読切小説
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姉はバフォメット
気持ちの良い目覚めというのはある意味このことかもしれない
ガッツリと睡眠時間を取ってタイミングよく目覚めたわけでも、昨日疲れてぐっすり寝たわけでもない
今、僕の視界に居る姉が原因だ

 「んふふぅ♥やはり愛しき弟の朝の一発は格段に美味いの♥」

姉は僕のパジャマのズボンを脱がし、朝勃ちしていた僕の男性器を口の中に咥え込んでいる
そう、『射精して目が覚める』ことだ
前述のこととは違う意味ではあるけれど、これも気持ちの良い目覚めだろう

 「………はぁ、姉さん、起こしてとは言ったけど、それと一緒に僕のベッドに潜りこまないでって言ったよね」


 「ふふふぅ、一番上の姉上と兄上が実家にいたころは朝からもっと激しくしていたぞ♥」


 「………それは二人が夫婦だからだよね」

僕達には二人の姉と兄がいるが、長男と長女は兄妹の仲を超えて夫婦になっている
それは今の社会では問題ないし、割と見かけるのでおかしくはない

 「ならばわしらも夫婦になるか?大好きなおぬしの為ならばなんだってしてやるぞ♥」


 「とりあえず普通に起こしに来てほしいよ………」

もう一度溜息を吐いてから僕はベッドから起き上がった









僕は既に成人していて、実家ではなく独り立ちもしている
ただ引っ越しして一週間後に姉が押しかけてきたけれどもね
仕事としてはとあるゲーム会社のお抱えの絵師をやらせてもらっている
今の会社に入るまではフリーの絵師をやっていたけど、名前が売れてくるまでは中々ひもじい生活をしていた
まぁ僕がインキュバスで姉がバフォメットだから仕方なく姉と交わっていたので飢えるようなことはなかったけれどね
姉はある意味押しかけ妻のようなもので、家事全般をやってくれているので基本的に僕は絵を書いているだけで生活ができる









むー………
一通りの家事が終わって退屈なのじゃぁ
愛しき弟も仕事用の絵を描くために部屋にこもっておるし………
………うむ!
こういう時は弟の仕事姿を見るに限るの
そうと決まればさっそくあやつの部屋に乗り込めーなのじゃ
わしが木製のドアを開けると、あやつはパソコンの前の椅子に座って黙々とペンタブとキーボードを操っている
普段、わしに文句ばかり言っておる気の弱い弟とは違う、一人の絵師としての姿
こういう弟の姿もわしは大好きじゃ
だからその後ろ姿に見惚れてしまう
しかし、ちょっとしたイタズラ心も沸いてきた
5分ほどその姿を堪能した後、あやつにばれぬように転移呪文を詠唱する
転移先はあやつの足元、机の下である
気持ちの良いとは言えない感覚がわしの肌にまとわりつき、転移を開始する
そしてすぐ後に周りが暗くなり、弟の両足が視界に現れる
こやつがエロイ絵を描くときはしっかりと情景を妄想しながら描くので、股間が膨らんでいる
ぬっふっふっ………気持ち良くしてやろうぞ♥
わしはこやつのズボンのチャックを慣れた手つきで下ろし、勃起したモノを露出させる
濃厚なオスの匂いがわしの目の前に広がり、思わずウットリしてしまう
弟殿は女っぽい顔をしてる代わりにここはオスとして立派である

 「姉さん……流石に仕事は邪魔しないでよ……」


 「邪魔をするつもりはないぞ、ただちょっと気持ち良くしてやるだけじゃからおぬしがそのまま描きつづければいいだけの話じゃ」

弟殿はわしの言葉にムキになったのか作業を再開したようじゃ
ふっふっふ、さぁわしの性技に耐えられるかの
わしはこやつのモノの先頭を舌で軽く舐めてやる
そうするとすぐに我慢汁が溢れてくる

 「くっ」

ふふふ、可愛い声も漏れておるのぉ
わしは次に口いっぱいにそれを頬張り、頭ごとグラインドさせてしゃぶる
口の中どころか喉まで大好きなオスの匂いに満たされ、思わずうっとりとしてしまうのじゃ♥
じゅぷっじゅぷっと音を立てて味わっていると、弟殿は直ぐに果ててしまった
ビクンビクンと口内でソレが跳ね、他の何よりも美味な白濁液が放たれる
股間が濡れてくるほどに美味なそれが大量に溢れ出て、わしの口内を埋め尽くす
はふぅ………とっても濃くておいしいのが、出てるのじゃぁ………♥
1分程度射精が続き、幸福感に満たされる

 「………」

肝心な弟殿は射精が終わるとキーボードやペンタブを使う速度が一気に早くなった
賢者タイムというやつかの?
ふふん、気持ち良くさせてあげるどころか仕事の処理速度まで上げてあげれるのじゃからわしはいい姉じゃの♪









