甘い甘い背徳の果実
「お兄ちゃ〜ん、一緒に遊ぼっ！」
俺の部屋に突然、幼女が乱入してくる。俺の事をお兄ちゃんと呼ぶものの、この娘は別に俺の妹ではない。近所に住むミウという娘である。
このミウの両親と俺の両親が親友同士だったらしく、その縁でミウが俺のところに遊びに来たのがきっかけで仲良くなった。そして、たまたま就職先がミウの近所だったので、その近くに部屋を借りた俺のところにミウが遊びに来るようになったのである。今もこうして、ミウの両親が仕事で家を空けている時に、よく転がり込んでくる。
「あ〜っ！ またお兄ちゃん部屋散らかしてる〜」
ミウは俺の部屋の惨状を見て、声をあげる。ミウは結構しっかりしている為、こうやって無精者の俺の部屋をよく掃除する事がある。遊びに来たのにいつの間にか目的が変わる事も多々あるのだ。
こうやって頻繁に掃除しに来るところなんか、まるで幼馴染みたいだと思うが、俺はミウと恋人関係になるつもりは無い。
（まさか、幼女に手は出せねえよ）
俺は自分にそう言い聞かせる。恋人になれる訳がないと思いつつ、それでも思わずミウを盗み見てしまう。それくらい、ミウは美少女ぶりを発揮していた。
二つ結びの艶やかな黒髪、整った顔立ちに愛くるしい瞳、笑うと覗かせる八重歯。胸はまだふくらみかけといった様子だが、手足はすらりとして健康的である。
そして、活発でよく笑う彼女を表すかのように、ぱたぱた動く翼に、ピコピコ揺れる尻尾――。
（――ん？ 翼に尻尾？）
何かおかしいものが見え、俺は目を疑う。何でミウに翼と尻尾があるのか、訳が分からない。俺は目をこすり、再び彼女を見る。今度は、翼と尻尾は見えなかった。おそらく、さっきのは見間違いだろう。
「ははっ、相当疲れてるな俺」
まさか、純真無垢なミウが小悪魔なんて事は無いだろう。まあ、あんな小悪魔なら大歓迎なのだが。
馬鹿な事は考えないでおこう、と俺は思い直してミウから視線を外した。
＊＊＊＊＊
「ふぅぅ〜、やっと終わったぁ」
部屋の掃除を終え、ミウが一息つく。結構な長時間労働で、少し疲れた様子である。
「いつもゴメンな。風呂沸かしておいたけど、入るか？」
「うん、入るぅ」
風呂と聞いた瞬間、ミウは元気よく風呂場へと駆けていく。可愛いなと思いつつ、俺はそのミウの後姿を見送る。すると、一度は脱衣所に行ったミウが、ひょこっと顔を覗かせる。
「お兄ちゃん、一緒に入る？」
「なっ！ 馬鹿っ、そんな事出来るかっ！」
みっともなく慌てふためく俺をよそに、ミウは笑いながら風呂へと向かっていった。やっぱり、ミウは小悪魔である。まあ、あんな幼女に翻弄される俺も俺だが。
しかし、いつからだろうか。俺がミウを意識するようになったのは。ずっと彼女が居なかったせいなのか、ミウを時折そういう目で見てしまう自分に気付いていた。しかし、俺はもう成人をとっくに迎えた大人である。いたいけな少女に手を出して、手が後ろに回るような事は避けたい。それに、ミウに手を出せばミウやその両親の信頼をも裏切る事になる。
それでも、後の事を犠牲にするだけの魅力が、ミウにはあった。俺が一人で悶々としていると、風呂場からミウの声が響いてくる。
『お兄ちゃ〜ん、石鹸がないよぉ』
考えうる限り、良くない事態である。ミウの事を考えていたときにこの状況。なんという運命の皮肉だろうか。
「今、持って行く」
俺は出来るだけ心を落ち着かせ、風呂場へ石鹸を持って行く。そして、出来るだけミウの裸を見ないように、ドアの隙間から石鹸を差し出す。
