さんもそれで・・・?」
「( ^o^)・・・・」
「(^o^)」バッ
「「こっちみんな」」
ーーーーーーーーーー
翌日の陽太郎視点
「なあ陽太郎?麗奈さんからの地図にはなんて?」
「うん、「○△地区に行って、そこから×□方面に来てくれ。そこに用意した式場がある。」だって。」
「?あんなところに式場なんかあったかな?」
「あ」
「どうしたんだい母さん?」
「いや。面白くなりそうだな〜♪って♪」
「「?」」
この時母はその場所になにがあるのか把握したようだ。陽太郎も父もなにかさっぱり分かってないようだ。
腰を抜かすかもしれないというのに・・・
ーーーーーーーーーー
再び麗奈視点
「おーい!てめえら用意はできたのか!?」
「待ってくださいティコさん・・・まだ服が・・・」葵 ゆきおんな
「スーツが着にくい!」薫 ウシオニ
「私も着にくい!」桜花 白蛇
「尻尾が邪魔!」菊 稲荷
「ぐう・・・ぐう・・・」リン ホブゴブリン
「姉さ〜ん、起きてくださ〜い」リナ ゴブリン
「牛肉でたら殺す」ミウ ミノタウロス
「豚肉でたら犯す」ミーナ オーク
「スーツはちゃんと着たぜ!」アカ アカオニ
「喪服じゃないのそれ!」アオ アオオニ
「えーと予算は・・・」加奈子 刑部狸
「(アカン)」ハウ
「ドタバタしすぎだろ・・・・」ティコ
「用意出来たぞティコ」
「姐さん。分かりました。おい!全員急げ!早く車へ!」
「「「「「「「「「「「「了解!」」」」」」」」」」」」
ーーーーーーーーーー
陽太郎視点
「・・・・」
「・・・・父さんここ・・・」
「フフフ♪面白そうね♪」
「「王魔会・・・」」
説明しよう!王魔会とは、魔物娘の任侠達をまとめあげているいわば任侠達の親に当たる会だ!龍が○くでいうと、東○会や近○連合のことである。ちなみに今外にはベンツやらセンチュリーやらクラウンなどがズラリと並んでいる。ガラスはフルスモークで。
「入っていいのか?これ・・・」
「呼ばれたし、いいんじゃ・・・」
「行きましょ行きましょ♪」タタタ
「あっ!母さん!」
「お邪魔しまーす♪」
母親が重い扉を開くとそこには!
「「「「「「「お疲れ様です!!!!!」」」」」」」
「「うわあ・・・・」」
「おおおお!かっこいい!」
そこにはスーツを着て、サングラスを着けたりしている魔物娘達がズラーーーーーーっと並んでいた。しかも奥の本部の門まで。床にはレッドカーペットが敷いてある。陽太郎と父は引いているが、母はむしろ興奮している。
「「・・・・」」テクテク
「お疲れ様です!若!」
「おめでとうございます!」
「かっこいい♪来てよかった〜♪」
「もったいないお言葉です!あねさん!」
「おお!あねさん!カッコいい!へへへ〜♪」
「(やっぱり結婚反対するべきだったかなあ・・・・親戚一同腰を抜かすぞ・・・)」
「麗奈さん・・・・」
こうして陽太郎は到着した。変わって、麗奈の方を見てみよう。
ーーーーーーーーーー
「ティコ!飛ばせ!」
「姐さんが、緊張であの後腹壊したからでしょ!」
「加奈子がいなかったらどうなってたか・・・」
「うちの下痢止めは高いですよ♪」
「あ?」
「ごめんなさい」
「後どれくらいで着くんだ!?遅えぞ!」
「重たいんですよ!7人乗りに16人ですよ!?しろちゃんと勤さんは軽いですけど、倍以上ですよ!?」
「あ(察し)」ハウ
ーーーーーーーーーー
陽太郎視点
「苦しいね・・・和服って・・・」
「そうだ苦しいんだぞ人生もな」
「やめて。母さんは?」
「組員達と一緒に王魔会の中をまわっているよ。」
「一応、すごい人達をアゴで使うって・・・」
「肝が据わっているというか、バカというか・・・・」
そんな事を話している時、ドアにコンコンとノックされた。
「失礼します。」
「・・・・失礼ですが、誰ですか・・・?」
「お初お目にかかります。私は王魔会直系、王龍会会長。クロエと申します。種族はドラゴンです。」
「ああ、これはご丁寧に・・・」
「やめてください。私は過去に麗奈さんに世話なった者。その旦那様に敬語を使わせるなど、言語道断。」
「じゃあせめて、クロエさんって呼ばせて・・・」
「はっ。ところでそこの男は?」
「え」
「あっ、僕の父さんだよ」
「失礼しました!陽太郎さんの父殿とは露知らず!」
「う、うん・・・(父殿・・・・)」
「ところで、クロエさんはどうしてここへ?」
「あっ私の組には空の種族が揃っています。麗奈さんが少々遅いので、カラステングの者に見回りにいかせたところなんですが・・・・」
「どうしたの?」
「すごいパニックになってます・・・」
「ああ・・・やっぱり・・・」
「そろそろ来るとは、思うのですが・・・」
陽太郎が「・・・・」となっている最中。何かが近づいてくる音が聞こえてきた。
ガオオオオオオン
「ん?」
「?」
ガオオオオオオン
「あ」
「どうしたんですか?陽太郎さん」
「麗奈さんだ・・・・」
「え」
ドゴオオオオオオオン!!!!
