魔術師の手記
旅立ち前日
少し前、田舎の村の宿屋の息子である僕が魔術師として、農家の娘である幼馴染が勇者として首都に招待された
僕は趣味の一環として魔術の勉強をしていたのだけれど、お客として来ていた国の宮廷魔術師の人の言葉を借りると潜在魔力が勇者様のように高いらしく、それで呼ばれることになったらしい
そしてその魔術師の人は国から派遣された勇者選別隊の一員で、たまたま遊びに来ていた幼馴染が勇者の素質があることを見抜き、彼女も共に行くことになった
僕一人だったら断ったかもしれないが、彼女もいっしょなので行くことにする
3日目
慣れない野宿に二人で苦戦しつつもようやく首都にたどり着いた
国王陛下への謁見の後、例の宮廷魔術師の人から説明を聞いた、魔物に対して中立であるこの国にとって勇者とはいわば国のマスコットのようなものらしい
国内を放浪して問題のある魔物を更生させたり、通りがかった村や街で困っている人を助けたりすることが仕事で、もちろん国からの援助金がもらえる
何かを倒すためだったり、何かを探してきたりするのではないので幾分か気が楽だね
とりあえず今日は疲れたので一日ゆっくり休み、明日仲間を募集したあと出立することになった
4日目
国認定の酒場で仲間を募集してみるとすぐに武者修行中だという戦士(女)が仲間になってくれた
なかなか豪快なのに礼儀正しい人で一緒にいるだけでも楽しめる人柄だ
歓迎会の代わりに軽く飲みながら「あと一人ぐらい欲しい」みたいな内容で談笑していると、すごい実力がありそうなオーラを漂わせている女の人が話しかけてきた
やはり只者じゃないらしく、世界を旅している賢者様(女)だった
彼女も仲間になってくれるようだが、妙に女性率が高い、そして平均的に胸もでかい
幼馴染も村では大きい方だったが、他の二人はもっと大きかった
賢者様≧戦士さん>幼馴染ぐらい
熟練者二人と新参者二人、バランスが良いのか悪いのかわからないパーティーだけど楽しく行こうと思う
5日目
テントはかさばるからと、自分と幼馴染が持ってきた分を売り払ったのはマズかった
自分は外で寝袋を敷いて寝るといったのだが、魔物にさらわれる可能性があるという理由で賢者様の用意したテントで夜を過ごした
幼馴染と一緒のテントに入るのかと思ったが、戦士さんの寝相がものすごく悪いらしく同じく寝相の悪い幼馴染が彼女のテントに入ることになったため、こういうことになった
賢者様の寝相は悪くなかったのだが、夜中にふと目が覚めると僕の顔を胸元に埋めて眠っていたのでものすごく恥ずかしい+もんもんした気分で夜を過ごすことになってしまった
6日目
今日は滝壺の近くにテントを張ったので水浴びをすることができた、周辺には魔物が住んでいないようなので連れて行かれる危険性も低かったし
問題としては、幼馴染の特訓に付き合っていたはずの戦士さんが水浴びの最中に乱入してきたことだろうか
幼馴染が早々にバテたから水浴びに来たそうだけど、貴女が気にしなくてもこっちはそうでもないので時間をずらして来てほしかった
貴女の引き締まった体は賢者様とは違う魅力がありますので
7日目
故郷よりも少し大きいぐらいの村に到着した
どうやらここは親魔物派らしく、魔物の夫婦や、小さな男の子と魔物の女の子が遊んでいる姿も見受けられた
男性が足りないこと以外の困ったことが無いそうなので、まったりと一日を過ごした
幼馴染と故郷のことを思い出しつつもちょっとした丘の上で話し合ってると、村人に恋人同士と勘違いされた
まぁ僕も幼馴染のことは好きだし、あのまま同年代の少ない故郷で過ごしていたならそのうち幼馴染と結婚していただろうし、あながち間違っていないかもしれない
8日目
村を発ってしばらくした後、ダンジョンらしき洞窟を発見
村の人たちが言っていた名前だと深き洞穴らしい
名前の通り結構深いダンジョンで踏破するには数日もかかるらしい
大体は途中で魔物に拉致されるか、魔物化してしまうそうだけど
ここに突入するので今日からしばらく日記が描けないかもしれない
12日目
数多の誘惑とトラップをくぐり抜け、誰一人と欠けることなくダンジョンをクリアすることができた
余程運がよかったのと、賢者様がたくさんの魔物を退けてくれたおかげだろう
