小悪魔どものお犬様
なんとなく期待していた華々しい大学生活を、淡い夢だと諦めかけていた初夏の頃。
家庭教師のアルバイトがきっかけで、サエない僕にも恋人ができた。
しかも、いっぺんに二人。相手は派遣先の生徒である少女たちだ。
――簡単に経緯を話そう。
春休み、アルバイトを思い立った僕は、家庭教師の派遣サイトに登録した。この頃は便利なもので、連絡先と顔写真を登録すると、場所や時間帯など、条件の合う生徒へ紹介してくれるシステムがある。
すぐに紹介されたのは、双子の姉妹がいる家庭だった。二人一緒に教えなければならない点だけは少し不安だったが、かなりの好条件だったので、僕はそこへ授業に行くことを決めた。
生徒の二人は、現在小学五年生。元気いっぱいでちょっと生意気なアヤちゃんと、おっとりした雰囲気とは裏腹にちょっと悪戯っ子のミユキちゃん。不安とは裏腹に、実際の授業はスムーズに進行させることができ、何度か授業をするうちに二人ともずいぶん打ち解けることができた。
彼女たちと恋人になったのは、春が夏へと脱皮しつつある頃だ。
朝方に雨が降ったせいで部屋の中は蒸していて、少々暑かった。そのせいか二人は涼しい服装……まァ、つまり、平たく言えば露出が増えていた。
部屋の中に甘ったるい体臭が満ちて、僕はなんだかくらくらと眩暈がした。
「先生ぇ、ここわかんなーい」
蕩けたような声で、アヤちゃんが僕を呼ぶ。
「どれどれ」
と、テキストを見下ろすと、アヤちゃんのシャツの隙間へ目線が転がり落ちた。なだらかな胸元のラインと、蕾のようなかわいらしい乳頭が覗いている。僕は慌てて目を逸らし、彼女に問題の解法を教える。一生懸命、文章問題へ意識を集中するのだが、チラチラと隙間に目が行ってしまう。それに気づいているのかいないのか、アヤちゃんはニヤニヤ笑っている。
僕はさっと目を逸らし、隣の机に避難した。ミユキちゃんは一生懸命問題を解いていて、消しゴムを落としたことにも気がついていなかった。
「ミユキちゃん、落としたよ」と、僕は屈みこんで消しゴムを拾った。
「あ……ごめんなさい」
ミユキちゃんはくるりとこちらを向いた。偶然か、僕が立ち上がるよりワンテンポ早くこちらを向いたので、彼女のスカートの中が僕の鼻先にある格好になった。水玉模様のショーツが恥丘のふっくらとした形に皺を作っているのを、はっきり見てしまった。
「あっ、先生……♥ 見た?」
すこし間を置いて、ミユキちゃんはちょっと恥ずかしそうに細い両脚を閉じる。
「ご、ごめん」と、僕は微かに身体を火照らせた。
――妙だな、こんな小さな子を相手に……。
一度気になってしまうと、もう、ダメだった。香水のような汗の匂いと二人の肉体の感じが、僕をざわざわとさせる。
二人はわざとらしく、しかも大げさに、腋を見せるように伸びをしたり、細く小さな脚を何度も組み直した。
僕は授業に集中しようと頑張るのだが、下半身の方はすっかり元気になってしまっていた。
「ごめん。……ちょっと、トイレに行ってくるね」
そう言い残して、僕はすこし前屈みになりながら部屋を出た。クスクスと二人の笑い声が、背中にチクチク刺さった。
(僕はあんな小さい子に欲情するような人間だったのか……)
トイレの中、ビンと屹立したペニスを前にして、自己嫌悪に陥った。が、それ以上に、情欲のほうが勝っていた。
(僕にこのアルバイトを続ける資格はない)
ふっとため息をついて目を瞑った。瞼の裏へ映るのはアヤちゃんの未熟な胸や、ミユキちゃんのスカートの暗がり。
(触れたい……愛撫したい……)
僕の手は無意識にペニスへ伸びた。
彼女たちの肌を思い起こしながら、僕はオナニーをはじめた。
(アヤちゃん……! ミユキちゃん……!)
音を立てるのも構わず、僕は情欲のままペニスをしごいた。やがて、内蔵全部がぎゅっと締めつけられるような感覚と共に、限界が近づいてくる。
「あっ……あっ……い、いくっ」
そのときだった。
トイレのドアが勢い良く開いた。アヤちゃんとミユキちゃんが、呆気にとられている僕の両腕をとって、部屋へと連れ戻した。
「あっ、あっ、あの……!」
意外に強い力でベッドへ押し倒される。僕は下半身丸出しのまま、二人の眼前に晒された。頭の中を巡る言い訳を言葉にできないまま、僕はパニクっていた。
そんな僕に構わず、二人は勃起したままのペニスを舐めるように観察していた。玉の汗のように先端に溜まる粘液、射精寸前のペニスは見られているだけで弾けそうだ。
「すごい……♥ ね、アヤ、見て♥ ぴくぴくしてる♥ おちんちんが出したい、出したーい♥ ってゆってるよ……♥」
「んふ……♥ 先生、いーいところだったもんね♥ もうちょっとでイケるところだったのに、邪魔しちゃった♥」
「アヤ、どーする? どーしてあげる♥ 先生のコレ……♥」
「んー、どーしよっかー♥」
二人は顔を見合わせ、ニヤリ、意地の悪い笑みを交わすと、僕の両腕に全身を絡ませるようにして、左右の耳に淫靡な囁きを吹きかけた。
「ねぇ♥ どうしてほしい?」
「先生の、お・ち・ん・ち・ん♥」
僕は顔を真っ赤にして、体験したことのない興奮に息も絶え絶え、
「射精させてください……」と、涙ながらに懇願した。
二人はまた悪戯っぽく笑うと、ペニスをきゅっと握った。その瞬間、僕はびゅっ、びゅっと情けなくも射精してしまった。
それから一日中、僕は散々にもて遊ばれ、精液を搾られた。
僕が射精するたび、そして夜が更けるにつれ、彼女たちの容姿は変化した。いや、元の姿になったというべきだろうか。
二人の肌は青く、赤い瞳に、翼と尻尾を持っていた。それは悪魔、いや小悪魔のイメージそのものだった。
あとで聞くと、彼女たち二人は魔物娘だという。
「それじゃあ、二人の本当の年齢は……」
「ヒミツ♥」
「まあ、先生。レディに年齢を聞くなんて失礼です」
よって年齢は不詳だが、しかし、小学校に通っているのは本当らしい。一方で、彼女たちに保護者らしい人間は居らず、二人で魔界からこのマンションの一室へ移住してきたそうだ。いまだ、謎が多い姉妹である。
体を重ねて以来、僕は決まった曜日に授業をする他、暇さえあれば彼女たちの家を訪ねた。まあ、ほとんど毎日、二人の家に入り浸っているわけだ。
「それにしても」と、アヤちゃんは呆れた様子で言った。「先生ってば、迂闊だよねぇ」
「どうして?」
「だって、あんな家庭教師の派遣会社に登録するなんてさ」
意味を解しかねている僕の髪をそっと撫でて、アヤは続けた。
「ふふっ。魔物のあいだではね、有名なサイトなんだよ」
「なんでまた」
「わかってるくせに♥」
つまりは、ずいぶん前に流行った出会い系サイトのように使われている、ということだろう。
やれやれ、と僕はこの不幸を祝った。
二人の住むマンションを訪ねる僕は、インターホンを押す前に、深呼吸をして気合を入れ直す。
二人と付き合いはじめてからというもの、授業を平常通り行うことが困難になっていた。休憩込み90分の授業中に、たがを外さないでいられたのは実に数回。我慢できなくなるのはアヤちゃんのときもあったし、ミユキちゃんのときもあった。けれど、結局流されてなし崩し的にセックスをしてしまう僕にも問題はあるのだ。
今日は、ちゃんと授業を行おう。そう決意してインターホンを鳴らした。すぐにバタバタと二人分の足音がして、ドアが開いた。
「いらっしゃーい♥」
「先生、いらっしゃい♥ 待ちくたびれました♥」
二人は飛びつくように僕の両腕をとって、部屋の中へと引っ張った。手や腕にわざとらしく柔らかい部分を押し付けてくるのがわかる。僕は体に点きかかった火を吹き消すように細く息を吐いて、
「ちゃんと宿題はやった? 今日はちゃんと90分授業貫徹するからね」
「やったやった♥ 当たり前じゃん♥」
「わかってますよぅ、先生ったら心配性♥」
どうも、信用ならない二人だ。が――、僕の視線は彼女たちの体のラインをそっとなぞっていた。
アヤちゃんは、黒のストッキングの上からお尻の形が際立つタイトなホットパンツを穿いていた。キュッとした下半身とは対照的に、トップスはゆるめのキャミソール。ブラジャーは着けていないようだ。
ミユキちゃんは白のブラウスにシンプルなリボンタイをつけ、段のあるフリルスカートを穿いている。まるで私立校の制服のようにも見えるが、それにしてはかなり短いスカートから、細い脚がスルッと露出している。
(二人とも、本当にかわいいな……)
などと、甘い感慨に半分意識を浸しつつ、僕は教科書を開いた。
授業の初っ端に「エッチは授業のあと」と宣言したことが効いているのか、スムーズに授業が進行した。宿題をチェックし、改めて復習をみっちり行い、休憩を挟んで後半戦。授業は残り40分。
しかしそのとき、僕の体に異変が起きていた。
「……先生?」
「どうしたの?」
さすがに二人とも魔物娘だけあって、目ざとく異変に気がついた。僕のペニスはそのとき、痛くなるほど勃起していた。
「な、なんでもないよ」
「ふぅーん……」
と、二人はまた例の意地悪な笑みを交わした。「今日は授業を最後まで続ける。エッチはあとで」と、先に釘を差したのは僕だ――我慢しなければならない。そう、わかっているが、ペニスはズボンの内側をぐいぐい突っ張らせていまにも破裂しそうだ。
「ねえ、先生……?」
と、ミユキちゃんが僕を呼んだ。
「どうしたの?」
「暑くありませんか? ミユキ、この部屋暑いんです……」
ミユキちゃんはそう言って、首元のリボンタイをするりと取った。ただそれだけの動作が妙に艶やかで、僕はくらりと目眩がした。
「そう? 暑いかな……」
僕はふらりとミユキちゃんの傍に立って、肩に手を置いた。その誘惑に抗えなかった。よもや魔の瘴気に当てられたとでもいうのだろうか?
