4日目午前午後:材料収集。
おはようございます。
腰が痛いです。
いい加減ちゃんとしたベットで寝たいです。
というわけで今日はベットの材料を探しに行きたいと思います。
わーわーどんどんぱふぱふー。
では、もはや恒例になってきた朝の体操から。
いーあるさんすー。
うーりうちーぱー。
うし子は胸をばいんばいんさせながら体操をする。
ゾン子は木陰でのそのそ体操をする。
わたしは体をごきごき言わせながら体操をする。
かなり痛い。
腰が特に痛い。
今日から朝ごはんは家の中ではなく外で食べる。
家の中にそんなスペースがなくなったのが原因である。
そのうち改装したい。
朝ごはんはわたしはりんご。
うし子は雑草。
ゾン子は。
ゾンビって何を食べるんだろうか。
首をかしげているとゾン子がわたしの所までぺたぺた歩いてきた。
ちゅー。
ちゅーされた。
ちゅぽん。とゾン子が唇を離す。
満足そうにうなずいて家の中に入っていった。
もしかしてこれが朝食なのだろうか。
そんなばかな。
しかし、本人は満足そうにしていたのでそうなのだろう。
ゾン子に関してはまだわからないことが多い。
首をかしげているとくいくいっと服をつままれる。
隣にうし子が立っていた。
そしてわたしにちゅーをしてきた。
ちゅー。
静かに唇を離すとうし子も満足げに笑っている。
なんでや。
・ ・ ・ ・ ・ ・
ベットを作るために必要だと思われる材料は最低二つ。
木材と布、もしくは布に代わる材料だ。
木材はすでに手元にあるのでクリアー。
問題は布だ。
そもそも布の在処がどこかまずわからない。
また、布の作り方はおぼろげにだが覚えている。
しかし、布を作るために必要な機織り機という道具の作り方が分からない。
困った。
もしかしたらこの世界には布というものが存在していないのかもしれない。
いや、布はある。
わたしを除いた約二名がぬののふくを着ている。
ということは、入手法は。
追いはぎか。
>ないわー
天啓が聞こえたような気がしなくもないのでこの案は却下で。
とにかく材料がないことには始まらない。
糸を手に入れてそれから考えるというのも悪くはないかもしれない。
とりあえず出かける準備をする。
うし子とゾン子はお留守番。
出かけようとするとゾン子が服を引っ張ってくる。
うし子も便乗して服を掴んでくる。
頭を撫でてあげるとおとなしくなった。
どうやらお留守番してくれるようだ。
いってきまーす。
・ ・ ・ ・ ・ ・
今日も聞こえる。
家を出ると近くに誰かがいるような気配。
しゅー。
木の陰あたりから聞こえる。
その木の陰に行ってみることにする。
・・・。
誰もいない。
気のせいだったのか。
そう思って木陰に背を向ける。
と見せかけて振り返る。
誰もいない。
・・・と思ったら遠くの木の陰に緑色の何かが見えた。
小さな女の子のようなそんな影だ。
緑の服に長い金色の髪。
慌てて走り去っていったようだ。
一体なんだったのだろう。
足は非常に早く、足音もしない。
追跡するのは難しそうだ。
逃げるということは危害を加えてくるようなものではないだろう。
>そっとしておこう
・ ・ ・ ・ ・ ・
昨日の洞窟にやってくる。
相変わらず真っ暗だ。
昨日石炭と棒切れで作った松明と石のつるはしを持って洞窟に入る。
とりあえず昨日石を採掘していたところまで行ってみよう。
糸を手に入れるためなのになぜ洞窟に来ているのか。
今日は蜘蛛を探しに来た。
蜘蛛の糸を加工して布にしようとゾン子が出かける前に片言で言い出したのだ。
片言でもしゃべり出したので思わず。
キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!
