ムラサキ
全身がぬるぬるする感触によって目が覚める
毎日のことなので別に気持ち悪がったりはしない
最初の頃はなんだか変な感じだったが、今となってはむしろ心地よい
そのまま二度寝してしまいそうなくらいである
「ちょっと、ダーリンちゃんとおきてよぉ！！！」
愛しい妻が体を揺すって起こしてくる
仕方が無いので、その手をこちらに引っ張ってその体を抱きしめながら起床する
妻はダークスライムなので本来なら抱きしめるなどと言う事は出来ないのだろうが、ちゃんと体をすこし硬い目のゼリーのような硬さにしてくれているので大丈夫だ
「うふふ、ダーリン、お・は・よ」
そう言って俺の全身を愛撫してくる
彼女はもともとおとなしい性格だったのだが、魔物になってからは魔物らしい性格になった
俺もインキュバスになったが、変わらず彼女のことを愛している
「大好きよ、ダーリン、昨日の続き、しよっ」
俺は返事をする代わりに彼女の唇を奪い、コアへの愛撫を開始する
彼女も快楽に体をぷるぷる震わせながら全身から股間に集中して愛撫するように変更して対抗してくる
「あんっ……流石ダーリン、うまいね、でも私も負けてられないよっ」
彼女がマイサンを愛撫していた部分に体を移動させ、まるで対面座位で性行をしているかのようになる
体を密着させ、お互いの口を貪りあいながら腰をぶつけ合う
彼女は俺のモノを包み込み、水流のように不規則な動きで攻め立ててくる
俺も負けじと腰を突き上げ、コアを俺のモノを人間で言う子宮ノックのようにコンコンとぶつける
やがて同時に果てると一緒に意識も暗闇へ落ちていった
体に妙に浮遊感がある
あぁ、これは夢なんだなとぼんやりとした頭で理解する
下の方に視界を向けると
青いマントを着た男と紅いローブを着た女が見える
あれはおそらく昔の俺たちの姿だろう
なにやら手を繋いで楽しそうに談笑しながら歩いている
内容は聞こえないが
しばらくすると紅が青に抱きつき、キスを始めた
お互いに服を脱がしあい、色が混ざっていく……
ふたりはぐにゃりぐにゃりと形を変え、紫のどろどろしたものになった
また、意識が遠のいていく………
さっきとは違い、体の浮遊感は無い
変わりにひんやりとした感触が全身を包み込んでいるようだ
「あ、おきた？」
「おはよう、愛しているぞ」
「私も愛しているよっ」
そう言って彼女は俺に抱きついてくる
朝のあいさつはいつもこんな感じ
このまま、また交わるのも良いが少々腹が減った
「朝飯、採りに行くか」
「いいよー」
俺は彼女が右腕に抱きついてくる感触を楽しみながら住処にしている洞窟を後にした
ここは魔界だ
正確に言うと俺と彼女で作り上げた魔界だ
本来ならダークスライムの魔力ではスライムの中では一番高いとはいえ魔界を作り上げるには至らない
しかし、天才とも言われた魔法使いだった彼女と
かつては最強と謳われた勇者だった俺の良質な精によってそれを成しえることが出来た
最初は小さな規模であったが、段々と他の魔物が集まり、一つの国と同じぐらい巨大な魔界が完成した
「ダーリン、これとかおいしいよね」
そういって差し出してきたのは炎のように赤いメロンのような果実
魔界の土地でできた植物なのだからどれも媚薬のような効果はあるのだが、色々なものがある
「それも良いが俺としてはこっちの方が好きだな」
俺はそういって彼女に青いリンゴのような果実を手渡す
お互いに愛し合っているといえども、食の好みは違うものだ、今は大した問題にはなっていないが、時と場合によっては大喧嘩になる原因にもなる
「むぅー……じゃあこれとこれを口移しでミックスしちゃおうか」
最近は食に対する意見が食い違うとこうなる
大方、口移しで混ぜている途中で媚薬の効果が効いてきて俺たちも混ざり合うってことになるけど
まぁ食欲と性欲を同時に処理できるので問題ない
「ていうことでいただきまーす」
彼女が果実をほおばろうとしたのをみて俺もそれにならおうとしたそのとき
「出たな、凶悪な魔物め！！！」
「貴様らなんぞ勇者である私が成敗してくれる！！！」
「んぅっ……ちゅっちゅっ……やっぱりミックスしてもおいしいね」
「お前の体液も混ざっているから最高にうまいな」
「無視しないでよ！！！」
まったく、夫婦の仲を邪魔するなんて無粋なやつめ
