First penguin girl
━━そうだ、釣りに行こう。
たまの休日、無駄に早起きしてしまった俺は突然そんな事を思い立った。
最近スーパーで魚高いし、長い間魚をまともに食べてないし……
何より最近の休日に何もしてないし、何かしなければ! という良く分からない焦りからも脱却したい。
……よし!
そうと決まれば迷いなし!
俺は部屋の片隅に置きっぱなしにしてたフィッシングバッグから釣り竿を取り出して、状態などを軽くチェック。
使用に問題ない事を確認後、汚れても構わない服装に着替え、水氷を入れたクーラーボックスを引っ提げて車で出発!
足りない諸々の道具などは24時間オープンの釣具屋さんで買い揃えて、店員さんオススメの釣り場である穴場の埠頭に到着!
埠頭からの景観は、丁度日の出と重なって水平線から昇る朝陽が幻想的。
日常の喧騒から離れたという実感が、俺の心を満たしていく。
頬を撫でる潮風の香りと、埠頭に当たる波の水音は、雄大な自然の中に自分がいるという事を感じさせてくれる。
家で寝てるだけでは決して味わえない体験ができて、正直これだけで来てよかったと思えるぜ……
久しぶりに充実した休日になりそうで、テンション上がってきた!
この勢いなら釣果も期待できそうだなぁ。
俺は鼻歌混じりで、いそいそと釣りの準備を始めたのだった……
◇
さてと、今回挑戦するのはズバリ『イワシのサビキ釣り』!
釣具屋さんの店員曰く、初心者でも海釣りの醍醐味を味わえるとの事なのでチョイスした。
2ヶ月ほど前に釣り好きの友人に誘われて、一緒に海釣りに連れて行ったもらった時(実は家にあった釣り竿とクーラーボックスもこの際に買った)に、よせば良いのに「真鯛釣りたい」などと無謀な事言って、結果丸坊主ですごすごと帰宅するハメになったという苦い経験から学びを得た俺は、無理せず入門向けの釣り方から試してみる事にしたのだ。
入門書とスマホでサビキ仕掛けのやり方を見ながら、竿の準備が完了。
早速仕掛けを海中に投入!
サビキ釣りの時は静かに投入するのがコツなのだとか。
釣りって、何となく仕掛けを海に向かって勢いよく放るイメージがあったんだけどな。
奥が深いぜ、釣り。
この程度の認識だったから前回は惨憺たる結果に終わったのだが……
でも今回の俺は違うぜ!
イワシ釣りまくって食費浮かせたる!
冷静に考えるとこの釣り道具とか用意するコストの方がずっと高いんだけども、それはそれ。
人間とは、道理だけで満たされる生き物ではないのだ。
……などと、益体もない事を考えていると、釣り竿の先にブルブルとした振動が!
おおっ⁉︎
これが俗に言う「アタリ」というヤツか⁉︎
リールを回して仕掛けを引き上げると……
やったぜ、魚が全部のサビキに掛かってる!
入れ食いだぜ、ヒャッホー!
海に背を向けサビキから魚を外し、せっせとクーラーボックスに移していると『バシャッ! バシャンッ!』と激しい水音が背後から響く。
んっ……?
何の音だ?
先程釣り竿を持って立っていた場所に戻って、海を覗き込み━━ギョッとした。
そこに、めちゃくちゃデカい魚影があったからだ。
……いや、ほんとに魚かアレ?
あんなデカい魚がいる筈ない。
ゴクリと生唾を飲み込む。
浮かれてた気分が、一気に冷める。
得体の知れない存在を目にした時、人は立ちすくんでしまう物だと。
身をもって実感してる俺の目の前で、その影が妖しく煌めく。
ギラリと発光したソレが『両目』だと認識した、次の瞬間━━
ザバァァァァッ!!
と水しぶきを上げて、影が飛び出してくる!
「ひぃっ⁉︎」
情けない悲鳴を上げて、尻餅をついた俺の眼前にその影は降り立つ。
『足』は、黄色かった。
三叉状になったソレで、コンクリートの地面をしっかりと踏みしめている。
『脚』は白かった。
海水に濡れ、朝陽を受けて煌めく色合いはどこか眩しくて、短いソレはとても柔らかそうなマシュマロを想起させた。
『胴体』は黒かった。
黒光りする体表を水滴が滑り落ちる様子は、その表面が強い撥水性を有している事を示していた。
体幹中央には白いラインが縦一直線に走っている。
三角形が複数並んで構成されたそのラインは、見てると不安になってくる。
まるで、獣が牙を剥き出しにしてるのに、その口を閉じている様で。
『腕』は……いや、あれは腕と言って良いのか?
手も指も見当たらない、平べったい板の様な形状。
ボートのオールを彷彿とさせるソレの色は面によって色が違う。
こちらに見せている面は白いが、チラリと見える後ろ側は黒く見える。
『頭部』は一際異形だった。
水中で光っていた目は瞳の中心に白い×印があって不気味だし、目と目の間には黄色い突起━━ああ、きっとアレはクチバシだ、クチバシが突き出ている。
その下にはクチバシと同じ色をした金具? の様な物がぶら下がっている。
下から上に視線を動かした後、改めて目の前の存在の全容を視界に収めた俺の脳が、出力したその物体の言語化は━━
「ペンギン、の、着ぐるみ……?」
としか、言いようがなかった。
何故、海からペンギンの着ぐるみが? という俺の疑問をよそにその後頭部から、ぴょこんと2本の触覚(?)が飛び出て、着ぐるみ自身もその場で飛び跳ねる。
「わぁっ、“ぺんぎん”知ってるんですね、あなたっ!
やたっ……!
こっちの世界に来て、早々に手がかりゲット!
やっぱり『持って』ますね、わたしはっ。
ふふっ❤️」
「しゃべったっ……⁉︎
ペンギンがっ!?」
腕……いや、翼をバタバタと振りながら、『女の子らしい可愛い声』で喋るペンギン着ぐるみに驚愕する俺。
改めて観察すると、着ぐるみは『小柄』だった。
驚いて尻餅ついてしまった俺からしたら見上げる形になっていたから、なんだか巨大に感じていたが、よく見ると頭頂部まで含めても俺の首あたりまでしかないんじゃないか……?
さっき聞こえた声の高さなどから考えても、中にいるのは『小さな女の子』だろう。
着ぐるみの中から聞こえたくぐもった声なので、確証は持てないが。
×印がついた瞳は、見た目の質感からしてボタンだと思う。
クマやウサギのぬいぐるみで目をボタンにしてるのがあるが、あんなデカいボタンがあるとは。
何か水中で光ってたけど、仕組みは全く分からない。
全身の各所には、縫合したような痕がたくさんあるし、中の綿がはみ出している部分もある。
相当愛着があって、使い込まれた着ぐるみなのだろうか?
体幹の中央を走っているラインは……ああ、ファスナーだあれ。
クチバシの下にある黄色い金属はファスナーの引き手なんだな、あれを開け閉めして『中の人』が出入りするのか。
しかし、こういうゆるキャラみたいな着ぐるみのファスナーって普通背後についてる物じゃないか……?
パジャマみたいな顔出すタイプの着ぐるみは、前にファスナーついてるの見たことあるけど。
俺が着ぐるみをまじまじと観察していると彼女(?)が
「あのあのっ!
“ぺんぎん”ってどこに住んでるんでしょうかっ?
ご存知なんですよね?
わたしの姿見て、すぐに“ぺんぎん”だって分かったくらいですし!
もし知ってたら教えてくれませんかっ?」
と、前屈みになって興奮した口調で詰め寄ってきた!
動きにくそうな見た目とは裏腹にすごくフレキシブルに動くな、この着ぐるみっ⁉︎
頭に生えた触覚をピコピコと動かし、翼もブンブン振り回してるしで、口調だけでなく全身で『ワクワクしてるぞ!』とアピールしてくる様子にたじろぎながら、俺は尻餅ついた体勢から起き上がってこう答えた。
「え、ええっと……
多分、南極にいっぱい居るんじゃないかな、ペンギン」
「ナンキョクですかっ!
