蜥蜴記者の回想録：もう一つのレンズの向こう側③
その日、向こうの家には彼のほかに青色いつなぎを着た人が同じような服を着て何人もやってきた
ワタシのカメラよりも少し大きめの箱をいくつも家に運び入れて
家具など手際よく運び入れている
青い人々が帰ったのかいなくなると、ワタシは引越しでくたびれただろう彼を労うために紅茶を入れた
「なにか飲み物はないの？あなたが来たお祝いに乾杯しましょ？」
と、コップを傾けるような仕草をすると、何かわからないけど金属の丸い筒のようなものとコップを持ってきた
「なにするのよ？それで…」
ワタシが首を捻ったわかったのだろう、彼はコップを持ってその丸い筒から液体を出した
それって飲み物がはいっていたの？！唖然とその筒を見る
…とにかく、乾杯！乾杯！
コップを突き出す、彼もコップを突き出した
“チン”と音がしたような気がした
コップを少し上に持ち上げて飲む、彼はずっと笑顔だった
彼の部屋の片隅には、額縁も絵もすべて黒く塗りつぶしてしまった絵のようなものが置いてある。下にはスタンドが着いていて、額縁の横側からは2本の紐が伸びていた。彼が額縁の下側を触ると黒いキャンバスに人が写った
その人はなんと動いていた
？！どうなっているの？この人…まさか絵の中に入っているんじゃ！？
…こんなに薄い絵の中にどうやって人を入れたのか？魔法？そんな！そんなこと聞いたこともない。小さな四角いものを触ると中の絵が変わる。動く絵…たしかにないこともない。けど、こんなにいくつもその絵の表情が変わるものなんて聞いたこともない
まさか、彼のいる世界は、ワタシ達が想像も出来ないほど魔法とかが発展している世界なの？
理解できないからくりで動く、馬の要らない馬車のような乗り物
夜でも灯り続ける明かり
絵の中に入れる人…
そういえば、彼の持つカメラはワタシのカメラよりも小さいし持ちながらこちらを見ていたなぁ
もう一枚の絵にはワタシの部屋の様子が映し出されていた。そのなかにワタシも映りこんでいるものがある。カメラじゃなくてもこちらの様子を見れるなんて…やはり、進んでいる世界なのだろうか？
身振り手振りと絵でそれがなんなのか教えてもらおうとしたけれども、わけがわからない
ワタシは根気よく教えてもらうことにした…
ふと気づけば、彼はベッドの支度をしている
寝るのか…そうよね。彼の家は平屋…寝るのにはこの部屋ぐらいしかないわよね…
そんな時、ピンと閃いた
そうだ！！いいこと思いついたっと！
この部屋にワタシもベッドを持ってくれば、一日中彼の様子を見ることが出来る！
思いついた途端にワタシは部屋を片付けていた
本と羊皮紙でゴチャゴチャになっているところを片付けてベッドが置けるスペースを空ける
どかした本類を担いで2階へ。そして、ベッドを持ってきた
ベッドメイクの間に覗くと、彼はなにごとか？というような顔をしている
時計を持ってきて針をくるっと回してみせる
「あなたの生活！全部見せてもらうわよ！」
布団を被りひざを立て、ひざの間にカメラを挟む。これで一日中覗いていられる。…さて、どんな生活をしているのかしら？
♪～
楽しみで思わず鼻歌が漏れてしまう
彼の生活は見るものすべてが目新しかった
部屋の片づけが終わったみたいだったので、ワタシは本格的に観察を始めた
日が出るかでないかな時間、ワタシにとっては普通な時間に起きると彼はまだ寝ていた
寝ているのを確認して、火を起こしストーブに薪を入れる。春になったとはいえまだ朝方は冷える時がある
そして、ちょっとしたものを羽織ると、外の井戸から水を汲んできてポットに入れてストーブに置く
彼はまだ寝ている。朝の仕度とか大丈夫なのかなぁ？
