『足元に注意・・・・』



(たくっ! しくったぜ・・・
暗くなってきたから急いだのが裏目にでたか。

くそう、盗賊が暗闇で怪我するとか笑えねぇな、おい。

はぁ・・・いてっ! 足まで挫いたか・・・万事休すだな・・・)

夜の蚊帳が降りた暗いくらい崖の下にて彼は悪態をついていた。
正し腕や足は動けないので心の中で。

彼は盗賊だ。しかし一つの信念を貫き通している。

『悪い金持ちや悪い国からしかとらねぇし、誰もころさねぇ!』

いわゆる義賊であった。

そんな彼のもとには何十人という手下がいるが誰一人として彼の意に反するようなことはしなかった。
そんな義侠心のあり方から平民や奴隷、子供や大人から悪役のヒーローのような存在になっていた。

だがその彼は今崖下にいる。

なぜ?

それは数時間前、盗みに入った屋敷にてドジをした部下を救出するため殿をして体や足をふらつかせ、なんとかここまで逃げてきたのだが・・・足場が悪い通いなれたはずの道も夜の暗がりのせいで視界が極端に狭くなり、結果的に足を滑らして倒れてしまった。

崖の方に。

そしてそのまま崖下に落ちた。今の状況はというと・・・・全身打撲及び複雑骨折。
命があっただけでもラッキーなくらいだ。
だが動けないことに変わりない。

「・・・あぁ、腹減っ・・た・・な・・・」

まるで遺言のように呟いた彼は静かにまぶたを閉じ意識を失った。
その近くから何かを引きずる音が聞こえるが今彼は気絶しているので聞こえるはずが無く、やがてその引き摺り音は彼のすぐ横で止まった。


・・・・・・・・

・・・・・

・・・

「・・・ん? ここは?」
彼は意識が戻り自分の周りが暖かいと感じてその違和感を確かめるために目を開けた。
まず見えるのは木造建築の天井。

ついで首を右に動かすと日が差し込む窓があった。窓の外も見えた。
どうやら森の中みたいだ・・・

そしてその反対側を向くと?



「起きたみたいね。」



「っ!? おわっ!?」
ほぼゼロ距離に美人な人の顔が視界いっぱいに入ってきて驚きのあまり変な声がでた。

「ちょっと! 行き成りソレはひどくないかしら?!」
「うぇっ!? す、すまんっ! 行き成り顔が近くに・・・ってアンタ・・・メデューサか?」
「そうですけど? なに? 文句でもあるの?!」
そういうと彼女の頭の上の蛇たちは『キシャーーーッ』と威嚇してきた。

「あ、いや、魔物だからじゃなくてだな、行き成り美人の顔がアップでこられたらだな・・・」
「・・・び、美人?! も、持ち上げてんじゃないわよ! ふ、ふん!」
少し顔を赤くしたメデューサはツンっ、と顔を背けた。
しかしながら髪の蛇たちは先ほどまでの威嚇していた態度とは逆に好意的な視線を送っていた。

「・・・あー・・・えっと・・・」
と、彼が言いよどんでいるとどこかからドアが開く音がしてコチラの部屋に上半身を覗かせていた。

「あ、タロト姉さん。その人起きたんだ。・・・もう、した?」
「サ、サットっ!? ば、バカ言ってんじゃないわよ!!?」
「うふふ〜♪ だよね〜♪ 4日も付きっ切りで寝る間も惜しんで看病してたもんね〜・・・ふふ♪」
その妹(?) らしき人のサットからチャチャを入れられて動揺しているタロトと呼ばれたメデューサの髪の蛇は一様に恥ずかしそうだった。・・・なぜ?!

「あー・・・その看病してくれてありがとうな?」
「べ、べつに・・・た、唯単に目の前で人が死なれるのは後味悪いからよ・・・」
「嘘つかないの、タロト姉さん。必死な形相で家に彼を担いできt」

「だ、だだ、だまれぇぇぇぇ!!!!!!??」
(あぁ・・・髪の蛇たちがすっごい身を捩じらせてる・・・)

「あ〜やっぱり姉さん弄ると面白いわ♪ あ、テス姉さんが食事の用意できたって。早くしないと怖いよ〜、じゃ♪」
「えっ!? ちょ、ちょっと! サットォ! あんたのせいでどれだけ経っているのか分かっているのっ!? あ゛ぁぁ!! もうっ!!!!」
「・・・凄い家族だな・・・」
その後まだ包帯をマミーのようにぐるぐる巻いた彼を器用に尻尾で巻いて移動するタロトだった。