「うん……暑いの……♥ 先生が近くにいると……もっと暑くって……♥」
「どうしたらいいかな……?」
「お洋服、脱ぎたいの……♥ 手伝って……?」
こちらへ向き直ったミユキちゃんのブラウスのボタンに手をかけ、僕は指先を震わせながらひとつひとつ外した。それはもどかしく、扇情的な行為だった。すべてのボタンを外し終えて、ブラウスの前をそっと開く。微かな膨らみを包む、子ども用のかわいらしいデザインのブラジャーが現れた。それはパッドのない製品で、撫でると布の下にある突起の感触がわかった。ぺたんとなだらかな布の上を指が行ったり来たり……じきに突起がこりこりと指先に引っかかった。
「んっ、はぁ……♥ 先生ぇ……♥」
人差し指の爪でかりかりと布越しに乳首を引っ掻いたり、親指の腹できゅっと押しつぶしたり、そうしているうち我慢ができなくなって、僕はミユキちゃんの唇を奪った。
「ちゅっ♥ んっ、ちゅ……せんへぇ♥ すき……すきぃ……♥」
乱暴に突っ込んだ僕の舌に、ミユキちゃんは一生懸命吸いついてきた。夢中になって舌を絡めているあいだ、ミユキちゃんの手が僕のペニスをズボンの上から擦った。
「ぷはぁっ、ふぅ♥」
一呼吸置くために、一旦唇を離す。
「せんせぇ……♥」
ミユキちゃんはすっかり蕩けていた。
荒く息をしながら、見つめ合っていると、服の裾をぐいぐいと引っ張られた。アヤちゃんだ。
「ねぇ、先生?」と彼女は眉をハの字にして言った。「消しゴム、落としちゃったの……♥」
「消しゴム? ……どこに落としたんだい」
僕はそっとアヤちゃんの傍に立って、次の言葉を待った。
「うん……♥ あのね、ここに落っこちちゃったの♥」
アヤちゃんはキャミソールの胸元をちょっと引っ張って言った。
「先生、探してくれる?」
僕は生唾を飲み込んで、背後からそっとキャミソールの胸元に手を差し入れた。
「んっ♥ あった? 先生……♥」
「わからない……もうすこし探すよ」
僕はわざとらしく、いかにもそこへ落ちた消しゴムを探すようにアヤちゃんの胸をまさぐった。
「これかな……?」
僕は左の乳首をつねってみる。
「んぁっ……♥ 違うよぉ……♥」
「じゃあ、こっち?」と、今度は右の乳首。
「そっちもぉ……だめぇっ♥」
「ふぅん、よくわからないな……」
僕はキャミソールから手を出して、生地の上から両方の乳頭をくりくりといじった。
「やぁん……先生っ♥ んん……ぁ♥」
「これも違う?」
「もっと……下のほうに落ちちゃったかもぉ……♥」
アヤちゃんは僕の手をとると、下腹部のほうへ誘い入れた。鼠径部の辺りをすりすりと撫で、僕は「もっと下?」と訊いた。
「ん……うん、もっと下かな……」
そう言って、アヤちゃんはぷちんとホットパンツのボタンを外した。僕はファスナーを下ろしてやり、股間に手を入れた。ストッキング越しにも、幼いソコはぐじゅぐじゅに濡れそぼっているのがわかる。指先で刺激を与えると、ショーツの下で泡立つような音がした。
「ん、ぃひ……♥ あんっ、ぃ……いい、いいよぉ♥ 先生ぇ……♥」
「アヤちゃんっ……」
「先生ぇ……先生っ……♥ もっとぉ♥」
アヤちゃんの秘部の柔らかい感触を楽しんでいると、僕は背後から抱きすくめられた。見ると、ミユキちゃんだった。ミユキちゃんは僕の腰から腕を回して、器用にズボンを下ろすとペニスを露出させた。
「やっぱり、最後まで授業できませんでしたね……♥」
「でも嬉しいな♥ 先生から襲ってくれるんだもん♥」
「襲ったわけじゃ……」と、僕は言った。
「言い訳無用ですっ♥」
ミユキちゃんは僕とアヤちゃんのあいだに割って入り、勃起したペニスを一息に咥えた。
「あぅっ……!」
「へんふぇー? ひもひいひぃー? んふ♥」
「あっ、ミユキずるいー♥ あたしもするぅ♥」
アヤちゃんは椅子を下りると、一緒になってフェラチオをはじめた。二人の唇と舌の感触が生暖かくペニスを包んだ。
「はぁっ、ああ……! んぅ……」
「んふぅ……♥ 先生、本当に気持ちよさそう♥」
「ね……♥ ほらほら……れろれろれろ♥」
二人は両側から舌を伸ばしてカリ首の辺りをなぞったり、取り合うように亀頭を咥えた。そうしているうちにだんだんと奉仕に熱が入ってきて、アヤちゃんは小さな手で陰嚢を持ち上げ、裏筋を大胆に責めた。一方のミユキちゃんは鈴口を徹底的に責めてくる。小さな口にちゅうっと咥え込み、容赦なく舌で刺激を与えてくる。
「うぁっ……二人とも、そんなにしたら、うう……!」
「うふふっ♥ 先生、我慢しちゃってぇ……かわいい♥ んっ、ちゅ……♥」
「はぁ、れろっ……♥ ちゅっ、ちゅっ♥ 先生のおちんちん、もうこんなにパンパンで破裂しちゃいそうです♥ いいんですよぉ、出してぇ……♥」
「はぁっ、ぐ……イク……!」
僕が叫ぶように言うと、二人はペニスを咥え込み、チュウウと音を立てて吸い付いた。
破裂するように僕は精液を吐き出した。二人はまるでストローを奪い合うようにして、断続的に吐き出される精液を堪能した。やがて射精が収まっても、二人は残りカスまで吸い出すようにペニスをレロレロと舐め回した。
「はぁー……はぁー……♥」
かくん、かくんと舌の動きに合わせて腰が痙攣する。それを面白がって、二人はなかなか舌を休めようとしなかった。
魔物娘である二人にとって、精液とは最高のご馳走なのである。が、僕にとっては堪ったものではない。絶頂に達してなお解放してくれないのだから。
「れろっ♥ んくっ♥ 先生、気持ちよかったですかぁ♥」
「んふふ♥ いっぱい出たぁ♥ せーんせっ♥ この調子でもーいっかいっ♥」
「はぁー、はーっ。う……あっ、待って、ちょっと休憩させて……」
僕はやっと腰から下に力を取り戻すと、床にズボンを脱ぎ捨て、ようやくベッドへ飛び込んだ。アヤちゃんとミユキちゃんは僕の両側に体を寄せ、柔らかい部分を押し付けてきた。そして、耳元に甘ったるく息を吐きかけ、スリスリとあちこちくすぐってくるのである。
「先生ぇ……♥ だーいすき♥」
「アヤちゃん……」
呼びかけられるほうへ顔を向けると、すかさず唇を塞がれる。小さい口に舌を差し入れると、熱い舌で返事が返ってくる。
「ね、先生♥ 今日はどんなコト、されたいですか……♥」
「ミユキちゃん……」
もう一方に顔を向けると、ミユキちゃんはするりとブラジャーを外していた。はだけたブラウスのあいだで、青い肌がなだらかな曲線を描くその上に、乳頭がぷくっと勃起している。思わず手を伸ばして指を這わせると、ミユキちゃんは嬌声を上げ、扇情的に身をくねらせて僕の腕から逃れた。
「いやぁん♥」
ミユキちゃんを追いかけようとして、ぎゅうっと頭を抱きかかえられる。
「こーらぁ♥ 生徒を襲ってぇ……♥ 先生、悪い先生だよ♥」
アヤちゃんはいつの間にかキャミソールを脱いでいた。僕の頬に体温と柔らかい肌の感触とが顔面いっぱいに押し付けられ、僕は口元にあった可愛らしい乳首に思わず吸い付いた。
「あんっ♥ ちゅーちゅーペロペロ……♥ 先生、待てのできないワンちゃんみたい♥」
「もう、先生ったら♥ ミユキのおっぱい触りたいんじゃなかったの……ほらぁ……♥」
この痴態に、ミユキちゃんもブラウスを脱ぐと、挟み込むように僕の頭を抱いた。
両の頬にアヤちゃんとミユキちゃんのなだらかな乳房が押し付けられる。僕は寝転がったままの体勢で、花束を抱えるように両手で二人を掻き抱くと、彼女たちの腋の下から手を回して柔らかい丘をさすった。つぼみのような乳首を吸い、指先でこね回したり、僕の愛撫のひとつひとつに二人は敏感に反応した。
「んっ、ふ……んぅっ♥ あぅ♥ 手つきえっちぃです……♥」
「アハハッ♥ 先生のおちんちん、また元気になってきたよ♥ ホントにえっちなんだからぁ♥」
示し合わせたように、二人の小さな足が僕のペニスへ伸びた。柔らかな足の裏がぐにぐにとペニスを圧迫し、指が器用に動いて筋のあたりをなぞる。
「ふっ、んっ……ひぃ……」
僕が情けない声を上げるたび、二人は玩具で遊ぶみたいに足コキに熱中した。
「赤ちゃんみたいにちゅっちゅって、おっぱい吸ってぇ……♥ うふふ♥ がんばってもミルクはでませんよぉ♥」
「情けない顔しちゃって……♥ もっといぢめて、あ・げ・る♥」
アヤちゃんはするりと僕の腕から出るとベッドの上へ立って、僕のペニスをぎゅっと踏みつけた。
「あああっ!」
「アハハハ! いいよぉ、その顔……♥ 苦しくって恥ずかしくって、くつじょくって感じぃ? でも先生のおちんちん、さっきよりもかたくなってるよ♥」
ストッキング越しの足の蒸れた感触が伝わってくる。ぐにぐにと踏まれるたび、僕はどうしようもない劣情に身悶えする。
アヤちゃんは赤みの差した頬を歪ませて、ペニスを巧みに愛撫した。
「アヤばっかり先生いじめてずるいなぁ……♥」
僕の隣で寝転がったままのミユキちゃんが、ぽそりと呟いた。
「チャンスだよ、ミユキ♥ いっつも言ってたじゃん、先生のこといぢめていぢめていぢめまくりたいって……♥」
僕は思わず、ミユキちゃんのほうを見た。ミユキちゃんはあまり積極的でない印象だった。大抵、僕に悪戯を仕掛けるのはアヤちゃんで、ミユキちゃんはそれに乗っかる形だった。セックスのときもその傾向は変わらず、だから、ミユキちゃんが僕をいじめてやりたいと考えているなら、それは意外に思えた。
「ほ、本当?」
ミユキちゃんはちょっと恥ずかしそうに微笑むと、体を起こした。そして、ベッドの上に立って僕の体を跨ぐと、ゆっくり、焦らすようにスカートをたくしあげた。緑と白との縞々柄のショーツで、素直に可愛らしいと思う一方、わざわざそれをチョイスしたミユキちゃんのあざとさに沸々と劣情を催した。
「せんせ……ミユキ、先生のこと、いぢめていいですか……♥」
「いちいち聞かなくていいんだよ、ミユキ♥」
ペニスを踏みつけにしながら、アヤちゃんは嗜虐的に笑った。
「許可とってたらいぢめることになんないよ♥ それにぃ……」
アヤちゃんは僕の両足を抱えて、いわゆる電気あんまの体勢を取ると、ペニスにあてた右足をかくかくと震わせはじめた。
「あひぃっ!」
「先生はいぢめられるのだーいすきだから♥ ね、先生♥」
「うう……!」
僕が思わず頷いたのを合図に、ミユキちゃんはゆっくりと腰を屈めて、僕の顔面に跨がった。熟した果物のような甘酸っぱさ、微熱と重さと柔らかさとが、顔いっぱいに押しつけられる。太ももが僕の両頬をぎゅうっと挟み込み、「逃げ場はない」とでもいうようにミユキちゃんの下半身が僕の顔面を押し潰した。
「ああっ、せんせぇ♥ ミユキ、ずぅっとこうやって先生をいぢめたかったんです♥」