と絶叫してしまった。
恥ずかしい。
蜘蛛の糸を固めて布にする。
すごく意味不明な知識だ。
しかし、布の入手法が分からなかったわたしにはありがたい情報だ。
というわけでさっそく蜘蛛を探して洞窟を掘り進んでいこうと思う。
あわよくば鉄とかとれたらいいな。
かーん。かーん。かーん。
かーん。かーん。かーん。
ぼこっ。
穴が開いた。
手をかざしてみると空気が通っている感触がする。
大きな空洞だろうか。
周りの石を掘って確かめてみることにする。
人二人分くらい通れる穴をあけて先を確認してみる。
がらがら。
足元の小石が落ちた。
下を見て見ると断崖絶壁。
ながーく続いている崖。
どうやら地下渓谷に出てしまったようだ。
おーまいがー。
どうやって下に降りようか。
左右を見渡すと、少し掘れば下りられそうな段差を発見した。
とりあえず帰れなくならないように階段状に掘っていくことにする。
横は断崖絶壁。
怖い。
落ちたら即死だろう。
怖い。
無意識のうちに足に力がこもる。
あとで柵か何かつけて落ちないようにしておこう。
そんなことを考えながら足元の石を掘ったら。
ぼこっ。
そんな音がした。
いったい何の音なのだろうか。
次に来る浮遊感。
あー。
足元の石を掘ったらその下には何もなくて落ちたのか。
現状を理解した瞬間、全身に強い衝撃。
わたしは意識を手放した。
・ ・ ・ ・ ・ ・
かーん。かーん。かーん。
音が聞こえる。
かーん。かーん。かーん。
わたしが石を掘ってる音とすごく似ている。
かーん。かーん。かーん。
いい加減うるさいので目を覚ます。
全身が痛い。
特に背中が痛い。
背中から落ちたのか。
よく無事だった、わたし。
いや、無事なのか。
ここはどこだろうか。
身を起こしてみると目の前に小柄な幼女の後ろ姿が見えた。
わたしの気配に気が付いたのか、幼女がわたしの方を向く。
すごく・・・小さいです・・・。
人間でいうと5〜6歳くらい。
茶色の髪にポニーテール。
つるぺた。
幼い顔立ち。
一体この子は誰だろうか。
突然幼女が満面の笑みを浮かべてわたしにダイビング。
ドゴォ
痛いです。
ベットに倒れこむ。
幼女はわたしの頭をぽんぽんと触ったり胸に顔をうずめたりしている。
何をしているんだろうか。
ひとしきりわたしの身体をいじった後、また笑ってベットから降りた。
にぱー☆ という効果音が似合いそうな笑顔だ。
どうやら身体の検査をしてくれたようだ。
幼女曰く、骨折なし打撲あり打ち身あり擦り傷あり。だそうだ。
骨折がないことが驚きだ。
結構な高さから落ちたと思うが本当に体が丈夫になっているらしい。
とりあえず自分の現状が分かったのでそろそろここがどこなのか調べなくては。
幼女に話を聞いてみることにした。
・ ・ ・ ・ ・
ここはドワーフの炭鉱らしい。
少し遠くにこの炭鉱で働くドワーフの村。
もっと遠くにいろいろな種族が住む大きな村があるらしい。
なるほど、この世界にも社会と呼べるものがあるのか。
そしてひとつ疑問が浮かぶ。
なぜわたしの周りのには何もないのか。
そういった大きな町があればここいらにも町まではいかなくても村の一つでもあってもおかしくはない。
ポニーテールのドワーフにそう尋ねたところ、このあたり周辺は最近出来たばかりでまだ何もなく、生き物も少ない地域らしい。
ちょっと待て。
この辺りが。
最近出来たばかり。
一体どういうことなのか。
謎の言葉をドワーフに尋ねたところ、言葉のままだという。
本当に、最近この辺りの地形が出来たばかりだという。
なん・・・だと・・・。
驚愕しすぎて言葉が出てこない。
ぽかーんとしてるとわたしのお腹から音がなる。
そういえばわたしは何時間くらい寝ていたのだろうか。
ポニーテールのドワーフによると渓谷で気絶しているわたしを見つけたのがおひさまが一番上にあるくらい。かも。
それからわたしが起きた今はおひさまが赤くなり始めているくらい。かも。らしい。
と、信憑性の薄い返答が返ってきた。
とりあえず夜ではないらしい。
それだけははっきりわかるみたいだ。
ポニーテールのドワーフに食事に誘われたのでとりあえず食堂とやらに行ってみることにする。
・ ・ ・ ・ ・ ・
右を見る。