ダンジョンの最奥には宝箱があり、ミミックでないことを確認してから開けると、中には一振りの長剣が入っていた
剣を使っているのは幼馴染と戦士さんなので、どちらかのものにしようという話になり、レイピアを使っている幼馴染にとっては普通の長剣は重過ぎる、ということで戦士さんが持つことになった
僕は自前の杖を振り回したりすることがないのでよく分からないが、戦士さん曰くかなり使いやすいものらしい
苦労して手に入れた甲斐があったのならばそれで満足だと思う
…………賢者さんが横目にその剣をチラチラ見ながらニヤニヤしていたのは気のせいだと思いたい
15日目
深き洞穴で僕と幼馴染の戦闘力不足が結構やばいレベルであることが発覚したため、この間の親魔物の村にてしばらく特訓していた
僕は賢者様に、幼馴染は戦士さんに協力してもらい、強力な魔物以外は撃退できるレベルにまで強くなることができた
訓練に関しては賢者様の教え方が良かったこともあったため逃げ出したくなるほどつらくはなかっがどちらかというと賢者様がやたらとスキンシップを取ってくるため恥ずかしい思いをすることが多かった
明日から旅を再開する………また賢者様と一緒のテントで寝る日々が始まると思うと今日のうちに睡眠をとっておこうと思う
16日目
夜、ふと目が覚めると隣に賢者様が居なかった
お花を摘みに行ったのかと思い、しばらく待っていても帰ってこないので彼女のことなので大丈夫だとは思うがもしもと思い心配になったので探しに出ることにした
辺りを探すと、川の近くで賢者様が見えたので近寄ってみると、彼女はいつの間に抜き出したのか僕の防寒着の匂いを嗅ぎながら自慰をしていた
彼女は僕に気が付くと、慌てた様子もなく僕を呼び、乱れた服装のまま説明をしてくれた
どうにも彼女は魔力が少なくなってくるとエッチな気分になる体質らしく、ボクの訓練のせいで魔力が少なくなってしまっていたそうだ
そこまで説明すると彼女は僕を押し倒した
性行為をするとてっとり早く補給できるらしく、申し訳ない気持ちと彼女の誘惑に負けたのとで彼女と交わってしまった
交わってしまったこと以上に予想外だったのは彼女が処女だったことだろうか
……………とても気持ち良かったです
17日
今夜も賢者様と肌を重ねてしまった
昨日まで童貞だった僕にとって賢者様の誘惑は抗いきれないので、そのままなし崩しで交わってしまった
昼間のスキンシップを取ってくる回数も急に増えたため、他の二人も怪訝な顔をしていた
とはいえやっぱり彼女との交わりは最高だった
胸で奉仕してもらえた時なんて挟んだ瞬間にイってしまったぐらいだ
………もっと精進しないとダメだなぁ
18日目
今日にいたっては昼間から交わってしまった
昼時に薪集めと食糧集めのために二手に分かれて森を散策したのだけれど、僕と賢者様が同じ班になったのが不味かった
薪自体はすぐに集まったものの、賢者様がお尻をこちらに向けた状態で木に手を置いたと思うと急に胸とお尻を露出させて誘惑してきた
…………誘惑に勝てなかった僕も悪いのだけれども、十分魔力の補給ができたはずなのに賢者様が誘惑してくる必要はないのにもかかわらず交わってしまった
危うく他の二人にバレそうだったからかなりヒヤヒヤした
20日目
最近パーティの空気が悪い
賢者様がベタベタしてくるようになってから、ほかの二人がなんだかピリピリしているような気がする
幼馴染は賢者様への対応がなんだかおざなりになっているし、戦士さんは頬を赤らめなんだか捕食者のような眼で僕を見てくることが多くなった
何とかしたいけど原因もよく分からないし、賢者様も「そのうち元通りになるわ」と特に気にしていないみたいだ
………早く元通りになってほしいなぁ
22日目
今回の街の散策は珍しく戦士さんとペアになった
僕たちが単純に必要なものの買い出しがすぐ終わったからだけど
買うつもりの物が宿屋のすぐ近くにあったし、愛用の杖も自分で整備しているから僕の買い物はすぐ終わったし
戦士さんも例の剣をまだ買い替えるつもりもないらしく、刃こぼれなども全然なかったので特に買うものもなかったらしい
適当にブラブラした後、酒場に行って昼間から二人で酒盛りをしていた
何とか戦士さんとの飲み比べは勝てたものの、その状態で彼女を宿屋まで運ぶのは非常に辛かった
