縁談
目を覚ますと、俺は自分の部屋ではない誰かの部屋に居た。
あれ?此処はどこだ?どうして寝てるんだっけ?確か・・・自分の家に帰ってから・・・そうだ!!!
俺は誰かに眠らされた事にようやく気が付いた。
そして、立ち上がろうとしたところで自分の身体の状態も把握する。
え?なんで立ち上げれないんだ?・・・腕がない!?足も!!何で!?
自分の手足が無いことに混乱と同時に得体の知れない恐怖が覆いつくす。
無我夢中で腕と手を動かしてみると確かに手足の感覚あるので、一応手足は無事にあるらしい。だが、肩の先、足を見てみると無い。なんだか訳が分からなくなりさらに混乱する。よく見ると、切断面らしき部分に金具が装着してあるのに気づいた。それがカラクリの種だと思った俺は何とか外してみることを試みる。
するとドアから誰かか入ってきた。
「あら?起きてたんですね!おはようございます!」
何と入ってきた人物は俺がよく知っているお隣に住んでいる人だった。部屋もよく見ると一度だけだが入った事があるので何となく見覚えがあった。
「なんで敷井さんが・・・もしかして敷井さんがこんな事やったんですか?」
「こんな事って・・・そうですよ。だって私がこうでもしないと何処に行くか分からないじゃないですか、例えば・・・誰も居ない、見つからない所で一人で・・・なんて。そんなことより気分はどうですか?」
「なっ・・・」
考えてることが筒抜けだったことに驚いた。何故隣人であるだけの人が俺のことをここまで知っているのか、少し気味が悪く思えた。
「・・・そんなの俺が何処に行こうが敷井さんには関係ないです。さっさとこれ外してください」
「関係なくは無いですよ!だって私、貴方の妻なんですから」
と彼女は衝撃的な発言をした。何を言ってるのか理解できなかった。俺には彼女も居なければ妻も居ない。にも関わらず彼女は俺の妻と言い出したのだ。理解できずに唖然として黙っていると彼女から口が開く。
「もしかして照れているんですか?フフッ可愛いんですね・・・っとそうじゃなかった。ここ最近はちゃんとした食事も摂れてないですよね?今お粥が出来たところなので持ってきますね!」
そういって彼女は部屋から出て行った。
さっきから絶え間なく情報が入ってくるので混乱しっぱなしの俺は、一旦冷静になるために情報を整理する。
彼女は何故俺を拉致まがいな事をしたのか、何故俺のことを旦那様などと呼ぶのか、考えれば考える程理解不能だ。
幸いにも会話は成立するので彼女が戻ってきたら聞くしかないようだ。やや強制的だが睡眠をとったので頭はすっきりしている。
数分経った後、彼女が鍋を持って戻ってきた。
「旦那様!お粥を持ってきたので食べさせてあげますね?」
「その前に幾つか質問したいです」
「はい!なんでしょうか?」
「何で俺が敷井さんの妻になるんです?」
「夫婦だからに決まってるからじゃないですか!後、夫婦なのですから敬語も止めてください」
全く理解できない。
「ええと、分かった敬語は止める。でも俺は敷井さんと結婚した憶えはないよ」
「もしかして私じゃ駄目・・・なのですか?」
彼女は目に涙を浮かばせながら上目遣いでこちらを見る。少し悪いことしたと罪悪感を感じた。
「あ、いや、嫌とかじゃないんだけど、なんで俺?他にも俺なんかより良い人がいるでしょ?」
「旦那様より良い人なんていないですよ!それに私は知ってますよ、旦那様が誰よりも優しい人だって」
「・・・そんなことないよ」
いきなり優しい言葉をかけられて少したじろいた。
「あります!!後輩が辛い思いをしない為に仕事したり、私に迷惑かけないよう敢えて厳しい言葉を放ったことも気づいています」