そしてリビングらしき部屋について彼はまたびっくりした。

「むぅ? おそかったのぅ? タロト?」
「サットのせいよっ!!!」
「いや〜ん♪ テス姉さ〜ん、タロト姉さんがイジメルぅ。」
この姉妹・・・全員ラミア種だった。

「・・・あー・・・そのぉ・・・」
「うん? おお、お主目が覚めたか! では・・・自己紹介からかの? 」
「そだねー。」
彼に気付いたテスと言われた人が彼に向かって自己紹介をしようとしているその横で気ダルそうにテーブルの上の料理をソッとつまみ食い寸前のサットがいた。

「これ!」
ぴしっ! とテスが尻尾にてサットの手を叩く。

「あいたっ?! ・・・じょ、冗談よ。」
ちょっと痛かったようで手のひらを無事なほうの手でさすっていた。

「さて・・・ワシがここの長女で長のテス=ラーリじゃ。エキドナじゃ。」
「ア、アタシがメデューサの次女で・・・タロト=ラーリよ。き、気安く呼ばないでよねっ!?」
「はいは〜い♪ 私が末っ子でラミアのサット=ラーリでぇす♪ よろしくね!」
なんとも珍しい姉妹だなぁ、と思いながらも彼も自己紹介をすることに。

「あー・・・命の危機を救ってくれたことにまず感謝を。 俺の名はラン=ウルギニ。しがない盗賊だ。ただ悪いやつからしかとらねぇ。それが最大の誇りだ。」
自信満々に言うけれど・・・

「包帯がなかったらのぅ・・・」
「ちょっと残念ね・・・」
「あはは・・・どんまいっ!」
魅力は包帯のせいで半減していた。

「とりあえずこれからのことは昼餉を食べてからじゃ。」
『賛成〜♪』
「・・・賛成。」
そういうと全員定位置についてランも強制的にタロトの脇に座らされた。


・・・蛇達昼食中・・・


「ご馳走さん。・・凄く旨かった。」
「ぬぅ。お世辞でもうれしいのぅ♪」
「ちょっと! 何姉さんに媚うってんのよっ!」
ビシィッ! とランの頬にタロトの平手がヒットする。

「まーた姉さんは・・・大丈夫? ラン?」
「・・・ぅぁ・・・中々に強力だった・・・(ガクッ」
「ちょっとサット! 何どさくさにまぎれて抱きしめて・・・・あれ? ラン? ラン!?」
やっと気付いたタロトは大変取り乱したとさ。

ほどなくして目が覚めたランと共に全員が机を囲うように座る。

「んで俺はすぐにでも仲間の下へむかいたいのだが?」
「ダメよ! 最低でも一ヶ月は安静にしてなきゃ。激しい運動もダメッ!」
「あれ〜?タロト姉さん心配してんのぉ?」
ニタニタとした笑顔でタロトを弄るサット。勿論タロトはというと?

「べ、別に心配なんてしてないわっ!!」
「ほぅ? ならなんで髪の蛇達はそんなにランに向かって舌をだしとるんじゃ?」
「うぐっ、こ、これは・・・」
髪の蛇達は正直だった。

「まぁタロト弄りはこの辺にして、医者の卵が言うんじゃ。それまではココで無理せず待つんじゃ。よいな?」
「・・・しかたない、か。」
「・・・いや?」
タロトは悲しそうな表情でランを見る。何が嫌か明確に言わないあたりズルい。

「・・・暫くお世話になります。」
満身創痍のまま仲間と合流しても足を引っ張るだけと判断したランはゆっくりと立ち上がり3人(?)に向かって頭を下げた。

「ほぅ? その礼の方法・・・お主ジパングの流れかの?」
「はい。自分の祖母がそうでした。」
「ふむ。礼儀が正しいのはそのせいか。・・・よいよい、ゆっくりしていくが良かろう。」
何か更にテスに気に入られたランであった。