起きる気配がないから、台所で朝ごはんを作ることにする
フライパンにベーコンを乗せ、カリカリになるまで焼く。十分油が出きったら卵を投入。ワタシは白身は固く黄身はトロッとが好きだから、フライパンに蓋をする
彼は…まだ寝てる
よしっそろそろ…
蓋を開けるといい具合だった
パンをスライスし、野苺ジャムを用意する
そして、紅茶を淹れて…
食べながら観察
日がある程度昇った頃、起きだす彼
時計にベルが付いているようで、寝たままで腕だけ出して叩くと、彼は目が醒めきってない様子で起き上がる
上半身起き上がると、天井から垂れ下がっている紐を引っ張る。そうすると眩いくらいの白い光が灯った
まぶしい！と目を擦るとよろよろと立ち上がり、居間の向こうにある流しに行った。流しの上についている白い四角い箱。そこについている丸いボタンを押すとそこから伸びる管から水が出てきた。しばらく見ていると湯気が…なんとそれはお湯だったのだ!!彼はそのお湯で顔を洗っている。布でふき取るとブラシで髪を整える。整え終わると流しの隣の台にあるポットが置いてある箱のノブを捻った瞬間、ポットの下に青い火がついた。
食器棚の足元には白くて四角いけど角が丸っこい不思議なものが置いてある
彼は食器を手に持つとその中から白くてまるで麦みたいなものをへらで取り出して、皿に入れている。ベッドの隣にあるちいさな机にそれを置くと、棚から赤と黒と黄色の模様が描かれている小さな袋を取り出し、封をやぶって麦のようなものの上にふりかけて、ポットを持ってきて湯を注ぎいれると、ひたひたになるまでお湯をかけてた
2本の棒を器用に指で持って、お湯に浸った麦？見たいなものを啜るようにかき込んでいる
それが食べ終わると、お腹を撫でてちょっと首をかしげると、おもむろに手のひらサイズの四角いものを押して何かを確認しているようだった
朝ごはんを食べ終わると、棚の中から小さなブラシを取り出して…。歯を磨いているのか…
さっきのお湯が出た管から、お湯をコップに受けると、口をすすいでいる
そして、パジャマから余所行きなんだろう、きちんとした服に着替えて部屋の明かりを消すと、彼はカメラを取り出してワタシを確認すると手を振って出て行った…
ワタシは、おもわずため息をついていた。なにもかもがあんなにも便利にできているのだ
朝ごはんがあんなにも簡単に手軽にできてしまうなんて…どこかへと行くであろう支度もあんなにすぐできるなんて…いろいろこちらとの違いを羨ましくなってしまう
彼を追って外に出ると、白い色をした例の鉄の馬車もどきの前でちょっと笑っている彼。すばやくその姿をカメラに納める
そして、もどきに乗り込むと手を振ってどこかへと行ってしまった
その後、ワタシは街にいるヒナちゃんの元を訪れた
「ミーリエルー！どうや？彼との生活は？」
「それが…いろいろとすごいの…」
「ほほう？」
ワタシは、彼の生活を話した
「…でね？流しについている管についているノブを捻ると、水が出てくるの！白い四角いものの丸いボタンを押すと管からお湯が出てくるの！！すごいと思わない？天井についている紐を引っ張ると明かりが灯るし…彼の世界は便利ねぇ…」
生活の様子を話しただけなのに、ヒナちゃんはずっこけたような顔をした
「すごいってそんなかい！うちはもっと…おチンチンがすごい大きいとか…ミーリエルの前でオナニーして見せてすごい量の精を出したとか…そんなのを想像してまったじゃないかい！！」
「…まだ、観察初めて一日目の朝なのにそんなの見てないわよ！」
「朝の男といえば、朝立ちやろ？なんで見ないんや！」
「知らないわよ！そんなの！たしかに下着はテント張っていたみたいだけど、どのくらい勃ったかなんてわからないわよ！」