「・・・・」
「私じゃ駄目ですか?私だったらちゃんと支えることだって、旦那様が仕事しなくても養うことだって出来ます!!」
「・・・・でも、俺には敷井さんに出来ることは何も無いよ」
「そんな!旦那様は何もしなくていいんです!そもそも旦那様は特別何かする必要もないんですよ!」
「・・・でも敷井さんにはこんな死に損ないの俺なんかよりもよっぽど良い人が見つかりますよ」
「・・・・分かりました。そこまで言うなら」
やっと理解してくれたか、とそう思った瞬間
「力づくでも私の旦那様にしてあげますからね」
そういって彼女は立ち上がると俺を置いてドアから出て行った。
そしてほんの数分、彼女が戻って来ると思いきや、そこには明らかに人間ではない者がこの部屋に入ってきた。下半身は白い蛇、上半身は人間。まさしく人外がそこに立っていた。
「本当は私のことをもっと知って貰ってから姿を見せる予定でしたが、旦那様が私が思ってたより少し頑固だったので此方も強引に行かせてもらいます」
俺はあまりにも非現実的過ぎて愕然としているとあっと言う間に彼女の蛇の下半身に巻き付けられていた。
そして、彼女の顔と俺の顔が同じ位置に来たところで
「怯えているんですか?ふふっ怯えた表情も可愛いです!大丈夫ですよ・・・全部私に委ねてくださいね」
そういっていきなり彼女は俺にキスをしてきた。
「ちゅ・・・んん・・っぷはぁ・・・ふふ・・・あら?旦那様?これぐらいで惚けていたらだめですよ。まだ唇と唇を合わせただけですよ。はぁ、はぁ・・・もっと深いキスしましょう?旦那様?」
そういって彼女はさっきよりも深いキスをし、舌を俺の口内に入れてきた。
んちゅ・・・ちゅぱ・・・れろ・・ちゅぱ
強引にも彼女の舌は俺の口内を貪る。舌同士を絡ませてきたり、俺の歯茎を一本一本丁寧になぞってきたり、唾液を奪ってきたり、反対に飲ませにきたりもしてきた。
「っぷはぁ・・・どうですか?私のキスは・・・気持ちいですか?ふふっ可愛い。旦那様のファーストキス頂いちゃいました」
彼女の美貌も相まって、情熱的なキスされたことの衝撃が大きすぎて下半身の蛇のことなどどうでも良くなった。
「でも、まだまだこんなものじゃないですよ。もっと旦那様の唾液を私に下さい、はむ・・・ちゅっ・・・」
今度は先程のキスとは違い、より暴力的にキスをしてきた。キス以外にも耳を舐められたり、首筋も舐められたりもされた。俺はただただ快楽に耐えるしかなかった。
遂に快楽に耐えきれず声が漏れることになる。
「っく・・・ん・・・はぁっ」
「感じてるんですか?とても可愛らしいですよ。旦那様の喘ぎ声、もっと聞かせてください・・・れろぉ・・・ちゅううう・・・ふふ旦那様の首筋とても美味しいですよ」
俺はこれから捕食されるのだろうか。しかしこんな美人の人に食べられるのならい良いのかもしれない。
そんな事さえ思った。
暫く彼女に抱きしめられながら情熱的なキスを交わした後、こんな事を言われた。
「っぷはぁ、そういえばお粥作ってきたのでした。・・・あららすっかり冷めちゃいましたね・・・でも私が食べさせるので関係ないですよね?」
すっきりしている筈の頭はボーっとしており彼女の言葉は頭に入ってこなかった。
ぼんやりと彼女を見つめていると、彼女は俺の為に作ったはずのお粥を彼女が食べ始めた。そしてそのまま咀嚼して嚥下すると思いきや勢いよく俺の口にキスをし、彼女が咀嚼したお粥は俺の口に流し込まれた。俺はあまりの衝撃に吐き出そうとしたが、彼女の舌がそれを許さない。
「うん、ぴちゃ、うんん、んむむむ」