そこってどのくらい遠いんですか?」
立ち上がった俺に更に詰め寄ってくるペンギン着ぐるみ娘に
「ち、ちょっと待って!
君は一体何者なんだ……?
何で海から出てきたの?」
と問いかける。
まずはこの娘から話を聞こう。
この訳の分からない状況を少しでも把握しないと……
「おっとっと!
すみません、つい嬉しくて興奮しちゃって。
まずはご挨拶からですよね!
今、着ぐるみの前開けるので、ちょっとお待ちを。
んしょっ、と……」
平べったい腕の先端をクチバシの下にある金具に当て、ジーッと音を立ててファスナーを下ろしていく着ぐるみ娘。
あの手(?)でどうやって金具掴んでるんだ……?
という俺の疑問をよそに「中の人」の風貌が眼前に晒される。
あっ、この娘すごく可愛い……!
声から察した通り、まだ幼い顔つき。
整った目鼻立ちに、日本人離れした青い髪。
キラキラとした光を宿した赤い瞳と、ワクワクしてるのが一目で分かるほどに生気に満ちた表情。
セーラー服の襟みたいなのがついた白いノースリーブの服も、活発なイメージと女の子っぽさを強調していて良く似合ってる。
「私、エルザって言います!
こう見えて『シーニィ・マリィ・サバト』所属の冒険家なんですよ、わたし。
よろしくお願いしますね、お兄ちゃんっ❤️」
ニッコリと笑って自己紹介する彼女の後ろから強い風がビューと吹きつける。
その潮風に混じって、ふわりとした甘い香りが俺の鼻孔をくすぐる。
……っ!
なんだろ、この香り?
すごく、胸がドキドキする。
全身がぽかぽかと暖かくなってきてるし、なんかおかしい……
特に、こう。
お腹の下の方が、すごく熱い。
その熱はマグマみたいにグツグツと煮えたぎって溜まっていく。
下半身がムズムズする感覚と共に、胸のドキドキもどんどん早くなるし、不思議な感じだ……
お酒に酔った時の酩酊感に近い感覚にふわふわとした気分になってると、エルザと名乗った着ぐるみガールがぴょんぴょん飛び跳ねて俺の近くに寄ってくる。
「お兄ちゃん、お兄ちゃんっ♪
地図、持ってます?
ナンキョクってどの辺りにあるのか教えて欲しくてっ!」
この娘が近くに来たことによって、先程嗅いだ香りをよりはっきりと感じる。
なんだ、コレ……?
こんな風に甘くて、気持ちよくて、身も心も蕩かされる様な香りなんて、初めてだ。
もっと、もっと、近くで嗅ぎたい。
それこそ、この着ぐるみの中に一緒に入るくらいに近くで。
俺は彼女に向かって、手を伸ばし……
「……っ!」
なんだ、コレっ……!
俺は今、何を考えていた?
こんな、いたいけな女の子に何をしようと……
咄嗟に手を引き、うずくまった俺に対して
「どうかしましたか、お兄ちゃん?
そんな、急にうずくまって……」
と、心配そうに声をかけてくる女の子。
「い、いや、なんでもないよ……
えっと、地図だっけ?
地図は持ってないけど、南極がどの辺かは分かるかな。
ちょっと待ってね」
俺はスマホを取り出すと、世界地図を検索して彼女に見せる。
「南極は、この辺りかな?
この一番下の方の、陸地がそう」
スマホに映った世界地図を見せると、女の子の目が更にキラキラと輝き始める。
「おおぉぉぉぉぉぉっ!?
すごいすごいっ!
これが、シーニィ様が言ってた『スマート本』ですかっ!
聞いてた通り、この薄い板に色々な情報が詰まってるんですね……
それにしても、すごい広いですねナンキョクっ!
これは、探検し甲斐がありそうですね、ふふふっ……♪」
「あっ、いや。
これはメルカトル図法で描かれた地図だから、南極大陸はそんなに広くない……はずだよ?」
「そうなんですか?
というか、そのメルカトル図法ってなんなんですかっ⁉︎」
「えーっと……確か描かれてる陸地の面積は違うけど、角度は合ってるみたいな感じだったかな?
俺もうろ覚えで、あんまり自信ないけど……」
そんな感じで、俺に質問しては答えを聞き、その度に飛び跳ねたり、腕を振り回して全身でワクワクを表現する着ぐるみ娘、いやエルザちゃん。
ほんとに可愛いな、この娘……
明るくて、元気いっぱいで、表情豊かで、全てが愛らしい。
本来なら、素性とか色々聞き出さなきゃいけないんだろうけど、そういった諸々なんて、もうどうでも良い……
ずっと、この娘のキラキラ光る瞳に見つめられて、可愛い声を聞いていたいし、何よりもこの甘い香りを嗅いでいたい。
ああ……俺は、きっとこの娘の事を好きになってしまったのだろう。
だって、胸のときめきが止まらないし、何気ない仕草の一つ一つから目が離せないし、漂う甘い香りで肺が満たされるのが本当に気持ちいい。
こんな幼い娘に本気で恋してしまうなんて。
俺って、ロリコンだったのか。
そんな風にエルザちゃんに見惚れていると、彼女が平べったい腕で、ペシペシと俺のお腹辺りを叩いてきた。
「もうっ!
お兄ちゃんったら、さっきからボーっとして!
ちゃんとわたしの話、聞いてます?
あっ……❤️」
エルザちゃんが俺の方を見て、ぽっと頬を染める。
あっ、今の顔めちゃくちゃ可愛い。
でも急にどうしたんだろう?
彼女の視線を辿ってみると、どうやら俺の下半身をチラチラと見ている。
何を見てるんだろ?
疑問に思って、己の下半身を見下ろしてみると……
愚息が、激しく自己主張していた。
平たく言うと、ペニスがめちゃくちゃ勃起していた。
しかも、ズボンを突き破らんばかりに。
……げぇっ!!!???
なにコレっ⁉︎
こんな大きくなるのかっ⁈
俺のペニスって?!
いつもよりも超巨根じゃんっ、俺!!!
━━いや、違う、そうじゃない。
いかん、あまりにもあまりな出来事に脳が混乱してる!
とにかくっ、エルザちゃんに申し開きをしなければっ!!!
「いいいいいやいやっ!
こここコレはっ、あのあのあのですねっ!
けけけけ決して、断じて、やましい事とかなくてっ!
せせ、生理現象とかそういうヤツでございましてですねっ!
でもでもっ、エルザちゃんに魅力がないとか、そんな訳では絶対なくてっ!
むしろあまりにもエルザちゃんが、眩しくて可愛くていい匂いするし、俺にとってもう理想の女の子だからこそ、こんなに期待と興奮と愛情の顕われとして、はち切れんばかりに膨らんでしまいましたという答弁をですねっ……!」
興奮と焦りのあまり両手を突き出し、へっぴり腰で余計な事を口走ってしまう俺の様子を見たエルザちゃんは、これまでの明るくて可愛い表情から一転して。
━━ニタリ、と。
妖しくてえっちな笑顔を浮かべたあと、ペロリと舌舐めずりしたのであった。
……っ⁈
ゾクリとした。
背筋に、快楽を伴う寒気が走る。
「ふふっ、そっかぁ♪
お兄ちゃんの方からその気になってくれたんだぁ……❤️
じゃあ、もう我慢しなくて良いよね……?
お兄ちゃんをぉ、美味しくぱっくんっ❤️
もぐもぐっ❤️❤️
シちゃいますねっ❤️❤️❤️」
恍惚とした表情で。
妖艶な声色で。
そう宣言した彼女は、おもむろにファスナーの金具に腕の先端を当て、ゆっくり、ゆっくりとファスナーを下ろしていく。
徐々にあらわになっていく、エルザちゃんの肢体。
微妙な膨らみを見せる胸部、ピッタリと密着したノースリーブの服の上からでもわかるおへそのへこみ、いやコレはノースリーブの服じゃない……!
