『今日は節分です』



『鬼はぁぁ! 外ぉぉぉぉ!!』
『福はぁぁぁ! 内ぃぃぃ!!』
『鬼娘はぁぁ! 中ぁぁぁ!!』
『魔物娘はぁぁ! 友ぉぉ!!』

今年もやってきた。
近隣に住まうオーガ系およびウシオニの魔物娘達を巻き込んで行う狐っ娘が多く住まう町『宵ノ宮』の風物詩、盛大な掛け声がそこらかしこから木霊して道という道を走り回っているオーガ属(勿論あの虎柄ビキニの正装。)の娘達へとコレでもかと豆を投げつけているこの風景。

勿論、案ずる事なかれ。
これは双方合意の上で行う宵ノ宮の年中行事の一環である。
この街でのイベント名は『大節分(だいせつぶん)』という名で有志で募ったオニ達を厄に見立てて豆を投げあい、オニ側としては「コレを耐えれば一年安泰っ!」という一種の願掛けみたいなものである。

ただ、オニ達の場合その願掛けを抜きにしても絶対に参加したくなるものがこのイベントの跡に待っているのだ。
そう、古来より鬼の好物、SA☆KEである。
……というのは去年と変わらずなので詳しいことは『おになかせ・・・』にて☆


さてさて、そんな宵ノ宮。
今年の焦点は逃げる鬼たちでもなければ、はたまたあてに行く人たちでもない。
この街に住む大富豪で性豪一家、妖狐の一族『古里瀬家』のお話となります
……じゃあ節分関係ないじゃん? いえいえ、節分と言えばもう一つありまして。
そう、『恵方巻き』です。


では活気づく街を後にして街中にそびえる大豪邸へと視線をうつしてみましょう……。


「鬼はそとぉ!」
「鬼っ娘はナカぁ!」
「福も中ぁ!」
「魔物娘は友ぉぉ!」
おぉ、やってますね。
小さい妖狐ちゃん達が見える範囲で40人もいますよ。

「ぇぃ! やぁぁ!」
「ちょっ、い、痛いって京(きょう)ちゃん!?」
「招(しょう)ん家の娘は容赦ないわね?」
「ちょっ、愛(あい)姉さん! た、たすけ…ひゃぁ!?」
年長組の妖狐らしい方々は全員もれなく室内に退避しており、年少組および孫世代は悉く小さい妖狐と狐火、更には青い耳が見えることから狐憑きの娘の相手を強いられている様子である。

「……あれ? パパとママは?」
「さぁ? 屋上でヤッてるんじゃない?」
『……あぁ、納得』
酒を片手に和気藹々とガラス越しに我が子、我が妹達の様子を見ていた年長組の一人が、不意にこの中にいるべきはずの一組がいなかったので長姉である愛と呼ばれた妖狐に聞いてみれば納得の答えに皆一同、ただ首を縦に頷かせるだけであった。


ではその本人たちはというと?


「今年の恵方は……南南東だってさ」
「んっ、はぁん、はぶっ……」
「く、ふぅ……梨花は相変わらずエロいなぁ♪」
大豪邸の屋上、遮るものが何一つない場所で【裸の二人】がそこにいた。
男は腰に手を当てて、片手にコンパスをもち南南東へと体を向けている。
対して女、妖狐の方はというと……

男 性 の 恵 方 巻 き を 食 べ て い た !!

膝を曲げて、局所を大っぴらに見せる様に大股を開けて座る蹲踞で背を低くし、男根を離さないように男の尻の上で手を交差させて抱くようにし、喉の奥まで抜き差ししているソコは形がくっきりわかる程の巨根が上下動を繰り返している。

「ん、んぅぅ♪」
「おぉ、エッチだなぁ……まだ弄っちゃだめだよ?」
「ん♪」
顔を前後に揺らしながら、上目づかいをする妖狐に男はそっと妖狐の頭に手を添えて撫でてあげる。
決して止めない動きの中で妖狐は熱っぽい視線を綻ばせてにやけると後ろに生えてている9本の尻尾はとてもうれしそうにふるりふるりと揺れていく。
ふと、ぐっぷぐっぷと鳴る妖狐の口元からの音以外にくちゅっという別の水音を聞いた男。
そっと妖狐から手を離して今度は耳を逆なでしては順毛でなぞり、小さい声でつぷやけば、「わかったわ♪」とでも言うような短い返事の後、その音は止んだ。
……どうやら男をホールドした両手を解いて片手で自分を慰めていたようだ。

