『遭遇と出会いの違い』
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・疲れた。
旅ってこんな疲れるもんなのか。
正直甘く見てた。
けっこうどうにかなると思ってたんだな〜これが。
けど、現実は厳しいねぇ・・・。
そう思う、村を出た2日目の夜。
別に後悔してる訳じゃない。
ただ親父達の辿った道を、俺も進んでみたかっただけ。
まぁ最終的には【世界を変える】ってところに行き着くわけだけど。
正直、俺には『ムリ』だ。
そこまでいかなくても、荷が重すぎる。
置き手紙には・・・まぁちょっと強気に書いてみたけど・・・。
俺としては、のんびり旅をしたかったわけで。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
親父は『英雄』だった・・・らしい。
らしいとゆうのは、俺が生まれた直後に死んだから。
母も、そんな親父を追うように・・・。(母も旅に同行していたらしい)
魔王が世代交代したのも、親父達が当時の魔王を弱らせたからだ。
(どうやら完全に滅ぼすことはできなかったらしい)
両親を亡くした俺は、当時親父と旅を共にした仲間『ガゼル』と、その妻『フラン』に育てられた。
二人はとても優しくしてくれた。本当の息子のように。
俺の他にも、この夫婦の間には2人?の娘がいる。
俺より遅く生まれたから、表向きは妹?とゆうことになる。
かわいい・・・よりは美人とゆう言葉が似合う妹2人?。
なんでちょくちょく???を入れるのかって?
だってこの妹達
人間じゃないから。
え?とゆうことは母親のフランは魔物だろって?
その通り。
だってあの人
『エキドナ』だもん。
親父が村ヘルゼンを出て最初に向かったのは、村の南にある『死の迷宮』と呼ばれる広い洞窟だった。
今は貴重な鉱物がとれる、ヘルゼンを支える無くてはならない存在だ。
親父はこの迷宮をたった半日で攻略し、BOSSの下に辿り着き打ち負かしたとゆう。
ちなみにここのBOSSがエキドナのフランだった。
親父は命を助ける代わりに、自分の故郷ヘルゼンを守って欲しいとに言った。
この要求に同意したフランはこの日より、ヘルゼン鉄壁の守護者となった。
で、どうやってガゼルと結ばれたかは不明。 とゆうか教えてくれない。
(村人達がフランを怖がらなかったのは、親父が何か手を回したからだと思う。たぶん)
そんなこんなで、今のヘルゼンがある。
親父達はいないけど、決して寂しくはなかった。
ガゼル、フラン、リン(エキドナで長女)、レン(メドゥーサ)、村のみんな。
裕福な村じゃないけど、何よりも、本当に温かい村だ。
一番印象に残ってる出来事は・・・そうだなぁ・・・。
あぁあれだ!
14歳を迎えた朝、目が覚めるとリンとレンが俺のASADACHIした逸物を2人してフェラっていたことだな。
「うおおおおおおい!? お、おい、え?え? ちょっ!え?#&*@§※〓♯♭♪・・・」
とイイ感じにテンパってる俺に、
「あら兄さん、オハヨ♪ それと・・・誕生日オメデト! ほらレン!もっと頑張って!」とリン。
「ん・・ちゅ・・くちゅ・・ん・・ぷあっ・・はぁぁぁ・・・おっきぃ♪ でも・・・まだ出ない・・・。」とレン。
「いや出さなくてイイから! てか・・・え?なにこの状況!?」
依然テンパってる俺。
この後のヤリトリはひじょ〜〜〜に長いから、とりあえず結論だけ。
結局、俺は溜まりに溜まった特濃精液を妹2人の、マジで顔が見えなくなる程ぶっかけてしまったわけで・・・。 (自分で言うのもアレだけど・・・量が半端ないな・・・)
要するに、2人は俺に『お金じゃ買えない快楽』をプレゼントしたかったのだと言う。
もしこの時フランが気がつかなければ、ぶっかけだけでは済まなかっただろうな。惜しい気もするが・・・。
2人の気持ちは、いや単純に嬉しかった。(あと気持ち良かった)
だから、フランには2人を叱らないでくれと頼んだ。
それとは別に、ぶっかけた俺もこっぴどく叱られた。オレ悪いか?
この誕生日以来、リンとレンは俺に『性的なプレゼント』をしなくなった。
(誕生日以外にも、ちらほら性的なことをされていたが)
いきなりで悪いけど、昔話はおしまい!!
