連載小説
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(89)ドワーフ
戸締まりを確認し、照明を落とすと、僕は寝室に向かった。
すでに妻は先にベッドに入っている。
だが、起きているだろうから、足音を忍ばせることもなく僕は移動した。
寝室の扉を開くと、淡い蝋燭の炎が壁を照らしていた。
「遅かったね」
「ごめん、工房の窓を全部確かめていて・・・」
ベッドの上からの高い声に答えると、僕は羽織っていた部屋着を脱ぎ、ベッドに入った。
「ん・・・」
毛布の下の膨らみが、もぞもぞと移動して僕に抱きつく。
「温かい・・・」
「ふふ、よしよし」
僕は抱きついてきた妻に腕を回し、その背中を優しくなでた。
幼児のように小さな小さな、妻であるドワーフの背中。
柔らかく、温かで、簡単に壊れてしまいそうな儚さがあった。
「ねえ・・・」
「ん?」
毛布の中からの声に視線を落とすと、妻が僕を見上げていた。
「そろそろ・・・しない?」
「そうだね」
僕の言葉に、彼女は抱きついていた腕をゆるめた。
寝間着に手をかけ、僕と彼女は一枚ずつ脱いでいく。
脱いだ衣服はベッドの上や床に放り出し、僕たちは毛布の中で生まれたままの姿になった。
「キスして・・・」
彼女は毛布の中から顔を出すと、そう言いながら唇を寄せてきた。
腕を回し、彼女の身体を抱えながら、僕はキスに応じる。
小さく柔らかな唇が、倍ほどはあろうかという僕のそれを吸う。彼女の細やかなキスの動きに、僕は彼女の身体を撫でるしかなかった。
彼女の身の丈は僕の腹ほどまでしかないため、こうして唇を重ねていると、彼女の身体は僕の腕にすっぽりと収まる。
片方の腕で彼女を抱き、もう片方で彼女の身体に触れる。
体格からするとやや大きな頭に触れ、猫の毛のように柔らかでふわふわとした髪に指を絡める。
少しだけ髪を撫でると、今度はうなじ。大きな頭を支える、細い首をいたわるようになぞる。
次は肩から背中。彼女の肩は、日頃の彫金仕事にも関わらず、ぷにぷにと柔らかで、指で押せばどこまでも沈みそうだった。
背中も同じで、柔らかな肌の内側にふにふにとした肉が詰まっており、細い骨が指で感じられた。
肩こりや疲労とは無縁のように思われる身体だが、それでも疲れはたまるらしい。軽くもんでやると喜ぶので、今度マッサージをしてあげよう。
肩と背中を触ると、今度は背筋をたどって腰に手を下ろした。
ドワーフのため、くびれなどとは無縁の腰回りだ。妻は時折、エルフやサキュバスの身体を見てため息をついているが、僕としてはこっちの方がかわいいと思う。
それに、仮に彼女にあんなくびれができてしまったら、ちょっと力を込めるだけで折れそうで、抱くことすらできなくなってしまう。
腰から腹の方に手を伸ばし、軽くぽっこりとしたお腹を撫でた。子を宿しているわけではないが、彼女が妊娠したらどうなるのだろう。楽しみだが、少し不安でもある。
「ん・・・」
腹を数度撫でると、彼女が小さく声を漏らして身じろぎした。
僕は彼女の動きに、腹から指を滑らせ、腰へと戻らせた。そのまま、皮膚越しに感じる背骨をたどり、尻に触れる。
小さな、手の中にすっぽり収まりそうなほど小さなお尻。
ジパング土産でもらったお菓子よりも柔らかい彼女の尻は、僕の指にすいつくようであった。
揉んでも揉んでも、いつまでも飽きがこない。大きなおっぱいを揉むのもこんな気分なのだろうか?
