ダンスとお前とオレと…ロリ? 後編
高級感溢れたベッドが二人分の体重により軋んだ音をたてる。
そこへぽたりぽたりと垂れゆく雫。
シーツに染みを作ったと思えばそれはすぐに消えてなくなった。
それでも雫はまた垂れる。
オレと、ヘレナの口から垂れる。
「んん、むふ、んぅ…ちゅ…。」
幼く小さい口の中でオレの舌と小さなヘレナの舌が絡み合う。
小さな歯に舌を這わせ、あふれ出すその唾液を啜る。
時折小さな舌がオレの口の中へと侵入してくる。
幼い外見とは裏腹にオレの理性をとろかすような甘い舌使い。
「ん…ふん…ぁ…むむ…んん♪」
二人して互いに互いの口内をめぐり、互いの唾液を味わう。
オレが感じたヘレナのものは感じるはずなき甘さがあった。
砂糖とか、蜂蜜とかそんな明確な甘さじゃないものがそこにあった。
深く熱い大人なキス。
互いに貪るような、それでも互いを愛しむような口付け。
かなり長く互いを求め合ってようやく口を離す。
「ふぁ…ユウタ…。」
熱の篭った視線をオレに向けるヘレナは頬を赤くした女の顔。
幼なきその表情に似つかわしくない顔が逆にオレを昂らせた。
「可愛いぞ、ヘレナ。」
唇の端にそっとキスを落とし体を離した。
しかしヘレナは両手をオレの背に回し離れるのを嫌がる。
「…ヘレナ?」
「離れんどくれ。ユウタと抱き合ったまましたいのじゃ…。」
…可愛らしいことを言ってくれるじゃねえか。
小さい肩に手を置きヘレナの服と思わしき物をゆっくり脱がす。
「んんっ…少し恥ずかしいのう…。」
それでも向けてくれる期待を含ませた表情。
そんな顔されたらこっちだって止まんなくなるって言うのに…。
いちいち理性が揺れるような仕草や表情をしてくるあたりから外見とはかなり違うということを思い知らされた。
危険な幼女だ。
脱がし終えた服をベッドの端に置き、手を肩から徐々に下げていく。
体が小さい分すぐさまそこへと手が触れる。
「んんっ!」
凹凸なく脂肪も付いていない胸に手を這わす。
幼き体はそれでもオレの手に吸い付いてくるような柔らかな感触だった。
「痛くないか?」
「ふふ、痛くはないのう。ただ」
「ただ?」
「非常に心地よい。あっ…少しっくすぐったいがとても…気持ち良いぞ。」
「そっか。」
その言葉にオレはヘレナの胸を撫でる。
ヘレナができる限りよくなってくれるように、初めてながら稚拙な愛撫をする。
両方の突起に手が、指が触れるように動かす。
「んん…ふぅんっ♪」
声の様子からしても苦にはなってないみたいだな。
オレはヘレナの胸に優しくキスを落とす。
「ふぁっ!」
声がひときわ大きくなった。
かまわず続ける。
吸い付くように啄ばむように口を付け、時には舌での愛撫も忘れない。
右を吸っているときは左を手で弄り、
左を舐めているときは右を指で優しくつまむ。
そのたびにヘレナは恥ずかしそうな熱の篭った声をあげた。
顔を上げてヘレナを見れば小さな口からはだらしなく涎をたらし、頬を赤く染め、目尻を下げた表情。
感じてくれているみたいだな。
よかった。
そう思いながらオレはヘレナの下の方へと移動する。
「ヘレナ、足開いて。」
「ふぁ…恥ずかしいのう////」
可愛らしくそんなことを言いながらゆっくりと足を開いていく。
そうして見えるのはヘレナの女の部分。
幼きそこは毛も生えていなく綺麗な割れ目。
てかてかと光る液体は愛液だろうか。
こんな幼い体でもしっかりと反応を示すことにびっくりだった。
そんなことを感じながらそこに唇を付ける。
「ふわぁっ!」
ヘレナの体が大きく跳ねた。
どうやら刺激が強かったらしいな。
唇を離しヘレナのほうを見た。
「大丈夫か?」
「ふぅ…ふぁ…だ、大丈夫じゃ。」
大丈夫そうには見えないけどな…。
「むしろ良かったから…その、続けてはくれんか?」
「おう。」
ヘレナの返事にオレは再び唇を付ける。
「んんっ!」
啄ばむようなキスを繰り返し。
「ふぁあっ!」
啜るような口付けを交わし。
「あっ、あぁ♪」
舌で愛撫を行うかのように舐めあげ。
「ぬぁっ♪ふぁあん♪」
唇を離した。
見れば蜜がトロトロになるほど溢れている。
ここら辺まですればコイツも負担を感じないかな?