「あははっ♥ ねぇ、ミユキ見てぇ♥ 先生のすっごい♥ ミユキにいぢめられてものすごーく興奮してるんだね♥」
「先生ったら、いけない人♥ ほらぁ♥ 教え子にこんなことされてぇ♥ ちんちんおっきくして恥ずかしくないんですか♥ このヘンタイっ♥ ヘンタイ教師♥」
「いいよミユキ♥ もっと言ってやれ♥ どうせこのヘンタイは悦ぶだけだけど言わないとわかんないんだからっ♥」
「ヘンタイっ♥ ヘンタイヘンタイ♥ 色ボケちんぽっ♥」
ミユキちゃんは自分で言いながらヒートアップしていった。ぐりぐり股間を押しつけ、唇や鼻が引っ掛かると矯声をあげた。ショーツの生地はグショグショに湿り、彼女が腰を動かすたびくちゅくちゅと音がした。
そんなミユキちゃんに感応されるように、アヤちゃんの責め方もかなり強くなっていた。ベッドが軋むくらい激しく足を動かし、嗜虐的な高笑いが僕の耳にも届いた。
「アハハハ♥ 先生ぇ♥ どんな気分かなぁー♥ 気持ちよくって恥ずかしくってなにもわかんなくなった? そろそろイキたいでしょ♥ 先生のおちんちんは素直ですーぐわかっちゃうんだから♥」
「んー! んむーっ!」
アヤちゃんの言う通り、かなり限界が近づいていた。僕は体を反らし、唯一自由な両手を無意味にバタバタさせた。
「ああっ、だめぇ♥ 先生がまんして♥ 出しちゃだめですよぉ♥ ミユキたち、いぢめてるだけなんだからこんなので気持ちよくなっちゃだめぇ♥ イったら先生ホントのヘンタイになっちゃうんだからぁ♥」
「そうだよせんせぇ♥ ダメだよ、イったらダメえ♥ いぢめられて気持ちよくなるのはヘンタイだけなんだからね♥ こんなふうに乗られて♥ 踏まれて♥ 興奮するなんてホントはいけないことなんだよぉ♥」
「うー……! んぅ、ふぅーふぅー……!」
僕はますます体を反らして、もがいた。顔いっぱいのミユキちゃんの感触と、ペニスを刺激するアヤちゃんに、屈服したくて堪らないのに。
「あーわかったぁ♥ ミユキ、わかっちゃったぁ♥」
「なになに、ミユキ♥ なにがわかったの♥」
「先生はヘンタイになりたいんだよ♥ 顔に乗られてぇ♥ ちんちん踏まれてぇ♥ ぴゅーぴゅー精液出しちゃうヘンタイになりたいんだよ♥」
「えーホントにぃ? ううん、けど、先生見てるとホントにそうかも……♥」
「そうでしょ♥ 絶対そうだよぉ♥ ね♥ 先生♥」
「じゃーあー♥ アタシたちで先生をヘンタイにしてあげよっか……♥」
「うんっ♥ それがいいよ♥ 先生もそう思うよね♥」
僕はもう返事も覚束ない。呼吸するので精一杯、かろうじて唸るように声を絞り出した。
ミユキちゃんも、アヤちゃんも、スパートをかけるように愛撫の動きを一段と激しくした。
「ほらっ、ほらっ♥ 先生っ♥ ヘンタイになりたいんでしょっ♥ イっちゃえ♥ イっちゃえ♥ イってヘンタイになっちゃえ♥」
「アタシたち以外じゃ勃起もできない体にしたげるねっ♥ 年中発情期の先生が犯罪者にならないようにぃ♥ アタシたち専用のヘンタイになりなさいっ♥ ほらっ♥ イケっ♥ イっちゃえ♥」
ぎゅうう、と顔を圧迫され、ペニスを踏みつけられ、尊厳が壊れる音のように、僕は果てた。
「わぁぁ〜♥ 出たっ♥ 出たよぉ♥ 先生しゃせいしたぁ♥」
「いやぁん♥ すっごい♥ 噴水みたい♥ ぴゅーぴゅーってぇ……♥」
「アハハハ♥ これで先生はぁ♥ アタシたちだけのヘンタイになれましたぁ〜♥ おめでとう♥ ちゅっちゅっ♥」
「信じらんなぁ〜い♥ あんなにいぢめられて気持ちよかったなんて……♥」
「しょーがないよ♥ だって先生は本物のヘンタイなんだから♥」
「うふふ♥ ねぇ、アヤ見てよ♥ まだ出てるよ♥ ちょろちょろって……♥」
「やだ先生、おもらし? アハハ♥ よちよち、疲れちゃったねぇ〜♥ おちんちんきれいきれいしてあげるからねぇ♥」
アヤちゃんは僕の両足をベッドの上におろした。それを聞くと、ミユキちゃんは慌てて僕の顔から腰をあげた。
「やだ先生♥ 情けない顔して……♥ かわいいんだから♥」
「うぅ……」
僕は二人の顔をまともに見られなかった。
下腹部のあたりで精液が水溜まりのようになっていた。二人はまずそれを啜るように舐めとり、それから熱で溶けたようになったペニスを口に含んだ。
「ひっ……ぅん」
「女の子みたいな声らひてぇ……♥ 男の子でしょ♥ ちょっとのあいだ我慢しなさい♥」
「おーよちよち、いっぱい出して疲れちゃったもんね♥ ちゅっ♥」
この際、フェラチオをしてくれたほうが、顔を覗きこまれるよりよかった。先ほどとはうって変わって、緩急をつけるように、二人のフェラチオは優しいものだった。
「はっ……あ……!」
――が、僕のペニスはほとんど勃起していない状態にも関わらず、燻りを吐くように力なく射精してしまった。
「ん……♥ 先生、ホントにミユキたちだけでしかイケなくなったかもね♥」
「いぢめるのも、いぢめられるのも楽しいもん♥ ちょっと休んだら続きしよう♥」
ちゅぱちゅぱと精液を分け合うように、二人はペニスに吸い付いた。僕はその様をぼんやりと眺めながら、疲労の感じにぐったりした。
あえなく射精して二人だけのヘンタイになったとき……男としてのプライドが粉砕されたあの瞬間……僕はほんのりと至福さえ味わっていた。
あの瞬間を思うと、いまなお緩やかな快感を受けているペニスに、再び血が集まりつつあるのを感じた。
もっと、もっと、二人にいじめられたい……二人が言った通り、僕は本当のヘンタイだった。
僕のペニスが再び勃起したのを見て、アヤちゃんとミユキちゃんは顔を見合わせ意地悪そうに笑うと口を離した。
「先生、気持ちよかったですかぁ♥」
「気持ちよかったよねぇ♥ だって先生は本物のヘンタイだもん♥」
言いつつ、二人の目は僕の顔とペニスとを行き来していた。ぴくんぴくんと波打ち、再度の射精の準備を終えたソレは、魔物娘にとっては魅力的に映るのかもしれない。
彼女たちと体を重ねるたび、僕は絶倫体質になっていた。以前だったら、二度か三度も射精すればギブアップだったが、いまは、まだまだイケそうだ……。
「ねぇ〜♥ ところで先生」
「……な、なに? ミユキちゃん」
ミユキちゃんがどこからともなく首輪とリードを取り出したのを見て、僕はある予感に震えるようだった。
「あ、ミユキ……もう使っちゃうんだ♥」
「うん♥ だって、先生はいぢめられてしゃせいしちゃったからぁ……もうミユキたちのモノなの♥」
「アハハッ♥ せめてペットって言ってあげなよ♥」
二人は体を起こすように言うと、真っ裸の僕に首輪をつけた。そして、金具にリードを繋げると、試すようにピンと引っ張った。
「うぐっ……!」
引っ張られる振動で、勃起したペニスがピコピコ揺れた。二人は面白がって、何度もリードを引っ張りあった。
「ふふふ……♥ 先生、このリードの意味がわかりますか♥ 先生はミユキたちのモノってことですよ♥」
「さしずめ、アタシたちの犬ってとこね♥ ほらっ、ほらっ♥ アハハ♥ リード引っ張られてボッキしてんじゃないわよ♥」
僕は四つん這いになって、なすがままに任せていた。背に乗られたり、引っ張り回されたり、体を撫でられたり……二人からなにかされるたび、僕のペニスは痛いほどに堅くなっていった。だが、彼女たちは一切ペニスに触れてくれなかった。
「アヤちゃん……ミユキちゃん……」
僕は、鼻息荒く涙さえ浮かべながら、二人の名前を読んだ。二人は案の定、顔を見合わせ、ニヤリと意地悪く笑った。
「ちんちん!」と、二人は同時に言った。
「え……?」
「だーかーらー♥ ちんちんだよ、ワンちゃん♥」
僕は意味を解すと、生唾を飲み込んだ。ゆっくり、両手をすくめるようにして膝立ちになり、自身の裸を……射精したくてたまらないペニスを……二人の前に晒した。ベッドのスプリングがギッと鳴る。
「そう……ちんちん、ね♥」
「うふふ、よくわかったね♥ えらいえらい♥」
「見られるってだけで興奮する? さわってもないのに、おちんちんがぴくん、ぴくんってしてるよ♥」
「あぅぅ……」
二人は僕の両脇へ立って、絡みつくように背筋や横腹に指を這わせてきた。そして、僕の耳元に吐息を塗りたくるように、左右から淫靡な言葉を囁きかけた。
「見られてるだけなのに気持ちいいね……♥ ねぇ、どうしたい? 先生の発情おちんちん♥」
「もう、こんなにちんちん膨らませてぇ……♥ 本当にしょうがない駄犬なんだから♥」
ふうっと蕩けるような吐息が耳にかかる。思わず仰け反ると、僕のペニスが空を突いた。
それを見たミユキちゃんがわざとらしい声をあげた。
「あー♥ ミユキ、先生のしたいことわかっちゃったぁ♥」
「えー? なになに♥」
二人の手が僕の胸元に伸びて、その細い指が両の乳首を引っ掻きはじめた。
「あっ、あああっ!」
「先生はきっとぉ♥ このぼっきちんちんを……♥ ミユキたちのあそこに入れたがってるんだよね♥」
「アハハ♥ きっとそうだよね♥ 心も体も犬になって、アタシたちのお腹の中にぴゅーぴゅーしゃせいしたくてたまらないんだよねぇ♥」
二人はおもむろに僕の手を取ると、自らの下半身……未熟なヴァギナへ誘導した。指先に触れる、ミユキちゃんのショーツの生地、アヤちゃんのストッキングの生地。布越しにも、温かく湿り気を帯びていることがわかる。
「ほらぁ、先生のこと考えててこんなになっちゃったんですよ♥」
「んんっ……♥ ねぇ……♥ 想像してみて……♥」
僕は二人の股間をいじりはじめた。
「はぁ、ん……♥ どうですかぁ……♥ ミユキのここ♥ ちんちん入れたいでしょう……♥」
「あんっ♥ んぅ♥ じょーずじょーず♥ ねえ、直接さわってぇ……♥」
僕は言われるがまま、ショーツを、ストッキングを捲って、鼠径部から指を滑り込ませた。
二人の小さな割れ目からはとろとろと粘っこい愛液が漏れ、膣に指を入れるとうねるように肉壁が反応した。
「あん♥ はぁっ……♥ ねぇ、想像してみてぇ……♥ アタシたちのちっちゃいおまんこにぃ♥ 先生のおちんちんが入るところ♥ お腹の中でぴゅーぴゅーしゃせいするの考えてみてぇ♥」
「ひっ、ぅん……♥ わかるでしょう、中ぁ……ぐじゅぐじゅになってるの……♥ 発情した犬みたいにしゃせいすることだけ考えてっ……♥ ミユキと交尾したいでしょ……♥」
くにくにといじられる乳首、左右の耳をねぶるような囁き、二人の矯声、指先の熱い感覚。
「はぁーっ、はぁーっ……!」
僕の膝はがくがく震え、屈しかかっていた。
この二人のヴァギナにペニスを突き入れたら!
