すくみず×ピクシー＝恋心
とある国の、妖精が人を迷わすと噂される森。
その妖精、アスールは行き詰っていた。
本来、子どもっぽい見た目に違わず楽天的なピクシー種である彼女が思い悩んでいたのは、彼女の衣装のことである。
アスールはこれまで、他のピクシーたちと同じような、肩を出した密着度の高い装束を着ていたのだが、この服が存外に不便なのである。
彼女は愛する旦那様、人間のハンスと交わるときに、ピクシーの力を用いて自身を人間で言うと十代前半くらいの大きさにまで拡大するのだが、この服は形状が特異で伸縮性にも乏しい。その為、今の幼児体型ならばまだしも、手足が伸びた思春期体型だと、脱ぎにくいうえ身体の各所が締め付けられるようで着心地が悪いのだ。
幼児体型のままでも交われないことはないのだが、ハンスにはロリの気あってもペド趣味はないとアスールは知っていたし、彼女としても思春期体型の方が、お互いのものが丁度ぴったり嵌り込むようで、交わっていて気持ちいいのだ。
今のところ、予め服を脱いでおく以外に対処法がないのだが、純粋な妖精種よりも淫魔により近いピクシーとしては、旦那様といちゃいちゃするのに一々全裸にならねばならないというのは面倒で仕方ない。
どうにかならないか、いっそ服を拡大して、ぶかぶか属性でも身につけてみるか、などと考えていると、いつのまにやら小川のほとりまで来ているのに気がついた。
見ると、渓流の中程で大きなモリのようなものを使ってて魚を捕っている半魚人がいる。
その胴体を覆う、紺色の物質を見た瞬間。アスールの脳内に電流が走った。
「ちょっと、そこのサハギンさん!」
「?」
呼ばれたサハギンは表情を変えず、顔だけをこちらに向ける。
「サハギンさんの、その服って、どこかで買ったの?」
「……服? これ?
……これは、私の、鱗」
予想外の答えに、アスールは一瞬たじろぐ。何処からどう見ても鱗には見えないが、持ち主がそういう以上、追及はできない。そもそも彼女の目的は、そんなところにはない。
「……鱗ってのはよく分からないけど、まあいいや。ちょっとそれ、見せてもらっていい?」
「……?」
相変わらず無表情なサハギンが、微かに首を傾げる。了解を得られたのかは微妙なところだが、少なくとも拒絶はされていないと判断したアスールは、その鱗(?)に顔を近づけ、軽くつまみ、検分する。
まず驚いたのは、その手触りの良さである。鱗という言葉の印象とは裏腹に、絹のように滑らかな表面は触れてくる指先を逆に愛撫するかのようである。更には今自分が来ている服とは比べものにならないほどの伸縮性を持ち、これにより胴や胸に布がぴったりと張り付き、「見せないチラリズム」とでも言うべき倒錯的な魅力を放っている。また今のアスールの服とは異なり、両肩部に一本ずつ肩紐が付けられ、水中でも不用意に服が脱げないようにしている。また、いざ服を脱いで事に及ばんとするときも、恐らくこの紐を掴めば、容易に上半身を晒して戦闘体勢に入れるだろう。
完成された機能美と造形美の、あまりに見事な両立。これこそが求める解決策であると、アスールは確信した。
「……もう、いい?」
「ああ、ありがとうね、お姉さん」
「……ん」
再び川に潜り漁を始めたサハギンを背に、彼女は飛んだ。あの紺色の皮布を入手するため。
「そんなことがあったのか」
「うん。これ、とっても着心地がいいのよ。どう? 似合う?」
夜、帰宅したハンスを迎えたのは、いつもとは違う奇妙な服を纏ったアスールであった。最初は面食らったが、話を聴くうちにすぐに合点が行った。彼にとっても、アスールの服の脱がしにくさは好ましいものではなかったのだ。
それだけではない。今まで以上に未成熟な体のラインを強調するその衣装は、抗いがたくハンスの獣欲を喚起する。翼を出すため大きく露出された背中や、解れを防ぐための白い縁取りが作る、紺色との鮮烈なコントラストも、アスールの未だ完成されざる女性としての魅力を増大させていた。