最終的には鼻を摘ままれ飲み込むしかなくなった。
「んんんん!?、ゴクッ、ゴクッ」
彼女が咀嚼していたため、彼女の口内の温度と同じになったお粥が流し込まれる。
不本意にも彼女の唾液で味付けされたお粥の味は美味しいと感じてしまった。
「っはぁ・・・上手に食べれましたね。えらいえらい。じゃあ次行きますよ」
またも彼女はお粥を口にし、咀嚼する。そして俺の口に流し込む。
抵抗したところでまた鼻を摘ままれるので、観念して咀嚼されたお粥を受け入れる。
「あぁ、旦那様とっても可愛いですよ。では次、行きますよ」
結局全部口移しをされた。
「全部食べれましたね?ふふ、そんなに美味しかったのですか?それとも、口移しがそんなに良かったですか?」
俺は頭の中がぐちゃぐちゃになっており、何も答えられなかった。
「・・・」
「そういえば旦那様のお部屋にお邪魔した時こんな本を見つけたのですけど、こういうのが趣味なんですか?」
そういって彼女が取り出したのは俺がいつも自慰する時に使っていた本だった。
「騎乗位、逆レイプ、搾精・・・しかも一冊だけじゃなく何冊も・・・これはそういう風に捉えてもいいんですよね?旦那様がしてほしいならやってあげてもいいんですよ?・・・まあ拒否されても今からやるんですけどね?」
彼女は上気した顔で妖艶に微笑む。そして彼女は服を脱ぎ、大きな胸が露になる。形は美乳で、乳首は綺麗なピンク色でツンと立っている。お腹のくびれも引き締まっている。下半身も脱ぎ、彼女のあそこも露出する。毛は生えておらず、割れ目から愛液がぬらぬらと滴っていた。
「そんなに私の身体食い入るように見ないで下さいよ!恥ずかしいじゃないですか。慌てなくても今から旦那様のおちんちん、私の此処に入れちゃいますからね?」
下半身の蛇体で巻き付かれながらも器用に俺の服を脱がし、あっと言う間に全裸にさせられた。そこで俺はハッと我に返る。
「まっ、まって!今ならまだ間に合う!だから・・・もう一度よく考えなおして!」
これ以上はまずいと思い、彼女に訴えかけた・・・がそれがいけなかった。
どうやら俺は彼女の逆鱗に触れてしまったらしい。
「・・・・っふふふふ。旦那様がそこまで頑固な人だとは思いませんでした。まだそんなことを言うんですね・・・仕方がないです。これはあまり使いたくなかったのですが・・・」
彼女は手を合わせて何やら力を込める。手を離してみるとそこには蒼い炎が浮いていた。
「この炎は私の魔力です。この魔力を今から旦那様の身体に入れちゃいますね」
彼女はその炎を俺の胸に押し当てようとする。抵抗しようにも手足が無いので出来なかった。
「まって!止め「やめませんよ」
俺が言い終える前に彼女は手にある炎を俺の身体に押し込んだ。
あれ?何もない?と思った瞬間、俺の心と身体が焼けるように熱くなり、彼女の事が愛おしくて愛おしくて堪らなくなった。
「どうですか?旦那様?私の今の気持ちお分かりいただけましたか?私はこんなにも旦那様を思っているのに旦那様はそれを否定するんですよ?」
「あっ、、、はあっ、、、敷井さん・・・」
俺は彼女に今すぐに抱きしめられたくなり懇願しようとするが頭の中が彼女のことで一杯になっており上手く言葉に出来ず、必死に目で訴える。
「どうやら分かって頂いたようですね?後、敷井さんは止めてください。せっかく夫婦なんですから小白と呼んでください」
そういうと彼女は強く俺を抱きしめ、ねっとりとした声で耳元に囁いた。
「さあ、旦那様?愛し合いましょう?」
気が付くと、いつの間にか俺の性器は彼女の性器とぴったりくっ付いていた。
そして心の準備をする間もなく、一気に根元まで挿入された。