すると、不意に俺の右手首が掴まれ、グイッと中に引っ張り込まれる。それを予期していなかった俺は、あっけなく風呂場に引きずり込まれた。
「えへへ、お兄ちゃん。一緒に入ろっ」
ミウが笑顔で俺の手を引いてくる。当然、ミウは裸であった。彼女の鎖骨とかふくらみかけの胸、まだ生えていない秘所やぷにぷにしていそうな白い太ももが目に入り、俺は思わず頬を紅潮させて目を逸らした。
「ちょっ、ふざけんなっ！ 一緒に入れる訳ねえだろっ！」
「どうして？ お兄ちゃんも大掃除で汗かいたから、一緒に入ろうよぉ……あっ！ それとも……」
ミウのハダカ、コーフンしちゃう？ とミウは俺の視線の前に回り込んで囁いてくる。俺はそのミウの艶を含んだ視線にドキッとなる。
「掃除してる時から、ミウの事、見てたでしょ？ 気付いてたよ」
「うっ！ そ、それは……」
「ねえ、ミウの事、好き？」
潤んだ瞳で俺を見つめるミウ。ただ見つめられているだけだというのに、その視線に俺はだんだん理性が剥ぎ取られていく。
「馬鹿な事言うな。俺は出るぞ」
これ以上はヤバイ。そう思った俺は逃げるように風呂場から出て行こうとする。だが、何故か身体が動かない。もっと言えば、目の前のミウの裸から視線が外せなかった。徐々に、だが確実に、ミウに対して欲情していく自分を止められない。
「ミウは、お兄ちゃんの事、大好きだよ。ねえ、ミウの事、好きにして？」
そして、ここぞとばかりにミウが誘惑をしてくる。これがダメ押しとなり、俺はミウに覆いかぶさっていった。
「く、くそっ！ もう止まんねえからな！ 後で後悔するなよ！」
「うん、後悔しないよ。だからミウでいっぱい気持ちよくなってね？」
ミウも背伸びして俺の首筋に腕を回し、抱きついてきた。もはや、抑えられそうに無い。俺はただ、ミウの望むままに堕ちていくだけであった。
＊＊＊＊＊
「んっ、んああっ！ ああんっ……おっきいよぉ！」
俺の身体の下で、歓喜の声をあげるミウ。そのミウの身体を、俺は抱きしめる。
俺はとっくに服を脱ぎ捨てており、そのため直に感じるミウの肌に溺れていく。俺は抱きしめながら腰をグリグリ動かし、ミウを奥深くまで貫く。
「ああんっ！ お兄ちゃんの、奥まで来て、しゅごいのぉ！」
「大丈夫か、重くないか？」
「うん、へーき。もっとぎゅ〜ってシてぇ……」
可愛らしくおねだりをするミウ。それに応えるかのように、俺はミウを抱きしめる力を強めた。
「お前、あったかいな……」
「お兄ちゃんもぉ……あったかいのが奥まで来てぇ、凄くいいのぉ」
甘い声をあげ、下から俺にしがみ付いてくるミウ。その仕草に、ますます俺は興奮して我を忘れていく。
「ヤベッ、もう出るっ！」
そして、あっけなくイってしまう俺。ぎゅうぎゅうに締めてくるミウのキツキツマンコに耐えられず、一発目を盛大にぶちまけてしまう。
「あはぁぁぁっ！ 出てるぅ！ 熱いの出てるぅぅぅーーーっ！」
そして、狭い膣内を満たしていく精液の感触に、ミウも歓喜の声を出す。ぎゅっと俺にしがみついたまま、ミウは膣内の感触を堪能する。
「すごぉい、いっぱい出たね……お腹の中、たぷたぷだよぉ……」
上気した頬を染め、嬉しそうに笑うミウ。そんなミウを見ていると、俺の中でとある衝動が沸き起こってくる。
（――もっと、色んな事をシてみたい）
未だにそそり立ったままの逸物を包む感触に、俺は再び興奮してくるのを感じた。俺はミウの身体を抱きしめたまま身体を起こし、対面座位の体勢に持ち込んだ。
