マイコニドちゃんは走れない
マイコニドちゃんは走れない。
その子と出会ったのは山間の森の中。隣町に薬やら生活雑貨などの小物を買いに行った帰りのことだった。
俺の住む村は小さく、百にも満たない村民で農作などをして日々慎ましやかに暮らしている。薬師や医者など駐在しているわけもなく、もしも病気になればこうして隣町まで行って医者を呼ぶか薬を手に入れる他ない。
今回は村長の娘がある病気にかかってしまったので、村で一番足が速い俺が医者を呼びに行くこととなった。が、肝心の医者は忙しくすぐには行けないと言われてしまった。何の病気かはわかるそうだが、薬をどの程度処方すべきかは直接見ないといけないらしい。仕方ないので解熱剤といった症状を緩和だけさせる薬を頂き、俺は先んじて村に戻ることとなった。
そんな矢先のことだった。
「なんだあれは」
我が目を疑った。
一際大きな樹の幹に背を預けている幼子。その娘がキノコに喰われていた。
喰われている最中だった。比喩表現抜きに、うねうねと蠢く毒々しい赤紫のシイタケのようなものが、紫がかった長い銀髪の幼女の頭を丸呑みにしようとしていたのだ。
「くそっ!」
咄嗟の行動だった。
「きみ大丈夫か!? くっ、これは外せる、のか……?」
化けキノコに喰われそうになっている幼女を助けようと駆け寄る。しかし、その姿をつぶさに見ていき俺は驚愕した。
幼女はキノコに喰われているわけではなかった。キノコが幼女だった。
自分でも何を言っているのかわからないが、確かにそうだ。ほとんど全裸のような恰好をした幼女。その赤みがかった健康的な白い肌からは、直接キノコが生えていた。たとえば首や胸下にはまるでキクラゲのような波打ったキノコが生えている。腕はフリフリのドレスの袖のようなキノコが幼女の肌から直接生えていた。脚もくるぶし辺りからフリルのようなキノコがあり、その中心から小さな足指を覗かせている。
そして全身至るところに頭のキノコと同じ形状で、それを小さくしたものが生えていた。
キノコの部分を除けば人間の幼女と変わりない。しかし確実にこの娘は人間じゃなかった。
まず第一にこんな森の中に幼女一人でいること自体がおかしいと気づくべきだった。
この娘はおそらく魔物だろう。キノコの魔物に違いない。
「んんっ……はれぇ、もう朝ぁ」
幼女が目を擦りながら、妖艶な赤紫の瞳を開く。そこには俺の姿が明確に映ってしまっていた。
「や、やぁ」
魔物に喰われる……ことはないとは知っている。昔は喰われることがあったそうだが、現在魔物は俺たち人間に対してある程度友好的な存在になったと、旅の人から幾度も聞かされたし、その魔物本人からも聞いたことがある。
ただ如何せん好色であると。男を見ればすぐさま性交して子供を作りたいと考えるとも聞いた。
ぼんやりとしたキノコの幼女はカクンと首を傾げたあと、
「お兄ちゃんはお兄ちゃんは、私のお兄ちゃん?」
「え?」
キノコの幼女は突然俺を突き飛ばし、そして腰の上に跨った。
「っ、な、なにを」
「やったぁ、ようやく見つけたよぉ私だけのお兄ちゃん」
ふわりとしたドレスの袖で頬を撫でながら、幼女は目を瞑って唇を近づけてくる。まさか。
「ななっ、待て君っ!」
「ふぇぇ? なんでぇ押しのけるの? お兄ちゃんは私のお兄ちゃんになってくれるため私を見つけてくれたんでしょ?」
「ち、違う! ていうか俺は君の兄じゃない!」
「お兄ちゃんだよぉ。私にいっぱいいっぱい胞子を蒔いてくれる優しいお兄ちゃん」
「胞子って」
「決まってるじゃない」
幼女はぼんやりした目つきのまま、しかし妖艶に舌なめずりをした。そして、腰を幼女とは思えない淫靡な動きで、俺のペニスをズボン越しに刺激する。
「お兄ちゃんの立派なキノコからいーっぱい出る真っ白な胞子のこと」
やっぱりそうか!