そうだ。犬みたいに腰を振って、尊厳を踏みつけにされながら射精したら!
「はぁっ……はぁっ……!」
僕は彼女たちの言うがまま想像する。
射精したい、射精したい、射精したい……!
僕の頭の中は瞬間、それだけになる。
そのとき、ガクン……と世界が落っこちた。
「はぇ……?」
と、視線を落とす。僕は膝を折っていた。
が、それ以上の異変に、思わず叫んだ。
「あ……あっ、ああーっ! ぅああっ……!」
僕は、射精していた。
「うっわ♥」
「すっごぉ……♥」
両隣の二人は口に手を当て、好奇に満ちた目で、精を漏らすペニスを見つめていた。
触れてもいないのに、ペニスは断続的に射精した。まさに「漏れ出る」といった感じに、ぴゅっ、ぴゅっと尿道からほとばしると、竿を伝ってポタリポタリとシーツに落ちた。
断続的な射精がようやく収まると、僕は酸欠気味になって、後ろにひっくり返りそうになった。両隣の二人が、僕の半身を支えてくれた。
「はぁー……はぁー……」
ぜいぜいと息をしながらも、いまなおペニスは萎えきらない。二人は興奮した様子で、口々に言った。
「ねぇっ♥ ねぇ、先生! いまのってぇ……♥ すごーいねー♥」
「想像だけでイッちゃったの? アハハハハッ♥ 本っ当にヘンタイだね♥」
ヘンタイ、という言葉にぴくんとぺニスが反応する。息が整うのと、再びぺニスが勃起するのと、ほとんど同時だった。
それを見て、アヤちゃんはするりと体を離すと、四つん這いになった。
「ねぇ、先生♥ 想像じゃなく、ホンモノの交尾させてあげる……♥」
お尻を突きだして、ふりふりと誘惑さえしてみせた。僕は飛びかかるように、ストッキングを乱暴にずらしてヴァギナを露出させると、アヤちゃんの背にのしかかった。そして喉奥で唸りさえしながら、念願のそこにペニスを突き入れた。
「ああっ♥ 先生ぇっ♥ 」
「ふうっ、ふうっ……うう……!」
かじりつくように、しがみつくように、アヤちゃんの小さな体を抱き、腰をカクカクと動かした。
僕は犬だ。二人の、モノで、ペットで……。
よりマヌケに、情けなく、腰を振る。犬が射精することだけを考えるように、全身全霊で交尾するように、僕はそうなるべく腰を振った。ぺニスの皮膚の表面と、陰嚢の中身を吐くことだけに意識を集中して。
「あっ♥ アッハハハ♥ 教え子相手に犬みたいに盛っちゃってぇ♥ 先生ホンっトにだらしない顔してるよ♥ よだれたらして、死にそうな顔で腰振っちゃって♥ んぁぁっ♥ いひぃ♥」
僕はアヤちゃんの胸をかき抱いて、射精感の高まりのままに腰を打ち据えた。精液を吐き出す先は、当然膣内だ。そのことを意識すると、いやが上にも深くペニスを突き入れてしまう。玉の汗がアヤちゃんのうなじに落ちた。
「アヤちゃんっ! イクッ……! イグゥ……!」
「ああっ♥ いいよっ♥ ワンちゃんの白いおしっこ、いっぱい出してえっ♥」
瞬間、大きな波が体を揺り動かした。小さな彼女を押し潰すような体勢で、僕は射精した。アヤちゃんのお腹の中から、びゅっ、びゅっと射精する音が聞こえそうなくらい激しい絶頂だった。断続的な射精が終わるか終わらないかのうちに、ペニスを挿入したそのままで、再び腰を前後させはじめた。
「ああっ♥ このままもっかいするのぉ♥ げんきなんだから、ぁっ……♥ やぁんっ♥」
アヤちゃんの喘ぎ声に焚き付けられるように腰を振る。精液と愛液の混じりあう小さな肉壷は、ペニスが出入りするたびぐちゅぐちゅと音を立てた。
「ふーっ、ふーっ! またっ……イクっ!」
びゅっ、びゅっと膣内で勢いよく精液が発射されるのを感じる。
長い射精を終え、ようやくペニスを引き抜くと、アヤちゃんのヴァギナからどろっと白く濁った体液がいくつも塊になってシーツに滴った。
「あ……♥ せんせぇ……ひどいよぉ……♥」
アヤちゃんはぐったりとうつ伏せになったまま、荒く息をした。僕はいまだ萎えないペニスの先を、ミユキちゃんのほうへと向けた。彼女は期待半分恐怖半分というような表情をした。
「ひっ……♥ あ、ああ……♥」
「ミユキちゃん……!」
僕はミユキちゃんに飛びかかるとショーツを脱がせて、ぐじゅぐじゅのアソコへペニスを挿入した。
「あ、ああっ♥ せんせぇ♥ だめぇ……っ♥」
正常位でパコパコと腰を打ち据える。ミユキちゃんの劣情を誘うような声に、まるで僕が彼女を襲っている感覚がする。
いや――、考えるな! なぜなら、僕は犬だから。犬は交尾のとき、射精することしか考えない。
「ミユキちゃんっ! ううーっ、うう……!」
「んんっ、はあ……♥ ああっ、このバカ犬♥ こらぁ♥ やめなさいったらぁ♥ ああ……♥」
僕は彼女の体を包むように強く抱いて、押さえつけたまま腰を振った。ペニスの先が肉の壁をえぐるようにぐちゃぐちゃとヴァギナをかき回す。そのたびにミユキちゃんは下品な声を上げて悦んだ。
「はあんっ♥ いいっ♥ いいよぉ♥ 好きぃ♥ 好きぃ、大好きぃ♥」
「はぁーっ、はぁー!」
徐々に射精感が高まってきた。僕は体を起こすと、ミユキちゃんの両足を掴んでガバッと大股開きにさせた。彼女の小さなヴァギナはペニスを飲みこんで、ひくひくと蠢いていた。
「ああん♥ やめてぇ……♥」
ほとんど無抵抗のミユキちゃんに、僕はなおもペニスを出し入れした。それだけの生き物のように、ヘコヘコと腰を振る。憂いさえ含んだ快楽に、僕は脳に電流が走ったようになった。
「あっ、ミユキちゃん、イクっ!」
「せんせぇっ♥ ああっ♥ 出してぇ♥ 先生のちんぽみるく出してぇっ♥」
「ああっ、あぐっ……!」
僕は全身を擦りつけるようにして、ミユキちゃんの最奥に思う存分射精した。びゅるびゅると、甘美な快感が尿道を走り抜けていく。僕は腰を抜かしたようになり、ミユキちゃんに抱きついたまましばらく射精の脱力感に震えていた。
「せんせ……♥ 気持ちよかった?」
そう言って、ミユキちゃんは僕の頬の汗を指で拭ってくれた。
「うん……」
僕はペニスを引き抜くと体を剥がして、ごろりとベッドへ横たわった。
すでに何回射精したか覚えていなかった。僕は息を整えながら、はて、今日はどこまで授業が進んだんだっけ――……と、急に考えた。
「先生のちんちんべちょべちょ……きれいにしてあげる♥」
ミユキちゃんは汗みずくの体を起こすと、僕のペニスを口に含んだ。
「あーミユキばっかりずるーい♥」
「アヤらって……れろ、二回も中に出してもらったじゃない」
「そうだけどさー」と、アヤちゃんも僕のペニスに舌を這わせはじめた。
「レロ……んむ……♥」
「ちゅっ♥ ちゅっ♥ んふふ……先生♥ また固くなってきたよ♥」
「あ、ダメ……アヤがしてもらったのと同じ分、ミユキがしてもらうんだから……♥」
「むー。じゃ、いいよ、先……」
そうして勝手に話を進める二人が、ふっとおかしくなって、笑ってしまった。また、することは決まったことなのだ。そして、どうせ、どっちが何回したかなんてわからなくなるまでするのだ。
「よし。二人とも、おいで」
僕は体を起こすと、両手を大きく広げた。
すぐにアヤちゃんとミユキちゃんが飛び込んでくる。
まもなく、キスの嵐が僕の頬に吹き荒れた。
犬だ――、と僕は思った。この小悪魔どもに、僕は魂まで売った犬になろう。
「せーんせっ♥ 今夜は寝かさないんだから♥」
「ちゃーんと二人平等に中出ししてください♥ 先生のちんちんがおっきいうちは中断なんて許しませんっ♥」
こうして、饗宴は続くのだった…………。
家庭教師のアルバイトがきっかけで、サエない僕にも恋人ができた。
しかも、いっぺんに二人。相手は派遣先の生徒である少女たちだ。
――簡単に経緯を話そう。
春休み、アルバイトを思い立った僕は、家庭教師の派遣サイトに登録した。この頃は便利なもので、連絡先と顔写真を登録すると、場所や時間帯など、条件の合う生徒へ紹介してくれるシステムがある。
すぐに紹介されたのは、双子の姉妹がいる家庭だった。二人一緒に教えなければならない点だけは少し不安だったが、かなりの好条件だったので、僕はそこへ授業に行くことを決めた。
生徒の二人は、現在小学五年生。元気いっぱいでちょっと生意気なアヤちゃんと、おっとりした雰囲気とは裏腹にちょっと悪戯っ子のミユキちゃん。不安とは裏腹に、実際の授業はスムーズに進行させることができ、何度か授業をするうちに二人ともずいぶん打ち解けることができた。
彼女たちと恋人になったのは、春が夏へと脱皮しつつある頃だ。
朝方に雨が降ったせいで部屋の中は蒸していて、少々暑かった。そのせいか二人は涼しい服装……まァ、つまり、平たく言えば露出が増えていた。