「んんああぁあぁああ!!」
膣内は熱く、にゅるにゅると畝っており、それでいてきつく締め付けて絶え間なく刺激してくる。
入れただけで射精寸前まで追い込まれる。
「私の初めてを・・・旦那様に・・・ふふふ、旦那様ぁ・・・いつでも、出したい時に出してもいいんですからね?・・・ぁん」
彼女はゆっくりとピストン運動を始める。
俺はあまりの快楽に善がることしか出来なくなり、男にも関わらず喘いでしまう。
「はぁっ・・・っく、あぁっ」
「旦那様ぁ!可愛らしい声上げて、んん、気持ちいいんですか?私も、あぁっ、気持ちいいですよぉ。このままぁ、しっかり中に出してくださいね?」
パチュ、パチュと淫らな音が加速する。
「旦那様ぁ!旦那様ぁ!一緒に、一緒にイキましょう?」
「小白ぅ!小白っ!」
頭の中は彼女の中で出すことしか考えられなくなり射精感が限界に達する。
「〜〜〜〜〜っっっ!!!!」
「ああぁぁぁぁぁあ!!!!」
俺は快楽が強すぎる所為か視界がチカチカと光りながら射精した。
彼女も俺を離さまいとしっかり抱きしめ、恥骨を押し付けながら絶頂した。
「はあ、はあ、旦那様、気持ち、良かったですか?」
「・・・」コクコク
俺は快楽の余韻が大きすぎてただ頷くことしかできなかった。
「はぁ、はぁ、私もとても気持ち良かったですよ・・・あぁ、旦那様の精液が私の膣内で泳いでます・・・」
「・・・・」
「でもまだ、足りませんよ?私のお腹がいっぱいになるまで愛し合いましょう?夜はまだ長いですよ?」
「ま、待って!少し休憩させて!!」
「でも、旦那様のここは大きいままですよ?・・・よいっしょ」
にゅるんと再度俺の陰茎は強制的に挿入される。
「今出したばっかだからっっっっ!」
ドピュッッドピュルルルルル!!
快楽に耐えきれず、すぐさま彼女の膣内に吐精してしまう。
こうして俺は彼女と一何度も何度も一晩を通して交合った。
俺は拘束具を外してもらい、小白から全て事情は聴いた。
小白は異世界からやってきて、この世界をよく知るために派遣されたこと。小白以外にも魔物が存在すること。
俄かに信じがたいが小白の真っ白い蛇体を見たら信じるしかない。
「んーそんなに信じられないのでしたら今度私の実家に行きませんか?私の実家は魔界にあるので」
「そうだな。結婚するのだから挨拶は行かないと・・・・」
そこまで言い出して大事なことに気が付く。
「あ・・・」
「どうしたんですか?」
「そういえば俺無職じゃん!!」
「??・・・えーっと、何か問題でも?・・・・」
「挨拶の時、なんて敷井家の両親に言えばいいの・・・」
頑張って就職先探すかと考えていると、
「あぁ、なるほど。それでしたら気にしなくてもいいですよ!私の父も働いてないので」
「まじで?」
「はい!今もずうっと自宅で母といちゃいちゃしてると思いますよ?」
衝撃の事実。でも何となく想像は出来る。
「まじか・・・でも就職はしとかないと世間的に駄目じゃない?」
「そんな!旦那様はもう一生分働きましたよ!・・・・でもどうしても働くって言うならまたこの道具使って一生お世話して差し上げますよ?」
濁った眼をしながら道具を持つ。
「・・・・分かったよ」
「旦那様!!」
ちょっとだけアリだと思ったのは内緒。
「じゃあ、えっと、こんな事言うの恥ずかしいけど、これからもよろしくね小白」
「はい!旦那様!」
「因みに旦那様が働いてた会社は、旦那様が今まで働いてた給料分と退職金をぶんどって、無事買収されましたよ!」
「どういうこと!?」
あれ?此処はどこだ?どうして寝てるんだっけ?確か・・・自分の家に帰ってから・・・そうだ!!!
