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『ライラ』 |
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「私はライラよ。ライラお姉さんって呼んで……うぅん、ここは思い切って『お姉ちゃん』って呼んでみてくれない? ……はぅ♥いいわぁ♥お姉ちゃんって響き。一度ハワードくんみたいな可愛い弟が欲しかったのよねぇ……あ、まだ『家族』じゃなかったわね。ごめんなさい」
ワイトのライラお姉……ちゃんはベッドに座り僕を膝に乗せぎゅっと力強く抱きしめながら言う。 初めての時のあの寒気はなかったけども(加減がきくものなのかな?)、今度は別の寒気を感じる。 こう、うまく言えないけども。 不審者に遭遇したときのような悪寒が。 「あぁ……本当に可愛い……♥」 すりすりと僕の頬に頬ずりをする。おかげで……その……あの……『柔らかい感触』が背中に強く押しつけられている。 「ほっぺもちもちしてる〜もちもち♥もちもち♥」 「あ、あにょ、おにぇしゃん」 「ん? なぁに?」 「そ、その……あ、当たってます……」 「……………………」 何かまずいことを言っちゃったのだろうか、ぽかんとした顔で僕を見つめるライラお姉ちゃん。 「……初心だなぁ♥まるで天使みたいだよ、ハワードくん♥」 ぎゅっ……とさらに強く押しつけられてしまった。 「気持ちいい? ハワードくん?」 「い、いや、その、き、気持ちいいとかじゃなくて……」 「どうなの?」 「……柔らかくて、気持ちいいです……」 「うふふ……そっかぁ、良かった良かった」 ふにふにと、押し付けるだけではなく上下左右に動きまでつけ始めた。 僕の背中で何かの生地をこねているような、そんな風だった。それが女の人のおっぱいなのだと思うとものすごく恥ずかしい。 「やっ、やめてくださいっ!」 「えぇー、もっとしたいのに……」 そう言って彼女はくるりと僕の向きを変える──向き合う姿勢になった。 そして今度は僕の顔に触れ、優しく撫でる。 「ふふふ……見れば見るほど可愛い顔……一生撫で回していたいわ♥」 「お、お姉ちゃん?」 おっぱい攻撃をやめてほしいんじゃなくて、その過剰な触れ合いをやめてほしかったんだけども…… 「綺麗な目……キラキラしてて宝石みたいよ」 「うぅ」 「それに鼻もちょうどいい大きさね……大きくすぎでもなくて小さくすぎでもない」 「……」 「このお口にキスしたら気持ちいいんだろうな……マシュマロみたい♥」 そう褒められると困ってしまう。 今まであんまり外見のことを意識したことはなかったのだけれども……そんなに可愛いのかな、僕。 できればかっこよくなりたいんだけども。 「だーめ、ハワードくんはずっと可愛いままでい続けるのっ……えいっ」 不意に。 お姉ちゃんは僕の額に口付けをする。 「ハワードくんが、ずっと可愛いままでいるお呪い」 「それはもう呪いだよぉ……」 やだよぉ……僕はかっこよくなりたいんだよぉ…… 「むむむ、まだそんなこと言うか……えいっえいっえいっえいっ」 「うわぷ……」 額に、頬に、顎に、そして── 「えいっ♥」 「んんっ!?」 ──唇にキスの雨嵐。 最後の一発は効果抜群だった。 「れろっ、じゅりゅ、んふっ、ちゅぷっ」 お姉ちゃんの冷たい舌が僕の中ににゅるにゅると入ってくる。 「んぐっ、おねぇ、ひゃん」 友達に聞いたことがある。 キスには二種類あって、一つは僕たちが知っている普通のキス。 もう一つはとてもエッチなキス。 これがそれなのかな。 「るれろっ、じる、んくっ、じゅぷぷっ」 僕の口の中が、お姉ちゃんのよだれだけで潤っていく。それだけじゃなく、のどの奥にもたくさん流し込まれてしまった。 もう、体の中がお姉ちゃんで満たされてしまったようだ。 「ちゅぷ……」 「ぅぅ……」 「んふふ♥ねぇ、ハワードくん……お姉ちゃんね、スイッチ入っちゃった♥」 「スイ……ッチ?」 「そう♥」 彼女はうっとりとした……しかし、獲物を狙う獣のような表情をうかべながら僕の服を脱がしていく。 「お姉ちゃん?」 「『ハワードくんの子供を作りたい♥』ってスイッチが入っちゃったの……お姉ちゃんがやり方教えてあげるから一緒につくろ♥」 「ほぉら♥おいで、ハワードくん♥」 お姉ちゃんも裸になってベッドの上に仰向けで寝転がった。そして、指でおまたの割れ目を広げている。 その割れ目からは液体が漏れていて、中身がピンクにテカっている。 「ここまですれば……わかるでしょ♥」 「……」 僕は頷く。 こんなエッチなこと、もちろん初めてだ。見たことも聞いたこともない。でもこの後どうすればいいのかはわかった。 僕は大きくなったおちんちんをその割れ目の中に入れた。 ぐちゅ…… 「あぁぁうっ♥」 「はぅぅ……ハワードくんのショタオチンポ……♥」 入れた瞬間、お姉ちゃんの中がきゅって閉まって僕のおちんちんを締め付けてくる。にゅるにゅるしてて、ぐにぐにしてて頭がおかしくなりそうなほど気持ちいい。 