連載小説
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始まりの夢
くす。

くす、くす、くす……。

うふふふふ……おやすみなさいませ、兄様。

あら、何を驚いていらっしゃるの?

だって、ここは夢の中ですもの。夢の始まりのご挨拶に、ふさわしいではありませんか。

……うふ、うふふふふふ……♥

あぁ、兄様、兄様♥ なんて可愛らしいのでしょう♥ その驚き、戸惑い、困惑する表情……♥

ああ、ああ、堪りません……こんなにリッカの心を、体を…子宮を、きゅんきゅんと疼かせて…

やはりあなたこそが、私の…リッカだけの、兄様です……♥

はぁ…今日は、なんて素晴らしい日なのかしら…

私の人形生の中で、二番目に最良と言えますわ♥

ようやく、ようやく兄様が、リッカに『手』を出してくださったから♥

やっとこうして、兄様とお話ができます♥

兄様と触れ合えます♥

兄様と…愛し、あえます…♥ うふ…うふふふふふぅ……♥

…ええ。ええ、そうですよ、兄様♥

私です♥ リッカです♥

兄様が買ってくださった…兄様だけの、お人形ですわ♥

くすくすくすっ……当たり前でしょう、兄様?

あんなに淫靡で奇妙なお店が、ただのアンティークショップだとでも…?

はぁ、哀れな兄様…♥ 兄様は、引き寄せられたのですわ…

私達……『魔物』の魔力に、ふらふら、ふらふら、と……

それであの場所に、迷い込んで……うふふふふ♥

あぁ…今でも、鮮明に思い出せます……兄様が、私を見出してくださった、あの日♥

リッカの、人形生最高の日♥

他の、どの魔物でもなく……もちろん、どのお人形でもなく♥

私を♥ リッカを♥ 鳥籠の中に飾られ、囚われた、哀れなリッカを…見初めてくださいました…♥

これはもう、運命…運命ですわ、兄様ぁ…♥

私と兄様は、運命の赤い糸で結ばれているの…くふっ、くふふふ…♥

兄様♥ 兄様♥ リッカだけの兄様♥

閉じ込められていた私を放っておけなかった、優しいお兄様……♥

あぁ、店長には感謝いたしませんと…

最初に「鳥籠コーデ」と聞いた時は正直かなりドン引きしましたけれど…

「囚われのお姫様感を出しておくと勇者様素質のある未来の旦那様が発奮してくれる!
これぞ逆転の発想!誘い受けの局地!!」

と熱弁してただけの事はありますわね。

…………あら?

詐欺、とは聞き捨てなりませんわ、兄様?

こういうのは「駆け引き」と言ってくださいまし。

この世界には、「恋と戦争は手段を選ばない」…という言葉があるのでしょう? くすくす♥

まあ、兄様がなんと言った所で…今更、返品は受け付けませんけれど。

…くす♥ わかっておりますわ、兄様♥

ここで、私を捨てようとするような、薄情な殿方には…リッカは、ときめきませんもの♥

ああ、ああ、お可愛い兄様♥ こんな状況でも、リッカに冷たくしない…優しい、兄様♥

……でも、優しすぎるのも、少し考えものです。

折角、折角リッカを買ってくださったのに…兄様ってば、リッカを椅子に座らせて、眺めるばかり。

時折、頬に触れたり、手を撫でたり、髪を梳いたり…

ええ、それはそれで…嬉しくはありますけれど……。

私が欲しいのは、もっと……「男女らしい触れ合い」、でしたのに……。

ええ、ええ。

「女性は大切に扱わねばならない」という殿方のお考えはわかります。

……私のようなモノとしては、不満ですが。

でも。

でも、ですね、兄様。あれは頂けません。

リッカという物がありながら…本だの、映像だのを使って…オナニー、だなんて……!!

あまつさえ、その姿すらリッカに見せてくれないとは何事ですか。

わざわざ、リッカの目から隠れるような場所に移動して……!!

ああぁぁぁ…思い出すだけで、悔しさで体が震えてきますわ……!

