結構危険な問いかけ猫
「今日、帰りが遅かったのにゃ。何処でにゃにをしてたのにゃ?」
家に帰ってくるなり、俺は同棲中の彼女――メリアに問い詰められていた。だが、俺はその質問に答えることが出来ないでいた。
「ざ、残業で遅くなって……」
「六時過ぎぐらいに退社した事は、同僚の娘から聞いて知ってるにゃ」
俺は咄嗟にに残業だと言い訳をしようとしたが、メリアの言葉であっさりと撃沈した。そもそも、メリアの友人が同じ職場に勤めている事を、すっかり忘れていた。普段は部署が違うので、意識から抜けていたのだ。
「残業って嘘ついて、どこに言ったのにゃ! どこかの泥棒猫と浮気してたにゃ?」
「いや、絶対にそれは無い! 断言する!」
「じゃあ、どこに行ってたのにゃ?」
「いや、それはその……え〜っと……」
「どうしたにゃ、早く答えるにゃ!」
たいそうご立腹といった様子で、メリアは俺を見据える。その視線にタジタジとなり、俺は冷や汗をダラダラ流す。
一つ言っておくが、俺は決して浮気をしている訳ではない。可愛いメリアが居るのに、わざわざ浮気をする理由がない。それでも、俺は本当の事を言えないで居た。というより、言うのを躊躇っていた。
「いい加減に観念するにゃ! 早く答えにゃいと、呪いで動けなくしてやるにゃ!」
メリアはそう言って、俺を再度問い詰める。どうやら彼女は呪いの力を発動させたらしい。俺は何となく、自分の周囲の雰囲気というか、空気の流れが変わったように感じた。
実はメリアはスフィンクスという魔物娘である。だから彼女は、日頃から俺に呪い付きで問いかけをし、それに答えられないもしくは間違った解答をすれば呪いの力で拘束してくるのだ。だから今回も、彼女に問いに正直に答えなければ、俺は呪いで動けなくされてしまうだろう。
だが、俺は本当の事を言いたくなかった。言えば、俺の計画というか、目論みが台無しになってしまうのだから。
「あーもうっ、じれったいにゃ! 答えにゃいなら、動けにゃくしてやるにゃ!」
ついに、メリアの我慢が限界に達したらしい。呪いの力が発動し、俺は身体を動かせなくなってしまう。
「こうにゃれば、強硬手段にゃ! その身体にたっぷり聞いてやるから、覚悟するにゃ!」
にやぁっと意地悪っぽい笑みを浮かべたメリアは、動けなくなった俺を引きずり、寝室へと向かっていくのであった。
*****
「はむっ! んっ……じゅるっ、じゅずっ……」
寝室に連れ込まれた俺は、メリアに服を全て脱がされて仰向けに寝かされ、そしていきなり逸物を咥えられる。それは俺の意思とは無関係に、すぐにそそり立つように大きくなっていく。
「うあっ! ヤバっ……もう出そう」
「ダメにゃ。イクのは許さにゃいにゃ!」
メリアのフェラに耐えられず、俺はすぐにイきそうになる。だが、彼女はそれを許さない。彼女は俺がイきそうになると途端にフェラを中断し、逸物の根元をぎゅっと肉球の両手で挟みこみ、先端を舐める等の軽い愛撫に終始する。そして、俺の射精感が治まったと見るや、再び激しいフェラを再開するのである。気持ちよくするのが目的ではなく、一種の拷問なのだから、当然である。真実を話さない間は、絶対に射精させてくれないだろう。
だが、それでも彼女のフェラは気持ちよかった。すぐに俺の頭は、射精したさでいっぱいになる。
「んむっ! じゅぱっ……どう? 言う気ににゃったかにゃ?」
逸物から口を離し、俺の顔を覗き込んでくるメリア。その彼女の声で、俺は当初の目的を思い出す。今は、快楽に負ける訳にはいかないのだ。負ければ、俺の目論見が台無しになる。
「もうっ、強情だにゃ。そこまで黙るにゃら、考えがあるにゃ!」
そう言うとメリアは、髪につけていたリボンを解くと、俺の逸物に巻きつけた。根元をぎゅっと縛られ、逸物の血流やら尿道やら、何もかもが封鎖される。その状態で彼女は自らも服を脱ぐと俺に跨ってきた。
「もう知らにゃいにゃ! 正直に言わないのが悪いんだからにゃ!」
