読切小説
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発情冒険バラエティー『HO♥RE』
俺の名は『ヘンリー・ジョーンズJr.』
図鑑世界を股にかける遺跡専門の冒険者さ!

秘密教団の遺跡を調査中に罠にかかり図鑑の世界に飛ばされた。

だが、魔界で燻ってる俺じゃないぜ。

スジさえ舐めれりゃナニだってやってのける、俺達『発掘野郎 F(Fuck)チーム』











ファラオ「言いたい事はそれだけか?」

ヘンリー&ダンピール「…はい。」

王墓『棺の間』
黄金の棺に腰掛けた女性に問い掛けられ、ヘンリーとダンピールの『エンジェル』の二人は石畳に正座し俯きながら答える。

ファラオ「わらわの僕達を随分と可愛がってくれたようじゃのう?」

スフィンクス「それはもう♥」
アヌビス「タップリと♥」
ファラオの呆れたような視線の先には妙に肌艶の良いスフィンクスとアヌビスがほっこりと微笑んでいる。

事の発端はヘンリー達が『イイ旅(淫)夢気分 砂漠編』でピラミッドを訪れた事に始まる。

ヘンリー「ウホッ、良い遺跡!」
良い遺跡に目がないヘンリー達はホイホイピラミッドに近づくと、ピラミッドの入り口でスフィンクスに謎かけをされたヘンリー達がどや顔のスフィンクスを二人がかり押し倒し「あんあん♥ニャンニャン♥」し、立て続けにアヌビスの私室に雪崩れ込み「あふあふ♥ワンワン♥」し、道中のマミーやワーバット、ミミック達も手当たり次第にヤりまくったお陰でピラミッド内に魔力が充満し、ぐっしょり濡れたアヌビスのパンツから過剰に装飾された黄金の鍵『棺の間の鍵』を見つけ悪ノリMAXの二人は勢いで扉をフルオープン。
そして現在に至る。

ピラミッドの通路は既に死屍累々(マミーはもう死んでる?)、むせかえるような性の匂いが充満し棺の間にも流れ込んでくる始末。

ファラオ「全くわらわが寝ておる間に好き放題ヤってくれおってからに、この償いはしてもらわねばならんのう…」
妖艶な笑みを浮かべヘンリー達を見つめるその顔は何処か嬉しそうである。

ファラオ「わらわは空腹じゃ♥宴の用意をせい♥…」
斯くして三日三晩寝ずの(肉欲の)宴が始まったのである。


……
………

一日目

早くもピラミッドの周囲は緑に被われ『明緑魔界』へと変貌を遂げる。
完全防音の筈の『ファラオの寝室』からピラミッド中に喘ぎ声が響きワーバットは残らず発情、昼夜を問わず男漁りに飛び立って行った。
ミミックが入っているであろう宝箱からは漏れなくとろみの付いた液体が漏れ出している。
マミー達も見境無くお互いを慰めあい乱れきっている。
アヌビスでさえ全ての職務を放棄し、頭にクッションを被せて耳を塞ぎベッドに真っ赤に染まった顔を埋めている。
スフィンクスは…
気付いた頃には居なかった。


……
………

二日目

勢い余ってピラミッドの周囲の空が澱みむせかえる程の瘴気が立ち込める『魔界』に変わってしまった。

故郷と間違えてダークマターがちらほらと現れ始め、青々とした緑の森は『触手の森』へと変化し逃げ遅れたギルダブリルが目眩く快感の渦に飲み込まれている。
ピラミッド内は既に全裸待機が基本のマミーが闊歩し相手を取っ替え引っ替え淫行の限りを尽くしている。
ミミックは我慢しきれずにピラミッドの外の箱から男を調達したらしく時折宝箱がビクンビクンと震える以外全く反応しなくなっている。
おびただしい量の愛液が散乱したピラミッド内は女汁100%の湿気が充満し何処から入ってきたのかマタンゴがあちらこちらに顔を出している。
とうとうアヌビスさえもファラオとヘンリー&ダンピールの3Pから産み出される淫気に当てられ普段から持ち歩いている錫杖で自らの前も後もかき回す始末。


……
………

三日目

とうとうピラミッドの外に迄響き始めたファラオの喘ぎ声に近くの町からサキュバスが引き寄せられ一人また一人と触手の森の餌食となっていった。

マミー達はある程度落ち着いてきたのか一部を除き身体の包帯を巻き直しピラミッド内の清掃にせいを出し、床や天井を水拭きして淫気の濃度を下げマタンゴ達を触手の森に送り届ける。
ミミック達も湿気でカビが生えてしまった宝箱を伴侶と一緒に磨いている。
アヌビスも正気を取り戻し自らの変貌ぶりを思い出し赤面しつつも寝床の布団を洗濯し溜まった仕事をてきぱきと片付け始める、終始がに股で。


……
………

四日目

今までとはうって変わって『ファラオの寝室』が静かになり触手の森からの大量の喘ぎ声の方が大きく聞こえる。

マミー達はピラミッドの整備を完璧にこなし、内側も外側も建造当初の輝きを取り戻し現場を指揮したマミーの頭には『安産♥第一』と書かれた黄色いヘルメットが誇らしげに輝いている。
ミミック達は宝箱を一層磨き上げいつファラオの目に触れても恥ずかしくないように王墓にふさわしくきらびやかに飾り付けられている。
そしてアヌビスは配下の物を引き連れファラオの寝室前でファラオがいつ出てきても良いように待機する。

そしてゆっくりとファラオの寝室の扉が開きドロリと濃厚な性の匂いが流れ出し、アヌビス達の一度は収まった下半身の疼きが再発し始める。

開ききった扉から艶々の肌をしたダンピールと何かを成し遂げた様な爽やかな笑顔をしたヘンリー。




そしてそのヘンリーにお姫さま抱っこされたファラオが現れる。

ファラオ「ご主人様♥お姉様♥わらわはもうお二人無しには生きられませぬ♥」

アヌビス一同「「「調教されとるやん!」」」

オアシスは今日も平和です。












後日談

精の補給を終えて完全復活したファラオによって魔力を調整されたオアシスは明緑魔界に戻った。
触手の森はアヌビスが菓子折りを持って立ち退きを願い出ると快く元の森へと変化した。
そして元に戻った森の中でスフィンクス夫婦と大量のワーバット夫婦、独身の何かに目覚めてしまったサキュバス達が発見され、アヌビスの『十六時間耐久御説教』を受けることとなる。

めでたし♥めでたし♥
13/03/10 22:24更新 / 慈恩堂

■作者メッセージ
どうも慈恩堂です。

ファラオがカリスマ溢れる立派な人物ばかりだと誰が決めたんだ!

ゴメンナサイ、調子にのりました。

話は変わりますが、スマホでこのサイトを見たときリャナンシーちゃんのアイコンが高速バイブレーションしてるのは私だけでしょうか?

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