「異世界の男やで？チンチンはどのくらいの大きさでどんくらいの精が出るか読者のみんなが一番興味を持つ話題やんか！ミーリエルだってまんざらでもないんやろ？見たいんやろ？だったら調べてみるのも一興やないか？」
「わかっているわよ！今日これからまた観察をするからその時に見てみるわよ！」
そんな、やり取りがあってワタシは彼が帰ってくるのを待った
待つ間に机に向かって記事を書いていると、興味深そうにワタシの部屋の本を眺めている彼がいた
そこに書かれている文字をメモすると、例の絵に向かって何かをしている
光り輝く絵。格子状のボタンのついたものを叩いて、掌サイズの丸いものを弄くっている。形は…まるでネズミだ
絵の中はいろいろな文字？やら絵などが映し出されていて、メモの文字と見比べている
そのうち、ダメだとばかりにため息をつくと絵の光が消えていつものワタシの部屋を映し出した
しばらく考え込んでいる様子の彼。ワタシがそちらを覗き込んでいるのを確認すると、おもむろに紙とペンと本を持ち出して手振りした
手ぶりを返すと、近寄ってきて本を広げて一つの文字？を示し始めた
各ページの一文字…“一”という文字…何を示しているのだろうか？
そして、卵とリンゴ？をいくつか持ってきた。卵一つを指差して指を一つ立てる
卵が一つ…？という意味なの？そして、紙に“一 → ○(卵）”と書いた
彼は…どうやらワタシにあちらの文字を教えようとしてくれているらしい
けれど、ワタシはその試みに疑問を持つことになった
いくつか本を見せてくれたのだけれども、そこにはどう見ても違う感じの文字がいくつもある
例えば、最初の“一”。それなのに、“１”も“一”と同じ1つを表す文字らしい
文を見ていくと、“午後”とか“新聞”とか真っ直ぐと角がある文字や、“あ”とか“し”とか曲線とはらいで書かれた文字がある。
ほかにも、“Ａ”とか“Ｂ”とか…これらの文字はどうみても本の中では文として成り立っているのだろうけど、各文字の作られ方はまったく違うような気がしてならない
だから、ワタシはワタシの方の文字を覚えてくれないか？と頼み込んだ
相当難解そうな顔をしていたが…手に丸を作った。やってみようという意味らしい
早速、絵本を取り出してワタシは教えることにしたのだった
紙に書いて教えると、いつの間にかそれを机の上の絵の額縁の中に何度も同じように映し出しては、それを書いたりしている
何度も見たけど…便利ね。出来事を記録することが出来るのだろう。そんなに簡単にできてしまうとは…やはり、いろいろと進んでいる。こっちも水晶玉に出来事を記憶させる事はできるけど…術者が記録するように作らないと手軽に記録するといったことはできない
そして、なにより彼はかなり頭がいいのね。絵と文、次の話とを見てストーリーを考えながら覚えているみたい
何年もかかると思っていた作業は、数ヶ月という短いものであったけど、絵が中心で文字は時々ではあるけども書いて会話になっていたように思える
こうして、ワタシ達はいつでも話ことが出来る機会を得た
それは、とても大切な時間だった
今から思えば、世界は違っていてまだまだ通じることができないけれどもお互いを知るいい同棲生活だったと思う
ユージは最初、ワタシを好きにならないように、ならないように…といろいろ考えていたらしい
カメラ越しの世界・・・映画とかテレビとか言うもの…動いて声や音が出る絵本や写真みたいなものがあるそうなんだけれど、それと同じで画面の中の人物に惚れてもそれは所詮フィクションであると、心に言い聞かせていたらしい…
彼の住む世界では、科学というのもが発達している。でも、科学では世界を飛び越えるとか空間を操作するとかそんなことは夢物語であり、恋したとしても絶対に悲恋になってしまうと…思っていたという