僕はしばし彼女のお尻を揉み、尻から続く名前とは裏腹に細い太腿を撫でると、尻の間に指を触れさせた。
「っ・・・!」
指先に湿り気を感じた瞬間、彼女が唇を重ねたまま身体を震わせた。
両足の間、ごくごく小さな亀裂を軽く撫で、湿り気を塗り広げる。
決して亀裂に指を沈めることのないよう注意しながら、僕はそこを撫で続けた。
「ん・・・んん・・・!」
唇を重ねていた彼女の動きが止まり、どこか苦しげな吐息が彼女の唇から漏れた。
僕はそのまま、しばし彼女の両足の付け根を撫でると、亀裂の一端を軽く擦った。
彼女の肌越しに、柔らかではあるものの弾力のある何かが指先に感じられた。
皮膚に包まれたままの小さな突起を擦ったその瞬間、彼女の震えがひときわ大きくなる。
「・・・っ!・・・!・・・!」
目をぎゅっと閉じ、眉根を寄せ、彼女は小さく震えた。
彼女の震えを静め、安心させるように、僕はその小さな体を抱きしめる。
しばし、彼女は腕の中で震えると、動きを止めた。
「・・・ぷは・・・はぁ、はぁ・・・」
彼女は唇を離し、深く、大きく息を吸った。
小さな唇が大きく開き、ほっぺには赤みを帯びさせ、両目はとろんと焦点をずらしている。
性的な興奮が、彼女を内側から熱しているのだ。
「気持ちよかった?」
「・・・・・・」
僕の問いに、彼女は小さく頷いた。
「・・・もっと・・・その、今度はお口で・・・」
彼女は表情から少しだけ興奮の色を消すと、やや恥じらいをにじませながらも僕にそう求めた。
「わかった」
僕は腕をゆるめると、身を起こした。
彼女は枕に頭を乗せ、仰向けになって足を開く。
彼女の両足の間に顔を近づけると、僕は付け根をじっくりと見た。
産毛すら生えていないすべすべの下腹から続く肌に、小さな亀裂が一本刻まれ、その下に淡く色づいた窄まりがあった。
亀裂と近辺の肌は、おしっこでも漏らしたかのように少し塗れていたが、おしっこにしては妙に肌にへばりついている。そう、これはおしっこではない。愛液なのだ。
幼児のように小さな体ではあるが、それでも彼女は一人前に感じ、濡れたのである。
僕は、彼女の股間に口を近づけると。舌を出して亀裂にふれた。
「ん・・・」
微かな塩味のする亀裂に舌が接した瞬間、彼女が声を漏らした。
僕はそのまま舌を上下させて亀裂をなぞり、軽く圧迫した。
きゅっと閉じた亀裂は、圧迫と舌での摩擦に徐々に左右に広がっていく。
数度舌を上下に動かすうち、舌先が徐々に亀裂の内側にめり込み、彼女の内側に沈んでいく。
亀裂の内側は、彼女の肌以上に柔らかく、それでいて浅く舌を静めているにすぎないというのにキュウキュウと締め付けてきた。
舌先を襲う圧迫感を味わいながら。僕は彼女の内側を押し広げるようにぐりぐりと舌を回した。
「ん・・・!ぁ・・・」
彼女漏らす吐息に、時折苦しげなものが混ざる。
目を彼女の方に向けると、平らな胸の向こうで彼女が、小さな手をぎゅっと握りしめ、口元に当てて声を殺そうとしているのが見えた。
ここからは見えないが、きっと両足の指も丸まっているのだろう。
僕はさらに数度舌で彼女の亀裂の内をかき回すと、口を離した。
「ふぁ・・・」
舌が亀裂から離れ、ドワーフの口から力の抜けた声が溢れた。
その声には、刺激から解放されたという安堵感と、微かではあるが不満が宿っていた。
「うん、だいぶ緩んだね」
つい先ほどまで舌で触れていた彼女の股間を見て、僕はそう口にする。
彼女のそこは、舌での愛撫により緊張がほぐれたのか、薄く左右に開いて桃色の内側をさらしていた。
僕は、幼い女陰とその近辺を濡らす唾液と愛液を、指にたっぷりとまぶしてから亀裂の内側に軽く当てた。