そんなことを考えながら顔を上げようとして気づく。
おっと、ここがまだだった。
成長が止まっているような幼い体でも女らしく反応するそれ。
皮に包まれた豆が顔を見せた。
今度はそこに口付ける。
「ひゃあん♪」
さっきよりも大きくヘレナは跳ねた。
「ユっ、ユウタ、そこっ!そこはっ―ひゃんっ♪」
返事を聞かずに口付ける。
触れるだけの優しいものだがその刺激はとんでもないものだったようで小さい体は強い快感で震えた。
その快感を送っているのがオレだと思うと興奮する。
今すぐに理性を投げ出してコイツをむちゃくちゃにしてやりたいほどに。
それでもそんなことはしない。
こいつの体には少し負担が大きすぎる。
ヘレナの負担になることは極力避けたいから。
…え?もし大人の女性だったらどうするかって?
そりゃ本能の赴くままに貪り尽くすまででしょ。
獣見たく交わるのもいいし顔が見えて互いに抱き合える正常位とかもいいよね…って最中になに考えてるんだ。
とりあえず目の前のことに集中する。
舌先で舐める動きで刺激したり、周りをなぞるように動かす。
そのたびに跳ねるヘレナの体。
漏れる甘い声。
「ふぁあんっ♪あぁっあ♪」
柔らかく小さな尻に手を回し、より強く舌を押し付けた。
「んぁぁぁぁああ♪」
今までにないほど大きな声が部屋に響く。
体もそれに合わせて大きく震えた。
…達した…のか。
その反応にオレは舌を離しヘレナの顔を見る。
さっきよりも蕩けた表情でヘレナはオレを見ていた。
「…やりすぎじゃ、ユウタ。」
「…わりぃ。」
少しやりすぎた感はあった。
自重しないと…。
ヘレナは体を起こしオレの体に抱きつく。
体、というよりか首に抱きつきオレの耳元に口を持ってくる。
そして囁いた。
「お互いに準備万端じゃ。ユウタもそうじゃろ…?」
「…。」
いくら幼子とはいえあんなに反応されたら勃起するのも当たり前だろ…。
オレのものは痛いほどに張りつめており服の下からでもわかるぐらいに自己主張していた。
「じゃから…のう♪」
「わかったよ。」
ヘレナをゆっくり寝かせて覆いかぶさる。
そしてズボンのチャックを下ろしてオレのものを取り出した。
「おぉ…大きいのう、ユウタのものは。」
「そりゃどうも」
よかった…大きいほうだった…。
ヘレナに小さいって言われたらかなりへこむとこだった…。
心の中で安堵しつつ先端をヘレナのそこへと擦り付ける。
「ふ…ん♪」
「…辛かったら言ってくれよ。」
ゆっくりと腰を進めヘレナの中にオレのものを埋めていった。
少しずつ入っていくオレのもの。
包み込んでいくヘレナのそこ。
途中で止まると思っていたがオレのものは全てがヘレナの中へと収まってしまった。
先端が触れたのはまるでゴムのようなもの。
感じるのは締め上げるようなきつさ。
熱湯にでも入れたのかという熱さ。
それ以上に感じたのは気持ちよさだった。
歯を食いしばって耐えているが耐え切れるかわからない。
気を抜けば今にも出てしまいそうなほど気持ちよかった。
「んっふぁ♪い、いいぞユウタ♪わっわしの中がぬしのでいっぱいじゃ♪」
「んっ…辛くはないのか?」
「むしろっあ♪心地よいぞ♪」
「そっか。」
その言葉に安心する。
どう見たってコレ容量超えてるからな…。
ヘレナのへそあたりまで入ってるんじゃないのか?
