サハギンに! スク水着せたら脱がさないっ!
週末になるとガリアはいつも、家を出て近くの渓流へと向かう。今くらいの時期であれば脂の乗った川魚が多く見られるだろうが、彼の目的は釣りにはなかった。
森を抜け、山を少し登り、川の畔に辿りつくと間もなく水底から一人の女が浮かび上がってきた。
胴体にぴっちりと張り付いた、まるで布のような鱗(?)と、四肢の水掻きが特徴的なその半魚人こそ、ガリアの目当てたる人物、サハギンのルゥである。
「や。今日も来ちゃったよ。
またお弁当を持ってきたから、一緒に食べよう」
ざぶざぶと水を掻き分けこちらへ向かってくるルゥは一見無表情だが、ここしばらくの付き合いから、ガリアはその表情に彼女の喜びと期待を感じ取った。
柔らかい苔や植物の生えた辺りに二人腰を降ろし、弁当の包みを解く。終始無言ながらも、ルゥの視線は弁当箱から離れない。
「前にルゥが好きだって言ってくれた魚の唐揚げ、たくさん作ってきたよ」
そんな言葉に反応したか、ほんの僅か、彼女の口元が綻ぶ。蓋を開けて中身を見せてやると、それはなお分かりやすくなった。
「頂きます」
「……」
二人で並んで座り、昼食をとる。合間合間に、ガリアは、先日ルゥが捕ってくれた魚はとても美味かったとか、取り留めのない話をした。彼の話にルゥが返事をすることは無かったが、その沈黙も、彼にとってまた心地よいものであった。
食事を摂り終え、しばし休んだ後。彼女と水遊びでもするか、それとも魚を捕って夕飯の材料にするか、などと考えていたガリアを、ルゥはそっと押し倒した。
「……ルゥ?」
「……おれい、するの」
本日始めて聞いた彼女の肉声は、平坦でありながら、何処か熱に浮かされたような響きがあった。ガリアの両脚の間に割って入り、素早く下半身の衣服を脱がす。
いつも弁当を持ってくることへの礼がしたいのだろうか、そんなに気を使ってくれなくともよいのだが、と遠慮する気持ちも無いではなかったが、上体をこちらへ傾けたルゥの胸元と、それを包む紺色皮膜の淫猥さに拒む気が削がれる。
勃起し始めた男性器を見て、ルゥが口角を釣り上げる。こうして二人睦み合うときは、普段よりも表情が読み取りやすくなるのだった。
フェラでもしてくれるつもりなのか、というガリアの予想を裏切り、ルゥはその胸を鱗ごと陰茎に押し付けてきた。そのまま両手で乳たぶを支え、挟みこんでしまう。擦れる鱗と包み込む乳肉の与える予想外の快楽に、思わず呻き声を漏れる。
「……な、なに……」
「……いつも、おっぱい、見てるから」
確かにガリアは、普段からルゥの胸に視線を奪われることが多々あった。
大きさで言えば、魔物娘としては標準サイズ、ホルスタウロス辺りとは比べるべくもないルゥの胸は、しかし濃紺の鱗を纏うことで得も言われぬ倒錯的な魅力を放っていたのだ。
程良く膨らんだおっぱいや、それとは対照的に平らなおなか、ぷりんとしてかわいいおしりなどにぴったりと張り付き、最低限しか隠さないそのスタイルは、時折ガリアを前かがみにさせていた。
そんな危険なものを股間に押し付けられ、ガリアの興奮は否応なしに高まった。鱗の滑らかな触感が裏筋やカリ首を刺激し、柔らかい乳肉がむにむに変形しながら肉棒を愛撫する。柔らかいおっぱいによるキツイ圧迫は、手や口では得られない別次元の快楽をもたらした。
パイズリくらい巨乳の魔物娘は大抵やっている、と知ってはいても、紺色の鱗に弄ばれる、言いようのない背徳的快感にガリアはもうたまらなくなった。