部屋の中に甘ったるい体臭が満ちて、僕はなんだかくらくらと眩暈がした。
「先生ぇ、ここわかんなーい」
蕩けたような声で、アヤちゃんが僕を呼ぶ。
「どれどれ」
と、テキストを見下ろすと、アヤちゃんのシャツの隙間へ目線が転がり落ちた。なだらかな胸元のラインと、蕾のようなかわいらしい乳頭が覗いている。僕は慌てて目を逸らし、彼女に問題の解法を教える。一生懸命、文章問題へ意識を集中するのだが、チラチラと隙間に目が行ってしまう。それに気づいているのかいないのか、アヤちゃんはニヤニヤ笑っている。
僕はさっと目を逸らし、隣の机に避難した。ミユキちゃんは一生懸命問題を解いていて、消しゴムを落としたことにも気がついていなかった。
「ミユキちゃん、落としたよ」と、僕は屈みこんで消しゴムを拾った。
「あ……ごめんなさい」
ミユキちゃんはくるりとこちらを向いた。偶然か、僕が立ち上がるよりワンテンポ早くこちらを向いたので、彼女のスカートの中が僕の鼻先にある格好になった。水玉模様のショーツが恥丘のふっくらとした形に皺を作っているのを、はっきり見てしまった。
「あっ、先生……♥ 見た?」
すこし間を置いて、ミユキちゃんはちょっと恥ずかしそうに細い両脚を閉じる。
「ご、ごめん」と、僕は微かに身体を火照らせた。
――妙だな、こんな小さな子を相手に……。
一度気になってしまうと、もう、ダメだった。香水のような汗の匂いと二人の肉体の感じが、僕をざわざわとさせる。
二人はわざとらしく、しかも大げさに、腋を見せるように伸びをしたり、細く小さな脚を何度も組み直した。
僕は授業に集中しようと頑張るのだが、下半身の方はすっかり元気になってしまっていた。
「ごめん。……ちょっと、トイレに行ってくるね」
そう言い残して、僕はすこし前屈みになりながら部屋を出た。クスクスと二人の笑い声が、背中にチクチク刺さった。
(僕はあんな小さい子に欲情するような人間だったのか……)
トイレの中、ビンと屹立したペニスを前にして、自己嫌悪に陥った。が、それ以上に、情欲のほうが勝っていた。
(僕にこのアルバイトを続ける資格はない)
ふっとため息をついて目を瞑った。瞼の裏へ映るのはアヤちゃんの未熟な胸や、ミユキちゃんのスカートの暗がり。
(触れたい……愛撫したい……)
僕の手は無意識にペニスへ伸びた。
彼女たちの肌を思い起こしながら、僕はオナニーをはじめた。
(アヤちゃん……! ミユキちゃん……!)
音を立てるのも構わず、僕は情欲のままペニスをしごいた。やがて、内蔵全部がぎゅっと締めつけられるような感覚と共に、限界が近づいてくる。
「あっ……あっ……い、いくっ」
そのときだった。
トイレのドアが勢い良く開いた。アヤちゃんとミユキちゃんが、呆気にとられている僕の両腕をとって、部屋へと連れ戻した。
「あっ、あっ、あの……!」
意外に強い力でベッドへ押し倒される。僕は下半身丸出しのまま、二人の眼前に晒された。頭の中を巡る言い訳を言葉にできないまま、僕はパニクっていた。
そんな僕に構わず、二人は勃起したままのペニスを舐めるように観察していた。玉の汗のように先端に溜まる粘液、射精寸前のペニスは見られているだけで弾けそうだ。
「すごい……♥ ね、アヤ、見て♥ ぴくぴくしてる♥ おちんちんが出したい、出したーい♥ ってゆってるよ……♥」
「んふ……♥ 先生、いーいところだったもんね♥ もうちょっとでイケるところだったのに、邪魔しちゃった♥」
「アヤ、どーする? どーしてあげる♥ 先生のコレ……♥」
「んー、どーしよっかー♥」
二人は顔を見合わせ、ニヤリ、意地の悪い笑みを交わすと、僕の両腕に全身を絡ませるようにして、左右の耳に淫靡な囁きを吹きかけた。
「ねぇ♥ どうしてほしい?」
「先生の、お・ち・ん・ち・ん♥」
僕は顔を真っ赤にして、体験したことのない興奮に息も絶え絶え、
「射精させてください……」と、涙ながらに懇願した。
二人はまた悪戯っぽく笑うと、ペニスをきゅっと握った。その瞬間、僕はびゅっ、びゅっと情けなくも射精してしまった。
それから一日中、僕は散々にもて遊ばれ、精液を搾られた。
僕が射精するたび、そして夜が更けるにつれ、彼女たちの容姿は変化した。いや、元の姿になったというべきだろうか。
二人の肌は青く、赤い瞳に、翼と尻尾を持っていた。それは悪魔、いや小悪魔のイメージそのものだった。
あとで聞くと、彼女たち二人は魔物娘だという。
「それじゃあ、二人の本当の年齢は……」
「ヒミツ♥」
「まあ、先生。レディに年齢を聞くなんて失礼です」
よって年齢は不詳だが、しかし、小学校に通っているのは本当らしい。一方で、彼女たちに保護者らしい人間は居らず、二人で魔界からこのマンションの一室へ移住してきたそうだ。いまだ、謎が多い姉妹である。
体を重ねて以来、僕は決まった曜日に授業をする他、暇さえあれば彼女たちの家を訪ねた。まあ、ほとんど毎日、二人の家に入り浸っているわけだ。
「それにしても」と、アヤちゃんは呆れた様子で言った。「先生ってば、迂闊だよねぇ」
「どうして?」
「だって、あんな家庭教師の派遣会社に登録するなんてさ」
意味を解しかねている僕の髪をそっと撫でて、アヤは続けた。
「ふふっ。魔物のあいだではね、有名なサイトなんだよ」
「なんでまた」
「わかってるくせに♥」
つまりは、ずいぶん前に流行った出会い系サイトのように使われている、ということだろう。
やれやれ、と僕はこの不幸を祝った。
二人の住むマンションを訪ねる僕は、インターホンを押す前に、深呼吸をして気合を入れ直す。
二人と付き合いはじめてからというもの、授業を平常通り行うことが困難になっていた。休憩込み90分の授業中に、たがを外さないでいられたのは実に数回。我慢できなくなるのはアヤちゃんのときもあったし、ミユキちゃんのときもあった。けれど、結局流されてなし崩し的にセックスをしてしまう僕にも問題はあるのだ。
今日は、ちゃんと授業を行おう。そう決意してインターホンを鳴らした。すぐにバタバタと二人分の足音がして、ドアが開いた。
「いらっしゃーい♥」
「先生、いらっしゃい♥ 待ちくたびれました♥」
二人は飛びつくように僕の両腕をとって、部屋の中へと引っ張った。手や腕にわざとらしく柔らかい部分を押し付けてくるのがわかる。僕は体に点きかかった火を吹き消すように細く息を吐いて、
「ちゃんと宿題はやった? 今日はちゃんと90分授業貫徹するからね」
「やったやった♥ 当たり前じゃん♥」
「わかってますよぅ、先生ったら心配性♥」
どうも、信用ならない二人だ。が――、僕の視線は彼女たちの体のラインをそっとなぞっていた。
アヤちゃんは、黒のストッキングの上からお尻の形が際立つタイトなホットパンツを穿いていた。キュッとした下半身とは対照的に、トップスはゆるめのキャミソール。ブラジャーは着けていないようだ。
ミユキちゃんは白のブラウスにシンプルなリボンタイをつけ、段のあるフリルスカートを穿いている。まるで私立校の制服のようにも見えるが、それにしてはかなり短いスカートから、細い脚がスルッと露出している。
(二人とも、本当にかわいいな……)
などと、甘い感慨に半分意識を浸しつつ、僕は教科書を開いた。
授業の初っ端に「エッチは授業のあと」と宣言したことが効いているのか、スムーズに授業が進行した。宿題をチェックし、改めて復習をみっちり行い、休憩を挟んで後半戦。授業は残り40分。
しかしそのとき、僕の体に異変が起きていた。
「……先生?」
「どうしたの?」
さすがに二人とも魔物娘だけあって、目ざとく異変に気がついた。僕のペニスはそのとき、痛くなるほど勃起していた。
「な、なんでもないよ」
「ふぅーん……」
と、二人はまた例の意地悪な笑みを交わした。「今日は授業を最後まで続ける。エッチはあとで」と、先に釘を差したのは僕だ――我慢しなければならない。そう、わかっているが、ペニスはズボンの内側をぐいぐい突っ張らせていまにも破裂しそうだ。
「ねえ、先生……?」
と、ミユキちゃんが僕を呼んだ。
「どうしたの?」
「暑くありませんか? ミユキ、この部屋暑いんです……」
ミユキちゃんはそう言って、首元のリボンタイをするりと取った。ただそれだけの動作が妙に艶やかで、僕はくらりと目眩がした。
「そう? 暑いかな……」
僕はふらりとミユキちゃんの傍に立って、肩に手を置いた。その誘惑に抗えなかった。よもや魔の瘴気に当てられたとでもいうのだろうか?
