ジパングのある所に、人と魔物との縁結びに御利益があるとして有名な神社があった。
　その小さな神社は、一組の夫婦によって維持され運営されていた。
　神主である夫、國比古は人間だが、巫女役の妻、深月は違う。彼女は人ではなく、焦げ茶色の獣耳と八本のふさふさ尻尾を持つ狐の魔物娘、稲荷という種族であったのだ。
　献身的で気立ての良い稲荷神らしく、ジパングに住む多くの善男善女達の幸せを願っていた深月は、國比古と共にパートナーを求める者たちの相談を受けてはお互いに引き合わせてやる事で、民たちから絶大な支持と信仰を得ていた。


　さて、現在の時刻は早朝。一枚の布団に夫婦二人、仲良く寝ていたはずの國比古は、不意に与えられた鋭い感覚で目を覚ました。
　じゅるじゅるというぬめった水音と共に訪れる、断続的な刺激、今まで何度も味わわされ、それでいて少しも慣れることの無い激しい快感。
　きゅきゅきゅうっ、という強い吸引に耐えかねて身体を起こすと、果たしてそこには欲情に目を蕩けさせ、うっとりとした表情で國比古の朝勃ちを頬張る深月がいた。

「はら、おはようごらいまふ、だんなさま」

　上目遣いでちらりと國比古の顔を見て、雌狐はまた激しくも献身的な口淫奉仕に戻った。
　喉の奥から湧き出るたっぷりの唾液を惜しげもなく垂らし、べたべたと旦那様の朝勃ちに塗りたくる。
　頬を凹ませて尿道を吸い上げつつ、ぬらぬら光る唇で根元から先端まで、余す所無くはみはみする。
　じゅっぽ、じゅっぽと小気味良いテンポで頭を上下に振り、小さなお口全体に男性器を受け入れ、強い吸引力で口腔粘膜を竿や先端に密着させ、「貪る」という表現がぴったり来るような強烈な摩擦を敏感な部分に加え奉仕する。
　顔を持ち上げ、唇がカリ首回りを覆う瞬間、快楽に震える尿道口を舌先でちょっと舐められると、目覚めたばかりの國比古はたちまち屈伏した。

「うわ、深月それ……」
「んふふ……ぇろぇろ、きもちいーれふか？　もっろ、ひまひょーか？」

　舌と喉の動きが生み出す不規則な振動は、全く予測不可能な刺激となって國比古を襲う。楽しむ間もなく果てさせられそうな予感に、堪らず音を上げた。

「そ、その、咥えながら喋るのやめて……」
「うふふふふ……んちゅうっ、ちゅるるる、んじゅうううっ……！」

　好色な若妻稲荷は、こうして毎朝の如く奉仕にかこつけては、國比古の一番搾りを味わおうとするのだ。
　無論彼としても、愛する巨乳狐耳美人妻が口でしゃぶって起こしてくれるのを厭う筈も無い。それどころか、近頃ではまず起き抜けに一発精子を抜いてもらわないと今ひとつ目覚めが良くないという程だ。
　かくして、神社に隣接して建てられた二人の住む家は、朝となく夜となく淫らな交合の声と音を周囲の森に響かせるのだ。
　さて、起きるなり受けさせられた妻の積極的な奉仕で、國比古の男性器は既に大量の我慢汁を漏らし始めている。
　男の生み出す精を喰らって生きる魔物が、この快楽と解放の前兆を如何に捉えているか國比古はあまり詳しく知らなかった。
　しかし夫婦となってしばらく経ち、何度となく身体を重ねた経験上、お口の遊びに熱が入り國比古が精感を高められるほどに深月の頬も染まり息も荒くなることから、何となく想像はついていた。

「……えぅ、んっ……どうです？　だんな様、気持ちよくなれそうですか？」
「ああ……もう、このままじゃ、すぐだよ」
「いきそうになったらいつでも出していいですから……射精するときは教えてくださいね。ちゅちゅって、啜って差し上げますからねぇ……はあむっ」