両手で乳房を抱えるようにして左右交互に動かし、ルゥはパイズリ奉仕を続ける。時折ガリアが胸を見ているのは知っていたので、試しにこういう事をしてみた結果、思った以上の成果を得られたことに、彼女は深く満足していた。が、同時に、もっとガリアを感じさせたいとも思う。自分で乳肉を掴み、揉み、肉棒に擦りつけるこの行為に彼女自身も大いに性感を刺激されていたが、やはりお礼と言って始めた以上先にガリアにイってもらいたかった。
精液を待ちきれなくなってきたルゥは、奉仕の速度を早めた。溢れ出る我慢汁を胸に塗り込め、乳肉圧迫をより強める。今回は口の中よりも、胸の谷間に射精して欲しかった。
普段は言葉を発することも稀な唇は軽く開き、艶めかしい喘ぎ声を漏らしている。感情の読み取りにくい瞳は愛欲に潤み、恋人の絶頂を待ち望む。乳首が淫猥にしこりたち、鱗越しでもその形が見て取れるほどに勃起している。
表情というものに乏しい普段の有様と、欲望を隠そうともしない今のルゥとのギャップに、ガリアはもう一時たりとも我慢ができなくなった。紺色の鱗で肉棒をしごかれるその背徳的な快楽に屈する他、彼に選択肢はなかった。
「……!出るっ!」
「!!」
ガリア自身が思った以上の大声を出し、射精に至る。鈴口から飛び出る大量の精液が、ルゥの胸元を白く汚す。射精の合間も彼女は乳摺りを止めず、一滴たりとも白濁液を逃そうとはしない。その献身的かつ貪欲な所作に、ガリアは萎えることも許されない。
一頻り出し終えても、胸に白い精液を浴びたルゥの姿は犯罪的なほどに淫猥で、寧ろ射精する前よりも陰茎が固く勃起していくように、ガリアには思われた。まだまだ衰えを知らない彼の男性器を見て、股間を愛液で濡らしたルゥは、欲情も露にガリアにのしかかってきた。
「……こんどは、こっち」
「ああ、わかってるよ」
股間の皮膜を右側に寄せ、無毛の女性器を晒す。川の水とは全く異なる類の水分でしとどに濡れそぼったそれは、どんな言葉よりも雄弁に彼女の求めているものを伝えてくれた。
物も言わず、ルゥは腰を落としガリアの肉茎を迎え入れた。一旦奥まで咥え込み、その後激しく腰をふる騎乗位責めが彼女のお気に入りである。
精液と愛液の潤滑作用でいつも以上にすんなりと陰茎を迎え入れたルゥの膣は、精液への渇望から襞を蠢か精を搾り取ろうとする。これに加えて激しく腰を振られると、最早ガリアに出来ることはただ悦び性を捧げること以外に無くなる。
自分を見下ろし、騎乗位で精を貪るルゥが、ガリアは好きだった。ガンガンとピストン運動を繰り出す、魔物娘らしい貪欲な性交の最中、ルゥは普段の鉄面皮が嘘のような、豊かな表情を見せてくれるのだ。
「あッ、やっ、イ、イイッ……」
「……僕も、気持いいよっ……!」
「いやアッ、う、うれしい……!もっと、感じて……んッ！」
他の人たちは決して知らないだろう。サハギンが、ルゥがセックスの時こんなにもいやらしく乱れるなどと、彼女らとの付き合いがない人間には想像もつかないだろう。
彼女の、愛欲に濁った瞳も、男を誘い興奮させる吐息も、自分以外の人間は存在すら知らない。ルゥの全てを独占しているかのような感覚に、ガリアは更に興奮させられる。
「ああッ、イイッ、気持ちイイっ!好き、ガリア、好きいっ!!」
「俺も、好きだよっ……」
「ん、嬉し、イッ!私も、だぁいスキっ!!」
激しく責め立てるような腰振りとは対照的な甘い甘い愛の言葉。肉体と精神を同時に攻められるようなこのセックスにもうガリアは病みつきだった。悦楽に溺れ、止めどなく愛の言葉を囁くルゥを見ると、ガリアはいつも他のことなどどうでも良くなってしまうのだった。自分だけの、こんなに可愛くてエッチな女の子がいてくれる。それ以上、一体何を望めというのか。このままずっと彼女とつながっていたいとも思うが、キツ膣から送り込まれる快楽の激しさがそれを許さない。