「うん……暑いの……♥ 先生が近くにいると……もっと暑くって……♥」
「どうしたらいいかな……?」
「お洋服、脱ぎたいの……♥ 手伝って……?」
こちらへ向き直ったミユキちゃんのブラウスのボタンに手をかけ、僕は指先を震わせながらひとつひとつ外した。それはもどかしく、扇情的な行為だった。すべてのボタンを外し終えて、ブラウスの前をそっと開く。微かな膨らみを包む、子ども用のかわいらしいデザインのブラジャーが現れた。それはパッドのない製品で、撫でると布の下にある突起の感触がわかった。ぺたんとなだらかな布の上を指が行ったり来たり……じきに突起がこりこりと指先に引っかかった。
「んっ、はぁ……♥ 先生ぇ……♥」
人差し指の爪でかりかりと布越しに乳首を引っ掻いたり、親指の腹できゅっと押しつぶしたり、そうしているうち我慢ができなくなって、僕はミユキちゃんの唇を奪った。
「ちゅっ♥ んっ、ちゅ……せんへぇ♥ すき……すきぃ……♥」
乱暴に突っ込んだ僕の舌に、ミユキちゃんは一生懸命吸いついてきた。夢中になって舌を絡めているあいだ、ミユキちゃんの手が僕のペニスをズボンの上から擦った。
「ぷはぁっ、ふぅ♥」
一呼吸置くために、一旦唇を離す。
「せんせぇ……♥」
ミユキちゃんはすっかり蕩けていた。
荒く息をしながら、見つめ合っていると、服の裾をぐいぐいと引っ張られた。アヤちゃんだ。
「ねぇ、先生?」と彼女は眉をハの字にして言った。「消しゴム、落としちゃったの……♥」
「消しゴム? ……どこに落としたんだい」
僕はそっとアヤちゃんの傍に立って、次の言葉を待った。
「うん……♥ あのね、ここに落っこちちゃったの♥」
アヤちゃんはキャミソールの胸元をちょっと引っ張って言った。
「先生、探してくれる?」
僕は生唾を飲み込んで、背後からそっとキャミソールの胸元に手を差し入れた。
「んっ♥ あった? 先生……♥」
「わからない……もうすこし探すよ」
僕はわざとらしく、いかにもそこへ落ちた消しゴムを探すようにアヤちゃんの胸をまさぐった。
「これかな……?」
僕は左の乳首をつねってみる。
「んぁっ……♥ 違うよぉ……♥」
「じゃあ、こっち?」と、今度は右の乳首。
「そっちもぉ……だめぇっ♥」
「ふぅん、よくわからないな……」
僕はキャミソールから手を出して、生地の上から両方の乳頭をくりくりといじった。
「やぁん……先生っ♥ んん……ぁ♥」
「これも違う?」
「もっと……下のほうに落ちちゃったかもぉ……♥」
アヤちゃんは僕の手をとると、下腹部のほうへ誘い入れた。鼠径部の辺りをすりすりと撫で、僕は「もっと下?」と訊いた。
「ん……うん、もっと下かな……」
そう言って、アヤちゃんはぷちんとホットパンツのボタンを外した。僕はファスナーを下ろしてやり、股間に手を入れた。ストッキング越しにも、幼いソコはぐじゅぐじゅに濡れそぼっているのがわかる。指先で刺激を与えると、ショーツの下で泡立つような音がした。
「ん、ぃひ……♥ あんっ、ぃ……いい、いいよぉ♥ 先生ぇ……♥」
「アヤちゃんっ……」
「先生ぇ……先生っ……♥ もっとぉ♥」
アヤちゃんの秘部の柔らかい感触を楽しんでいると、僕は背後から抱きすくめられた。見ると、ミユキちゃんだった。ミユキちゃんは僕の腰から腕を回して、器用にズボンを下ろすとペニスを露出させた。
「やっぱり、最後まで授業できませんでしたね……♥」
「でも嬉しいな♥ 先生から襲ってくれるんだもん♥」
「襲ったわけじゃ……」と、僕は言った。
「言い訳無用ですっ♥」
ミユキちゃんは僕とアヤちゃんのあいだに割って入り、勃起したペニスを一息に咥えた。
「あぅっ……!」
「へんふぇー? ひもひいひぃー? んふ♥」
「あっ、ミユキずるいー♥ あたしもするぅ♥」
アヤちゃんは椅子を下りると、一緒になってフェラチオをはじめた。二人の唇と舌の感触が生暖かくペニスを包んだ。
「はぁっ、ああ……! んぅ……」
「んふぅ……♥ 先生、本当に気持ちよさそう♥」
「ね……♥ ほらほら……れろれろれろ♥」
二人は両側から舌を伸ばしてカリ首の辺りをなぞったり、取り合うように亀頭を咥えた。そうしているうちにだんだんと奉仕に熱が入ってきて、アヤちゃんは小さな手で陰嚢を持ち上げ、裏筋を大胆に責めた。一方のミユキちゃんは鈴口を徹底的に責めてくる。小さな口にちゅうっと咥え込み、容赦なく舌で刺激を与えてくる。
「うぁっ……二人とも、そんなにしたら、うう……!」
「うふふっ♥ 先生、我慢しちゃってぇ……かわいい♥ んっ、ちゅ……♥」
「はぁ、れろっ……♥ ちゅっ、ちゅっ♥ 先生のおちんちん、もうこんなにパンパンで破裂しちゃいそうです♥ いいんですよぉ、出してぇ……♥」
「はぁっ、ぐ……イク……!」
僕が叫ぶように言うと、二人はペニスを咥え込み、チュウウと音を立てて吸い付いた。
破裂するように僕は精液を吐き出した。二人はまるでストローを奪い合うようにして、断続的に吐き出される精液を堪能した。やがて射精が収まっても、二人は残りカスまで吸い出すようにペニスをレロレロと舐め回した。
「はぁー……はぁー……♥」
かくん、かくんと舌の動きに合わせて腰が痙攣する。それを面白がって、二人はなかなか舌を休めようとしなかった。
魔物娘である二人にとって、精液とは最高のご馳走なのである。が、僕にとっては堪ったものではない。絶頂に達してなお解放してくれないのだから。
「れろっ♥ んくっ♥ 先生、気持ちよかったですかぁ♥」
「んふふ♥ いっぱい出たぁ♥ せーんせっ♥ この調子でもーいっかいっ♥」
「はぁー、はーっ。う……あっ、待って、ちょっと休憩させて……」
僕はやっと腰から下に力を取り戻すと、床にズボンを脱ぎ捨て、ようやくベッドへ飛び込んだ。アヤちゃんとミユキちゃんは僕の両側に体を寄せ、柔らかい部分を押し付けてきた。そして、耳元に甘ったるく息を吐きかけ、スリスリとあちこちくすぐってくるのである。
「先生ぇ……♥ だーいすき♥」
「アヤちゃん……」
呼びかけられるほうへ顔を向けると、すかさず唇を塞がれる。小さい口に舌を差し入れると、熱い舌で返事が返ってくる。
「ね、先生♥ 今日はどんなコト、されたいですか……♥」
「ミユキちゃん……」
もう一方に顔を向けると、ミユキちゃんはするりとブラジャーを外していた。はだけたブラウスのあいだで、青い肌がなだらかな曲線を描くその上に、乳頭がぷくっと勃起している。思わず手を伸ばして指を這わせると、ミユキちゃんは嬌声を上げ、扇情的に身をくねらせて僕の腕から逃れた。
「いやぁん♥」
ミユキちゃんを追いかけようとして、ぎゅうっと頭を抱きかかえられる。
「こーらぁ♥ 生徒を襲ってぇ……♥ 先生、悪い先生だよ♥」
アヤちゃんはいつの間にかキャミソールを脱いでいた。僕の頬に体温と柔らかい肌の感触とが顔面いっぱいに押し付けられ、僕は口元にあった可愛らしい乳首に思わず吸い付いた。
「あんっ♥ ちゅーちゅーペロペロ……♥ 先生、待てのできないワンちゃんみたい♥」
「もう、先生ったら♥ ミユキのおっぱい触りたいんじゃなかったの……ほらぁ……♥」
この痴態に、ミユキちゃんもブラウスを脱ぐと、挟み込むように僕の頭を抱いた。
両の頬にアヤちゃんとミユキちゃんのなだらかな乳房が押し付けられる。僕は寝転がったままの体勢で、花束を抱えるように両手で二人を掻き抱くと、彼女たちの腋の下から手を回して柔らかい丘をさすった。つぼみのような乳首を吸い、指先でこね回したり、僕の愛撫のひとつひとつに二人は敏感に反応した。
「んっ、ふ……んぅっ♥ あぅ♥ 手つきえっちぃです……♥」
「アハハッ♥ 先生のおちんちん、また元気になってきたよ♥ ホントにえっちなんだからぁ♥」
示し合わせたように、二人の小さな足が僕のペニスへ伸びた。柔らかな足の裏がぐにぐにとペニスを圧迫し、指が器用に動いて筋のあたりをなぞる。
「ふっ、んっ……ひぃ……」
僕が情けない声を上げるたび、二人は玩具で遊ぶみたいに足コキに熱中した。
「赤ちゃんみたいにちゅっちゅって、おっぱい吸ってぇ……♥ うふふ♥ がんばってもミルクはでませんよぉ♥」
「情けない顔しちゃって……♥ もっといぢめて、あ・げ・る♥」
アヤちゃんはするりと僕の腕から出るとベッドの上へ立って、僕のペニスをぎゅっと踏みつけた。
「あああっ!」
「アハハハ! いいよぉ、その顔……♥ 苦しくって恥ずかしくって、くつじょくって感じぃ? でも先生のおちんちん、さっきよりもかたくなってるよ♥」
ストッキング越しの足の蒸れた感触が伝わってくる。ぐにぐにと踏まれるたび、僕はどうしようもない劣情に身悶えする。
アヤちゃんは赤みの差した頬を歪ませて、ペニスを巧みに愛撫した。
「アヤばっかり先生いじめてずるいなぁ……♥」
僕の隣で寝転がったままのミユキちゃんが、ぽそりと呟いた。
「チャンスだよ、ミユキ♥ いっつも言ってたじゃん、先生のこといぢめていぢめていぢめまくりたいって……♥」
僕は思わず、ミユキちゃんのほうを見た。ミユキちゃんはあまり積極的でない印象だった。大抵、僕に悪戯を仕掛けるのはアヤちゃんで、ミユキちゃんはそれに乗っかる形だった。セックスのときもその傾向は変わらず、だから、ミユキちゃんが僕をいじめてやりたいと考えているなら、それは意外に思えた。
「ほ、本当?」
ミユキちゃんはちょっと恥ずかしそうに微笑むと、体を起こした。そして、ベッドの上に立って僕の体を跨ぐと、ゆっくり、焦らすようにスカートをたくしあげた。緑と白との縞々柄のショーツで、素直に可愛らしいと思う一方、わざわざそれをチョイスしたミユキちゃんのあざとさに沸々と劣情を催した。
「せんせ……ミユキ、先生のこと、いぢめていいですか……♥」
「いちいち聞かなくていいんだよ、ミユキ♥」
ペニスを踏みつけにしながら、アヤちゃんは嗜虐的に笑った。
「許可とってたらいぢめることになんないよ♥ それにぃ……」
アヤちゃんは僕の両足を抱えて、いわゆる電気あんまの体勢を取ると、ペニスにあてた右足をかくかくと震わせはじめた。
「あひぃっ!」
「先生はいぢめられるのだーいすきだから♥ ね、先生♥」
「うう……!」
僕が思わず頷いたのを合図に、ミユキちゃんはゆっくりと腰を屈めて、僕の顔面に跨がった。熟した果物のような甘酸っぱさ、微熱と重さと柔らかさとが、顔いっぱいに押しつけられる。太ももが僕の両頬をぎゅうっと挟み込み、「逃げ場はない」とでもいうようにミユキちゃんの下半身が僕の顔面を押し潰した。
「ああっ、せんせぇ♥ ミユキ、ずぅっとこうやって先生をいぢめたかったんです♥」