妻もぶすっとした顔になっている
「夫婦の時間の邪魔をするとは何様のつもりだアンタは」
「勇者様のつもりだ、汚らわしい魔物め」
その勇者様も不機嫌な様子
周りに人が居ないことを考えるとどうやら一人のようだ
単身魔界に乗り込むとは無謀なやつだな
いや、教会のやつらからしたら「勇敢」なのかもしれない
しかし、最深部辺りであるここまで無傷（というか犯されてない）な様子をみると腕は立つらしい
人間だった頃の妻の様子を思い起こさせる紅い鎧、顔は整っており美人の部類に入るだろう
「貴様らなんぞ私のこの聖剣で……きゃっ」
とつぜんかわいらしい声を上げたと思ったらどうやら妻が彼女の体を拘束したらしい
「勇者だからって私達の時間を邪魔するなんてゆるさないよっ」
「逆にダーリンの性剣でメロメロにしてあげるよ」
液状の体をうまく使って鎧の隙間にうまく入りこんでいっている
なんだかエロいな
「まぁ普通に戦ったとしてもダーリンには勝てないだろうけど」
「くぅ……そんなわけ……あるか……」
ぬっちゅぬっちゅと鎧の中で愛撫されているのが音で分かる
「まぁ昔は『破魔の青龍』なんて呼ばれてて負け無しだったしな」
「私も『紅い天使』なんて呼ばれてたなぁ、なんだか懐かしいね」
あの頃は色んな意味で輝いていたな
魔法的な意味で
そんなかんじで懐かしんでいると件の勇者さんがなんだか驚いた表情で目を見開いている
「なっ……貴方たちってもしかしてあの、『バルト』と『メル』様なのですか！？」
そんな驚かれるほど俺らって有名だったのか？
少なくとも冒険を辞めて百年以上はたっているはずなんだが……
「そうだよ、今はこうしてダーリンとえっちの毎日だけどね」
「でも貴方たちは魔界化を防ぐために戦って死んだと伝えられていたはずなんですが……」
へぇ、あっちの都合の良いように解釈されてたんだな
本当はもっと情け無い理由で勇者を辞めるハメになったんだが
「本当にそうならかっこよかったんだけどなぁ……」
「実際は青姦しているときにダークスライムに襲われて私が魔物化しただけなんだけどね」
こんな情け無い勇者もほかにいないだろう
勇者としてはバッドエンドだが、男としてはハッピーエンドだと思うので、別にかまわないが
「……私は貴方たちに憧れて勇者になったのですが、まさか本物に出会えるとは思っていませんでした」
「『魔界で魔物に捕まった』となると私の負けです、私のことは好きにしてください」
なんか一気に従順になったなぁ
別に俺としては彼女にどうこうする気は無いんだがね
「じゃあさっそくいただきま〜す」
メルは乗り気なようだけど
「その前にあなたってなんて名前なの？これから一緒に過ごすのに名前を知らなかったら不便だよ」
「私の名前はマリー『元勇者』よ」
「ふふん、魔物になる気マンマンね」
ていうか一緒に過ごすってどういう意味だ
メルを魔物化したやつみたいにヤった後はどっかに行かせるのじゃないのか？
「私は……その……憧れていた人なので……別に構いませんよ」
「うふふ、こんなかわいい後輩を放っておくわけにもいかないよねっ、ダーリン」
まぁいいか
普通の人間の体に触れ合うのってどれぐらいぶりだろうか？
少なくともメルが魔物化してからは見たことすらない
それからずっと彼女と交わって暮らしていたって言うのもあるが、それ以前に彼女が意外に嫉妬深い性格でもあったからだ
今までなら他の魔物や人間の女性が近くに来た場合、無条件で触手の群れの中に放り込んでいた
魔物化する以前も、情報収集の為に街に住んでいる人（女性）に話し掛けているたびに無言で腕に爪を立ててきていたなぁ
そういえばそんな彼女がどうして今回に限ってこんなことをするのだろうか？
「なぁ？メル」
「なぁに、ダーリン？」
完全に液状になってマリーを全身愛撫していたメルが頭部だけ生成してこちらを向く
正直若干怖い
「何で今回に限って彼女を魔物化させるんだ？」
「んーっとね」
「ないしょ♪」
………
まぁ彼女なりに考えている事があるのだろう
「下準備は終わったから彼女も私の仲間になる前に人間の肌を楽しむといいよ〜」
そう言ってメルはマリー開放した
彼女の表情は既に快楽に染まっており、既に戦闘モードに入っている俺の股間に嬉しそうにしゃぶりついてきた