「さて、お主。もう動けるかの?」
「まだあちこち軋むし所々まだ痛みを感じがあるが・・・普段生活する分は大丈夫かと・・・」
「う〜ん・・・コレぐらい動ければ・・・そうね、ソレぐらいなら大丈夫ね。」
ランに続きタロトもうんうん、と首を縦に振りながらテスに応えた。

「ふむ。重畳。ならば家事を少し手伝ってくれんかの? 働かざるもの食うべからずじゃ。」
「・・・リハビリも兼ねて、か?」
「まぁそういうこと〜♪」
ニコニコと尻尾を揺らしいつの間にかランの腕に抱きついていたサットが上機嫌で応える。

「ちょっとぉっ  離れなさいよ、サットっ!!」
「えぇ〜いいじゃなぁ〜い。嫌そうにしてないもん。ね? ラン♪」
「ぅぇ・・・あ・・・えっと・・・」
ランは自分を挟んでサットの反対側から感じるドス黒い殺気のせいでどう応えていいか分からなかった。

ーーーパンッ! パンッ!ーーー

「はいはい、そこまでじゃ。ランも困っておるではないか。・・・ランや、ワシのとこに来ても・・・・いいn」
『認めないっ!!』
「・・・ぬぅ・・で、では今日はもう寝るが良い、ランよ。」
手を叩いて場を落ち着かせたテスは自然な流れでランへ熱っぽい台詞と視線を送るもタロトとサットに拒まれて残念そうな顔をした。
気持ちを切り替えたのかすぐに顔を引き締めココの長たる威厳をもってランに就寝するよう促した。

「あぁ、分かった。・・・って、うぉぉっ!?」
「じゃあ、部屋まで連れて行ってあげるわ。か、感知違いしないでよね! 倒れられたら困るからね・・・っ!」
『・・・・うふふふ〜♪』
そのまま椅子をたとうとした所で再びタロトの尻尾に縛られたラン。そのランに対して相変わらずな態度のタロトだが後ろの方で優しい笑顔の姉妹がいたそうな・・・

そして部屋に到着し寝かされるラン。すると急に眠気がやってきた。

「っあぁ・・・わるぃ・・寝るわ・・・」
「そう・・・。                 ・・・お、お休み・・・」
ランはタロトの最後の言葉を聞くことなく眠りに落ちていくのであった。

そして翌朝。

眩しい位の日の光がちょうどランの瞼を焼く勢いで降り注ぐ。その眩しさときたら熱いくらいだ。

「っあ゛っ!? ・・・・んあ? ・・・あ、ここアジトじゃなかったな・・・」
寝ぼけ眼なランだったがボサボサになった木炭色の黒髪頭をポリポリとかいて意識を覚醒させていった。

「とりあえず何か手伝うか・・・ん?」
よっこいせ、とベットから降りて軋む体を鞭打って起こすとすぐ脇に備えられている小さな机に着替えが置いてあった。
それはここに運ばれる前に着ていたものと瓜二つだった。
ためしに袖を通すとピッタリのサイズだった。

「・・・またお礼を言わないとな・・・♪」
実は結構気に入っていた服だったのでランの機嫌は一気に良くなった。

そして部屋を出た所でサットが何か持ってリビングへ行こうとしていたので声をかけた。

「サット、おはよう。何してんだ?」
「あ、おはようラン。これ? これは朝食の準備だよ。ランて随分早起きだね♪」
「ん? そうか?」
余談だがこの三姉妹、朝にとても弱い。いつも朝食となると普通の家庭の朝食の遥か後になるくらい。酷いときには昼食兼用の時もあるそうだ。

「へぇ、そうなんだな。」
「えへへ、本当こういうときヘビ以外の姉妹がいたらなぁ〜って思うのよ〜」
「あ、そういえば?」
ランはついでに本当に姉妹かどうかと何で違う種族同士なのかを聞いた。そしてら物凄く簡単に納得いく答えが返ってきた。

「エキドナ生まれの長女次女三女だよ?・・・なんでラミア種しかいないのかは〜・・・悟って♪ んで花嫁修業兼夫探しの名目で私達姉妹は森の中に居を構えているのよ。おぅけぃ?」
「うん。おぅけぃだ。」
なるほどな、といった表情で会話を終わらせてそのままサットの手伝いをすることになった。