俺は誰かに眠らされた事にようやく気が付いた。
そして、立ち上がろうとしたところで自分の身体の状態も把握する。
え?なんで立ち上げれないんだ?・・・腕がない!?足も!!何で!?
自分の手足が無いことに混乱と同時に得体の知れない恐怖が覆いつくす。
無我夢中で腕と手を動かしてみると確かに手足の感覚あるので、一応手足は無事にあるらしい。だが、肩の先、足を見てみると無い。なんだか訳が分からなくなりさらに混乱する。よく見ると、切断面らしき部分に金具が装着してあるのに気づいた。それがカラクリの種だと思った俺は何とか外してみることを試みる。
するとドアから誰かか入ってきた。
「あら?起きてたんですね!おはようございます!」
何と入ってきた人物は俺がよく知っているお隣に住んでいる人だった。部屋もよく見ると一度だけだが入った事があるので何となく見覚えがあった。
「なんで敷井さんが・・・もしかして敷井さんがこんな事やったんですか?」
「こんな事って・・・そうですよ。だって私がこうでもしないと何処に行くか分からないじゃないですか、例えば・・・誰も居ない、見つからない所で一人で・・・なんて。そんなことより気分はどうですか?」
「なっ・・・」
考えてることが筒抜けだったことに驚いた。何故隣人であるだけの人が俺のことをここまで知っているのか、少し気味が悪く思えた。
「・・・そんなの俺が何処に行こうが敷井さんには関係ないです。さっさとこれ外してください」
「関係なくは無いですよ!だって私、貴方の妻なんですから」
と彼女は衝撃的な発言をした。何を言ってるのか理解できなかった。俺には彼女も居なければ妻も居ない。にも関わらず彼女は俺の妻と言い出したのだ。理解できずに唖然として黙っていると彼女から口が開く。
「もしかして照れているんですか?フフッ可愛いんですね・・・っとそうじゃなかった。ここ最近はちゃんとした食事も摂れてないですよね?今お粥が出来たところなので持ってきますね!」
そういって彼女は部屋から出て行った。
さっきから絶え間なく情報が入ってくるので混乱しっぱなしの俺は、一旦冷静になるために情報を整理する。
彼女は何故俺を拉致まがいな事をしたのか、何故俺のことを旦那様などと呼ぶのか、考えれば考える程理解不能だ。
幸いにも会話は成立するので彼女が戻ってきたら聞くしかないようだ。やや強制的だが睡眠をとったので頭はすっきりしている。
数分経った後、彼女が鍋を持って戻ってきた。
「旦那様!お粥を持ってきたので食べさせてあげますね?」
「その前に幾つか質問したいです」
「はい!なんでしょうか?」
「何で俺が敷井さんの妻になるんです?」
「夫婦だからに決まってるからじゃないですか!後、夫婦なのですから敬語も止めてください」
全く理解できない。
「ええと、分かった敬語は止める。でも俺は敷井さんと結婚した憶えはないよ」
「もしかして私じゃ駄目・・・なのですか?」
彼女は目に涙を浮かばせながら上目遣いでこちらを見る。少し悪いことしたと罪悪感を感じた。
「あ、いや、嫌とかじゃないんだけど、なんで俺?他にも俺なんかより良い人がいるでしょ?」
「旦那様より良い人なんていないですよ!それに私は知ってますよ、旦那様が誰よりも優しい人だって」
「・・・そんなことないよ」
いきなり優しい言葉をかけられて少したじろいた。
「あります!!後輩が辛い思いをしない為に仕事したり、私に迷惑かけないよう敢えて厳しい言葉を放ったことも気づいています」
「・・・・」
「私じゃ駄目ですか?私だったらちゃんと支えることだって、旦那様が仕事しなくても養うことだって出来ます!!」