「ああんっ！ お兄ちゃぁん……」
最奥までグッと逸物が深く潜り込み、ミウが甘い声を発する。自身の全体重が膣に掛かっているのだが、どうやら苦しさなどは感じていないようだ。
俺はミウを抱きしめる力を強め、そして腰をグリグリ動かす。触れ合う身体は温もりを湛え、お互いの体温を伝え合う。良く言えば将来有望、悪く言えば幼児体型なミウの身体だが、それだけに抱き合ったときの密着度が高く、プニプニと張りのある肌の感触を直に伝えてくる。その為、俺はますますミウの身体に溺れていくのである。
「ああっ、お兄ちゃんっ！ イクぅッ！ ミウもうイクぅぅっ！」
ミウが歓喜の声をあげ、身体をガクガクと震わせる。結合部から聞こえてくる水音が大きくなり、それが彼女の絶頂が近い事を伝えてくる。一方、俺は先ほど一度出している事もあり、若干余裕がある。彼女をイかせるべく、俺は腰の動きを大きくしていった。
「あはぁぁぁーーーっ！ イクっ！ イクイクイクイクっ、イックぅぅぅーーーっ！」
そして遂に、ミウが絶頂に達する。彼女は背を思いっきり仰け反らせ、ビクンビクンッと身体を大きく震わせた。
その瞬間、俺の目の前で信じがたい事が起こった。何と、いきなりミウの背に黒い蝙蝠のような翼が生えてきたのである。おまけに、どうやら尻尾もあるようで、彼女の背中越しにバタバタと振られている。
「やあんっ！ ダメぇ……もう隠せないよぉ！」
「ミウ、お前……」
あまりの光景に、俺はしばし言葉を失う。そういえば今までも違和感はあった。時折ミウに翼と尻尾が見えることがあったのだ。これまでは幻覚だと思い、ありえないモノを見た事を不思議に思っていたが、どうやら全て現実だったようである。
「今まで黙っててゴメンなさい、ミウ、ホントは人間じゃないのぉ……」
そして自身の正体を暴露するミウ。どうやら彼女はファミリアという魔物らしい。
ミウは俺の胸に顔を埋めて、ぎゅっとしがみ付く。一方の俺は、思考停止といった状態であった。急な出来事に、思考が追いついていなかったのだ。
「ねえ、やっぱり人間じゃなきゃイヤかな？」
あまりにも俺が黙り込んだものだから、ミウは涙目で俺を上目遣いで見つめる、そのミウの視線を受け、俺は我に返った。たとえ魔物であっても、ミウはミウ。その事実に変わりは無い。こんなに可愛い娘を泣かせてどうするというのか。
「ちょっと驚いたけど、ミウはミウだろ。俺はミウの事、好きだぞ」
恥ずかしい台詞を口にする俺。慣れない事を言ったものだから、一気に顔が熱くなる。そんな俺の様子に、ミウも普段の元気を取り戻す。
「お兄ちゃん、嬉しいっ！ ミウも、お兄ちゃんの事、だぁい好きだよっ！」
そして、強くしがみ付いてきて口づけをねだる彼女。俺はそんなミウがますます愛おしくなり、その唇を奪うと同時に彼女を突き上げ始めた。
「んんっ！ んっ、んふっっ……んむっ！ んちゅっ……んああっ！ あはぁぁっ……ああっ！ あむっ、んんーーーっ！」
くぐもった喘ぎ声をあげ、快感をアピールする彼女。どうやら身体が敏感になっているのか、先ほど絶頂したときと同じようにガクガクと身体を震わせ始める。
そして俺も、もう限界に達しようとしていた。俺はミウの腰をグッと引き寄せながら、突き上げる逸物の動きを大きくする。
「んんーーーっ！ んはぁっ……ああっ！ あはぁぁっ、あっ、あんっ！ あんっ！ ああーっ！ あひぃぃぃっっ！」