　再び肉棒を口に含んだ深月は、今まで以上の速度でヘッドバンギングし、薄紅色のぷるぷる潤った唇でサオを猛然と擦りたてて来た。
　舌先で鈴口をつついていじめるに止まらず、長くていやらしい舌全体を竿に絡め、複雑な構造を備えた女性器に勝るとも劣らない快楽を生み出さんとする。
　こんなに気持ちいい、激しいフェラチオ奉仕なのに、深月は手も使わず口だけで國比古をいかせようとしていた。
　両手を布団に突き、這いつくばるような体勢で一心不乱に舐めしゃぶるその姿勢はド淫乱そのものといった感じで、國比古の欲望を大いに掻き立てた。
　頬をすぼめ、唇や舌のみならず口腔粘膜までも狐は奉仕に役立てる。誰よりも美しく整った深月の貌が、自分の醜悪な性器を咥えて歪む、その様こそ男を狂わせる。
　口いっぱいに肉の棒を含んで、口唇愛撫に悶え、されるがままの良人を見やる切れ長の目は、男を手玉にとる楽しさでぎらぎら輝いていた。
　普通、寝起き直後の身体は性の快楽には鈍感で、無理に擦って射精させようとしてもなかなか上手くは行かないものだ。
　といってもそれはあくまで一般人の話。妖怪を娶った健康な男子が愛妻のお口でこうまでされて、膣にも劣らぬ良さをとっくりと味わわされてしまっては、いつまでも耐えられる筈も無い。
　解放を求めてぴくぴくしだした陰茎を一層丹念に舐め責め始めた深月に、國比古は哀願した。

「ごめん、もうっ……」
「……♪」

　見るからに上機嫌になった深月は、ラストスパートに向けて今までに無い勢いで首を振り始めた。
　舌と口と唇が絶え間なく男根を愛し、湧き出続ける透明な先走りをぺろぺろ舐めとる。舌の先端が鈴口に触れ、上下の唇がカリ首を余さず咥え覆った瞬間、國比古は叫んだ。

「出る、射精するよ深月……！」
「……ぅんっ！！　んっ……ぅんぐ、んぐっ、ん、んぐくんっ……んぢゅぢゅぢぢゅうぅぅぅっ♪」
「おおっ、それ……」

　飢えた若妻は喉の奥に張り付く白濁ゲルを器用に飲み下しながら、大きく息を吸い込み、射精中の尿道口を強く吸引した。
　精巣から子種を直接啜り上げられるような凄まじい感覚に、國比古は文字通り腰砕けになってしまいそう。
　快感の増大はそのまま射精量の増加に繋がる。起き抜け一発目ということを考慮しても多過ぎる精液は、口の中を狭めてちゅうちゅう吸いながら飲み切れるものではなく、小さな口内を真っ白に汚してなお収まらない汚液は、唇の端、肉茎と口マンコの間から雫となって垂れ落ちる。
　そんな僅かな精さえも無駄にしまいと、口での奉仕はそのままに、両手を顎の下で構え飲み下せない子種汁を受け止める妻の貪欲過ぎる仕草もまた、國比古の射精量を増すのに一役買ったのだった。
朝の一番搾りをたっぷりと喉奥に貰い、零した分までもしっかりと味わった深月は、ようやく人心地着いた感じで朝の挨拶をした。

「旦那様。おはようございます」
「……ああ、おはよう。朝から君はいつも、元気だな」
「眠っている間にはお情けは頂けませんもの……お腹が空くのも、仕方ないことでしょう？」
「いや、いいんだけどね。……すごく、気持ちよかったし。腰が抜けるかと思ったよ」
「そうですか、そうですかぁ。これからもちゃあんと毎朝、こうしてお口で起こしてあげますからねぇ……ふふっ。素直な國比古さん、大好き♪」