メリアはパンパンに腫れ上がる俺の逸物を自らの秘所に押し付けると、そのままズブズブと腰を沈めていく。ぎゅうぎゅうに締め付けてくる彼女の膣がうねり、俺の逸物に強烈な刺激を与えていく。その快感に、俺は呻いた。だが、決して射精は許されない。逸物の根元をきつく縛られているのだから、当然である。
「はにゃぁぁっ! にゃぁぁぁーーんっ! にゃぁぁっ! ああんっ、ああんっ!」
俺の胸に手をつき、縦横無尽に腰を振りたくるメリア。彼女はパンパンっと音が鳴るぐらい激しく腰を動かし、膣奥で俺の逸物を味わっている。だが俺は、快感を楽しむどころではなかった。逸物の根元をリボンで縛られ、イきたくてもイく事が出来ない。
「メリアっ、頼む! リボン外してくれっ!」
「イヤにゃっ! 正直に答えるまでは、絶対に解いてやらにゃいにゃん!」
そう言って、ぐりぐり腰を動かし続けるメリア。彼女は俺を置いてどんどん快楽の絶頂へと昇り詰めていく。
「んにゃぁぁっ! はにゃぁっ……ああっ、あんっ! あんっ! あはぁぁっ、お、奥グイグイ来てぇ……にゃはぁぁんっっ! イ、イクっ! もうイクのにゃぁぁっ!」
そして彼女は一人で絶頂に達してしまう。しばらく身体を仰け反らせてガクガクと震わせる。そして少しの間、俺に覆いかぶさって荒い息をつくも、すぐに再び動き始める。
一方の俺は逸物を根元で縛られており、射精すら出来なかった。逸物は射精しようと一層大きくなるのだが、それによってリボンが逸物に食い込み、余計に痛みが増していく。
「い゛っ、痛ぇっ! マジっ、ごれ゛痛ぇぇぇーーーっ!」
あまりの痛さに叫ぶ俺。だが、呪いの力で転げまわる事すら出来ない。まあ、メリアが上に乗っかってるので動けても転げまわるのは不可能だったが。それにしても、あまりの痛さに逸物が千切れるのではないかとさえ思ってしまう。
「これ本当にヤベエっ! 解いてくれっ!」
「ダメにゃん! 解いたらお仕置きにならないにゃんっ!」
メリアはなおも腰を弾ませる。秘所から愛液がぶじゅっと飛び散り、大きな水音が部屋に響く。血流をせき止められてパンパンになった逸物が、彼女の本気汁で真っ白になっているのが見えた。
「はにゃぁぁっ……おちんちん、いつもより太くて……ナカ広がって、イイにゃぁぁっ! はにゃぁんっ! にゃぁっ、にゃぁんっ! にゃはぁぁぁーーーっ!」
俺の胸板に両手の肉球をつき、挑みかかるような視線で見下ろしてくるメリア。彼女はやがて、再び絶頂に達し、一人でイってしまった。
「んにゃぁぁっ! イクにゃっ! もうイっちゃうのにゃぁぁーーーっ!」
ガクガクと身体を震わせ、そして覆いかぶさるように抱きついてくるメリア。彼女のキメ細かく柔らかな肌が密着し、ぷるんっとした美乳が押し付けられる。その感触に、俺の快感が倍増する。
だが、快感が増せば苦痛もまた倍増する。もはや逸物の感覚が鈍くなり、これ以上は危険な気がした。
メリアは間近で俺の顔を覗き込むと、上気しながらも瞳孔が開いたような目で見つめてくる。
「にゃぁ、早く言うにゃ。早く白状するにゃ」
そうせがむメリア。あまりのメリアの嫉妬深さに、俺は命の危機、ひいては逸物の危機を感じ、遂に全てを打ち明ける事となった。
「実は……」
*****
俺が隠していた事。それは、彼女に結婚を申し込む計画であった。俺が帰るのが遅かったのも、注文していた結婚指輪を店に取りにいっていたのだ。今夜の日付が変われば、メリアと付き合い始めてちょうど一年である。その一周年記念のプレゼントとして、俺はサプライズを考えていたのだ。
「そ、それは本当だにゃ?」
「ほ、本当です。メリア、俺と結婚して欲しい」
脱ぎ捨てられた俺の背広から出てくる、結婚指輪の小箱。それを見たメリアは、しばらく呆然としていた。だが、彼女の表情が見る見るうちにパァッと明るく華やいだような表情になる。
「貴方ぁ……ありがとうにゃ。ありがとうにゃぁぁっ!」
感極まってボロボロと涙を流すメリア。色々と紆余曲折があったものの、何とか一件落着である。
「ひどい事してゴメンなのにゃ……お詫びに、私の全てをあげるのにゃ!」
