連載小説
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ダークメイジさんと電車でエロエロしたい!
いわゆる社畜というやつである俺は、その日も日付が変わる寸前まで残業していた。
終電に揺られていた俺の頭の中にあるのは、早く帰って寝たいという思いだけだった。
座席の背もたれに身を預けて、ウトウトしていると段々と意識が遠のいて来る。
疲れと眠気が限界だったのだろう。
いつしか俺の意識は微睡みに沈んで行った……

ガタン、と電車の揺れる音と振動で目が覚める。
しまった、寝過ごしちまったか……! 今どこの駅だ?
慌てて車外の様子を確認しようとした俺は、その場で固まってしまう。
えっ……何だよコレ?
車外の光景は異様、の一言だった。辺り一帯にピンク色の霧が立ち込めているのだ。
霧の濃度はかなり濃く、数メートル先も視認出来ない。
所々に照明の光が見えるので、どこかの駅なのだろうと言う事は分かるが……
自分の置かれている状況が飲み込めず混乱していると、プシューと音がして電車のドアが開く。
車内にピンク色の霧が入って来ると同時に、1人の女性が乗車して来る。
その女性を一目見た瞬間、俺の脳裏に一つの単語が浮かぶ。

ーー魔女ーー

思わず見惚れる程の美女だ。
切れ長の目に、整った鼻筋。
巨乳、いや爆乳と言って良い程大きな胸。
キュッと括れた腰にむっちりとした太もも。
そんなワガママボディーを包む蠱惑的な衣装。
胸元を大きく開き、お腹と太ももを露出したセクシーなローブ。
黒と紫を基調にした色合いは、柔らかな白肌を強調しており実に扇情的。
紫の髪はかなりのボリュームだ。膝くらいまであるだろうか?
恐らくウィッグだろう。あの量の髪を染めるなんて現実的じゃない。
そして頭部には魔女帽子。
まるでゲームやアニメに出て来る魔女そのものの出で立ち。
そんな彼女に見惚れているとプシューと音がして電車のドアが閉まる。
ガタン、と揺れて電車が発車する。
彼女は俺をじっと見つめると不意にニタリ、と笑った。

「……っ!」

その笑みを見た瞬間、俺の全身は硬直する。
ギュッと心臓を鷲掴みされたかの様な感覚。
身体が熱くなり……呼吸が荒くなり……喉はカラカラ。
彼女から目が離せなくなり、下半身にドロリとした熱が生まれる。
心臓の音がうるさくて、体中の毛穴から汗が吹き出し、股間に甘い疼きが走る。
何だ、コレは……⁉︎
まるで俺の身体が「何か」の準備を始めたかの様な興奮、高揚感。
俺が自分の身体の異常に混乱していると彼女が動いた。
カッ、カッとヒールを鳴らして近づいてくる。
歩くたびに大きな胸が揺れて、思わずマジマジと見てしまう。
彼女は俺の目前で立ち止まると、こちらを見下ろしながら話しかけて来た。

「ねぇ、アナタ名前は?」

低く、セクシーな声。本物の美女は声までエロい。
俺がボーッとその声に聞き惚れていると、

「ねぇ、聞こえてる?」

と言って前屈みになって身を乗り出して来る。
彼女の美しい顔が目の前に迫って来て、胸が高鳴る。

「あ、ああ……名前、ですか? 俺の名前は安藤 和樹(あんどう かずき)って言います……」

その女性に見惚れながら何とか名乗る俺。
彼女は俺の瞳をじっと覗き込むと、穏やかな笑みを浮かべこう言った。

「カズキ……カズキ、か。素敵な名前ね」

……っ!
胸が締め付けられ、顔が熱くなる。
ただ名前を褒められただけ。
たったそれだけで、魅了された。
彼女の微笑みがあまりにも眩しくて……
その優しげな声が耳に残って……
魅入られてしまった、目の前の彼女に。
その美貌、豊満な身体、声、匂い……
全てが俺を惹きつけて止まない。
そんな俺の耳元に彼女はフーッと息を吹きかける。

「うっ、ああ……」

背筋がゾクゾクした。股間がズクンズクンと疼く。
身体が自分の意思に関係無く、ビクビクと震える。
吐息一つで俺は腰砕けにされてしまった。

「ミラージュよ」

「えっ……? ミラージュ?」

「私の名前。呼びにくかったら、ミラって呼んで。
親しい人は皆そう呼ぶから」

「ミラージュ……いや、ミラさん」

それが彼女の名前。ミステリアスな彼女に良く似合う響き。
……名前まで素敵だ。どんどん魅了されていく。
その自覚があるのに止められない。転げ落ちる様に深みにハマる。
虜にされてしまったのだ、ミラさんの。

「カズキはおっぱい好き?」

ミラさんは唐突にそんな質問をして来た。

「えっ……? ええまあ……好き……ですね」

俺はミラさんの胸の谷間を見つめながら答える。
前屈みになったミラさんの爆乳が電車の揺れに合わせてブルン、ブルンと揺れている。
こんなの見るなって方が無理だ。

「ふふっ……♪ そうなんだ」

ミラさんは妖艶な笑みを浮かべると体を起こす。
ああ……おっぱいが遠ざかってしまった。
残念がる俺を見下ろしながら、ミラさんは両手で一つの吊り革を掴む。
次の瞬間、彼女は大きく体をこちらに傾けて来た……!
文字通り、俺の目と鼻の先に彼女の爆乳が迫って来る。

