3.レンズの先に見えた世界
雷に撃たれたカメラはどうやらここではないどこか別の世界を映し出せるようになったらしい
異次元なのか?
人はいるのか?恐竜がいるのか?それともわけわからない宇宙人でもいて地球を侵略せんと虎視眈々とどこかに基地を造っているのだろうか?それとも、ここはどこかの過去とか未来とかで、なんかワケのわからないアインシュタイン理論とかでそれがカメラに映るようになってしまったのだろうか?
興味は尽きない
なんだかパンドラの箱を手に入れたようでわくわくした
それから、そのカメラが手放せなくなった
通勤の車の中で動画撮影にしてフロントの窓から撮影
何が撮れているのか気になってその日は仕事が手に付かなかった・・・
ウキウキしながら帰宅
カメラをテレビに接続、さっそく撮れた動画を覗いてみた
なんと言っていいのやら・・・
まるで空中を飛んでいるような・・・
幽霊になってモノや世界をすり抜けできるようになったかのようなそんな画像が撮れた
草原を抜け、森に入り木々が画面を流れていく。突然、真正面に大きな木。減速することもなくぶつかる!と思ってしまう
・・・が、それはカメラの映し出した画像。おもわず腕でぶつからないようにガードしてしまった。腕を下ろすと、テレビには何事もなかったかのように左右を流れる木々が映っている
ほっと胸を撫で下ろし苦笑・・・
・・・と、唐突にへんなものが映りこんだ
前方に何かが飛んでいる
距離感や飛んでいるものが何か分からないが、近づくにつれ昆虫のような羽根を持った小さな女の子のように見える。ゲームで見る妖精のような・・・
見間違いかと思った。現実にそんなものを見れるとは・・・って現実ではなかったか・・・
小さな足が見えてきた。服は透けているほどの薄い布がはためいている。このままではお尻を覗き込んでしまうと思ったら急に妖精の飛ぶスピードが早くなった
気づかれた?
いやいやいや、こちら側で信号にぶつかって減速したときだと思い当たった
信号が青になったのか画像は再び進み始める
妖精はもうどこにいったのか分からなくなっていた
しばらく森を進むと急に視界が開けた
視界の先に街の様なものが見えてきた
城壁のような石造りの塀を越え、石造りの民家?を越え、人のいる大通りを越え、民家数軒が画面に現れては消え、現れては消えていく
中世の街並みなのか?映画でよく見るような格好の人々
村人Aな人もいれば、甲冑を身にまとい剣士風な人、馬車が行きかい、途中の道には市?なのか大勢の人がにぎわっている場所が映っている
その中には、目を疑うような生き物の姿がいた
一見、女性しかし腕から先に鳥の羽のようなものが見える。よく見ると足も鳥のように特徴的な足・・・
市の片隅で歌を歌っているようで多くの見物人が集っている
そんな様子を傍目に画面はどんどん進んでいく
街を抜け森を進み川を越え、山の方へと進んでいるのがわかる
が、唐突に画像が切れた
どうやら、会社に着き録画停止にしたからだった
仕事帰りも同じ道を同じように録画して帰った
その映像は、あちらもこちらと同じように日が暮れ、夜の様相だ
行きですり抜けた民家のようなところは、酒屋だったのか男や女達が乾杯してうまそうに何かを飲んでいる姿が映っていた
自分の体格に似合わないほどの大きなハンマーを傍らの壁に掛けどう見ても子供としか言いようのない童女達が騒ぎながらグラスを傾けている
かと思えば、一抱えもある棍棒を傍らに置いた童女ととっつかみあいの喧嘩をしているそんな様子も撮れた
彼女達は人よりも耳が尖っていたりその特徴的なところが多くやはりあの世界はこの地球ではないのだと思う
ゆっくりと町並みを見ていくと、角があり牛のような尻尾と生唾飲むほどの大きなおっぱいを下げた女の人や下半身が蛇のようになっている女とか、ありえないその人々に私は度肝を抜かれた
ファンタジー。そうゲームなどで出てくる世界の人々、そんな世界を映画にでもしたらこんな映像になるのではないかと思う
そういえば、あの雷を受けた時映りこんでいた人もトカゲのような鋭い目つきと尻尾のようなモノが映りこんでいた
彼女もやはり人でないものなのだろうか。同じ時、同じ場所?で雷を受けた者として興味がわいてきた
彼女を探そう!そう思った
その日から、あの人を探してみることにした・・・
異次元なのか?