その日からランはというと・・・

家事清掃、薪割り水汲み、薬草詰みに食料調達と多岐に渡り使いっぱしりをさせられていたがいずれの作業も元山の民で盗賊のランにとってはどれも苦労しないモノばかりであった。
むしろ今まで盗賊生活がメインだったランにとって新鮮な感じがしていた。

(・・・俺、盗賊から足をあらうかな・・・)

そんなことを考えるくらいに気持ちと体と心に余裕が出てきたのだった。

(あ、礼はどうしたものか・・・)

だが時間が過ぎるのは待ってはくれず礼の方法を考えぬままとうとう一ヶ月がたってしまった。

その夜、リビングにて。

「どう? 色々動かしてみて違和感はある?」
「・・・いや、ないな。」
「そう、じゃあコレで完治よ。」
シュルシュルシュル、と一ヶ月前に比べたら遥かに少なくなった包帯をタロトが取り払いランに調子を聞く。
ランが異常ないことを告げると複雑な表情をして完治を宣言するタロトの蛇達は幾分寂しそうだった。

「で、ランはこの後どうするんじゃ?」
「とりあえず明日にはアジトに帰りたいと考えてる。」
「そう・・・か・・・」
やはり悲しそうな表情をするテス。

「いやだよぉ! 別れたくないよぉっ!」
サットには泣かれて巻きつかれる始末。

「では・・・今夜一晩泊まっていくがよい。朝のほうが安全じゃろう?」
「あぁ、じゃあ言葉に甘えさせてもらうとする。」
そしてランは静かに部屋から出て行った。

ーーー後ろからの3対のアツい視線に気付かずに。ーーー

ぼふん!

「ふぅ・・・今日でココともお別れか。」
シミジミとした感じで呟くラン。腕を組んでゴロリと窓に向けて寝返る。

「結局、礼を何もしないままだったな・・・どうしたものか・・・」
目を瞑ってうんうん唸り始めたランは完全に自分の世界に入ってしまった。

「う〜ん・・盗品は流石に駄目だし、料理といってもなぁ・・う〜ん・・・」
唸っているランの部屋の扉が少々開いていたがそれが音も無くススッ、と開くも後ろを向いている上に自身の思考の中に耽っているので気付きようも無く。

「・・・うん、よし。それなr」
「ごめんねラン。【石化魔法】」
「えっ!? な、なにぃっ!?」
声に驚いて振り向いた瞬間何者かがランに向かって石化魔法を唱えたためランは横になったまま固まってしまった。
そしてその術者は暗闇から窓から差し込む月明かりに照らされて現れた。

「なっ、タロト?! そ、それにテスとサットまで???」
「ふふっ・・・ここまで来ても気付かなかったとは。」
「無防備にもほどがあるよ♪」
そこにはつい先ほど別れたばかりの三姉妹がいたのだ。
しかし3人とも目の瞳孔が縦に割れておりまるで・・・

ーーー獲物を狙う狩人の目だった。ーーー

「ごめんラン。アタシらもうアンタに逢えなくなると思うともういてもたってもいられなくて・・・」
「というわけじゃ。だから・・・」
「いいことシヨ♪」
恐らく反魔物派の人が出くわしたら絶対気絶か悲鳴を上げるであろう状態であっても元々親魔領育ちのランにとっては少し怖い程度であった。

「だ、だめだ! こんな形でアンタらと交わりたくないんだっ!!」
「そうは言っても、ね?」
ゆっくりと顔をランへ近づけるタロトは徐にランのことを両手でシッカリホールドする。

「えっ、ま、まt・・・んむぅ?!」
「ジュル・・・チュルルル・・チュパッ・・・・」
(うわぁ!? し、舌が長ぇっ!?)
流石ラミア種といったところか、タロトは合わさった唇からランの中に侵入してゾルリッと歯を舐めていく。そして反対側まで到達した舌は先端をそこに残したままランの舌に巻きついていく。
そうまるで男のモノを握るみたいに。
そしてタロトはグニグニと緩急をつけてランの舌をしごき始める。

「ほれほれぇ♪ 両手がお留守じゃぞ? ・・・んぁ♪」
「じゃあ私コッチぃ♪・・・ぁん♪」
サットとテスはランの両手を使い自身の胸を愛撫し始めた。
テスは姉妹で一番大きな胸をまるでお餅を触らせるかのようにグニュグニュとしきりに腕ごと動かさせている。
対してサットは姉妹で一番小さいながらも平均的な女性よりはあるその胸を自信で右をランの手で左を弄っている。手首までを使い重点的に乳輪と乳首を攻める。