「好きなんでしょ? おっぱい♪ ならもっと近くで見せてあげる♥」

先程よりも近くで見るミラさんのおっぱい。
よく見ると薄っすらと汗が浮かんでいて、エロい。
乳首が見えそうで見えないのが、エロい。
電車の揺れに合わせて揺れるのが、エロい。
視線を上に上げるとミラさんと目が合う。
頬を紅潮させて、時折舌舐めずりしている。
視線を下にずらすとムチムチの太ももが視界に飛び込んで来る。
内腿を擦り合わせる仕草がとてもいやらしい。

ゴクリ、と生唾を飲み込む。
いくら俺が女性経験ゼロの童貞でも分かる。
誘惑されている、と。
普通に考えれば怪しい。
見ず知らずの女性に誘惑されるとかどう考えてもおかしい。
いや、それ以外にもおかしい事はたくさんあった。
そもそも彼女は何者なのだ、とかここは一体どこでこの電車はどこに向かっているのかとか……
だがその時の俺にはそんな事どうでも良かった。
何が正常で何が異常なのか分からなくなっていた、と言った方が良いかもしれない。
まるで魔法にかかってしまったかの様に。
俺はミラさんに魅入られていたのだ。
向こうが誘ってるんだ……ちょっと触るくらい良いよな……?
俺は自分に言い訳しながら、おっぱいに手を伸ばす。
おっぱいを掴もうとした瞬間、ミラさんはスルリと身を躱し俺の隣に腰掛ける。

「ふふっ♪ まだダァ〜メ♥ 心配しなくてもすぐに触らせてあげるわ♥
で・も・その前に下準備、しよっか♪」

ミラさんは自らの胸の谷間に指を差し入れると、そこから一本のガラス瓶を取り出し俺に手渡して来る。
中には透明でドロッとした液体が入っている。

「えっと……何ですか、コレ?」

「特性媚薬入りローション♥ ふふっ♪ スゴいのよソレ♥
ソレをね、私のおっぱいに塗り込んで欲しいの。
カズキの手で直接、ね♥」

ローションを……直接……!
我慢出来なくなった俺は早速ミラさんのローブを脱がせにかかる。
おっぱいを隠している部分を指で摘み、勢いよく下に引っ張る。
ローブはあっさりと捲れて、ミラさんのおっぱいがタプタプ揺れながらまろび出る。

「やんっ♥ 積極的なのね、カズキ♪ オトコらしくて素敵よ♥」

俺はミラさんの生おっぱいから目が離せない。
デカい。巨乳モノのAVでも中々お目にかかれない爆乳。
これだけ大きいにも関わらず、垂れ下がる事も無く前方に突き出している。
いわゆるロケットおっぱい、というヤツだ。
乳首は薄いピンクで既に勃っている。
電車の揺れに合わせて、ブルンブルン揺れるその様子がたまらなくエロくて……!
まるで早く触って欲しいと急かされている様に感じて……!
俺はローションの蓋をキュポンと開けて、中身を手の平に馴染ませる。
そしてヌルヌルになった両手でミラさんのおっぱいを掴む。

ぐにゃり

人生で初めて触った女性のおっぱい。
それはとても柔らかくて、温かくて……
俺の理性を溶かすには充分過ぎる程、凶悪なエロさだった。

「んっ……♥ カズキの手、とっても熱い……♥
ふふっ、今のカズキの顔スゴくエッチよ♪
まるで飢えたケダモノみたい……♥
良いよ? 私のおっぱい、アナタの好きにして♥
揉んだり、撫でたり、摘んだり……♥
たっぷり堪能してね♥」

彼女の言葉で完全にタガが外れた俺は、おっぱいを激しく揉みしだく。
ああ……なんて気持ちいいんだ! ミラさんおっぱい最高!
グニグニ、フニフニとした感触はまるで水風船の様で……
俺が揉む度にいやらしく形を変えるのがたまらなくエロくて……
あっという間に虜になる。彼女のおっぱいに。

「あんっ♥ 良いわあっ♥ カズキの揉み方、エッチ過ぎぃっ♥
もっと、もっと激しくしてぇっ♥ 私のおっぱい気持ち良くしてぇっ♥」

その言葉に興奮した俺は一層激しくおっぱいを揉む。
ムニムニと鷲掴み、タプタプと下から持ち上げ、クリクリと乳首を摘んで弄る。
ローション塗れになったおっぱいのヌルヌルした手触りが気持ち良くて、手が止まらない。

「ああああっ♥ ダメ、それダメぇっ♥ イク……おっぱいでイッちゃうぅぅぅぅーーっ♥」

俺がおっぱいを絞る様に握りしめると同時に、ミラさんはガクガクと身体を震わせてのけ反る。
……ひょっとして今イッたのだろうか?
おっぱい揉まれただけで……?
エロ過ぎだろう、ミラさん!

「ああ、はぁぁぁぁっ♥ やっぱり自分でスるのとは全然違うわあっ♥
おっぱいでイクの癖になりそう……♥ カズキの手つき、とってもいやらしくて素敵だったわよ♥ 私のおっぱい、気に入ってくれた?」

「はい……! ミラさんのおっぱい、最高です!
もっと……もっと触りたい。ミラさんのおっぱいに溺れたい……」

もにゅもにゅとおっぱいを揉んだ瞬間、手にビリッとした感覚が走る。
まるで静電気が発生した時の様に、おっぱいから手を引いてしまう。

「……っ! 今のは……⁉︎」

手が……熱い! 手首から先がジンジンと熱を持つ。手肌の感覚が鋭敏になり、ヒリヒリと痺れる様な感じ……

「あら? 効いて来たみたいね♪ ふふっ……♥」

俺の様子を見てミラさんが妖しく微笑む。

「効いて来たって……何が?」

「そのローションに入ってた媚薬よ♥ その媚薬ね? 面白い特性があるのよ。
男性に対してのみ、遅効性で作用するの。……丁度今のカズキみたいに……♥
さてと、今度は私の番ね♪ おっぱい気持ち良くしてくれたお礼にカズキの事、たぁっぷり気持ち良くしてあげるわ♥」