そう言うとメリアは、俺の逸物に巻き付けられていたリボンを解いた。そして、その状態で腰をくねらせて快感を貪り始める。
「い、今それは……うっ!」
急にリボンを外され、痺れにも似た感覚が逸物を襲い、超敏感になっている。その状態で責められたものだから、堪ったものではない。俺は悶え、身体を盛大に跳ねさせる。今まで止められていた精液が、一気に尿道をせり上がり、メリアの中に思いっきり噴出されてしまう。
「んにゃぁぁ〜んっ! 子宮にいっぱい、出てるにゃぁぁーーーっ!」
涎をたらし、至福の表情で精液を受け止めるメリア。そんな彼女に、俺はありったけの精液を全て注ぎ込んだ。
だが、メリアは腰の動きを止めない。出している最中でも容赦なく腰をくねらせ、逸物をねっとりと責め続ける。
「うあぁぁぁーーーっ! もう無理ぃっ……メリアっ! もう勘弁っ!」
「ダメにゃのっ! 私、身体が熱くて……あんな事言われたら、もう我慢出来にゃいにゃぁぁっ!」
どうやら、俺のプロポーズが相当に嬉しかったようである。彼女は俺にくっついて離れようとしない。それどころか、一層発情しているかのような様子である。それには、思い当たる節があった。
彼女はスフィンクスという魔物であり、日常的に問いかけをする魔物である。それに答えられなければ呪いで自由を奪われて犯される。逆にこちらが正解を言えば、呪いが彼女に跳ね返り、発情して犯される。
帰るまで何をしていたのかという問いに、俺はさっきまで答えなかった。だから自由を奪われていた。しかし、遂に俺は何をしたかを答えた。だから、今はその問いかけの呪いが彼女に行き、発情したのだ。
いつの間にか、俺は手足が動くようになっていた。だが、もはやメリアを跳ね除ける事は出来ず、それどころか身体が勝手に彼女を抱きしめ、より深く身体を密着させて彼女と繋がっていた。彼女も離れる気はさらさら無く、俺に抱きついている。
「貴方ぁ、好きにゃ……大好きにゃ! 愛してるのにゃんっ!」
こうして、俺は彼女と翌朝まで滅茶苦茶にセックスしまくるのであった。
家に帰ってくるなり、俺は同棲中の彼女――メリアに問い詰められていた。だが、俺はその質問に答えることが出来ないでいた。
「ざ、残業で遅くなって……」
「六時過ぎぐらいに退社した事は、同僚の娘から聞いて知ってるにゃ」
俺は咄嗟にに残業だと言い訳をしようとしたが、メリアの言葉であっさりと撃沈した。そもそも、メリアの友人が同じ職場に勤めている事を、すっかり忘れていた。普段は部署が違うので、意識から抜けていたのだ。
「残業って嘘ついて、どこに言ったのにゃ! どこかの泥棒猫と浮気してたにゃ?」
「いや、絶対にそれは無い! 断言する!」
「じゃあ、どこに行ってたのにゃ?」
「いや、それはその……え〜っと……」
「どうしたにゃ、早く答えるにゃ!」
たいそうご立腹といった様子で、メリアは俺を見据える。その視線にタジタジとなり、俺は冷や汗をダラダラ流す。
一つ言っておくが、俺は決して浮気をしている訳ではない。可愛いメリアが居るのに、わざわざ浮気をする理由がない。それでも、俺は本当の事を言えないで居た。というより、言うのを躊躇っていた。
「いい加減に観念するにゃ! 早く答えにゃいと、呪いで動けなくしてやるにゃ!」
メリアはそう言って、俺を再度問い詰める。どうやら彼女は呪いの力を発動させたらしい。俺は何となく、自分の周囲の雰囲気というか、空気の流れが変わったように感じた。
実はメリアはスフィンクスという魔物娘である。だから彼女は、日頃から俺に呪い付きで問いかけをし、それに答えられないもしくは間違った解答をすれば呪いの力で拘束してくるのだ。だから今回も、彼女に問いに正直に答えなければ、俺は呪いで動けなくされてしまうだろう。
だが、俺は本当の事を言いたくなかった。言えば、俺の計画というか、目論みが台無しになってしまうのだから。
「あーもうっ、じれったいにゃ! 答えにゃいなら、動けにゃくしてやるにゃ!」
ついに、メリアの我慢が限界に達したらしい。呪いの力が発動し、俺は身体を動かせなくなってしまう。