そして口付けを続けられなくなったのか、彼女が盛大に喘ぎ声を漏らしていく。そして、またもや絶頂に達する。
「ああーんっ！ ああーっ！ やぁんっ、イクっ！ イクイク、イッちゃうぅぅーーーっ！」
「俺も、もう出るっ！」
そして、お互いに抱き合ったまま絶頂に達した。結合部からはゴボゴボと白濁した液が溢れ、互いの下腹部をしとどに濡らした。
＊＊＊＊＊
「うわぁっ、やっちまった……」
あれから抜かずに五発もミウとシてしまい、我に返った俺は愕然としてしまう。まさか、此処までミウにハマってしまうとは思わなかったのだ。いくら合意とはいえ、ミウのような幼女に手を出したのだから、かなりヤバイ状況だろう。
だが、ミウはそのような事はお構いなしである。彼女は笑顔で俺にしがみ付き、甘えてくる。
「えへへ、気持ちよかったね、お兄ちゃんっ♪」
「あ、ああ……」
ミウに対して、ははっと乾いた笑いを漏らす俺。
「ねえ、お兄ちゃんどうしたの？ 元気ないよ？」
「そ、そんな事は無いぞ。凄く良かったぞ」
「だよねー、お兄ちゃんとミウの相性、バッチリだったもんねっ！」
俺の言葉に、ミウは嬉しそうな笑みを零す。そんなミウの様子に、俺は密かにため息をつく。
だが、やってしまったものはしょうがない。今さら逃げる事は不可能である。俺はようやく、覚悟を決める事にした。
「お兄ちゃんっ、これからもミウといっぱいエッチしようねっ」
「……ああ。お前の腰が立たなくなるくらい、やりまくってやるからな」
「嬉しいっ！ お兄ちゃん、大好きっ！ 愛してるっ！」
俺の返答に歓喜の表情を見せ、愛の言葉を連呼するミウ。そのミウの唇を、俺は自身のそれで塞いでいった。
以上、これが俺と現在の妻との馴れ初めである。
俺の部屋に突然、幼女が乱入してくる。俺の事をお兄ちゃんと呼ぶものの、この娘は別に俺の妹ではない。近所に住むミウという娘である。
このミウの両親と俺の両親が親友同士だったらしく、その縁でミウが俺のところに遊びに来たのがきっかけで仲良くなった。そして、たまたま就職先がミウの近所だったので、その近くに部屋を借りた俺のところにミウが遊びに来るようになったのである。今もこうして、ミウの両親が仕事で家を空けている時に、よく転がり込んでくる。
「あ〜っ！ またお兄ちゃん部屋散らかしてる〜」
ミウは俺の部屋の惨状を見て、声をあげる。ミウは結構しっかりしている為、こうやって無精者の俺の部屋をよく掃除する事がある。遊びに来たのにいつの間にか目的が変わる事も多々あるのだ。
こうやって頻繁に掃除しに来るところなんか、まるで幼馴染みたいだと思うが、俺はミウと恋人関係になるつもりは無い。
（まさか、幼女に手は出せねえよ）
俺は自分にそう言い聞かせる。恋人になれる訳がないと思いつつ、それでも思わずミウを盗み見てしまう。それくらい、ミウは美少女ぶりを発揮していた。
二つ結びの艶やかな黒髪、整った顔立ちに愛くるしい瞳、笑うと覗かせる八重歯。胸はまだふくらみかけといった様子だが、手足はすらりとして健康的である。
そして、活発でよく笑う彼女を表すかのように、ぱたぱた動く翼に、ピコピコ揺れる尻尾――。
（――ん？ 翼に尻尾？）
何かおかしいものが見え、俺は目を疑う。何でミウに翼と尻尾があるのか、訳が分からない。俺は目をこすり、再び彼女を見る。今度は、翼と尻尾は見えなかった。おそらく、さっきのは見間違いだろう。
「ははっ、相当疲れてるな俺」