「ひ、ヒィん、わたし、も、もう、ダメっ……」
「俺も、そろそろ……!」
「出して、わた、しの中に、精子出してッ!一杯膣内射精して、おまんこグチョグチョにしてえッ!」
いやらしすぎる誘いの言葉と搾精ピストンで、ガリアの忍耐は霧散した。股間の奥からせり上がる射精感に、身を任せる。
「出るぞっ……」
「イって、一緒に、私と一緒に、イってえっ!!」
ルゥの腰が一番下まで下ろされ、肉棒を全て膣に咥え込まれた瞬間、ガリアは射精した。一回目よりもなお多い精液が肉筒の最奥で放たれ、子宮を満たす。
ルゥの方も、小さな膣に収まりきらないほど大量の白濁を注ぎこまれ、手足を震わせ絶頂に酔い痴れる。口の端から涎など垂らしながら、うわ言のように
「スキ……スキ……ガリア、ダイスキ……」
と、つぶやき続けていた。
少し休憩し、お互い落ち着いた頃。ガリアとルゥは二人、川の水で体を清めていた。
「今日も、すごくよかったよ。あんなに可愛いルゥを見たのは、久しぶりかも」
「……」
普段の無表情モードに戻ってしまったルゥは返事をしない。が、その様子は、ガリアのからかうような言葉に怒っている、ということでもないように思われた。
何か、いろいろ言いたいことはあるのだが、上手く言えない表現できないもどかしさのようなものを、ガリアは感じ取ったのだった。
と、ルゥがガリアに向き直る。しばし目と目で見つめ合った後。おもむろに口を開く。
「……ガリア。スキ」
性交を終え、日常モードに入りかけていた状態のガリアに、これはかなりの衝撃だった。心臓が早鐘を撃ち、発汗すら始める。
「な、い、いきなりなんだよ」
「スキ。ダイスキ」
会話の苦手なサハギンが、選びに選び抜いた言葉。その重みに、ガリアはもうルゥへの愛しさを止められなくなっていた。
思わず両手で抱きしめ、口付ける。人間よりも寧ろサハギンに近い直接的な反応に、ルゥは微かに眦を下げた。
森を抜け、山を少し登り、川の畔に辿りつくと間もなく水底から一人の女が浮かび上がってきた。
胴体にぴっちりと張り付いた、まるで布のような鱗(?)と、四肢の水掻きが特徴的なその半魚人こそ、ガリアの目当てたる人物、サハギンのルゥである。
「や。今日も来ちゃったよ。
またお弁当を持ってきたから、一緒に食べよう」
ざぶざぶと水を掻き分けこちらへ向かってくるルゥは一見無表情だが、ここしばらくの付き合いから、ガリアはその表情に彼女の喜びと期待を感じ取った。
柔らかい苔や植物の生えた辺りに二人腰を降ろし、弁当の包みを解く。終始無言ながらも、ルゥの視線は弁当箱から離れない。
「前にルゥが好きだって言ってくれた魚の唐揚げ、たくさん作ってきたよ」
そんな言葉に反応したか、ほんの僅か、彼女の口元が綻ぶ。蓋を開けて中身を見せてやると、それはなお分かりやすくなった。
「頂きます」
「……」
二人で並んで座り、昼食をとる。合間合間に、ガリアは、先日ルゥが捕ってくれた魚はとても美味かったとか、取り留めのない話をした。彼の話にルゥが返事をすることは無かったが、その沈黙も、彼にとってまた心地よいものであった。
食事を摂り終え、しばし休んだ後。彼女と水遊びでもするか、それとも魚を捕って夕飯の材料にするか、などと考えていたガリアを、ルゥはそっと押し倒した。
「……ルゥ?」
「……おれい、するの」
本日始めて聞いた彼女の肉声は、平坦でありながら、何処か熱に浮かされたような響きがあった。ガリアの両脚の間に割って入り、素早く下半身の衣服を脱がす。
いつも弁当を持ってくることへの礼がしたいのだろうか、そんなに気を使ってくれなくともよいのだが、と遠慮する気持ちも無いではなかったが、上体をこちらへ傾けたルゥの胸元と、それを包む紺色皮膜の淫猥さに拒む気が削がれる。