小さいのに大きく広げられたヘレナのそこはとどめなく蜜を出しオレの射精を促す。
「んむ…。」
「おわっ。」
ヘレナがオレの手を、火傷している右手を舐めあげる。
ちろちろと動く小さな舌。
それがくすぐったく感じられた。
「にゅ…痛くは、ないかのう…?」
心配そうな声色でヘレナはオレに聞く。
それにオレは左手で頭を撫でて応えた。
「平気だって。コレくらいなんともねえよ。それよかしてる最中にそんな顔すんなよ。」
左手を頬へ添え、小さな額に口付けた。
そこで気づく。
オレがやたらとコイツを甘えさせる理由を。
どうやらオレは―
「もう動いたらどうじゃ?動かないと終わらんぞ?」
そこで不意にヘレナが声をかけてきた。
終わらんぞなんていうわりにはもっと続けろって顔してるけどな。
ようやくその快楽にも慣れてくる。
もうそろそろ動いても平気そうだな。
「そんじゃ、動かすぞ。」
「ああ…あんっ♪」
腰を回し先端で子宮口をくすぐるかのように刺激する。
撫でれば撫でるほど。
突けば突くほどへレナは甘い声を漏らす。
その反面オレへと送られてくる快楽は尋常じゃない。
少ししか動いていないというのに膣の壁はオレのものを撫で上げ、舐め上げるかのように動く。
「んぁ…すげぇいいぞ、ヘレナの中。」
「ふぅあ…ど、どのくらい良いのじゃ?」
「今にも出そうなくらいだ。」
「そうか♪それは、あっ、よかった♪」
互いが互いに交わり、溶け合いそうな快楽の中。
オレとヘレナはさらに求める。
「んっ。」
「ふむ…ちゅる…む♪」
小さい体を精一杯上へと伸ばしオレとキスをする。
目を瞑り快楽に身をゆだねたヘレナはより激しく吸い付いてきた。
「んんっふむっちゅ、ん♪」
啄ばむようなキスをして。
互いの舌を絡め合い。
唾液を交換しながら腰をゆっくり動かし続ける。
唇から、舌から、肌から伝えられる気持ちよさ。
あまりのよさに腰を強く動かし子宮へ強く押し付けた。
「んんっ♪あ、ふぁん♪」
その衝撃で跳ねるヘレナの体を強く抱きしめる。
…そろそろ限界が近くなってきた。
唇を離しヘレナの体をさらに抱き寄せた。
それに応えるかのように小さな手がオレの首に巻かれる。
「ヘレナ…もうっ!」
「い、いいぞ、ユウタ♪そのまま、中にぃ♪」
快楽で蕩けたその顔で、ねだるような甘い声で、痛いほど締め上げるその膣でオレを誘う。
その声に、その顔に、その快楽に。
オレのものは限界を迎える。
オレは抗うことなくヘレナの中で欲を開放した。
「ん…くぅ…!」
「ふあぁっ!ぁぁああぁあああ♪」
どくどくと流れ込むオレの欲望。
ヘレナの中は何度も収縮してそれを飲み込み続ける。
快楽に震える体。
その震えを止めるように互いに強く抱きしめ合う。
そのままオレは体を後ろへ倒した。
「ふう…はぁ…けっこうキツイな…。」
「は…ん、すごくよかったぞ♪」
「はは、そいつはよかった。」
気恥ずかしさを含んだヘレナの声。
いつもと違う甘え方がまた可愛らしい。
「にしてもこんな幼い体に欲情するなぞぬしは立派なロリコンじゃのう♪」
「まだ言うか…。そこだけは全力で否定させてもらうぞ。」
「わしの体でここまでしておいて何を言うのじゃ。」
「オレはロリコンじゃねえよ。」
「まだ言うか。」
「何度も言うさ。オレはロリコンじゃねえ。オレは―」
ヘレナの頭に右手をそえ、その頭を撫でながらそっと唇を重ねる。
唇を離し、ヘレナの耳元で呟いた。
「―ヘレナが好きなんだよ。」
「ほら、プレゼントだぞー!」
洞窟内広間。
オレは魔女っ子達の前でそれを揺らし示した。
それは服。
皆が留守にしていた二週間を使って50人近くの魔女っ子達へ作り上げたプレゼント。
使われていない部屋から大量の布を発見したオレはすぐさまデザインを決め、針と糸を見つけ出して服を作っていた。
皆が同じような体型で助かった。採寸する手間が省けたぜ。
にしてもまさかオレのいた世界でつけてきたこの技術が役立つとはね…。
あの暴君(オレの双子の姉)に無理やり押し付けられたダンスコスチューム作り。
あのころは何人ぐらい作らされたんだっけな…?