こんなことをされて勃たない男はいないわけで・・・

「んふぅ♪・・なんじゃ、くるしそうじゃのぅ? んぁ♪」
「くひぃっ♪・・じゃあ『私達の尻尾』で気持ちよくしてあげるね♪ くきゅん♪」
言うが早いか左右からコンビネーション良くランのズボンを器用に脱がしたテスとサットはそのまま下着も剥ぎ取り露になったランのモノに更に蕩けた表情になる。

「んんっ♪ 中々の、んふぅ♪ 一物じゃのぅ♪」
「わぁ・・・おっきい♪ きゃふぅ♪」
そして2人はそのそそり立つ肉棒に尻尾を綺麗に絡ませる。

すると?

シュルルル!

「なっ?! タロトっ! お主まで巻くでないっ!」
「そうよっ! ただでさえソコは役得なのにぃぃっ!」
「アムッ・・・チュルルルル・・・(ニヤッ)」
させないわよ、という意思表示の篭った瞳で2人に視線だけ送るタロトは勝ち誇ったかのような笑みを顔にたたえていた。

「くっ。ならば3人でやろうではないか♪ ぁん♪」
「いぁん♪ し、仕方ないわね・・・♪ ひぃん♪」
そういうと尻尾が巻きついたソレをまさに息のあった感じで上下にリズミカルにしごき始めた。

一本は締め付けに緩急を。

一本は鈴口にチロチロと刺激を。

一本は玉をマッサージするようにグニグニと。

それぞれ姉妹のそれぞれの尻尾が不規則にその動作を入れ替える。まさしくそれは動物の蛇の様な動きで。

勿論コレだけ念入りにやって気持ちよくならないわけが無い。

「んん! んんんーーーっ!」
「ッチュル・・・っぱぁ! で、出そうなのね? 出そうなんでしょ?! 出してっ! 私達の尻尾に!」
ディープキスを中断してそう語りかけるタロトに虚ろ気味な瞳を向けるラン。

「っあ、で、でる、出るぞっ! ッァン・・・ップルゥ・・・」
「だ、だしてぇぇ♪ ワシ達の尻尾にぃぃ♪」
「だ、だしてよぉ♪ ぁん♪」
なんだかんだで2人も中々に感じているようだ。

「ん、んんぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
「んっ!? んくぅぅ♪」
「っ!! っあぁぁぁん♪」
「くひぃ!? ぁぁ♪」

ビュクゥン! ビュクッ! ビュルルッ! ビュルルッ!・・・

盛大にイッたランはイク瞬間にタロトの舌を甘噛みし、テスの乳房を強く握り、サットの乳首をギュゥゥッと摘んだ。
それにより三姉妹もほぼ同時にランと共に果てた。


「っぱぁ・・・はぁはぁはぁ・・・い゛っ!?」
「ハァハァ・・・ラン・・・ラン♪・・・くひゃっ♪」
ランが余韻に浸っていると行き成りタロトに体を巻きつかれ、更には萎えかけたモノに絶妙な刺激を与えたたせた挙句にもう秘所へと挿入しかけていた。

「むぅ?! また先をこされてもうた・・・」
「タロト姉さんばっかりズルいよ・・・」
不満たらたらな姉妹達だがそんなことはお構い無しに攻め立てるタロトは一気に腰を落とす。

プチュン♪

「きゅはぁぁ♪ いだいのに・・・いだいのにきもぢぃぃ♪」
「なっ!? タロトっ、お前処女かよっ!? 無理すんなy・・・んぶっ!?」
未だ石化の魔法が解けないランは自由に動く首から上を動かしてタロトを気遣う。すると横から影が差し込んできて行き成り口をふさがれた。
その影はサットだった。

「レロッ・・・チュルルルル・・・ちゅるん♪・・・次のお口は私ぃ〜♪ んくっ・・・チュルッ・・・」
「ならばワシは・・・ここじゃ♪」
タロトと同じように口を犯すサットに対抗して不適な笑みを出すテスはチロチロと舌を出してランの胸を愛撫し始めた。

