連載小説
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ある砂漠地帯の結末


とある砂漠地帯二つの勢力が争っていた

「暗黒魔界こそ究極!一日中イチャイチャエロエロする 魔界のあるべき姿よ!」
暗黒魔界を推進する 紫肌の闇の蛇アポピス

「明緑魔界こそ至高!人魔が寄り添い産まれた新しい時代の魔界の姿じゃ!」
明緑魔界を推進する 褐色の肌の王ファラオ

「暗黒!」
「明緑!」
「暗黒!」
「明緑!」

「このガングロババァ!」
「なんじゃ!この紫へびババァ!」

「「ぐぬぬぬぅうぅぅ!!!」」

「今日こそ決着をつけてあげるわ!」
「望むところじゃぁああ!!!」

ドゥン! ドゥン!

激しい魔法と格闘の応酬!2人の上位の魔物同士の戦いは凄まじい衝撃波を生み お互いの配下達はただ見守る事しかできなかった

そして戦局が動いた! ファラオの隙をついてアポピスが背後にまわった!

「今よ!必殺毒牙注入!」
カプッ ちゅううぅ〜

「ほわぁぁああ♥」

「うふふやったわ! さあ暗黒魔界は最高と言いなさい」

「うっ!ぐうぅう あ…暗黒魔界は…あうう」

「ほら はやく言ってごらんなさい」

「暗黒…うっうおおおー! 誰が言うかぁー!」
バァン!

「ちぃっ! 浅かったかぁ!」

「今度はこっちの番じゃ! くらえ!王の言葉耳元こしょこしょ!」
『明緑魔界はぁ〜最高〜最高〜』

「ふぁ〜〜〜〜♥」

「さぁお主も明緑魔界を作る手伝いをするのじゃ!」

「うっう うおおおぉー!誰がするかーーーーー!!」
バァン!

「くぅ!頑固な蛇め!」


「きぃいい 」
グイグイ
「うわっ髪を引っ張るでない!おのれぇ!」
バリバリ
「いたい!いたい!ひっかかないでよ!」

「この!この!」
「えい!えい!」

「「むきぃいいいいいいい!!!」」


「………………」

「…………はぁ」

高レベルな戦いから一転 単なる場末のホステス同士のケンカの様になってしまった主達を見て両陣営の部下たちから 溜息が漏れる

「おーい 泥試合が始まったぞー!だれかー媚薬をぶっかけろー! 明緑派さんもお願いしまーす 」
「はーい」

バシャア

「「むきぃいいい… ふぁぁぁあああん♥」」

ビクンビクン ビクンビクン

「ええとコレで1000戦1000引き分けと言うことで暗黒派さんお疲れさまでしたー」
「お疲れさまでーす」

ズルズルと部下に引きずられながら帰っていく派閥のトップ達
ファラオとアポピス、彼女達はお互いの力が拮抗しすぎで勝負がつかなかった そして体力も魔力も尽きて醜い泥試合になるのが恒例の行事だった

ズルズル ズルズル

「おのれ〜へびババァめぇ〜」

「うぅあの褐色ババァを引退に追い込むには」

「「あの手を使うしかない(わ)(のじゃ)!」」
四つん這いアポピスさん!16/04/28 22:28
四つん這いファラオ様っ!16/04/28 22:35
その時、何が起こったか そして結末16/04/28 22:42

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