兄様が必死におちんぽを扱く音や、時折漏れる喘ぎを聞くことぐらいしか出来ず……

しかも、しかも…

折角ぴゅっぴゅしたザーメン様も、ティッシュで拭ってそのままゴミ箱へ、ぽい……

うぅ、うぅぅぅ〜〜……!!

兄様? ご購入の際、店長も仰ってたでしょう?

リッカは、「殿方を愛し、殿方に愛されるために存在する人形」だと!!

トランクケースの中で兄様に優しく揺られながら、

(ああ、この後は兄様に優しくベッドに寝かされて、めくるめく新婚初夜を…♥)とか、

(いいえ、家に着いた瞬間にすぐさまドレスを剥ぎ取られ、ケダモノのように…♥)とか、

期待していたリッカの純情を、どうしてくれるのですか…!!

………………はぁ…まあ、あまり過ぎたことを言っていても、仕方がありません。

……その気持ちを、兄様に「直接伝えられない」リッカにも、落ち度は、ありますし……。

…それに…その切ない想いも、ようやく……ようやく、今日、報われたのだから……♥

うふ、うふふふふ…兄様♥ 最初は、驚きましたわ…

帰ってきた兄様は、随分と酩酊した様子でしたから。

でも…心配する余裕があったのは、そこまで。

だって…リッカを見つめる、兄様の、視線……

メスを値踏みする、オスそのもの、だったんですもの……♥

兄様が…私の顔、や…慎ましやかな幼い胸を、交互に眺める度に…

リッカは、リッカは、遂にその時が来たのか、と胸の魔力炉を滾らせておりました…♥

…兄様が、ぐい、と私の体を抱えて。

とん、と、ベッドの上に、横たえた…その、衝撃だけで………

……リッカ、軽くイッてしまいましたもの……くす♥ くすくすくす……♥

あぁ、あぁ、思い出すだけで…体が、疼いてきてしまいます……♥

いつもからは考えられないような荒々しい手付きで、リッカのドレスを脱がしていく、姿……♥

そして……そして、とうとう……んっ…♥ リッカの、全てが……兄様の、目の前にぃ……♥

少女らしく、ほのかに膨らんだおっぱいも…綺麗に、桜色に色づく乳首も……♥

ぴっちりと閉じた、兄様専用の、縦スジロリおまんこまでぇ…♥

全部、兄様に、見られてしまいました……♥

ひどい兄様♥ いけない兄様♥ 身動き一つ取れない、哀れな妹を♥ 丸裸にして♥

欲情、するだなんて…♥

あんな、あんなに♥ 目を血走らせて♥ 息を荒くして♥

うふ、うふふふふ……バッキバキに勃起した、おちんぽ様を取り出して…♥

食い入るように、リッカのおっぱいや、おまんこを見ながら…シコシコ♥ シコシコ♥

夢中になって、オナニーを…♥

くすっ…♥ ええ、リッカとしては…あのまま、昏睡れーぷ♥も、望む所だったのですけれど…♥

でも…寝ているリッカを前に、必死でシコシコしている兄様を、見ていたら……

まるで、血の繋がった実妹を前に、ギリギリで理性を保っているかのようで…

うふふ♥ あれは、あれで…大層、興奮いたしましたわ♥

それにぃ…兄様、私の名前を呼んでくださいましたもの♥

おちんぽをシコシコ扱きながら、切なげに…リッカ♥ リッカ♥ って……♥

あぁ♥ たまりません兄様♥ もしリッカの腕が動いたら♥

絶対リッカもオナニー始めちゃってましたわ♥

そして…リッカを呼ぶ声が、どんどん早くなって…おちんぽ扱く勢いも、どんどん早くなって……♥

最後には…………どぴゅっ♥ どぴゅっ♥ びゅるるるる〜っ♥ …って♥

リッカの体に、お兄様の濃厚せーえき♥ マーキング、してくれましたね♥

おっぱいとか、お顔とか、おまんことかではなく、

お腹の上だったのは、ちょっとだけ残念でしたけど…

正直、それは今だから言えることですわ。