鼠蹊部まで見えて分かったけども、この食い込みは水着……いや、スクール水着だ。
白スク水!
マニアック!
えっち!!
脚は一面黄色くなってて、まるで着ぐるみのペンギンフットと繋がってるみたいに見えるけど、アレは多分タイツだ。
黄色いタイツ穿いた上から、白いスクール水着着てるんだ、何というフェチ衣装!
興奮のあまり、ペニスがパンツの中で更にそり返る。
だってさ、エルザちゃんの白スク水のお股の部分がさ、色変わるくらいぐっしょり濡れてるのがさ、見えちゃったからさ……!
当然タイツにもエルザちゃんのお汁が染み込んで、今もジワジワとその染みが広がってて、もうどうしようもなくいやらしい!!
「ああっ……お兄ちゃんに見られてるぅ❤️
知られちゃうよぉっ❤️❤️
わたしが、水の中からお兄ちゃんを一目見た時から、お股をこんなに濡らしちゃう、スケベな娘だって事がぁ……❤️❤️❤️」
興奮した面持ちで、ヨダレ垂らしながらモジモジと身体を揺らすエルザちゃん。
かかか可愛すぎるっっっ!!!
「あぁぁぁぁぁっ❤️
もう、我慢の限界っ!!!
お兄ちゃんをっ、食べちゃうもんっ❤️❤️
じゃーーーーんぷっ❤️❤️❤️」
絶叫したエルザちゃんは、着ぐるみの前を開けたまま俺に飛びかかってくる!
近くにいた上に、ペニスフル勃起というデバフ状態の俺がそれを回避できる筈もなく、彼女とあっさり密着してしまう。
「ぱっくんっっっ❤️❤️❤️」
ジーッとファスナーの音が背後から聞こえる。
着ぐるみが密閉されて、中には俺とエルザちゃんの2人だけ。
ゼロ距離密着状態になった俺の嗅覚に、あの甘い香りが襲いくる。
今まで嗅いでいた匂いとは比にならないレベルの濃厚な香り……!
恐らく着ぐるみの中で濃縮されていたであろうソレは、瞬く間に俺の理性やら何やらを犯し、溶かし、蕩かして……
「あっ、ああぁぁぁぁぁっ!!!」
びゅるるぅっ!
どぴゅどぴゅっ、ぴゅるるるるぅっ!!!
射精してしまった。
匂いだけで、手すら触れてないのに、イッた。
恥ずかしくて、幸せで、どうしようもなく、キモチイイっ……!
「あっ!
お兄ちゃんっ、おせーしお漏らししたんですねっ❤️
もうっ、ダメですよっ!
おせーしはわたし達魔物にとって、生命の燃料なんですから、無駄撃ちなんてメッ! ですよ❤️
という訳でぇっ……えいっ!」
エルザちゃんにズボンとパンツをグイッと引きずり下ろされる。
露出したペニスがブルンと跳ねて、位置的に正面にあったエルザちゃんの顔に精液を盛大にぶちまけてしまう。
ぶびゅるるぅっ!
どびゅるるるるるるぅっ!!
「ひゃあぁぁぁぁんっ❤️
おいしいおせーし、たぁくさんっ❤️❤️
いっただきまぁすっ♪
はぁむぅっ❤️❤️❤️」
「はうっ!
ぐうぅぅぅぅっ……!」
じゅぽ、じゅぽぉぉっ❤️
どぷっ、どぷぷぅっ❤️
ぐっぽ、ぐっぽっ❤️❤️
びゅくびゅくっ、びゅくくぅっ❤️❤️
恋した幼女に自分のペニスを思いっきり頬張られ、むしゃぶりつくされて、その口内に何度も何度も射精する。
その間も呼吸の度に肺を満たす甘い香りが、背徳感に満ちた興奮と快楽をもたらす。
こんな、こんなキモチイイ事が、この世にあったのか……!
もっと、もっと欲しいっ!
もっと、キモチヨク、幸せになりたいっ!!
俺はエルザちゃんの唇からペニスを勢いよく引き抜くと同時に、その身体を強引に抱きかかえる。
愛液でぐっしょり濡れた白スク水のお股。
その縁に指を引っ掛けグイッとずらすと、くっきりとスジが浮かんだ黄色タイツが視界に飛び込んでくる。
邪魔だ、この布切れっ……!
びりっ、びりりぃっ!
タイツに爪を引っ掛けて、強引に引き裂く。
ああっ、これで剥き出しだっ……!
エルザちゃんのロリおまんこっ!
突き入れたいっ!
俺のペニスでっ、ナカを掻き回してっ、子種汁を思う存分にぶちまけたいっ……!
その欲望を満たす為に、俺は。
現在進行形で愛液を垂れ流し、ひくひくと物欲しげに開閉する小さなワレメに、いきりたったペニスをあてがう。
「ああんっ♪
おにぃちゃん、ごーいんだぁっ❤️
こーび、はじまるんだね?
いいよっ❤️
シよ?
こーびっ❤️
こーび、こーびこーびっ❤️❤️
だいすきなおにぃちゃんと、こーびっ❤️❤️❤️」
いやらしい言葉とクネクネとした腰の動きで俺を誘惑するエルザちゃんに、俺の興奮は最高潮に達する。
そのまま一気に腰を前に突き出し
にゅるぅんっ❤️
ぶちっ、ぶちちぃっ❤️
どびゅっ❤️
ぶびゅるるるるぅっ❤️❤️
「ひいぃぃぃぃぃんっ❤️❤️❤️
きたっ……おにぃちゃんのっ❤️
これ、すごいよぉっ❤️
ぶっとくてっ、かたぁいっ❤️❤️
ぴゅっぴゅーってっ❤️
なかにっ、だされてぇっ……こーびっ、きもちいいっ❤️
きもちいいよぉぉぉぉぉぉっ❤️❤️」
「ああぁぁぁぁぁっ!!!
エルザちゃん、エルザちゃんエルザちゃんエルザちゃあぁぁぁぁんっ!!!
すきっ!
すきすきすきすきぃぃぃぃっ!!
こーび!
こーびこーびこーびっ!!!
きもちいいっ……エルザちゃんもっ!
きもちよく、なれぇぇぇぇっ!!!」
ぐちゅっ、ぐちゅちゅうっ❤️
ぱんぱんっ、どぴゅどぴゅっ❤️
ぬぷぷうっ、ずぷっ、ずぶぶぅっ❤️
どぷどぷうっ❤️
「あうぅぅぅぅんっ❤️
おにぃちゃん、たくましいっ❤️
おせーし、おなかのナカにたくさんそそいでくれたね♪
ねんりょー、まんたんだぁっ❤️
これだけあれば、じゅーぶんっ!
ナンキョクにむかって、しゅっぱつしんこー♪
えりゃーーーーっ❤️❤️❤️」
小さなカラダに不釣り合いなパワーで、俺を押し倒すエルザちゃん。
そのあと、落下してるような感覚と共にバシャーンという水音が響く。
恐らく、俺とエルザちゃんは着ぐるみごと海に転落したのだろうが、正直今の俺達はそれどころではなかった。
興奮と快楽によって、理性も常識も溶け落ちたオスとメスの欲する行動はただ一つ。
もっと、もっと、もっとっ!
交尾しなければっ!!