「・・・・でも、俺には敷井さんに出来ることは何も無いよ」
「そんな!旦那様は何もしなくていいんです!そもそも旦那様は特別何かする必要もないんですよ!」
「・・・でも敷井さんにはこんな死に損ないの俺なんかよりもよっぽど良い人が見つかりますよ」
「・・・・分かりました。そこまで言うなら」
やっと理解してくれたか、とそう思った瞬間
「力づくでも私の旦那様にしてあげますからね」
そういって彼女は立ち上がると俺を置いてドアから出て行った。
そしてほんの数分、彼女が戻って来ると思いきや、そこには明らかに人間ではない者がこの部屋に入ってきた。下半身は白い蛇、上半身は人間。まさしく人外がそこに立っていた。
「本当は私のことをもっと知って貰ってから姿を見せる予定でしたが、旦那様が私が思ってたより少し頑固だったので此方も強引に行かせてもらいます」
俺はあまりにも非現実的過ぎて愕然としているとあっと言う間に彼女の蛇の下半身に巻き付けられていた。
そして、彼女の顔と俺の顔が同じ位置に来たところで
「怯えているんですか?ふふっ怯えた表情も可愛いです!大丈夫ですよ・・・全部私に委ねてくださいね」
そういっていきなり彼女は俺にキスをしてきた。
「ちゅ・・・んん・・っぷはぁ・・・ふふ・・・あら?旦那様?これぐらいで惚けていたらだめですよ。まだ唇と唇を合わせただけですよ。はぁ、はぁ・・・もっと深いキスしましょう?旦那様?」
そういって彼女はさっきよりも深いキスをし、舌を俺の口内に入れてきた。
んちゅ・・・ちゅぱ・・・れろ・・ちゅぱ
強引にも彼女の舌は俺の口内を貪る。舌同士を絡ませてきたり、俺の歯茎を一本一本丁寧になぞってきたり、唾液を奪ってきたり、反対に飲ませにきたりもしてきた。
「っぷはぁ・・・どうですか?私のキスは・・・気持ちいですか?ふふっ可愛い。旦那様のファーストキス頂いちゃいました」
彼女の美貌も相まって、情熱的なキスされたことの衝撃が大きすぎて下半身の蛇のことなどどうでも良くなった。
「でも、まだまだこんなものじゃないですよ。もっと旦那様の唾液を私に下さい、はむ・・・ちゅっ・・・」
今度は先程のキスとは違い、より暴力的にキスをしてきた。キス以外にも耳を舐められたり、首筋も舐められたりもされた。俺はただただ快楽に耐えるしかなかった。
遂に快楽に耐えきれず声が漏れることになる。
「っく・・・ん・・・はぁっ」
「感じてるんですか?とても可愛らしいですよ。旦那様の喘ぎ声、もっと聞かせてください・・・れろぉ・・・ちゅううう・・・ふふ旦那様の首筋とても美味しいですよ」
俺はこれから捕食されるのだろうか。しかしこんな美人の人に食べられるのならい良いのかもしれない。
そんな事さえ思った。
暫く彼女に抱きしめられながら情熱的なキスを交わした後、こんな事を言われた。
「っぷはぁ、そういえばお粥作ってきたのでした。・・・あららすっかり冷めちゃいましたね・・・でも私が食べさせるので関係ないですよね?」
すっきりしている筈の頭はボーっとしており彼女の言葉は頭に入ってこなかった。
ぼんやりと彼女を見つめていると、彼女は俺の為に作ったはずのお粥を彼女が食べ始めた。そしてそのまま咀嚼して嚥下すると思いきや勢いよく俺の口にキスをし、彼女が咀嚼したお粥は俺の口に流し込まれた。俺はあまりの衝撃に吐き出そうとしたが、彼女の舌がそれを許さない。
「うん、ぴちゃ、うんん、んむむむ」
最終的には鼻を摘ままれ飲み込むしかなくなった。
「んんんん!?、ゴクッ、ゴクッ」
彼女が咀嚼していたため、彼女の口内の温度と同じになったお粥が流し込まれる。