でも、ある日そんな心を揺るがすことが起きてしまったと言う…
ユージはいつもあまりにも変な写真を撮られていたものだから、お返しとばかりにワタシの変な写真を撮ろうと思ったらしい
いつも寝ている時間にベッドにいないから2階にでもいるのか？と屋根裏に昇ったら…
その日、ワタシは例のお風呂写真を持ってヒナちゃんの所から帰るところだった
さんざん彼女の妄想を聞かされて参ってしまったのだ
これじゃあ、おちんちんがどのくらいなのかわからないとかそんな注文も受けた…
彼の風呂…お湯を張って温泉のように入る
このあたりのお風呂はサウナ方式で、湯船にお湯を張るといったことは、大きなお店以外あまりない
ヒナちゃんに言われるまでもなく。じっと観察しようとしたら納屋の壁にぶつかって、体の隅々までは見ることが出来なかった。彼は、なぜかお風呂場にはカメラを持っては入らない
しばらく見ていると、体を洗い始めた
石鹸なのかとろっとした液状のものを泡立たせて頭、体と洗っていく
そんな泡にまみれた様子がワタシの体に火をつけた…
寝るまではできない…
その様子を見られてしまう…
おやすみの合図を送ると、おやすみと返す彼…
向こうの明かりが消えると共に、ワタシも少しベッドに横になる
・・・・・・
どのくらい経ったのか
カメラを覗くとよく眠っているのが見える
さて、あの写真はどうしたかしら？
この場所では、もし目覚めてしまったら…と考えると、地下室か2階かとなる…
地下室なら絶対に見られないけど…あそこは薬品くさいからやっぱりダメだろう
2階ならなんとか。あちらの家の屋根裏みたいな空間が見えるけど、まさかここまで来はしないだろう
ショーツの中はぐしょぐしょだった
邪魔とばかりにズボンとショーツを脱ぎ捨てる
はぁっ…ん……
股の茂みを掻き分けて秘所に指を入れる
うっ…はぁぁぁ…柔らかな肌を擦りつつ自分が一番好きなところを指で何度もこする
頭の中が気もちよくなってきて…何度も擦ってしまう
だんだんと胸も気持ちよくしたいと思うようになってきた。すでに乳首はじんじんとしていて、早く触りたくなってしまっている
わたしは、ぼんやりとした写真を見て、彼の手を思い出す。血管が浮き出てた手
その手がわたしの胸を揉んでくれる
ゆっくり…ゆっくり…
たっぷり乳房の感触を味わうと指先が乳首へと…
あっ…うんんん…ひゃっ！
爪先で引っかくように乳首を刺激する彼
そんな！だめっ！そんなにされたらおまんこがほしくなっちゃう！
我慢できずにしっぽの先を掴むとしっぽを秘所にこすり付ける
しっぽの先をおちんちんに見立てて満遍なくなめる。彼のうれしそうな気持ちよさそうな顔…
彼の片手がわたしの胸を揉みながら…おまんこを触ってくれている
ああん……いつまでも…いつまでもさわってぇぇぇ！
そうしている間にもわたしはだんだんと物足りなくなってくる
もっ！もう！中をかき回してもらいたい！
お風呂の中の彼のおちんちん…ふにゃっとしてた
あれが硬くなったならば…どうなっていただろう？
頭の中にもやもやとそのイメージが湧いてくる
そうしている間にも、おまんこからは愛液が湧いてきる
しっぽはびしょびしょだった
擦り付けているしっぽ。わたしはこれをおまんこにいれることにした
ん…んんん……あはぁ…
入ってくる！入ってくるっ!!
彼のおちんちん
おもわず幸せになってきて声を上げてしまう
しっぽを何度も出し入れするとだんだんとなにもかんがえられなくなって…
ひとりでに…しっぽがわたしのGすぽっとをぐりぐりと刺激する
くりくりと先が動いて…
あっああああああっ!!!