イイ加減眠たくなってきたから・・・。
明日に備えてしっかり寝とかないとなぁ・・・。
あぁ・・・みんな心配してんだろうな・・・。
眠りに落ちる前、ふと思った。
翌朝、俺は目的地である『ゾルアクア』に向けて出発した。
この町はヘルゼンとも交流のある、この大陸では5本指に入る大きい町なんだ!行った事ないけど・・・。
うまくいけば、そこで俺の旅に同行してくれる仲間ができるかもしれない!
そう思って目指しているのだが・・・。
元々旅の目的が不明瞭だから、こんな俺についてくる物好きがいるともわからんけど・・・。
とにかく! まずはゾルアクア到着を優先しないとな。
けど、この辺りまで来るとさすがに魔物の姿も良く見かけるようになる。
なるべく無駄な戦闘は避けたいんだけどなぁ・・・。
ん?俺の事弱いと思った?
フフフ・・・それはとんだ勘違いだよ・・・。
さっきも言ったけど『無駄な戦闘は避けたい』主義なんだよ俺様は。
いやホントだから。
ホントにホント。
信じて下さい! ホントにマジでお願いしますから!
ガゼルに散々仕込まれたから、13の時には約10sもある大剣を扱えるようになったし、14にはもうリザードマンを無傷で倒せるようになった。
その後追い回されたけど・・・。
まぁだから・・・そのぉ・・・それなりに強いんだよ!俺は!
今でもあの時の大剣をそのまま武器にしてるから、この辺の敵はチョロイんだよ!
っと、敵に囲まれた!クソ!! 完全に無警戒だった!
誰だ俺の事弱いって言った奴! お前のせいだ!!
いやいや、こんな事してる場合じゃない・・・。 落ち着け俺・・・。
敵はリザードマン4体。 四方を囲まれて逃げられん。
これは久々に・・・いっちょドンパチしますかああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・
「っう・・・く・・お・・や・・やめ・・ろ・・・くは・・・!」
「ん・・じゅる・・ちゅぱ・・はむ・・ん・・んん・・・・・」
・・・・・・・・・・・
っえ?
なんでいきなりエロシーンかって?
・・・いやぁ・・・その・・・・ハハ・・・。
3体は倒した。普通に。ここまでは良かった。
だけど残り1体のリザードマン・・・こいつ・・・なんでこんな強いんだ!?おかしいだろ!!
レベル1の勇者が始めに遭遇するスライムの中に、クイーンスライムが混ざってるような、そんな状況に近いぞ!!
いや強いとゆうか・・・勝てん!!どう考えても!
俺の動きが全部読まれてる! まさかと思ったけど・・・そのまさかだ。
明らかに俺の動きを熟知しているぞあのリザードマン!
ガギンッ!!!!
俺の大剣と最強リザードマンの剣が火花を散らしながら、互いを睨みつけ合う小競り合いに突入する。(何故か腕力も互角)
両者一歩も譲らないこの緊迫した小競り合いの中、リザードマンEXが口を開き俺に
「この5年・・・私は・・・貴様を手に入れるために・・・心血を注ぎ修行に励んできた!!!」
こう告げた。
俺を・・・手に入れる・・・?(ちなみに俺今19ね。どうでもイイけど)
ギィン!!!
両者後方に飛び跳ね間合いをとる。
「俺を手に入れるって・・・どうゆう事だ・・・?」
「やはり忘れているのだな・・・。 ならば教えてやる。」
そして剣を構えたまま
「私は・・・5年前・・・今よりまだ幼い貴様に敗れた・・・敗れた・・・リザードマンだあ!!!!!」
俺に・・・敗れたリザードマン?
って・・・ま、まさか・・・、
「え?う?えええええええええええええええ!?」
吐いたわけじゃないよ、一応言っとくけど。
5年前のリザードマンって・・・さっき俺が話した・・・14の時倒した・・・あの・・・?
こんな偶然あんのかよ!と驚愕していた俺は隙だらけだったらしく、
「もらったあああ!!!」
ゴズッ
いや〜な音をたてた会○の一撃は、俺をKOするには十分すぎる威力だった。
そして目覚めた時には・・・
こうゆう流れで今に至る。
とか冷静に解説してる間に、俺の天まで反り返った逸物がリザード娘の下の口に飲み込まれた。
「かはっ・・く・・・あ・・はぁ・・根本まで・・入ったぁ・・・」
YES! 脱童貞!!
とか言ってる場合じゃねぇ!!!
ヤバイ・・・締め付けが・・・。
女の膣内って・・・こんな気持ちイイのか・・・!!