幼女がぽてぽて歩きながら食事を運んでいる。
左を見る。
三人組の幼女が楽しそうに食事をしている。
前を見る。
幼女が並んでる。
あ、わたしの番だ。
煮込み雑炊ください。
来月からと言われてしまった。
じゃあ煮込み雑煮で
これも来月かららしい。
がーんだな。
なるほど、この世界に月の概念はあるのか。
隣でポニーテールのドワーフが、料理人の気分が乗らないので作らないだけ。と補足してくれた。
月の概念はないらしい。
がーんだな。
じゃあ今日のオススメで。
隣の受け取りカウンターで待つ。
ポニーテールのドワーフも隣に立つ。
同じものを頼んだらしい。
待たずにすぐに来た。
切込みが入ったパンとサラダ、バラ肉を焼いたものだ。
パンに挟んでどうぞ。と言うことらしい。
なるほど。すぐに作れてボリュームもある。
しかし、席がドワーフ使用の小さいイスと机しかない。
どうしたものか。
ポニーテールのドワーフが自分の部屋で食べようと提案。
持ち帰りOKらしい。
部屋に戻って食べることにした。
・ ・ ・ ・ ・ ・
なんだか久しぶりにお肉を食べた気がする。
塩で味付けされた簡素な味だったがおいしかった。
ふと食事中に家でお留守番しているであろう二人のことを思い出す。
あとで交渉してお肉でも持って行ってあげよう。
そうだ。
ここにベットがある。
これは布と羊毛で作られている。
もしかしたら材料とかあるかもしれない。
ポニーテールのドワーフに聞いてみる。
どうやら生活用品やそれを作る材料がいくつか残っている。かも。
とのこと。
ラッキーだ。
何かと交換できないか荷物をみてみる。
しかしポケットには何も入っていない。
もしかして落としたか。
ポニーテールのドワーフがわたしの荷物を集めておいてくれたようだ。
しかし、交換出来そうなものはない。
石や石炭、鉄鉱石は豊富にあるだろうしそれ以外の道具類はドワーフが作ったものと比べるとお世辞にも出来がいいものとは言えない。
さて、どうしたものか。
困っているとポニーテールのドワーフから提案が来た。
一晩私とえっちしてくれたら私の持ってるものをあげるよ。
・ ・ ・ ・ ・ ・
【今日のうし子とゾン子】
うし子はのんびりしているようです。
ゾン子は作業台で何かしているようです。
・ ・ ・ ・ ・ ・
続く。
腰が痛いです。
いい加減ちゃんとしたベットで寝たいです。
というわけで今日はベットの材料を探しに行きたいと思います。
わーわーどんどんぱふぱふー。
では、もはや恒例になってきた朝の体操から。
いーあるさんすー。
うーりうちーぱー。
うし子は胸をばいんばいんさせながら体操をする。
ゾン子は木陰でのそのそ体操をする。
わたしは体をごきごき言わせながら体操をする。
かなり痛い。
腰が特に痛い。
今日から朝ごはんは家の中ではなく外で食べる。
家の中にそんなスペースがなくなったのが原因である。
そのうち改装したい。
朝ごはんはわたしはりんご。
うし子は雑草。
ゾン子は。
ゾンビって何を食べるんだろうか。
首をかしげているとゾン子がわたしの所までぺたぺた歩いてきた。
ちゅー。
ちゅーされた。
ちゅぽん。とゾン子が唇を離す。
満足そうにうなずいて家の中に入っていった。
もしかしてこれが朝食なのだろうか。
そんなばかな。
しかし、本人は満足そうにしていたのでそうなのだろう。
ゾン子に関してはまだわからないことが多い。
首をかしげているとくいくいっと服をつままれる。
隣にうし子が立っていた。
そしてわたしにちゅーをしてきた。
ちゅー。
静かに唇を離すとうし子も満足げに笑っている。
なんでや。
・ ・ ・ ・ ・ ・
ベットを作るために必要だと思われる材料は最低二つ。
木材と布、もしくは布に代わる材料だ。
木材はすでに手元にあるのでクリアー。
問題は布だ。
そもそも布の在処がどこかまずわからない。
また、布の作り方はおぼろげにだが覚えている。
しかし、布を作るために必要な機織り機という道具の作り方が分からない。
困った。
もしかしたらこの世界には布というものが存在していないのかもしれない。
いや、布はある。
わたしを除いた約二名がぬののふくを着ている。
ということは、入手法は。
追いはぎか。
>ないわー