ずんずんっ❤️
ぬぷっ、ぬぷぷぅっ❤️
どびゅるっ、びゅるるるるるるるぅっ❤️❤️
どぷっ、ごぷぷぅっ❤️❤️❤️
ぬちゅぬちゅっ、ぐりっ、ぐりぐりぃっ❤️❤️
ぶぴゅっ、ぴゅっぴゅうぅぅぅぅっ……❤️❤️❤️
連続絶頂、終わらない交尾。
本能に従い互いを貪るケダモノと化した俺達は、着ぐるみに包まれてひたすらに愛を交わす。
感じるのはお互いの存在だけ。
聞こえるのは、相手の嬌声と淫らな水音と「外」から聞こえるゴボゴボという水泡の音だけ……
ああ、気持ちよくて幸せ……
溺れよう、この快楽と愛欲に。
ペンギンの着ぐるみを着た、ヘンテコだけど可愛くて素敵な最愛の女の子と共に。
俺は、彼女への恋心を燃え上がらせながら、その最奥に精を吐き出し続けるのであった……
◇
━━数時間後。
びゅくっ、びゅくくぅっ❤️
「んーーっ❤️
また、でたぁっ❤️
お兄ちゃんったら、絶倫さんだねっ❤️
カッコいいよっ♪」
「はぐっ、あうぅぅっ……!
エルザ、ちゃんっ……!
もう、でないからぁっ、ちょっと、だけ、やすませてぇ……」
「えーっ、またですかぁ?
んもう、しょうがないなぁ、お兄ちゃんは。
じゃあちょっとだけ、ほんの少しだけ休憩しましょうか!
でもまたすぐおせーし、注いでくださいね♪
わたし、燃費めっっっっちゃ、悪いので❤️」
舌舐めずりして妖艶に微笑むエルザちゃんに背筋をゾクゾクさせながらも、俺は何とか呼吸を整えようと努める。
そうやって着ぐるみの中に満ちた甘い香りを吸い込むと、瞬く間にペニスは力を取り戻し、睾丸は精子を作り始める。
疲労が抜けていき、エルザちゃんへの愛欲で心身が奮い立つ。
さっきからこうやってインターバルを挟みつつ、ひたすらセックスを繰り返していた。
そしてこのインターバルの間にエルザちゃんと雑談して、彼女自身の事を少しずつ聞かせてもらっていた。
エルザちゃん曰く、彼女は異世界から来た魔物娘という異種族で、魔物娘は読んで字の如くメスしか存在せず、繁殖相手として人間の男性を強く求め、その精を生きる糧にするのだとか。
また彼女は「シーニィ・マリィ・サバト」という宗教団体(どういう宗教かは良く分からないが……)の一員、という事らしい。
信じがたい話だが、それが真実だという事を彼女とセックスして身をもって思い知らされた。
こんな快楽や精力が、普通の人間女性とのセックスで得られるはずがない。
俺は童貞だったが、それでもこの娘とのセックスが常識から並外れた体験である事くらいは分かる。
あとはその、何というか少し恥ずかしいんだが。
一番大きな理由として、俺は彼女に恋してるから、好きな娘を信じない道理がないのだ。
こんな素敵で純真で真っ直ぐな女の子が、ウソをつくなんてあり得ない。
こんな風に妄信してしまうほどに、俺は彼女にメロメロにされてしまっていた。
もっと、もっとエルザちゃんの事を知りたい……
好きな娘の全てを知りたいと思うのは、男として当然だろう?
だから、俺はセックスの合間に色々と話を聞いてしまうのだ。
「エルザちゃんはさ、どうしてそんなにペンギンを見たいの?」
「あっ、言ってませんでしたね!
わたしの生前の夢の一つだからです」
「生前……?
どういう意味?」
「あーっ、これも言ってませんでしたね。
わたし、こう見えてアンデッドなので、一度死んでるんですよ。
ビックリしました?」
「ええっ⁉︎
いくら何でも、そりゃあ……
驚いたよ……」
「わたしのパパとママは有名な冒険家だったんですよ。
そして、そんなパパとママの娘であるわたしも、幼い頃から冒険家としての訓練を積んでいました。
……むっ!
お兄ちゃんいま『おまえ、今も幼いじゃないか』とか思ったでしょう⁉︎
分かるんですからね、そういうの!」
ジト目で俺を見ながら、ロリおまんこをギューッと締め付けてくるエルザちゃん……!
その締め付けに挿入したままのペニスはあっさり屈して、なす術もなく精を吐き出してしまう。
びゅるるぅっ❤️
どくっ、どくどくうぅっ❤️❤️
「はひいぃぃぃんっ……!
俺は、そんな、エルザちゃんがっ、好き、だよぉっ……!」
「んうぅぅぅぅぅぅっ❤️
えへへっ、おいしいおせーしと好きって言ってくれた事に免じて許してあげますっ❤️
えーっと……どこまで話しましたっけ?
あっ、そうそう!
わたしが冒険家として訓練してー、ってとこまでですね。
訓練を積んで一人前になったわたしは、1人である遺跡を探索していたんですが、そこで不慮の事故に遭遇。
大怪我を負ったわたしは、そのまま出血多量でお亡くなり!
残念、若くて才能溢れるわたしの冒険はこれで終わってしまった!!」
「そんな、あっけらかんと……
でも、生き返ったんだよね?」
「ええ、もちろん!
詳細はわたしにも良く分からないですが、昔から大切に持ってた『ぺんぎん』のぬいぐるみがこの着ぐるみになって、わたしを魔物娘に変えたみたいです。
だから、わたしは『ぺんぎん』を一目見てみたい。
わたしに新しい生命をくれた伝説の鳥……
わたしにとって『ぺんぎん』はそういう、大切な存在なんです!」
「そっか……
そういう事情があったんだね。
見れると良いね、ペンギン……」
「何を他人事みたいに言ってるんですか、お兄ちゃん!
お兄ちゃんも一緒に見に行くんですからね、ナンキョクまで。
というか、今まさに向かってますよ?
楽しみですねー……
初めて来た世界で、初めてを捧げた大切な人と一緒に、初めての冒険に挑む。
初めて尽くしですね、これぞ『生きてる!』って実感ビンビンです!
わたし、死んでますけど」
「またそういう事をあっさりと……
あひぃっっっっ⁉︎」
どびゅるるるるるるぅっ❤️
びゅくびゅくぅっ、どぷぷぅっ❤️❤️
急激な締め付けでまた絶頂してしまう俺。
ぐあぁぁぁっ……ダメだぁ、コレ。
気持ち良すぎて何も考えられなくなる!
「さーて、休憩はおしまいですよ、お兄ちゃんっ❤️
これからノンストップでナンキョクまで!
一気に行っちゃいますっ!!!
たっぷりと燃料のおせーし、注いでくださいね
♪
ではでは!
しゅっぱつ、しんこーーーーっ❤️❤️❤️」
彼女が腰を動かすと同時に『外』からゴボゴボと水泡の音が聞こえてくる。
恐らく着ぐるみが「推進」している音だろう。
きっとこの着ぐるみは、俺の精を燃料にして進む潜水艇みたいなモノなのだろう。
速度がどれくらいかは分からないけども、エルザちゃんとセックスし続ければ本当に南極まで辿り着けるかもしれない。
……よーし、俺も頑張るか!
エルザちゃんがそばにいて、彼女が望むならばきっと俺は何でもできる!
という訳で。
今は、セックスを頑張ろう!!!
俺は彼女の小ぶりで可愛いお尻をムンズと掴むと、下からナカを激しく突き上げ始める。
この快楽の果て、愛欲を超えた先に。
きっと俺達にとっての最高の幸せが待っている。
この娘の明るさは、そういう未来を俺に信じさせてくれる。
そんな幸福を夢想しながら。
俺は、ロリおまんこの最奥に精子をぶち撒けるのだった。
そのあと、何だかんだあって。
旅路の途中、難破したであろう船の乗組員を救助したり。
南極に辿り着いて、出くわしたペンギン達を輩にし、南極中を大冒険したり。
世界中の水族館にいる様々なペンギン達に出会う為に、地球中を旅したり。
そして、永い時の果てに。
「宇宙」という海に、エルザちゃんと俺の家族総出で旅立つ事になるのだけども。
それは、また別のお話。
たまの休日、無駄に早起きしてしまった俺は突然そんな事を思い立った。
最近スーパーで魚高いし、長い間魚をまともに食べてないし……
何より最近の休日に何もしてないし、何かしなければ! という良く分からない焦りからも脱却したい。
……よし!