初めてのことばかりで若干混乱気味の俺を余所に、リザード娘は激しく腰を上下に打ち付けてくる。
中は俺の逸物を逃がさないよう強烈に締め付け、かつ射精感を煽ってくる。
くちゅ・・ぬちゅ・・ぬちゃ・・にちゅ・・ぱちゅ・・
結合部から鳴り響く、愛液がぶつかり飛び散る音。
くそ・・・逃げる隙がない・・・。
てゆうか・・・こりゃ長くはもたねぇ・・・。
「く・・・あ・・出ちまう・・・」
思わず口にしてしまったその言葉に、リザード娘はニヤリと笑い、さらにスピードを増す。
同時に膣は俺の子種を搾り取るかのようにうねり始め、そして・・・・・・
「く・・・あああああ・・・出・・る・・!!」
ビュッ ビュル ビュ〜〜〜!
出番を待っていた精子達が、リザード娘の子宮へと一気に放出される。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
彼女は舌を突き出し、声にならない絶頂の叫びをあげる。
ドプッ ドプッ ドクッ トクッ
未だ止まらない俺の精液。そして止まらない快感。
リザード娘の子宮は限界をとうに超え、妊娠しているかのように腹が膨れてあがる。
ようやく止まった射精と共に、彼女は俺の体に倒れ込み、俺も睡魔に勝つ事ができなかった・・・。
目が覚めたのは数時間後の、日の沈みかけた夕暮れ時。
どうやら俺の方が早く目覚めたらしい。
てゆうかまだあのリザード娘と抱き合ったままかよ・・・。(しかも結合したまま)
ああ・・・冷静に考えてみれば、半ば『レイプ』に近い形で・・・しかも人間じゃない女に童貞を奪われちまったわけで・・・。嬉しいのやら悲しいのやら複雑な心境の俺・・・。 あと寒い。 裸だから。
っと、どうやら人外娘がお目覚めのご様子だ。
「う・・んん・・・・・ん? あぁ・・眠ってしまったのか・・・」
「ようやく起きたなぁ、とんでも淫乱娘!!」
「な・・・なっ!? だ、誰が淫乱だ! 私をそこらの生殖女と一緒にするな!!」
「いや・・散々人のこと犯しておいて良く言うよまったく・・・」
魔物娘が淫乱を否定するのって珍しくないか? リザードマンはプライドが高いのか・・・?
「し、仕方なかったのだ!! 5年も・・・5年も貴様を待ち望んできたのだ・・・。 が、我慢できなかったのだ・・・」
俺の胸元に顔を埋める、自称淫乱じゃないリザードマン一匹。
「ああもうわかったから・・・とにかく離れよう。 いつまで繋がってればイイんだ?」
「それも・・・そうだな。(もう少しこのままが・・・」
「ん? 何か言った?」
「な、何も言ってない!! 今・・・離れる・・・」
メチャクチャ名残惜しそうに体を離す。
立ち上がったリザード娘の腹は依然膨らんだまま。
いくら魔物でも・・・こんな早く妊娠しないよな・・・?
「う・・・腹が重いな・・・。 いくら貴様でも出しすぎではないか? まったく・・・。」
溜め息混じりに呆れられた。
量が多かったのは謝るけど・・・けど・・・理不尽・・・。
少なくとも俺は被害者だ・・・。
服を着直しながら自分の境遇を悲観している俺に
「これでようやく・・・私は貴様を夫として迎えることができる・・・。 長かった・・・」
と過去を振り返り始めるトカゲ女。
「は・・・え? 夫・・・?」
え? どゆこと?
「ん? なんだそのマヌケ面は? 私の夫になることは、貴様が負けたとき既に決まっていたことだ。」
なんか勝手な事言ってるぞコイツ・・・。
「5年前私は貴様に敗れた。 だが・・・貴様は私を受け入れなかった・・・。」
そりゃそうだろ。当時14の俺が嫁さんをもらうなんてありえないし・・・。
「そして私は悟った・・・。 私がもっと強くなれば、貴様が振り向いてくれると・・・」
思い込みが激しいタイプだな、コイツ・・・。 それも質の悪い・・・。
「その・・・だから・・・これからは・・・私の夫として・・その・・よろしく、たのむ・・」
「ちょっと待て! 勝手に話しを進めんな!!」
これ以上黙っていたら、こいつらの故郷に連れていかれて旅どころではなくなる!
「なっ! き、貴様・・・! ここまできて悪足掻きか! 往生際が悪いぞ!!」
「わ、悪いもなにも、俺はお前と一緒になる約束なんてしてないぞ!!」
「当然だ。 私が勝手に決めたのだからな。」
マジで質悪いぞコイツ!!!
「さぁ、早速私の故郷に案内しよう。」
「だ、だから待てって! うお! う、腕引っ張んな! 案内じゃねぇ! 拉致だこれは!!!」
マズイ・・・マズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイ!!!