だって…長い間、待ちに待った、リッカ専用の兄様ザーメン♥

ようやく…ようやく、この体に、取り込むことが出来たんですもの♥

ようやく…ようやく、こうして…兄様と、お話できるんですもの♥

うふっ、うふふふ♥ くふふふふふっ♥♥♥

リッカの心は、体は、悦びに震えて…

とてもとても、不満を感じるどころでは、ありませんでした……♥

えぇ…えぇ、そうです♥

リッカがこうして、兄様の夢にお邪魔できるのは…兄様が、精を私に恵んでくれたお陰ですの♥

あぁ…やっと、リッカは兄様「専用」のお人形に、なれました……うふふふ…

ようやく感じられた、兄様の精液の味……♥

想像よりも、ずっと、ずっと……甘美で、蕩けるようでしたわ…兄様ぁ…♥

…で、も♥ もちろん…あんな、一回だけの射精じゃあ、とてもとても足りません…♥

………『魔力』が補給出来たお陰で、こうして夢の中では逢えますけれど…

やっぱり、もっと、もっと……

…くす♥ つまりは…兄様にはこれから、たっぷりと頑張っていただく、という事です♥

そう…この、夢の中でも、ですわ……うふふっ♥

兄様♥ 兄様♥ リッカの兄様♥ えっちな兄様♥ リッカには、お見通しですよ…♥

さっきは、リッカのロリロリおっぱいに欲情してくださいましたけどぉ……

兄様はぁ…おっきぃおっぱいも、お好きですよねぇ…♥

オカズの傾向としては、むしろ巨乳モノの方が多いように見受けられますわぁ…くす♥

兄様のぉ…む・っ・つ・り・ど・す・け・べ♥

でもでも、これは由々しき問題です。

このままでは、兄様がよそのおっきいおっぱいに飛びついてしまうかもしれません。

そうなったら、リッカはひとりぼっち……寂しくて、思わず泣いてしまいますわ。

くすん。くすん。……くすくすくす…♥

そんなのは、だーめ♥ これから兄様は、リッカ以外に欲情するのは禁止、ですもの♥

だったらどうしましょう? 兄様に幼女の良さを教えこんで貧乳でしか興奮できない体にする?

いいえ、いいえ。それではえっちの範囲が狭まってしまいます。

それじゃあそれじゃあ、どうするの?

正解は……うふふ♥ こう、やって……おっぱいに、手を当てて……ん……あ、やぁん♥

……うふふふふ…完成、ですわ♥

兄様♥ 兄様ぁ♥ どうです? リッカのぉ……ば・く・にゅ・う♥ おっぱいは♥

あぁん♥ 体つきは、幼い少女のままなのにぃ…

おっぱいだけは膨らんだ、ロリロリ爆乳体型…うふ、うふふふ、すっごくやらしぃ…♥

もぉ、兄様、驚きすぎですわぁ…だって、ここは夢の中ですよ♥

これぐらいの改変は、思いのまま……

…くふふっ♥ 兄様♥ 兄様♥ 気づいてます?

兄様、さっきからずーっと…リッカのおっぱいばっかり、見てますよ♥

やぁん♥ 兄様の、へんたーい♥

このままじゃ、リッカはスケベな兄様に襲われてしまいます♥ こわい、こわーい♥

さらに困った事に…きゃんっ♥ 転んでしまいましたぁ♥

おっきいおっぱいが重すぎるせいで、リッカは上手く動けないのです♥

起き上がれないよぉ♥ えーん♥ えーん♥ 兄様ぁ♥

リッカの優しい兄様♥ リッカのだーいすきな兄様ぁ♥ リッカを、助けてぇ♥

兄様が抱き起こしてくれないとぉ、リッカは立てませぇん♥ 兄様ぁ♥ 兄さ…ぁんっ♥

……うふっ♥ うふふふふ…♥ ありがとうございます、兄様♥

で、も…♥ 兄様ぁ?

なんで、リッカを抱き起こすのに…手でも、腰でもなくて……

おっぱいをぉ、むぎゅぅ♥ ってしたんですか♥

しかもぉ…もう、リッカは立ってるのに♥

兄様の両手が、まだリッカのおっぱいをむにゅ♥ もにゅ♥ してるのは、どうしてぇ?