そうと決まれば迷いなし!
俺は部屋の片隅に置きっぱなしにしてたフィッシングバッグから釣り竿を取り出して、状態などを軽くチェック。
使用に問題ない事を確認後、汚れても構わない服装に着替え、水氷を入れたクーラーボックスを引っ提げて車で出発!
足りない諸々の道具などは24時間オープンの釣具屋さんで買い揃えて、店員さんオススメの釣り場である穴場の埠頭に到着!
埠頭からの景観は、丁度日の出と重なって水平線から昇る朝陽が幻想的。
日常の喧騒から離れたという実感が、俺の心を満たしていく。
頬を撫でる潮風の香りと、埠頭に当たる波の水音は、雄大な自然の中に自分がいるという事を感じさせてくれる。
家で寝てるだけでは決して味わえない体験ができて、正直これだけで来てよかったと思えるぜ……
久しぶりに充実した休日になりそうで、テンション上がってきた!
この勢いなら釣果も期待できそうだなぁ。
俺は鼻歌混じりで、いそいそと釣りの準備を始めたのだった……
◇
さてと、今回挑戦するのはズバリ『イワシのサビキ釣り』!
釣具屋さんの店員曰く、初心者でも海釣りの醍醐味を味わえるとの事なのでチョイスした。
2ヶ月ほど前に釣り好きの友人に誘われて、一緒に海釣りに連れて行ったもらった時(実は家にあった釣り竿とクーラーボックスもこの際に買った)に、よせば良いのに「真鯛釣りたい」などと無謀な事言って、結果丸坊主ですごすごと帰宅するハメになったという苦い経験から学びを得た俺は、無理せず入門向けの釣り方から試してみる事にしたのだ。
入門書とスマホでサビキ仕掛けのやり方を見ながら、竿の準備が完了。
早速仕掛けを海中に投入!
サビキ釣りの時は静かに投入するのがコツなのだとか。
釣りって、何となく仕掛けを海に向かって勢いよく放るイメージがあったんだけどな。
奥が深いぜ、釣り。
この程度の認識だったから前回は惨憺たる結果に終わったのだが……
でも今回の俺は違うぜ!
イワシ釣りまくって食費浮かせたる!
冷静に考えるとこの釣り道具とか用意するコストの方がずっと高いんだけども、それはそれ。
人間とは、道理だけで満たされる生き物ではないのだ。
……などと、益体もない事を考えていると、釣り竿の先にブルブルとした振動が!
おおっ⁉︎
これが俗に言う「アタリ」というヤツか⁉︎
リールを回して仕掛けを引き上げると……
やったぜ、魚が全部のサビキに掛かってる!
入れ食いだぜ、ヒャッホー!
海に背を向けサビキから魚を外し、せっせとクーラーボックスに移していると『バシャッ! バシャンッ!』と激しい水音が背後から響く。
んっ……?
何の音だ?
先程釣り竿を持って立っていた場所に戻って、海を覗き込み━━ギョッとした。
そこに、めちゃくちゃデカい魚影があったからだ。
……いや、ほんとに魚かアレ?
あんなデカい魚がいる筈ない。
ゴクリと生唾を飲み込む。
浮かれてた気分が、一気に冷める。
得体の知れない存在を目にした時、人は立ちすくんでしまう物だと。
身をもって実感してる俺の目の前で、その影が妖しく煌めく。
ギラリと発光したソレが『両目』だと認識した、次の瞬間━━
ザバァァァァッ!!
と水しぶきを上げて、影が飛び出してくる!
「ひぃっ⁉︎」
情けない悲鳴を上げて、尻餅をついた俺の眼前にその影は降り立つ。
『足』は、黄色かった。
三叉状になったソレで、コンクリートの地面をしっかりと踏みしめている。
『脚』は白かった。
海水に濡れ、朝陽を受けて煌めく色合いはどこか眩しくて、短いソレはとても柔らかそうなマシュマロを想起させた。
『胴体』は黒かった。
黒光りする体表を水滴が滑り落ちる様子は、その表面が強い撥水性を有している事を示していた。
体幹中央には白いラインが縦一直線に走っている。
三角形が複数並んで構成されたそのラインは、見てると不安になってくる。
まるで、獣が牙を剥き出しにしてるのに、その口を閉じている様で。
『腕』は……いや、あれは腕と言って良いのか?
手も指も見当たらない、平べったい板の様な形状。
ボートのオールを彷彿とさせるソレの色は面によって色が違う。
こちらに見せている面は白いが、チラリと見える後ろ側は黒く見える。
『頭部』は一際異形だった。
水中で光っていた目は瞳の中心に白い×印があって不気味だし、目と目の間には黄色い突起━━ああ、きっとアレはクチバシだ、クチバシが突き出ている。
その下にはクチバシと同じ色をした金具? の様な物がぶら下がっている。
下から上に視線を動かした後、改めて目の前の存在の全容を視界に収めた俺の脳が、出力したその物体の言語化は━━
「ペンギン、の、着ぐるみ……?」
としか、言いようがなかった。
何故、海からペンギンの着ぐるみが? という俺の疑問をよそにその後頭部から、ぴょこんと2本の触覚(?)が飛び出て、着ぐるみ自身もその場で飛び跳ねる。
「わぁっ、“ぺんぎん”知ってるんですね、あなたっ!
やたっ……!
こっちの世界に来て、早々に手がかりゲット!
やっぱり『持って』ますね、わたしはっ。
ふふっ❤️」
「しゃべったっ……⁉︎
ペンギンがっ!?」
腕……いや、翼をバタバタと振りながら、『女の子らしい可愛い声』で喋るペンギン着ぐるみに驚愕する俺。
改めて観察すると、着ぐるみは『小柄』だった。
驚いて尻餅ついてしまった俺からしたら見上げる形になっていたから、なんだか巨大に感じていたが、よく見ると頭頂部まで含めても俺の首あたりまでしかないんじゃないか……?
さっき聞こえた声の高さなどから考えても、中にいるのは『小さな女の子』だろう。
着ぐるみの中から聞こえたくぐもった声なので、確証は持てないが。
×印がついた瞳は、見た目の質感からしてボタンだと思う。
クマやウサギのぬいぐるみで目をボタンにしてるのがあるが、あんなデカいボタンがあるとは。
何か水中で光ってたけど、仕組みは全く分からない。
全身の各所には、縫合したような痕がたくさんあるし、中の綿がはみ出している部分もある。
相当愛着があって、使い込まれた着ぐるみなのだろうか?
体幹の中央を走っているラインは……ああ、ファスナーだあれ。
クチバシの下にある黄色い金属はファスナーの引き手なんだな、あれを開け閉めして『中の人』が出入りするのか。
しかし、こういうゆるキャラみたいな着ぐるみのファスナーって普通背後についてる物じゃないか……?
パジャマみたいな顔出すタイプの着ぐるみは、前にファスナーついてるの見たことあるけど。
俺が着ぐるみをまじまじと観察していると彼女(?)が
「あのあのっ!
“ぺんぎん”ってどこに住んでるんでしょうかっ?
ご存知なんですよね?
わたしの姿見て、すぐに“ぺんぎん”だって分かったくらいですし!
もし知ってたら教えてくれませんかっ?」
と、前屈みになって興奮した口調で詰め寄ってきた!
動きにくそうな見た目とは裏腹にすごくフレキシブルに動くな、この着ぐるみっ⁉︎
頭に生えた触覚をピコピコと動かし、翼もブンブン振り回してるしで、口調だけでなく全身で『ワクワクしてるぞ!』とアピールしてくる様子にたじろぎながら、俺は尻餅ついた体勢から起き上がってこう答えた。
「え、ええっと……
多分、南極にいっぱい居るんじゃないかな、ペンギン」
「ナンキョクですかっ!