このままだと俺の旅が3日で終止符を打つことになる!!
なんとしてもそれだけは避けないと・・・。
てか・・・腕痛!! どんな馬鹿力だよ!
腕を振り払って逃げる・・・・・・はムリだな。
たとえ逃げられても、コイツは地獄の底まで俺を追ってくるだろうし・・・。
どうする・・・
どうする・・・
どうするよ俺!!!!!!
フランの顔が思い浮かぶ。
こうゆう時、フランは俺にどうしろと言ったっけ・・・?
「旅を・・・しないか、一緒に。」
俺の口から、そんな言葉が飛び出た。
「旅・・・だと?」
女はこちらを振り向き、小さく首をかしげる。そして、
「私の旅は、貴様を手に入れた今この瞬間に終わったのだ。 これ以上旅を続ける理由はない。」
こう告げた。
「そう・・・か・・・」
親父達の道を辿る前に、リザードマンに婿入りすることになるとは・・・。
あきらめた。 もういいか。 煮るなり焼くなり好きにすればイイ。
「・・・・・・・・・」
女は俺の目は見つめながら、
「貴様は・・・何のために旅をする?」
こう問いかけてきた。
「わかんねぇ。 てゆうか・・・わかんないから旅してんじゃないかな、俺。」
「目的も無しに旅をしているのか? 変わった男だな・・・」
正直、英雄だった親父の背中を追いかける・・・なんて、ただの言い訳だった。
でも、親父の見た景色を見たい。 親父のような英雄になりたいとゆう気持ちは本当だ。
けど・・・もういい・・・。
これが俺の運命なら、逆らう必要なんてないし。
ハハ・・・笑えるよ・・・。英雄の息子がリザードマンに負けるなんて・・・。
なんの冗談だよ、まったく・・・。
このまま連れていかれる事を覚悟した俺。 が・・・
「目的の無い旅・・・か。 おもしろい。 同行してやろうではないか。」
・・・・・・え? まさかの急展開?
「ええ!? い、今・・・なんて!?」
「だから・・・貴様の旅に同行してやると言ったんだ。」
どんな心境の変化だよ・・・。
「え・・・いや、一緒に来てくれんのは心強いんだけどさぁ・・・なんで気が変わったんだよ?」
「別に気が変わった訳ではない。 旅が終われば、貴様を私の故郷へ連れて行く。」
「??? じゃぁ・・・なんで・・・」
・・・わからん・・・なぜだ?
女はうつむき顔を赤くしながら
「き、貴様が・・・あまりにも・・・悲しそうな顔を・・するから・・・」
と言った。
俺・・・そんな顔してたのか・・・?
ま、まぁでも、今すぐ連れて行かれるとゆう事態は避けられた・・・良かった・・・。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「そういえば・・・アンタ名前は?」
「そちらが先に名乗るのが礼儀ではないか?」
「え・・あぁそうか・・・悪い。 俺は・・・」
「知っている。 ルーク・・・だろ?」
「え? まぁそうだけど・・・って! なんで俺の名前知ってんだよ!!! 名乗った覚えはない! 大体、聞いておいてなんだその返しは!?」
「ふふっ・・・あぁいや、すまん。 私は『レビィ=ゲカト』。 好きに呼ぶがいい。」
「じゃぁ・・・レビィって呼ばせてもらうよ・・・。 で・・・なんで俺の名前を?」
「貴様は村の東にある岩場で、師匠に稽古をつけてもらっていただろ?」
「なんでそれを!? まさか・・・」(師匠=ガゼル)
「そう・・・私は貴様が修行しているところ、一部始終全て見させてもらった。 そして、貴様の名がルークであることがわかった。 同時に貴様の動き・攻撃パターン・癖・弱点も全て研究させてもらった。」
「勝てないハズだ!! この卑怯者!!」
「ひ、卑怯者だと!? あ、侮るな! 戦略的勝利と言ってほしいものだな!」
「何が戦略的勝利だ! まったく・・・。 で思ったんだけど、俺の名前知ってんのに、なんでずっと『貴様』呼ばわりなんだよ?」
「私が貴様を名前で呼ぶのは、私たちが夫婦として正式に認められてからだ。」
「あぁ・・・はぁ・・・そうですかい・・・」
〜〜ゾルアクアに向かう俺達の会話より一部抜粋〜〜
仲魔?ができた。
旅が終わるまでの制約付きだが・・・。
かなり堅物だけど、正直心強い。
仲良くやってけるか、少し心配だ。
体を重ねた時点で、仲が良いもへったくれもないが・・・。