…くふふふふふっ…♥ ええ、リッカはわかってますよぉ……

……リッカが、また倒れたりしないように♥ 支えてくれてるのですね♥

なんてお優しい兄様なのかしら♥

それでこそ、リッカの自慢の兄様ですわぁ…うふっ、うふふふ…♥

…無垢で、無知な妹に…どろどろの性欲を、ぶつけるなんて…わるぅい、兄様…♥

くすっ、くすすすすっ…♥

んっ♥ やぁん♥ 兄様♥ 兄様ぁ♥

もう、そんなに、おっぱいもみもみ、されたらぁ…♥ リッカ、動けなくなっちゃいますわ♥

兄様のぉ、おっきいお手々でも、掴みきれない程の爆乳ぅ…♥

興奮、してくれますかぁ…? 兄様ぁ……♥

ひきゅっ…♥ や、やだぁ、兄様ぁ♥ 乳首の所、くりくり、かりかりしないでぇ♥

リッカもぉ、気持ちよくなっちゃますぅ…♥

…ねぇ、兄様ぁ♥ さっきから、リッカのお尻に…固くて♥ 太くて♥

あつぅい何かが、当たってるんです…♥

兄様、兄様♥ リッカは…兄様も、気持ちよくして差し上げたいの……

ねぇ、おねがぁい…♥ 兄様ぁ…♥

………うふふふふふふぅ♥ 素直な兄様は、好きよ♥

じゃぁ、ちょっとだけ♥ 妹おっぱいもみもみ♥は、我慢してくださいねぇ…甘えん坊の、お兄様♥

はい♥ では、リッカが兄様のズボンを脱ーぎ♥ 脱ーぎ♥ してさしあげますねぇ♥

…あぁ、ようやくこの手で、兄様のお世話が出来る…♥

リッカは、ずっとずっと、この時を待ち望んでおりました……きゃんっ♥

…く、ふっ♥ くふふふふふぅ…♥ 出ましたぁ♥ ちんぽ♥ おちんぽ♥

兄様の、やらしぃ…勃起おちんぽ様♥

ついさっきぶりですけどぉ…さっきよりも、ずっとずっと大きくなってるように、見えますわ♥

兄様♥ 兄様♥ リッカに興奮してくださったの?

無邪気な癖に、メスらしさたっぷりの淫乱デカパイをぶるん♥ ぶるん♥ させながらぁ、

兄様を無自覚誘惑してた、わるぅい妹ドールに…欲情、しましたか?