噂に違わぬ淫乱っぷり。こんな小さな女の子でも、頭の中はエッチなことでいっぱいらしい。
「だが待ってくれ、俺は名も知らぬ子とはまぐわえない」
「私の名前はコニィだよ。マイコニドのコニィ。お兄さんは?」
あれ、意外と話通じるのか。
「カ、カナリだ」
「カナリお兄ちゃん!」
「わっ、ちょっ」
キノコの幼女改め、コニィが抱き付いてきて頬擦りしてくる。ふわふわなドレスのようなキノコの袖、控えめながらしかしむっちりとした裸体、こんな幼子だというのに、男を誘惑するには十分すぎるほど魅力的だった。
幼女趣味のない俺ですら、このコニィという娘はいままで会ったどんな女性よりも魅力的に見える。キノコドレスの袖が肌に震える度、頬擦りされる度、性欲が膨れ滾っていくのがわかった。
「あはっ、お兄ちゃんのここ準備万端だよ」
「あぐっ、そんなぐりぐり押し付けたら」
「隙あり」
「なっんむっ」
コニィに唇を奪われてしまった。最初こそ抵抗しようと思ったが、甘い芳香が鼻腔をくすぐり唇の防備を弱めてしまう。そこを突いて、コニィがねっとりとした肉厚な唇を口内に侵入させてきた。
「あむっちゅっれろっれろっちゅばちゅぱ」
「んむ、こにぃ、や、めちゅっあむ」
なんて旨いだコニィの舌は。肉厚な舌が、自身のに絡む度に芳醇な旨味が口いっぱいに広がる。いままで食べたどの料理よりも確実に旨い。ああ、唾液もそうだ。舌に運ばれ口内に落とされ注がれるコニィの唾液。粘り気のあるそれはしつこく歯や裏頬などに絡みついて、ドロドロにしていく。まるで頭の中の理性が溶かされていくようだ。
「れろっちゅぱっんぁぁじゅるるっ、ぷはぁあ、ああぁ、お兄ちゃんのお口美味しいぃよぉ。チュー止まらないよぉ」
「コニィ……」
こんな幼女とやってはいけないとわかっているのに止められない。
もはやコニィの求めに応じて自ら舌を絡めていた。押さえつけてくる身体を真っ向から受け止め背に腕を回し、きつく抱きしめた。ふわふわな身体が全身を包んできて、まるで高級なベッドで寝ているかのようだ。
「お兄ちゃぁん、ちゅっちゅっれろっちゅぱっじゅるっちゅっ」
娼婦ですらしなさそうな濃厚な接吻。大人の女性顔負けな、激しくも淫靡なキスに俺は魅了されつくした。
ああ。いい。こんな娘となら交わってもいい。子を成したいなら幾らでも交わろう。何度でも孕ませてやろう。コニィが満足いくまで好きなだけ身体を差し出そう。
「お兄ちゃん、もう顔がとろとろ、ふふ、もっととろとろにしてあげる。私の胞子でアソコはびんびん、頭はとろとろにしてあげるね」
「あ、ああ。いいよ、コニィ。お前が望むなら俺は……あっ」
「え?」
飛んだはずの理性が戻ってきた。目の前にあったのは鞄から転がった小瓶。村で病気に苦しんでいる村長の娘のための薬だ。
「忘れてたぁあああああ!」
「ひゃぁあお兄ちゃん!?」
「ちょっといまは無理! 性交するの無理!」
「えええええええええええ!?」
淫靡な雰囲気は森を吹き抜けた一陣の風にいつの間にか吹き飛ばされていた。
「じゃあコニィは夫を見つけるためにここまでやってきたのか?」
「うん。お兄ちゃんみたいな男の人探すために東へ西へって走ってたの」
「それ戻ってるような。いや何も言うまい」
そんなこんなで、幼女の身でありながら独り身で旅をしていたコニィを我が家に連れ込んでしまった。そう約束してしまったのでしょうがない。
村長の娘はコニィのおかげで助かった。
俺がコニィを抱きかかえて急いで村に帰ったところ、病状が悪化し危篤状態にまで陥っていたらしい。解熱剤程度で太刀打ちできるはずもなく、俺も含めた村民は絶望に陥りかけていた。そこで声をあげたのがコニィだった。
『この娘を助ければいいんだよね、じゃあ私に任せて』
『その代わり、カナリお兄ちゃんは私のお兄ちゃんになってね!』