「んぁ・・・」
ドワーフの口からうわずった声が漏れ、肉の穴が指先を締める。
締め付けを感じながら、僕は軽く穴の内側をかき回した。
くちゅくちゅと肉と粘液が絡む音が響き、彼女の穴が少し緩む。
「もう一本入るかな・・・」
濡らした中指も彼女の穴に沈め、穴の大きさを確認した。
一本ではだいぶ余裕があるが、二本ではそろそろキツくなってきた。
「どう・・・?」
「うん、まだもうすこし、かな・・・」
二本の指で、彼女の膣を広げるようにかき回しながら、僕はそう答えた。
彼女と結婚してからというもの、指一本すら入りそうになかった女陰を、ここまで広げたのだ。
無理をすれば、僕の男根を挿入できるかもしれない。だが、彼女に怪我はもちろん、痛い思いさえしてもらいたくなかった。
「もうしばらく、このまま待ってみようか」
「うん・・・」
どこか残念そうに、彼女は頷いた。
「じゃあ、その代わり・・・」
「ああ、分かってる」
僕は頷くと、彼女の膣内に指を入れたまま、もう片方の手で彼女の腰を持ち上げた。
小振りな尻が浮かび、彼女の女陰とその下の窄まりが上を向く。
そして、僕はもう片方の指を、彼女の尻の窄まりに当てた。
だらだらと垂れていた愛液にぬめるそこは、僕の指をするりと受け入れた。
指を心地よい締め付けが襲うが、キツすぎず、軽く指を動かせば柔軟に括約筋が伸び縮みした。
「ん・・・このぐらいかな」
彼女の尻の穴をほぐすと、僕は指を抜いた。しばし彼女の肛門は口を開いていたが、やがてゆっくりと閉まっていった。
「来て・・・」
妻は僕に向けて、そう期待を含んだ声で求めた。
僕は股間の屹立を彼女の尻の穴に当てると、ゆっくり腰を沈めていった。
小さな尻の谷間、可憐な窄まりに肉棒が入り込んでいく。
「・・・っ・・・」
ドワーフが吐息を漏らし、肉棒を締め付けがゆっくりと下っていく。
そして、肉棒の半ばまでが入ったところで、僕は腰を止めた。
「入っ・・・た・・・?」
「うん、気持ちいいよ」
肉棒の半ばを締め付ける肛門に、そこから先を優しく包み込み、温もりを与える彼女の胎内。
抱き合う以上に彼女を感じられているというだけで、十分心地よかった。
「こっちは簡単に広がったのに・・・なんで・・・」
易々と拡張を果たした肛門と、未だに指二本で精一杯の女陰。その差に、彼女はぼやいた。
「まあ、その分前への期待が膨れていいじゃない」
「そうだけど・・・ん・・・!」
僕が小さく腰を動かすと、彼女の小さな唇が息を溢れさせた。
「ちょっと・・・んっ・・・人が・・・ん・・・話して・・・ん、ぅ・・・るのに・・・!」
軽く腰を引き、少しだけ腰を突き出す。屹立をほんの少しだけ前後させるうち、彼女の言葉が途切れ途切れになっていく。
「ほら、後ろでもこんなに気持ちいいんだから、前はもっと気持ちいいんだよ」
「そう・・・っ・・・だ、けど・・・!」
亀頭の下から肉棒の半ばまでを扱く括約筋と、亀頭をにゅるにゅると擦る腸壁を感じながら、僕は続ける。
「だから今は、こっちで我慢して・・・ゆっくり、前が広がるのを待とう?」
そう言いながら、僕は彼女の膣に埋めた指を、ぐるりと動かした。
キュウキュウと締め付けてくる膣壁が、指の動きを止めんばかりに力を増し、同時に肛門にも力がこもる。
そのまま屹立を締め切られるような感覚に、僕は肉棒が脈打つのを感じた。
「ん・・・あ・・・きゃ・・・ん・・・!」
「う・・・」
彼女のあえぎ声に、僕の小さなうめき声が混じる。
溢れそうになった精を、押し留めたからだ。
しかし、一度の大きな波をやり過ごしても、絡みつく彼女の腸壁と、肛門の締め付けのもたらす快感は変わらない。
