特に何も考えないで書いた短編
人生は、何が起こるか分からない。
今日俺は、友達が言っていたそんな感じの言葉を実感していた。
何故なら………………
「…………マーク…………お願いだから……私のこと……抱いて…………!!」
なんか突然、こんなことになったんだからなぁ…………
………………話は大体、今日の午前中くらいから始まったと思う………………
××××××××××××××××××××××××××××××
「マーク。今日は私と組め」
ギルドの中で、今日はどんな依頼があるかなぁ…………とか考えていると、突然そう彼女が言って来たのだ。
話しかけて来たのは、クロと呼ばれているワーキャットだった。
漆黒の髪にチョコっと出て来ている猫の耳、すらりとした体に黒を基調とした服装。
それが、本名が分からない彼女の呼び名、クロの元となる格好だ。
「いやいや、突然どうしたんよクロちゃん?あんた、今まで誰とも組まなかったじゃん?」
「…………今回は少し事情があってな」
「で、なんで俺なわけ?」
「貴様がうざったいからだ」
「…………ようするに他に人がいなかったわけね…………」
こいつは俺がちょっかい出す以外ではほとんど人と接してないからなぁ…………他のやつじゃ頼めないか…………
どうやって生きてんだろと思わなくもない。
まぁ、それはともかく。
「ん。おっけ。いいぜ?で、どんな依頼なんだよ?」
「ああ。ただの遺跡の探索だ。調査してこいとどこぞの研究機関が依頼したらしい」
「あ?ならクロちゃん一人で終わるんじゃねぇの?」
「ああ。私もそう思ったさ。だが、仕掛けが特殊でな。二人いないと先に進めないのだ。…………あと、クロちゃんは止めろ」
なるほどなぁ……
たしかにそれなら普段一人で依頼を達成してるクロちゃんが誰かと組む必要があるわな。
「というわけだ。さっさと行くぞ」
「えっ!?ちょっと!!拒否権は!?」
「ないに決まってる」
ですよねぇ…………
…………冷たい……冷たいよクロちゃん…………
××××××××××××××××××××××××××××××
まぁ、そんなわけで今この状態になってるわけだ。
「ん…………く……早くして…………!!もう我慢が…………出来ない…………!!」
「ちょいちょい待て待て!!落ち着けクロちゃん!!」
俺のことを押し倒し、息を荒げながらクロちゃんは右手で自分の秘部を弄っていた。
え?なんでこんな美味しい状況に?だって?
そりゃあこの遺跡の罠の所為に決まってるじゃないか。
まぁ、簡単に言っちゃえば、俺が罠を外そうとしたら失敗しちゃって、その罠がまさかの媚薬の霧で、それをクロちゃんは誤って吸っちゃったというかなりのご都合主義的な流れでさぁ。
俺としてはこれはある意味美味しい展開なんだけど、なんかこのまま流されたら後でクロちゃんにブッ殺されそうなんで一応止めようとする。
…………ああ、やっぱもったいねぇなぁ…………
「待てないの!!早く気持ちよくなりたいの!!」
「ちょっと待ってクロちゃん!!キャラ崩壊してるよ!!」
「そんなの知らないわよ!!……ん!!」
「むぐ……!!ん!!んん…………!!」
止めよーとしたが、押し倒されていて手足は動かねーし、説得しよーとしてもキスで口を塞がれてしまって何も言えなかった。
………………てか、これやばい…………理性飛ぶ…………!!
なんでこの子こんなに舌使い上手いの!?
ちょっ!?これ本気でヤバ…………!!
「ん…………ちゅぶ……レロ…………はぁ…………はぁ…………ねぇ、もうい…………ヒャンッ!?」
「…………………………………………」
…………もう、俺も無理。我慢できね…………
色々とどうでもよくなった俺は、ついに吹っ切れた。
クロちゃんを横回転で逆に押し倒し、自分の逸物をズボンから出す。
さっきの気持ちよすぎるキスの所為で、俺の逸物は臨戦体制。フルMAXだった。
「……え?ちょっと、前戯もなしに………………んぁああぁあん♪」
それを見たクロちゃんが少し戸惑っていたけど、俺の逸物を受け入れた快感で全部吹っ飛んでしまった。
「やっ!!これ、気持ち…………イッ!!のっ!!」
「ってチョイ!!もしかして、初めて!?」
突っ込んですぐに何かを突き破ったような感覚がして気になったので見てみると、クロちゃんの股からは愛液と一緒に血も流れていた。
「当たり前じゃないの!!私はあんまり人と関わってなかったんだよ!?そんな付き合いがあるわけないじゃん!!」
「……いやだからキャラ崩壊してるって…………」
「そんなことどーでもいいの!!早く気持ち良くして!!」
少しだけ幼児退行しているような感じで、クロちゃんはねだってくる。
そのおねだりに反応して膣内が精液を搾り取ろうと胎動してきた。
クロちゃんの処女膜を破って若干戻ってきていた俺の理性がまた意図も簡単に吹き飛んでしまった。
「ふぁああぁん!?アッ!!あんっ♪ふぁ!!ンッ!!んっ!!んっ♪」
「クッ!?ヤバ!!中…………イイ……!!」
俺の腰の動きに連動して膣もウネウネと気持ち良く逸物を刺激してくる。
これは…………もう持たない……!!