俺の旅は終わらない。
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・疲れた。
旅ってこんな疲れるもんなのか。
正直甘く見てた。
けっこうどうにかなると思ってたんだな〜これが。
けど、現実は厳しいねぇ・・・。
そう思う、村を出た2日目の夜。
別に後悔してる訳じゃない。
ただ親父達の辿った道を、俺も進んでみたかっただけ。
まぁ最終的には【世界を変える】ってところに行き着くわけだけど。
正直、俺には『ムリ』だ。
そこまでいかなくても、荷が重すぎる。
置き手紙には・・・まぁちょっと強気に書いてみたけど・・・。
俺としては、のんびり旅をしたかったわけで。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
親父は『英雄』だった・・・らしい。
らしいとゆうのは、俺が生まれた直後に死んだから。
母も、そんな親父を追うように・・・。(母も旅に同行していたらしい)
魔王が世代交代したのも、親父達が当時の魔王を弱らせたからだ。
(どうやら完全に滅ぼすことはできなかったらしい)
両親を亡くした俺は、当時親父と旅を共にした仲間『ガゼル』と、その妻『フラン』に育てられた。
二人はとても優しくしてくれた。本当の息子のように。
俺の他にも、この夫婦の間には2人?の娘がいる。
俺より遅く生まれたから、表向きは妹?とゆうことになる。
かわいい・・・よりは美人とゆう言葉が似合う妹2人?。
なんでちょくちょく???を入れるのかって?
だってこの妹達
人間じゃないから。
え?とゆうことは母親のフランは魔物だろって?
その通り。
だってあの人
『エキドナ』だもん。
親父が村ヘルゼンを出て最初に向かったのは、村の南にある『死の迷宮』と呼ばれる広い洞窟だった。
今は貴重な鉱物がとれる、ヘルゼンを支える無くてはならない存在だ。
親父はこの迷宮をたった半日で攻略し、BOSSの下に辿り着き打ち負かしたとゆう。
ちなみにここのBOSSがエキドナのフランだった。
親父は命を助ける代わりに、自分の故郷ヘルゼンを守って欲しいとに言った。
この要求に同意したフランはこの日より、ヘルゼン鉄壁の守護者となった。
で、どうやってガゼルと結ばれたかは不明。 とゆうか教えてくれない。
(村人達がフランを怖がらなかったのは、親父が何か手を回したからだと思う。たぶん)
そんなこんなで、今のヘルゼンがある。
親父達はいないけど、決して寂しくはなかった。
ガゼル、フラン、リン(エキドナで長女)、レン(メドゥーサ)、村のみんな。
裕福な村じゃないけど、何よりも、本当に温かい村だ。
一番印象に残ってる出来事は・・・そうだなぁ・・・。
あぁあれだ!
14歳を迎えた朝、目が覚めるとリンとレンが俺のASADACHIした逸物を2人してフェラっていたことだな。
「うおおおおおおい!? お、おい、え?え? ちょっ!え?#&*@§※〓♯♭♪・・・」
とイイ感じにテンパってる俺に、
「あら兄さん、オハヨ♪ それと・・・誕生日オメデト! ほらレン!もっと頑張って!」とリン。
「ん・・ちゅ・・くちゅ・・ん・・ぷあっ・・はぁぁぁ・・・おっきぃ♪ でも・・・まだ出ない・・・。」とレン。
「いや出さなくてイイから! てか・・・え?なにこの状況!?」
依然テンパってる俺。
この後のヤリトリはひじょ〜〜〜に長いから、とりあえず結論だけ。
結局、俺は溜まりに溜まった特濃精液を妹2人の、マジで顔が見えなくなる程ぶっかけてしまったわけで・・・。 (自分で言うのもアレだけど・・・量が半端ないな・・・)
要するに、2人は俺に『お金じゃ買えない快楽』をプレゼントしたかったのだと言う。
もしこの時フランが気がつかなければ、ぶっかけだけでは済まなかっただろうな。惜しい気もするが・・・。
2人の気持ちは、いや単純に嬉しかった。(あと気持ち良かった)
だから、フランには2人を叱らないでくれと頼んだ。
それとは別に、ぶっかけた俺もこっぴどく叱られた。オレ悪いか?
この誕生日以来、リンとレンは俺に『性的なプレゼント』をしなくなった。
(誕生日以外にも、ちらほら性的なことをされていたが)
いきなりで悪いけど、昔話はおしまい!!