確実にいえるのは50人以上だったってことだな。
それに比べれば今回のはかなり楽だった。
あのころは…10日間で50人以上だったからな…。
辛かったな…。技術向上を余儀なくされたし。
おかげでペンは持てないほどの疲労に悩まされるわ、指先異様なほどに器用になるわ。
…あれ?なんだろうコレ?目から、目から滝が…?
「ユウタ様、これって…。」
魔女っ子の一人が服を手に取り、しげしげと眺める。
その目が輝いていることから失敗してはいないみたいだな。
フリルがたくさん付いたその服。
黒地に白のレースも多く付いているファッション。
「かわいいですね!この服!」
「気に入ってくれた?」
「はいっ!」
嬉しそうな顔で魔女っ子は頷く。
喜んでもらえたなら何よりだ。
オレのいた世界の知識…というより記憶を頼りに作り上げたからな。
小さい魔女っ子達やヘレナに似合うだろうと思って作ったそれ。
「ゴシック&ロリータファッション。思ったとおりよく似合いそうだぞ。」
ゴスロリ服。
あの魔女の服も中々捨てがたいものだがロリという言葉があるんだ。
小さい子には良く似合うファッションだろう。
それに実を言うと一目見たときから着せてみたいなーとか、
着たらどんな風になるのかなーくらいは思っていた。
「それで、実際に着てみるとあちらのようになりまーす!」
オレは広間のステージを指差した。
その指の先を見る魔女っ子達の目に映るのはゴスロリ服を着込んだサバトの頂点。
ヘレナがいた。
「どうじゃ?どうじゃ!?」
嬉しそうに体を揺らすヘレナ。
揺れる黒地のスカート。ひらめく白いフリル。
着込んだゴスロリ服によって得た印象は―
「…すごいですヘレナ様!まるで…。」
「お人形みたいです!」
「かわいいです!ヘレナ様!」
「抱きしめたいです〜!!」
まさしくお人形。
西洋風の人形さながらの可愛らしさをまとってヘレナはステージに立っていた。
どこからだしたのかあの物騒な鎌を持って魔女っ子達のほうへと向ける。
ゴスロリと鎌。
ちぐはぐな印象を受けそうだがなぜだかそれが逆に可愛らしさをより引き立てる。
「さぁ、みなのもの!これから世界に向けた『ダンシング・サバト』を踊ろうではないか!」
「「「「「おおーーーーー!!」」」」」
「それから、ユウタ!」
「おう?」
オレか?
オレは踊らねえぞ?