「……ね? この服、結構えっちぃでしょ? やらしー事、したくなるでしょ?」
「ああ……。アスール、可愛いよ……」
「んふふ。ハンスなら、この服汚しても良いからね……今夜も一杯、ちゅっちゅしよ?」
既に女学生くらいの背丈になっていたアスールに、ハンスは為す術なく押し倒されてしまう。手早く服を剥がれ、勃起しきった肉棒を露出させると、アスールはにんまりと笑った。
微かに膨らんだ幼い乳房をハンスの胸板に当てる。薄布越しの勃起乳首のコリコリした感触にいきり勃った肉茎を、柔らかい太股で挟み込む。両脚を交差させ、両モモと股間の布で絞めつけられると、溜まらず我慢汁を漏らした。
「まずは、素股で一回イかせてあげる。我慢できなくなったら出してもいいから……私の服、真っ白に汚して?」
言うと同時に、アスールは上半身は密着させたまま両脚を交互に動かし、そのすべすべの太股で陰茎を摩擦する。眼下の男が物も言わず、ただ息を荒げいつも以上にカウパー氏腺液を分泌している様を見て、彼女は自分の作品とそれを生み出した技芸に深く満足した。
素股される事自体は、ハンスにとって初めてのことではなかった。しかし着衣状態ゆえ、いつもの刺激に加え、紺色の股布が不規則にカリ首周辺を撫でてくる。アスールの漏らした淫水に濡れて変色したその布の愛撫は、むっちりした太股の上下運動と相まって抗いがたい快楽を与えた。
目線を下げ、自分をこんなにも喜ばせてくれる愛しいピクシーの顔を見ようとする。と、アスールの胸と服の間に出来た僅かな隙間から、可愛い乳首がちらりと見えた。薄桃色に染まったそれに目を奪われたハンスに、アスールは妖しく囁きかけた。
「なぁに? おっぱい、見たくなっちゃった?」
「い、いや、そういうわけじゃ」
「心配しなくても、後でちゃんと見せてあげるよ。まずは一回、お股で射精してからだけどね」
そう言って淫乱妖精は、両腿の動きを早める。二人の淫水で滑りを得た素股責めは、ぬちゃりぬちゃりと濡れた音を立てながら肉棒を扱き搾る。瑞々しい肌の産み出す激しすぎる摩擦に、ハンスは最早耐えようも無かった。
「アスール、もうっ……」
「いいよ、出して! 私のお尻、ハンスの精液でべたべたにして!」
言い終えるとほぼ同時に、ハンスの忍耐は決壊した。毎晩射精しているとは信じられない程大量のザーメンが、紺色の布に包まれた小さなお尻や大きく露出された綺麗な背中に降り注ぐ。断続的な射精のその最中も、一滴残らず精を貪らんと太股を動かし続けたため、まだ挿入もしていないというのにアスールの股間は精液と愛液でぐちょぐちょになっていた。
「……まだまだ、イけるよね?」
「ああ、今日のアスール、可愛すぎて……収まりがつかないよ」
心強い言葉に破顔一笑し、一度精を放ったというのにまだ硬度を失わないハンスの男性器を、アスールは軽く跨ぐ。股の布を手でずらし、女陰を露出させると、一気に咥えこんだ。十分に濡れた肉壷は、いとも容易く陰茎を飲み込んでいく。
ぐっ……ぬっ、……ぬむむっ。
症状らしい体型に見合って狭く小さい膣が、限界ギリギリまで押し広げられ、固い肉槍に満たされる。男女の性器同士が密着するような、この感覚がアスールは大好きだった。
一旦腰を深く落とし、ハンスのものを全て受け入れた後、アスールは膝をついて腰を使い出した。男を組み伏せ、見下ろす事で彼女自身の性感も上昇し、更なる刺激を欲する。
「ね、え、……おっぱい、触って!」
「おっぱい? このままか?」
言われてハンスは、濃紺の布が密着した、ピクシーの薄乳に手を伸ばす。両胸を手で揉みしだいてやると、持ち主の淫膣がきゅっと締まり、危うく射精しかけてしまう。
「ひゃ、あぅんんっ! 服の上から触られるの、気持いい……!」
「痛く、無いのか?」
「ううん、乳首に布が擦れて、なんだ、か、イイっ!」