イってしまった…
彼の精…どんなものなのだろうか？
雷に打たれても生還できるほどの強靭な肉体を持った彼…興味が尽きない
わたしは彼のことを思いながら…そのまま眠りにつくのだった
まさか、あれを見られていたなんて…
しかも、お風呂の写真を見ながらしているところを…
でも、それが彼の心に波紋を投げかけるきっかけだったというのだから、世の中なにがあるかわからないものだ
ワタシのカメラよりも少し大きめの箱をいくつも家に運び入れて
家具など手際よく運び入れている
青い人々が帰ったのかいなくなると、ワタシは引越しでくたびれただろう彼を労うために紅茶を入れた
「なにか飲み物はないの？あなたが来たお祝いに乾杯しましょ？」
と、コップを傾けるような仕草をすると、何かわからないけど金属の丸い筒のようなものとコップを持ってきた
「なにするのよ？それで…」
ワタシが首を捻ったわかったのだろう、彼はコップを持ってその丸い筒から液体を出した
それって飲み物がはいっていたの？！唖然とその筒を見る
…とにかく、乾杯！乾杯！
コップを突き出す、彼もコップを突き出した
“チン”と音がしたような気がした
コップを少し上に持ち上げて飲む、彼はずっと笑顔だった
彼の部屋の片隅には、額縁も絵もすべて黒く塗りつぶしてしまった絵のようなものが置いてある。下にはスタンドが着いていて、額縁の横側からは2本の紐が伸びていた。彼が額縁の下側を触ると黒いキャンバスに人が写った
その人はなんと動いていた
？！どうなっているの？この人…まさか絵の中に入っているんじゃ！？
…こんなに薄い絵の中にどうやって人を入れたのか？魔法？そんな！そんなこと聞いたこともない。小さな四角いものを触ると中の絵が変わる。動く絵…たしかにないこともない。けど、こんなにいくつもその絵の表情が変わるものなんて聞いたこともない
まさか、彼のいる世界は、ワタシ達が想像も出来ないほど魔法とかが発展している世界なの？
理解できないからくりで動く、馬の要らない馬車のような乗り物
夜でも灯り続ける明かり
絵の中に入れる人…
そういえば、彼の持つカメラはワタシのカメラよりも小さいし持ちながらこちらを見ていたなぁ
もう一枚の絵にはワタシの部屋の様子が映し出されていた。そのなかにワタシも映りこんでいるものがある。カメラじゃなくてもこちらの様子を見れるなんて…やはり、進んでいる世界なのだろうか？
身振り手振りと絵でそれがなんなのか教えてもらおうとしたけれども、わけがわからない
ワタシは根気よく教えてもらうことにした…
ふと気づけば、彼はベッドの支度をしている
寝るのか…そうよね。彼の家は平屋…寝るのにはこの部屋ぐらいしかないわよね…
そんな時、ピンと閃いた
そうだ！！いいこと思いついたっと！
この部屋にワタシもベッドを持ってくれば、一日中彼の様子を見ることが出来る！
思いついた途端にワタシは部屋を片付けていた
本と羊皮紙でゴチャゴチャになっているところを片付けてベッドが置けるスペースを空ける
どかした本類を担いで2階へ。そして、ベッドを持ってきた
ベッドメイクの間に覗くと、彼はなにごとか？というような顔をしている
時計を持ってきて針をくるっと回してみせる
「あなたの生活！全部見せてもらうわよ！」
布団を被りひざを立て、ひざの間にカメラを挟む。これで一日中覗いていられる。…さて、どんな生活をしているのかしら？
♪～
楽しみで思わず鼻歌が漏れてしまう
彼の生活は見るものすべてが目新しかった
部屋の片づけが終わったみたいだったので、ワタシは本格的に観察を始めた
日が出るかでないかな時間、ワタシにとっては普通な時間に起きると彼はまだ寝ていた
寝ているのを確認して、火を起こしストーブに薪を入れる。春になったとはいえまだ朝方は冷える時がある
そして、ちょっとしたものを羽織ると、外の井戸から水を汲んできてポットに入れてストーブに置く