人はいるのか?恐竜がいるのか?それともわけわからない宇宙人でもいて地球を侵略せんと虎視眈々とどこかに基地を造っているのだろうか?それとも、ここはどこかの過去とか未来とかで、なんかワケのわからないアインシュタイン理論とかでそれがカメラに映るようになってしまったのだろうか?
興味は尽きない
なんだかパンドラの箱を手に入れたようでわくわくした
それから、そのカメラが手放せなくなった
通勤の車の中で動画撮影にしてフロントの窓から撮影
何が撮れているのか気になってその日は仕事が手に付かなかった・・・
ウキウキしながら帰宅
カメラをテレビに接続、さっそく撮れた動画を覗いてみた
なんと言っていいのやら・・・
まるで空中を飛んでいるような・・・
幽霊になってモノや世界をすり抜けできるようになったかのようなそんな画像が撮れた
草原を抜け、森に入り木々が画面を流れていく。突然、真正面に大きな木。減速することもなくぶつかる!と思ってしまう
・・・が、それはカメラの映し出した画像。おもわず腕でぶつからないようにガードしてしまった。腕を下ろすと、テレビには何事もなかったかのように左右を流れる木々が映っている
ほっと胸を撫で下ろし苦笑・・・
・・・と、唐突にへんなものが映りこんだ
前方に何かが飛んでいる
距離感や飛んでいるものが何か分からないが、近づくにつれ昆虫のような羽根を持った小さな女の子のように見える。ゲームで見る妖精のような・・・
見間違いかと思った。現実にそんなものを見れるとは・・・って現実ではなかったか・・・
小さな足が見えてきた。服は透けているほどの薄い布がはためいている。このままではお尻を覗き込んでしまうと思ったら急に妖精の飛ぶスピードが早くなった
気づかれた?
いやいやいや、こちら側で信号にぶつかって減速したときだと思い当たった
信号が青になったのか画像は再び進み始める
妖精はもうどこにいったのか分からなくなっていた
しばらく森を進むと急に視界が開けた
視界の先に街の様なものが見えてきた
城壁のような石造りの塀を越え、石造りの民家?を越え、人のいる大通りを越え、民家数軒が画面に現れては消え、現れては消えていく
中世の街並みなのか?映画でよく見るような格好の人々
村人Aな人もいれば、甲冑を身にまとい剣士風な人、馬車が行きかい、途中の道には市?なのか大勢の人がにぎわっている場所が映っている
その中には、目を疑うような生き物の姿がいた
一見、女性しかし腕から先に鳥の羽のようなものが見える。よく見ると足も鳥のように特徴的な足・・・
市の片隅で歌を歌っているようで多くの見物人が集っている
そんな様子を傍目に画面はどんどん進んでいく
街を抜け森を進み川を越え、山の方へと進んでいるのがわかる
が、唐突に画像が切れた
どうやら、会社に着き録画停止にしたからだった
仕事帰りも同じ道を同じように録画して帰った
その映像は、あちらもこちらと同じように日が暮れ、夜の様相だ
行きですり抜けた民家のようなところは、酒屋だったのか男や女達が乾杯してうまそうに何かを飲んでいる姿が映っていた
自分の体格に似合わないほどの大きなハンマーを傍らの壁に掛けどう見ても子供としか言いようのない童女達が騒ぎながらグラスを傾けている
かと思えば、一抱えもある棍棒を傍らに置いた童女ととっつかみあいの喧嘩をしているそんな様子も撮れた
彼女達は人よりも耳が尖っていたりその特徴的なところが多くやはりあの世界はこの地球ではないのだと思う
ゆっくりと町並みを見ていくと、角があり牛のような尻尾と生唾飲むほどの大きなおっぱいを下げた女の人や下半身が蛇のようになっている女とか、ありえないその人々に私は度肝を抜かれた
ファンタジー。そうゲームなどで出てくる世界の人々、そんな世界を映画にでもしたらこんな映像になるのではないかと思う
そういえば、あの雷を受けた時映りこんでいた人もトカゲのような鋭い目つきと尻尾のようなモノが映りこんでいた
彼女もやはり人でないものなのだろうか。同じ時、同じ場所?で雷を受けた者として興味がわいてきた
彼女を探そう!そう思った
その日から、あの人を探してみることにした・・・
10/12/29 21:27更新 / 茶の頃
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