「うわあ!」
「なんだ!!」
「出入りか!?」
「固めろ!くそ!」
「なんとしても若を守れ!」
「このめでたい日に・・・どこのどいつだ!」
「いや待て!あれは・・・」
「あの代紋は・・・」
「「「「「鬼山組・・・・・」」」」」
「やっちまったなティコ・・・・」
「姐さん・・・アクセルを横から踏むなんて・・・」
「目が回る・・・」
「糸をクッションにしたから後部座席は無事です・・・グフッ・・・」
「「「「「なにやってんだ・・・・鬼山組・・・・」」」」」
また続く
「汚れは落ちましたが・・・」
「臭いは最後まで取れなかったです・・・・」
「マジか・・・」
ティコとハウは組長と若の晴れ姿のために頑張ったが、イカと栗の花と海の臭いは最後まで取れなかった。
「どうします・・・?」
「このまま行ったら間違いなく・・・」
「\(^o^)/」
「姐さん顔が・・・」
「\(^o^ )/=\( ^o^)/ダダダダダダダ」
「やめてください」
「( ^o^)・・・・」
「しょうがない・・・当日に賭けましょう。」
「あいつらに頼むんですか・・・!?ティコの姉貴・・・!?」
「それしか手がねえ・・・魔法は使えないしな・・・・」
「姐さんもそれで・・・?」
「( ^o^)・・・・」
「(^o^)」バッ
「「こっちみんな」」
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翌日の陽太郎視点
「なあ陽太郎?麗奈さんからの地図にはなんて?」
「うん、「○△地区に行って、そこから×□方面に来てくれ。そこに用意した式場がある。」だって。」
「?あんなところに式場なんかあったかな?」
「あ」
「どうしたんだい母さん?」
「いや。面白くなりそうだな〜♪って♪」
「「?」」
この時母はその場所になにがあるのか把握したようだ。陽太郎も父もなにかさっぱり分かってないようだ。
腰を抜かすかもしれないというのに・・・
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再び麗奈視点
「おーい!てめえら用意はできたのか!?」
「待ってくださいティコさん・・・まだ服が・・・」葵 ゆきおんな
「スーツが着にくい!」薫 ウシオニ
「私も着にくい!」桜花 白蛇
「尻尾が邪魔!」菊 稲荷
「ぐう・・・ぐう・・・」リン ホブゴブリン
「姉さ〜ん、起きてくださ〜い」リナ ゴブリン
「牛肉でたら殺す」ミウ ミノタウロス
「豚肉でたら犯す」ミーナ オーク
「スーツはちゃんと着たぜ!」アカ アカオニ
「喪服じゃないのそれ!」アオ アオオニ
「えーと予算は・・・」加奈子 刑部狸
「(アカン)」ハウ
「ドタバタしすぎだろ・・・・」ティコ
「用意出来たぞティコ」
「姐さん。分かりました。おい!全員急げ!早く車へ!」
「「「「「「「「「「「「了解!」」」」」」」」」」」」
ーーーーーーーーーー
陽太郎視点
「・・・・」
「・・・・父さんここ・・・」
「フフフ♪面白そうね♪」
「「王魔会・・・」」
説明しよう!王魔会とは、魔物娘の任侠達をまとめあげているいわば任侠達の親に当たる会だ!龍が○くでいうと、東○会や近○連合のことである。ちなみに今外にはベンツやらセンチュリーやらクラウンなどがズラリと並んでいる。ガラスはフルスモークで。
「入っていいのか?これ・・・」
「呼ばれたし、いいんじゃ・・・」
「行きましょ行きましょ♪」タタタ
「あっ!母さん!」
「お邪魔しまーす♪」
母親が重い扉を開くとそこには!