「あはぁ♪ りゃんのぉ♪ おっきくなったゃ♪ とってもきもひぃぃ♪」
「トロトロに蕩けおって。はやくワシも犯して欲しいというのに・・・タロト、もう一本追加してやろう♪」
「ひぇ? っひゃぁぁぁぁぁ♪ に、二本差しぃぃ♪ らめぇぇ♪ きもひよしゅぎりゅぅぅ♪」
早く自分の番へ回したいからとみだらに腰を振るタロトに対してランの乳首を愛撫しながらテスはニヤッと笑いながら先ほどの行為で白く染め上がった尻尾を勢い良くタロトの菊穴にねじ込んだ。
そしてそのままタロトとランの動きに合わせて上下し始める。

それによりタロトの中がしまるわけで、そうなれば必然的にランへの締め付けもしまるわけで。

「んぐっ!? んんんっ!!」
「♪・・・ンクゥ・・・チュルッ・・・ジュルルルルル・・・・チュルッ・・・」
「っはぁ♪ ぴくんってしたぁ♪ おチンチンびくっびくっ♪ きゃひぃぃ♪」
快楽により声が出ようとするランの口を塞ぎ声をサットがその声ごと飲み込んだ。
対して敏感なモノを銜え込んでいるタロトは逐一変化を感じ取ることが出来るため自身の高ぶりと共にランの高ぶりも感じることが出来た。
やがて小刻みに震え始めたのを感じたタロトはペースを上げ始めた。
それに伴ってテスの尻尾も速さを倍近くにして一気に2人を上り詰めさせる。

ゴプッ! ゴプププッ・・・・・

「ん! んん!! んんんぅぅぅぅ!!」
「っぁ♪ きゃうぅぅーーーーーーーぅん♪ きちぇるぅ♪ ナカにいっぱぁい♪・・ぁはっ♪・・・あっ・・・・・」
叫びと同時に爆ぜるラン。それに釣られて絶頂したタロトは満足そうな笑みをしながら全身の筋肉が弛緩して巻きついていた胴も解けてランのすぐ脇に倒れこみ気絶してしまった。

ランも同じように気絶しそうになる、が。

ツプッ!

「っぱぁっ!? あ゛・・・がっ・・・!?」
「ふふふっ、まだワシとサットがおるのに気絶なぞさせんわ♪」
「そうそう♪」
そう言うと先ほど開放されたばかりの体に今度はテスが巻きつき、サットがランの菊穴に尻尾を突っ込み前立腺を刺激し再び強制的にたたせ、テスは一気に腰を下ろす。

ツプ・・・プチュン♪

「くぁぁぁ♪ や、やばいぐらい・・・いたきもちぃぃ♪」
「えっ、お、お前もか?! なんて無茶する姉妹・・・んぐっ!?」
「ね、ねぇラン・・・私もガマンできないんだ・・・舐めてよ♪」
これまた処女だったテスはとても処女とは思えない腰の動きでランのモノを己の肉つぼで刺激し始めた。
対してサットはランの上に器用に跨ると己のテラテラとなった秘所をランの顔に押し付けた。

「テス姉さん・・・ひくぅ♪・・・気持ち・・・っぁん♪・・・よさそうぅ♪」
「はぁ♪ ひゃぁ♪サ、サットぉ♪ や、やめっ♪ ひぐぅぅ♪」
ランは仕方なくサットの秘所を舐めはじめるとサットは乱れたテスと対面する形になることをいいことにテスの胸で勢い良く弾むその二つの玉を鷲掴みにして手による愛撫を始めた。

「テス姉さん♪・・・アムッ・・・レロレロっ・・・チュルッ・・・」
「あっ♪ ひぃん♪ うぶっ!? アムァ・・・レロッ・・・チュルン・・・」
そしてサットは胸だけでなくテスの唇にまで触手を伸ばしその瑞々しい唇に吸い付いた。
最初は驚いたが快楽でトロトロにとけきった頭では考えることすら出来ずそのままサットのなすがまま胸と唇を蹂躙されるのであった。

その非常に淫らな光景に再び興奮が最高潮に達したランはまたその興奮ーの捌け口を求め始めた。

「レロレロレロ・・・っぱぁ! で、でるっ! またでるぞぉぉ!」
「っぱぁ! き、きてぇ♪ いっぱい、いっぱい♪ ランのざーめんで♪ ワシをみたしてぇぇ♪」
「っぱぁ! ふふっ♪ っあん♪ な、なら・・ひゃん♪ タロト姉さんと・・くひぃ♪ 同じようにして・・あひぃ♪ あげる・・・ねっ!!」
そういうとサットは先ほどまで差していたランから尻尾を抜いて今度はテスの菊門に差した。
すると締め付けが上がって・・・

「っあぁぁ!! ぁぁぁぁ!!」

ビュクンっ! ビュクゥゥ! ビュクゥゥ!