まさか、純真無垢なミウが小悪魔なんて事は無いだろう。まあ、あんな小悪魔なら大歓迎なのだが。
馬鹿な事は考えないでおこう、と俺は思い直してミウから視線を外した。
＊＊＊＊＊
「ふぅぅ〜、やっと終わったぁ」
部屋の掃除を終え、ミウが一息つく。結構な長時間労働で、少し疲れた様子である。
「いつもゴメンな。風呂沸かしておいたけど、入るか？」
「うん、入るぅ」
風呂と聞いた瞬間、ミウは元気よく風呂場へと駆けていく。可愛いなと思いつつ、俺はそのミウの後姿を見送る。すると、一度は脱衣所に行ったミウが、ひょこっと顔を覗かせる。
「お兄ちゃん、一緒に入る？」
「なっ！ 馬鹿っ、そんな事出来るかっ！」
みっともなく慌てふためく俺をよそに、ミウは笑いながら風呂へと向かっていった。やっぱり、ミウは小悪魔である。まあ、あんな幼女に翻弄される俺も俺だが。
しかし、いつからだろうか。俺がミウを意識するようになったのは。ずっと彼女が居なかったせいなのか、ミウを時折そういう目で見てしまう自分に気付いていた。しかし、俺はもう成人をとっくに迎えた大人である。いたいけな少女に手を出して、手が後ろに回るような事は避けたい。それに、ミウに手を出せばミウやその両親の信頼をも裏切る事になる。
それでも、後の事を犠牲にするだけの魅力が、ミウにはあった。俺が一人で悶々としていると、風呂場からミウの声が響いてくる。
『お兄ちゃ〜ん、石鹸がないよぉ』
考えうる限り、良くない事態である。ミウの事を考えていたときにこの状況。なんという運命の皮肉だろうか。
「今、持って行く」
俺は出来るだけ心を落ち着かせ、風呂場へ石鹸を持って行く。そして、出来るだけミウの裸を見ないように、ドアの隙間から石鹸を差し出す。
すると、不意に俺の右手首が掴まれ、グイッと中に引っ張り込まれる。それを予期していなかった俺は、あっけなく風呂場に引きずり込まれた。
「えへへ、お兄ちゃん。一緒に入ろっ」
ミウが笑顔で俺の手を引いてくる。当然、ミウは裸であった。彼女の鎖骨とかふくらみかけの胸、まだ生えていない秘所やぷにぷにしていそうな白い太ももが目に入り、俺は思わず頬を紅潮させて目を逸らした。
「ちょっ、ふざけんなっ！ 一緒に入れる訳ねえだろっ！」
「どうして？ お兄ちゃんも大掃除で汗かいたから、一緒に入ろうよぉ……あっ！ それとも……」
ミウのハダカ、コーフンしちゃう？ とミウは俺の視線の前に回り込んで囁いてくる。俺はそのミウの艶を含んだ視線にドキッとなる。
「掃除してる時から、ミウの事、見てたでしょ？ 気付いてたよ」
「うっ！ そ、それは……」
「ねえ、ミウの事、好き？」
潤んだ瞳で俺を見つめるミウ。ただ見つめられているだけだというのに、その視線に俺はだんだん理性が剥ぎ取られていく。
「馬鹿な事言うな。俺は出るぞ」
これ以上はヤバイ。そう思った俺は逃げるように風呂場から出て行こうとする。だが、何故か身体が動かない。もっと言えば、目の前のミウの裸から視線が外せなかった。徐々に、だが確実に、ミウに対して欲情していく自分を止められない。
「ミウは、お兄ちゃんの事、大好きだよ。ねえ、ミウの事、好きにして？」
そして、ここぞとばかりにミウが誘惑をしてくる。これがダメ押しとなり、俺はミウに覆いかぶさっていった。
「く、くそっ！ もう止まんねえからな！ 後で後悔するなよ！」
「うん、後悔しないよ。だからミウでいっぱい気持ちよくなってね？」