ミラさんの人差し指が俺の手の平をツーッと這う。
それだけで凄まじい快楽が脳に届く。

「あっ……があぁっ! なにこれぇぇっ⁉︎」

気持ち良い、とか言うレベルじゃない。
まるで絶頂寸前のペニスに触れられた感覚を何倍にも強めた程の快楽。
……恐怖すら感じる快楽。そんなモノ初めて感じた。

「うふふっ♥ 凄いでしょ、その媚薬♥
私達魔物ならいざ知らず、普通の人間なら気が狂いかねないシロモノよ♥
ああ、安心して? ちゃんとそんな事にならない様に成分を調整してあるから♪
気が狂わない程度の快楽に抑えて、アナタをたっぷり可愛がってあげる為に、ね♥」

ニタリと笑うミラさん。その笑顔を見てると背筋がゾクゾクする。彼女が今から与えてくれる快楽が楽しみで……怖くて。俺の身体はガタガタと震え出す。

「あら、どうしたのそんなに震えて……ひょっとして怖い?
ふふっ、大丈夫。怖い事なんて何も無いわ。ただとぉっても気持ち良いだけ……♥
それじゃあカズキの両手、ギューッてしてあげる♪
さっき指一本で撫でてあげただけであの反応だもの。
私の手でギュッ、ギュッてしてあげたらどんな声で哭いてくれるのか、楽しみだわぁ…… ♥」

ミラさんの両手が俺の手に迫る。
まって、そんなまさかやめて、いややめないで
様々な思いが頭の中をよぎる中、彼女の手が俺の手を握る。

瞬間、世界が真っ白になった。

「ああっ……ぎひいぃぃぃぃっ……!」

俺は悲鳴を上げて絶頂する。
ドプッ、ドプッ、ドプッ……と射精を繰り返すペニス。
明滅を繰り返す視界に映るのは電車の天井。
耳元に感じるミラさんの吐息。
そして、両手から感じる暴力的な快楽……!
彼女の手がニギニギされる度に、俺の口からは声にならない声が漏れる。

「ひいっ……ひぃぃぃぃん……!」

涙が出た。快楽で。大の男が泣いているのだ。気持ち良くて、気持ち良すぎて……!

「うふふっ♥ 今のカズキ、とっても可愛い顔してるわよ?
ヨダレ垂らして、ボロボロ涙流してとってもセクシー♥」

視線を自分の真横に向けると、興奮した表情のミラさん。
その顔がエロくて……俺の快感は更に増してしまう。
それに合わせてペニスから出る精液の量も増えている気がする。
というか、さっきから射精が終わらない。こんなに長い射精は生まれて初めてだ。

「あらあら♥ カズキったら白いオシッコお漏らししてるわよ♪ そんなに漏らしたら折角のスーツ台無しよ? 今すぐヌギヌギしましょうね、ふふっ……♥」

彼女の手が離れて、俺の両手が解放される。

「かっ……はあっ! ううっ……!」

永遠に続くかと思われた快楽がようやく終わりを告げる。
身体から一気に力が抜ける。電車の座席からずり落ちそうになる俺をミラさんが支えてくれる。
押し付けられた彼女の身体の柔らかさと甘い体臭にまた胸がときめく。
ミラさんの手が俺のベルトをカチャカチャと弄ったと思うと、ベルトが緩められジッパーを下ろされる。

「ちょっとだけ腰、浮かせよっか? パンツと一緒にズボン下ろしてあげる♥」

彼女の声に従い腰を僅かに浮かせる。逆らう、等といった選択肢はもはや俺には無かった。身体が、心が、魂が彼女に屈服してしまっていた。
それほどの快楽だったのだ。もう彼女無しでは生きられない、と思える程に。

「ふふっ♪ 良いコね……♥」

ミラさんが俺の頭を優しく撫でてくれる。
……嬉しかった。それだけの事が。
思えば誰かに褒められる、なんて随分久しぶりだった。
社会人になって今の勤め先に就職してからは、ただ奴隷の様にこき使われ叱責されるだけの日々だった。
楽しみも潤いも無い人生。これから先もずっとそんな時間が続いて行く……そんな風に諦めていた。ミラさんに出逢うまでは。
彼女の事がもっと知りたい、もっと触れ合いたい……
そんな欲望がどんどん湧きあがって来る。生きる為の力の様な物が。
気がつくとズボンとパンツを下ろされ、俺のペニスが露出していた。
下半身がスースーして気持ち良い。あれほど射精したにも関わらず、俺のペニスは力強くそそり立っていた。精液でドロドロに汚れた愚息は気のせいか、いつもよりも太く大きくなっている様に見える。

「はああっ♥ カズキのオチンポ、とっても素敵♥
ねぇ、最初はどうして欲しい? お口でしゃぶる? おっぱいでズリズリする? それとも……オマンコでズボズボする?」

ゴクリと生唾を飲み込む。ミラさんとセックス出来る……!
そう思った途端にペニスがビクビクと震えて、睾丸に熱が集まる。
準備を始めたペニスに彼女の手指が絡みつく。
シコシコ……ニュコニュコとペニスを扱かれて俺の口から声が漏れる。

「うあぁっ、それダメです、ミラさん……気持ち良すぎて、俺もう……!」

「イキそう? でもダメ♪ まだイカせてあげない。
カズキがどうしたいのか言ってくれたら、すぐにでもイカせてあげるわ♥」

ミラさんの手はペニスから離れ、睾丸に伸びる。
睾丸をマッサージされて転がされる。
ミラさんの手は熱くて……その熱が睾丸に伝わってる気がして。
睾丸の中で精子がギュンギュン増産される。