勃起し始めた男性器を見て、ルゥが口角を釣り上げる。こうして二人睦み合うときは、普段よりも表情が読み取りやすくなるのだった。
フェラでもしてくれるつもりなのか、というガリアの予想を裏切り、ルゥはその胸を鱗ごと陰茎に押し付けてきた。そのまま両手で乳たぶを支え、挟みこんでしまう。擦れる鱗と包み込む乳肉の与える予想外の快楽に、思わず呻き声を漏れる。
「……な、なに……」
「……いつも、おっぱい、見てるから」
確かにガリアは、普段からルゥの胸に視線を奪われることが多々あった。
大きさで言えば、魔物娘としては標準サイズ、ホルスタウロス辺りとは比べるべくもないルゥの胸は、しかし濃紺の鱗を纏うことで得も言われぬ倒錯的な魅力を放っていたのだ。
程良く膨らんだおっぱいや、それとは対照的に平らなおなか、ぷりんとしてかわいいおしりなどにぴったりと張り付き、最低限しか隠さないそのスタイルは、時折ガリアを前かがみにさせていた。
そんな危険なものを股間に押し付けられ、ガリアの興奮は否応なしに高まった。鱗の滑らかな触感が裏筋やカリ首を刺激し、柔らかい乳肉がむにむに変形しながら肉棒を愛撫する。柔らかいおっぱいによるキツイ圧迫は、手や口では得られない別次元の快楽をもたらした。
パイズリくらい巨乳の魔物娘は大抵やっている、と知ってはいても、紺色の鱗に弄ばれる、言いようのない背徳的快感にガリアはもうたまらなくなった。
両手で乳房を抱えるようにして左右交互に動かし、ルゥはパイズリ奉仕を続ける。時折ガリアが胸を見ているのは知っていたので、試しにこういう事をしてみた結果、思った以上の成果を得られたことに、彼女は深く満足していた。が、同時に、もっとガリアを感じさせたいとも思う。自分で乳肉を掴み、揉み、肉棒に擦りつけるこの行為に彼女自身も大いに性感を刺激されていたが、やはりお礼と言って始めた以上先にガリアにイってもらいたかった。
精液を待ちきれなくなってきたルゥは、奉仕の速度を早めた。溢れ出る我慢汁を胸に塗り込め、乳肉圧迫をより強める。今回は口の中よりも、胸の谷間に射精して欲しかった。
普段は言葉を発することも稀な唇は軽く開き、艶めかしい喘ぎ声を漏らしている。感情の読み取りにくい瞳は愛欲に潤み、恋人の絶頂を待ち望む。乳首が淫猥にしこりたち、鱗越しでもその形が見て取れるほどに勃起している。
表情というものに乏しい普段の有様と、欲望を隠そうともしない今のルゥとのギャップに、ガリアはもう一時たりとも我慢ができなくなった。紺色の鱗で肉棒をしごかれるその背徳的な快楽に屈する他、彼に選択肢はなかった。
「……!出るっ!」
「!!」
ガリア自身が思った以上の大声を出し、射精に至る。鈴口から飛び出る大量の精液が、ルゥの胸元を白く汚す。射精の合間も彼女は乳摺りを止めず、一滴たりとも白濁液を逃そうとはしない。その献身的かつ貪欲な所作に、ガリアは萎えることも許されない。
一頻り出し終えても、胸に白い精液を浴びたルゥの姿は犯罪的なほどに淫猥で、寧ろ射精する前よりも陰茎が固く勃起していくように、ガリアには思われた。まだまだ衰えを知らない彼の男性器を見て、股間を愛液で濡らしたルゥは、欲情も露にガリアにのしかかってきた。
「……こんどは、こっち」
「ああ、わかってるよ」
股間の皮膜を右側に寄せ、無毛の女性器を晒す。川の水とは全く異なる類の水分でしとどに濡れそぼったそれは、どんな言葉よりも雄弁に彼女の求めているものを伝えてくれた。
物も言わず、ルゥは腰を落としガリアの肉茎を迎え入れた。一旦奥まで咥え込み、その後激しく腰をふる騎乗位責めが彼女のお気に入りである。