「ほ、ほら、もうす、ぐ、おいしぃ、え、えほう、ま、きが……!」
「んっんっんっんくっんっ!!」
「で、出るよっ! 梨花っ 飲んでぇっ! ぐぅぅ!」
「んぐっ!? ん……んくっんくっんくっ♪」
再びホールドした彼女は先ほどからのストロークに咥えてバキュームを強くしたみたいで「ぐぅ」という呻きと共に男からの余裕がなくなった。
ぎゅぼぼぼ、とはしたない音を立てる彼女の口マンコはなおも精液を吸い出そうと吸引力をどんどん高めて、今まで以上の前後動になり、口から棒が出かけるところの顔なんかは「ひょっとこ顔」というものになっている。
対して呑み込むときは彼の根元どころか玉袋すら飲みそうな程に深く深く吸い込んで、喉という膣を幾度となく収縮と弛緩をくりかえし竿を刺激し、早く出せと強請っているようだ。
こんなにサービス満点のことをされては男も屈するを得ない。
彼女が小刻みに前後し始めると男は大きく叫び、彼女の顔へと腰を強く打ち付ける。
すると一瞬だけ驚きに染まる彼女の瞳が白いアレを喉の奥、胃へと、まるで子宮に注ぎ込む様な流動を感じ取り目がトロリと溶けてその迸りをしっかりと胃袋へ一滴も漏らすことなく呑み込んだ。

「ぐ、ふぅ……どうだい? 恵方巻きはおいしかったかい?」
「けふっ……えぇ、とっても♪」
「そうかい、良かった♪」
全ての迸りが鳴りをひそめて、尿道に残っていた残滓すらをも呑み込んだところでやっと彼女は口を離して彼へと微笑みかけた。
彼女のサービスに満足した彼はまた彼女の頭に手を乗せて、こちらも微笑みながら優しく頭を撫でてあげた。
すると彼女は「ありがとっ♪」と一言述べて急に立ち上がり、彼のことを押し倒したのだ。
……彼らの下には固いコンクリートではなく、床一杯の芝生が植えられているので脳震盪などの危険は皆無である。

「おっと!」
「うふふ、今度は……豆を食べましょ?」
「ふぅん、豆…ね?」
彼を押し倒してからの彼女の動きは素早かった。
互いに全裸であった彼女は彼の一物へと覆いかぶさるように倒れていたのだが、わざわざ上体を起こしあげて彼女は彼の腹へとまたがる形で一度動作をとめる。
次に彼女は自分の匂いを擦りける様に自分の蜜をたっぷり彼に垂らしては尻尾で塗り伸ばし、また垂らして塗り伸ばし、と自分のモノと言わんばかりに彼に発情しきったメスの匂いをすりつけて、徐々に移動をしていく。
そのポタポタと垂れる液はやがて彼の顔の真ん前、彼の顔面の真上で止まって両手で彼にもっと見てもらうように広げると、彼女はうっとりとした顔で彼にこういったのだ。

「はぁい、お豆ちゃんですよ♪」
「ふむ…歳の数だけ食べろ、と?」
「ふふっ♪ さぁ、どうぞ♪」
尻尾で自分の愛液を掬っては彼に塗り付けながら、彼女は期待に満ちた視線で彼のことを見下ろしている。
勿論、長年付き添った夫婦故に何をした欲しいかはわかりきっているが、あえて彼はそれを口にして彼女のことを喜ばせてみたくなったようだ。

「では、いただこうか!」
「くひぃん♪はぁ、ぁぁん、しゅ、しゅごぉぃ、ク、クリぃ、はみ、はみさ、れてりゅぅ♪」
こんどは彼ががっちりホールドにて妖狐の秘所へぴったりと顔をくっつけると、彼は無遠慮に彼女のひどく露出した一つだけの突起、お豆様へと歯をガッツリとたてて愛撫を開始した。
勿論、加減はしているのだが彼の歯形がくっきりと残るほどに強く押され、潰され、擦りあわされて……そして吸い出されて、舐められる。
彼からの愛撫に彼女は全身を痙攣させて享受し、時折潮や聖水を吹いては彼が綺麗に舐めとり、その刺激でまた潮を吹いて……幾度となく。
やがて彼女が50回目の絶頂を迎えた頃、彼が不意に刺激を与えるのをやめた。