「アンッ!!気持ちっ!!ぃいの♪」
「ゴメ、クロちゃん!!俺もうイクから!!」
「駄ぁ目ぇ!!抜いちゃ駄ぁ目ぇ!!」
「えっ!?ちょっ!?う………………!!」
「ん………………はぁぁあぁぁぁぁあぁあああぁあん!!なんか来たぁあ♪」
流石に中出しはヤバいと思い外で出そうとしたら、クロちゃんが両腕を腰にまわして抱きしめて動きを遮られ、全てクロちゃんの膣内に出してしまった。
…………ああ、これは正気に戻ったら殺されっかな……………………
射精して少しだけ正気に戻った俺は、自分の死期を悟り、今までの人生を振り返り始めた。
…………でも、それは全て見終える前に終了した。
何故なら………………
「もう動かないの?じゃあ、今度は私が動くね!!」
「エッ!?ちょっマジで!?」
一度出したにも関わらず未だにオッキしている俺の逸物を股間で咥えながら、クロちゃんは俺と同じように横回転でもう一度俺を押し倒し、今度は自分から動き出した。
ああ、これヤバいかもなぁ…………
「ねぇねぇ聞こえる!?パチュンッパチュンッて音と一緒に気持ち良くなってってるんだよ!!ぁはあぁぁん!!またイキそう!!」
お前本当に初めてかよ…………
そう言いたくなるくらい、クロちゃんの動きは激しく、そして気持ちよかった。
「あっ!?クソまた……………………!!」
「んにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん♪」
俺が動かなくても十分すぎる快感を受けて、逸物からまた精液が射出された。
二発もの精を受けて、クロちゃんは恍惚とした表情を浮かべている。
…………ああ、なんというか、クロちゃんもやっぱり魔物なんだなぁ…………
と、そんなことを思っていると、クロちゃんはペタッと寝たままの俺と重なるようにくっついてくる。
「にゃぉん♪こんなに早くイッちゃうなんて、マークはソーローだね♪でも大丈夫だよ!!まだ時間はたっっぷりあるんだから♪」
ゴロゴロと猫のように(あ、猫か……)喉を鳴らしながらクロちゃんは言う。
…………これは……気絶するまでヤッちゃう気がするなぁ………………
と、俺がそんなことを考えながらも、三回戦が始まった。
××××××××××××××××××××××××××××××
「ほんっとーにすんませんでした!!」
…………正気に戻ったクロちゃんを見た瞬間、俺は全力で土下座した。
……五回戦までは覚えてるんだけど、それ以降の記憶がないし、気がついた時には素面に戻った……てかキャラの戻ったクロちゃんがいたから、絶対に六回戦で気絶したんだろう。
さぁ!!死ぬ覚悟は出来てる!!煮るなり焼くなり好きにしろい!!
「…………いや、別にいい。そもそもあれは私の失敗だ」
…………と、死ぬ覚悟、果てには死ぬより辛いことを受け入れる覚悟をしたけど、クロちゃんの反応は以外とおとなしかった。
「いやでも、俺クロちゃんの初めて奪っちゃったんだよ?」
「ああそうだな。だからどうした?お前に責任を取ってもらえばいいだけの話だ。それに、こうなってもいいようにお前を誘ったんだからな」
「………………ゑ?どゆこと?」
土下座していた顔を上げて、俺はクロちゃんに尋ねる。
「いやな、実は仕掛けの所まで行く前にある程度ここがどんな所だか予想は出来てたんだ。…………おそらくなんだが、ここはどこぞの魔物が作った性屋敷なんだろう。どこでも盛れるように媚薬やら触手やらの罠が多かったからな。それに、あの二人いないと作動しない仕掛けは、番いになった男女が……ということならば説明がつくだろう?」
「…………じゃあ、なんでその事を報告しなかったんさ?」
「…………万が一にも違う可能性があったからな。何よりまず深部まで調査してなかっし…………。だから、私はちゃんとした調査をするためにパートナーとしてお前を誘った。…………お前なら、こうなっても色々と収集が付きやすいからな。責任を取ってもらうだけでいいし」
「……………………やっぱ俺死ぬんすか……?」
「いやだから違う。そういう責任の取り方じゃなくてだな………………その…………///」
ああ、ヤッパ俺死んだなぁ……と少しだけ涙を流すと、クロちゃんは恥ずかしそうに顔を反らした。
どうやら死ぬとかそういう類の責任の取り方ではないらしい。
「んじゃあどんな責任の取り方なんだよ?」
「いや…………それは……///…………察してくれよ………………///」
「いやだからはっきり言ってくれなきゃわからんって!?」
察してくれって…………
…………って、ん?ちょい待てよ?