不本意にも彼女の唾液で味付けされたお粥の味は美味しいと感じてしまった。
「っはぁ・・・上手に食べれましたね。えらいえらい。じゃあ次行きますよ」
またも彼女はお粥を口にし、咀嚼する。そして俺の口に流し込む。
抵抗したところでまた鼻を摘ままれるので、観念して咀嚼されたお粥を受け入れる。
「あぁ、旦那様とっても可愛いですよ。では次、行きますよ」
結局全部口移しをされた。
「全部食べれましたね?ふふ、そんなに美味しかったのですか?それとも、口移しがそんなに良かったですか?」
俺は頭の中がぐちゃぐちゃになっており、何も答えられなかった。
「・・・」
「そういえば旦那様のお部屋にお邪魔した時こんな本を見つけたのですけど、こういうのが趣味なんですか?」
そういって彼女が取り出したのは俺がいつも自慰する時に使っていた本だった。
「騎乗位、逆レイプ、搾精・・・しかも一冊だけじゃなく何冊も・・・これはそういう風に捉えてもいいんですよね?旦那様がしてほしいならやってあげてもいいんですよ?・・・まあ拒否されても今からやるんですけどね?」
彼女は上気した顔で妖艶に微笑む。そして彼女は服を脱ぎ、大きな胸が露になる。形は美乳で、乳首は綺麗なピンク色でツンと立っている。お腹のくびれも引き締まっている。下半身も脱ぎ、彼女のあそこも露出する。毛は生えておらず、割れ目から愛液がぬらぬらと滴っていた。
「そんなに私の身体食い入るように見ないで下さいよ!恥ずかしいじゃないですか。慌てなくても今から旦那様のおちんちん、私の此処に入れちゃいますからね?」
下半身の蛇体で巻き付かれながらも器用に俺の服を脱がし、あっと言う間に全裸にさせられた。そこで俺はハッと我に返る。
「まっ、まって!今ならまだ間に合う!だから・・・もう一度よく考えなおして!」
これ以上はまずいと思い、彼女に訴えかけた・・・がそれがいけなかった。
どうやら俺は彼女の逆鱗に触れてしまったらしい。
「・・・・っふふふふ。旦那様がそこまで頑固な人だとは思いませんでした。まだそんなことを言うんですね・・・仕方がないです。これはあまり使いたくなかったのですが・・・」
彼女は手を合わせて何やら力を込める。手を離してみるとそこには蒼い炎が浮いていた。
「この炎は私の魔力です。この魔力を今から旦那様の身体に入れちゃいますね」
彼女はその炎を俺の胸に押し当てようとする。抵抗しようにも手足が無いので出来なかった。
「まって!止め「やめませんよ」
俺が言い終える前に彼女は手にある炎を俺の身体に押し込んだ。
あれ?何もない?と思った瞬間、俺の心と身体が焼けるように熱くなり、彼女の事が愛おしくて愛おしくて堪らなくなった。
「どうですか?旦那様?私の今の気持ちお分かりいただけましたか?私はこんなにも旦那様を思っているのに旦那様はそれを否定するんですよ?」
「あっ、、、はあっ、、、敷井さん・・・」
俺は彼女に今すぐに抱きしめられたくなり懇願しようとするが頭の中が彼女のことで一杯になっており上手く言葉に出来ず、必死に目で訴える。
「どうやら分かって頂いたようですね?後、敷井さんは止めてください。せっかく夫婦なんですから小白と呼んでください」
そういうと彼女は強く俺を抱きしめ、ねっとりとした声で耳元に囁いた。
「さあ、旦那様?愛し合いましょう?」
気が付くと、いつの間にか俺の性器は彼女の性器とぴったりくっ付いていた。
そして心の準備をする間もなく、一気に根元まで挿入された。
「んんああぁあぁああ!!」
膣内は熱く、にゅるにゅると畝っており、それでいてきつく締め付けて絶え間なく刺激してくる。