「こうにゃれば、強硬手段にゃ! その身体にたっぷり聞いてやるから、覚悟するにゃ!」
にやぁっと意地悪っぽい笑みを浮かべたメリアは、動けなくなった俺を引きずり、寝室へと向かっていくのであった。
*****
「はむっ! んっ……じゅるっ、じゅずっ……」
寝室に連れ込まれた俺は、メリアに服を全て脱がされて仰向けに寝かされ、そしていきなり逸物を咥えられる。それは俺の意思とは無関係に、すぐにそそり立つように大きくなっていく。
「うあっ! ヤバっ……もう出そう」
「ダメにゃ。イクのは許さにゃいにゃ!」
メリアのフェラに耐えられず、俺はすぐにイきそうになる。だが、彼女はそれを許さない。彼女は俺がイきそうになると途端にフェラを中断し、逸物の根元をぎゅっと肉球の両手で挟みこみ、先端を舐める等の軽い愛撫に終始する。そして、俺の射精感が治まったと見るや、再び激しいフェラを再開するのである。気持ちよくするのが目的ではなく、一種の拷問なのだから、当然である。真実を話さない間は、絶対に射精させてくれないだろう。
だが、それでも彼女のフェラは気持ちよかった。すぐに俺の頭は、射精したさでいっぱいになる。
「んむっ! じゅぱっ……どう? 言う気ににゃったかにゃ?」
逸物から口を離し、俺の顔を覗き込んでくるメリア。その彼女の声で、俺は当初の目的を思い出す。今は、快楽に負ける訳にはいかないのだ。負ければ、俺の目論見が台無しになる。
「もうっ、強情だにゃ。そこまで黙るにゃら、考えがあるにゃ!」
そう言うとメリアは、髪につけていたリボンを解くと、俺の逸物に巻きつけた。根元をぎゅっと縛られ、逸物の血流やら尿道やら、何もかもが封鎖される。その状態で彼女は自らも服を脱ぐと俺に跨ってきた。
「もう知らにゃいにゃ! 正直に言わないのが悪いんだからにゃ!」
メリアはパンパンに腫れ上がる俺の逸物を自らの秘所に押し付けると、そのままズブズブと腰を沈めていく。ぎゅうぎゅうに締め付けてくる彼女の膣がうねり、俺の逸物に強烈な刺激を与えていく。その快感に、俺は呻いた。だが、決して射精は許されない。逸物の根元をきつく縛られているのだから、当然である。
「はにゃぁぁっ! にゃぁぁぁーーんっ! にゃぁぁっ! ああんっ、ああんっ!」
俺の胸に手をつき、縦横無尽に腰を振りたくるメリア。彼女はパンパンっと音が鳴るぐらい激しく腰を動かし、膣奥で俺の逸物を味わっている。だが俺は、快感を楽しむどころではなかった。逸物の根元をリボンで縛られ、イきたくてもイく事が出来ない。
「メリアっ、頼む! リボン外してくれっ!」
「イヤにゃっ! 正直に答えるまでは、絶対に解いてやらにゃいにゃん!」
そう言って、ぐりぐり腰を動かし続けるメリア。彼女は俺を置いてどんどん快楽の絶頂へと昇り詰めていく。
「んにゃぁぁっ! はにゃぁっ……ああっ、あんっ! あんっ! あはぁぁっ、お、奥グイグイ来てぇ……にゃはぁぁんっっ! イ、イクっ! もうイクのにゃぁぁっ!」
そして彼女は一人で絶頂に達してしまう。しばらく身体を仰け反らせてガクガクと震わせる。そして少しの間、俺に覆いかぶさって荒い息をつくも、すぐに再び動き始める。
一方の俺は逸物を根元で縛られており、射精すら出来なかった。逸物は射精しようと一層大きくなるのだが、それによってリボンが逸物に食い込み、余計に痛みが増していく。
「い゛っ、痛ぇっ! マジっ、ごれ゛痛ぇぇぇーーーっ!」
あまりの痛さに叫ぶ俺。だが、呪いの力で転げまわる事すら出来ない。まあ、メリアが上に乗っかってるので動けても転げまわるのは不可能だったが。それにしても、あまりの痛さに逸物が千切れるのではないかとさえ思ってしまう。
「これ本当にヤベエっ! 解いてくれっ!」
「ダメにゃん! 解いたらお仕置きにならないにゃんっ!」
メリアはなおも腰を弾ませる。秘所から愛液がぶじゅっと飛び散り、大きな水音が部屋に響く。血流をせき止められてパンパンになった逸物が、彼女の本気汁で真っ白になっているのが見えた。