なんでクロちゃんそんなに顔真っ赤に染めて…………?
…………なんだろう……嬉しいんだけど嫌な予感が…………
「…………だから!!私と結婚して責任を取ってもらえればいいと言っているんだ!!」
「はぁ…………結婚か………………結婚!?」
え!?マジで!?結婚!?俺が!?クロちゃんと!?
「いいの!?俺なんかで!?」
「いいの、ではない!!責任を取ってもらうんだ!!拒否権がないに決まってるだろう!!」
「マジで!!やった!!俺春キター!!」
「というわけで、さっさと依頼を終わらせて貴様の家の引越しだな」
「……はい?ドウイウコトデスカ?」
「だから、結婚するんだから住居は一緒にするだろう?だからお前を私の家に引越させるんだ」
「え?ちょっと待って!?拒否権は!?」
「無いに決まってるだろう?」
…………ああ、やっぱりね………………
……クロちゃん、強引過ぎるよ…………
××××××××××××××××××××××××××××××
「…………ところでさ、クロちゃん。なんで俺と結婚するなんて責任の取り方考えたのさ?」
「ん?当たり前だろう?お前はあまり人と関わろうとしなかった私に普通に接してくれているんだ。惚れないわけがないだろう?」
「………………やべ可愛い!!」
「んひゃん!?ちょっ!?マーク!?いきなりヤメ…………にゃあぁぁぁあぁぁあぁああぁぁん♪」
…………終われ!!
今日俺は、友達が言っていたそんな感じの言葉を実感していた。
何故なら………………
「…………マーク…………お願いだから……私のこと……抱いて…………!!」
なんか突然、こんなことになったんだからなぁ…………
………………話は大体、今日の午前中くらいから始まったと思う………………
××××××××××××××××××××××××××××××
「マーク。今日は私と組め」
ギルドの中で、今日はどんな依頼があるかなぁ…………とか考えていると、突然そう彼女が言って来たのだ。
話しかけて来たのは、クロと呼ばれているワーキャットだった。
漆黒の髪にチョコっと出て来ている猫の耳、すらりとした体に黒を基調とした服装。
それが、本名が分からない彼女の呼び名、クロの元となる格好だ。
「いやいや、突然どうしたんよクロちゃん?あんた、今まで誰とも組まなかったじゃん?」
「…………今回は少し事情があってな」
「で、なんで俺なわけ?」
「貴様がうざったいからだ」
「…………ようするに他に人がいなかったわけね…………」
こいつは俺がちょっかい出す以外ではほとんど人と接してないからなぁ…………他のやつじゃ頼めないか…………
どうやって生きてんだろと思わなくもない。
まぁ、それはともかく。
「ん。おっけ。いいぜ?で、どんな依頼なんだよ?」
「ああ。ただの遺跡の探索だ。調査してこいとどこぞの研究機関が依頼したらしい」
「あ?ならクロちゃん一人で終わるんじゃねぇの?」
「ああ。私もそう思ったさ。だが、仕掛けが特殊でな。二人いないと先に進めないのだ。…………あと、クロちゃんは止めろ」
なるほどなぁ……
たしかにそれなら普段一人で依頼を達成してるクロちゃんが誰かと組む必要があるわな。
「というわけだ。さっさと行くぞ」
「えっ!?ちょっと!!拒否権は!?」
「ないに決まってる」
ですよねぇ…………
…………冷たい……冷たいよクロちゃん…………
××××××××××××××××××××××××××××××
まぁ、そんなわけで今この状態になってるわけだ。
「ん…………く……早くして…………!!もう我慢が…………出来ない…………!!」
「ちょいちょい待て待て!!落ち着けクロちゃん!!」
俺のことを押し倒し、息を荒げながらクロちゃんは右手で自分の秘部を弄っていた。
え?なんでこんな美味しい状況に?だって?