「言います……言いますからぁっ!
おっぱいで……おっぱいでイキたい!
ミラさんのパイズリで射精したい!
その爆乳を俺の精液でベトベトに汚したい!
だから……だからイカせてください!
ミラさんおっぱいで俺のペニスを犯し尽くしてくださいぃっ!」

自らの欲望のカタチを大声で宣言する俺。
そんな俺に満足したのか、ミラさんはニィッと笑う。

「良く言えました♪ ご要望通りおっぱいで犯してあげる♥」

ミラさんは立ち上がり、俺の正面に立つ。
改めてミラさんを見上げる。
綺麗だ……そう思わずにはいられない。
乳房を露出した彼女の肢体は、ただただ美しい。
こんなに美しい女性とセックス出来る。
それはひたすら喜ばしい事だ。
だが……やはり疑問は残る。
彼女はどうして俺にこんなに良くしてくれるのだろう?
金も無い、イケメンでも無い自分に何故こんな……
気付けば俺はその疑問を口にしていた。

「あの……ミラさん。
ミラさんは何で俺にこんな事してくれるんですか?
自分で言うのもなんですけど、俺つまんない男ですよ……?
社畜で、給料も安くて金も無いし、顔だって大したことない。
そんな俺にどうして……?」

俺の言葉を聞いたミラさんは、一瞬目を見開いた後、柔らかな表情になって「はぁ……」とため息をつく。

「しょうがないわねぇ、もう……」

彼女は俺と目線を合わせるとグイッと顔を近づけて来る。

「……っ!」

近い……!
ミラさんの綺麗な顔がすぐ眼前まで迫る。
胸が高鳴る。目が逸らせない。彼女の琥珀色の瞳に魅入られる。

「私が貴方にこんな事する理由なんて1つよ……
それはね?」

彼女は目を閉じて唇を突き出し、

『I love you…… I want you……♥』

チュッ……と唇と唇が重なる。
はっ……へっ……?
ミラさんはすぐに唇を離し、立ち上がる。
キス……された。それにさっきの言葉って、つまり……
そっと自分の唇に手を触れる。
まだ……温もりが残っている気がする。
俺がミラさんを見上げると、彼女は魔女帽子を目深に被って顔を隠していた。
帽子の鍔をギュッと下に引っ張って、でも口元は隠せなくて。
その口元にははにかんだ様な笑みを浮かべ、頬はほんのりと赤くなっていて。
照れてる、のか……?
あんなにエッチな誘惑して来て、媚薬入りローションでエロい事までして。
そんなエロエロな彼女が、キスだけで恥ずかしがってると……?
だとしたら、何て……何て!

「可愛い……」

俺の口からボソッと本音が漏れる。
その言葉を聞いた彼女の体がビクッと震え、顔が一気に赤くなる。
唇をモゴモゴさせたかと思うと、俯いて完全に顔を隠してしまった。
胸が苦しい……顔が熱くなる。
さっき彼女に名前を褒められた時よりもずっと心地良い感覚。
妖艶な魔女が見せた、幼い少女の様な可愛らしい一面にときめいてしまう。
顔を上げたミラさんは、

「もう……あまりオンナに恥をかかせる物じゃ無いわよ?」

そう言って俺をジト目で睨みつけてくる。
唇を尖らせて拗ねた様な表情を浮かべる彼女はとても愛らしくて……
俺はそのギャップにますます魅せられてしまう。

「さてと……じゃあ気を取り直して始めましょうか?
私のおっぱいでカズキのオチンポ、甘々逆レイプしてあげる♥
ふふっ、楽しみましょうね…… ♥」

少女の様な表情が一瞬にして淫靡な魔女のソレに変わる。
自らの乳房を下から持ち上げタプタプ揺らすミラさん。
ああ……アレに挟まれるのか、俺のペニスが。
彼女はしゃがみ込むと鈴口にチュッとキスをする。

「うっ……!」

それだけでペニスの先端から先走りが溢れ始める。

「あら……とっても敏感なのね♪ ふふっ、可愛いんだからもう……♥
じゃあイクわよ? 我慢出来なくなったら遠慮なくビューッてしてね♥」

ミラさんは左右の乳房をガバッと開き、俺のペニスを挟み込む様な体勢になる。
ふにっとしたおっぱいの感触が太ももに当たり、否応無しに期待が高まって行く。

ああ今から挟まれるあの爆乳でパックリと食べられるズリズリと犯されて情け無く射精させられるほら彼女の手が横乳に添えられて今まさに閉じられようと……

ずにゅぅぅぅっ、とミラさんの胸の谷間にペニスが飲み込まれた瞬間、

ドプッ、ドプッ、ビュブルゥゥゥゥッ……!

「あ、あぁぁぁぁぁっ……!」

俺は秒殺で射精してしまった。直前まで脳内を占めていた妄想等とは比べ物にならない快楽。こんなもの……耐えられる筈が無い!