服越しに胸を愛撫されて悶える幼な妻の淫気に当てられて、ハンスの肉茎から更に我慢汁が漏れ出す。交合している部分から響く、ぐちゃ、ぐっちゃという水音が、二人の昂りを代弁しているようであった。
もっと気持ちよくなりたいという気持ちと、もっと気持ちよくなってほしいという気持ちがひとつになり、ハンスは更に乳を揉む手に力を込めた。多少痛くされるぐらいが好きなアスールをもっとよがらせるべく、荒々しく激しく責める。
「ひ、いやぁァあっ! なに、これ、気持ち、良過ぎるっ……!」
「俺も、いいぞっ……! アスールのおまんこ、キュウキュウ締まって、すぐにでも出ちまいそうだ……!」
「ふ、あぁ……せーえき……せーえき欲しいの……膣内に、頂戴っ!」
胸愛撫の快楽に蕩けたアスールが、さらに激しく腰を降りだす。おっぱい責めのおかえしと言わんばかりのその搾精ピストンに、ハンスの性感は一気に高められた。見るからに未発達で、肉付きも薄い少女のお尻が、こんなに淫らに動いてペニスを欲している。その光景こそが、ハンスにとって致命的だった。
「もう、出るっ……!」
「出して、精液、中出ししてぇっ!」
腰を深く落とし、アスールは両手で想い人の肩を抱く。男の精を求める魔物娘の本能が、膣壁で陰茎を絞めつける。為す術無く、ハンスは精液を淫乱ピクシーの最奥に放った。
「ひ、あぁあっ! イくっ!膣内射精されて、私イっちゃうぅ!」
「俺も、……!」
びくっ、びくびくっ! どくどくんっ!
断続的にびゅるびゅると精を吐き出す陰茎はびくんびくんと大きく震え、膣内で暴れる。濃厚な白濁液をぶち込まれ、更に肉筒を刺激される快楽に、アスールは酔った。
「はぅ……は、ぁあ」
尻餅をつく様に、後ろに倒れこみ肉棒を抜く。激しい射精を二連続で行ったことで、さすがのハンスもやや萎え気味であった。
「はぁ、はぁ……もう、終わり? もっともっと、したくない?」
「いや、終わりってわけじゃないが、ちょっと休ませて……」
「……もう。しょーがないなぁ」
ハンスを再び勃起させるべく、アスールは最後の手段をとることにした。
肩ひも部分に手をかけ、一気に腰のあたりまで服を降ろし、うっすらと膨らんだおっぱいを露にする。同時に両脚を大きく開き、二人の体液でぐちょぐちょになった女性器を指で軽く開いてみせる。先程出されたばかりの精液が少し逆流し、陰唇から垂れた。
「ね、もっといっぱい、えっちしようよぅ……私、ハンスの精液欲しい……」
半脱ぎ美少女のあまりに淫らな誘惑に、ハンスの陰茎は半ば強制的に賦活される。再び戦闘体勢に入ったそれを見たアスールは心底嬉しげに笑むと、大きく股を開いた。
「はい、どうぞ。ハンスだけのこのおまんこに、好きなだけ種付けしてね?」
ここに至ってハンスの理性は完全に駆逐された。もはや、いきり立った肉槍を眼前の淫乱美少女に突き立てることしか考えられなくなった。小柄なアスールの肩を掴み、立場逆転とばかりに押し倒す。組み伏せられた彼女の瞳は、期待と欲情に潤んでいた。
「何しても、いいよ……? ハンスのしたいこと、私にして……?」
「あ、あああっ……」
ほとんど獣化したハンスが、いつの間にか最大限にまで回復していたその男性器で精液塗れの淫膣を抉る。いとも容易く男の欲望を受け入れたキツマンコに、荒々しい腰使いで抽送を叩き込む。二人の体液で溢れ返った膣は一度陰茎を受け入れるごとにくちゅりくちゅりと淫猥な水音を立て、言葉も出せないほど昂った番の内心を代弁する。正常位での激しい交わりでも発散しきれない興奮を持て余したハンスが眼前のうっすらと膨らんだ微乳に吸いつくと、アスールは随喜の叫び声をあげた。
「ひ、やぁあぁァァっ! ムネ、そんな吸われたら……あぁッ!」
「……美味しいよ、アスールのおっぱい……それに、こんなに、感度も良い……」
微かな膨らみを愛する男の口で愛撫され、淫乱ピクシーが悶える。発展途上の、それ故に男の背徳感を煽り惹きつける彼女の薄乳は、ある意味ではどんなに大きな乳よりも、男を惑わし狂わす事に特化していると言えた。