「じゃあ私はこっちにキスするね」
そう言ってメルも俺の口にしゃぶりついてきた
グールみたいなやつだ、このキス魔め、愛している
３Ｐとか初めて体験したが中々悪くないな
ちなみに現在はマリーが変化中なのでメルといちゃつきながら（性的な意味で無い）待機している
なんか体がうねうねしたり、ぼこぼこしたりしている
こういうのが好きな人もいるかも知れないが、俺は苦手だな
メルの時にかなりショックを受けたのでちょっとトラウマだ
そんなことを考えながら無言でメルと抱きしめあっていると、だんだんマリーの体が小さくなっているのが見える
体色も変化していき、大きな目や口のようなものも見えるかえるの卵が孵るシーンを逆再生しているみたいだ
やがて、変化が終わり、完全にスライムコアになった
ころんころん、と少し転がった後すさまじい勢いでメルと同じ紫色の液体が染み出てくる
そのうち液体が出てくるのが止まると、その液体は人の形をとりはじめた
「ふぁ……これが新しい……わたし……？」
「そうだよ〜、最初は色々戸惑う事とかもあるけど、慣れると便利だよ」
なんか、同じスライム種が並んでいるって珍しい光景だな
クイーンスライムを妻に持つ男なら珍しくないのかもしれないが、それ以外のやつにとっては珍しいと思う
「この体になったら性感帯も大分変わっちゃうし、なれてきたら自分でも好きなところに変えられるようになるからね☆」
「そう言いながら私の体中を触るのは止めて貰えませんか……ひぁん」
なんかまた百合百合しいことになっているな
「ここなんて特に凄いよ、人間のときでは考えられないぐらい気持ち良いんだから」
「そんなっ…ひぁぁぁぁぁぁぁん」
メルがマリーのコアを触った途端、今まで感じた事の無いような快楽が走ったせいでマリーの体がぶるぶると波打っている
メルも初めのうちはこんな感じだったなぁと思う
多少はマシにはなったようだが今でも凄く感じている
コアにぶっかけた時なんか量によっては十分ほど気絶してたりするしな
「あ・と・は、文字通り『全身』を使って男の人に愛撫することが出来るよ」
そう言いながら体の一部を俺の下半身に絡みつかせた
ひんやりしてて気持ちが良い
「まぁ、その体に慣れないうちは色々試してみるのも良いと思うよ」
「えっと……じゃあ私もバルト様にご奉仕してみますね」
んー、３Ｐしているときにもおもったけど様付けされるのもなぁ
さん付けのほうで呼んでほしい
「そのー……なんだ……様付けするのは止めてくれないか？」
「何故です？もっとも尊敬する人に様をつけるのは普通だと思いますけど」
「勇者の時にな、様をつけて呼んでくるやつはろくでもないやつばかりだったからな」
冒険を始めて最初に辿り着いた村では村長が様付けでよんできたが、そいつは裏で村人を奴隷商に売ってたようなやつだし、砂漠を一緒に横断した商人はメルを襲おうとしていたし、良い思い出が無い
「……旦那様と奥様と呼ぶことにしますね」
結局様は付いてるじゃねぇか
「奥様だって……///」
まぁいいや、メルは気に入ったみたいだし
「では旦那様、ご奉仕させていただきますね」
いつの間にか俺の足元に座り込んでいたマリーが俺のモノの咥えた
俺のモノを愛しそうにしごき、舐め、しゃぶってくる
メルとは違い、丁寧に、優しく奉仕している姿に更に俺のイチモツは硬くなっていく
「じゃあ私はこっちを奉仕してあげるね」
メルが俺の背中に抱きつきキスをしてくる
なんでわざわざ後ろから？と思ったが本来の目的は違ったらしい
尻になにやらひんやりとした感覚がある
まさか……
止めろ、と言おうと口を開いたが時既に遅し、何かが尻から入ってくる感触がする
そしてものすごい勢いで吸われる感触
入り口から腸の中身まで全部吸い取られるような錯覚までする
前立腺が刺激され、マリーによって愛撫されている俺のモノが更にガチガチに勃起する
「アン……やっぱりダーリンはこっちの方も気持ち良いわぁ」
こうやって掘られる（吸われる？）ことは何度も経験しているが、あまり好きではない
好きなやつには悪いが男としての尊厳がなぁ……
「私も……奥様には負けません……」
そういってマリーも責めを激しくする
亀頭の部分だけを包んで愛撫したり、尿道の中にまで入ってきたりしている