「あんっ♥ 熱いの出てるぅっ♥ ビューッて谷間に当たって……私のおっぱい犯されてるぅっ♥
こんなにすぐ出ちゃうくらい気持ち良かったの?
カズキの敏感オチンポ、可愛い……♥」

「あっ……ひぃっ……!」

ミラさんはおっぱいをムギュムギュと圧迫して俺のペニスを弄ぶ。
挟まれる度にドピュッ、ドピュッと射精してしまい、俺の意識はあっと言う間に快楽に塗りつぶされて行く。
おっぱい気持ち良い……!ズリズリされるの好き……!もっと、もっと気持ち良くなりたい……!
俺の腰が勝手に跳ねて、ミラさんの谷間をグチュグチュと擦る。

「あら、カズキったら自分から動くだなんて随分積極的ね♥
こんなに出したのに、まだ出し足りないの?
ふふっ、おっぱい大好きなのねカズキ……♥
だったらぁ、もぉっと気持ち良くしてア・ゲ・ル……♥」

ミラさんはさっきのローションを手に取ると、自らの胸の谷間に向けて注ぎ口を傾ける。

「ほぉら、トロトロのローションがおっぱいマンコに注がれて行くよぉ……♥
私の谷間とカズキのオチンポ、ローション塗れになっちゃってヌルヌル♥
今からカズキのオチンポ、激しく犯してあげるね♥
ヌルヌルのおっぱいマンコでぇ、ヌチュッ♪ ヌチュッ♪ ニュルッ♪ ニュルッ♪ って愛してあげる♥
いーっぱい気持ち良くなって、いーっぱい射精してね♥
ほぉらっ……イクよぉっ♥ ムギューッ……!」

「ひあぁぁぁぁっ! ダメ、ダメぇぇぇぇっ!
イク……イク! イッちゃうぅぅぅぅぅっ!」

ドピュッ、ドピュッ、ブピュルルルルルルゥゥゥッ!

ミラさんのヌルヌルおっぱいマンコの圧力に俺はあっさり屈する。
まるで女性の様な悲鳴を上げて、絶頂し続ける。
勢いよく吹き出した精液は、彼女の顔、上乳、帽子にベチャベチャと付着する。
その光景に俺の興奮はますます高まり……更なる射精を促す。
彼女は両手でおっぱいを巧みに動かして、暴れ回る俺のペニスを決して逃さずに咥え込む。
それは肉食獣が牙を突き立てた獲物を決して逃さないかの如く。
俺はその柔らかい2本の牙に貪られる獲物だ。
魔女の晩餐に選ばれた被捕食者なのだ。
そんな被虐感に酔いしれていた最中、ペニスが更に膨張する感覚……!
そして、今まで感じていた快楽とは比べ物にならない程の快楽が押し寄せて来る!

「あっ、があぁぁぁぁっ! 何、なにコレぇぇぇぇっ!
気持ち良い、気持ち良い、気持ち良すぎるうぅぅぅぅぅっ!
無理……無理無理、こんなの耐えられないぃぃぃぃぃっ!」

絶叫する俺をニヤニヤしながら視姦するミラさん。

「ふふっ、効いてきた効いてきた♥
ローションの中の媚薬♥ すっごい気持ち良いでしょう、カズキ♥
さっきみたいに哭いて良いよ? カズキの可愛くてセクシーな泣き顔見せて?」

手だけであれ程の快楽だったのだ。ソレをペニスで感じたらどうなるのか?
……考えるまでも無い。圧倒的な快楽が脳を犯し尽くし、その負荷に俺の意識は遠のき……まるでテレビの電源を落としたかの様に暗転した。


……何か柔らかいモノが俺の腕に当たっている。フニュッとしてプニッとした感触が気持ち良くて……俺の意識が徐々に浮上して来る。

「うっ……ううっ……」

全身を包む倦怠感に苛まれながら瞼を開くと、そこは電車の車内。

「あら、目が覚めた? 寝顔、可愛かったわよ♥」

すぐ隣から響く艶のある声。
ああ……そうだ。俺は確か彼女にパイズリして貰っている最中に意識を失って……
脳内に失神前の淫らな記憶が蘇って来る。
その記憶と共に身体が熱を持ち始める。
俺が視線を真横に移すと、そこには優しい笑顔を浮かべた魔女……ミラさんが俺の腕を抱きしめながら座っていた。
彼女の姿を目にした瞬間、甘い疼きが胸と股間に走る。
夢じゃ無かったんだ……彼女と過ごした時間は。
それが嬉しくて、俺はミラさんに抱きついてしまう。

「うふふ……♪ どうしたのカズキ? 急に抱きしめたりして……♥」

「嬉しくて……こうしてミラさんと触れ合えるのが」

好意を寄せる女性とのスキンシップって、こんなに癒されるんだな……
バカップルが所構わずイチャイチャする気持ちが分かった気がする。
こんな気持ちになれるなら、そりゃイチャつくよな、皆。

「んっ……♥ 私も嬉しい……カズキとこうするの、好きよ♥
ねぇ、キスしよ? 舌と舌を絡めるエッチでラブラブなフレンチキス……♥」

俺とミラさんはどちらからともなく唇を重ねる。

「ちゅうっ♥ れろっ、れろおぉっ……♥ んうっ……♥」

ミラさんとのベロチューはとても気持ち良くて……俺はすぐにその快楽に夢中になってしまう。ミラさんの舌が俺の舌を絡め取って舐め回す。俺の方からも何かしてあげたくて、舌先でツンツンと彼女の舌をつつく。それに対してミラさんは目を細め、ますます俺の舌を愛してくれる。
ああ……幸せだ。もっと、もっと幸せになりたい……!
俺は勃起したペニスをミラさんの太ももに擦り付ける。
スベスベした肌触りとムッチリした肉感がたまらなく気持ちいい。
……呼吸すら忘れてお互いの唇を貪っていた俺達はようやく唇を離す。
忘れていた呼吸を再開して、肩で息をつく。
それは彼女も同じで、息を荒くして頬を紅潮させている。
ヨダレ塗れになった口周りを舌舐めずりで舐めとるミラさんにドキッとしてしまう。
彼女は俺の首に手を回し、至近距離で目を合わせてくる。

