連載小説
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お菓子の家
「おーいショタ君」母

「なーに?お母さん。」ショタ

昔々、それはそれは昔。ショタとその両親が仲良く暮らしておりました。今、父は仕事に出掛けております。つまり母と二人でお留守番の途中です。しかし、母はショタになにか用件があるようです。

「森の方へ行って、山菜を採ってきて欲しいの。」母

「やだー!めんどくさい!」ショタ

「いいのかな〜こわーいおじさんが来ちゃうぞー」母

「やっぱり行く!」ショタ

「ありがとう。」母

子供はこわい○○が来るという単語に弱いのです。それは今も昔も同じ。

「行って来ます!」ショタ

「行ってらっしゃい」母

ショタは小さなカゴを持ち、てくてく歩いていきます。近所の人々は微笑ましく眺めております。

「あるこーあるこー私はげんきー」ショタ

国が違う歌を歌いながら、ショタはずんずん森の方へと向かいます。

〜・・・・〜

「とうちゃく〜!」ショタ

ショタはようやく森につきました。後は山菜を取るだけです。

「山菜山菜!」ショタ

タタタ···

「みっけ!」ショタ

早い

「ふんふ〜ん♪」ショタ

ショタはせっせと山菜を集め、あっという間にカゴ一杯にしてしまいました。

「さっ帰ろ。・・・・ん?」ショタ

帰ろうとした瞬間、ショタは何かを感じたようです。

「・・・美味しそうな匂い!」ショタ

どうやらショタは美味しそうな匂いを感じとったようです。ショタはカゴを抱えながら、匂いのする方向へと駆け出して行きます。

「よいしょ、よいしょ。・・・・わあ!すごい!」ショタ

一体ショタは何を見つけたのでしょうか?

「お菓子の家だ!」ショタ

ファッ!?なんと言う事なのでしょう。ショタの目の前にはお菓子でできたお家があります。

「誰かいるのかな・・・?」ショタ

ショタはゆっくり近づき、コンコンとチョコレートでできた扉をノックします。

「誰かいますかー!」ショタ

「・・・・」

返事がない。ただの(ry ショタは扉を開き、中へと入って行きます。ちなみに靴はちゃんと脱いだようです。

「わあ!」ショタ

目の前には凄まじい光景が広がっておりました。マシュマロでできたクッションやベッド。ビスケットやクッキーでできた机や椅子。飴細工でできた窓。なにもかもが夢のようでした。

「いっただきまーす!」ショタ

ショタは手始めに机の一部をへし折り、口の中へと放り込みました。

「美味しい!」ショタ

ショタはもう大喜びです。目の前のお菓子を全て好きなようにできるのですから。

「わーい!」ショタ


〜・・・・〜








「眠くなってきちゃった・・・」ショタ

ありゃまあ。ショタはまだ子供です。お菓子を食べて眠たくなってしまいました。ショタはそのままマシュマロのベッドへと転がってしまい・・・

「すー・・・すー・・・」ショタ

寝てしまいました。


〜・・・・〜












「はっ・・・」ショタ

ショタはようやく目を覚ましました。ショタは外を見ると・・・

「わあ!?もう夜だ!」ショタ

ショタは急いで家へと向かいます。それはもう大慌てです。






「・・・ただいま。・・・うお!?」?




帰ってきた家の主に気がつかぬほどに・・・




〜・・・・〜


「ショタ君。今日はキノコを採ってきてほしいの。」母

「はーい!行ってきまーす!」ショタ

「待ちなさい。カゴをちゃんと持って。」母

「あっホントだ。よいしょ・・・よし!行ってきまーす!」ショタ

「行ってらっしゃい。・・・・変ねえ?あの子があんなに喜んで行くなんて・・・」母

母にはどうやらあの家のことを内緒にしているようです。

「ふんふふーん」ショタ

ショタはやや駆け足で森に向かいます。ほとんどはあの家が目当てですが・・・そして曲がり角を曲がろうとします。







その時でした。




ムニュウ!