24日目
最近戦士さんが細かいことでも勝負してこようとしてくる
食事の早食いや薪集めも競走だし、僕との手合せの回数もずいぶん増えた
手合せに関してはそれなりにも勝てるようになってきているし、護身のためにもいいのだけれども
何故か彼女が負けるたびに嬉しそうな様子で僕にスキンシップをとってくるのがよくわからない
25日目
そういえば最近賢者さんと交わっていない
きっと彼女のことなのでそんな気分じゃないとかなのだろう
本人に聞くと襲われる可能性が高いので聞くまいと思っていたが、彼女の方から「面白いことになりそうだからちょっと我慢してるの♪」と教えてくれた
とはいえ交わらないのであれば僕の股間を刺激するようなことはやめてほしい
28日目
新しい街に着き、首都へと送る報告書をまとめるという点といつもより少し多めに路銀をもらったということでしばらくはこの街に滞在することになった
朝方に着いたものの、野宿で溜まっていた疲れのせいなのかいつのまにか宿屋の自室で眠ってしまっていた
目が覚めると戦士さんが椅子に腰かけて裸の状態で自慰をしていた
僕が起きたことに気が付くと、自慰を続けたまま僕を近くに寄らせ、又勝負をしかけてきた
内容はお互いに自慰をして先にイった方が負けというもの
断ろうにも、彼女から放たれる圧力がそれを許してくれなかった
彼女は椅子に座ったまま、僕は立った状態で自慰を開始した
魅力的な彼女の身体をオカズにしたとはいえ、賢者様に少しは鍛えられた僕と、僕が寝ている間から自慰を続けていた戦士さんとでは結果は見えている
もちろん僕が勝ったのだが、彼女がイった途端に僕のモノが彼女に咥えられ思わず僕もイってしまった
彼女はボクの精液を飲んでしまったのだけど………
急に彼女の耳がヒレのような形になっていき、緑色のトカゲの尻尾のようなものが生えてきたと思ったら、手足が同色の鱗に覆われていき、最後には鋭利な爪がのびてきた
どういうことかわからないけど、彼女が落ち着き、他の二人が戻ってきたら相談しよう
29日目
………彼女は落ち着くどころか(性的な意味で)襲いかかってきた
ようやく落ち着いたところで賢者様がニヤニヤと笑いながらこちらを見ていたので聞いてみると、どうやら戦士さんは魔物化してしまったらしい
原因はいつぞやに手に入れた彼女の愛用の剣、どうやらあれは呪いの装備だったらしい
何故そのことを伝えなかったのかと聞いてみると、「面白そうだったから」と返されたのだが
反論する前に彼女も急に蛇のような姿になった
かなり驚いたものの、話を聞いてみると彼女は元々エキドナという魔物で面白そうだったから僕らの旅についてきたそうだ
………旅の途中であまり魔物に襲われないわけだね
30日
賢者様が他の二人にも自分が魔物だということをバラし、自分の正体を明かした
幼馴染は驚いた様子だったけど、戦士さんは何か納得したような表情をしていた
そしてすぐさま賢者様と戦士さんが僕を取り合うようにしてそれぞれ片腕ずつに抱きついてきた
胸の感触が気持ちいいのは良いけれど、二人のオーラと視線が怖いのでやめてほしい
そして幼馴染が悔しそうにしていたのがいまいち理解できない
31日目
目が覚めると裸の賢者様と戦士さんが僕の性器を二人で舐めあっていた
二人で色々喧嘩した話あった結果、どちらも僕が好きだということなので二人で愛してあげようという結論になったそうだ
好意を向けてくれるのはうれしいが、好意がそのまま性欲と直結していることと、どうしてそういう結論になるのか僕には理解できない
そして流されるまま二人と交わってしまった
………途中から犯されていた訳じゃなく、自分から彼女たちを犯していたのは内緒だ
32日目
幼馴染が見当たらない
戦士さんと賢者様に聞いても知らないようだし、むしろライバルが減ったとか言って悪い笑みを浮かべていた
仮にもパーティのリーダーのことなのだからもう少し心配するべきだと思う
戦士さんと賢者様の誘いを断って一日中探し回ったが見つからなかった
心配だ
33日目
幼馴染がふらりと帰ってきた
ただし、今までにはついていなかったねじれている角と、先がハートのような形をした尻尾と、腰のあたりから羽生えていて、胸も大きくなっている
容姿的にはサキュバス辺りだろうか?
