『まったく…いつもいつも僕に性的な悪戯ばかりして…偶には君に牙を向けてもいいよね? いいよね?』 |
「…んで? どうして私は後ろ手に縛られた上に足をエビ折に縛られているわけ?」 「それはこれから今までしてきた鬱憤晴らしをするために縛ったんだよ?」 「…ふんっ! 生意気な…セフレのくせにっ!!」 とある部屋の一角、明かりが全く入らない地下室にて天井からつりさげられた裸電球一つの明かりを頼りに目を凝らせば…天井から太い一本のロープでつりさげられて束縛されているキツネ型の魔物娘が一人と、その狐を見下ろすかのように仁王立ちして腕組みをする青年の二人がいた。 「…僕以外の人とシた、ってのは聞いたことないけど?」 「っ…ふ、ふん!」 「まぁいいや…今日はとことんいじめてあげるよ。普段の僕にしているように、さ?」 図星されてそっぽ向いた狐ちゃんは青年の手で顔を掴まれ、再び青年へと視線を戻された。 反抗的な瞳の彼女に対して彼の瞳はまさに嗜虐的な、いうなればイジメたくてしょうがないという表情をしている。 「う、ぅぅぅ!!」 「おっと、君は稲荷ほど上手に魔力を扱えないのは知っているから…あえて魔力吸収素材をふんだんに使ったロープで縛ってみましたぁ♪ ねぇ今どんな気持ち? ねぇどんな気持ちっ!!」 「きゅふぅっ…♪ な、なんでぇ…ロープがくいこ…ひぎぃぃ♪」 彼が稲荷程、と言ったのできっと彼女は妖狐だろう。 そんな彼女が彼に対して魔法でも唱えようとしたのか、全身から淡い光があふれるのもつかの間。彼女を服の上から『亀甲縛り』手縛られたロープがぎゅぅぅ、と彼女の魔力に合わせて締りだしたのだ。 豊満なバストは更に強調され、ウェストはぐいぐいと跡が残るくらいに締め付けられ、止めと言わんばかりに秘裂へと宛がわれたロープが恥丘を色っぽく強調する…。 「さて…それでは君の様子をカメラに収めながら本題をするとしよう…」 「ひぎぃ♪ …お、脅そうっての? …ひゃぁ♪」 「いいや、これは後でオカズにするから! そして本題は…君と一度も性行しないで君をイカセ続ける罰さっ!!!」 そう彼が宣言した瞬間、彼女の表情から血の気が引いた…。 「…ぇ、え…う、嘘…だよね?」 「いいや? 本気だよ?」 「っっ!!」 彼女は絶望した。 普段からつんけんした態度をとる彼女だがその実、彼から一向に告白してこないので冒頭ように挑発的な態度をとるようになった。 勿論セフレではなく本命である。 …彼にはバレバレなのだが彼女はそのことを知らない。 「そいじゃぁ…危ないから動かないでね?」 「ひぃ!? な、何その鋏っ!?」 「ん? 乳首とおまんこ晒すために下着と服を切るんだよ」 そんな彼はにこやかに彼女に対して死刑宣告を下してすぐに行動を起こした。 まず彼女の前、白いワイシャツに対して鋏で穴をあけて下着もフロントホックのところでバッツリ切り落とす。 続いて彼女の大事なところへ周り、肉付きの良い臀部に手を宛ててクロッチに片刃をすべり込ませて…一気に切る。 すると「ひぃっ!?」という悲鳴と共に彼女の割れ目からは黄色の液体が流れ出したのだ。 …恐怖で弛緩してしまったらしい。 「うわっ!? もぅ…危なくかかるところだったよ?」 「ひぐっ…お、お願い…やめてぇ…」 「やだね。次は…こうだ!」 恐怖心は徐々に膨らみ、感極まった彼女は不恰好に天井から吊るされたままとうとう泣き出してしまったが、それでも彼は行動を止めなかった。 そのまま仰向けに吊るされている彼女の秘部に顔を近づけて… 「ハムッ」 「っ〜〜〜!!!!??」 アヌスやヴァキナへ来るのかと思われた彼の口は彼女の意に反して遠ざかり、かわりに彼女にとっての感情表現の一つで特徴的なもの…尻尾の付け根へと彼は甘くかみついたのだ。 「アムアム…キュリッ♪」 「ん゛♪ ウブゥ…ぅぅ…♪」 尾骨が入っている為に適度にコリコリとした感触がある正真正銘尻尾の付け根。 彼は事もあろうに尻尾を甘噛みしつつ、更には手で尻尾の末端から中ほどまで自慰をするようにしごきだして彼女の反応をうかがっているのだが…彼女は目から涙、口から涎、喉から発情しきった女狐の声をおくびもなく漏らしているものの時折快楽に耐えようと唇をかみしめている。 普段彼女に襲われる一方の彼にとって今の彼女のこの反応、これは一種の麻薬よりも抗い難い精神的快楽を彼の脳内に投与するには十分すぎるものである。 これは彼女に対するオシオキである。 故に…彼の手は止まらない。 「ほふら! いっはぇ!!」 「ヒッグ…グゥゥ♪ ひぃあぁぁっ♪♪」 彼のあいていた手が滴をだらしなく漏らす彼女の秘裂へと無遠慮に突っ込まれ、手首を固定したまま膣の中を激しく擦り上げることで彼女は物理的快楽の限界許容値をはるかにしのいでしまったようだ。 