彼はまだ寝ている。朝の仕度とか大丈夫なのかなぁ？
起きる気配がないから、台所で朝ごはんを作ることにする
フライパンにベーコンを乗せ、カリカリになるまで焼く。十分油が出きったら卵を投入。ワタシは白身は固く黄身はトロッとが好きだから、フライパンに蓋をする
彼は…まだ寝てる
よしっそろそろ…
蓋を開けるといい具合だった
パンをスライスし、野苺ジャムを用意する
そして、紅茶を淹れて…
食べながら観察
日がある程度昇った頃、起きだす彼
時計にベルが付いているようで、寝たままで腕だけ出して叩くと、彼は目が醒めきってない様子で起き上がる
上半身起き上がると、天井から垂れ下がっている紐を引っ張る。そうすると眩いくらいの白い光が灯った
まぶしい！と目を擦るとよろよろと立ち上がり、居間の向こうにある流しに行った。流しの上についている白い四角い箱。そこについている丸いボタンを押すとそこから伸びる管から水が出てきた。しばらく見ていると湯気が…なんとそれはお湯だったのだ!!彼はそのお湯で顔を洗っている。布でふき取るとブラシで髪を整える。整え終わると流しの隣の台にあるポットが置いてある箱のノブを捻った瞬間、ポットの下に青い火がついた。
食器棚の足元には白くて四角いけど角が丸っこい不思議なものが置いてある
彼は食器を手に持つとその中から白くてまるで麦みたいなものをへらで取り出して、皿に入れている。ベッドの隣にあるちいさな机にそれを置くと、棚から赤と黒と黄色の模様が描かれている小さな袋を取り出し、封をやぶって麦のようなものの上にふりかけて、ポットを持ってきて湯を注ぎいれると、ひたひたになるまでお湯をかけてた
2本の棒を器用に指で持って、お湯に浸った麦？見たいなものを啜るようにかき込んでいる
それが食べ終わると、お腹を撫でてちょっと首をかしげると、おもむろに手のひらサイズの四角いものを押して何かを確認しているようだった
朝ごはんを食べ終わると、棚の中から小さなブラシを取り出して…。歯を磨いているのか…
さっきのお湯が出た管から、お湯をコップに受けると、口をすすいでいる
そして、パジャマから余所行きなんだろう、きちんとした服に着替えて部屋の明かりを消すと、彼はカメラを取り出してワタシを確認すると手を振って出て行った…
ワタシは、おもわずため息をついていた。なにもかもがあんなにも便利にできているのだ
朝ごはんがあんなにも簡単に手軽にできてしまうなんて…どこかへと行くであろう支度もあんなにすぐできるなんて…いろいろこちらとの違いを羨ましくなってしまう
彼を追って外に出ると、白い色をした例の鉄の馬車もどきの前でちょっと笑っている彼。すばやくその姿をカメラに納める
そして、もどきに乗り込むと手を振ってどこかへと行ってしまった
その後、ワタシは街にいるヒナちゃんの元を訪れた
「ミーリエルー！どうや？彼との生活は？」
「それが…いろいろとすごいの…」
「ほほう？」
ワタシは、彼の生活を話した
「…でね？流しについている管についているノブを捻ると、水が出てくるの！白い四角いものの丸いボタンを押すと管からお湯が出てくるの！！すごいと思わない？天井についている紐を引っ張ると明かりが灯るし…彼の世界は便利ねぇ…」
生活の様子を話しただけなのに、ヒナちゃんはずっこけたような顔をした
「すごいってそんなかい！うちはもっと…おチンチンがすごい大きいとか…ミーリエルの前でオナニーして見せてすごい量の精を出したとか…そんなのを想像してまったじゃないかい！！」
「…まだ、観察初めて一日目の朝なのにそんなの見てないわよ！」
「朝の男といえば、朝立ちやろ？なんで見ないんや！」
「知らないわよ！そんなの！たしかに下着はテント張っていたみたいだけど、どのくらい勃ったかなんてわからないわよ！」
「異世界の男やで？チンチンはどのくらいの大きさでどんくらいの精が出るか読者のみんなが一番興味を持つ話題やんか！ミーリエルだってまんざらでもないんやろ？見たいんやろ？だったら調べてみるのも一興やないか？」