　激しい情事の後に投げ掛けられた純粋な愛の言葉に、國比古の顔が真っ赤になった。




　二人で朝食を取った後。國比古は狩衣に袴の神主装束、深月は白い小袖に緋袴の巫女装束にそれぞれ着替えた。
　神職の装いは、これからこの神社を訪れる善男善女たちのためである。二人は孤独に苦しむ若者達に「神託」を授けるのだ。
　渡り廊下を歩み拝殿へ向かう國比古は、すぐ後ろに付き従う深月に声を掛けた。

「なあ。君の巫女装束も、私のと一緒にして寝室に吊っておかないか？　いちいち部屋を出て取りに行くのは、面倒だろう」
「いやですねぇ。そんなことしたら、着替えを見られてしまうじゃありませんか。恥ずかしいですよ、そんなの……」
「む、そういうつもりは無かったんだが」

　言いながら、毎朝毎晩お互い裸になってくんずほぐれつしてるのに何を今更、と心中で呟いた國比古。
　それが伝わったのだろうか、深月は立ち止まり、腰に両手を当てて怒っているような振りをした。

「旦那様？　今ちょっと、無神経なことを考えたでしょう。見せるのと見られるのとでは女の感覚は全然違ってしまうと言うことくらい、分かって下さい」
「何で俺の考えたことが分かるんだ。心を読むんじゃないよ」
「読むまでもありません！」

　言いながら、ふと國比古は着替え中の深月を想像してみた。
　一糸まとわぬ裸体になって、胸と股間だけを両手で隠して恥じらう妻。
　あるいは、上半身、純白の小袖だけを身に着け、白くて長い美脚も、ぷりんとして可愛いお尻も全く晒してしまっている妻。
　帯も巻かず、薄い襦袢だけを羽織り、前の合わせ目から今にもこぼれ出そうな爆乳を必死になって支えている妻。
　確かに、普通に向かい合って見る裸とは違ったいやらしさがありそうで、思わずにへら〜と、緩んだ笑みを浮かべると。

「國比古さん？」

　またしても心を読んだのだろうか、形のいいツリ目を細めて非難がましく見つめる深月がいた。

「知らん知らん知らん。俺は知らんぞ何も」
「……ふう。まったく、朝あんなにしっかり搾って差し上げたのに。えっちな旦那様を持つと、苦労します」

　魔物娘である自分の事も棚上げにして、八本の尻尾をゆらゆら揺らしながら、すたすたと深月は行ってしまった。


　拝殿に國比古が妻と並んで座っていると、今日も今日とて迷える若人たちが導きを求めてやってきた。
　一人目は、隣り村から来たと言う青年。なかなか思うように女性と付き合えず、この神社を頼って来たとの事。

「なるほど話は分かった。して、お前は連れ合いにどのような女子を求める？」
「どのような、と言いますと……選んで、良いのでしょうか。私のような取り柄も何もない男が……」
「構わぬ。言ってみよ」
「ええと……出来れば、私より年下の人が……」
「少女系か」

　傍らの机に置いてあった帳面をパラパラと捲り、國比古は条件に合いそうな候補者を探した。
　分厚いその冊子には、配偶者を求める魔物娘の名前が男の好みと共に多く記されている。
　夫婦の熱心な働きによってそれらの多くには「済」の印が打たれてあったが、程無くして國比古は未婚の者の中からお誂え向きな魔物娘を一人選出した。

「山を越えた辺りに流れる川のほとりに一人、寂しがり屋の河童が住んでいる。キュウリをたくさん持って行ってやれ。すぐに仲良くなれるだろう」
「ありがとうございます！」

　期待に満ちた表情で、青年は飛び出して行った。

　その後も、

「私の弟が、悪い女にこっぴどく騙された後ずっと塞ぎ込んでいるのだ。誰か慰めてくれる人を紹介して頂けないか」
「豪放磊落で酒好きな、気風の良いアカオニの娘を一人向かわせよう。酒を用意して、待っていてくれ」
「かたじけない」