メルも負けじとピストンの動きを速くし、舌も激しく絡めあっている
時間が経つにつれ、二人の責めが激しくなっていき
「ぐっ」
やがて限界に達し、欲望を吐き出した
ちょうどマリーが口に含んでいたときだったので、全て彼女の体の中に染みこんでいく
「きゃっ……旦那様の……すっごく濃くって……とてもおいしいです」
「でしょー、私もコレにメロメロなのよ♪」
一回出してしまったとはいえ、俺はインキュバスなのでまだまだ元気だ
「ふふ、じゃあ次は私がもらうね〜」
「では、後ろは私が……」
そう言って二人が場所を交代しようとするが……
俺はどちらかと言うと責められるよりも責めるほうが好きだ、ということで……
俺は二人のコアをわし掴みにした
「「キャアァァァァァ」」
少し強い目に掴んだため、二人は思わず体を液状に戻してしまうが、すぐに元に戻った
「こっからは俺のターンだ」
ダークスライムに言う事を聞かせたかったらこうすればいい
二人には悪いが少々荒っぽい事をさせてもらう
「ホラ、二人とも尻をこっちに向けろ」
そう言いながらまた、軽くコアを撫でる
「ぁん……わかっらよぅ……だーりん……」
「ふぁい……わかりまひたぁ……だんにゃしゃまぁ……」
ゆっくりと体の向きを変える
二人が並んでこちらにお尻をむけ、左右に誘うように振り出した
手は人間で当たるところの秘部に添えられており、顔もだらしないものになっている
「だぁーりん……私にちょうだぁい……」
「旦那様……私にご慈悲をください……」
なかなか良い光景だな
どうしてやろうか……
とりあえずメルに突っ込む
ぬりゅぬりゅと彼女の体が絡みついてきて気持ち良い
が、俺は動かない
「だぁーりん……うごいてよぉ〜」
そう言って彼女は更に絡みつかせるが、それでも動かない
「俺の精が欲しかったら自分で動いてくれるか？」
「むぅ〜……いいもん、なら私の好きなようにするから」
そう言って彼女は体位を変え始める
液状になっているところも全てが俺の体に纏わりつき地上から離れる
足はしっかりと俺の腰を捕らえ、手も背中に回される
確か駅弁スタイルだったかな？そんな体位になった
彼女はその状態でも激しく腰を動かし始める
接合部からはぬちゅぬちゅと卑猥な音が響き始める
「んーっちゅ」
口の部分ははしっかりと俺の口に吸い付き、舌を貪っている
いつまで経っても何年経っても彼女との交わりは飽きがこない
それどころか抱くたびに彼女への愛しさがましていくばかりである
俺はだらりとぶら下げていた手で思わず彼女を抱きしめ、彼女の中に注ぎ込んだ
「んんーー………えへへぇ…ダーリンにぎゅってされるのだいすきぃ……」
彼女はそれだけを言い終えると俺の体から離れ、俺の吐き出した精を味わうかのようにじっくりと分解しはじめた
「旦那様、私もまた旦那様の精が欲しいです」
彼女は逆に激しくしてやろう
「じゃあちょっとコアを下腹部の方に、大体子宮と同じあたりに動かしてくれるか？」
「えっと……こうですか？」
彼女のコアがゆっくりと動き、俺の言っているところ辺りまで移動した
「じゃあ、挿れてやるよ」
そう言って俺は根元まで一気に挿入した
ちょうど根元まで入ったとき、先端に何かがぶつかる感触がする
よし、これでいい
「ふぁあ……にゃにこれぇ……」
俺は後背位から無言でピストンを始める
ちょうど奥まで入れたときにコアが当たるように調整したため、彼女にはものすごい快楽が走っていることだろう
「はぁん……ひぁん……ふぁん……」
俺が一突きするたびに彼女の口からは喘ぎ声が漏れている
その顔は緩みきっており、人間だった頃は勇者、というよりも娼婦、と言われたほうがしっくりくるほどだ
しかし、俺もとても気持ちが良いわけで結構すぐに射精してしまった
最奥で出したため、コアが精液に包まれてしまった
「ふっ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ」
マリーがものすごい絶叫をあげ、倒れる
少々やりすぎたか？
メルとやるときはコレぐらい当たり前だが、魔物化してすぐのマリーにはつらかったのかもしれない
「うふふぅ……マリーちゃんが倒れちゃったし、次はわたし〜」
今度はメルが扇情的に股を開き、俺を誘っている
下半身もまだまだ元気だしヤれるだろう