精液と愛液の潤滑作用でいつも以上にすんなりと陰茎を迎え入れたルゥの膣は、精液への渇望から襞を蠢か精を搾り取ろうとする。これに加えて激しく腰を振られると、最早ガリアに出来ることはただ悦び性を捧げること以外に無くなる。
自分を見下ろし、騎乗位で精を貪るルゥが、ガリアは好きだった。ガンガンとピストン運動を繰り出す、魔物娘らしい貪欲な性交の最中、ルゥは普段の鉄面皮が嘘のような、豊かな表情を見せてくれるのだ。
「あッ、やっ、イ、イイッ……」
「……僕も、気持いいよっ……!」
「いやアッ、う、うれしい……!もっと、感じて……んッ！」
他の人たちは決して知らないだろう。サハギンが、ルゥがセックスの時こんなにもいやらしく乱れるなどと、彼女らとの付き合いがない人間には想像もつかないだろう。
彼女の、愛欲に濁った瞳も、男を誘い興奮させる吐息も、自分以外の人間は存在すら知らない。ルゥの全てを独占しているかのような感覚に、ガリアは更に興奮させられる。
「ああッ、イイッ、気持ちイイっ!好き、ガリア、好きいっ!!」
「俺も、好きだよっ……」
「ん、嬉し、イッ!私も、だぁいスキっ!!」
激しく責め立てるような腰振りとは対照的な甘い甘い愛の言葉。肉体と精神を同時に攻められるようなこのセックスにもうガリアは病みつきだった。悦楽に溺れ、止めどなく愛の言葉を囁くルゥを見ると、ガリアはいつも他のことなどどうでも良くなってしまうのだった。自分だけの、こんなに可愛くてエッチな女の子がいてくれる。それ以上、一体何を望めというのか。このままずっと彼女とつながっていたいとも思うが、キツ膣から送り込まれる快楽の激しさがそれを許さない。
「ひ、ヒィん、わたし、も、もう、ダメっ……」
「俺も、そろそろ……!」
「出して、わた、しの中に、精子出してッ!一杯膣内射精して、おまんこグチョグチョにしてえッ!」
いやらしすぎる誘いの言葉と搾精ピストンで、ガリアの忍耐は霧散した。股間の奥からせり上がる射精感に、身を任せる。
「出るぞっ……」
「イって、一緒に、私と一緒に、イってえっ!!」
ルゥの腰が一番下まで下ろされ、肉棒を全て膣に咥え込まれた瞬間、ガリアは射精した。一回目よりもなお多い精液が肉筒の最奥で放たれ、子宮を満たす。
ルゥの方も、小さな膣に収まりきらないほど大量の白濁を注ぎこまれ、手足を震わせ絶頂に酔い痴れる。口の端から涎など垂らしながら、うわ言のように
「スキ……スキ……ガリア、ダイスキ……」
と、つぶやき続けていた。
少し休憩し、お互い落ち着いた頃。ガリアとルゥは二人、川の水で体を清めていた。
「今日も、すごくよかったよ。あんなに可愛いルゥを見たのは、久しぶりかも」
「……」
普段の無表情モードに戻ってしまったルゥは返事をしない。が、その様子は、ガリアのからかうような言葉に怒っている、ということでもないように思われた。
何か、いろいろ言いたいことはあるのだが、上手く言えない表現できないもどかしさのようなものを、ガリアは感じ取ったのだった。
と、ルゥがガリアに向き直る。しばし目と目で見つめ合った後。おもむろに口を開く。
「……ガリア。スキ」
性交を終え、日常モードに入りかけていた状態のガリアに、これはかなりの衝撃だった。心臓が早鐘を撃ち、発汗すら始める。
「な、い、いきなりなんだよ」
「スキ。ダイスキ」
会話の苦手なサハギンが、選びに選び抜いた言葉。その重みに、ガリアはもうルゥへの愛しさを止められなくなっていた。
思わず両手で抱きしめ、口付ける。人間よりも寧ろサハギンに近い直接的な反応に、ルゥは微かに眦を下げた。
11/05/19 08:50更新 / ナシ・アジフ