そりゃあこの遺跡の罠の所為に決まってるじゃないか。
まぁ、簡単に言っちゃえば、俺が罠を外そうとしたら失敗しちゃって、その罠がまさかの媚薬の霧で、それをクロちゃんは誤って吸っちゃったというかなりのご都合主義的な流れでさぁ。
俺としてはこれはある意味美味しい展開なんだけど、なんかこのまま流されたら後でクロちゃんにブッ殺されそうなんで一応止めようとする。
…………ああ、やっぱもったいねぇなぁ…………
「待てないの!!早く気持ちよくなりたいの!!」
「ちょっと待ってクロちゃん!!キャラ崩壊してるよ!!」
「そんなの知らないわよ!!……ん!!」
「むぐ……!!ん!!んん…………!!」
止めよーとしたが、押し倒されていて手足は動かねーし、説得しよーとしてもキスで口を塞がれてしまって何も言えなかった。
………………てか、これやばい…………理性飛ぶ…………!!
なんでこの子こんなに舌使い上手いの!?
ちょっ!?これ本気でヤバ…………!!
「ん…………ちゅぶ……レロ…………はぁ…………はぁ…………ねぇ、もうい…………ヒャンッ!?」
「…………………………………………」
…………もう、俺も無理。我慢できね…………
色々とどうでもよくなった俺は、ついに吹っ切れた。
クロちゃんを横回転で逆に押し倒し、自分の逸物をズボンから出す。
さっきの気持ちよすぎるキスの所為で、俺の逸物は臨戦体制。フルMAXだった。
「……え?ちょっと、前戯もなしに………………んぁああぁあん♪」
それを見たクロちゃんが少し戸惑っていたけど、俺の逸物を受け入れた快感で全部吹っ飛んでしまった。
「やっ!!これ、気持ち…………イッ!!のっ!!」
「ってチョイ!!もしかして、初めて!?」
突っ込んですぐに何かを突き破ったような感覚がして気になったので見てみると、クロちゃんの股からは愛液と一緒に血も流れていた。
「当たり前じゃないの!!私はあんまり人と関わってなかったんだよ!?そんな付き合いがあるわけないじゃん!!」
「……いやだからキャラ崩壊してるって…………」
「そんなことどーでもいいの!!早く気持ち良くして!!」
少しだけ幼児退行しているような感じで、クロちゃんはねだってくる。
そのおねだりに反応して膣内が精液を搾り取ろうと胎動してきた。
クロちゃんの処女膜を破って若干戻ってきていた俺の理性がまた意図も簡単に吹き飛んでしまった。
「ふぁああぁん!?アッ!!あんっ♪ふぁ!!ンッ!!んっ!!んっ♪」
「クッ!?ヤバ!!中…………イイ……!!」
俺の腰の動きに連動して膣もウネウネと気持ち良く逸物を刺激してくる。
これは…………もう持たない……!!
「アンッ!!気持ちっ!!ぃいの♪」
「ゴメ、クロちゃん!!俺もうイクから!!」
「駄ぁ目ぇ!!抜いちゃ駄ぁ目ぇ!!」
「えっ!?ちょっ!?う………………!!」
「ん………………はぁぁあぁぁぁぁあぁあああぁあん!!なんか来たぁあ♪」
流石に中出しはヤバいと思い外で出そうとしたら、クロちゃんが両腕を腰にまわして抱きしめて動きを遮られ、全てクロちゃんの膣内に出してしまった。
…………ああ、これは正気に戻ったら殺されっかな……………………
射精して少しだけ正気に戻った俺は、自分の死期を悟り、今までの人生を振り返り始めた。
…………でも、それは全て見終える前に終了した。
何故なら………………
「もう動かないの?じゃあ、今度は私が動くね!!」
「エッ!?ちょっマジで!?」
一度出したにも関わらず未だにオッキしている俺の逸物を股間で咥えながら、クロちゃんは俺と同じように横回転でもう一度俺を押し倒し、今度は自分から動き出した。
ああ、これヤバいかもなぁ…………
「ねぇねぇ聞こえる!?パチュンッパチュンッて音と一緒に気持ち良くなってってるんだよ!!ぁはあぁぁん!!またイキそう!!」
お前本当に初めてかよ…………
そう言いたくなるくらい、クロちゃんの動きは激しく、そして気持ちよかった。
「あっ!?クソまた……………………!!」
「んにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん♪」
俺が動かなくても十分すぎる快感を受けて、逸物からまた精液が射出された。
二発もの精を受けて、クロちゃんは恍惚とした表情を浮かべている。
…………ああ、なんというか、クロちゃんもやっぱり魔物なんだなぁ…………
と、そんなことを思っていると、クロちゃんはペタッと寝たままの俺と重なるようにくっついてくる。
「にゃぉん♪こんなに早くイッちゃうなんて、マークはソーローだね♪でも大丈夫だよ!!まだ時間はたっっぷりあるんだから♪」
ゴロゴロと猫のように(あ、猫か……)喉を鳴らしながらクロちゃんは言う。
…………これは……気絶するまでヤッちゃう気がするなぁ………………
と、俺がそんなことを考えながらも、三回戦が始まった。
××××××××××××××××××××××××××××××
「ほんっとーにすんませんでした!!」
…………正気に戻ったクロちゃんを見た瞬間、俺は全力で土下座した。
……五回戦までは覚えてるんだけど、それ以降の記憶がないし、気がついた時には素面に戻った……てかキャラの戻ったクロちゃんがいたから、絶対に六回戦で気絶したんだろう。
さぁ!!死ぬ覚悟は出来てる!!煮るなり焼くなり好きにしろい!!