時間も永遠にあるしな
毎日のことなので別に気持ち悪がったりはしない
最初の頃はなんだか変な感じだったが、今となってはむしろ心地よい
そのまま二度寝してしまいそうなくらいである
「ちょっと、ダーリンちゃんとおきてよぉ！！！」
愛しい妻が体を揺すって起こしてくる
仕方が無いので、その手をこちらに引っ張ってその体を抱きしめながら起床する
妻はダークスライムなので本来なら抱きしめるなどと言う事は出来ないのだろうが、ちゃんと体をすこし硬い目のゼリーのような硬さにしてくれているので大丈夫だ
「うふふ、ダーリン、お・は・よ」
そう言って俺の全身を愛撫してくる
彼女はもともとおとなしい性格だったのだが、魔物になってからは魔物らしい性格になった
俺もインキュバスになったが、変わらず彼女のことを愛している
「大好きよ、ダーリン、昨日の続き、しよっ」
俺は返事をする代わりに彼女の唇を奪い、コアへの愛撫を開始する
彼女も快楽に体をぷるぷる震わせながら全身から股間に集中して愛撫するように変更して対抗してくる
「あんっ……流石ダーリン、うまいね、でも私も負けてられないよっ」
彼女がマイサンを愛撫していた部分に体を移動させ、まるで対面座位で性行をしているかのようになる
体を密着させ、お互いの口を貪りあいながら腰をぶつけ合う
彼女は俺のモノを包み込み、水流のように不規則な動きで攻め立ててくる
俺も負けじと腰を突き上げ、コアを俺のモノを人間で言う子宮ノックのようにコンコンとぶつける
やがて同時に果てると一緒に意識も暗闇へ落ちていった
体に妙に浮遊感がある
あぁ、これは夢なんだなとぼんやりとした頭で理解する
下の方に視界を向けると
青いマントを着た男と紅いローブを着た女が見える
あれはおそらく昔の俺たちの姿だろう
なにやら手を繋いで楽しそうに談笑しながら歩いている
内容は聞こえないが
しばらくすると紅が青に抱きつき、キスを始めた
お互いに服を脱がしあい、色が混ざっていく……
ふたりはぐにゃりぐにゃりと形を変え、紫のどろどろしたものになった
また、意識が遠のいていく………
さっきとは違い、体の浮遊感は無い
変わりにひんやりとした感触が全身を包み込んでいるようだ
「あ、おきた？」
「おはよう、愛しているぞ」
「私も愛しているよっ」
そう言って彼女は俺に抱きついてくる
朝のあいさつはいつもこんな感じ
このまま、また交わるのも良いが少々腹が減った
「朝飯、採りに行くか」
「いいよー」
俺は彼女が右腕に抱きついてくる感触を楽しみながら住処にしている洞窟を後にした
ここは魔界だ
正確に言うと俺と彼女で作り上げた魔界だ
本来ならダークスライムの魔力ではスライムの中では一番高いとはいえ魔界を作り上げるには至らない
しかし、天才とも言われた魔法使いだった彼女と
かつては最強と謳われた勇者だった俺の良質な精によってそれを成しえることが出来た
最初は小さな規模であったが、段々と他の魔物が集まり、一つの国と同じぐらい巨大な魔界が完成した
「ダーリン、これとかおいしいよね」
そういって差し出してきたのは炎のように赤いメロンのような果実
魔界の土地でできた植物なのだからどれも媚薬のような効果はあるのだが、色々なものがある
「それも良いが俺としてはこっちの方が好きだな」
俺はそういって彼女に青いリンゴのような果実を手渡す
お互いに愛し合っているといえども、食の好みは違うものだ、今は大した問題にはなっていないが、時と場合によっては大喧嘩になる原因にもなる
「むぅー……じゃあこれとこれを口移しでミックスしちゃおうか」
最近は食に対する意見が食い違うとこうなる
大方、口移しで混ぜている途中で媚薬の効果が効いてきて俺たちも混ざり合うってことになるけど
まぁ食欲と性欲を同時に処理できるので問題ない
「ていうことでいただきまーす」
彼女が果実をほおばろうとしたのをみて俺もそれにならおうとしたそのとき
「出たな、凶悪な魔物め！！！」
「貴様らなんぞ勇者である私が成敗してくれる！！！」
「んぅっ……ちゅっちゅっ……やっぱりミックスしてもおいしいね」
「お前の体液も混ざっているから最高にうまいな」
「無視しないでよ！！！」
まったく、夫婦の仲を邪魔するなんて無粋なやつめ
妻もぶすっとした顔になっている