「「「「「「「お疲れ様です!!!!!」」」」」」」
「「うわあ・・・・」」
「おおおお!かっこいい!」
そこにはスーツを着て、サングラスを着けたりしている魔物娘達がズラーーーーーーっと並んでいた。しかも奥の本部の門まで。床にはレッドカーペットが敷いてある。陽太郎と父は引いているが、母はむしろ興奮している。
「「・・・・」」テクテク
「お疲れ様です!若!」
「おめでとうございます!」
「かっこいい♪来てよかった〜♪」
「もったいないお言葉です!あねさん!」
「おお!あねさん!カッコいい!へへへ〜♪」
「(やっぱり結婚反対するべきだったかなあ・・・・親戚一同腰を抜かすぞ・・・)」
「麗奈さん・・・・」
こうして陽太郎は到着した。変わって、麗奈の方を見てみよう。
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「ティコ!飛ばせ!」
「姐さんが、緊張であの後腹壊したからでしょ!」
「加奈子がいなかったらどうなってたか・・・」
「うちの下痢止めは高いですよ♪」
「あ?」
「ごめんなさい」
「後どれくらいで着くんだ!?遅えぞ!」
「重たいんですよ!7人乗りに16人ですよ!?しろちゃんと勤さんは軽いですけど、倍以上ですよ!?」
「あ(察し)」ハウ
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陽太郎視点
「苦しいね・・・和服って・・・」
「そうだ苦しいんだぞ人生もな」
「やめて。母さんは?」
「組員達と一緒に王魔会の中をまわっているよ。」
「一応、すごい人達をアゴで使うって・・・」
「肝が据わっているというか、バカというか・・・・」
そんな事を話している時、ドアにコンコンとノックされた。
「失礼します。」
「・・・・失礼ですが、誰ですか・・・?」
「お初お目にかかります。私は王魔会直系、王龍会会長。クロエと申します。種族はドラゴンです。」
「ああ、これはご丁寧に・・・」
「やめてください。私は過去に麗奈さんに世話なった者。その旦那様に敬語を使わせるなど、言語道断。」
「じゃあせめて、クロエさんって呼ばせて・・・」
「はっ。ところでそこの男は?」
「え」
「あっ、僕の父さんだよ」
「失礼しました!陽太郎さんの父殿とは露知らず!」
「う、うん・・・(父殿・・・・)」
「ところで、クロエさんはどうしてここへ?」
「あっ私の組には空の種族が揃っています。麗奈さんが少々遅いので、カラステングの者に見回りにいかせたところなんですが・・・・」
「どうしたの?」
「すごいパニックになってます・・・」
「ああ・・・やっぱり・・・」
「そろそろ来るとは、思うのですが・・・」
陽太郎が「・・・・」となっている最中。何かが近づいてくる音が聞こえてきた。
ガオオオオオオン
「ん?」
「?」
ガオオオオオオン
「あ」
「どうしたんですか?陽太郎さん」
「麗奈さんだ・・・・」
「え」
ドゴオオオオオオオン!!!!
「うわあ!」
「なんだ!!」
「出入りか!?」
「固めろ!くそ!」
「なんとしても若を守れ!」
「このめでたい日に・・・どこのどいつだ!」
「いや待て!あれは・・・」
「あの代紋は・・・」
「「「「「鬼山組・・・・・」」」」」
「やっちまったなティコ・・・・」
「姐さん・・・アクセルを横から踏むなんて・・・」
「目が回る・・・」
「糸をクッションにしたから後部座席は無事です・・・グフッ・・・」
「「「「「なにやってんだ・・・・鬼山組・・・・」」」」」
また続く
15/06/09 21:04更新 / 海藻
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