事情を聞いたところ、どうすれば人間である自分が賢者様と戦士さんに対抗できるか悩んでいたら、通りすがりのリリムさんに魔物化させられたそうだ
ともかく無事でよかった
………魔物化した幼馴染が可愛くて仕方がない
35日目
幼馴染の魔力に中てられて一日中彼女と交わってしまっていた
甘い言葉を交わしていた時に、ふと見まわしてみるとドアから賢者様と戦士さんがジト目でこちらを見ていた
幼馴染は構わず僕のモノを胸で挟んできたが、二人は乗り込んできた
そのまま4人で交わることになったのは言うまでもない
36日目
パーティの全員が魔物化(僕もどうやらインキュバスになっていたらしい)したことを国の使者に伝えた
流石に勇者が魔物化したのは不味いと思っていたのだけれども「じゃあ国飼いの勇者から国飼いの冒険者に変更する手続きをしておきますね」の一言で終わってしまった
それでいいのか中立国
37日目
特に用事があるわけでもないから、お世話になった宿屋の主人に礼を言い、街を発った
三人ともがことあるごとにスキンシップをとってくるので移動速度が以前にも増して遅くなった
悪い気はしないからいいけれども
74日目
久しぶりに日記を書く
三人が昼は昼でベタベタしてくるし、夜になると三人の内のだれか、もしくは全員と交わっていたので日記を書く暇がなかった
賢者様と幼馴染が僕の子を身籠り、更に忙しくなるだろうから次に日記を書けるのかいつになるのかわからない
戦士さんも僕の子を身籠ろうと躍起になっているし、他の二人も身籠ったことで性欲が増している
…………また忙しくなるのか主に股間が
少し前、田舎の村の宿屋の息子である僕が魔術師として、農家の娘である幼馴染が勇者として首都に招待された
僕は趣味の一環として魔術の勉強をしていたのだけれど、お客として来ていた国の宮廷魔術師の人の言葉を借りると潜在魔力が勇者様のように高いらしく、それで呼ばれることになったらしい
そしてその魔術師の人は国から派遣された勇者選別隊の一員で、たまたま遊びに来ていた幼馴染が勇者の素質があることを見抜き、彼女も共に行くことになった
僕一人だったら断ったかもしれないが、彼女もいっしょなので行くことにする
3日目
慣れない野宿に二人で苦戦しつつもようやく首都にたどり着いた
国王陛下への謁見の後、例の宮廷魔術師の人から説明を聞いた、魔物に対して中立であるこの国にとって勇者とはいわば国のマスコットのようなものらしい
国内を放浪して問題のある魔物を更生させたり、通りがかった村や街で困っている人を助けたりすることが仕事で、もちろん国からの援助金がもらえる
何かを倒すためだったり、何かを探してきたりするのではないので幾分か気が楽だね
とりあえず今日は疲れたので一日ゆっくり休み、明日仲間を募集したあと出立することになった
4日目
国認定の酒場で仲間を募集してみるとすぐに武者修行中だという戦士(女)が仲間になってくれた
なかなか豪快なのに礼儀正しい人で一緒にいるだけでも楽しめる人柄だ
歓迎会の代わりに軽く飲みながら「あと一人ぐらい欲しい」みたいな内容で談笑していると、すごい実力がありそうなオーラを漂わせている女の人が話しかけてきた
やはり只者じゃないらしく、世界を旅している賢者様(女)だった
彼女も仲間になってくれるようだが、妙に女性率が高い、そして平均的に胸もでかい
幼馴染も村では大きい方だったが、他の二人はもっと大きかった
賢者様≧戦士さん>幼馴染ぐらい
熟練者二人と新参者二人、バランスが良いのか悪いのかわからないパーティーだけど楽しく行こうと思う
5日目
テントはかさばるからと、自分と幼馴染が持ってきた分を売り払ったのはマズかった
自分は外で寝袋を敷いて寝るといったのだが、魔物にさらわれる可能性があるという理由で賢者様の用意したテントで夜を過ごした
幼馴染と一緒のテントに入るのかと思ったが、戦士さんの寝相がものすごく悪いらしく同じく寝相の悪い幼馴染が彼女のテントに入ることになったため、こういうことになった
