連載小説
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三匹目。〜紫陽花に彩られし蛇〜後編


「どうして...!?」

「どうして生きている?
って顔ですね〜」

「貴方は確かに死んだはず...」

「これが私の...俺の『呪い』でね」

「その紫陽花は...」

刀にも飾られている紫陽花

それがどういう訳か...

「貴方...!一体何なんですか!?」


オーディの身体から
無数に咲いていた。


それも、ナイフで刺した
箇所に


「さぁ?どうしますか?
また私を刺殺しますか?」

「ここで派手な真似をすれば
すぐに助けが...」


「ここに助けなんて来やしない」


すると彼の後ろに人影が...


「そこの人!私を助けてください!」

「...」

「聞いてるんですか!?」


「・・・。
貴方は一体誰と話をしてるんです?
ここには私以外、人はいませんよ?」


「そんな事っ...!」


よく見てみるとそれは
普通の人だ。

しかし。


「仕方がないですね〜」


オーディが刀をかざすと
その刃に写ったモノは...


「!?!?」


それはとても綺麗な花だった


「そもそも、この場所に
人なんて居やしないんです。
こいつはイタズラ好きでね
人間以外には幻覚を見せる
不思議な香りが出せるんです」


「・・・なっ」


「だったら俺のこの姿も幻
のはず、ですよね〜?」


「!?」


「俺の身体には核、つまり
この紫陽花の種が埋め込まれているんです」


「嘘...」


「この刀も、その副産物
みたいな物でして」


「貴方は一体...」


「前にも言ったように
私は庭師。そして彩るべき庭園は私自身だ」


「そんな...」


「惜しかったですね〜
ナイフで刺すのはよかった
でも、正解は燃やした方がよかった」

「...っ!」

「俺はね、怒ってるんですよ
大事な庭を荒らされて
これ以上の屈辱があると思いますか?」


「だから貴方には俺と同じか
それ以上の屈辱を味わってもらう」


「ひっ...!?」


「さぁ...庭を手入れしましょうか...」


「こっ来ないで...」


「俺なりに色々考えたんですが...
魔物娘は、性的な事に特化していると聞きます」


すると、植物の蔦がアサナを拘束し


「なので、性的虐待を加えたいと思います」


「ひっ!?い、嫌ー!!!」


「早く壊れないでくださいね
期限は私の身体が治るまで」


「へ...!?」


「しかし、植物の再生速度と考えてください
それでは〜」


「い、嫌ァァアアアァァアアアア♥♥♥」


「あーめった刺しだから
全部治るのにどれくらいかかるかな〜」

シュルシュルシュルシュルー


「アッ♥ヘッ♥アアンッ♥
アヘッ♥アアアァァッー♥」



ーーーー数ヵ月後ーーーー



「ふふーんふーん
もう完璧治ったかな〜
さて、彼女の様子は〜...」



「ビクンッ♥ビクンッ♥
ァァッ♥エヘッ♥アアァッ♥」


「流石に怖いし、解いてあげようか」


「らめぇ...♥もっと...♥
縛ってぇ♥弄ってぇ...♥くらひゃいぃ♥」


「早く解いてあげよう」



『団長』からバーを開いたから
来いと連絡を貰い、支度をしていると


再びナイフを向けたアサナがいた



「・・・、何?」


「どこへ...行かれるの...
ですか...?」


「どこって...そりゃ...」


「お願いです!私を
捨てないでください!」


「・・・、はぁ?」


「確かに私は貴方を一度殺し増した!
でもあんな事されたら...
もう貴方抜きでは生きられないんです!」


「・・・」ポカ-ン


「だからっ!お願いです
捨てないでください...。」


「あ〜、留守番でも頼もうと
思ってたんだけど...

仕方がない、一緒に行こうか」


「えっ、えっ?」


「流石にあれだけの事をしたら
そりゃ、俺だって責任は取るつもりだったからね」


「じゃあ...!」


「でも、もうそのナイフは
俺にもう向けないでね?」




ーーーーーとある居酒屋ーーーーー




「という訳で、メイドが出来ました♪」

「オマエは相変わらずだな」

「そういう『団長』こそ〜」

「まぁ、久々の再会だ
今日は俺の奢りにしておいてやる」

「じゃあ、純水をください」

「オマエは本当に水が好きだな」

「そういえば...『副団長』とかは?」

「まだ見ていない
そいつと『鉄仮面』と
『毒蜂』とは会えていない」

「あ〜、そこね」

「ま、アイツらは特に
変わっているからな」

「そういう風にしたのは
『団長』でしょ〜」

「...フン」


「やぁ、久しぶり」ボッ

「俺を燃やそうとするのはやめろ『放火魔』」

「ハハッ!怒った〜?
ごめんってば〜」

「あ〜、俺もう帰るわ」

「げっ、マジで怒った?
本当!悪かったって〜」

「いや、人を待たせてるんだ」

「そっか〜、それじゃ」ホッ

「またな」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




「あっ、おかえりなさいませ」

「うん、ただいま」

「あの...その...」

「わかってるって
君にあげたその指輪で
全部見えてたから」

「じゃあ...!」

「でも、まずはご飯ね〜

その後は...ちゃんとお世話してあげる」


「あっ、はいっ...♥」
16/02/29 22:43更新 / 紫酔染香*・ω・)ゞ
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■作者メッセージ
触手プレイで堕とされる
魔物娘っていいな〜なんて

次で四人目、我ながらよく書くなぁと思います(笑

ここまで読んで頂きありがとうございます。
_|\○_

感想などあればどんどんください(人´∀`*)

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