　とか、

「ウシオニさんに会いたいんです！何処へ行けば良いですか？」
「この神社の裏山、頂上近くに祠がありますから、今夜にでもそこを尋ねてみて下さい」
「そこに、ウシオニさんがいるんですか！？」
「はい。身辺整理だけはしっかりと、お願いしますね」
「分かりました！これ、僕の財産です。僕にはもう必要ありませんから……戻ってこなかったら、どうぞお納め下さい！」

　とか、

「メガネ美人なアオオニさんにずっと前から恋してるんですが、なかなか振り向いてもらえないんです。もういい加減、脈なしってことで諦めたほうがいいんでしょうか」
「我が社秘伝の濁酒を分けてやる。この酒を持って、彼女のところを訪れるがいい。諦めるのはそれからでも遅くないはずだ」

　などなど。
　昼までで、國比古と深月はまた新たに多くの夫婦を産み出したのだった。




　昼休み。拝殿の観音扉を閉め、二人は寛いでいた。
　傍らに座った妻に向かって、國比古が問い掛ける。

「しかし深月、君は稲荷神なんだろう？　神に仕える者たる巫女の服を着るのは、おかしくないのかい」
「いいんですよ、細かい事は。それに、國比古さんもこの服、お好きでしょう？」

　そう言って、深月は右前腕でその巨乳を持ち上げ、深い深い胸の谷間を強調してみせる。下着を着けない生のままのおっぱいが柔らかく変形し、小袖の袷からむにぃとはみ出た。
　清楚な感じの巫女服とは裏腹に大胆な誘惑に、どうしても國比古は反応してしまう。
　ぴくっと跳ねた夫の股間を見て嬉しそうに微笑んだ深月は、袖から両手を抜き胸元をはだけ、上半身を完全に晒しながら、愛する夫の元へにじり寄った。

「朝もしっかりお口で抜いて差し上げたのに、もうこんなにして。苦しそうですね、今楽にしてあげますからね……ふふふ」

　慣れた手つきで袴を脱がし、既に勃起しきった國比古のものを胸へと迎え入れた。
　スイカほどもある深月の巨大な胸は、人並みあるいはそれ以上の長さと太さを誇る亭主の肉柱をも易々と包み込んでしまえる。
　単に大きく膨らんだだけでなく若々しい張りも備えたその乳房は、たっぷり実った新鮮な果実のごとく身体の前面に張り出して、それでいて年寄りの様にだらしなく垂れることも無い。
　淫らに熟したおっぱいとは対照的に、頂点の乳首は大きさ、色の濃さ共に控え目で、可愛らしいと言う表現がまさにしっくり来る。
　薄紅色の小さな乳首と、白く大きく美しく、美味しいミルクがみっちりと詰まっていそうな大人の乳房。
　國比古を狂わせ、惑わし依存させる、世界一の胸だった。そんな危険な物体でペニスを挟まれる、これ程気持ちいいことはちょっと他には無いだろう。
　深月もそれを分かっていて、夫を喜ばせるためにこうして毎日積極的にパイズリしてくれる。つくづく自分は良い嫁さんを貰ったなぁと、早くも恍惚感を覚えはじめた國比古の様子も知らぬげに、淫乳稲荷は上半身を大きく倒した。
　十代の少女にも劣らない、いやそれすら遥かに凌ぐ瑞々しさを誇る深月の乳肌は、しなやかさとキメの細かさ、そして呼吸に伴う胸郭の動きにすら反応してプルプル震える程柔らかい。
　えっちで貪欲で優しい淫乱稲荷の双乳は膣や口に並ぶ性戯の道具であり、挟み込んだ男性器に、その複雑で不規則な形状をものともせず、ぴったりと密着するのだ。
　汗ばんでしっとりした乳脂肪は、熱をもった肉茎とくっつき、更に発汗量を増す。亀頭の先端だけを外気に触れさせ、國比古は呻いた。