彼女は縄で縛られた体全体を何度も痙攣させ潮を噴き乱れ、液まみれの顔が愉悦に歪んだ…しかし、すぐさまその表情は崩れることとなる。 彼はイってる最中の彼女に構うことなく尻尾を撫で回し、今度は先端をパクリと加えてしゃぶりだした。 「ん゛ぶー…フーッ…んぎぃぃ♪」 「ハムアム…ん? はは、感じすぎておっぱいがこぼれてるよ?」 「っ!? あ、あぁ…んきゅぅ♪」 立て続けの巨大な快楽の波にさらに水嵩を増したもはや暴力とそん色ないほどの信号は彼女の脳内をオーバーフローし、溢れた快楽はまだ妊娠していないにも関わらず胸から母乳を噴出させるに至る。 最初はじんわりとしみだす程度だったのに徐々にその勢いは増していき、瞬く間に彼女が揺れれば噴乳する量にまで増えてしまった。 「ヒグゥ…い、いぁぁ…あなたのが…っ…ほしぃのにぃ…グスッ…」 「だって僕はセフレでしょ? だったらほかの子に入れてもらいなよ?」 彼は口に尻尾を含んだままそれぐにゃりと曲げて彼女の側面に立つと乳首を執拗に攻めたてる。尻尾をフェラしながら彼女の露わになっている乳首を親指でつぶすようにゆっくりと…と思いきや途中から急に荒々しく摘まんで捻る。 また捻って伸ばした後に左右を入れ替える様に乳房ごとぐるんと捻って、離す。 下に向けて吊るされた彼女の双丘はぶるんと暴れまわりながらも元の位置へと戻ろうとするが…その耽美に迸る白い乳液が辺りかまわずにまるで霧吹きのように乱れ回るのは壮観だ。 ただ、形あるものは元に戻るのでその暴れる肉塊は時間にしてものの数秒後には大人しくなってしまうのが常識である。 その乳を再び彼は弄る。 今度は両手で、同時に。 そのために今度は彼女の顔側へと移動して吊るされた彼女の背から手を伸ばし、人差し指と親指で乳首を摘んでその他を乳房に添える様に配置した。 …さながら、乳牛の乳搾りのように。 「ほら、見てみなよ? …あ、今は見えないか。妖狐のくせしてホルタウロスみたいに乳汁噴出して…剰え普段性的にイジメてる僕におっぱいを無駄うちさせられて…」 「ひぐぅぁっ!? ああ゛っ♪ い、イ゙イ゙…っぐっ♪」 「きっと…本命の人にもこうしてもらってるんだろう? ん〜?」 ビュッビュッと吹き出す白いいくつもの線は冷たい床に向かって一直線に放たれて…白い水たまりを多数作っていた。 しかし、その勢いはとどまることを知らず、いくつもあった水たまりは時間を然程かけずして一つの大きな池となり…顔の下の透明な液体の池、股座の下にある滝が見える粘度の高い沼すらも呑み込んで大きな白い湖となった。 「っっ! ご、ごめ゛ん゛な゛ざい゛…あ゛れ゛ば…嘘…でず…グズッ…すき…ずぎなの゛っ…あなたがすぎな゛の゛っ!! あ゛な゛だ以外とばじな゛い゛の゛お゛!!」 そして彼女の仮面がもう我慢ができず割れたようで、本心がダダ漏れになったので彼に視線を向ければ… 「うん、知ってた。だいぶ前から」 「……へ?」 「ペロッ」 「わひゃぁ♪」 泣きじゃくってた妖狐は彼からのシレッとした表情と共に吐き出された言葉に暫し脳が追いついていないみたいだ。 しかし彼氏は「やっと聞けたよ…」と安緒の表情で彼女のピンと立った耳にそっと口を近づけて一舐め。 一瞬で彼女の気を正気に戻して静かにつぶやいた…。 「僕も好きだよ。じゃなきゃ君からの悪戯やセックスにこたえるわけないじゃないか?」 「ぇ…」 「カプッ!」 その呟きでまた意識が飛びそうな彼女に今度は耳を噛むことで気付けをする彼。 あまりに強く刺激したためか、「わひぃぁ♪」と変な声の後に彼女の後ろの方…厳密にいうと下の口から勢いよく白い液が幾度にもわたって噴出して床をさらに湿っぽくしてしまった。 「…さぁ、君の気持ちが聞けたから…オシオキは止めてエッチしようかw」 「…ぁ♪ ……は、はぃぃ…♪」 彼は彼女の後ろに回り…己の分身を宛がった時にそう囁くと、彼女は満面の笑みになって彼のことを尻尾でくるりとまいてしまった。 ーーー…今夜は激しい交わりが地下から聞こえるのは必須である♪ 【完】 |
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好きな子を泣かせてしまうのは男の子としていけないことだとおもいます!(棒読み
どうもw 実はコレ…某チャットにて開催された『ある一つのものに的を絞って徹底的にそれを攻める』というテーマの元書いたSSなんですw だからエッチシーンはありません! さて…できるだけ妖狐分を詰めて書いたものでしたがいかがだったでしょうか? 感想お待ちしております… 12/09/21 23:36 じゃっくりー |