その薄い淫乳を、下半身の激しいピストンと共に荒々しく揉み解されることで、アスールにも二度目の絶頂が近づいていた。
「イい、おっぱいもおまんこも気持ちいいっ! ……私、もう……!」
「俺も、またすぐに出しちまいそうだ……!」
「出して、一緒に、イかせて……? ハンスの中出しザーメンで、いっぱい感じさせて……?」
「ああ、ちゃんと膣内射精して、孕ませてやるよっ……!」
その言葉通りハンスはピストン運動を早め、アスールの子宮を子種汁で一杯にしようとする。アスールもそれに応えて、両手を男の首に、両脚を腰に、それぞれ絡めて外出しなど出来ないようにしてしまう。体全体で結びついた二人は、やはり同じタイミングで絶頂に達した。
「イくっ、出るぞっ、アスール……!」
「私も、もう、イっちゃう! 精子中出しされて、子宮でイっちゃうぅっ!」
びくびくと膣の一番深いところで肉茎が震え、白濁を直に注ぎこむ。女性器全体に男の精が満ちるその感覚に、アスールは陶酔した。
「……ふ……あぁ……気持ち、いい……この服着てエッチするの、病みつきになっちゃいそう……」
予想を遙か超えて二人で楽しめたことで、あのサハギンに感謝したくなったアスールであった。
後日。
一日の仕事を終え帰宅したハンスを迎えたのは、例の低露出密着服を纏った幼な妻であった。ただ一つ異なるのは、その服の色が紺色から白に変わっていることである。
裏地のおかげで乳首や女陰が透けて見えることは辛うじて避けられていたが、水に濡れば容易く衣服としての機能を失うであろう。紺色ヴァージョンとはまた違った扇情的なその衣装に、ハンスの男心は大いに刺激された。
「見て、見て! この服、可愛いでしょ! えろっちぃでしょ!」
「……うん。正直、これはやばい。いやらしすぎるよ、アスール」
「にへへ。そうでしょそうでしょ。精子いっぱい出したくなったでしょ。すけすけおっぱいで一杯ずりずりしてあげるから、一緒にお風呂入ろ?」
小柄で、胸にもお尻にもまだまだ肉付きの足りない熟れ切らない肉体の、余りに淫らすぎる誘い。元より抵抗する意志も無いハンスは、今夜も可愛い奥様に精を捧げ続けるのだった。
その妖精、アスールは行き詰っていた。
本来、子どもっぽい見た目に違わず楽天的なピクシー種である彼女が思い悩んでいたのは、彼女の衣装のことである。
アスールはこれまで、他のピクシーたちと同じような、肩を出した密着度の高い装束を着ていたのだが、この服が存外に不便なのである。
彼女は愛する旦那様、人間のハンスと交わるときに、ピクシーの力を用いて自身を人間で言うと十代前半くらいの大きさにまで拡大するのだが、この服は形状が特異で伸縮性にも乏しい。その為、今の幼児体型ならばまだしも、手足が伸びた思春期体型だと、脱ぎにくいうえ身体の各所が締め付けられるようで着心地が悪いのだ。
幼児体型のままでも交われないことはないのだが、ハンスにはロリの気あってもペド趣味はないとアスールは知っていたし、彼女としても思春期体型の方が、お互いのものが丁度ぴったり嵌り込むようで、交わっていて気持ちいいのだ。
今のところ、予め服を脱いでおく以外に対処法がないのだが、純粋な妖精種よりも淫魔により近いピクシーとしては、旦那様といちゃいちゃするのに一々全裸にならねばならないというのは面倒で仕方ない。
どうにかならないか、いっそ服を拡大して、ぶかぶか属性でも身につけてみるか、などと考えていると、いつのまにやら小川のほとりまで来ているのに気がついた。
見ると、渓流の中程で大きなモリのようなものを使ってて魚を捕っている半魚人がいる。
その胴体を覆う、紺色の物質を見た瞬間。アスールの脳内に電流が走った。
「ちょっと、そこのサハギンさん!」
「?」
呼ばれたサハギンは表情を変えず、顔だけをこちらに向ける。
「サハギンさんの、その服って、どこかで買ったの?」
「……服? これ?