賢者様の寝相は悪くなかったのだが、夜中にふと目が覚めると僕の顔を胸元に埋めて眠っていたのでものすごく恥ずかしい+もんもんした気分で夜を過ごすことになってしまった
6日目
今日は滝壺の近くにテントを張ったので水浴びをすることができた、周辺には魔物が住んでいないようなので連れて行かれる危険性も低かったし
問題としては、幼馴染の特訓に付き合っていたはずの戦士さんが水浴びの最中に乱入してきたことだろうか
幼馴染が早々にバテたから水浴びに来たそうだけど、貴女が気にしなくてもこっちはそうでもないので時間をずらして来てほしかった
貴女の引き締まった体は賢者様とは違う魅力がありますので
7日目
故郷よりも少し大きいぐらいの村に到着した
どうやらここは親魔物派らしく、魔物の夫婦や、小さな男の子と魔物の女の子が遊んでいる姿も見受けられた
男性が足りないこと以外の困ったことが無いそうなので、まったりと一日を過ごした
幼馴染と故郷のことを思い出しつつもちょっとした丘の上で話し合ってると、村人に恋人同士と勘違いされた
まぁ僕も幼馴染のことは好きだし、あのまま同年代の少ない故郷で過ごしていたならそのうち幼馴染と結婚していただろうし、あながち間違っていないかもしれない
8日目
村を発ってしばらくした後、ダンジョンらしき洞窟を発見
村の人たちが言っていた名前だと深き洞穴らしい
名前の通り結構深いダンジョンで踏破するには数日もかかるらしい
大体は途中で魔物に拉致されるか、魔物化してしまうそうだけど
ここに突入するので今日からしばらく日記が描けないかもしれない
12日目
数多の誘惑とトラップをくぐり抜け、誰一人と欠けることなくダンジョンをクリアすることができた
余程運がよかったのと、賢者様がたくさんの魔物を退けてくれたおかげだろう
ダンジョンの最奥には宝箱があり、ミミックでないことを確認してから開けると、中には一振りの長剣が入っていた
剣を使っているのは幼馴染と戦士さんなので、どちらかのものにしようという話になり、レイピアを使っている幼馴染にとっては普通の長剣は重過ぎる、ということで戦士さんが持つことになった
僕は自前の杖を振り回したりすることがないのでよく分からないが、戦士さん曰くかなり使いやすいものらしい
苦労して手に入れた甲斐があったのならばそれで満足だと思う
…………賢者さんが横目にその剣をチラチラ見ながらニヤニヤしていたのは気のせいだと思いたい
15日目
深き洞穴で僕と幼馴染の戦闘力不足が結構やばいレベルであることが発覚したため、この間の親魔物の村にてしばらく特訓していた
僕は賢者様に、幼馴染は戦士さんに協力してもらい、強力な魔物以外は撃退できるレベルにまで強くなることができた
訓練に関しては賢者様の教え方が良かったこともあったため逃げ出したくなるほどつらくはなかっがどちらかというと賢者様がやたらとスキンシップを取ってくるため恥ずかしい思いをすることが多かった
明日から旅を再開する………また賢者様と一緒のテントで寝る日々が始まると思うと今日のうちに睡眠をとっておこうと思う
16日目
夜、ふと目が覚めると隣に賢者様が居なかった
お花を摘みに行ったのかと思い、しばらく待っていても帰ってこないので彼女のことなので大丈夫だとは思うがもしもと思い心配になったので探しに出ることにした
辺りを探すと、川の近くで賢者様が見えたので近寄ってみると、彼女はいつの間に抜き出したのか僕の防寒着の匂いを嗅ぎながら自慰をしていた
彼女は僕に気が付くと、慌てた様子もなく僕を呼び、乱れた服装のまま説明をしてくれた
どうにも彼女は魔力が少なくなってくるとエッチな気分になる体質らしく、ボクの訓練のせいで魔力が少なくなってしまっていたそうだ
そこまで説明すると彼女は僕を押し倒した
性行為をするとてっとり早く補給できるらしく、申し訳ない気持ちと彼女の誘惑に負けたのとで彼女と交わってしまった