入れただけで射精寸前まで追い込まれる。
「私の初めてを・・・旦那様に・・・ふふふ、旦那様ぁ・・・いつでも、出したい時に出してもいいんですからね?・・・ぁん」
彼女はゆっくりとピストン運動を始める。
俺はあまりの快楽に善がることしか出来なくなり、男にも関わらず喘いでしまう。
「はぁっ・・・っく、あぁっ」
「旦那様ぁ!可愛らしい声上げて、んん、気持ちいいんですか?私も、あぁっ、気持ちいいですよぉ。このままぁ、しっかり中に出してくださいね?」
パチュ、パチュと淫らな音が加速する。
「旦那様ぁ!旦那様ぁ!一緒に、一緒にイキましょう?」
「小白ぅ!小白っ!」
頭の中は彼女の中で出すことしか考えられなくなり射精感が限界に達する。
「〜〜〜〜〜っっっ!!!!」
「ああぁぁぁぁぁあ!!!!」
俺は快楽が強すぎる所為か視界がチカチカと光りながら射精した。
彼女も俺を離さまいとしっかり抱きしめ、恥骨を押し付けながら絶頂した。
「はあ、はあ、旦那様、気持ち、良かったですか?」
「・・・」コクコク
俺は快楽の余韻が大きすぎてただ頷くことしかできなかった。
「はぁ、はぁ、私もとても気持ち良かったですよ・・・あぁ、旦那様の精液が私の膣内で泳いでます・・・」
「・・・・」
「でもまだ、足りませんよ?私のお腹がいっぱいになるまで愛し合いましょう?夜はまだ長いですよ?」
「ま、待って!少し休憩させて!!」
「でも、旦那様のここは大きいままですよ?・・・よいっしょ」
にゅるんと再度俺の陰茎は強制的に挿入される。
「今出したばっかだからっっっっ!」
ドピュッッドピュルルルルル!!
快楽に耐えきれず、すぐさま彼女の膣内に吐精してしまう。
こうして俺は彼女と一何度も何度も一晩を通して交合った。
俺は拘束具を外してもらい、小白から全て事情は聴いた。
小白は異世界からやってきて、この世界をよく知るために派遣されたこと。小白以外にも魔物が存在すること。
俄かに信じがたいが小白の真っ白い蛇体を見たら信じるしかない。
「んーそんなに信じられないのでしたら今度私の実家に行きませんか?私の実家は魔界にあるので」
「そうだな。結婚するのだから挨拶は行かないと・・・・」
そこまで言い出して大事なことに気が付く。
「あ・・・」
「どうしたんですか?」
「そういえば俺無職じゃん!!」
「??・・・えーっと、何か問題でも?・・・・」
「挨拶の時、なんて敷井家の両親に言えばいいの・・・」
頑張って就職先探すかと考えていると、
「あぁ、なるほど。それでしたら気にしなくてもいいですよ!私の父も働いてないので」
「まじで?」
「はい!今もずうっと自宅で母といちゃいちゃしてると思いますよ?」
衝撃の事実。でも何となく想像は出来る。
「まじか・・・でも就職はしとかないと世間的に駄目じゃない?」
「そんな!旦那様はもう一生分働きましたよ!・・・・でもどうしても働くって言うならまたこの道具使って一生お世話して差し上げますよ?」
濁った眼をしながら道具を持つ。
「・・・・分かったよ」
「旦那様!!」
ちょっとだけアリだと思ったのは内緒。
「じゃあ、えっと、こんな事言うの恥ずかしいけど、これからもよろしくね小白」
「はい!旦那様!」
「因みに旦那様が働いてた会社は、旦那様が今まで働いてた給料分と退職金をぶんどって、無事買収されましたよ!」
「どういうこと!?」
19/07/30 22:47更新 / kamina
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