「……ねぇカズキ、シよっか?」

そう言われた瞬間、身体が悦びに打ち震える。
ああ……ああっ……! 遂にこの時が来たんだ……!
ミラさんとの本番セックス……!
限界まで勃起して震え出すペニス。
俺は返事代わりにソレを彼女の股座に擦り付ける。

「あんっ♥ カズキもヤる気マンマンみたいで嬉しいわ……♥
でも初エッチする場所としてはココはちょっと……ね。
やっぱり初めてはオトコの子の部屋でシたいな……♥」

そう言うや否や、ミラさんは右手で虚空を掴む様な仕草をする。
次の瞬間、彼女の右手には杖が握られていた。
彼女の服と同じ黒色の杖。先端は釣り針の様な鉤状に曲がっており、所々から紫色の宝石が覗いている。
ゲームとかでよく見る魔法使いが持っている杖そのもの。
ミラさんは杖の先で電車の床をコンッ、と叩く。
すると床からズアッ、と音がして大きな姿鏡が競り上がってきた。

「えっ、ええっ⁉︎」

声を上げて驚く俺。……手品? いや、ひょっとして本物の魔法?

「カズキの記憶、ちょっとだけ覗かせてね?
大丈夫、『見る』のはお家の座標だけだから」

チュッ……とおでこにキスされる。
何だろう? 彼女の唇から何かが流れ込んでくる感覚がする。
数秒でミラさんは唇を離すと、鏡に向かって投げキッスを放つ。
その時放たれたハート形の光弾が鏡の中にトプン……と入り、鏡面が波打つ。
まるで水面に石を落とした時の様に。
しばらくして鏡面の波紋が収まり、そこに写し出された光景は……

「俺の家……?」

そう、それは我が家であるマンションの一室の扉だ。表札や部屋番号から見ても間違いない。

「さっ、行きましょうか♪ ふふっ、お家で初エッチ……♥ 楽しみね、カズキ♥」

立ち上がったミラさんに引っ張られる形で、鏡に向かう俺達。

「ち、ちょっと待ってミラさん! ミラさんって、その……本物の魔女なんですか?」

「んっ? まぁ……そうね。正確には「ダークメイジ」と言う種族なんだけど……細かい話はその内してあげるわ」

彼女に手を引かれるままに鏡の中に入ると、そこは我が家の前。
後ろを振り返ると通って来た鏡はパリン……と音を鳴らし、砕け散ってしまう。
その破片は空間に溶ける様に消失し、跡形も無い。
……本当に魔法なんだな。今更ながら驚いた。

「カズキ、鍵開けてくれる?」

「あっ……はい」

俺は上着の内ポケットから鍵を取り出して、ドアの鍵を開ける。
……冷静に考えると今の俺、フルチンだ。時間が深夜で良かった。
誰かに見られてたら、下手すりゃ警察沙汰だったかも知れない。
ドアを開けて玄関の照明を点ける。

「お邪魔します♥ あらあら、結構散らかってるのね?
ダメよ、面倒でもお掃除くらいしなくちゃ」

「うっ……すみません……」

俺の家はいわゆるワンルームマンションというヤツだ。
基本的に帰って来て寝るだけの場所だし、休日も疲れからか掃除なんてロクにしてなかった。

「まあでも……こう言うお家でエッチするのも生々しくて良いかもね♥
……そろそろ始めよっか、カズキ♥ 最高にキモチイイ生ハメエッチ……♥
たっぷり楽しもうね♥」

ベッドに腰掛けて両手を広げるミラさん。
その光景を見た俺の理性はあっさりと溶け落ちる。
俺は上着を脱ぎ捨てて、彼女に襲いかかる!

「ミラさん……!」

ギシッとベッドが軋み、横たわった彼女に覆い被さる。
長い髪がベッドに広がり帽子を脱いだミラさんは、さっきよりもずっと綺麗で、可愛く見えて……!
俺は彼女のローブを捲り上げて、股間に顔を寄せる。
下着はセクシーな黒のショーツ。超ローライズで殆ど下着の体を成していない。
……ゴクリと生唾を飲み込む。震える手でショーツの紐を摘み……ゆっくりと脱がせて行く。
ミラさんも足を上げて脱がせやすくしてくれる。俺は片方の足だけ紐を抜いて、もう片方は抜かずに太もも辺りでキープさせる。
……この方がエロくて興奮する。ずっと憧れていたシチュエーションだ。
そして改めてミラさんのオマンコを間近で見る。
割れ目がヒクヒク動いてエロい。
愛液で濡れて湿っているのがエロい。
処理しているのか、元からなのか分からないがパイパンでエロい。
彼女は足を大きく開き、両手でクパァッ……と膣を開く。

「来て……カズキ♥ 一緒にキモチヨクなりましょう……?」

その一言で完全に理性を失った俺は、ペニスをミラさんのオマンコにあてがい……一気に腰を前に突き出す!

ズニュルゥッ! ブチブチィッ!

熱く柔らかい膣内に包まれるペニス。
まるでペニスが溶けた様な感覚と共に俺は射精してしまう。

ドピュッ、ドピュッ、ピュルルルルルルゥッ!

「ぐっ……あぁぁぁぁっ……!」

「ああぁっ……♥ ひあぁぁぁぁぁっ……♥
来てるぅっ♥ カズキの熱いのぉっ……♥
イク……アクメしちゃう……♥
カズキに中出しされてイクうぅぅぅぅぅっ♥」

射精が止まらない。ドプッ、ドプッとミラさんの膣内に精液を吐き出し続ける。
俺は腰を動かしてピストンを始める。
ペニスに襲いかかる凄まじい快楽……!
射精しながらミラさんに腰を打ちつける。
童貞だった俺にはあまりにも強烈すぎる快楽。
俺はそれに振り回されてしまわない様に歯を食いしばる。
ミラさんに想いを伝える為に……!