「これからもよろしく頼むぞ♪」
そう言ったヘレナの顔は人形以上の可愛らしさで、嬉しそうに輝いていた。
『ダンシング・サバト』
サバトにおける新たなサバト。
一人のバフォメットと50人近くの魔女達からなるこのダンスはなんとも可愛らしいものであり、
見たこともない服に身を包んだ彼女達の姿はまるで人形のようだったという。
見る者全てを虜にし、多くの人の心を引き寄せたダンス。
老若男女問わずサバトへと目覚めさせたそれは、
裏に黒髪黒目の青年の頑張りがあったということは、
意外と知られていたりもする…。
「んふふ〜♪肩車とはいいのう♪遠くまで見渡せるわ!」
「はいはい。上のほうは気を付けろよ。あと、暴れすぎて落ちないようにな。」
「そんなことはせんよ〜♪」
「ヘレナ様ずるいですー!」
「私達もしてください!ユウタ様!」
「順番にな。」
「んふふ〜♪」
バフォメットと魔女達とその青年との姿は行く先々で目撃され、
その和やかな光景を楽しみたいということで入信者がさらに増えたとかどうとか…。
「あだっ!」
「…だから上には気をつけろって言ったろーが…。」
FINAL STEP
これにて 終了
HAPPY END
そこへぽたりぽたりと垂れゆく雫。
シーツに染みを作ったと思えばそれはすぐに消えてなくなった。
それでも雫はまた垂れる。
オレと、ヘレナの口から垂れる。
「んん、むふ、んぅ…ちゅ…。」
幼く小さい口の中でオレの舌と小さなヘレナの舌が絡み合う。
小さな歯に舌を這わせ、あふれ出すその唾液を啜る。
時折小さな舌がオレの口の中へと侵入してくる。
幼い外見とは裏腹にオレの理性をとろかすような甘い舌使い。
「ん…ふん…ぁ…むむ…んん♪」
二人して互いに互いの口内をめぐり、互いの唾液を味わう。
オレが感じたヘレナのものは感じるはずなき甘さがあった。
砂糖とか、蜂蜜とかそんな明確な甘さじゃないものがそこにあった。
深く熱い大人なキス。
互いに貪るような、それでも互いを愛しむような口付け。
かなり長く互いを求め合ってようやく口を離す。
「ふぁ…ユウタ…。」
熱の篭った視線をオレに向けるヘレナは頬を赤くした女の顔。
幼なきその表情に似つかわしくない顔が逆にオレを昂らせた。
「可愛いぞ、ヘレナ。」
唇の端にそっとキスを落とし体を離した。
しかしヘレナは両手をオレの背に回し離れるのを嫌がる。
「…ヘレナ?」
「離れんどくれ。ユウタと抱き合ったまましたいのじゃ…。」
…可愛らしいことを言ってくれるじゃねえか。
小さい肩に手を置きヘレナの服と思わしき物をゆっくり脱がす。
「んんっ…少し恥ずかしいのう…。」
それでも向けてくれる期待を含ませた表情。
そんな顔されたらこっちだって止まんなくなるって言うのに…。
いちいち理性が揺れるような仕草や表情をしてくるあたりから外見とはかなり違うということを思い知らされた。
危険な幼女だ。
脱がし終えた服をベッドの端に置き、手を肩から徐々に下げていく。
体が小さい分すぐさまそこへと手が触れる。
「んんっ!」
凹凸なく脂肪も付いていない胸に手を這わす。
幼き体はそれでもオレの手に吸い付いてくるような柔らかな感触だった。
「痛くないか?」
「ふふ、痛くはないのう。ただ」
「ただ?」
「非常に心地よい。あっ…少しっくすぐったいがとても…気持ち良いぞ。」
「そっか。」
その言葉にオレはヘレナの胸を撫でる。
ヘレナができる限りよくなってくれるように、初めてながら稚拙な愛撫をする。
両方の突起に手が、指が触れるように動かす。
「んん…ふぅんっ♪」
声の様子からしても苦にはなってないみたいだな。
オレはヘレナの胸に優しくキスを落とす。
「ふぁっ!」
声がひときわ大きくなった。
かまわず続ける。
吸い付くように啄ばむように口を付け、時には舌での愛撫も忘れない。
右を吸っているときは左を手で弄り、
左を舐めているときは右を指で優しくつまむ。
そのたびにヘレナは恥ずかしそうな熱の篭った声をあげた。
顔を上げてヘレナを見れば小さな口からはだらしなく涎をたらし、頬を赤く染め、目尻を下げた表情。
感じてくれているみたいだな。
よかった。
そう思いながらオレはヘレナの下の方へと移動する。
「ヘレナ、足開いて。」
「ふぁ…恥ずかしいのう////」
可愛らしくそんなことを言いながらゆっくりと足を開いていく。
そうして見えるのはヘレナの女の部分。
幼きそこは毛も生えていなく綺麗な割れ目。
てかてかと光る液体は愛液だろうか。
こんな幼い体でもしっかりと反応を示すことにびっくりだった。
そんなことを感じながらそこに唇を付ける。
「ふわぁっ!」
ヘレナの体が大きく跳ねた。
どうやら刺激が強かったらしいな。
唇を離しヘレナのほうを見た。
「大丈夫か?」
「ふぅ…ふぁ…だ、大丈夫じゃ。」
大丈夫そうには見えないけどな…。
「むしろ良かったから…その、続けてはくれんか?」
「おう。」
ヘレナの返事にオレは再び唇を付ける。
「んんっ!」
啄ばむようなキスを繰り返し。
「ふぁあっ!」
啜るような口付けを交わし。
「あっ、あぁ♪」
舌で愛撫を行うかのように舐めあげ。
「ぬぁっ♪ふぁあん♪」
唇を離した。
見れば蜜がトロトロになるほど溢れている。
ここら辺まですればコイツも負担を感じないかな?