天啓が聞こえたような気がしなくもないのでこの案は却下で。
とにかく材料がないことには始まらない。
糸を手に入れてそれから考えるというのも悪くはないかもしれない。
とりあえず出かける準備をする。
うし子とゾン子はお留守番。
出かけようとするとゾン子が服を引っ張ってくる。
うし子も便乗して服を掴んでくる。
頭を撫でてあげるとおとなしくなった。
どうやらお留守番してくれるようだ。
いってきまーす。
・ ・ ・ ・ ・ ・
今日も聞こえる。
家を出ると近くに誰かがいるような気配。
しゅー。
木の陰あたりから聞こえる。
その木の陰に行ってみることにする。
・・・。
誰もいない。
気のせいだったのか。
そう思って木陰に背を向ける。
と見せかけて振り返る。
誰もいない。
・・・と思ったら遠くの木の陰に緑色の何かが見えた。
小さな女の子のようなそんな影だ。
緑の服に長い金色の髪。
慌てて走り去っていったようだ。
一体なんだったのだろう。
足は非常に早く、足音もしない。
追跡するのは難しそうだ。
逃げるということは危害を加えてくるようなものではないだろう。
>そっとしておこう
・ ・ ・ ・ ・ ・
昨日の洞窟にやってくる。
相変わらず真っ暗だ。
昨日石炭と棒切れで作った松明と石のつるはしを持って洞窟に入る。
とりあえず昨日石を採掘していたところまで行ってみよう。
糸を手に入れるためなのになぜ洞窟に来ているのか。
今日は蜘蛛を探しに来た。
蜘蛛の糸を加工して布にしようとゾン子が出かける前に片言で言い出したのだ。
片言でもしゃべり出したので思わず。
キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!
と絶叫してしまった。
恥ずかしい。
蜘蛛の糸を固めて布にする。
すごく意味不明な知識だ。
しかし、布の入手法が分からなかったわたしにはありがたい情報だ。
というわけでさっそく蜘蛛を探して洞窟を掘り進んでいこうと思う。
あわよくば鉄とかとれたらいいな。
かーん。かーん。かーん。
かーん。かーん。かーん。
ぼこっ。
穴が開いた。
手をかざしてみると空気が通っている感触がする。
大きな空洞だろうか。
周りの石を掘って確かめてみることにする。
人二人分くらい通れる穴をあけて先を確認してみる。
がらがら。
足元の小石が落ちた。
下を見て見ると断崖絶壁。
ながーく続いている崖。
どうやら地下渓谷に出てしまったようだ。
おーまいがー。
どうやって下に降りようか。
左右を見渡すと、少し掘れば下りられそうな段差を発見した。
とりあえず帰れなくならないように階段状に掘っていくことにする。
横は断崖絶壁。
怖い。
落ちたら即死だろう。
怖い。
無意識のうちに足に力がこもる。
あとで柵か何かつけて落ちないようにしておこう。
そんなことを考えながら足元の石を掘ったら。
ぼこっ。
そんな音がした。
いったい何の音なのだろうか。
次に来る浮遊感。
あー。
足元の石を掘ったらその下には何もなくて落ちたのか。
現状を理解した瞬間、全身に強い衝撃。
わたしは意識を手放した。
・ ・ ・ ・ ・ ・
かーん。かーん。かーん。
音が聞こえる。
かーん。かーん。かーん。
わたしが石を掘ってる音とすごく似ている。
かーん。かーん。かーん。
いい加減うるさいので目を覚ます。
全身が痛い。
特に背中が痛い。
背中から落ちたのか。
よく無事だった、わたし。
いや、無事なのか。
ここはどこだろうか。
身を起こしてみると目の前に小柄な幼女の後ろ姿が見えた。
わたしの気配に気が付いたのか、幼女がわたしの方を向く。
すごく・・・小さいです・・・。
人間でいうと5〜6歳くらい。
茶色の髪にポニーテール。
つるぺた。
幼い顔立ち。
一体この子は誰だろうか。
突然幼女が満面の笑みを浮かべてわたしにダイビング。
ドゴォ
痛いです。
ベットに倒れこむ。
幼女はわたしの頭をぽんぽんと触ったり胸に顔をうずめたりしている。
何をしているんだろうか。
ひとしきりわたしの身体をいじった後、また笑ってベットから降りた。
にぱー☆ という効果音が似合いそうな笑顔だ。
どうやら身体の検査をしてくれたようだ。
幼女曰く、骨折なし打撲あり打ち身あり擦り傷あり。だそうだ。