イイ加減眠たくなってきたから・・・。
明日に備えてしっかり寝とかないとなぁ・・・。
あぁ・・・みんな心配してんだろうな・・・。
眠りに落ちる前、ふと思った。
翌朝、俺は目的地である『ゾルアクア』に向けて出発した。
この町はヘルゼンとも交流のある、この大陸では5本指に入る大きい町なんだ!行った事ないけど・・・。
うまくいけば、そこで俺の旅に同行してくれる仲間ができるかもしれない!
そう思って目指しているのだが・・・。
元々旅の目的が不明瞭だから、こんな俺についてくる物好きがいるともわからんけど・・・。
とにかく! まずはゾルアクア到着を優先しないとな。
けど、この辺りまで来るとさすがに魔物の姿も良く見かけるようになる。
なるべく無駄な戦闘は避けたいんだけどなぁ・・・。
ん?俺の事弱いと思った?
フフフ・・・それはとんだ勘違いだよ・・・。
さっきも言ったけど『無駄な戦闘は避けたい』主義なんだよ俺様は。
いやホントだから。
ホントにホント。
信じて下さい! ホントにマジでお願いしますから!
ガゼルに散々仕込まれたから、13の時には約10sもある大剣を扱えるようになったし、14にはもうリザードマンを無傷で倒せるようになった。
その後追い回されたけど・・・。
まぁだから・・・そのぉ・・・それなりに強いんだよ!俺は!
今でもあの時の大剣をそのまま武器にしてるから、この辺の敵はチョロイんだよ!
っと、敵に囲まれた!クソ!! 完全に無警戒だった!
誰だ俺の事弱いって言った奴! お前のせいだ!!
いやいや、こんな事してる場合じゃない・・・。 落ち着け俺・・・。
敵はリザードマン4体。 四方を囲まれて逃げられん。
これは久々に・・・いっちょドンパチしますかああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・
「っう・・・く・・お・・や・・やめ・・ろ・・・くは・・・!」
「ん・・じゅる・・ちゅぱ・・はむ・・ん・・んん・・・・・」
・・・・・・・・・・・
っえ?
なんでいきなりエロシーンかって?
・・・いやぁ・・・その・・・・ハハ・・・。
3体は倒した。普通に。ここまでは良かった。
だけど残り1体のリザードマン・・・こいつ・・・なんでこんな強いんだ!?おかしいだろ!!
レベル1の勇者が始めに遭遇するスライムの中に、クイーンスライムが混ざってるような、そんな状況に近いぞ!!
いや強いとゆうか・・・勝てん!!どう考えても!
俺の動きが全部読まれてる! まさかと思ったけど・・・そのまさかだ。
明らかに俺の動きを熟知しているぞあのリザードマン!
ガギンッ!!!!
俺の大剣と最強リザードマンの剣が火花を散らしながら、互いを睨みつけ合う小競り合いに突入する。(何故か腕力も互角)
両者一歩も譲らないこの緊迫した小競り合いの中、リザードマンEXが口を開き俺に
「この5年・・・私は・・・貴様を手に入れるために・・・心血を注ぎ修行に励んできた!!!」
こう告げた。
俺を・・・手に入れる・・・?(ちなみに俺今19ね。どうでもイイけど)
ギィン!!!
両者後方に飛び跳ね間合いをとる。
「俺を手に入れるって・・・どうゆう事だ・・・?」
「やはり忘れているのだな・・・。 ならば教えてやる。」
そして剣を構えたまま
「私は・・・5年前・・・今よりまだ幼い貴様に敗れた・・・敗れた・・・リザードマンだあ!!!!!」
俺に・・・敗れたリザードマン?
って・・・ま、まさか・・・、
「え?う?えええええええええええええええ!?」
吐いたわけじゃないよ、一応言っとくけど。
5年前のリザードマンって・・・さっき俺が話した・・・14の時倒した・・・あの・・・?
こんな偶然あんのかよ!と驚愕していた俺は隙だらけだったらしく、
「もらったあああ!!!」
ゴズッ
いや〜な音をたてた会○の一撃は、俺をKOするには十分すぎる威力だった。
そして目覚めた時には・・・
こうゆう流れで今に至る。
とか冷静に解説してる間に、俺の天まで反り返った逸物がリザード娘の下の口に飲み込まれた。
「かはっ・・く・・・あ・・はぁ・・根本まで・・入ったぁ・・・」
YES! 脱童貞!!
とか言ってる場合じゃねぇ!!!
ヤバイ・・・締め付けが・・・。
女の膣内って・・・こんな気持ちイイのか・・・!!