そんなことを考えながら顔を上げようとして気づく。
おっと、ここがまだだった。
成長が止まっているような幼い体でも女らしく反応するそれ。
皮に包まれた豆が顔を見せた。
今度はそこに口付ける。
「ひゃあん♪」
さっきよりも大きくヘレナは跳ねた。
「ユっ、ユウタ、そこっ!そこはっ―ひゃんっ♪」
返事を聞かずに口付ける。
触れるだけの優しいものだがその刺激はとんでもないものだったようで小さい体は強い快感で震えた。
その快感を送っているのがオレだと思うと興奮する。
今すぐに理性を投げ出してコイツをむちゃくちゃにしてやりたいほどに。
それでもそんなことはしない。
こいつの体には少し負担が大きすぎる。
ヘレナの負担になることは極力避けたいから。
…え?もし大人の女性だったらどうするかって?
そりゃ本能の赴くままに貪り尽くすまででしょ。
獣見たく交わるのもいいし顔が見えて互いに抱き合える正常位とかもいいよね…って最中になに考えてるんだ。
とりあえず目の前のことに集中する。
舌先で舐める動きで刺激したり、周りをなぞるように動かす。
そのたびに跳ねるヘレナの体。
漏れる甘い声。
「ふぁあんっ♪あぁっあ♪」
柔らかく小さな尻に手を回し、より強く舌を押し付けた。
「んぁぁぁぁああ♪」
今までにないほど大きな声が部屋に響く。
体もそれに合わせて大きく震えた。
…達した…のか。
その反応にオレは舌を離しヘレナの顔を見る。
さっきよりも蕩けた表情でヘレナはオレを見ていた。
「…やりすぎじゃ、ユウタ。」
「…わりぃ。」
少しやりすぎた感はあった。
自重しないと…。
ヘレナは体を起こしオレの体に抱きつく。
体、というよりか首に抱きつきオレの耳元に口を持ってくる。
そして囁いた。
「お互いに準備万端じゃ。ユウタもそうじゃろ…?」
「…。」
いくら幼子とはいえあんなに反応されたら勃起するのも当たり前だろ…。
オレのものは痛いほどに張りつめており服の下からでもわかるぐらいに自己主張していた。
「じゃから…のう♪」
「わかったよ。」
ヘレナをゆっくり寝かせて覆いかぶさる。
そしてズボンのチャックを下ろしてオレのものを取り出した。
「おぉ…大きいのう、ユウタのものは。」
「そりゃどうも」
よかった…大きいほうだった…。
ヘレナに小さいって言われたらかなりへこむとこだった…。
心の中で安堵しつつ先端をヘレナのそこへと擦り付ける。
「ふ…ん♪」
「…辛かったら言ってくれよ。」
ゆっくりと腰を進めヘレナの中にオレのものを埋めていった。
少しずつ入っていくオレのもの。
包み込んでいくヘレナのそこ。
途中で止まると思っていたがオレのものは全てがヘレナの中へと収まってしまった。
先端が触れたのはまるでゴムのようなもの。
感じるのは締め上げるようなきつさ。
熱湯にでも入れたのかという熱さ。
それ以上に感じたのは気持ちよさだった。
歯を食いしばって耐えているが耐え切れるかわからない。
気を抜けば今にも出てしまいそうなほど気持ちよかった。
「んっふぁ♪い、いいぞユウタ♪わっわしの中がぬしのでいっぱいじゃ♪」
「んっ…辛くはないのか?」
「むしろっあ♪心地よいぞ♪」
「そっか。」
その言葉に安心する。
どう見たってコレ容量超えてるからな…。
ヘレナのへそあたりまで入ってるんじゃないのか?