「あははっ♥ ねぇ、ミユキ見てぇ♥ 先生のすっごい♥ ミユキにいぢめられてものすごーく興奮してるんだね♥」
「先生ったら、いけない人♥ ほらぁ♥ 教え子にこんなことされてぇ♥ ちんちんおっきくして恥ずかしくないんですか♥ このヘンタイっ♥ ヘンタイ教師♥」
「いいよミユキ♥ もっと言ってやれ♥ どうせこのヘンタイは悦ぶだけだけど言わないとわかんないんだからっ♥」
「ヘンタイっ♥ ヘンタイヘンタイ♥ 色ボケちんぽっ♥」
ミユキちゃんは自分で言いながらヒートアップしていった。ぐりぐり股間を押しつけ、唇や鼻が引っ掛かると矯声をあげた。ショーツの生地はグショグショに湿り、彼女が腰を動かすたびくちゅくちゅと音がした。
そんなミユキちゃんに感応されるように、アヤちゃんの責め方もかなり強くなっていた。ベッドが軋むくらい激しく足を動かし、嗜虐的な高笑いが僕の耳にも届いた。
「アハハハ♥ 先生ぇ♥ どんな気分かなぁー♥ 気持ちよくって恥ずかしくってなにもわかんなくなった? そろそろイキたいでしょ♥ 先生のおちんちんは素直ですーぐわかっちゃうんだから♥」
「んー! んむーっ!」
アヤちゃんの言う通り、かなり限界が近づいていた。僕は体を反らし、唯一自由な両手を無意味にバタバタさせた。
「ああっ、だめぇ♥ 先生がまんして♥ 出しちゃだめですよぉ♥ ミユキたち、いぢめてるだけなんだからこんなので気持ちよくなっちゃだめぇ♥ イったら先生ホントのヘンタイになっちゃうんだからぁ♥」
「そうだよせんせぇ♥ ダメだよ、イったらダメえ♥ いぢめられて気持ちよくなるのはヘンタイだけなんだからね♥ こんなふうに乗られて♥ 踏まれて♥ 興奮するなんてホントはいけないことなんだよぉ♥」
「うー……! んぅ、ふぅーふぅー……!」
僕はますます体を反らして、もがいた。顔いっぱいのミユキちゃんの感触と、ペニスを刺激するアヤちゃんに、屈服したくて堪らないのに。
「あーわかったぁ♥ ミユキ、わかっちゃったぁ♥」
「なになに、ミユキ♥ なにがわかったの♥」
「先生はヘンタイになりたいんだよ♥ 顔に乗られてぇ♥ ちんちん踏まれてぇ♥ ぴゅーぴゅー精液出しちゃうヘンタイになりたいんだよ♥」
「えーホントにぃ? ううん、けど、先生見てるとホントにそうかも……♥」
「そうでしょ♥ 絶対そうだよぉ♥ ね♥ 先生♥」
「じゃーあー♥ アタシたちで先生をヘンタイにしてあげよっか……♥」
「うんっ♥ それがいいよ♥ 先生もそう思うよね♥」
僕はもう返事も覚束ない。呼吸するので精一杯、かろうじて唸るように声を絞り出した。
ミユキちゃんも、アヤちゃんも、スパートをかけるように愛撫の動きを一段と激しくした。
「ほらっ、ほらっ♥ 先生っ♥ ヘンタイになりたいんでしょっ♥ イっちゃえ♥ イっちゃえ♥ イってヘンタイになっちゃえ♥」
「アタシたち以外じゃ勃起もできない体にしたげるねっ♥ 年中発情期の先生が犯罪者にならないようにぃ♥ アタシたち専用のヘンタイになりなさいっ♥ ほらっ♥ イケっ♥ イっちゃえ♥」
ぎゅうう、と顔を圧迫され、ペニスを踏みつけられ、尊厳が壊れる音のように、僕は果てた。
「わぁぁ〜♥ 出たっ♥ 出たよぉ♥ 先生しゃせいしたぁ♥」
「いやぁん♥ すっごい♥ 噴水みたい♥ ぴゅーぴゅーってぇ……♥」
「アハハハ♥ これで先生はぁ♥ アタシたちだけのヘンタイになれましたぁ〜♥ おめでとう♥ ちゅっちゅっ♥」
「信じらんなぁ〜い♥ あんなにいぢめられて気持ちよかったなんて……♥」
「しょーがないよ♥ だって先生は本物のヘンタイなんだから♥」
「うふふ♥ ねぇ、アヤ見てよ♥ まだ出てるよ♥ ちょろちょろって……♥」
「やだ先生、おもらし? アハハ♥ よちよち、疲れちゃったねぇ〜♥ おちんちんきれいきれいしてあげるからねぇ♥」
アヤちゃんは僕の両足をベッドの上におろした。それを聞くと、ミユキちゃんは慌てて僕の顔から腰をあげた。
「やだ先生♥ 情けない顔して……♥ かわいいんだから♥」
「うぅ……」
僕は二人の顔をまともに見られなかった。
下腹部のあたりで精液が水溜まりのようになっていた。二人はまずそれを啜るように舐めとり、それから熱で溶けたようになったペニスを口に含んだ。
「ひっ……ぅん」
「女の子みたいな声らひてぇ……♥ 男の子でしょ♥ ちょっとのあいだ我慢しなさい♥」
「おーよちよち、いっぱい出して疲れちゃったもんね♥ ちゅっ♥」
この際、フェラチオをしてくれたほうが、顔を覗きこまれるよりよかった。先ほどとはうって変わって、緩急をつけるように、二人のフェラチオは優しいものだった。
「はっ……あ……!」
――が、僕のペニスはほとんど勃起していない状態にも関わらず、燻りを吐くように力なく射精してしまった。
「ん……♥ 先生、ホントにミユキたちだけでしかイケなくなったかもね♥」
「いぢめるのも、いぢめられるのも楽しいもん♥ ちょっと休んだら続きしよう♥」
ちゅぱちゅぱと精液を分け合うように、二人はペニスに吸い付いた。僕はその様をぼんやりと眺めながら、疲労の感じにぐったりした。
あえなく射精して二人だけのヘンタイになったとき……男としてのプライドが粉砕されたあの瞬間……僕はほんのりと至福さえ味わっていた。
あの瞬間を思うと、いまなお緩やかな快感を受けているペニスに、再び血が集まりつつあるのを感じた。
もっと、もっと、二人にいじめられたい……二人が言った通り、僕は本当のヘンタイだった。
僕のペニスが再び勃起したのを見て、アヤちゃんとミユキちゃんは顔を見合わせ意地悪そうに笑うと口を離した。
「先生、気持ちよかったですかぁ♥」
「気持ちよかったよねぇ♥ だって先生は本物のヘンタイだもん♥」
言いつつ、二人の目は僕の顔とペニスとを行き来していた。ぴくんぴくんと波打ち、再度の射精の準備を終えたソレは、魔物娘にとっては魅力的に映るのかもしれない。
彼女たちと体を重ねるたび、僕は絶倫体質になっていた。以前だったら、二度か三度も射精すればギブアップだったが、いまは、まだまだイケそうだ……。
「ねぇ〜♥ ところで先生」
「……な、なに? ミユキちゃん」
ミユキちゃんがどこからともなく首輪とリードを取り出したのを見て、僕はある予感に震えるようだった。
「あ、ミユキ……もう使っちゃうんだ♥」
「うん♥ だって、先生はいぢめられてしゃせいしちゃったからぁ……もうミユキたちのモノなの♥」
「アハハッ♥ せめてペットって言ってあげなよ♥」
二人は体を起こすように言うと、真っ裸の僕に首輪をつけた。そして、金具にリードを繋げると、試すようにピンと引っ張った。
「うぐっ……!」
引っ張られる振動で、勃起したペニスがピコピコ揺れた。二人は面白がって、何度もリードを引っ張りあった。
「ふふふ……♥ 先生、このリードの意味がわかりますか♥ 先生はミユキたちのモノってことですよ♥」
「さしずめ、アタシたちの犬ってとこね♥ ほらっ、ほらっ♥ アハハ♥ リード引っ張られてボッキしてんじゃないわよ♥」
僕は四つん這いになって、なすがままに任せていた。背に乗られたり、引っ張り回されたり、体を撫でられたり……二人からなにかされるたび、僕のペニスは痛いほどに堅くなっていった。だが、彼女たちは一切ペニスに触れてくれなかった。
「アヤちゃん……ミユキちゃん……」
僕は、鼻息荒く涙さえ浮かべながら、二人の名前を読んだ。二人は案の定、顔を見合わせ、ニヤリと意地悪く笑った。
「ちんちん!」と、二人は同時に言った。
「え……?」
「だーかーらー♥ ちんちんだよ、ワンちゃん♥」
僕は意味を解すと、生唾を飲み込んだ。ゆっくり、両手をすくめるようにして膝立ちになり、自身の裸を……射精したくてたまらないペニスを……二人の前に晒した。ベッドのスプリングがギッと鳴る。
「そう……ちんちん、ね♥」
「うふふ、よくわかったね♥ えらいえらい♥」
「見られるってだけで興奮する? さわってもないのに、おちんちんがぴくん、ぴくんってしてるよ♥」
「あぅぅ……」
二人は僕の両脇へ立って、絡みつくように背筋や横腹に指を這わせてきた。そして、僕の耳元に吐息を塗りたくるように、左右から淫靡な言葉を囁きかけた。
「見られてるだけなのに気持ちいいね……♥ ねぇ、どうしたい? 先生の発情おちんちん♥」
「もう、こんなにちんちん膨らませてぇ……♥ 本当にしょうがない駄犬なんだから♥」
ふうっと蕩けるような吐息が耳にかかる。思わず仰け反ると、僕のペニスが空を突いた。
それを見たミユキちゃんがわざとらしい声をあげた。
「あー♥ ミユキ、先生のしたいことわかっちゃったぁ♥」
「えー? なになに♥」
二人の手が僕の胸元に伸びて、その細い指が両の乳首を引っ掻きはじめた。
「あっ、あああっ!」
「先生はきっとぉ♥ このぼっきちんちんを……♥ ミユキたちのあそこに入れたがってるんだよね♥」
「アハハ♥ きっとそうだよね♥ 心も体も犬になって、アタシたちのお腹の中にぴゅーぴゅーしゃせいしたくてたまらないんだよねぇ♥」
二人はおもむろに僕の手を取ると、自らの下半身……未熟なヴァギナへ誘導した。指先に触れる、ミユキちゃんのショーツの生地、アヤちゃんのストッキングの生地。布越しにも、温かく湿り気を帯びていることがわかる。
「ほらぁ、先生のこと考えててこんなになっちゃったんですよ♥」
「んんっ……♥ ねぇ……♥ 想像してみて……♥」
僕は二人の股間をいじりはじめた。
「はぁ、ん……♥ どうですかぁ……♥ ミユキのここ♥ ちんちん入れたいでしょう……♥」
「あんっ♥ んぅ♥ じょーずじょーず♥ ねえ、直接さわってぇ……♥」
僕は言われるがまま、ショーツを、ストッキングを捲って、鼠径部から指を滑り込ませた。
二人の小さな割れ目からはとろとろと粘っこい愛液が漏れ、膣に指を入れるとうねるように肉壁が反応した。
「あん♥ はぁっ……♥ ねぇ、想像してみてぇ……♥ アタシたちのちっちゃいおまんこにぃ♥ 先生のおちんちんが入るところ♥ お腹の中でぴゅーぴゅーしゃせいするの考えてみてぇ♥」
「ひっ、ぅん……♥ わかるでしょう、中ぁ……ぐじゅぐじゅになってるの……♥ 発情した犬みたいにしゃせいすることだけ考えてっ……♥ ミユキと交尾したいでしょ……♥」
くにくにといじられる乳首、左右の耳をねぶるような囁き、二人の矯声、指先の熱い感覚。
「はぁーっ、はぁーっ……!」
僕の膝はがくがく震え、屈しかかっていた。
この二人のヴァギナにペニスを突き入れたら!