「くひぃぃん♪ ら、ランのぉ♪ざーめん・・・♪ はぅ・・・・・・・」
尻の刺激と胸の乳首からの強烈な刺激にサットからのキスで容量を超えてしまったテスはタロトとは反対の所へボフンと倒れこんで妹と同じように気絶してしまった。

「はぁはぁ・・・・つ、疲れた・・・」
激しい2人の交わりに疲労を隠せないランは唯一言溜息と共に言葉を漏らす。

「あれれ? まだ私がいる・・・・よっと♪」

ツププッ!

「っあぁっ!?」
いつの間にかテスから抜いた自分の尻尾をなんのためらいも無くランの菊門に差込再びランのものを強制的に勃起させたサット。
その余り慣れない刺激に声を漏らすラン。
ソレを合図と言わんばかりにテスの締め付けから外れた身体が今度はサットの胴により締め付けられた。

「ふふふ〜♪ それじゃあ、いただきまぁす♪・・・っぎぃ・・・」
「お、おい・・・お前までもか・・・ったく・・・好き物姉妹め・・・♪」
「う、うん♪ 3人ともぉ♪ ランがしゅきなんらもん♪」
ランはやっぱり、と思いつつもサットに出来るだけ負担をかけないようにするもサットはどんどんと自重をかけていく。

ズズズッ・・・・パチュッ♪

「きゃうぅぅ♪ な、なにこりぇ♪ いたいのにぃぃ♪ きもひぃぃぃ♪」
「おいおいっ!?無理はすんなってのに・・・」
この姉妹は全員ふやけてくると痛みが帳消しにされるようだ。
目の前でアヘッとして勢い良く腰を上下に振るサットの胸に視線が行く。
サットが上下に揺れるたびに不規則にいろいろな方向にゆれるその二つの膨らみはとても柔らかそうであった。

(・・ん? 手足が動く・・・?)

先ほどタロトが気絶した辺りから実は石化の魔法が解けていたがきづいていなかったようだ。ランは自由に動くようになった左手でサットの右胸を捕まえて口で左胸を捕まえた。更に右手は下で繋がった部位に伸びていく。

「あっ♪ きゅん♪ お、おっぱい♪ も、もまないれぇ♪ すっちゃやぁ♪」
「レロレロレロ・・・チューチュー・・チュパッ・・」
理性が焼ききれそうな状態でランは目の前のメスに己の欲をぶちまけようとする本能に従って動いていた。
すると空いた右手を結合部近くに持っていき、サットの菊門に宛がう。

「えっ♪ ちょ、ちょっとぉ♪ そこはらm・・・ぁぁぁぁぁぁ♪」

ずぷぷぷっ

ダメといわれたソコはランの指を2本簡単に食べてしまった。
そしてそのままランはその指を不規則にグニグニと動かしソレと共に乳首への愛撫と乳房への愛撫を乱暴なまでに強くした。

「あひぃぃ♪ い、い゛だい゛♪ い゛だぎも゛ぢい゛ぃぃ♪ も、もう♪ イク、いきゅぅぅぅぅ♪」
「あぁ、俺もっ、お前の、中がっ、気持ちよすぎ、てっ」
更に腰の速度を上げるランはもうほとんど限界に近かった。

「う、うん♪ きちぇぇぇ♪ ランのせいしで♪ おぼれたいのぉぉぉ♪」
「あぁっ! 存分にっ! おぼれさせてやる、よっ!」
もう腰の動きが限界に近い。そしてその瞬間はあっけなくやって来るのである。

「だ、だすぞ! たっぷり、たっぷり注ぎ込むぞっ!」
「はぃぃ♪ くらはいぃぃ♪ りゃんのこぉぉ♪ はりゃむくりゃいいぃぃ♪」
「っあっ、あぁぁぁぁぁ!!!」

ドプププッ! ドプププププププっ!

