休日01
「どうしてこうなった...」
俺事紫波カイトは今頭を抱えている
その原因はというと
ピンポーン♪
「紫波くーんお邪魔します♪」
ついに来た...orz
ことの始まりは
ついこの間のことである。
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紫「もうちょいで休みだ」
紅「オレはアルバイトがあるからなぁ」
蒼「ボクはいつものがあるから」
紫「どうしよっかな〜今度の休み」
シロ「奇遇ねぇ!私も休日は予定がないの〜♪」
紫「いつからいたの!?」
紅「おっ、シロナさん!
いい所に来たねぇ〜♪
紫波が今度の休日暇だってさ」
紫「お、おい!」
シロ「奇遇ねぇ♪
実は私も今度の休日は予定ないの♪」
蒼「それは行くべきだね」
紫「待った!思い出した!
俺、今回休日やることあったんだ」
紅「特にないだろ?」
蒼「嘘はよくないよ」
シロ「私と二人きりになるの
そんなに嫌なのかしら...?」
紫「うぐぅ...
わかった、わかったよ」
シロ「ふふ、やった♪」
紅蒼「よかったな(ね)」
紫「やかましい」
シロ「じゃあ...どうしましょうか」
紅「こいつ長時間外歩くと溶けるよ
ショッピングにしたって興味ないし」
蒼「どちらかの家に遊びに行くとか」
紫「はぁ...もう勝手にしてくれ」
シロ「なら私がお邪魔させてもらうわ」
紅蒼「おぉ〜」
紫「やかましい(2回目)」
シロ「決まりね!
それじゃあ、楽しみにしてるわ♪」
紫「わかったよ」
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そして現在へ戻る。
「アイツら...売りやがったな」
「意外と綺麗なのね〜♪
あ、食材買ってきたの!
冷蔵庫借りていいかしら?」
「あぁ、台所はこっち」
「料理とするのかしら?」
「紅峰がね、たまに作ってくれる」
「そうなのね...」
「・・・うち何もする事ないよ?」
「それは別にいいのよ
貴方と一緒にいるだけで
私は楽しいんだから♪」
「そんなものかな〜?」
「そういえば
いつもは何してるの?」
「いつもはネット配信ってやつ
色んな曲歌ってみて評価してもらってる
たまに近くのカラオケに行くよ」
「歌うのが好きなの?」
「意外でしょ?よく言われるよ」
「いつも気怠そうだし」
「夜中とかやってて眠くなるんだよね」
「そういうこと...?」
「結構大変なんだよ
それに加えて、体力もないし」
「そういえば
よく紅峰君に抱えられてるわね」
「そーゆーこと」
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「そろそろお昼ねぇ
何か食べたいものある?」
「シロナさんの得意料理で」
「まかせて頂戴♪」
「魔界産のものは使わないでね」
「わかってるわよ?
なんなら食材見る?」
「いや、ならいいんだ」
「〜♪〜♪〜♪」
「何ができるのやら」
「味は保証するわ♪」
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「出来上がったわよ♪」
「早いな?これは...」
「こっちの世界に合わせて
和食で勝負させてもらったわ♪」
「・・・凄ぇ...」
「はい♪箸どうぞ」
「え、あ、ありがとう
それじゃあ...いただきます」
「ふふ♪召し上がれ♪」
「なんだこれ!?
紅峰の作るやつより
断然こっちの方が美味い」
「そう言ってもらえると
とても嬉しい♪作った甲斐があったわ♪」
「シロナさんは食べないの?」
「え?私??」
「作ってもらって言うのもアレだけど
一緒に食べた方が美味しいしどうかな?って」
「そうね、食べましょう♪」
「では改めて」
「「いただきます」」
「本当に美味しいな」
「ふふ、そうでしょう?」
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「あ〜...美味しかった」
「これで紫波君の胃袋は
私が手に入れたも同然ね♪」
「そうなるのか...?」
「そうよ♪」
「でも、知られたのは
まだ胃袋だけだしな」
「あらあら、そう言わないで?」
「この調子でいくと
何もかも知られるのは
そう遠くもないかもなぁ」
「紫波君...♪」
「今日は本当にありがとう」
「何言ってるのよ
明日も来るんだから♪」
「え?」
「ふふっ」
「・・・...
今日みたいな感じで良ければ」
「えぇ♪」
俺はこれから
どうなってしまうのだろうか...。
今日はとても楽しかった
彼の家に行って、一緒に過ごして。
今日一日過ごしただけでも
ますます彼が愛おしくなった♪
彼を想うだけで...♥
でも、急に関係を進めるのは
彼は望まないだろう...
ゆっくりと時間をかけるしかない
彼と肌を重ねる日が楽しみだわ♪
17/02/16 16:18更新 / 紫酔染香*・ω・)ゞ
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