ミウも背伸びして俺の首筋に腕を回し、抱きついてきた。もはや、抑えられそうに無い。俺はただ、ミウの望むままに堕ちていくだけであった。
＊＊＊＊＊
「んっ、んああっ！ ああんっ……おっきいよぉ！」
俺の身体の下で、歓喜の声をあげるミウ。そのミウの身体を、俺は抱きしめる。
俺はとっくに服を脱ぎ捨てており、そのため直に感じるミウの肌に溺れていく。俺は抱きしめながら腰をグリグリ動かし、ミウを奥深くまで貫く。
「ああんっ！ お兄ちゃんの、奥まで来て、しゅごいのぉ！」
「大丈夫か、重くないか？」
「うん、へーき。もっとぎゅ〜ってシてぇ……」
可愛らしくおねだりをするミウ。それに応えるかのように、俺はミウを抱きしめる力を強めた。
「お前、あったかいな……」
「お兄ちゃんもぉ……あったかいのが奥まで来てぇ、凄くいいのぉ」
甘い声をあげ、下から俺にしがみ付いてくるミウ。その仕草に、ますます俺は興奮して我を忘れていく。
「ヤベッ、もう出るっ！」
そして、あっけなくイってしまう俺。ぎゅうぎゅうに締めてくるミウのキツキツマンコに耐えられず、一発目を盛大にぶちまけてしまう。
「あはぁぁぁっ！ 出てるぅ！ 熱いの出てるぅぅぅーーーっ！」
そして、狭い膣内を満たしていく精液の感触に、ミウも歓喜の声を出す。ぎゅっと俺にしがみついたまま、ミウは膣内の感触を堪能する。
「すごぉい、いっぱい出たね……お腹の中、たぷたぷだよぉ……」
上気した頬を染め、嬉しそうに笑うミウ。そんなミウを見ていると、俺の中でとある衝動が沸き起こってくる。
（――もっと、色んな事をシてみたい）
未だにそそり立ったままの逸物を包む感触に、俺は再び興奮してくるのを感じた。俺はミウの身体を抱きしめたまま身体を起こし、対面座位の体勢に持ち込んだ。
「ああんっ！ お兄ちゃぁん……」
最奥までグッと逸物が深く潜り込み、ミウが甘い声を発する。自身の全体重が膣に掛かっているのだが、どうやら苦しさなどは感じていないようだ。
俺はミウを抱きしめる力を強め、そして腰をグリグリ動かす。触れ合う身体は温もりを湛え、お互いの体温を伝え合う。良く言えば将来有望、悪く言えば幼児体型なミウの身体だが、それだけに抱き合ったときの密着度が高く、プニプニと張りのある肌の感触を直に伝えてくる。その為、俺はますますミウの身体に溺れていくのである。
「ああっ、お兄ちゃんっ！ イクぅッ！ ミウもうイクぅぅっ！」
ミウが歓喜の声をあげ、身体をガクガクと震わせる。結合部から聞こえてくる水音が大きくなり、それが彼女の絶頂が近い事を伝えてくる。一方、俺は先ほど一度出している事もあり、若干余裕がある。彼女をイかせるべく、俺は腰の動きを大きくしていった。
「あはぁぁぁーーーっ！ イクっ！ イクイクイクイクっ、イックぅぅぅーーーっ！」
そして遂に、ミウが絶頂に達する。彼女は背を思いっきり仰け反らせ、ビクンビクンッと身体を大きく震わせた。
その瞬間、俺の目の前で信じがたい事が起こった。何と、いきなりミウの背に黒い蝙蝠のような翼が生えてきたのである。おまけに、どうやら尻尾もあるようで、彼女の背中越しにバタバタと振られている。
「やあんっ！ ダメぇ……もう隠せないよぉ！」
「ミウ、お前……」
あまりの光景に、俺はしばし言葉を失う。そういえば今までも違和感はあった。時折ミウに翼と尻尾が見えることがあったのだ。これまでは幻覚だと思い、ありえないモノを見た事を不思議に思っていたが、どうやら全て現実だったようである。