「ミラさん……! ミラさんミラさんミラさん!
好き……! 好きです! 大好きです!
ずっと、ずっとこうしていたい!
ミラさんとイチャラブエッチ出来るなら、他に何もいらない!
俺の……俺の恋人になってください!
愛してます! 愛してます、ミラさぁぁぁぁん!」

「ああぁぁぁぁぁっ♥ 告白しながら腰振らないでぇぇぇぇっ♥
そんな……そんなにされたら私堕ちちゃう…… ♥
カズキとエッチする事しか頭に無い、ドスケベ魔女に堕ちちゃうぅぅぅっ♥
……堕として! カズキの愛で私をアナタ専用のドスケベ魔女に墜としてぇぇぇぇぇっ♥」

彼女の淫らなおねだりに興奮した俺は、子宮口にペニスを密着させて更に豪快に射精する。

ブビュッ、ブビュッ、ブビュッ、ドビュルルルルルルルゥッ!

「ひゃあぁぁぁぁぁぁっ♥
ダメ……ダメダメダメダメぇぇぇぇぇぇっ♥
イク……♥ イクイクイクイクイクぅぅぅぅぅぅっ♥」

意識が遠のく程の快楽を感じながら、俺は射精し続ける。
ミラさんに愛を叫びながら。

「ぐ、ううっ……! 好き、好きですミラさん……!
綺麗で、可愛くて、エロくて……意外と恥ずかしがり屋で、優しくて、エロくて……だからもっとミラさんの事知りたくて、これからもずっと、ずっと……ミラさんと一緒にいたくて……!」

「カズキぃぃっ♥ 私もカズキの事、好きぃっ……♥
占いでアナタが私の運命の人だって分かってから、もうアナタしか見えないのぉっ♥
カッコ良くて、可愛くて、スケベで……ちょっぴり情け無くて、にぶちんな所も好きぃっ♥
愛してる♥ 愛してるよぉっ、カズキぃっ♥」

ミラさんの脚が俺の腰に絡みついて来る。
ガッチリとホールドされてしまって、俺はもう彼女のオマンコから逃れられなくなってしまう。

「ねぇ、まだ出来るよね♪ 今度は対面座位でシよ?
ベロチューしながら、ラブラブエッチ♥
好きでしょ、そう言うの?」

身体を起こし俺の首に手を回しながら、妖艶に微笑む彼女。
俺は答える代わりにミラさんのオマンコを突き上げ始める。
彼女と唇を合わせ、舌を絡めながらひたすら欲望に溺れる。
最愛の女性と愛し合える幸福に、感動しながら……
俺は彼女の中に精を放つ。何度も、何度も……
ミラさんの嬌声を聞きながら、俺の意識は急激に薄れて行き……
至福の絶頂の中、ブラックアウトした。




……あれから数日が経過した。正確な日付は分からない。
そんな事どうでも良くなるくらいに、幸福と快楽に満ちた爛れた日々だったのだ。
ひたすらセックス、セックス、セックス……
俺が意識を失うまで彼女は決して手を緩めなかった。
そして目を覚ますと、またセックス。
身体を清める為にシャワーを浴びながらまたセックス。
彼女の手料理を食べさせてもらいながらまたセックス。
掃除や洗濯等の家事を2人でしながらまたまたセックス。
セックスの合間に日常生活を行う……それほどに淫らな性活。
朝も夜も無い。ただお互いを求め合い、満たし合う。
そんな日々だった。
そして今、この瞬間も……

「あんっ♥ はっ♥ やぁっ♥
カズキぃっ♥ 激しいよぉっ、そんな後ろからガンガン責められたら……
私またイク……♥ すぐイッちゃうよぉっ♥」

俺達は今、背面座位で繋がっている。
ミラさんの爆乳を後ろから揉みしだきながら、ペニスで激しくオマンコを突き上げる。
そして、眼前には彼女が生成した巨大な姿鏡。
そこには彼女の痴態が余さず写し出されており、めちゃくちゃエロい。
彼女の表情や揺れまくるおっぱい、オマンコに抽挿されるペニスの様子がはっきり分かって俺の興奮を煽る。
そろそろ出そうだ……
限界を感じた俺は左手を彼女のクリトリスに添えて、耳をハムハム甘噛みしながらラストスパートをかける。

「あひぃぃぃぃぃっ♥ それダメ……それダメぇぇぇぇぇっ♥
キモチイイ所全部責められておかしくなるぅっ♥
カズキにおかしくされちゃうぅぅぅぅぅっ♥」

右手で乳首をコリコリして、左手でクリトリスをゴシゴシして、ペニスでオマンコをズンズン突きながら、耳元で愛を囁く。

「可愛いよ……ミラさん。
ほら見て……ミラさんのオマンコからエッチなお汁ドバドバ溢れてるよ?
いやらしいね、エッチだね……?
そんなドスケベ魔女なミラさんには、俺の濃厚子種汁たっぷりご馳走してあげるよ。
とびきり濃いの出すからね? アクメしながら堪能してね?」

俺は乳首とクリトリスを強く捻り上げながら、ペニスを彼女の最奥にグリグリと押し付けて射精する……!

ビュルッ、ビュルッ、ビュルッ、ドビュルルルルルルルゥッ!