「はにゃぁぁっ……おちんちん、いつもより太くて……ナカ広がって、イイにゃぁぁっ! はにゃぁんっ! にゃぁっ、にゃぁんっ! にゃはぁぁぁーーーっ!」
俺の胸板に両手の肉球をつき、挑みかかるような視線で見下ろしてくるメリア。彼女はやがて、再び絶頂に達し、一人でイってしまった。
「んにゃぁぁっ! イクにゃっ! もうイっちゃうのにゃぁぁーーーっ!」
ガクガクと身体を震わせ、そして覆いかぶさるように抱きついてくるメリア。彼女のキメ細かく柔らかな肌が密着し、ぷるんっとした美乳が押し付けられる。その感触に、俺の快感が倍増する。
だが、快感が増せば苦痛もまた倍増する。もはや逸物の感覚が鈍くなり、これ以上は危険な気がした。
メリアは間近で俺の顔を覗き込むと、上気しながらも瞳孔が開いたような目で見つめてくる。
「にゃぁ、早く言うにゃ。早く白状するにゃ」
そうせがむメリア。あまりのメリアの嫉妬深さに、俺は命の危機、ひいては逸物の危機を感じ、遂に全てを打ち明ける事となった。
「実は……」
*****
俺が隠していた事。それは、彼女に結婚を申し込む計画であった。俺が帰るのが遅かったのも、注文していた結婚指輪を店に取りにいっていたのだ。今夜の日付が変われば、メリアと付き合い始めてちょうど一年である。その一周年記念のプレゼントとして、俺はサプライズを考えていたのだ。
「そ、それは本当だにゃ?」
「ほ、本当です。メリア、俺と結婚して欲しい」
脱ぎ捨てられた俺の背広から出てくる、結婚指輪の小箱。それを見たメリアは、しばらく呆然としていた。だが、彼女の表情が見る見るうちにパァッと明るく華やいだような表情になる。
「貴方ぁ……ありがとうにゃ。ありがとうにゃぁぁっ!」
感極まってボロボロと涙を流すメリア。色々と紆余曲折があったものの、何とか一件落着である。
「ひどい事してゴメンなのにゃ……お詫びに、私の全てをあげるのにゃ!」
そう言うとメリアは、俺の逸物に巻き付けられていたリボンを解いた。そして、その状態で腰をくねらせて快感を貪り始める。
「い、今それは……うっ!」
急にリボンを外され、痺れにも似た感覚が逸物を襲い、超敏感になっている。その状態で責められたものだから、堪ったものではない。俺は悶え、身体を盛大に跳ねさせる。今まで止められていた精液が、一気に尿道をせり上がり、メリアの中に思いっきり噴出されてしまう。
「んにゃぁぁ〜んっ! 子宮にいっぱい、出てるにゃぁぁーーーっ!」
涎をたらし、至福の表情で精液を受け止めるメリア。そんな彼女に、俺はありったけの精液を全て注ぎ込んだ。
だが、メリアは腰の動きを止めない。出している最中でも容赦なく腰をくねらせ、逸物をねっとりと責め続ける。
「うあぁぁぁーーーっ! もう無理ぃっ……メリアっ! もう勘弁っ!」
「ダメにゃのっ! 私、身体が熱くて……あんな事言われたら、もう我慢出来にゃいにゃぁぁっ!」
どうやら、俺のプロポーズが相当に嬉しかったようである。彼女は俺にくっついて離れようとしない。それどころか、一層発情しているかのような様子である。それには、思い当たる節があった。
彼女はスフィンクスという魔物であり、日常的に問いかけをする魔物である。それに答えられなければ呪いで自由を奪われて犯される。逆にこちらが正解を言えば、呪いが彼女に跳ね返り、発情して犯される。
帰るまで何をしていたのかという問いに、俺はさっきまで答えなかった。だから自由を奪われていた。しかし、遂に俺は何をしたかを答えた。だから、今はその問いかけの呪いが彼女に行き、発情したのだ。
いつの間にか、俺は手足が動くようになっていた。だが、もはやメリアを跳ね除ける事は出来ず、それどころか身体が勝手に彼女を抱きしめ、より深く身体を密着させて彼女と繋がっていた。彼女も離れる気はさらさら無く、俺に抱きついている。
「貴方ぁ、好きにゃ……大好きにゃ! 愛してるのにゃんっ!」
こうして、俺は彼女と翌朝まで滅茶苦茶にセックスしまくるのであった。
16/02/01 00:24更新 / 香炉 夢幻