そこってどのくらい遠いんですか?」
立ち上がった俺に更に詰め寄ってくるペンギン着ぐるみ娘に
「ち、ちょっと待って!
君は一体何者なんだ……?
何で海から出てきたの?」
と問いかける。
まずはこの娘から話を聞こう。
この訳の分からない状況を少しでも把握しないと……
「おっとっと!
すみません、つい嬉しくて興奮しちゃって。
まずはご挨拶からですよね!
今、着ぐるみの前開けるので、ちょっとお待ちを。
んしょっ、と……」
平べったい腕の先端をクチバシの下にある金具に当て、ジーッと音を立ててファスナーを下ろしていく着ぐるみ娘。
あの手(?)でどうやって金具掴んでるんだ……?
という俺の疑問をよそに「中の人」の風貌が眼前に晒される。
あっ、この娘すごく可愛い……!
声から察した通り、まだ幼い顔つき。
整った目鼻立ちに、日本人離れした青い髪。
キラキラとした光を宿した赤い瞳と、ワクワクしてるのが一目で分かるほどに生気に満ちた表情。
セーラー服の襟みたいなのがついた白いノースリーブの服も、活発なイメージと女の子っぽさを強調していて良く似合ってる。
「私、エルザって言います!
こう見えて『シーニィ・マリィ・サバト』所属の冒険家なんですよ、わたし。
よろしくお願いしますね、お兄ちゃんっ❤️」
ニッコリと笑って自己紹介する彼女の後ろから強い風がビューと吹きつける。
その潮風に混じって、ふわりとした甘い香りが俺の鼻孔をくすぐる。
……っ!
なんだろ、この香り?
すごく、胸がドキドキする。
全身がぽかぽかと暖かくなってきてるし、なんかおかしい……
特に、こう。
お腹の下の方が、すごく熱い。
その熱はマグマみたいにグツグツと煮えたぎって溜まっていく。
下半身がムズムズする感覚と共に、胸のドキドキもどんどん早くなるし、不思議な感じだ……
お酒に酔った時の酩酊感に近い感覚にふわふわとした気分になってると、エルザと名乗った着ぐるみガールがぴょんぴょん飛び跳ねて俺の近くに寄ってくる。
「お兄ちゃん、お兄ちゃんっ♪
地図、持ってます?
ナンキョクってどの辺りにあるのか教えて欲しくてっ!」
この娘が近くに来たことによって、先程嗅いだ香りをよりはっきりと感じる。
なんだ、コレ……?
こんな風に甘くて、気持ちよくて、身も心も蕩かされる様な香りなんて、初めてだ。
もっと、もっと、近くで嗅ぎたい。
それこそ、この着ぐるみの中に一緒に入るくらいに近くで。
俺は彼女に向かって、手を伸ばし……
「……っ!」
なんだ、コレっ……!
俺は今、何を考えていた?
こんな、いたいけな女の子に何をしようと……
咄嗟に手を引き、うずくまった俺に対して
「どうかしましたか、お兄ちゃん?
そんな、急にうずくまって……」
と、心配そうに声をかけてくる女の子。
「い、いや、なんでもないよ……
えっと、地図だっけ?
地図は持ってないけど、南極がどの辺かは分かるかな。
ちょっと待ってね」
俺はスマホを取り出すと、世界地図を検索して彼女に見せる。
「南極は、この辺りかな?
この一番下の方の、陸地がそう」
スマホに映った世界地図を見せると、女の子の目が更にキラキラと輝き始める。
「おおぉぉぉぉぉぉっ!?
すごいすごいっ!
これが、シーニィ様が言ってた『スマート本』ですかっ!
聞いてた通り、この薄い板に色々な情報が詰まってるんですね……
それにしても、すごい広いですねナンキョクっ!
これは、探検し甲斐がありそうですね、ふふふっ……♪」
「あっ、いや。
これはメルカトル図法で描かれた地図だから、南極大陸はそんなに広くない……はずだよ?」
「そうなんですか?
というか、そのメルカトル図法ってなんなんですかっ⁉︎」
「えーっと……確か描かれてる陸地の面積は違うけど、角度は合ってるみたいな感じだったかな?
俺もうろ覚えで、あんまり自信ないけど……」
そんな感じで、俺に質問しては答えを聞き、その度に飛び跳ねたり、腕を振り回して全身でワクワクを表現する着ぐるみ娘、いやエルザちゃん。
ほんとに可愛いな、この娘……
明るくて、元気いっぱいで、表情豊かで、全てが愛らしい。
本来なら、素性とか色々聞き出さなきゃいけないんだろうけど、そういった諸々なんて、もうどうでも良い……
ずっと、この娘のキラキラ光る瞳に見つめられて、可愛い声を聞いていたいし、何よりもこの甘い香りを嗅いでいたい。
ああ……俺は、きっとこの娘の事を好きになってしまったのだろう。
だって、胸のときめきが止まらないし、何気ない仕草の一つ一つから目が離せないし、漂う甘い香りで肺が満たされるのが本当に気持ちいい。
こんな幼い娘に本気で恋してしまうなんて。
俺って、ロリコンだったのか。
そんな風にエルザちゃんに見惚れていると、彼女が平べったい腕で、ペシペシと俺のお腹辺りを叩いてきた。
「もうっ!
お兄ちゃんったら、さっきからボーっとして!
ちゃんとわたしの話、聞いてます?
あっ……❤️」
エルザちゃんが俺の方を見て、ぽっと頬を染める。
あっ、今の顔めちゃくちゃ可愛い。
でも急にどうしたんだろう?
彼女の視線を辿ってみると、どうやら俺の下半身をチラチラと見ている。
何を見てるんだろ?
疑問に思って、己の下半身を見下ろしてみると……
愚息が、激しく自己主張していた。
平たく言うと、ペニスがめちゃくちゃ勃起していた。
しかも、ズボンを突き破らんばかりに。
……げぇっ!!!???
なにコレっ⁉︎
こんな大きくなるのかっ⁈
俺のペニスって?!
いつもよりも超巨根じゃんっ、俺!!!
━━いや、違う、そうじゃない。
いかん、あまりにもあまりな出来事に脳が混乱してる!
とにかくっ、エルザちゃんに申し開きをしなければっ!!!
「いいいいいやいやっ!
こここコレはっ、あのあのあのですねっ!
けけけけ決して、断じて、やましい事とかなくてっ!
せせ、生理現象とかそういうヤツでございましてですねっ!
でもでもっ、エルザちゃんに魅力がないとか、そんな訳では絶対なくてっ!
むしろあまりにもエルザちゃんが、眩しくて可愛くていい匂いするし、俺にとってもう理想の女の子だからこそ、こんなに期待と興奮と愛情の顕われとして、はち切れんばかりに膨らんでしまいましたという答弁をですねっ……!」
興奮と焦りのあまり両手を突き出し、へっぴり腰で余計な事を口走ってしまう俺の様子を見たエルザちゃんは、これまでの明るくて可愛い表情から一転して。
━━ニタリ、と。
妖しくてえっちな笑顔を浮かべたあと、ペロリと舌舐めずりしたのであった。
……っ⁈
ゾクリとした。
背筋に、快楽を伴う寒気が走る。
「ふふっ、そっかぁ♪
お兄ちゃんの方からその気になってくれたんだぁ……❤️
じゃあ、もう我慢しなくて良いよね……?
お兄ちゃんをぉ、美味しくぱっくんっ❤️
もぐもぐっ❤️❤️
シちゃいますねっ❤️❤️❤️」
恍惚とした表情で。
妖艶な声色で。
そう宣言した彼女は、おもむろにファスナーの金具に腕の先端を当て、ゆっくり、ゆっくりとファスナーを下ろしていく。
徐々にあらわになっていく、エルザちゃんの肢体。
微妙な膨らみを見せる胸部、ピッタリと密着したノースリーブの服の上からでもわかるおへそのへこみ、いやコレはノースリーブの服じゃない……!