「…………いや、別にいい。そもそもあれは私の失敗だ」
…………と、死ぬ覚悟、果てには死ぬより辛いことを受け入れる覚悟をしたけど、クロちゃんの反応は以外とおとなしかった。
「いやでも、俺クロちゃんの初めて奪っちゃったんだよ?」
「ああそうだな。だからどうした?お前に責任を取ってもらえばいいだけの話だ。それに、こうなってもいいようにお前を誘ったんだからな」
「………………ゑ?どゆこと?」
土下座していた顔を上げて、俺はクロちゃんに尋ねる。
「いやな、実は仕掛けの所まで行く前にある程度ここがどんな所だか予想は出来てたんだ。…………おそらくなんだが、ここはどこぞの魔物が作った性屋敷なんだろう。どこでも盛れるように媚薬やら触手やらの罠が多かったからな。それに、あの二人いないと作動しない仕掛けは、番いになった男女が……ということならば説明がつくだろう?」
「…………じゃあ、なんでその事を報告しなかったんさ?」
「…………万が一にも違う可能性があったからな。何よりまず深部まで調査してなかっし…………。だから、私はちゃんとした調査をするためにパートナーとしてお前を誘った。…………お前なら、こうなっても色々と収集が付きやすいからな。責任を取ってもらうだけでいいし」
「……………………やっぱ俺死ぬんすか……?」
「いやだから違う。そういう責任の取り方じゃなくてだな………………その…………///」
ああ、ヤッパ俺死んだなぁ……と少しだけ涙を流すと、クロちゃんは恥ずかしそうに顔を反らした。
どうやら死ぬとかそういう類の責任の取り方ではないらしい。
「んじゃあどんな責任の取り方なんだよ?」
「いや…………それは……///…………察してくれよ………………///」
「いやだからはっきり言ってくれなきゃわからんって!?」
察してくれって…………
…………って、ん?ちょい待てよ?
なんでクロちゃんそんなに顔真っ赤に染めて…………?
…………なんだろう……嬉しいんだけど嫌な予感が…………
「…………だから!!私と結婚して責任を取ってもらえればいいと言っているんだ!!」
「はぁ…………結婚か………………結婚!?」
え!?マジで!?結婚!?俺が!?クロちゃんと!?
「いいの!?俺なんかで!?」
「いいの、ではない!!責任を取ってもらうんだ!!拒否権がないに決まってるだろう!!」
「マジで!!やった!!俺春キター!!」
「というわけで、さっさと依頼を終わらせて貴様の家の引越しだな」
「……はい?ドウイウコトデスカ?」
「だから、結婚するんだから住居は一緒にするだろう?だからお前を私の家に引越させるんだ」
「え?ちょっと待って!?拒否権は!?」
「無いに決まってるだろう?」
…………ああ、やっぱりね………………
……クロちゃん、強引過ぎるよ…………
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「…………ところでさ、クロちゃん。なんで俺と結婚するなんて責任の取り方考えたのさ?」
「ん?当たり前だろう?お前はあまり人と関わろうとしなかった私に普通に接してくれているんだ。惚れないわけがないだろう?」
「………………やべ可愛い!!」
「んひゃん!?ちょっ!?マーク!?いきなりヤメ…………にゃあぁぁぁあぁぁあぁああぁぁん♪」
…………終われ!!
10/10/19 00:07更新 / 星村 空理