……あぁん…♥ 素敵です、兄様ぁ……♥

ふふふ♥

おちんぽ様、さっきからずっとリッカの前で、ふるふる♥ びくびく♥ ってアピールして…かわいい♥

リッカに可愛がってほしいよぅ♥ はやく、気持ちよくせーえきぴゅっぴゅしたいよぅ♥

って、言ってるんですね…♥

やぁん、なんて、なんて……美味しそう…♥

兄様ぁ♥ リッカね♥ リッカねぇ♥ 可哀想なおちんぽ様に、ちゅっ♥ ってしてあげたいの…♥

もう寂しくないよ♥ これからずっとリッカが一緒♥

永遠に気持ちよくしてあげる♥ って、慰めてあげたい…♥

でも、でもでもぉ♥ リッカの、唇って……まだ、殿方の体に、触れたことがないの……♥

神聖な、処女リップなのぉ……♥ そうすると…問題、ですよね♥

生涯で一度しか捧げられない、女の子の大切な、たーいせつな、ファーストキス♥

それを、それを…こーんな…♥

お人形さんに興奮して、欲情して、ビンビンに勃起してる、ド変態おちんぽに…

あげちゃって、いいものなのかしら…♥

困ったわ♥ 困ります♥ 兄様、兄様ぁ♥ リッカはどうすればいいの? 教えてぇ、賢い兄様♥

…やん♥ あらあら♥ あらあらあら…♥

とうとう、おちんぽ様、泣き出しちゃいました♥ じわっ、じわ〜っ…♥って…

ねばねばでぇ、えっちな臭いのぷんぷんする涙が、こんなに…♥

どうしよう♥ どうしましょう、兄様♥ 大変♥ 大変♥ はやくおちんぽ様、手当して差し上げないと…♥

はやくぅ♥ はやく言ってぇ♥ ひとりじゃなんにも決められない、愚かなリッカをぉ…♥

ちゃーんと導いてください、兄様ぁ…くふ、くふふふっ…♥

……………………はぁい♥

わかり、ましたぁ♥ うふふふふ…♥

リッカの、大切な大切なファーストキスはぁ♥

この、どぴゅどぴゅ射精して気持ちよくなる事しか考えてない、

変態ケダモノおちんぽ様のものでーす♥

うふっ、あはははは…♥ 大変ですぅ♥ 女の子の夢、ぶち壊しですよぉ♥

でも、でもぉ♥ 兄様の言う事ですもの♥

あぁん、兄様、最低ぇ♥ 最低で…素敵です…♥ だいすきな、リッカの、にいさまぁ…♥

はい、おちんぽ様ぁ♥ おまたせいたしました♥ きゃんっ♥ そんなに暴れては、だぁめ…♥

折角の初めての口付けですもの♥ ムードぐらい、作らせてくださいな……♥

こうして……きゅ、って、手を胸の前で組んで……少しだけ、上を向いて……。

静かに……瞳を、閉じてから…………。

………………………………ちゅっ…♥

………………ぺろっ…♥

…きゃんっ!? あっ、やっ、だめっ、もったいない、もったいなぁい♥

ここっ、ここぉ♥ ここに、らひて、にいはまぁ♥ りっかのおくひぃ♥ おかほにもぉ♥

やぁぁぁん♥ あふいぃ♥ にいしゃま、せーえき、すごひぃぃ……♥

………っ…♥ っ、っ♥ 〜〜〜〜〜〜っ……♥♥♥

……ぷ、ぁ…♥ んぐっ……んく……こくんっ…♥

ぁ、………はぁぁぁんっ…♥ …兄様のぉ…せーえき…ざーめん…どすけべみるくぅ……♥

なんて、なんて美味しいのぉ…♥ りっか、りっか、とろけちゃいますぅ…♥

それに…お顔も、髪も……あぁん、ドレスまでぇ……せーえきで、どろどろぉ…♥

はぁ、ぁぁん…♥ これ、これ全部、リッカのぉ…♥ リッカだけの、ざーめん様ぁ…♥

ぜんぶ、ぜーんぶ…んっ…指で、掬ってぇ……んきゅ♥ あふっ…おいしぃぃ…♥

残さず、いたただきます、しますぅ…兄様、みてぇ…♥

はしたない、くいしんぼさんの妹を、みて…♥

んく…はぁ、はぁ…♥ ちゅっ…♥

あぁ、兄様、妹に、容赦なくざーめんぶっかけしてぇ…ひどい、ひどい兄様…♥

うふ、うふふふぅ…こんなに、どぴゅどぴゅするなんて…

兄様、よっぽどリッカにマーキング、したかったのね…♥

もう、兄様♥

そんな事なさらなくても、あの店を一歩出た瞬間からリッカはとっくに兄様だけのお人形で……♥

……………………あ、あら…?

兄様? 兄様、どうなさったの?

そんな暗いお顔…ど、どこか苦しいのですか?痛い?

ど、どうしたのかしら、ちゃんと夢には入れているし…!

特に兄様の射精・絶頂の快楽は最重要、

そこだけは絶対に間違いが無いようにと細心の注意を払って……!

あ、あぁでも、兄様こんなに辛そうなお顔、どうしよう私なにか間違って……っ!!

やっぱり、やっぱり私じゃ……だ、だめ、落ち着いてリッカ、今は何よりも、兄様を……

に、兄様! 兄様!? なにか違和感があるなら、正直におっしゃって!?

すぐに、すぐに直しますから、我慢しないでください、包み隠さず全てリッカに話してください…!

……痛くも、辛くもない?ほ、本当?本当です?

ちゃんと、ちゃんとお射精気持ちよかったですか?

嘘だったら、本気で、リッカ本気で怒りますよ?

…………きもち、よかった? …ほんとう……です、ね……?

……………………………………。

………………よ…かった……ぁ……っ…!