「夫婦の時間の邪魔をするとは何様のつもりだアンタは」
「勇者様のつもりだ、汚らわしい魔物め」
その勇者様も不機嫌な様子
周りに人が居ないことを考えるとどうやら一人のようだ
単身魔界に乗り込むとは無謀なやつだな
いや、教会のやつらからしたら「勇敢」なのかもしれない
しかし、最深部辺りであるここまで無傷（というか犯されてない）な様子をみると腕は立つらしい
人間だった頃の妻の様子を思い起こさせる紅い鎧、顔は整っており美人の部類に入るだろう
「貴様らなんぞ私のこの聖剣で……きゃっ」
とつぜんかわいらしい声を上げたと思ったらどうやら妻が彼女の体を拘束したらしい
「勇者だからって私達の時間を邪魔するなんてゆるさないよっ」
「逆にダーリンの性剣でメロメロにしてあげるよ」
液状の体をうまく使って鎧の隙間にうまく入りこんでいっている
なんだかエロいな
「まぁ普通に戦ったとしてもダーリンには勝てないだろうけど」
「くぅ……そんなわけ……あるか……」
ぬっちゅぬっちゅと鎧の中で愛撫されているのが音で分かる
「まぁ昔は『破魔の青龍』なんて呼ばれてて負け無しだったしな」
「私も『紅い天使』なんて呼ばれてたなぁ、なんだか懐かしいね」
あの頃は色んな意味で輝いていたな
魔法的な意味で
そんなかんじで懐かしんでいると件の勇者さんがなんだか驚いた表情で目を見開いている
「なっ……貴方たちってもしかしてあの、『バルト』と『メル』様なのですか！？」
そんな驚かれるほど俺らって有名だったのか？
少なくとも冒険を辞めて百年以上はたっているはずなんだが……
「そうだよ、今はこうしてダーリンとえっちの毎日だけどね」
「でも貴方たちは魔界化を防ぐために戦って死んだと伝えられていたはずなんですが……」
へぇ、あっちの都合の良いように解釈されてたんだな
本当はもっと情け無い理由で勇者を辞めるハメになったんだが
「本当にそうならかっこよかったんだけどなぁ……」
「実際は青姦しているときにダークスライムに襲われて私が魔物化しただけなんだけどね」
こんな情け無い勇者もほかにいないだろう
勇者としてはバッドエンドだが、男としてはハッピーエンドだと思うので、別にかまわないが
「……私は貴方たちに憧れて勇者になったのですが、まさか本物に出会えるとは思っていませんでした」
「『魔界で魔物に捕まった』となると私の負けです、私のことは好きにしてください」
なんか一気に従順になったなぁ
別に俺としては彼女にどうこうする気は無いんだがね
「じゃあさっそくいただきま〜す」
メルは乗り気なようだけど
「その前にあなたってなんて名前なの？これから一緒に過ごすのに名前を知らなかったら不便だよ」
「私の名前はマリー『元勇者』よ」
「ふふん、魔物になる気マンマンね」
ていうか一緒に過ごすってどういう意味だ
メルを魔物化したやつみたいにヤった後はどっかに行かせるのじゃないのか？
「私は……その……憧れていた人なので……別に構いませんよ」
「うふふ、こんなかわいい後輩を放っておくわけにもいかないよねっ、ダーリン」
まぁいいか
普通の人間の体に触れ合うのってどれぐらいぶりだろうか？
少なくともメルが魔物化してからは見たことすらない
それからずっと彼女と交わって暮らしていたって言うのもあるが、それ以前に彼女が意外に嫉妬深い性格でもあったからだ
今までなら他の魔物や人間の女性が近くに来た場合、無条件で触手の群れの中に放り込んでいた
魔物化する以前も、情報収集の為に街に住んでいる人（女性）に話し掛けているたびに無言で腕に爪を立ててきていたなぁ
そういえばそんな彼女がどうして今回に限ってこんなことをするのだろうか？
「なぁ？メル」
「なぁに、ダーリン？」
完全に液状になってマリーを全身愛撫していたメルが頭部だけ生成してこちらを向く
正直若干怖い
「何で今回に限って彼女を魔物化させるんだ？」
「んーっとね」
「ないしょ♪」
………
まぁ彼女なりに考えている事があるのだろう
「下準備は終わったから彼女も私の仲間になる前に人間の肌を楽しむといいよ〜」
そう言ってメルはマリー開放した
彼女の表情は既に快楽に染まっており、既に戦闘モードに入っている俺の股間に嬉しそうにしゃぶりついてきた
「じゃあ私はこっちにキスするね」