交わってしまったこと以上に予想外だったのは彼女が処女だったことだろうか
……………とても気持ち良かったです
17日
今夜も賢者様と肌を重ねてしまった
昨日まで童貞だった僕にとって賢者様の誘惑は抗いきれないので、そのままなし崩しで交わってしまった
昼間のスキンシップを取ってくる回数も急に増えたため、他の二人も怪訝な顔をしていた
とはいえやっぱり彼女との交わりは最高だった
胸で奉仕してもらえた時なんて挟んだ瞬間にイってしまったぐらいだ
………もっと精進しないとダメだなぁ
18日目
今日にいたっては昼間から交わってしまった
昼時に薪集めと食糧集めのために二手に分かれて森を散策したのだけれど、僕と賢者様が同じ班になったのが不味かった
薪自体はすぐに集まったものの、賢者様がお尻をこちらに向けた状態で木に手を置いたと思うと急に胸とお尻を露出させて誘惑してきた
…………誘惑に勝てなかった僕も悪いのだけれども、十分魔力の補給ができたはずなのに賢者様が誘惑してくる必要はないのにもかかわらず交わってしまった
危うく他の二人にバレそうだったからかなりヒヤヒヤした
20日目
最近パーティの空気が悪い
賢者様がベタベタしてくるようになってから、ほかの二人がなんだかピリピリしているような気がする
幼馴染は賢者様への対応がなんだかおざなりになっているし、戦士さんは頬を赤らめなんだか捕食者のような眼で僕を見てくることが多くなった
何とかしたいけど原因もよく分からないし、賢者様も「そのうち元通りになるわ」と特に気にしていないみたいだ
………早く元通りになってほしいなぁ
22日目
今回の街の散策は珍しく戦士さんとペアになった
僕たちが単純に必要なものの買い出しがすぐ終わったからだけど
買うつもりの物が宿屋のすぐ近くにあったし、愛用の杖も自分で整備しているから僕の買い物はすぐ終わったし
戦士さんも例の剣をまだ買い替えるつもりもないらしく、刃こぼれなども全然なかったので特に買うものもなかったらしい
適当にブラブラした後、酒場に行って昼間から二人で酒盛りをしていた
何とか戦士さんとの飲み比べは勝てたものの、その状態で彼女を宿屋まで運ぶのは非常に辛かった
24日目
最近戦士さんが細かいことでも勝負してこようとしてくる
食事の早食いや薪集めも競走だし、僕との手合せの回数もずいぶん増えた
手合せに関してはそれなりにも勝てるようになってきているし、護身のためにもいいのだけれども
何故か彼女が負けるたびに嬉しそうな様子で僕にスキンシップをとってくるのがよくわからない
25日目
そういえば最近賢者さんと交わっていない
きっと彼女のことなのでそんな気分じゃないとかなのだろう
本人に聞くと襲われる可能性が高いので聞くまいと思っていたが、彼女の方から「面白いことになりそうだからちょっと我慢してるの♪」と教えてくれた
とはいえ交わらないのであれば僕の股間を刺激するようなことはやめてほしい
28日目
新しい街に着き、首都へと送る報告書をまとめるという点といつもより少し多めに路銀をもらったということでしばらくはこの街に滞在することになった
朝方に着いたものの、野宿で溜まっていた疲れのせいなのかいつのまにか宿屋の自室で眠ってしまっていた
目が覚めると戦士さんが椅子に腰かけて裸の状態で自慰をしていた
僕が起きたことに気が付くと、自慰を続けたまま僕を近くに寄らせ、又勝負をしかけてきた
内容はお互いに自慰をして先にイった方が負けというもの
断ろうにも、彼女から放たれる圧力がそれを許してくれなかった
彼女は椅子に座ったまま、僕は立った状態で自慰を開始した
魅力的な彼女の身体をオカズにしたとはいえ、賢者様に少しは鍛えられた僕と、僕が寝ている間から自慰を続けていた戦士さんとでは結果は見えている
もちろん僕が勝ったのだが、彼女がイった途端に僕のモノが彼女に咥えられ思わず僕もイってしまった
彼女はボクの精液を飲んでしまったのだけど………