小さいのに大きく広げられたヘレナのそこはとどめなく蜜を出しオレの射精を促す。
「んむ…。」
「おわっ。」
ヘレナがオレの手を、火傷している右手を舐めあげる。
ちろちろと動く小さな舌。
それがくすぐったく感じられた。
「にゅ…痛くは、ないかのう…?」
心配そうな声色でヘレナはオレに聞く。
それにオレは左手で頭を撫でて応えた。
「平気だって。コレくらいなんともねえよ。それよかしてる最中にそんな顔すんなよ。」
左手を頬へ添え、小さな額に口付けた。
そこで気づく。
オレがやたらとコイツを甘えさせる理由を。
どうやらオレは―
「もう動いたらどうじゃ?動かないと終わらんぞ?」
そこで不意にヘレナが声をかけてきた。
終わらんぞなんていうわりにはもっと続けろって顔してるけどな。
ようやくその快楽にも慣れてくる。
もうそろそろ動いても平気そうだな。
「そんじゃ、動かすぞ。」
「ああ…あんっ♪」
腰を回し先端で子宮口をくすぐるかのように刺激する。
撫でれば撫でるほど。
突けば突くほどへレナは甘い声を漏らす。
その反面オレへと送られてくる快楽は尋常じゃない。
少ししか動いていないというのに膣の壁はオレのものを撫で上げ、舐め上げるかのように動く。
「んぁ…すげぇいいぞ、ヘレナの中。」
「ふぅあ…ど、どのくらい良いのじゃ?」
「今にも出そうなくらいだ。」
「そうか♪それは、あっ、よかった♪」
互いが互いに交わり、溶け合いそうな快楽の中。
オレとヘレナはさらに求める。
「んっ。」
「ふむ…ちゅる…む♪」
小さい体を精一杯上へと伸ばしオレとキスをする。
目を瞑り快楽に身をゆだねたヘレナはより激しく吸い付いてきた。
「んんっふむっちゅ、ん♪」
啄ばむようなキスをして。
互いの舌を絡め合い。
唾液を交換しながら腰をゆっくり動かし続ける。
唇から、舌から、肌から伝えられる気持ちよさ。
あまりのよさに腰を強く動かし子宮へ強く押し付けた。
「んんっ♪あ、ふぁん♪」
その衝撃で跳ねるヘレナの体を強く抱きしめる。
…そろそろ限界が近くなってきた。
唇を離しヘレナの体をさらに抱き寄せた。
それに応えるかのように小さな手がオレの首に巻かれる。
「ヘレナ…もうっ!」
「い、いいぞ、ユウタ♪そのまま、中にぃ♪」
快楽で蕩けたその顔で、ねだるような甘い声で、痛いほど締め上げるその膣でオレを誘う。
その声に、その顔に、その快楽に。
オレのものは限界を迎える。
オレは抗うことなくヘレナの中で欲を開放した。
「ん…くぅ…!」
「ふあぁっ!ぁぁああぁあああ♪」
どくどくと流れ込むオレの欲望。
ヘレナの中は何度も収縮してそれを飲み込み続ける。
快楽に震える体。
その震えを止めるように互いに強く抱きしめ合う。
そのままオレは体を後ろへ倒した。
「ふう…はぁ…けっこうキツイな…。」
「は…ん、すごくよかったぞ♪」
「はは、そいつはよかった。」
気恥ずかしさを含んだヘレナの声。
いつもと違う甘え方がまた可愛らしい。
「にしてもこんな幼い体に欲情するなぞぬしは立派なロリコンじゃのう♪」
「まだ言うか…。そこだけは全力で否定させてもらうぞ。」
「わしの体でここまでしておいて何を言うのじゃ。」
「オレはロリコンじゃねえよ。」
「まだ言うか。」
「何度も言うさ。オレはロリコンじゃねえ。オレは―」
ヘレナの頭に右手をそえ、その頭を撫でながらそっと唇を重ねる。
唇を離し、ヘレナの耳元で呟いた。
「―ヘレナが好きなんだよ。」
「ほら、プレゼントだぞー!」
洞窟内広間。
オレは魔女っ子達の前でそれを揺らし示した。
それは服。
皆が留守にしていた二週間を使って50人近くの魔女っ子達へ作り上げたプレゼント。
使われていない部屋から大量の布を発見したオレはすぐさまデザインを決め、針と糸を見つけ出して服を作っていた。
皆が同じような体型で助かった。採寸する手間が省けたぜ。
にしてもまさかオレのいた世界でつけてきたこの技術が役立つとはね…。
あの暴君(オレの双子の姉)に無理やり押し付けられたダンスコスチューム作り。
あのころは何人ぐらい作らされたんだっけな…?