そう言ってメルも俺の口にしゃぶりついてきた
グールみたいなやつだ、このキス魔め、愛している
３Ｐとか初めて体験したが中々悪くないな
ちなみに現在はマリーが変化中なのでメルといちゃつきながら（性的な意味で無い）待機している
なんか体がうねうねしたり、ぼこぼこしたりしている
こういうのが好きな人もいるかも知れないが、俺は苦手だな
メルの時にかなりショックを受けたのでちょっとトラウマだ
そんなことを考えながら無言でメルと抱きしめあっていると、だんだんマリーの体が小さくなっているのが見える
体色も変化していき、大きな目や口のようなものも見える
やがて、変化が終わり、完全にスライムコアになった
ころんころん、と少し転がった後すさまじい勢いでメルと同じ紫色の液体が染み出てくる
そのうち液体が出てくるのが止まると、その液体は人の形をとりはじめた
「ふぁ……これが新しい……わたし……？」
「そうだよ〜、最初は色々戸惑う事とかもあるけど、慣れると便利だよ」
なんか、同じスライム種が並んでいるって珍しい光景だな
クイーンスライムを妻に持つ男なら珍しくないのかもしれないが、それ以外のやつにとっては珍しいと思う
「この体になったら性感帯も大分変わっちゃうし、なれてきたら自分でも好きなところに変えられるようになるからね☆」
「そう言いながら私の体中を触るのは止めて貰えませんか……ひぁん」
なんかまた百合百合しいことになっているな
「ここなんて特に凄いよ、人間のときでは考えられないぐらい気持ち良いんだから」
「そんなっ…ひぁぁぁぁぁぁぁん」
メルがマリーのコアを触った途端、今まで感じた事の無いような快楽が走ったせいでマリーの体がぶるぶると波打っている
メルも初めのうちはこんな感じだったなぁと思う
多少はマシにはなったようだが今でも凄く感じている
コアにぶっかけた時なんか量によっては十分ほど気絶してたりするしな
「あ・と・は、文字通り『全身』を使って男の人に愛撫することが出来るよ」
そう言いながら体の一部を俺の下半身に絡みつかせた
ひんやりしてて気持ちが良い
「まぁ、その体に慣れないうちは色々試してみるのも良いと思うよ」
「えっと……じゃあ私もバルト様にご奉仕してみますね」
んー、３Ｐしているときにもおもったけど様付けされるのもなぁ
さん付けのほうで呼んでほしい
「そのー……なんだ……様付けするのは止めてくれないか？」
「何故です？もっとも尊敬する人に様をつけるのは普通だと思いますけど」
「勇者の時にな、様をつけて呼んでくるやつはろくでもないやつばかりだったからな」
冒険を始めて最初に辿り着いた村では村長が様付けでよんできたが、そいつは裏で村人を奴隷商に売ってたようなやつだし、砂漠を一緒に横断した商人はメルを襲おうとしていたし、良い思い出が無い
「……旦那様と奥様と呼ぶことにしますね」
結局様は付いてるじゃねぇか
「奥様だって……///」
まぁいいや、メルは気に入ったみたいだし
「では旦那様、ご奉仕させていただきますね」
いつの間にか俺の足元に座り込んでいたマリーが俺のモノの咥えた
俺のモノを愛しそうにしごき、舐め、しゃぶってくる
メルとは違い、丁寧に、優しく奉仕している姿に更に俺のイチモツは硬くなっていく
「じゃあ私はこっちを奉仕してあげるね」
メルが俺の背中に抱きつきキスをしてくる
なんでわざわざ後ろから？と思ったが本来の目的は違ったらしい
尻になにやらひんやりとした感覚がある
まさか……
止めろ、と言おうと口を開いたが時既に遅し、何かが尻から入ってくる感触がする
そしてものすごい勢いで吸われる感触
入り口から腸の中身まで全部吸い取られるような錯覚までする
前立腺が刺激され、マリーによって愛撫されている俺のモノが更にガチガチに勃起する
「アン……やっぱりダーリンはこっちの方も気持ち良いわぁ」
こうやって掘られる（吸われる？）ことは何度も経験しているが、あまり好きではない
好きなやつには悪いが男としての尊厳がなぁ……
「私も……奥様には負けません……」
そういってマリーも責めを激しくする
亀頭の部分だけを包んで愛撫したり、尿道の中にまで入ってきたりしている
メルも負けじとピストンの動きを速くし、舌も激しく絡めあっている
時間が経つにつれ、二人の責めが激しくなっていき