鼠蹊部まで見えて分かったけども、この食い込みは水着……いや、スクール水着だ。
白スク水!
マニアック!
えっち!!
脚は一面黄色くなってて、まるで着ぐるみのペンギンフットと繋がってるみたいに見えるけど、アレは多分タイツだ。
黄色いタイツ穿いた上から、白いスクール水着着てるんだ、何というフェチ衣装!
興奮のあまり、ペニスがパンツの中で更にそり返る。
だってさ、エルザちゃんの白スク水のお股の部分がさ、色変わるくらいぐっしょり濡れてるのがさ、見えちゃったからさ……!
当然タイツにもエルザちゃんのお汁が染み込んで、今もジワジワとその染みが広がってて、もうどうしようもなくいやらしい!!
「ああっ……お兄ちゃんに見られてるぅ❤️
知られちゃうよぉっ❤️❤️
わたしが、水の中からお兄ちゃんを一目見た時から、お股をこんなに濡らしちゃう、スケベな娘だって事がぁ……❤️❤️❤️」
興奮した面持ちで、ヨダレ垂らしながらモジモジと身体を揺らすエルザちゃん。
かかか可愛すぎるっっっ!!!
「あぁぁぁぁぁっ❤️
もう、我慢の限界っ!!!
お兄ちゃんをっ、食べちゃうもんっ❤️❤️
じゃーーーーんぷっ❤️❤️❤️」
絶叫したエルザちゃんは、着ぐるみの前を開けたまま俺に飛びかかってくる!
近くにいた上に、ペニスフル勃起というデバフ状態の俺がそれを回避できる筈もなく、彼女とあっさり密着してしまう。
「ぱっくんっっっ❤️❤️❤️」
ジーッとファスナーの音が背後から聞こえる。
着ぐるみが密閉されて、中には俺とエルザちゃんの2人だけ。
ゼロ距離密着状態になった俺の嗅覚に、あの甘い香りが襲いくる。
今まで嗅いでいた匂いとは比にならないレベルの濃厚な香り……!
恐らく着ぐるみの中で濃縮されていたであろうソレは、瞬く間に俺の理性やら何やらを犯し、溶かし、蕩かして……
「あっ、ああぁぁぁぁぁっ!!!」
びゅるるぅっ!
どぴゅどぴゅっ、ぴゅるるるるぅっ!!!
射精してしまった。
匂いだけで、手すら触れてないのに、イッた。
恥ずかしくて、幸せで、どうしようもなく、キモチイイっ……!
「あっ!
お兄ちゃんっ、おせーしお漏らししたんですねっ❤️
もうっ、ダメですよっ!
おせーしはわたし達魔物にとって、生命の燃料なんですから、無駄撃ちなんてメッ! ですよ❤️
という訳でぇっ……えいっ!」
エルザちゃんにズボンとパンツをグイッと引きずり下ろされる。
露出したペニスがブルンと跳ねて、位置的に正面にあったエルザちゃんの顔に精液を盛大にぶちまけてしまう。
ぶびゅるるぅっ!
どびゅるるるるるるぅっ!!
「ひゃあぁぁぁぁんっ❤️
おいしいおせーし、たぁくさんっ❤️❤️
いっただきまぁすっ♪
はぁむぅっ❤️❤️❤️」
「はうっ!
ぐうぅぅぅぅっ……!」
じゅぽ、じゅぽぉぉっ❤️
どぷっ、どぷぷぅっ❤️
ぐっぽ、ぐっぽっ❤️❤️
びゅくびゅくっ、びゅくくぅっ❤️❤️
恋した幼女に自分のペニスを思いっきり頬張られ、むしゃぶりつくされて、その口内に何度も何度も射精する。
その間も呼吸の度に肺を満たす甘い香りが、背徳感に満ちた興奮と快楽をもたらす。
こんな、こんなキモチイイ事が、この世にあったのか……!
もっと、もっと欲しいっ!
もっと、キモチヨク、幸せになりたいっ!!
俺はエルザちゃんの唇からペニスを勢いよく引き抜くと同時に、その身体を強引に抱きかかえる。
愛液でぐっしょり濡れた白スク水のお股。
その縁に指を引っ掛けグイッとずらすと、くっきりとスジが浮かんだ黄色タイツが視界に飛び込んでくる。
邪魔だ、この布切れっ……!
びりっ、びりりぃっ!
タイツに爪を引っ掛けて、強引に引き裂く。
ああっ、これで剥き出しだっ……!
エルザちゃんのロリおまんこっ!
突き入れたいっ!
俺のペニスでっ、ナカを掻き回してっ、子種汁を思う存分にぶちまけたいっ……!
その欲望を満たす為に、俺は。
現在進行形で愛液を垂れ流し、ひくひくと物欲しげに開閉する小さなワレメに、いきりたったペニスをあてがう。
「ああんっ♪
おにぃちゃん、ごーいんだぁっ❤️
こーび、はじまるんだね?
いいよっ❤️
シよ?
こーびっ❤️
こーび、こーびこーびっ❤️❤️
だいすきなおにぃちゃんと、こーびっ❤️❤️❤️」
いやらしい言葉とクネクネとした腰の動きで俺を誘惑するエルザちゃんに、俺の興奮は最高潮に達する。
そのまま一気に腰を前に突き出し
にゅるぅんっ❤️
ぶちっ、ぶちちぃっ❤️
どびゅっ❤️
ぶびゅるるるるぅっ❤️❤️
「ひいぃぃぃぃぃんっ❤️❤️❤️
きたっ……おにぃちゃんのっ❤️
これ、すごいよぉっ❤️
ぶっとくてっ、かたぁいっ❤️❤️
ぴゅっぴゅーってっ❤️
なかにっ、だされてぇっ……こーびっ、きもちいいっ❤️
きもちいいよぉぉぉぉぉぉっ❤️❤️」
「ああぁぁぁぁぁっ!!!
エルザちゃん、エルザちゃんエルザちゃんエルザちゃあぁぁぁぁんっ!!!
すきっ!
すきすきすきすきぃぃぃぃっ!!
こーび!
こーびこーびこーびっ!!!
きもちいいっ……エルザちゃんもっ!
きもちよく、なれぇぇぇぇっ!!!」
ぐちゅっ、ぐちゅちゅうっ❤️
ぱんぱんっ、どぴゅどぴゅっ❤️
ぬぷぷうっ、ずぷっ、ずぶぶぅっ❤️
どぷどぷうっ❤️
「あうぅぅぅぅんっ❤️
おにぃちゃん、たくましいっ❤️
おせーし、おなかのナカにたくさんそそいでくれたね♪
ねんりょー、まんたんだぁっ❤️
これだけあれば、じゅーぶんっ!
ナンキョクにむかって、しゅっぱつしんこー♪
えりゃーーーーっ❤️❤️❤️」
小さなカラダに不釣り合いなパワーで、俺を押し倒すエルザちゃん。
そのあと、落下してるような感覚と共にバシャーンという水音が響く。
恐らく、俺とエルザちゃんは着ぐるみごと海に転落したのだろうが、正直今の俺達はそれどころではなかった。
興奮と快楽によって、理性も常識も溶け落ちたオスとメスの欲する行動はただ一つ。
もっと、もっと、もっとっ!
交尾しなければっ!!