「わあ!」ショタ

「おっと」

ショタは柔らかい何かと衝突してしまい、尻餅をついてしまいました。そしてショタが目を開けると・・・

「ごめんなさ・・・わっ・・・!」ショタ

「すまないな少年。」ドラゴン

なんと目の前にはドラゴンさんが立っていました。ショタはどうやらドラゴンさんの胸に当たったようです。ドラゴンさんは近所でも評判の女性です。美人で近所付き合いもしっかりとし、おまけに強い。泥棒やひったくりが出たときにはドラゴンさんが一瞬で退治してしまうのです。しかし、ひとつ問題があるのです。

「ご、ごめんなさい・・・」ショタ

「何をそんなに怯えている。」ドラゴン

少々怖いのです。大人たちには評判の彼女ですが、子供たちからは怖い人と噂されているのです。原因は見た目にありました。鋭い真紅の眼差し。大きな爪。覇王の風格を漂わせる角と翼。口の中にはなんと炎が燻っています。

「じゃ・・・じゃあまた!」ショタ

「ああ。」ドラゴン

ショタはさっさと森の方へと走って行ってしまいました。








「甘い匂い・・・間違いなくあの少年だな・・・ククク・・・」ドラゴン




〜・・・・〜



「ふう・・・キノコはこれぐらいでいいかな・・・」ショタ

ショタは昨日の倍以上の早さでキノコを集めてしまいました。

「早く行こっと。」ショタ

ショタはもう我慢できないようです。

タタタ····


「へへ。やっぱりある!」ショタ

ショタはお菓子の家の扉に手をかけ・・・


「おじゃましまーす!」ショタ

開きました。







その時です。


グニュウ

「うわあ!?」ショタ

ベチャッ

ショタは何かに足を取られ、転んでしまいます。

「う、動けない!?が、ガム!?」ショタ

どうやらショタは床に敷いてあったガムに捕まってしまったようです。しかし昨日は無かったハズ一体なぜなのでしょうか?