……これは、私の、鱗」
予想外の答えに、アスールは一瞬たじろぐ。何処からどう見ても鱗には見えないが、持ち主がそういう以上、追及はできない。そもそも彼女の目的は、そんなところにはない。
「……鱗ってのはよく分からないけど、まあいいや。ちょっとそれ、見せてもらっていい?」
「……?」
相変わらず無表情なサハギンが、微かに首を傾げる。了解を得られたのかは微妙なところだが、少なくとも拒絶はされていないと判断したアスールは、その鱗(?)に顔を近づけ、軽くつまみ、検分する。
まず驚いたのは、その手触りの良さである。鱗という言葉の印象とは裏腹に、絹のように滑らかな表面は触れてくる指先を逆に愛撫するかのようである。更には今自分が来ている服とは比べものにならないほどの伸縮性を持ち、これにより胴や胸に布がぴったりと張り付き、「見せないチラリズム」とでも言うべき倒錯的な魅力を放っている。また今のアスールの服とは異なり、両肩部に一本ずつ肩紐が付けられ、水中でも不用意に服が脱げないようにしている。また、いざ服を脱いで事に及ばんとするときも、恐らくこの紐を掴めば、容易に上半身を晒して戦闘体勢に入れるだろう。
完成された機能美と造形美の、あまりに見事な両立。これこそが求める解決策であると、アスールは確信した。
「……もう、いい?」
「ああ、ありがとうね、お姉さん」
「……ん」
再び川に潜り漁を始めたサハギンを背に、彼女は飛んだ。あの紺色の皮布を入手するため。
「そんなことがあったのか」
「うん。これ、とっても着心地がいいのよ。どう? 似合う?」
夜、帰宅したハンスを迎えたのは、いつもとは違う奇妙な服を纏ったアスールであった。最初は面食らったが、話を聴くうちにすぐに合点が行った。彼にとっても、アスールの服の脱がしにくさは好ましいものではなかったのだ。
それだけではない。今まで以上に未成熟な体のラインを強調するその衣装は、抗いがたくハンスの獣欲を喚起する。翼を出すため大きく露出された背中や、解れを防ぐための白い縁取りが作る、紺色との鮮烈なコントラストも、アスールの未だ完成されざる女性としての魅力を増大させていた。
「……ね? この服、結構えっちぃでしょ? やらしー事、したくなるでしょ?」
「ああ……。アスール、可愛いよ……」
「んふふ。ハンスなら、この服汚しても良いからね……今夜も一杯、ちゅっちゅしよ?」
既に女学生くらいの背丈になっていたアスールに、ハンスは為す術なく押し倒されてしまう。手早く服を剥がれ、勃起しきった肉棒を露出させると、アスールはにんまりと笑った。
微かに膨らんだ幼い乳房をハンスの胸板に当てる。薄布越しの勃起乳首のコリコリした感触にいきり勃った肉茎を、柔らかい太股で挟み込む。両脚を交差させ、両モモと股間の布で絞めつけられると、溜まらず我慢汁を漏らした。
「まずは、素股で一回イかせてあげる。我慢できなくなったら出してもいいから……私の服、真っ白に汚して?」
言うと同時に、アスールは上半身は密着させたまま両脚を交互に動かし、そのすべすべの太股で陰茎を摩擦する。眼下の男が物も言わず、ただ息を荒げいつも以上にカウパー氏腺液を分泌している様を見て、彼女は自分の作品とそれを生み出した技芸に深く満足した。
素股される事自体は、ハンスにとって初めてのことではなかった。しかし着衣状態ゆえ、いつもの刺激に加え、紺色の股布が不規則にカリ首周辺を撫でてくる。アスールの漏らした淫水に濡れて変色したその布の愛撫は、むっちりした太股の上下運動と相まって抗いがたい快楽を与えた。
目線を下げ、自分をこんなにも喜ばせてくれる愛しいピクシーの顔を見ようとする。と、アスールの胸と服の間に出来た僅かな隙間から、可愛い乳首がちらりと見えた。薄桃色に染まったそれに目を奪われたハンスに、アスールは妖しく囁きかけた。