ずんずんっ❤️
ぬぷっ、ぬぷぷぅっ❤️
どびゅるっ、びゅるるるるるるるぅっ❤️❤️
どぷっ、ごぷぷぅっ❤️❤️❤️
ぬちゅぬちゅっ、ぐりっ、ぐりぐりぃっ❤️❤️
ぶぴゅっ、ぴゅっぴゅうぅぅぅぅっ……❤️❤️❤️
連続絶頂、終わらない交尾。
本能に従い互いを貪るケダモノと化した俺達は、着ぐるみに包まれてひたすらに愛を交わす。
感じるのはお互いの存在だけ。
聞こえるのは、相手の嬌声と淫らな水音と「外」から聞こえるゴボゴボという水泡の音だけ……
ああ、気持ちよくて幸せ……
溺れよう、この快楽と愛欲に。
ペンギンの着ぐるみを着た、ヘンテコだけど可愛くて素敵な最愛の女の子と共に。
俺は、彼女への恋心を燃え上がらせながら、その最奥に精を吐き出し続けるのであった……
◇
━━数時間後。
びゅくっ、びゅくくぅっ❤️
「んーーっ❤️
また、でたぁっ❤️
お兄ちゃんったら、絶倫さんだねっ❤️
カッコいいよっ♪」
「はぐっ、あうぅぅっ……!
エルザ、ちゃんっ……!
もう、でないからぁっ、ちょっと、だけ、やすませてぇ……」
「えーっ、またですかぁ?
んもう、しょうがないなぁ、お兄ちゃんは。
じゃあちょっとだけ、ほんの少しだけ休憩しましょうか!
でもまたすぐおせーし、注いでくださいね♪
わたし、燃費めっっっっちゃ、悪いので❤️」
舌舐めずりして妖艶に微笑むエルザちゃんに背筋をゾクゾクさせながらも、俺は何とか呼吸を整えようと努める。
そうやって着ぐるみの中に満ちた甘い香りを吸い込むと、瞬く間にペニスは力を取り戻し、睾丸は精子を作り始める。
疲労が抜けていき、エルザちゃんへの愛欲で心身が奮い立つ。
さっきからこうやってインターバルを挟みつつ、ひたすらセックスを繰り返していた。
そしてこのインターバルの間にエルザちゃんと雑談して、彼女自身の事を少しずつ聞かせてもらっていた。
エルザちゃん曰く、彼女は異世界から来た魔物娘という異種族で、魔物娘は読んで字の如くメスしか存在せず、繁殖相手として人間の男性を強く求め、その精を生きる糧にするのだとか。
また彼女は「シーニィ・マリィ・サバト」という宗教団体(どういう宗教かは良く分からないが……)の一員、という事らしい。
信じがたい話だが、それが真実だという事を彼女とセックスして身をもって思い知らされた。
こんな快楽や精力が、普通の人間女性とのセックスで得られるはずがない。
俺は童貞だったが、それでもこの娘とのセックスが常識から並外れた体験である事くらいは分かる。
あとはその、何というか少し恥ずかしいんだが。
一番大きな理由として、俺は彼女に恋してるから、好きな娘を信じない道理がないのだ。
こんな素敵で純真で真っ直ぐな女の子が、ウソをつくなんてあり得ない。
こんな風に妄信してしまうほどに、俺は彼女にメロメロにされてしまっていた。
もっと、もっとエルザちゃんの事を知りたい……
好きな娘の全てを知りたいと思うのは、男として当然だろう?
だから、俺はセックスの合間に色々と話を聞いてしまうのだ。
「エルザちゃんはさ、どうしてそんなにペンギンを見たいの?」
「あっ、言ってませんでしたね!
わたしの生前の夢の一つだからです」
「生前……?
どういう意味?」
「あーっ、これも言ってませんでしたね。
わたし、こう見えてアンデッドなので、一度死んでるんですよ。
ビックリしました?」
「ええっ⁉︎
いくら何でも、そりゃあ……
驚いたよ……」
「わたしのパパとママは有名な冒険家だったんですよ。
そして、そんなパパとママの娘であるわたしも、幼い頃から冒険家としての訓練を積んでいました。
……むっ!
お兄ちゃんいま『おまえ、今も幼いじゃないか』とか思ったでしょう⁉︎
分かるんですからね、そういうの!」
ジト目で俺を見ながら、ロリおまんこをギューッと締め付けてくるエルザちゃん……!
その締め付けに挿入したままのペニスはあっさり屈して、なす術もなく精を吐き出してしまう。
びゅるるぅっ❤️
どくっ、どくどくうぅっ❤️❤️
「はひいぃぃぃんっ……!
俺は、そんな、エルザちゃんがっ、好き、だよぉっ……!」
「んうぅぅぅぅぅぅっ❤️
えへへっ、おいしいおせーしと好きって言ってくれた事に免じて許してあげますっ❤️
えーっと……どこまで話しましたっけ?
あっ、そうそう!
わたしが冒険家として訓練してー、ってとこまでですね。
訓練を積んで一人前になったわたしは、1人である遺跡を探索していたんですが、そこで不慮の事故に遭遇。
大怪我を負ったわたしは、そのまま出血多量でお亡くなり!
残念、若くて才能溢れるわたしの冒険はこれで終わってしまった!!」
「そんな、あっけらかんと……
でも、生き返ったんだよね?」
「ええ、もちろん!
詳細はわたしにも良く分からないですが、昔から大切に持ってた『ぺんぎん』のぬいぐるみがこの着ぐるみになって、わたしを魔物娘に変えたみたいです。
だから、わたしは『ぺんぎん』を一目見てみたい。
わたしに新しい生命をくれた伝説の鳥……
わたしにとって『ぺんぎん』はそういう、大切な存在なんです!」
「そっか……
そういう事情があったんだね。
見れると良いね、ペンギン……」
「何を他人事みたいに言ってるんですか、お兄ちゃん!
お兄ちゃんも一緒に見に行くんですからね、ナンキョクまで。
というか、今まさに向かってますよ?
楽しみですねー……
初めて来た世界で、初めてを捧げた大切な人と一緒に、初めての冒険に挑む。
初めて尽くしですね、これぞ『生きてる!』って実感ビンビンです!
わたし、死んでますけど」
「またそういう事をあっさりと……
あひぃっっっっ⁉︎」
どびゅるるるるるるぅっ❤️
びゅくびゅくぅっ、どぷぷぅっ❤️❤️
急激な締め付けでまた絶頂してしまう俺。
ぐあぁぁぁっ……ダメだぁ、コレ。
気持ち良すぎて何も考えられなくなる!
「さーて、休憩はおしまいですよ、お兄ちゃんっ❤️
これからノンストップでナンキョクまで!
一気に行っちゃいますっ!!!
たっぷりと燃料のおせーし、注いでくださいね
♪
ではでは!
しゅっぱつ、しんこーーーーっ❤️❤️❤️」
彼女が腰を動かすと同時に『外』からゴボゴボと水泡の音が聞こえてくる。
恐らく着ぐるみが「推進」している音だろう。
きっとこの着ぐるみは、俺の精を燃料にして進む潜水艇みたいなモノなのだろう。
速度がどれくらいかは分からないけども、エルザちゃんとセックスし続ければ本当に南極まで辿り着けるかもしれない。
……よーし、俺も頑張るか!
エルザちゃんがそばにいて、彼女が望むならばきっと俺は何でもできる!
という訳で。
今は、セックスを頑張ろう!!!
俺は彼女の小ぶりで可愛いお尻をムンズと掴むと、下からナカを激しく突き上げ始める。
この快楽の果て、愛欲を超えた先に。
きっと俺達にとっての最高の幸せが待っている。
この娘の明るさは、そういう未来を俺に信じさせてくれる。
そんな幸福を夢想しながら。
俺は、ロリおまんこの最奥に精子をぶち撒けるのだった。
そのあと、何だかんだあって。
旅路の途中、難破したであろう船の乗組員を救助したり。
南極に辿り着いて、出くわしたペンギン達を輩にし、南極中を大冒険したり。
世界中の水族館にいる様々なペンギン達に出会う為に、地球中を旅したり。
そして、永い時の果てに。
「宇宙」という海に、エルザちゃんと俺の家族総出で旅立つ事になるのだけども。
それは、また別のお話。