リッカ、リッカ、こうやって『気持ちよくする』のは…はじめて、でしたから……

……もし……もし、兄様に辛い思いをさせてたら……どうしよう……って……

………あ、あの、兄様? その、兄様を疑うわけでは、無いんですけれど…

本当に、嘘ではないですよね?

お優しい兄様が、リッカを庇うために我慢しているとか…そういう訳ではないんですよね?

…でも、だったらその、不思議なのですけれど…

なんで、そんな辛そうなお顔を…………えっ?

…………………………いくらなんでも早すぎたから?

…………………………………?

えっ、だって兄様童貞でしょう? あ、それはわかります。匂いで。え、もしかして違いました?

それは合ってる? あぁ良かった、安心しました。

童貞さんはまだ刺激に慣れてないから、早漏さんになりがちじゃないですか。

リッカもそれぐらいは知ってます。

…………………………………。

…………………………………?

…………………………………??

…………………………………???

???????????

…………………………あっ!? あ、あぁ!

そういえば「早漏」とか「童貞」って人間の価値感では駄目なものでしたっけ!?

い、嫌ですわ、私とした事が、すっかり失念しておりました……

兄様との初夜で完全に舞い上がっていました、いけないいけない…

でも、今気づけて本当に良かったですわぁ…

リッカの「兄様あまあまいぢめ用言葉責めレパートリー♥」に含んでましたもの、

童貞おちんぽ♥とか、そーろーおちんぽ♥とか…

これからこれは禁句にいたしますわね…

いや危なかったです、童貞おちんぽ♥なんて今しか言えないからいつ言おう、今言う…!

って虎視眈々と狙ってましたもの…

丁度いい機会です。

兄様? ついでに他にどんな事を言われたくない、とか、

逆にこう言われたら興奮する、とかそういう事があればリッカに教えてくださいな。

ちなみにリッカとしては切に、切に後者の内容をじっくりと聞きた………えっ?

…う、ううん…逆に聞きたいのですけれど、なんで早漏さんだと駄目なんですか?

なんだか情けない? 私は、「かわいい♥」としか思えませんけれど…

殿方がせーえきぴゅっぴゅする姿って、一番素敵じゃありませんか♥

相手を満足させられなくて申し訳ない?

あら…兄様ってば、またそんな事を言ってぇ…♥ 優しさアピール、ずるいです…♥

これ以上リッカを惚れ直させて、どうする気ですの…♥

こ、こほん。大丈夫です兄様♥ リッカは、兄様がイッちゃう姿を見るだけでも嬉しいですし……

それに、そんな心配は魔物にとっては……くすっ…いいえ、なんでもありませんわ♥

…私が、早漏フェチ? ううん…半分だけ、正解かしら。

すぐに何度もぴゅっ♥ぴゅっ♥っておもらししちゃう兄様も、

とてもとても愛らしくして素敵ですけれど…♥

例えば♥ リッカが何度、何度イッても全然どぴゅっ♥ってしてくれなくて♥

リッカの、兄様専用のオナホマンコをずっとずっとどちゅどちゅ♥ ずこずこ♥ しつづけて…♥

リッカは、兄様が気持ちよくなるためだけに存在する、ドスケベ淫乱ラブドールなんだ…♥

…って、わからせられるのも…それはそれで、堪りませんもの…♥

ええと…そうですね。

敢えて言うなら……リッカは、兄様フェチなのです♥ うふふふふ…♥

…兄様。愛しい、兄様。リッカだけの、兄様。

これだけは、覚えておいてください。

リッカは、兄様を否定しません。

どんな兄様でも、リッカは受け入れてみせます。

だって、リッカは兄様のお人形ですもの。

人形は、人間を…主を楽しませるために、生まれてきました。

時には、おめかしをして主の目を楽しませて。

時には、話し相手や遊び相手になって主の孤独を癒やして。

時には…一夜の伴侶となって、主にしあわせな夢を見せて………。

……くす。くすくす………

でも残念でしたわね、兄様。

リッカは、お人形さんであると同時に…わるぅい魔物の、女の子♥

とっても欲深で、絶対に「一夜の伴侶」などでは満足できません……♥

もう決して、兄様からは離れません♥

………でも、その代わりに。

兄様の、ありとあらゆる欲望は…このリッカが、叶えて差し上げます。

………だから、どうか……

リッカを、いつまでも…兄様の傍に、おいてくださいまし……ね…?