「ぐっ」
やがて限界に達し、欲望を吐き出した
ちょうどマリーが口に含んでいたときだったので、全て彼女の体の中に染みこんでいく
「きゃっ……旦那様の……すっごく濃くって……とてもおいしいです」
「でしょー、私もコレにメロメロなのよ♪」
一回出してしまったとはいえ、俺はインキュバスなのでまだまだ元気だ
「ふふ、じゃあ次は私がもらうね〜」
「では、後ろは私が……」
そう言って二人が場所を交代しようとするが……
俺はどちらかと言うと責められるよりも責めるほうが好きだ、ということで……
俺は二人のコアをわし掴みにした
「「キャアァァァァァ」」
少し強い目に掴んだため、二人は思わず体を液状に戻してしまうが、すぐに元に戻った
「こっからは俺のターンだ」
ダークスライムに言う事を聞かせたかったらこうすればいい
二人には悪いが少々荒っぽい事をさせてもらう
「ホラ、二人とも尻をこっちに向けろ」
そう言いながらまた、軽くコアを撫でる
「ぁん……わかっらよぅ……だーりん……」
「ふぁい……わかりまひたぁ……だんにゃしゃまぁ……」
ゆっくりと体の向きを変える
二人が並んでこちらにお尻をむけ、左右に誘うように振り出した
手は人間で当たるところの秘部に添えられており、顔もだらしないものになっている
「だぁーりん……私にちょうだぁい……」
「旦那様……私にご慈悲をください……」
なかなか良い光景だな
どうしてやろうか……
とりあえずメルに突っ込む
ぬりゅぬりゅと彼女の体が絡みついてきて気持ち良い
が、俺は動かない
「だぁーりん……うごいてよぉ〜」
そう言って彼女は更に絡みつかせるが、それでも動かない
「俺の精が欲しかったら自分で動いてくれるか？」
「むぅ〜……いいもん、なら私の好きなようにするから」
そう言って彼女は体位を変え始める
液状になっているところも全てが俺の体に纏わりつき地上から離れる
足はしっかりと俺の腰を捕らえ、手も背中に回される
確か駅弁スタイルだったかな？そんな体位になった
彼女はその状態でも激しく腰を動かし始める
接合部からはぬちゅぬちゅと卑猥な音が響き始める
「んーっちゅ」
口の部分ははしっかりと俺の口に吸い付き、舌を貪っている
いつまで経っても何年経っても彼女との交わりは飽きがこない
それどころか抱くたびに彼女への愛しさがましていくばかりである
俺はだらりとぶら下げていた手で思わず彼女を抱きしめ、彼女の中に注ぎ込んだ
「んんーー………えへへぇ…ダーリンにぎゅってされるのだいすきぃ……」
彼女はそれだけを言い終えると俺の体から離れ、俺の吐き出した精を味わうかのようにじっくりと分解しはじめた
「旦那様、私もまた旦那様の精が欲しいです」
彼女は逆に激しくしてやろう
「じゃあちょっとコアを下腹部の方に、大体子宮と同じあたりに動かしてくれるか？」
「えっと……こうですか？」
彼女のコアがゆっくりと動き、俺の言っているところ辺りまで移動した
「じゃあ、挿れてやるよ」
そう言って俺は根元まで一気に挿入した
ちょうど根元まで入ったとき、先端に何かがぶつかる感触がする
よし、これでいい
「ふぁあ……にゃにこれぇ……」
俺は後背位から無言でピストンを始める
ちょうど奥まで入れたときにコアが当たるように調整したため、彼女にはものすごい快楽が走っていることだろう
「はぁん……ひぁん……ふぁん……」
俺が一突きするたびに彼女の口からは喘ぎ声が漏れている
その顔は緩みきっており、人間だった頃は勇者、というよりも娼婦、と言われたほうがしっくりくるほどだ
しかし、俺もとても気持ちが良いわけで結構すぐに射精してしまった
最奥で出したため、コアが精液に包まれてしまった
「ふっ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ」
マリーがものすごい絶叫をあげ、倒れる
少々やりすぎたか？
メルとやるときはコレぐらい当たり前だが、魔物化してすぐのマリーにはつらかったのかもしれない
「うふふぅ……マリーちゃんが倒れちゃったし、次はわたし〜」
今度はメルが扇情的に股を開き、俺を誘っている
下半身もまだまだ元気だしヤれるだろう
時間も永遠にあるしな
11/04/05 22:46更新 / 錆鐚鎌足