初めてのことばかりで若干混乱気味の俺を余所に、リザード娘は激しく腰を上下に打ち付けてくる。
中は俺の逸物を逃がさないよう強烈に締め付け、かつ射精感を煽ってくる。
くちゅ・・ぬちゅ・・ぬちゃ・・にちゅ・・ぱちゅ・・
結合部から鳴り響く、愛液がぶつかり飛び散る音。
くそ・・・逃げる隙がない・・・。
てゆうか・・・こりゃ長くはもたねぇ・・・。
「く・・・あ・・出ちまう・・・」
思わず口にしてしまったその言葉に、リザード娘はニヤリと笑い、さらにスピードを増す。
同時に膣は俺の子種を搾り取るかのようにうねり始め、そして・・・・・・
「く・・・あああああ・・・出・・る・・!!」
ビュッ ビュル ビュ〜〜〜!
出番を待っていた精子達が、リザード娘の子宮へと一気に放出される。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
彼女は舌を突き出し、声にならない絶頂の叫びをあげる。
ドプッ ドプッ ドクッ トクッ
未だ止まらない俺の精液。そして止まらない快感。
リザード娘の子宮は限界をとうに超え、妊娠しているかのように腹が膨れてあがる。
ようやく止まった射精と共に、彼女は俺の体に倒れ込み、俺も睡魔に勝つ事ができなかった・・・。
目が覚めたのは数時間後の、日の沈みかけた夕暮れ時。
どうやら俺の方が早く目覚めたらしい。
てゆうかまだあのリザード娘と抱き合ったままかよ・・・。(しかも結合したまま)
ああ・・・冷静に考えてみれば、半ば『レイプ』に近い形で・・・しかも人間じゃない女に童貞を奪われちまったわけで・・・。嬉しいのやら悲しいのやら複雑な心境の俺・・・。 あと寒い。 裸だから。
っと、どうやら人外娘がお目覚めのご様子だ。
「う・・んん・・・・・ん? あぁ・・眠ってしまったのか・・・」
「ようやく起きたなぁ、とんでも淫乱娘!!」
「な・・・なっ!? だ、誰が淫乱だ! 私をそこらの生殖女と一緒にするな!!」
「いや・・散々人のこと犯しておいて良く言うよまったく・・・」
魔物娘が淫乱を否定するのって珍しくないか? リザードマンはプライドが高いのか・・・?
「し、仕方なかったのだ!! 5年も・・・5年も貴様を待ち望んできたのだ・・・。 が、我慢できなかったのだ・・・」
俺の胸元に顔を埋める、自称淫乱じゃないリザードマン一匹。
「ああもうわかったから・・・とにかく離れよう。 いつまで繋がってればイイんだ?」
「それも・・・そうだな。(もう少しこのままが・・・」
「ん? 何か言った?」
「な、何も言ってない!! 今・・・離れる・・・」
メチャクチャ名残惜しそうに体を離す。
立ち上がったリザード娘の腹は依然膨らんだまま。
いくら魔物でも・・・こんな早く妊娠しないよな・・・?
「う・・・腹が重いな・・・。 いくら貴様でも出しすぎではないか? まったく・・・。」
溜め息混じりに呆れられた。
量が多かったのは謝るけど・・・けど・・・理不尽・・・。
少なくとも俺は被害者だ・・・。
服を着直しながら自分の境遇を悲観している俺に
「これでようやく・・・私は貴様を夫として迎えることができる・・・。 長かった・・・」
と過去を振り返り始めるトカゲ女。
「は・・・え? 夫・・・?」
え? どゆこと?
「ん? なんだそのマヌケ面は? 私の夫になることは、貴様が負けたとき既に決まっていたことだ。」
なんか勝手な事言ってるぞコイツ・・・。
「5年前私は貴様に敗れた。 だが・・・貴様は私を受け入れなかった・・・。」
そりゃそうだろ。当時14の俺が嫁さんをもらうなんてありえないし・・・。
「そして私は悟った・・・。 私がもっと強くなれば、貴様が振り向いてくれると・・・」
思い込みが激しいタイプだな、コイツ・・・。 それも質の悪い・・・。
「その・・・だから・・・これからは・・・私の夫として・・その・・よろしく、たのむ・・」
「ちょっと待て! 勝手に話しを進めんな!!」
これ以上黙っていたら、こいつらの故郷に連れていかれて旅どころではなくなる!
「なっ! き、貴様・・・! ここまできて悪足掻きか! 往生際が悪いぞ!!」
「わ、悪いもなにも、俺はお前と一緒になる約束なんてしてないぞ!!」
「当然だ。 私が勝手に決めたのだからな。」
マジで質悪いぞコイツ!!!
「さぁ、早速私の故郷に案内しよう。」
「だ、だから待てって! うお! う、腕引っ張んな! 案内じゃねぇ! 拉致だこれは!!!」
マズイ・・・マズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイ!!!