「おほぉぉぉぉっ♥ しゅごい……♥
せーえきたっぷり出されて……イッてる……♥
カズキの子種汁注がれて……アクメしちゃうぅぅぅぅぅっ♥」

ああ……気持ち良い! 幸せ!
ミラさんのイキ顔エロ可愛い……!
鏡に写し出される最愛の女性の痴態に見惚れていると、その目が怪しく光る。
えっ……?
鏡の中の彼女はニイィッと笑うと、舌舐めずりする。
違和感を覚えた俺は、今抱きしめているミラさんの顔を覗き込む。
……目尻が下がり頬は紅潮し、だらしなく開いた口から舌を出しヨダレまで垂らしている。
さっきまで見ていたエロ可愛いイキ顔だ。
俺は視線を鏡に戻して、ギョッとする。
鏡の中のミラさんが立ち上がっていたからだ。
腕の中のミラさんが身体を震わせながら、笑い声を漏らす。

「うふふ……♥ カズキのせいよ……♪
あんなに激しく甘々なエッチするから……♥
鏡の中の『ワタシ』も満足出来なくなっちゃった♥
鏡の中のカズキじゃ物足りなくなって、コッチのアナタが欲しいって言ってるわよ、彼女♪
あーあ、こうなったらもう無理♪ 私には彼女を止められない♥
カズキにはたーっぷり相手してもらうわよ♪
鏡の中の『ワタシ』とコッチの私の、ね♥」

次の瞬間、鏡の中のミラさんが「コッチ側」に出てくる。
トプン……と音がして鏡をくぐり抜けて来た彼女は、俺の後ろに回り込んで身体を密着させて来る。
フニュゥン、とおっぱいを押し付けられて、俺のペニスが繋がっているミラさんの中でピクピクと震える。
俺の耳元で鏡の中のミラさんが囁く。

「覚悟してね♥ カズキ……♥」

次いで目前のミラさんも後ろ目で俺を見つめながら、腰をクネクネと動かす。
グチュグチュといやらしい音を立てて、俺のペニスが責められる。

「うっ、ぐうぅぅっ!」

呻き声を上げる俺に向けて2人のミラさんが語りかけて来る。

「しっかり受け止めてね♥」「ワタシ達の愛を♥」
「染めてあげるわ、アナタを♥」「ワタシ達色に、ね♥」
「「大好きよ、カズキ♥ 愛してるわ……♥」」

ゴゴゴ……という音と共に俺達の周りに巨大な鏡が競り上がって来る。
鏡に取り囲まれる形になったかと思うと、天井も鏡に変化する。
まるでミラーハウスの中に放り込まれた様な感覚。
どこを見ても、俺と2人のミラさんの痴態が写り込んでいる。
……現実離れしたシチュエーションに頭がクラクラして来る。
俺はこれから犯し尽くされるだろう。
この鏡の牢獄で、2人の魔女に……
せめてもの悪あがきとして俺は彼女達に懇願しておく。

「……お手柔らかに、お願いします……」

そんな俺に向けて2人は無慈悲にもこう言い放つ。

「「却下♥♥」」

ですよね。
俺は2人の身体の感触を感じながら、幸福と快楽に溺れて行く。
数日前までは単なる社畜だった俺の人生は、一変して魔女とスケベしまくるエロ漫画顔負けの超展開を見せる事になった。
……ああ、本当に人生というヤツはどう転ぶか分からないモンだな。
そんな俺の思索は、あっと言う間に射精の快楽に塗りつぶされて行くのだった。










「そう言えば、ミラさんって鏡を使った魔法が得意なの?」

「んっ? まあね。正確には『虚像』だけど」

「虚像? 写り込む物なら何でも良いって事?」

「ええ、ただ単に鏡を使うのが手っ取り早いってだけ」

「はぁ……ミラさんってひょっとしてスゴい魔女だったりする?」

「……どうかしら? ただ向こうの世界ではそれなりに有名だったみたい。
『蜃気楼の魔女』とか呼ばれて賞金首にされてたし」

「えっ……賞金首って。一体何したの?」

「別に大した事はしてないわ。
少しだけお節介焼いて、反魔領を暗黒魔界にしただけ」

「……何言ってるのか分からないけど、ミラさんって結構向こう見ずだよね。
んっ……? 蜃気楼? ねえミラさんの名前って『ミラージュ』だよね?
ひょっとしてこの名前って……」

「……カズキってそう言う所だけ鋭いわね。
そう、こちらの言葉で『蜃気楼』って意味よ。
……つまり本当の名前じゃない、って事。
私達、魔法使いにとって『名前』はとっても大事。
名前を使って呪いかけたりする魔法もあるしね。
そう簡単に教えるモノじゃないのよ」

「そうなんだ……でも俺は知りたいな、ミラさんの本当の名前。
やっぱり愛する女性の名前くらい知っておきたいなぁ、って……駄目?」

俺の言葉を聞いた彼女は帽子を目深に被り、顔を隠してしまう。
照れてる……可愛い。
俺は彼女のこの仕草が大好きだった。
しばらく黙っていた彼女は大きくため息を吐くと、ボソッとその言葉を口にする。

「…………『マナマナ』」

「えっ……?」

「だから……『マナマナ』なの! 私の本名!
分かってるわよ、似合わないって思ってるんでしょ!
こんな可愛らしい名前、私のイメージじゃないって!」

ガーッと捲し立てて来る彼女。
顔を真っ赤にして、ジト目で俺を睨んで来る。

「マナマナ」

俺がその名前を口にすると、彼女の動きがピタッと止まる。

「とっても良い名前じゃないですか、マナマナ!
可愛い響きがイメージ通りで……素敵ですよ!」

「うっ……そ、その……ありがと……♥」

そう言ってますます帽子を深く被る彼女は、最高に可愛くて、愛しくて……俺は何度でも恋に落ちるんだ。
この淫らさと可愛い少女の面を併せ持つ魔女に。
24/07/10 21:32更新 /  
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