夕食の時間でも油断してはならないことを僕はすっかり忘れていた
シチューに混ざっていたタケリタケを食べてしまった瞬間にそう思った
姉はいつものように悪い笑みを浮かべているが、僕が堪えている間にてきぱきと食事を済ませ、後片付けをして僕との交わりを望んでいる
段々と股間が激しく盛り上がり、姉を犯すことしか考えられなくなる
片づけを終えた姉はテーブルに寝そべり、服を着たままだが誘うように僕の方に向かって足を広げてきた
その瞬間、僕の理性が途切れる音がした
こんな物を食べさせて、こんな風に誘ってくる姉が悪いんだ
普段から脳内ピンク色の姉が悪いんだ
悪い姉には罰を与えてやらなければならない
僕は姉の来ている服を無理やり剥がし、僕も服を脱ぎ去る
姉の秘所は期待のせいか既に濡れており、ほのかな膨らみの先端部分も自己主張をしている

 「おぬしの……すごいことになっておるの♥」

姉の言葉の通りに僕のモノはタケリタケのせいで普段よりも大きく、太く勃起している
僕は何も言わず、荒い息を吐きながら彼女の唇を奪う

 「んちゅっ…じゅる……ちゅ♥」

そしてそのまま彼女の腰を掴み、なんの遠慮もなしに彼女の膣内に自分の男根を押し込む
いつものように彼女の膣は僕のモノをキュウキュウと締め付けながら迎え入れてくれる
だけど、いつもより大きい僕の男根はただでさえ窮屈な彼女の膣内には大きすぎ、いつも以上に締め付けられているような感覚に陥る
だがそれに構わず獣のように腰を振る
彼女は僕に舌を絡めたまま体でも僕にしがみ付いているものの、彼女の性器は僕から精を搾り取るために蠢いている

 「んぅ……んっ……ひぅ♪」

彼女は悪い姉だ、僕は自分で一番胸を張れる絵描きの仕事が安定してから彼女を実家に迎えに行こうと思っていたのに彼女が先に僕の家に来てしまった
僕だって彼女に会えなくてさびしかったけど、我慢していこうと思ったのに
彼女の為を思って、自分の好きな姉の為に仕事を頑張ろうと思ったのに
そんな僕を邪魔するように彼女は僕を誘惑してくるんだ
だから彼女は悪い姉だ

 「もっとじゃ♥もっと突いてほしいのじゃぁ♥」

そんな想いを胸に秘めながら僕は欲望のままに彼女に腰を突き入れる
僕の乱暴な腰使いに喘いでいる姉が好きなんだ
頭の中はそんな感じのことばかりでいっぱいになる

 「ふぁ♥でてるのじゃ♥おぬしの濃いのが出てるのじゃぁ♥」

射精をしながらも彼女へのオシオキは続ける
僕だってたった1度の射精では全然収まらない
姉が懲りるまでオシオキしてやるのだ
ピチピチに詰まった彼女の膣穴に僕の精液を流し込んでやるんだ









今日はなんだか妙に姉の機嫌がいい
こういう時はなんかを企んでいる場合が大半だ
僕はPCの前に座って作業をしつつも警戒をしておく
………警戒したところでいたずらと魔術が得意な姉に対しては何の意味もなさないのだが

 「のう」

と思っていたら姉の方が話しかけてきた
上機嫌なまま、発情している様子はない、ならばどんないたずらを仕掛けてくるのだろうか?

 「何?」

念のため股間への注意を十分に払って返事をする
気が付くとしゃぶられたりもするからだ
せめて仕事の邪魔はしないでほしい

 「おぬしの子供できちゃったのじゃ♥」

驚き半分、疑惑半分で姉の方に向き直ると自分の下腹部を愛しそうに撫でる姉が居た

 「本当に?僕の子供?」

姉はむすっとした顔をしつつも抱きついてきた
………股間に顔を埋めつつも

 「わしはおぬし以外と交わったことはないから当然おぬしの子じゃ、それに昨日に病院に行ってきて診断書ももらってきておるしな」

僕は溜息を吐きつつも彼女の頭を撫でる
予想はしていたが腹をくくる時が来たのだ

 「あー、不甲斐無い弟だけどこれからもよろしくね?」


 「何故そこで疑問形になる、まぁよい、よろしくたのむぞ『旦那様』」

そういって姉は僕のジッパーを降ろして性器を露出させる
要素が増えただけで結局いつもと変わらない

 「さっそく愛しい子供の為に栄養をつけねばならんな♥」


 「……僕は仕事を続けるからお好きなように」

まぁこれからもがんばろう
13/03/20 23:10更新 / 錆鐚鎌足

■作者メッセージ
投稿はしてませんでしたが前に連載物として少し書いてエターになっていた作品を読み切り用に手直ししたものになっています

バフォ「姉ロリは良きものじゃ、それをエタらせるとはもったいないの」

サキュ「どうせ別のSSに浮気したりゲームとかしてたら内容が浮かばなくなったのでしょうね、いつものことですし」

返す言葉もございません………

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