「あひぃぃ♪ き、きちゃぁぁぁ♪ とくのぅ♪ こだねじりゅぅぅ♪・・・・・はぅ・・・しあわ・・・せ・・・♪」
ランは行く瞬間にサットの乳首を軽く噛み、もう片方を摘んで引っ張った。
そして2人でほぼ同時に昇天したのだった。

「・・・っあ・・・もう・・・だめだぁ・・・・」
倒れこんできたサットを抱きとめ自身も多大な倦怠感に苛まれランは深いでも暖かな闇に沈んでいったのだった。

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

朝の日差しが焼きつくくらいの明るさで窓から部屋に入ってくる。
くしくもその光はランの瞼にちょうど良く当たった。

「・・・っあっ!? ・・・・あ、朝か・・・うぅん・・・だ、ダルイ・・・」
ムクッと起き上がったランは部屋をぐるりと眠そうな目で見渡す。

「うぅん・・・ラン♪・・・すてきぃ・・・」
「うぅぅん・・・ラン♪・・・最高じゃったよぉ・・・」
「うふふ・・・ラン♪・・・だいしゅきぃ・・・」
ランに密着するように口から涎を垂らしてにやけ顔で寝言をいう三姉妹がいた。

「・・・あぁ・・・やっちまったんだな・・・俺・・・はぁ・・・」
頭をポリポリ掻いて一呼吸おき、なんとか誰も起こさないようにして肉の密林を抜け出したランはそのままリビングへ向かいそのままタオル置き場まで足を運びソレをもって先ほどの部屋へ戻って一人ひとり体を拭いて上から新しいタオルをかけた。

「・・・ふぅ、茶でも飲むか。」
一仕事終えたランは溜息一つ残してキッチンへ向かって人数分の軽めのものを作って自身には紅茶を作った。
暫く寛いでいると廊下からのそ〜り、のそ〜り、とゆっくりとした音で3人はやってきた。

『お〜はよ〜う・・・・』
「・・・本当に姉妹だな・・・」
髪もメチャクチャなままやって来た三姉妹は挨拶の仕方と態度が一緒だったためランはどうしてもツッこまずにはいられなかった。

「とりあえず服を着てこい。その後話がある。」
『ふわぁ〜い・・・』
気だるい返事の後三姉妹はそれぞれの部屋へ帰っていった。

数十分後、意識がはっきりした姉妹達が続々とリビングにやって来た。それを見計らってランは作っておいた軽食をそれぞれに渡した。

そして全員が食べ終わったのを確認するとランは口を開く。

「昨日はまぁ・・・よくもやってくれたなぁ・・・」
『うっ・・・』
気まずい空気になるもランがふっと笑い・・・

「俺もお前達が好きだから許すがな。」
『・・・ほっ』
そして緩んだ空気の中ランはさらに言う。

「まぁ・・・順序があべこべになっちまったがしょうがない。」
「え、えっと・・・どういうこと?」
あべこべ、のフレーズで疑問系になった姉妹を代表してタロトが聞いた。

「ん? 俺はこの後アジトにもどって盗賊を辞めるつもりだ。その後この鑑定眼を使って質屋でも始めて・・・ある程度資金が溜まったらお前達を嫁にしたかったんだが・・・なぁ?」
『・・・・えっ?』
それをきいた瞬間、姉妹全員がフリーズする。


「まぁ・・・その・・・なんだ・・・

お前達、俺と結婚してくれないか?

・・・あぁ、くそっ! はずかしいっ!」


『・・・っ!!!』
ランの恥ずかしそうな様子を見ながら言葉の意味を何度も頭の中で確認した姉妹は・・・

ーーー全員涙し、ランに抱きついたのだった。ーーー




数日後、近くの都市に大きな質屋が出来た。
その店の名は・・・


『三蛇の導き』



【完】

やばい・・・欲望のまま書くと・・・とんでもない字数に・・・

どうもjackryですw
今回は4Pです。・・・ラミア種って絶対ねちっこいプレイしそう・・・

こうぶつだがなっ!! (^q^)

足元の崖下に勇気を出して飛んでみろよ!!
運がよければ・・・ぐふふ♪
だが外れは死かデビバグの巣穴息だがなっ!ww

いかがだったでしょうか?(´・ω・`)

11/08/19 00:43 じゃっくりー

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