「わかっているわよ！今日これからまた観察をするからその時に見てみるわよ！」
そんな、やり取りがあってワタシは彼が帰ってくるのを待った
待つ間に机に向かって記事を書いていると、興味深そうにワタシの部屋の本を眺めている彼がいた
そこに書かれている文字をメモすると、例の絵に向かって何かをしている
光り輝く絵。格子状のボタンのついたものを叩いて、掌サイズの丸いものを弄くっている。形は…まるでネズミだ
絵の中はいろいろな文字？やら絵などが映し出されていて、メモの文字と見比べている
そのうち、ダメだとばかりにため息をつくと絵の光が消えていつものワタシの部屋を映し出した
しばらく考え込んでいる様子の彼。ワタシがそちらを覗き込んでいるのを確認すると、おもむろに紙とペンと本を持ち出して手振りした
手ぶりを返すと、近寄ってきて本を広げて一つの文字？を示し始めた
各ページの一文字…“一”という文字…何を示しているのだろうか？
そして、卵とリンゴ？をいくつか持ってきた。卵一つを指差して指を一つ立てる
卵が一つ…？という意味なの？そして、紙に“一 → ○(卵）”と書いた
彼は…どうやらワタシにあちらの文字を教えようとしてくれているらしい
けれど、ワタシはその試みに疑問を持つことになった
いくつか本を見せてくれたのだけれども、そこにはどう見ても違う感じの文字がいくつもある
例えば、最初の“一”。それなのに、“１”も“一”と同じ1つを表す文字らしい
文を見ていくと、“午後”とか“新聞”とか真っ直ぐと角がある文字や、“あ”とか“し”とか曲線とはらいで書かれた文字がある。
ほかにも、“Ａ”とか“Ｂ”とか…これらの文字はどうみても本の中では文として成り立っているのだろうけど、各文字の作られ方はまったく違うような気がしてならない
だから、ワタシはワタシの方の文字を覚えてくれないか？と頼み込んだ
相当難解そうな顔をしていたが…手に丸を作った。やってみようという意味らしい
早速、絵本を取り出してワタシは教えることにしたのだった
紙に書いて教えると、いつの間にかそれを机の上の絵の額縁の中に何度も同じように映し出しては、それを書いたりしている
何度も見たけど…便利ね。出来事を記録することが出来るのだろう。そんなに簡単にできてしまうとは…やはり、いろいろと進んでいる。こっちも水晶玉に出来事を記憶させる事はできるけど…術者が記録するように作らないと手軽に記録するといったことはできない
そして、なにより彼はかなり頭がいいのね。絵と文、次の話とを見てストーリーを考えながら覚えているみたい
何年もかかると思っていた作業は、数ヶ月という短いものであったけど、絵が中心で文字は時々ではあるけども書いて会話になっていたように思える
こうして、ワタシ達はいつでも話ことが出来る機会を得た
それは、とても大切な時間だった
今から思えば、世界は違っていてまだまだ通じることができないけれどもお互いを知るいい同棲生活だったと思う
ユージは最初、ワタシを好きにならないように、ならないように…といろいろ考えていたらしい
カメラ越しの世界・・・映画とかテレビとか言うもの…動いて声や音が出る絵本や写真みたいなものがあるそうなんだけれど、それと同じで画面の中の人物に惚れてもそれは所詮フィクションであると、心に言い聞かせていたらしい…
彼の住む世界では、科学というのもが発達している。でも、科学では世界を飛び越えるとか空間を操作するとかそんなことは夢物語であり、恋したとしても絶対に悲恋になってしまうと…思っていたという
でも、ある日そんな心を揺るがすことが起きてしまったと言う…
ユージはいつもあまりにも変な写真を撮られていたものだから、お返しとばかりにワタシの変な写真を撮ろうと思ったらしい
いつも寝ている時間にベッドにいないから2階にでもいるのか？と屋根裏に昇ったら…