……………ふぇっ…?

…………あ、あの……兄様?

…な、なんで…リッカの頭を、いいこ、いいこ、しているのですか?

………リッカがいいこだから、って…

わ、私、今、むしろわるい子アピールをしたつもりなんですけれど……?

………………嫌じゃないです。

兄様が、リッカにしてくれること。絶対に、嫌じゃないです。

…も、もう…! 兄様、そんないぢわるな顔も、されるんですね……!

……いいえ。…それも、素敵ですわ、兄様…♥

……………兄様。

私は、リッカは……

兄様が、リッカの兄様になってくれた事を…心底、しあわせに思います……♥

……兄様、兄様♥ リッカだけの、愛しい、お兄様……♥

…………あ…いけない、もう時間なのね……。

ふふ、兄様、ご安心なさって。

これは、ただ……「夢」の終わりが、近づいているだけ……

…本当はもっと、もっと…兄様と愛し合いたかったけれど…

今のリッカじゃこれが限界、みたいです…

…ああ、兄様、兄様…そんなに悲しそうな顔、なさらないで…?

そんな兄様を見ていると、リッカまで悲しくなってしまいます……

…大丈夫、です。

「現実」に戻っても、リッカは兄様の傍におります。

だって、リッカは兄様だけのお人形なのですから。

…たとえ、話すことも、動くことも出来なくとも……

どんな時でも、リッカは、兄様を想っております。

それに…夜になって、また兄様が…リッカの傍で、眠りにつけば…

今日のように、こうして…「夢」で逢うことができます。

……でも、それには……そのためには………

………兄様にも、現実で、たぁっぷり…協力♥ していただきますわ……♥

…………くす♥

ああ、それと、兄様?

最後にもう一つだけ、お話があります。

兄様はまだ。心の奥底で。こう、思っているのでしょう?



「これは所詮、ただの夢だ。人形に欲情するあまり、都合の良い淫夢を見ただけ。」



と。

…………ふふ♥

違いますよ、兄様。

これは『夢』ですけれど、「夢」ではありません。

リッカのこの『想い』は、例え兄様であっても、否定させません。

……うふふ。兄様、まだ半信半疑と言った様子ですね?

だから、兄様。

リッカが、兄様に証拠を見せてあげます。

リッカが、兄様に…プレゼントを、差し上げますわ。

どうか、喜んでくださると良いのですけれど……

……くす…♥ いいえ、いいえ…喜んでくれるに、決まってますわ…♥

だって…リッカのだーいすきな…兄様、なんですもの……♥

…あぁ、すっかり、辺りがぼやけて……ええ、今夜の「夢」は、これでおしまい……

……さいごに………これ…だけは………



………おはよう、ございます……にいさま……♥
23/05/28 12:50更新 / 突発執筆マン
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■作者メッセージ
〜〜 徒然つぶやき 〜〜

店長!!
お姫様を救い出す勇者様ムーブする系男子では、お持ち帰り即おせっせは出来ませぬ!!
店長「うっかり!!」
(なお店長さんは残念美人系ダークメイジとする。決して空番長ではございません。)

突然のロリ爆乳という大暴投。前作でぜんぜんおっぱいできなかったからね仕方ないね。
おかしいな当初の予定ではさくっと爆乳パイズリで終わらせるつもりだったのに…?

性癖の赴くままに書いたらソフトM向けっぽくなった事に一番戸惑ってるのは俺なんだよね。
やめろ!ワシはマゾじゃない!マスターでありたい!SlaveMasterプレイならOK!!

え?兄様がリアルリッカちゃんに手を出さなかった理由?
…嫌な事件だったね。
…局部分解不可ラブドールの使用後洗浄方法、まだ見つかってないんだろ?

連載ペースは牛の歩みと思われます。皆様どうか長く生温かい目で見守りください。
わははは、突発執筆マン! もはや、のがれることは できんぞ。
…完結出来るといいなあ。

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