「やはり君か。」

「!・・・だ、誰!?」ショタ

ショタは顔をなんとか動かし、声のした方へと顔をむけます。

「やあ少年。」ドラゴン

「ど、ドラゴンさん・・・」ショタ

なんと目の前には先ほどぶつかったドラゴンさんが立っていました。

「な、なんでドラゴンさんが・・・」ショタ

「ここは私の家だ。君が勝手に入って来たんじゃないか。」ドラゴン

「そ、そんな・・・」ショタ

なんということでしょう。お菓子の家はドラゴンさんのお家だったのです。今ドラゴンさんはカンカンです。一発で怒っていると分かります。 

「さて・・・どうしてやろうか・・・」ドラゴン

「・・・ごめんなさい!」ショタ

「ん?なんで謝っているんだ?」ドラゴン

「僕・・・勝手にドラゴンさんのお家入っちゃって・・・」ショタ

「ほう。」ドラゴン

「それでドラゴンさん怒ってるでしょ・・・?」ショタ

「本当にそれだけか?」ドラゴン

「へ・・・?」ショタ

「私が怒ってるのはそれだけじゃないんだ。」ドラゴン

「・・・」ショタ

「実は私の大切なこの家が誰かに食べられていてな。ほら、見てくれ。クッキーの机に小さな歯形がついている・・・。ちょうど君くらいの大きさのな。」ドラゴン

「し、知らないです・・・」ショタ

「ほう・・・本当か・・・?」ドラゴン

「嘘じゃないです!」ショタ

ショタは冷や汗をかきながら嘘をつく。もし本当のことを言ってしまえばドラゴンさんに怖いことをされると思ったからです。そんな嘘意味がないのですが。

「じゃあ・・・」ドラゴン

ズンズン···

「ひっ・・・」ショタ

ドラゴンさんはゆっくりとガムで捕まったショタに近づいてきます。

「よっと」ドラゴン

「ひゃあっ!」ショタ

ドラゴンさんはショタを掴み、うつ伏せから仰向けに体制を変化させます。そして顔を近づけ・・・

「この匂いはなんだ少年・・・?」ドラゴン

クンクン···

「ひゃうっ!くすぐったいです・・・!」ショタ

「う〜ん・・・マシュマロか?クッキーの香りも少々・・・」ドラゴン

「ひうっ!やあっ!」ショタ

ドラゴンさんは意地悪そうにショタの首筋やお腹に顔を近づけて匂いを嗅ぎます。ショタは体を悶えさせ、小さく声をあげます。

「それにチョコレート、ビスケット・・・」ドラゴン

「ドラゴンさんやめて・・・!」ショタ

「ちょっと失礼するぞ。」ドラゴン

「へ・・・ひゃうっ!」ショタ

「ペロペロ····うん。甘いな。」ドラゴン

「ひゃあああ!」ショタ

ドラゴンさんはショタの首筋や耳をペロペロと舐め回し始めます。ショタはもうくすぐったいのと恥ずかしいのでたまりません。

「ごめんなさいごめんなさい!僕が食べました!だからもうやめてえええ!」ショタ

「うん。ようやく認めたな。」ドラゴン

「ひい・・・ひい・・・」ショタ

「さて、悪いことをしたときにすることは?」ドラゴン

「ごめんなさい・・・」ショタ

「うん。よろしい。」ドラゴン

ショタは顔を真っ赤にしたままドラゴンさんに謝ります。その目には少し涙が浮かんでいます。

「さっ。ガムをシャワーで洗い流してこい。」ドラゴン

「え・・・もう帰りたい・・・」ショタ

「そのまま帰ろうとすれば、熊に襲われるぞ?奴等は甘い香りが大好きだからな。」ドラゴン

「わ、分かりました・・・」ショタ

ショタはドラゴンさんに手足のガムを外してもらい、お風呂へと向かいます。










「ククク・・・もう少しあの体で楽しませてもらうか・・・」ドラゴン





〜・・・・〜


「お風呂はお菓子じゃないんだ・・・」ショタ

ショタがお風呂に入るとそこには綺麗な普通の浴槽、シャワーがありました。さすがに浴槽やシャワーがビスケットなどでは溶けてしまうからでしょう。




「浴槽」と「シャワー」は・・・





「ええと・・・シャワーの蛇口は・・・これかな?」ショタ


ジャーーーーーー


「うわあ!?」ショタ

サーッ!(迫真)

ショタがシャワーからお湯を出そうとすると、なんとお湯でも水でもなくチョコレートの液体が飛び出してきました。水はお菓子だったようです。おかげでショタの全身はチョコレートまみれ。このままでは蟻に食べられてしまうでしょう。

「ククク・・・お湯加減はどうだ?少年。」ドラゴン


すると、ドラゴンさんの意地悪そうな声が聞こえてきました。


「ドラゴンさ・・・わあ!?」ショタ

「どうした?目を手で隠して・・・♪」ドラゴン

「な、なんでドラゴンさん・・・裸なんですかあ・・・」ショタ

なんとドラゴンさんは裸です。ショタは思わず目を手で隠し、顔を背けます。

「なあに。君の体を洗ってあげようと思ってな・・・そんなに恥ずかしがることないさ・・・ククク。」ドラゴン

「で、でも・・・」ショタ

ギュ

「ひゃっ!?」ショタ

「気にするな・・・フーッ・・・」ドラゴン

「ひうう!」ショタ

ドラゴンさんはショタを抱きしめ、耳に息を吹きかけます。ショタはもう真っ赤です。

「ところで少年。」ドラゴン

「な、なんですか・・・?」ショタ

「どうしてちんちんを太ももで隠すんだ・・・?」ドラゴン

「だ、だって・・・」ショタ

「それっ見せろ!」ドラゴン

「やあ!やあああ!」ショタ

もうこうしてみるとドラゴンさんが悪者に見えてきます。抵抗する非力な少年を無理やり・・・皆さんは絶対にしてはいけません。

「ううっ・・・」ショタ

「おやおやあ?なぜ大きくなってるんだ・・・?」ドラゴン

「ひどいよお・・・グスッ・・・」ショタ

仕方ありません。男の子の本能なのです。背中に女性の大きなメロンがムニュムニュと当たっているのですから。ショタはもう恥ずかしくて涙を流し始めました。

「小さくしなくてはな・・・♪さあこっちを向け。」ドラゴン

「ヒック・・・グスッ・・・」ショタ

「今から何をするか分かるか?少年・・・」ドラゴン

「わ、分からないです・・・グスッ・・・」ショタ

「こうするんだ。」ドラゴン

「え―――ひう!!!??」ショタ

「ジュプ・・・ジュルル・・・」ドラゴン

「やああああ!ドラゴンさん・・・!そんなとこ汚いです・・・!ひゃううう!!!」ショタ

ドラゴンさんはショタのちんちんを吸い始めました。ショタは初めて味わう感覚にパニックになりかけています。

「ん・・・チョコレートでよけいに美味しい・・・ジュルルルルルル・・・」ドラゴン

「やああ!!!何か出ます・・・!ドラゴンさんやめ・・・やめてええええ!!!」ショタ

ショタはドラゴンさんの顔を自分のちんちんから離そうとします。しかし強力な力で全然離れません。そしてショタはあっというまに・・・


「やあ・・・やああああああ!!!」ショタ

ビュルビュルビュルルルウウウ!!!!