その日、ワタシは例のお風呂写真を持ってヒナちゃんの所から帰るところだった
さんざん彼女の妄想を聞かされて参ってしまったのだ
これじゃあ、おちんちんがどのくらいなのかわからないとかそんな注文も受けた…
彼の風呂…お湯を張って温泉のように入る
このあたりのお風呂はサウナ方式で、湯船にお湯を張るといったことは、大きなお店以外あまりない
ヒナちゃんに言われるまでもなく。じっと観察しようとしたら納屋の壁にぶつかって、体の隅々までは見ることが出来なかった。彼は、なぜかお風呂場にはカメラを持っては入らない
しばらく見ていると、体を洗い始めた
石鹸なのかとろっとした液状のものを泡立たせて頭、体と洗っていく
そんな泡にまみれた様子がワタシの体に火をつけた…
寝るまではできない…
その様子を見られてしまう…
おやすみの合図を送ると、おやすみと返す彼…
向こうの明かりが消えると共に、ワタシも少しベッドに横になる
・・・・・・
どのくらい経ったのか
カメラを覗くとよく眠っているのが見える
さて、あの写真はどうしたかしら？
この場所では、もし目覚めてしまったら…と考えると、地下室か2階かとなる…
地下室なら絶対に見られないけど…あそこは薬品くさいからやっぱりダメだろう
2階ならなんとか。あちらの家の屋根裏みたいな空間が見えるけど、まさかここまで来はしないだろう
ショーツの中はぐしょぐしょだった
邪魔とばかりにズボンとショーツを脱ぎ捨てる
はぁっ…ん……
股の茂みを掻き分けて秘所に指を入れる
うっ…はぁぁぁ…柔らかな肌を擦りつつ自分が一番好きなところを指で何度もこする
頭の中が気もちよくなってきて…何度も擦ってしまう
だんだんと胸も気持ちよくしたいと思うようになってきた。すでに乳首はじんじんとしていて、早く触りたくなってしまっている
わたしは、ぼんやりとした写真を見て、彼の手を思い出す。血管が浮き出てた手
その手がわたしの胸を揉んでくれる
ゆっくり…ゆっくり…
たっぷり乳房の感触を味わうと指先が乳首へと…
あっ…うんんん…ひゃっ！
爪先で引っかくように乳首を刺激する彼
そんな！だめっ！そんなにされたらおまんこがほしくなっちゃう！
我慢できずにしっぽの先を掴むとしっぽを秘所にこすり付ける
しっぽの先をおちんちんに見立てて満遍なくなめる。彼のうれしそうな気持ちよさそうな顔…
彼の片手がわたしの胸を揉みながら…おまんこを触ってくれている
ああん……いつまでも…いつまでもさわってぇぇぇ！
そうしている間にもわたしはだんだんと物足りなくなってくる
もっ！もう！中をかき回してもらいたい！
お風呂の中の彼のおちんちん…ふにゃっとしてた
あれが硬くなったならば…どうなっていただろう？
頭の中にもやもやとそのイメージが湧いてくる
そうしている間にも、おまんこからは愛液が湧いてきる
しっぽはびしょびしょだった
擦り付けているしっぽ。わたしはこれをおまんこにいれることにした
ん…んんん……あはぁ…
入ってくる！入ってくるっ!!
彼のおちんちん
おもわず幸せになってきて声を上げてしまう
しっぽを何度も出し入れするとだんだんとなにもかんがえられなくなって…
ひとりでに…しっぽがわたしのGすぽっとをぐりぐりと刺激する
くりくりと先が動いて…
あっああああああっ!!!
イってしまった…
彼の精…どんなものなのだろうか？
雷に打たれても生還できるほどの強靭な肉体を持った彼…興味が尽きない
わたしは彼のことを思いながら…そのまま眠りにつくのだった
まさか、あれを見られていたなんて…
しかも、お風呂の写真を見ながらしているところを…
でも、それが彼の心に波紋を投げかけるきっかけだったというのだから、世の中なにがあるかわからないものだ
12/03/13 21:08更新 / 茶の頃
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