急に彼女の耳がヒレのような形になっていき、緑色のトカゲの尻尾のようなものが生えてきたと思ったら、手足が同色の鱗に覆われていき、最後には鋭利な爪がのびてきた
どういうことかわからないけど、彼女が落ち着き、他の二人が戻ってきたら相談しよう
29日目
………彼女は落ち着くどころか(性的な意味で)襲いかかってきた
ようやく落ち着いたところで賢者様がニヤニヤと笑いながらこちらを見ていたので聞いてみると、どうやら戦士さんは魔物化してしまったらしい
原因はいつぞやに手に入れた彼女の愛用の剣、どうやらあれは呪いの装備だったらしい
何故そのことを伝えなかったのかと聞いてみると、「面白そうだったから」と返されたのだが
反論する前に彼女も急に蛇のような姿になった
かなり驚いたものの、話を聞いてみると彼女は元々エキドナという魔物で面白そうだったから僕らの旅についてきたそうだ
………旅の途中であまり魔物に襲われないわけだね
30日
賢者様が他の二人にも自分が魔物だということをバラし、自分の正体を明かした
幼馴染は驚いた様子だったけど、戦士さんは何か納得したような表情をしていた
そしてすぐさま賢者様と戦士さんが僕を取り合うようにしてそれぞれ片腕ずつに抱きついてきた
胸の感触が気持ちいいのは良いけれど、二人のオーラと視線が怖いのでやめてほしい
そして幼馴染が悔しそうにしていたのがいまいち理解できない
31日目
目が覚めると裸の賢者様と戦士さんが僕の性器を二人で舐めあっていた
二人で色々
好意を向けてくれるのはうれしいが、好意がそのまま性欲と直結していることと、どうしてそういう結論になるのか僕には理解できない
そして流されるまま二人と交わってしまった
………途中から犯されていた訳じゃなく、自分から彼女たちを犯していたのは内緒だ
32日目
幼馴染が見当たらない
戦士さんと賢者様に聞いても知らないようだし、むしろライバルが減ったとか言って悪い笑みを浮かべていた
仮にもパーティのリーダーのことなのだからもう少し心配するべきだと思う
戦士さんと賢者様の誘いを断って一日中探し回ったが見つからなかった
心配だ
33日目
幼馴染がふらりと帰ってきた
ただし、今までにはついていなかったねじれている角と、先がハートのような形をした尻尾と、腰のあたりから羽生えていて、胸も大きくなっている
容姿的にはサキュバス辺りだろうか?
事情を聞いたところ、どうすれば人間である自分が賢者様と戦士さんに対抗できるか悩んでいたら、通りすがりのリリムさんに魔物化させられたそうだ
ともかく無事でよかった
………魔物化した幼馴染が可愛くて仕方がない
35日目
幼馴染の魔力に中てられて一日中彼女と交わってしまっていた
甘い言葉を交わしていた時に、ふと見まわしてみるとドアから賢者様と戦士さんがジト目でこちらを見ていた
幼馴染は構わず僕のモノを胸で挟んできたが、二人は乗り込んできた
そのまま4人で交わることになったのは言うまでもない
36日目
パーティの全員が魔物化(僕もどうやらインキュバスになっていたらしい)したことを国の使者に伝えた
流石に勇者が魔物化したのは不味いと思っていたのだけれども「じゃあ国飼いの勇者から国飼いの冒険者に変更する手続きをしておきますね」の一言で終わってしまった
それでいいのか中立国
37日目
特に用事があるわけでもないから、お世話になった宿屋の主人に礼を言い、街を発った
三人ともがことあるごとにスキンシップをとってくるので移動速度が以前にも増して遅くなった
悪い気はしないからいいけれども
74日目
久しぶりに日記を書く
三人が昼は昼でベタベタしてくるし、夜になると三人の内のだれか、もしくは全員と交わっていたので日記を書く暇がなかった
賢者様と幼馴染が僕の子を身籠り、更に忙しくなるだろうから次に日記を書けるのかいつになるのかわからない
戦士さんも僕の子を身籠ろうと躍起になっているし、他の二人も身籠ったことで性欲が増している
…………また忙しくなるのか
12/10/16 19:47更新 / 錆鐚鎌足