犬は受け入れようとする
あそこの村の村長は
愛犬家で
あそこの旦那は
奥様より犬たちを愛している
と噂されるほどだった。
しかし、結婚して間もなくして犬たちは主人を残し他界した。
村長はガックリと
「もう犬は飼わない…」
と落胆した…だが
数日後、川で流されている仔犬を
助けてまた飼い始めた。
原因不明で死んだ
飼い犬たちの分の強い愛情を
そそがれていたメス犬は
やがて、たまたま村に
人間に化け行商に来ていた
魔物娘の魔力を浴びて
獣人の一種
「クー・シー」
へと変化を遂げた。
魔物は敵という概念があったが
村長は愛しい愛犬と
会話ができて
たいそう喜び、教会には報告せず、家族の一員として受け入れた。
それが面白くないのは村長夫人。
旦那とは愛し合っての結婚でもないし、
自分自身はすでに浮気をしているから旦那に愛情も未練もないが
旦那が若い女(魔物娘)に夢中なのは腹が立つ…
そこで、クー・シーが魔物であることをいいことに、
村長が出張で居ない間に
「教会にお前の存在を報告したらあの人は破滅する」
「何?その目は?私に逆らうの?私はあの人の人生の伴侶。お前はただの愛眼道具!私に何かあったら、あの人が悲しむわよ?」
と悪態をついたり、見えない部位を蹴飛ばしイジメたりした。
しかし、クー・シーは
自分が貶されたことを知って
村長に悲しんで欲しくないので黙っていた…
そんな事が何回か続き、次第にクー・シーは弱っていった…
そんなある日、
その日は
村長が
「クー・シーの為に栄養をあるものを仕入れてくる!」
と村に居ないことをいいことにクー・シーに
エロくきわどい服装を着せて頭にはマスクをつけさせ、酒場に連れ出した。
エロい体をしたクー・シーに荒くれた男たちの視線が集まる。
そのうちの一人が言った。
男「困るな〜ブタを酒場に連れてこられちゃ?」
村長夫人「豚。たしかにね。あなたにも、コレが豚にみえますのね?」
男「いや、俺はこの麗しいレディに話しかけてるんだけど?ほほう、この豚はしゃべるんだな」
村長夫人はキレてギャーギャー騒ぎまくる。
それを見た店長が村長夫人をなだめて
マスター「君ぃ〜いくら酔っているとはいえ、村長夫人に豚はないだろ?」
と叱った。
そして、二度と村長夫人を豚と呼ばないようにさとした。
すると男が聞いた。
男「質問だけど、自分の嫁さんの事を豚と呼んでもいけませんか?」
マスター「それは夫婦の問題じゃからワシは知らんよ?別に構わないんじゃないかね?」
男「そうかい?」
男はニコリと笑うと
変装用の帽子を取る……
男の正体に気付いて青ざめている村長夫人に向かって鬼の形相で言った。
「さようなら、豚」
村長夫婦は離婚し
村長はクー・シーと再婚
その村は魔王軍領になった。
どっとはらい
愛犬家で
あそこの旦那は
奥様より犬たちを愛している
と噂されるほどだった。
しかし、結婚して間もなくして犬たちは主人を残し他界した。
村長はガックリと
「もう犬は飼わない…」
と落胆した…だが
数日後、川で流されている仔犬を
助けてまた飼い始めた。
原因不明で死んだ
飼い犬たちの分の強い愛情を
そそがれていたメス犬は
やがて、たまたま村に
人間に化け行商に来ていた
魔物娘の魔力を浴びて
獣人の一種
「クー・シー」
へと変化を遂げた。
魔物は敵という概念があったが
村長は愛しい愛犬と
会話ができて
たいそう喜び、教会には報告せず、家族の一員として受け入れた。
それが面白くないのは村長夫人。
旦那とは愛し合っての結婚でもないし、
自分自身はすでに浮気をしているから旦那に愛情も未練もないが
旦那が若い女(魔物娘)に夢中なのは腹が立つ…
そこで、クー・シーが魔物であることをいいことに、
村長が出張で居ない間に
「教会にお前の存在を報告したらあの人は破滅する」
「何?その目は?私に逆らうの?私はあの人の人生の伴侶。お前はただの愛眼道具!私に何かあったら、あの人が悲しむわよ?」
と悪態をついたり、見えない部位を蹴飛ばしイジメたりした。
しかし、クー・シーは
自分が貶されたことを知って
村長に悲しんで欲しくないので黙っていた…
そんな事が何回か続き、次第にクー・シーは弱っていった…
そんなある日、
その日は
村長が
「クー・シーの為に栄養をあるものを仕入れてくる!」
と村に居ないことをいいことにクー・シーに
エロくきわどい服装を着せて頭にはマスクをつけさせ、酒場に連れ出した。
エロい体をしたクー・シーに荒くれた男たちの視線が集まる。
そのうちの一人が言った。
男「困るな〜ブタを酒場に連れてこられちゃ?」
村長夫人「豚。たしかにね。あなたにも、コレが豚にみえますのね?」
男「いや、俺はこの麗しいレディに話しかけてるんだけど?ほほう、この豚はしゃべるんだな」
村長夫人はキレてギャーギャー騒ぎまくる。
それを見た店長が村長夫人をなだめて
マスター「君ぃ〜いくら酔っているとはいえ、村長夫人に豚はないだろ?」
と叱った。
そして、二度と村長夫人を豚と呼ばないようにさとした。
すると男が聞いた。
男「質問だけど、自分の嫁さんの事を豚と呼んでもいけませんか?」
マスター「それは夫婦の問題じゃからワシは知らんよ?別に構わないんじゃないかね?」
男「そうかい?」
男はニコリと笑うと
変装用の帽子を取る……
男の正体に気付いて青ざめている村長夫人に向かって鬼の形相で言った。
「さようなら、豚」
村長夫婦は離婚し
村長はクー・シーと再婚
その村は魔王軍領になった。
どっとはらい
16/02/06 06:17更新 / コピペリカン