このままだと俺の旅が3日で終止符を打つことになる!!
なんとしてもそれだけは避けないと・・・。
てか・・・腕痛!! どんな馬鹿力だよ!
腕を振り払って逃げる・・・・・・はムリだな。
たとえ逃げられても、コイツは地獄の底まで俺を追ってくるだろうし・・・。
どうする・・・
どうする・・・
どうするよ俺!!!!!!
フランの顔が思い浮かぶ。
こうゆう時、フランは俺にどうしろと言ったっけ・・・?
「旅を・・・しないか、一緒に。」
俺の口から、そんな言葉が飛び出た。
「旅・・・だと?」
女はこちらを振り向き、小さく首をかしげる。そして、
「私の旅は、貴様を手に入れた今この瞬間に終わったのだ。 これ以上旅を続ける理由はない。」
こう告げた。
「そう・・・か・・・」
親父達の道を辿る前に、リザードマンに婿入りすることになるとは・・・。
あきらめた。 もういいか。 煮るなり焼くなり好きにすればイイ。
「・・・・・・・・・」
女は俺の目は見つめながら、
「貴様は・・・何のために旅をする?」
こう問いかけてきた。
「わかんねぇ。 てゆうか・・・わかんないから旅してんじゃないかな、俺。」
「目的も無しに旅をしているのか? 変わった男だな・・・」
正直、英雄だった親父の背中を追いかける・・・なんて、ただの言い訳だった。
でも、親父の見た景色を見たい。 親父のような英雄になりたいとゆう気持ちは本当だ。
けど・・・もういい・・・。
これが俺の運命なら、逆らう必要なんてないし。
ハハ・・・笑えるよ・・・。英雄の息子がリザードマンに負けるなんて・・・。
なんの冗談だよ、まったく・・・。
このまま連れていかれる事を覚悟した俺。 が・・・
「目的の無い旅・・・か。 おもしろい。 同行してやろうではないか。」
・・・・・・え? まさかの急展開?
「ええ!? い、今・・・なんて!?」
「だから・・・貴様の旅に同行してやると言ったんだ。」
どんな心境の変化だよ・・・。
「え・・・いや、一緒に来てくれんのは心強いんだけどさぁ・・・なんで気が変わったんだよ?」
「別に気が変わった訳ではない。 旅が終われば、貴様を私の故郷へ連れて行く。」
「??? じゃぁ・・・なんで・・・」
・・・わからん・・・なぜだ?
女はうつむき顔を赤くしながら
「き、貴様が・・・あまりにも・・・悲しそうな顔を・・するから・・・」
と言った。
俺・・・そんな顔してたのか・・・?
ま、まぁでも、今すぐ連れて行かれるとゆう事態は避けられた・・・良かった・・・。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「そういえば・・・アンタ名前は?」
「そちらが先に名乗るのが礼儀ではないか?」
「え・・あぁそうか・・・悪い。 俺は・・・」
「知っている。 ルーク・・・だろ?」
「え? まぁそうだけど・・・って! なんで俺の名前知ってんだよ!!! 名乗った覚えはない! 大体、聞いておいてなんだその返しは!?」
「ふふっ・・・あぁいや、すまん。 私は『レビィ=ゲカト』。 好きに呼ぶがいい。」
「じゃぁ・・・レビィって呼ばせてもらうよ・・・。 で・・・なんで俺の名前を?」
「貴様は村の東にある岩場で、師匠に稽古をつけてもらっていただろ?」
「なんでそれを!? まさか・・・」(師匠=ガゼル)
「そう・・・私は貴様が修行しているところ、一部始終全て見させてもらった。 そして、貴様の名がルークであることがわかった。 同時に貴様の動き・攻撃パターン・癖・弱点も全て研究させてもらった。」
「勝てないハズだ!! この卑怯者!!」
「ひ、卑怯者だと!? あ、侮るな! 戦略的勝利と言ってほしいものだな!」
「何が戦略的勝利だ! まったく・・・。 で思ったんだけど、俺の名前知ってんのに、なんでずっと『貴様』呼ばわりなんだよ?」
「私が貴様を名前で呼ぶのは、私たちが夫婦として正式に認められてからだ。」
「あぁ・・・はぁ・・・そうですかい・・・」
〜〜ゾルアクアに向かう俺達の会話より一部抜粋〜〜
仲魔?ができた。
旅が終わるまでの制約付きだが・・・。
かなり堅物だけど、正直心強い。
仲良くやってけるか、少し心配だ。
体を重ねた時点で、仲が良いもへったくれもないが・・・。
俺の旅は終わらない。
09/11/25 21:07更新 / HERO
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