「なぁに? おっぱい、見たくなっちゃった?」
「い、いや、そういうわけじゃ」
「心配しなくても、後でちゃんと見せてあげるよ。まずは一回、お股で射精してからだけどね」
そう言って淫乱妖精は、両腿の動きを早める。二人の淫水で滑りを得た素股責めは、ぬちゃりぬちゃりと濡れた音を立てながら肉棒を扱き搾る。瑞々しい肌の産み出す激しすぎる摩擦に、ハンスは最早耐えようも無かった。
「アスール、もうっ……」
「いいよ、出して! 私のお尻、ハンスの精液でべたべたにして!」
言い終えるとほぼ同時に、ハンスの忍耐は決壊した。毎晩射精しているとは信じられない程大量のザーメンが、紺色の布に包まれた小さなお尻や大きく露出された綺麗な背中に降り注ぐ。断続的な射精のその最中も、一滴残らず精を貪らんと太股を動かし続けたため、まだ挿入もしていないというのにアスールの股間は精液と愛液でぐちょぐちょになっていた。
「……まだまだ、イけるよね?」
「ああ、今日のアスール、可愛すぎて……収まりがつかないよ」
心強い言葉に破顔一笑し、一度精を放ったというのにまだ硬度を失わないハンスの男性器を、アスールは軽く跨ぐ。股の布を手でずらし、女陰を露出させると、一気に咥えこんだ。十分に濡れた肉壷は、いとも容易く陰茎を飲み込んでいく。
ぐっ……ぬっ、……ぬむむっ。
症状らしい体型に見合って狭く小さい膣が、限界ギリギリまで押し広げられ、固い肉槍に満たされる。男女の性器同士が密着するような、この感覚がアスールは大好きだった。
一旦腰を深く落とし、ハンスのものを全て受け入れた後、アスールは膝をついて腰を使い出した。男を組み伏せ、見下ろす事で彼女自身の性感も上昇し、更なる刺激を欲する。
「ね、え、……おっぱい、触って!」
「おっぱい? このままか?」
言われてハンスは、濃紺の布が密着した、ピクシーの薄乳に手を伸ばす。両胸を手で揉みしだいてやると、持ち主の淫膣がきゅっと締まり、危うく射精しかけてしまう。
「ひゃ、あぅんんっ! 服の上から触られるの、気持いい……!」
「痛く、無いのか?」
「ううん、乳首に布が擦れて、なんだ、か、イイっ!」
服越しに胸を愛撫されて悶える幼な妻の淫気に当てられて、ハンスの肉茎から更に我慢汁が漏れ出す。交合している部分から響く、ぐちゃ、ぐっちゃという水音が、二人の昂りを代弁しているようであった。
もっと気持ちよくなりたいという気持ちと、もっと気持ちよくなってほしいという気持ちがひとつになり、ハンスは更に乳を揉む手に力を込めた。多少痛くされるぐらいが好きなアスールをもっとよがらせるべく、荒々しく激しく責める。
「ひ、いやぁァあっ! なに、これ、気持ち、良過ぎるっ……!」
「俺も、いいぞっ……! アスールのおまんこ、キュウキュウ締まって、すぐにでも出ちまいそうだ……!」
「ふ、あぁ……せーえき……せーえき欲しいの……膣内に、頂戴っ!」
胸愛撫の快楽に蕩けたアスールが、さらに激しく腰を降りだす。おっぱい責めのおかえしと言わんばかりのその搾精ピストンに、ハンスの性感は一気に高められた。見るからに未発達で、肉付きも薄い少女のお尻が、こんなに淫らに動いてペニスを欲している。その光景こそが、ハンスにとって致命的だった。
「もう、出るっ……!」
「出して、精液、中出ししてぇっ!」
腰を深く落とし、アスールは両手で想い人の肩を抱く。男の精を求める魔物娘の本能が、膣壁で陰茎を絞めつける。為す術無く、ハンスは精液を淫乱ピクシーの最奥に放った。
「ひ、あぁあっ! イくっ!膣内射精されて、私イっちゃうぅ!」
「俺も、……!」
びくっ、びくびくっ! どくどくんっ!