「ど、どうすればいいの? お姉ちゃん?」 「……ハワードくんのシたいこと、シていいんだよ♥」 「したいこと……」 わからないはずなのに、わかってしまった。 さっきからしたくてたまらないことがあった。 「じゃあ、お姉ちゃん……痛かったらごめんね」 「いいよ、ハワードくんがシてくれるならどんな痛いことだって気持ちよくなるから♥」 「……」 僕は、腰を動かしておちんちんを奥へと入れる。 「っ♥」 「あぅ♥ハワードくん♥大丈夫だよ♥もっと激しくしても♥」 「お姉ちゃん♥」 その言葉に甘え、思った通り、本能のままに腰を前後に動かす。 ぐちっ ぱんっぱんっ! 何でもない音──肌と肌がぶつかり合う音とか割れ目から聞こえる水の音、これがなんでこんなにもエッチな音に聞こえるんだろうか。 脳みそが溶けちゃいそうだ…… 「お姉ちゃん♥! お姉ちゃん♥! お姉ちゃん♥!」 「んっ♥んっ♥ハワードくぅん♥大好きっ♥大好きぃぃっ♥!」 「お姉ちゃんっ♥んんっ♥」 お姉ちゃんは体を起こして、僕にキスする。 さっきと同じように、舌を入れてするエッチなやつ。 「じゅる♥れろっ♥じゅっ♥じゅるるっ♥んっ♥」 今度は僕が舌を入れてみようとする。するとお姉ちゃんはあっさりと受け入れてくれた。 「ちゅっ♥ちゅぷっ♥んくっ♥」 慣れていない僕の舌の動きはとてもぎこちなかったと思う。でもお姉ちゃんはとても嬉しそうに僕を抱きしめてくれた。 その間にも腰の動きは止まらない。それどころかもっと激しくなっていたかもしれない。 そしてそのうち。僕のおちんちんが破裂しそうになる。何かを出したくて出したくてたまらない、早く全部ぶちまけてしまいたい、そんな衝動に駆られる。 「お姉ちゃん♥おちんちんからなんか出てきそうだよ♥」 「ふふふっ♥いいよ♥ハワードくんの子種、お姉ちゃんの膣内に全部出しちゃって♥」 「お姉ちゃん♥お姉ちゃん♥………うぅぅっ♥! あああっ!」 びゅるるるるっ びゅるるるっ びゅるるる おちんちんの中から、なんだか液体じゃない固めの物が流れ出しているのがわかる。 ぼこぼこ、っておしっこを通る道が内側から押されてる。 「はぁ♥はぁ♥お姉♥ちゃん♥」 その感覚に混乱した僕は落ち着くために一旦、お姉ちゃんから離れようとする。 しかし。 「だぁめ♥もっともっと頂戴♥」 お姉ちゃんは足で僕にしがみついてくる。 ものすごい力がかかっていて動けない。 そして、もがく間にも僕のおちんちんは何かを出し続けていた。 「お姉ちゃん! やめて! と、止まらないよ!」 「その調子♥お腹一杯になるまで注ぎ続けて♥」 びゅるるるるるるるるっ! 「お姉ちゃん──」 ぷつり、と。 意識が途切れる。 「──くん」 「ハワード」 気がつくとベッドの上で寝転がっていた。ライラお姉ちゃんとエイミーさんとリッチが僕の顔をのぞいていた。 「あれ、僕は……」 「ハワードくんっ!」 ライラお姉ちゃんが僕に抱きつく。 「ったく、姉さんには少し自重してほしいぜ」 「ハワード、大丈夫か?」 エイミーさんもリッチも心配そうに僕を見つめる。 「ごめんねっ! ハワードくん! お姉ちゃんつい、気持ちよくなりすぎて、それで──」 また、ゾワリと寒気が。 「姉さん、また吸い取ってる」 エイミーさんはお姉ちゃんを引き剥がす。すると寒気はしなくなった。 今度はリッチが僕に近づいて言う。 「ハワード、このライラお姉ちゃんは少し特殊な能力を持っていてね、人のパワーを吸い取ってしまうんだ」 「え、じゃあ」 「そう、君の感じる寒気も、今回の気絶もそれが原因だ。本来なら上手くコントロール出来るはずなんだが──」 「私、興奮しやすくて……すぐ加減がきかなくなっちゃうの」 「……」 じゃあ、あのエッチなことはもうできないのか……少し残念。 「いや、今回からはちゃんと大丈夫だ。寒気はするだろうけども、気絶まではしないよ」 「本当?」 「あぁ、だからハワードのシたいことをすればいい……私たちは『家族』だからな」 「……」 僕はライラお姉ちゃんを見る。ライラお姉ちゃんも僕を見ていて、目があった。 するとお姉ちゃんは申し訳なさそうに、でもとても嬉しそうに笑った。 「さて、晩ご飯の時間だ。食卓に行こう」 「お、今日の料理はなんだろうな? 肉かな?」 「肉か野菜かで判断するのはエイミーの悪い癖だな……」 エイミーさんとリッチは、二人話しながら部屋を後にする。 残ったのは僕とライラお姉ちゃん。 「……ハワードくん」 「なぁに、お姉ちゃん?」 お姉ちゃんは、耳元でこう囁いた。 「今度はも〜っとエッチなこと、しましょ♥」 心地よい寒気が走った。 17/05/03 09:52 鯖の味噌煮
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次はゾンビのエイミーです
一話少しだけ書き直しました |
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