「っぁ……ふぇ、なんれ?」
「ごめん梨花、もう君を犯したくてたまらないんだ」
「ぁ……ふふ、いぃぉ♪ きへぇ♪」
止められたことで彼女の痙攣が収まってそのまま後ろへぐったりと倒れてしまう彼女に、今度は彼がゆっくりのしかかって彼女の艶やかな肢体を割って、先ほどまで愛していた彼女の本体を露わにした。
彼女のほうもすっかり出来上がっていたのは言うまでもなく、そのまま彼のことを尻尾で巻いて自身の谷へと招き入れ、そしてつぷりっと音をたてて彼と彼女は今、ひとつになる。

「ぁ♪ ん、ぁぁ! ダ、ダンっっっ♪ い、いぃのぉ!」
「ど、どうだい梨花ぁ、下のく、口で食べる恵方巻き、ぃはぁ!」
「さ、最高よぉ! ぁん♪ 奥ぅ、おくまでぇ♪」
彼の極太な恵方巻きを無言で食べ続けるお口は言葉の代わりにたくさんの涎を流している。
幾度となく突き入れるソレをもっと深く刺しこむために、彼は彼女の両足をそれぞれの手で抱え持って腰を深く深く入れ込んだ。
凸凹が合うようにぴったりと密着した体と体、その結合部からは卑猥な水音が低い音から高い音まで打ち付ける度に違う音が出て、まるでそれは楽器みたい。
でも次第に高い音ばかりになって、息も荒々しくなって、二人の体温も上がった為か愛液とは別の駅まであたりに散らばり始めた。


そして。


「んぅ! ぁあ! きちゃぅ、きちゃぅぅ!」
「ぼ、僕もだ! 出すよ! ナカに! 出すよぉ!」
「き、きてぇ! いちばぁん、おくにぃぃ!!」
パァン、とひときわ高くて大きい音が鳴った時、彼女と彼はピタリと動きを止めた。
かわりに彼女の9本の尻尾は激しくのた打ち回り、耳に至っては上下左右に暴れまわっていた。
二人が静かな吐息に戻る頃にようやく体の時間が再生され、彼が彼女へと覆いかぶさるように倒れ、彼女はそれを優しく抱き留める。

「ふぅ、良かったよ、梨花」
「私も……良かったわ♪ やっぱり露出セックスは堪らないわね……♪」
「あぁ、全くだ♪ これでまた子供ができたらいいんだけど……」
彼は気怠そうに上体だけを起こし、彼女の腹を優しく摩った。
下心が全くないその手つきに彼女もそっと手を自分の腹に乗せて、やんわりと笑顔を見せる。

「赤ちゃん、はやくできないかなぁ♪」
「それまでは……」
「えぇ! ……あ♪ナカで大きくなった♪」
繋がったままの局部で再び力を取り戻す剛直に、膣の感覚を通して感じ取った彼女は魔物の艶めかしい笑顔に切り替えて彼をじっと見つめる。
勿論、彼もその気満々なので……



第二ラウンドが今、始まった。



【完】


〜おまけ〜

「しゅ、しゅごぃ……」
「あ、あんな体位できちゃうの?!」
「はぅん、オカズになるわぁ〜♪」

「……アナタ達……はぁ〜」
二人の性技を屋上と室内を隔てる扉からじっくり観察している未婚の妖狐6人と狐火3人、狐憑き一人であった。

どうも、久々のジャックリーですw
……あ! そういえばこれが今年の姫はじめ!?ww
多分投稿を暫くしてなかったのでお忘れの方がほとんどかなぁ…

でも書きたいものを書くだけです(キリッ

疲労でダウンして…起きてから6時間かけて書いた結果がこれです…(∩ω∩)
そして今回も安定の妖狐分を補充しました(*´ω`*)
エロ担当の梨花ちゃん、不動ですww

さてさて…いかがだったでしょうか?(´・ω・)
感想等、お待ち申しております…(震え声

13/02/02 19:22 じゃっくりー

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