断続的にびゅるびゅると精を吐き出す陰茎はびくんびくんと大きく震え、膣内で暴れる。濃厚な白濁液をぶち込まれ、更に肉筒を刺激される快楽に、アスールは酔った。
「はぅ……は、ぁあ」
尻餅をつく様に、後ろに倒れこみ肉棒を抜く。激しい射精を二連続で行ったことで、さすがのハンスもやや萎え気味であった。
「はぁ、はぁ……もう、終わり? もっともっと、したくない?」
「いや、終わりってわけじゃないが、ちょっと休ませて……」
「……もう。しょーがないなぁ」
ハンスを再び勃起させるべく、アスールは最後の手段をとることにした。
肩ひも部分に手をかけ、一気に腰のあたりまで服を降ろし、うっすらと膨らんだおっぱいを露にする。同時に両脚を大きく開き、二人の体液でぐちょぐちょになった女性器を指で軽く開いてみせる。先程出されたばかりの精液が少し逆流し、陰唇から垂れた。
「ね、もっといっぱい、えっちしようよぅ……私、ハンスの精液欲しい……」
半脱ぎ美少女のあまりに淫らな誘惑に、ハンスの陰茎は半ば強制的に賦活される。再び戦闘体勢に入ったそれを見たアスールは心底嬉しげに笑むと、大きく股を開いた。
「はい、どうぞ。ハンスだけのこのおまんこに、好きなだけ種付けしてね?」
ここに至ってハンスの理性は完全に駆逐された。もはや、いきり立った肉槍を眼前の淫乱美少女に突き立てることしか考えられなくなった。小柄なアスールの肩を掴み、立場逆転とばかりに押し倒す。組み伏せられた彼女の瞳は、期待と欲情に潤んでいた。
「何しても、いいよ……? ハンスのしたいこと、私にして……?」
「あ、あああっ……」
ほとんど獣化したハンスが、いつの間にか最大限にまで回復していたその男性器で精液塗れの淫膣を抉る。いとも容易く男の欲望を受け入れたキツマンコに、荒々しい腰使いで抽送を叩き込む。二人の体液で溢れ返った膣は一度陰茎を受け入れるごとにくちゅりくちゅりと淫猥な水音を立て、言葉も出せないほど昂った番の内心を代弁する。正常位での激しい交わりでも発散しきれない興奮を持て余したハンスが眼前のうっすらと膨らんだ微乳に吸いつくと、アスールは随喜の叫び声をあげた。
「ひ、やぁあぁァァっ! ムネ、そんな吸われたら……あぁッ!」
「……美味しいよ、アスールのおっぱい……それに、こんなに、感度も良い……」
微かな膨らみを愛する男の口で愛撫され、淫乱ピクシーが悶える。発展途上の、それ故に男の背徳感を煽り惹きつける彼女の薄乳は、ある意味ではどんなに大きな乳よりも、男を惑わし狂わす事に特化していると言えた。
その薄い淫乳を、下半身の激しいピストンと共に荒々しく揉み解されることで、アスールにも二度目の絶頂が近づいていた。
「イい、おっぱいもおまんこも気持ちいいっ! ……私、もう……!」
「俺も、またすぐに出しちまいそうだ……!」
「出して、一緒に、イかせて……? ハンスの中出しザーメンで、いっぱい感じさせて……?」
「ああ、ちゃんと膣内射精して、孕ませてやるよっ……!」
その言葉通りハンスはピストン運動を早め、アスールの子宮を子種汁で一杯にしようとする。アスールもそれに応えて、両手を男の首に、両脚を腰に、それぞれ絡めて外出しなど出来ないようにしてしまう。体全体で結びついた二人は、やはり同じタイミングで絶頂に達した。
「イくっ、出るぞっ、アスール……!」
「私も、もう、イっちゃう! 精子中出しされて、子宮でイっちゃうぅっ!」
びくびくと膣の一番深いところで肉茎が震え、白濁を直に注ぎこむ。女性器全体に男の精が満ちるその感覚に、アスールは陶酔した。
「……ふ……あぁ……気持ち、いい……この服着てエッチするの、病みつきになっちゃいそう……」
予想を遙か超えて二人で楽しめたことで、あのサハギンに感謝したくなったアスールであった。
後日。
一日の仕事を終え帰宅したハンスを迎えたのは、例の低露出密着服を纏った幼な妻であった。ただ一つ異なるのは、その服の色が紺色から白に変わっていることである。
裏地のおかげで乳首や女陰が透けて見えることは辛うじて避けられていたが、水に濡れば容易く衣服としての機能を失うであろう。紺色ヴァージョンとはまた違った扇情的なその衣装に、ハンスの男心は大いに刺激された。
「見て、見て! この服、可愛いでしょ! えろっちぃでしょ!」
「……うん。正直、これはやばい。いやらしすぎるよ、アスール」
「にへへ。そうでしょそうでしょ。精子いっぱい出したくなったでしょ。すけすけおっぱいで一杯ずりずりしてあげるから、一緒にお風呂入ろ?」
小柄で、胸にもお尻にもまだまだ肉付きの足りない熟れ切らない肉体の、余りに淫らすぎる誘い。元より抵抗する意志も無いハンスは、今夜も可愛い奥様に精を捧げ続けるのだった。
11/05/19 08:50更新 / ナシ・アジフ