腰を前後に動かす度、肉棒の中身を搾り出そうと肛門が締まり、腸壁が亀頭を撫でる。
やがて、彼女の興奮のためか尻の内側の温もりも高まり、いつしか熱く感じ始めていた。
このままでは、限界が訪れる。
「ぐ・・・!」
僕だけ一方的に達するわけには行かない。
彼女の対する思いやりと、男としての沽券がごちゃ混ぜになった感情が胸の中で膨れ上がった。
僕はその感情の命ずるまま、女陰に沈めた指を動かし、親指で亀裂の上端に隠れる陰核を包皮越しに押した。
「っ・・・!」
彼女の喘ぎ声が途切れ、その小さな体に力がこもる。
背筋が反り返り、歯を食いしばりながら、彼女は全身を震わせた。
「・・・っ!」
無言のままの彼女の絶頂に、膣肉が指を締めあげ、肛門が肉棒に食い込む。
微かな痛みを含んだ強い快感に、僕は限界を迎えた。
「く、う・・・!」
小さく声を漏らしながら、肉棒から白濁が放たれる。
脈打ち、一回り膨張する屹立が、彼女の肛門の締め付けにあらがい、腸内へ精を迸らせていった。
腹の内側に注がれる熱の感触に、彼女の震えがいっそう強まる。
そして、たっぷりの射精を経てから、僕と彼女の体から力が抜けた。
絶頂が終わったのだ。
「はぁ、はぁ・・・」
彼女はくたりと反らせていた背筋をベッドにつけると、目に涙を浮かべながら荒く息を重ねた。
「お腹・・・熱くて・・・ここが、きゅんきゅんして・・・」
下腹のあたりを撫でながら、彼女はそう感想を紡ぐ。
「気持ちよかったようで、よかった・・・」
「ん・・・」
ドワーフは、頬を赤らめたまま頷いた。
「ねえ・・・」
しばしつながったまま、絶頂の余韻を味わい、疲労の回復を待っていると、彼女がふと口を開いた。
「もし、前でできるようになっても・・・時々、後ろでしてくれる?」
「・・・まあ。君がしたいときには、ね」
少し考えてから、僕はそう答えた。
まだ前でしたことがないため、どうなるかは分からない。
前の快感におぼれ前しか使わないようになるか、拍子抜けして肛門での性交に戻るか。それとも、両方を交互に使うか。
今はまだ分からない。
「ん・・・あなたのそう言う優しいところ、好きよ」
ベッドに横たわったまま、彼女は僕に向けて手を伸ばした。
僕は身を屈めると、彼女の短い手に届くよう顔を下ろす。
彼女の小さな手のひらが、僕の頬を撫でた。
柔らかく、小さな手のひらであった。
12/12/01 15:46更新 / 十二屋月蝕
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■作者メッセージ
ロリ系の魔物でも、荒々しく未発達な性器を使うというのは少々心が痛みます。
まあ、肛門も似た感じですけど、日常的に固形物が出入りしているおかげで、柔軟性と拡張性はわりとありますよね。
だから後ろの方を使ってみました。
それはそうと話は変わりますが、痔の軟膏は『使える』そうですね。
痛み止めが痛みを弱め、消炎成分が弛緩を促すそうです。そして軟膏自体のぬめりが、不足しがちな潤滑をもたらすそうですね。
まあ、何がどうだとかはいいませんが。


最後にもう一つ。
小さい女の子にぶっといちんこが入って、女の子がとろんとした表情でピースしているのも、
小さい女の子がイカ腹というには少々膨れすぎなまん丸お腹を優しく撫でているのもいいですけど、
小さい女の子が赤ん坊抱えて、わずかに膨らんだ胸で授乳しているのもいいものですよね。
三つの中では一番最後のがインモラルな気がします。
まあ、そういうことで。

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