出してしまいました。

「きゃっ!すごい量だな♪」ドラゴン

「あうう・・・ひぐ・・・」ショタ

ショタは体をピクピク痙攣させています。しかしこれだけで終わるハズもありません。

「これで終わりじゃあないぞ・・・♪」ドラゴン

「何するの・・・?」ショタ

「今度は・・・こっちでだ・・・♪」ドラゴン

「やっ・・・」ショタ

ドラゴンさんは自分の股を開き、ショタに見せつけます。ショタはドラゴンさんのお股がグチョグチョ音をたてている光景に少し恐怖を感じます。

「これで君のちんちんを食べてやる・・・♪」ドラゴン

「やだ・・・やだあああ!おうちに帰してよおお!!!」ショタ

「ククク・・・暴れても無駄だ・・・♪この時を待ってたんだ・・・♪」ドラゴン

そう言ってドラゴンさんはあお向けのショタにのし掛かります。

「やあああ!!!」ショタ

「そうれ!」ドラゴン




そしてそのまま・・・






ズププププ!!!!


「んんんん♪♪♪」ドラゴン

「ひゃああああ!!!」ショタ


ショタは体をぶるぶる震わせ、ドラゴンさんは体をびくびく震わせています。

「死んじゃいます・・・死んじゃうよおおおお!!!」ショタ

「大丈夫だ・・・♪可愛がってやる・・・♪」ドラゴン

パンパンパン

「ひうううう!!!」ショタ

「ああ・・・♪可愛いな・・・♪キスさせてくれ・・・♪」ドラゴン

「んっ!?んんん!」ショタ

ドラゴンさんは母性本能がくすぐられたのか、ショタを抱きしめキスを始めます。ショタは怖くなったのかドラゴンさんを抱きしめ返します。

「んんっ♪ん♪」ドラゴン

「んんんん!!!」ショタ

そして再び・・・




ビュルルルルルル!!!!


「ひうううううう!!!」ショタ

「ひゃうううう♪♪♪」ドラゴン



〜・・・・〜










「す、すまなかった・・・」ドラゴン

「怖かったよお・・・グスッ」ショタ

あの後、ショタはちゃんと体をお湯で洗い、今はドラゴンさんと話しています。しかしショタは怖かったようで、泣き出してしまいました。

「いやあ・・・うん。やり過ぎたな・・・」ドラゴン

「ううっ・・・死んじゃうと思いました・・・」ショタ

「すまない・・・君があまりにも可愛かったから・・・」ドラゴン

「あのドラゴンさん・・・」ショタ

「ど、どうした?」ドラゴン

「ここ本当にドラゴンさんのお家なの?」ショタ

「ああ、私の家だが・・・」ドラゴン

「だ、だってドラゴンは怖いお城に住んでるものじゃないの?それにイメージと違うというか・・・」ショタ

「わ、私がメルヘンな家に住んで悪いか!私だって女なんだぞ!」ドラゴン

「ご、ごめんなさい」ショタ

意外と乙女なドラゴンさんだった。   やっぱりどらごんじゃないか(歓喜)

「さて、この事は君と私だけの秘密だぞ?私がお菓子の家に住んでるなんて言えば・・・!」ドラゴン

「わ、分かりました。」ショタ

そしてショタはドラゴンさんと別れました。また少し遅くなりお母さんに怒られたそうです。



めでたしめでたし














〜翌日の早朝〜 〜ショタ寝ぼけ中〜

「あれショタ君?なんで服から甘い匂いがするの?」母

「ん〜・・・それはドラゴンさんのお菓子の家で・・・」ショタ

「お菓子の家?」母


ピンポーン


「あら、誰かしら・・・あら。ドラゴンさん。」母

「こんな朝早くからすみません。ちょっとショタ君借りますね。」ドラゴン

「ショタ君が何か悪いことでも?」母

「いえいえ、ちょっとショタ君と約束してまして・・・」ドラゴン

「あら、そうなの。ショタ君〜。ドラゴンさんが来たわよ〜」母

「ドラゴンさん・・・?え?あっ・・・ひい!?」ショタ

「ククク・・・[約束]だろう・・・♪」ドラゴン

「あ・・・」ショタ



結局逃げられませんでした。ショタはその後また襲われ、ドラゴンさんと幸せに暮らしましたとさ。

めでたしめでたし。
16/04/06 01:41更新 / 海藻
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■作者メッセージ
海藻参上!

すみません!かなり遅れました!それともうひとつ謝罪することが。
このお話。お菓子の家は、原作とだいぶ違います。魔女と妹が出てくるのですが、出演させる場所が私の頭で考えられなかったので、だいぶ改変させて頂きました。ごめんなさい。海藻版おとぎ話としてお楽しみくださいませ。(かなり今さらですが・・・)それではまた次回ノシ


次回予告

「シルフ!イグニス!ウンディーネ!ジェッ○ストリームアタックをかけるぞ!」

「「「おう!」」」

次回 三枚のお札

※予告は全くもって関係ありません。

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