連載小説
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ルージュ街の調香師とリザードマン
　……ヒューイーは腕利きの調香師だ。変態だが鼻は超人的だし、技術に拘りを持っている。
　奴の香水をつければ弱気なナイトメアが堂々と真昼の往来を歩けるようになり、男なら高嶺の花を口説く勇気を得られる。魔法でも何でもない、職人の力だ。作る物は違えど、俺は奴をライバルだと思っている。
　今回の仕事も、きっと良い品を作ってみせるだろう。あのリザードマンもきっと、奴の香水で何かが変わる。
　……俺も負けていられんな。
■ 前編19/08/04 20:01
■ 中編12/02/25 22:54
■ 後編19/08/04 19:56

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まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33