「今まで黙っててゴメンなさい、ミウ、ホントは人間じゃないのぉ……」
そして自身の正体を暴露するミウ。どうやら彼女はファミリアという魔物らしい。
ミウは俺の胸に顔を埋めて、ぎゅっとしがみ付く。一方の俺は、思考停止といった状態であった。急な出来事に、思考が追いついていなかったのだ。
「ねえ、やっぱり人間じゃなきゃイヤかな？」
あまりにも俺が黙り込んだものだから、ミウは涙目で俺を上目遣いで見つめる、そのミウの視線を受け、俺は我に返った。たとえ魔物であっても、ミウはミウ。その事実に変わりは無い。こんなに可愛い娘を泣かせてどうするというのか。
「ちょっと驚いたけど、ミウはミウだろ。俺はミウの事、好きだぞ」
恥ずかしい台詞を口にする俺。慣れない事を言ったものだから、一気に顔が熱くなる。そんな俺の様子に、ミウも普段の元気を取り戻す。
「お兄ちゃん、嬉しいっ！ ミウも、お兄ちゃんの事、だぁい好きだよっ！」
そして、強くしがみ付いてきて口づけをねだる彼女。俺はそんなミウがますます愛おしくなり、その唇を奪うと同時に彼女を突き上げ始めた。
「んんっ！ んっ、んふっっ……んむっ！ んちゅっ……んああっ！ あはぁぁっ……ああっ！ あむっ、んんーーーっ！」
くぐもった喘ぎ声をあげ、快感をアピールする彼女。どうやら身体が敏感になっているのか、先ほど絶頂したときと同じようにガクガクと身体を震わせ始める。
そして俺も、もう限界に達しようとしていた。俺はミウの腰をグッと引き寄せながら、突き上げる逸物の動きを大きくする。
「んんーーーっ！ んはぁっ……ああっ！ あはぁぁっ、あっ、あんっ！ あんっ！ ああーっ！ あひぃぃぃっっ！」
そして口付けを続けられなくなったのか、彼女が盛大に喘ぎ声を漏らしていく。そして、またもや絶頂に達する。
「ああーんっ！ ああーっ！ やぁんっ、イクっ！ イクイク、イッちゃうぅぅーーーっ！」
「俺も、もう出るっ！」
そして、お互いに抱き合ったまま絶頂に達した。結合部からはゴボゴボと白濁した液が溢れ、互いの下腹部をしとどに濡らした。
＊＊＊＊＊
「うわぁっ、やっちまった……」
あれから抜かずに五発もミウとシてしまい、我に返った俺は愕然としてしまう。まさか、此処までミウにハマってしまうとは思わなかったのだ。いくら合意とはいえ、ミウのような幼女に手を出したのだから、かなりヤバイ状況だろう。
だが、ミウはそのような事はお構いなしである。彼女は笑顔で俺にしがみ付き、甘えてくる。
「えへへ、気持ちよかったね、お兄ちゃんっ♪」
「あ、ああ……」
ミウに対して、ははっと乾いた笑いを漏らす俺。
「ねえ、お兄ちゃんどうしたの？ 元気ないよ？」
「そ、そんな事は無いぞ。凄く良かったぞ」
「だよねー、お兄ちゃんとミウの相性、バッチリだったもんねっ！」
俺の言葉に、ミウは嬉しそうな笑みを零す。そんなミウの様子に、俺は密かにため息をつく。
だが、やってしまったものはしょうがない。今さら逃げる事は不可能である。俺はようやく、覚悟を決める事にした。
「お兄ちゃんっ、これからもミウといっぱいエッチしようねっ」
「……ああ。お前の腰が立たなくなるくらい、やりまくってやるからな」
「嬉しいっ！ お兄ちゃん、大好きっ！ 愛してるっ！」
俺の返答に歓喜の表情を見せ、愛の言葉を連呼するミウ。そのミウの唇を、俺は自身のそれで塞いでいった。
以上、これが俺と現在の妻との馴れ初めである。
15/04/09 21:35更新 / 香炉 夢幻