骨折がないことが驚きだ。
結構な高さから落ちたと思うが本当に体が丈夫になっているらしい。
とりあえず自分の現状が分かったのでそろそろここがどこなのか調べなくては。
幼女に話を聞いてみることにした。
・ ・ ・ ・ ・
ここはドワーフの炭鉱らしい。
少し遠くにこの炭鉱で働くドワーフの村。
もっと遠くにいろいろな種族が住む大きな村があるらしい。
なるほど、この世界にも社会と呼べるものがあるのか。
そしてひとつ疑問が浮かぶ。
なぜわたしの周りのには何もないのか。
そういった大きな町があればここいらにも町まではいかなくても村の一つでもあってもおかしくはない。
ポニーテールのドワーフにそう尋ねたところ、このあたり周辺は最近出来たばかりでまだ何もなく、生き物も少ない地域らしい。
ちょっと待て。
この辺りが。
最近出来たばかり。
一体どういうことなのか。
謎の言葉をドワーフに尋ねたところ、言葉のままだという。
本当に、最近この辺りの地形が出来たばかりだという。
なん・・・だと・・・。
驚愕しすぎて言葉が出てこない。
ぽかーんとしてるとわたしのお腹から音がなる。
そういえばわたしは何時間くらい寝ていたのだろうか。
ポニーテールのドワーフによると渓谷で気絶しているわたしを見つけたのがおひさまが一番上にあるくらい。かも。
それからわたしが起きた今はおひさまが赤くなり始めているくらい。かも。らしい。
と、信憑性の薄い返答が返ってきた。
とりあえず夜ではないらしい。
それだけははっきりわかるみたいだ。
ポニーテールのドワーフに食事に誘われたのでとりあえず食堂とやらに行ってみることにする。
・ ・ ・ ・ ・ ・
右を見る。
幼女がぽてぽて歩きながら食事を運んでいる。
左を見る。
三人組の幼女が楽しそうに食事をしている。
前を見る。
幼女が並んでる。
あ、わたしの番だ。
煮込み雑炊ください。
来月からと言われてしまった。
じゃあ煮込み雑煮で
これも来月かららしい。
がーんだな。
なるほど、この世界に月の概念はあるのか。
隣でポニーテールのドワーフが、料理人の気分が乗らないので作らないだけ。と補足してくれた。
月の概念はないらしい。
がーんだな。
じゃあ今日のオススメで。
隣の受け取りカウンターで待つ。
ポニーテールのドワーフも隣に立つ。
同じものを頼んだらしい。
待たずにすぐに来た。
切込みが入ったパンとサラダ、バラ肉を焼いたものだ。
パンに挟んでどうぞ。と言うことらしい。
なるほど。すぐに作れてボリュームもある。
しかし、席がドワーフ使用の小さいイスと机しかない。
どうしたものか。
ポニーテールのドワーフが自分の部屋で食べようと提案。
持ち帰りOKらしい。
部屋に戻って食べることにした。
・ ・ ・ ・ ・ ・
なんだか久しぶりにお肉を食べた気がする。
塩で味付けされた簡素な味だったがおいしかった。
ふと食事中に家でお留守番しているであろう二人のことを思い出す。
あとで交渉してお肉でも持って行ってあげよう。
そうだ。
ここにベットがある。
これは布と羊毛で作られている。
もしかしたら材料とかあるかもしれない。
ポニーテールのドワーフに聞いてみる。
どうやら生活用品やそれを作る材料がいくつか残っている。かも。
とのこと。
ラッキーだ。
何かと交換できないか荷物をみてみる。
しかしポケットには何も入っていない。
もしかして落としたか。
ポニーテールのドワーフがわたしの荷物を集めておいてくれたようだ。
しかし、交換出来そうなものはない。
石や石炭、鉄鉱石は豊富にあるだろうしそれ以外の道具類はドワーフが作ったものと比べるとお世辞にも出来がいいものとは言えない。
さて、どうしたものか。
困っているとポニーテールのドワーフから提案が来た。
一晩私とえっちしてくれたら私の持ってるものをあげるよ。
・ ・ ・ ・ ・ ・
【今日のうし子とゾン子】
うし子はのんびりしているようです。
ゾン子は作業台で何かしているようです。
・ ・ ・ ・ ・ ・
続く。
13/07/17 23:49更新 / サガク
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