「ぐ……」
「もう気持ち良くなっちゃいましたか。でも、まだまだこれからですよ」

　実際、深月はまだ胸で挟んだだけで手も動かしていない。
　にもかかわらず、押し付けられたおっぱいから与えられる性の快楽は着実に國比古を責め始める。ただ左右からきゅっとされているだけでもじわじわ追い詰められてしまう稲荷乳の魔力は、本当に凄まじいものがあった。
　焦らし続けるのも可哀相に思ったのだろうか、深月は両手に力を込めた。胸乳が中心部に寄せられ、肉棒に加わる圧迫感が急上昇する。掴んだ指と指の間から漏れ出る乳肉が、その柔らかさと肉棒に掛かる力の強さを如実に示していた。
　押し付ける圧搾はそのままに、深月はおっぱいを左右交互に動かし始めた。
　まるで赤子の肌のように滑らかで汚れない双乳は、潤滑剤無しでも全く引っ掛かることなく愛しい旦那様のものを愛撫する。
　外部に張り出たカリ首に押されて変形する胸乳は反発し、敏感なその部分により強い摩擦を加える。余りの刺激にのけ反って耐えようとする國比古を逃がさぬよう、深月は更に体重を掛けおっぱいホールドを強めた。

「あん、逃げちゃだめですよぉ。ちゃあんとおっぱいに、中出しして頂けませんと」

　愛妻家の彼に、この極上パイズリ天国から逃れる積もりなど少しも無いことを深月は十分に分かっている。
　分かっていながら敢えてそんなことを言ってみせる彼女の双眸には、肉食獣らしい嗜虐性と性的上位者としての愉悦が顕著に出ていた。
　両手も加えた胸遊びを始めてしばらくすると、深い谷間から覗く鈴口が透明な分泌液を出し始めた。
　左右互い違い、おっぱい摩擦の合間にその透明な蜜をちろちろと舐めとられるごとに、激しく感じさせられた陰茎は一層多くの先走りを漏らし、それをまた好色な狐が喜んで啜る。
　仕組まれたかのようなこの快楽無限連鎖構造で、國比古は一気に限界へと近付いて行った。

「もうそろそろ、精液出ちゃいそうですか？　國比古さぁん……」
「うん、これじゃすぐ、……っ」
「くくくっ、そうですか。じゃあ、ぎゅぎゅっと乳搾り、いきますね♪」

　言うと深月は、それまでの倍近い速度でペニスを擦りたてだした。
　先程までのパイズリ奉仕が「男を気持ちよくさせる」ためのものだとしたら、今行われているこれは「射精させる」ことに特化した技術であるかのようだった。
　だらだら溢れた透明なカウパー氏腺液が乳房と竿の間で粘つき、すべすべお肌の摩擦係数を更に下降させる。母性溢れるふわふわおっぱいから与えられる凶悪極まりない快楽に、もはや國比古は完全に屈した。

「出る、出るよ深月ぃ……」
「はい、どうぞ……！」

　限界に達した男性器を、根元から先まで余さずおっぱいで抱き締め、全体を強く圧迫する。乳の海に飲み込まれた快楽の奴隷はあっさり屈し、乳と乳の間に白い液体をたっぷり吐き出した。
　どくどくと肉茎が射精している間も深月は手を緩めず、乳房の間に溜まった大量の精液を嬉しげに見下ろしていた。
　その粘性の高さゆえ腹の方へすぐには垂れず、二つのおっぱいと男性器との間で池のようになった白濁を、彼女はずるずると、殊更にいやらしい音を立てて味わう。

「……んずずずっ、んくっ、ん、ぅむん……んふぅっ、ずずず……ふふっ、ふう……。美味し。ご馳走さま……♪」

　頬を染めて、唇の端から子種汁を垂らしながら微笑む深月の淫蕩さに、國比古はますます心惹かれていくのだった。

■作者メッセージ
今回も、そんなに長くはなりません。3回か4回で終えます。