そうだ。犬みたいに腰を振って、尊厳を踏みつけにされながら射精したら!
「はぁっ……はぁっ……!」
僕は彼女たちの言うがまま想像する。
射精したい、射精したい、射精したい……!
僕の頭の中は瞬間、それだけになる。
そのとき、ガクン……と世界が落っこちた。
「はぇ……?」
と、視線を落とす。僕は膝を折っていた。
が、それ以上の異変に、思わず叫んだ。
「あ……あっ、ああーっ! ぅああっ……!」
僕は、射精していた。
「うっわ♥」
「すっごぉ……♥」
両隣の二人は口に手を当て、好奇に満ちた目で、精を漏らすペニスを見つめていた。
触れてもいないのに、ペニスは断続的に射精した。まさに「漏れ出る」といった感じに、ぴゅっ、ぴゅっと尿道からほとばしると、竿を伝ってポタリポタリとシーツに落ちた。
断続的な射精がようやく収まると、僕は酸欠気味になって、後ろにひっくり返りそうになった。両隣の二人が、僕の半身を支えてくれた。
「はぁー……はぁー……」
ぜいぜいと息をしながらも、いまなおペニスは萎えきらない。二人は興奮した様子で、口々に言った。
「ねぇっ♥ ねぇ、先生! いまのってぇ……♥ すごーいねー♥」
「想像だけでイッちゃったの? アハハハハッ♥ 本っ当にヘンタイだね♥」
ヘンタイ、という言葉にぴくんとぺニスが反応する。息が整うのと、再びぺニスが勃起するのと、ほとんど同時だった。
それを見て、アヤちゃんはするりと体を離すと、四つん這いになった。
「ねぇ、先生♥ 想像じゃなく、ホンモノの交尾させてあげる……♥」
お尻を突きだして、ふりふりと誘惑さえしてみせた。僕は飛びかかるように、ストッキングを乱暴にずらしてヴァギナを露出させると、アヤちゃんの背にのしかかった。そして喉奥で唸りさえしながら、念願のそこにペニスを突き入れた。
「ああっ♥ 先生ぇっ♥ 」
「ふうっ、ふうっ……うう……!」
かじりつくように、しがみつくように、アヤちゃんの小さな体を抱き、腰をカクカクと動かした。
僕は犬だ。二人の、モノで、ペットで……。
よりマヌケに、情けなく、腰を振る。犬が射精することだけを考えるように、全身全霊で交尾するように、僕はそうなるべく腰を振った。ぺニスの皮膚の表面と、陰嚢の中身を吐くことだけに意識を集中して。
「あっ♥ アッハハハ♥ 教え子相手に犬みたいに盛っちゃってぇ♥ 先生ホンっトにだらしない顔してるよ♥ よだれたらして、死にそうな顔で腰振っちゃって♥ んぁぁっ♥ いひぃ♥」
僕はアヤちゃんの胸をかき抱いて、射精感の高まりのままに腰を打ち据えた。精液を吐き出す先は、当然膣内だ。そのことを意識すると、いやが上にも深くペニスを突き入れてしまう。玉の汗がアヤちゃんのうなじに落ちた。
「アヤちゃんっ! イクッ……! イグゥ……!」
「ああっ♥ いいよっ♥ ワンちゃんの白いおしっこ、いっぱい出してえっ♥」
瞬間、大きな波が体を揺り動かした。小さな彼女を押し潰すような体勢で、僕は射精した。アヤちゃんのお腹の中から、びゅっ、びゅっと射精する音が聞こえそうなくらい激しい絶頂だった。断続的な射精が終わるか終わらないかのうちに、ペニスを挿入したそのままで、再び腰を前後させはじめた。
「ああっ♥ このままもっかいするのぉ♥ げんきなんだから、ぁっ……♥ やぁんっ♥」
アヤちゃんの喘ぎ声に焚き付けられるように腰を振る。精液と愛液の混じりあう小さな肉壷は、ペニスが出入りするたびぐちゅぐちゅと音を立てた。
「ふーっ、ふーっ! またっ……イクっ!」
びゅっ、びゅっと膣内で勢いよく精液が発射されるのを感じる。
長い射精を終え、ようやくペニスを引き抜くと、アヤちゃんのヴァギナからどろっと白く濁った体液がいくつも塊になってシーツに滴った。
「あ……♥ せんせぇ……ひどいよぉ……♥」
アヤちゃんはぐったりとうつ伏せになったまま、荒く息をした。僕はいまだ萎えないペニスの先を、ミユキちゃんのほうへと向けた。彼女は期待半分恐怖半分というような表情をした。
「ひっ……♥ あ、ああ……♥」
「ミユキちゃん……!」
僕はミユキちゃんに飛びかかるとショーツを脱がせて、ぐじゅぐじゅのアソコへペニスを挿入した。
「あ、ああっ♥ せんせぇ♥ だめぇ……っ♥」
正常位でパコパコと腰を打ち据える。ミユキちゃんの劣情を誘うような声に、まるで僕が彼女を襲っている感覚がする。
いや――、考えるな! なぜなら、僕は犬だから。犬は交尾のとき、射精することしか考えない。
「ミユキちゃんっ! ううーっ、うう……!」
「んんっ、はあ……♥ ああっ、このバカ犬♥ こらぁ♥ やめなさいったらぁ♥ ああ……♥」
僕は彼女の体を包むように強く抱いて、押さえつけたまま腰を振った。ペニスの先が肉の壁をえぐるようにぐちゃぐちゃとヴァギナをかき回す。そのたびにミユキちゃんは下品な声を上げて悦んだ。
「はあんっ♥ いいっ♥ いいよぉ♥ 好きぃ♥ 好きぃ、大好きぃ♥」
「はぁーっ、はぁー!」
徐々に射精感が高まってきた。僕は体を起こすと、ミユキちゃんの両足を掴んでガバッと大股開きにさせた。彼女の小さなヴァギナはペニスを飲みこんで、ひくひくと蠢いていた。
「ああん♥ やめてぇ……♥」
ほとんど無抵抗のミユキちゃんに、僕はなおもペニスを出し入れした。それだけの生き物のように、ヘコヘコと腰を振る。憂いさえ含んだ快楽に、僕は脳に電流が走ったようになった。
「あっ、ミユキちゃん、イクっ!」
「せんせぇっ♥ ああっ♥ 出してぇ♥ 先生のちんぽみるく出してぇっ♥」
「ああっ、あぐっ……!」
僕は全身を擦りつけるようにして、ミユキちゃんの最奥に思う存分射精した。びゅるびゅると、甘美な快感が尿道を走り抜けていく。僕は腰を抜かしたようになり、ミユキちゃんに抱きついたまましばらく射精の脱力感に震えていた。
「せんせ……♥ 気持ちよかった?」
そう言って、ミユキちゃんは僕の頬の汗を指で拭ってくれた。
「うん……」
僕はペニスを引き抜くと体を剥がして、ごろりとベッドへ横たわった。
すでに何回射精したか覚えていなかった。僕は息を整えながら、はて、今日はどこまで授業が進んだんだっけ――……と、急に考えた。
「先生のちんちんべちょべちょ……きれいにしてあげる♥」
ミユキちゃんは汗みずくの体を起こすと、僕のペニスを口に含んだ。
「あーミユキばっかりずるーい♥」
「アヤらって……れろ、二回も中に出してもらったじゃない」
「そうだけどさー」と、アヤちゃんも僕のペニスに舌を這わせはじめた。
「レロ……んむ……♥」
「ちゅっ♥ ちゅっ♥ んふふ……先生♥ また固くなってきたよ♥」
「あ、ダメ……アヤがしてもらったのと同じ分、ミユキがしてもらうんだから……♥」
「むー。じゃ、いいよ、先……」
そうして勝手に話を進める二人が、ふっとおかしくなって、笑ってしまった。また、することは決まったことなのだ。そして、どうせ、どっちが何回したかなんてわからなくなるまでするのだ。
「よし。二人とも、おいで」
僕は体を起こすと、両手を大きく広げた。
すぐにアヤちゃんとミユキちゃんが飛び込んでくる。
まもなく、キスの嵐が僕の頬に吹き荒れた。
犬だ――、と僕は思った。この小悪魔どもに、僕は魂まで売った犬になろう。
「せーんせっ♥ 今夜は寝かさないんだから♥」
「ちゃーんと二人平等に中出ししてください♥ 先生のちんちんがおっきいうちは中断なんて許しませんっ♥」
こうして、饗宴は続くのだった…………。
17/08/06 16:48更新 / ニノウデ