確実にいえるのは50人以上だったってことだな。
それに比べれば今回のはかなり楽だった。
あのころは…10日間で50人以上だったからな…。
辛かったな…。技術向上を余儀なくされたし。
おかげでペンは持てないほどの疲労に悩まされるわ、指先異様なほどに器用になるわ。
…あれ?なんだろうコレ?目から、目から滝が…?
「ユウタ様、これって…。」
魔女っ子の一人が服を手に取り、しげしげと眺める。
その目が輝いていることから失敗してはいないみたいだな。
フリルがたくさん付いたその服。
黒地に白のレースも多く付いているファッション。
「かわいいですね!この服!」
「気に入ってくれた?」
「はいっ!」
嬉しそうな顔で魔女っ子は頷く。
喜んでもらえたなら何よりだ。
オレのいた世界の知識…というより記憶を頼りに作り上げたからな。
小さい魔女っ子達やヘレナに似合うだろうと思って作ったそれ。
「ゴシック&ロリータファッション。思ったとおりよく似合いそうだぞ。」
ゴスロリ服。
あの魔女の服も中々捨てがたいものだがロリという言葉があるんだ。
小さい子には良く似合うファッションだろう。
それに実を言うと一目見たときから着せてみたいなーとか、
着たらどんな風になるのかなーくらいは思っていた。
「それで、実際に着てみるとあちらのようになりまーす!」
オレは広間のステージを指差した。
その指の先を見る魔女っ子達の目に映るのはゴスロリ服を着込んだサバトの頂点。
ヘレナがいた。
「どうじゃ?どうじゃ!?」
嬉しそうに体を揺らすヘレナ。
揺れる黒地のスカート。ひらめく白いフリル。
着込んだゴスロリ服によって得た印象は―
「…すごいですヘレナ様!まるで…。」
「お人形みたいです!」
「かわいいです!ヘレナ様!」
「抱きしめたいです〜!!」
まさしくお人形。
西洋風の人形さながらの可愛らしさをまとってヘレナはステージに立っていた。
どこからだしたのかあの物騒な鎌を持って魔女っ子達のほうへと向ける。
ゴスロリと鎌。
ちぐはぐな印象を受けそうだがなぜだかそれが逆に可愛らしさをより引き立てる。
「さぁ、みなのもの!これから世界に向けた『ダンシング・サバト』を踊ろうではないか!」
「「「「「おおーーーーー!!」」」」」
「それから、ユウタ!」
「おう?」
オレか?
オレは踊らねえぞ?
「これからもよろしく頼むぞ♪」
そう言ったヘレナの顔は人形以上の可愛らしさで、嬉しそうに輝いていた。
『ダンシング・サバト』
サバトにおける新たなサバト。
一人のバフォメットと50人近くの魔女達からなるこのダンスはなんとも可愛らしいものであり、
見たこともない服に身を包んだ彼女達の姿はまるで人形のようだったという。
見る者全てを虜にし、多くの人の心を引き寄せたダンス。
老若男女問わずサバトへと目覚めさせたそれは、
裏に黒髪黒目の青年の頑張りがあったということは、
意外と知られていたりもする…。
「んふふ〜♪肩車とはいいのう♪遠くまで見渡せるわ!」
「はいはい。上のほうは気を付けろよ。あと、暴れすぎて落ちないようにな。」
「そんなことはせんよ〜♪」
「ヘレナ様ずるいですー!」
「私達もしてください!ユウタ様!」
「順番にな。」
「んふふ〜♪」
バフォメットと魔女達とその青年との姿は行く先々で目撃され、
その和やかな光景を楽しみたいということで入信者がさらに増えたとかどうとか…。
「あだっ!」
「…だから上には気をつけろって言ったろーが…。」
FINAL STEP
これにて 終了
HAPPY END
11/02/23 20:37更新 / ノワール・B・シュヴァルツ
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