『それからいっぱいいっぱいエッチなことしてね!』
『私にお兄ちゃんの子供をいっぱいいっぱい孕ませてね!』
村長の娘に意識が裂かれ、村の皆はそこでようやくコニィの存在に気づいた。
が、もはや頼れる人間はここにはおらず、人ならざる存在にしか彼女を救えないのは明白だった。
死ぬくらいなら一縷の望みに賭けたいと思うのが人間だ。村長も俺を『好きにしろ、たっぷり搾りつくしていい』とあっさり売り渡した。
そして、コニィは村娘に何かを振りかけていた。
『これで一晩寝かせれば大丈夫だよ。あとはあんまり騒がしくしないことかな』
村長の娘の容態は確かに良くなっていた。荒かった息も整い始め、まだ顔は赤いが先ほどまでに比べればそこに辛さの色は窺えない。
村長たちは涙ながらにコニィにお礼を言い、俺の腕を縄で縛ってコニィに差し出したのである。あの野郎ども、散々人を町に走らせたくせに。
まぁ元より逃げるつもりもなく。それはコニィもわかっているみたいで、縄は解いてもらった。ただし、縄の代わりはコニィが務めた。
ベッドの上に俺は胡坐をかいてその上にコニィを座らせ、互いに背に腕を回して抱き合う。
「うふふー、私だけのお兄ちゃん、ずっと欲しかったお兄ちゃん」
とても甘えん坊に頬擦りしてくるコニィ。姿さえ目を瞑れば本当に幼女と変わりなく、まるで本当の妹のようだ。
だがする。
いまからこの幼女と大人の交わりをする。
だからもうすでにお互い真っ裸だ。いや、コニィは元から裸か。このふわふわな袖もコニィの身体の一部なようだし。
しかし気持ちいい。服越しでもそうだったがこうして直接肌で触れ合うとそのすごさがわかる。ふわっふわの袖キノコは絹のような触り心地でいつまでも振れていたくなるし、コニィの未発達ながらしかしむっちりとした弾力のある身体は押さえつけられるだけで心地が良い。
「ふふっ、お兄ちゃん興奮してる。でも、もっともっと興奮させてあげるね、えいっ」
一度上半身を離したかと思うと、勢いよくコニィが抱き付いてきた。するとばふっという音がコニィの頭のキノコから響く。直後、白い粉塵のようなものが目の前に舞った。
「な、なんだこれ、うぐっ、か、身体が熱いっ……!?」
驚いて離れようとするが、妖艶に微笑むコニィが離してくれない。俺はまともにその粉塵を吸い込み続けてしまう。
「うふふー、これは私の胞子。これを浴びちゃうと、お兄ちゃんはもうエッチなことで頭いっぱいになっちゃうんだよ。唾液にもちょっとだけど含まれてるんだぁ」
「そ、れであのときキスで」
あぁダメだ、我慢できない、コニィっ!
「やぁんっ、そんな勢いよく押し倒されたらもっといっぱい胞子でちゃうよぉ」
「あぁコニィコニィちゅっちゅぱっちゅうぅうううう」
コニィのむちむちな弾力のある身体に俺は無我夢中で吸い付いた。身体に膜のようなものが張っていたのを舌で舐め剥がしながら、その下のコニィの裸体にむしゃぶりつく。
「あはぁ、お兄ちゃんしゅごっ、お腹舐められひゃぁんっ!」
「あぁコニィ、コニィの身体美味しいっ」
膜の下は汗ばんでいるかのようにねっとりと湿っていた。その湿り気のある肌に舌を這わせると、芳醇な味わいが口いっぱいに広がる。キノコだけあって、その身体はどこを舐めても美味しい。
「んひっ、甘噛みしちゃあらめっあはっ」
「ちゅぷちゅぱっれろれろっコニィの身体、美味しくて止まらないよっ、ああここもすごく美味しそうだ」
「おっぱい狙われちゃったぁ、あはっ、舐めてぇお兄ちゃんいっぱいコニィのおっぱいしゃぶってぇ、んひぃいっ! しゅごっ吸い付きすごいぃ、おっぱい全部口の中に食べられちゃってりゅう!」
小ぶりな乳房だから一口で平らげられる。舌を乳房に這わせて、てっぺんの乳首に辿り着いた。小さな実だがこりこりとした食感。食むとぶぴゅっと粘液が溢れる。
「やぁんキノコミルクでちゃう、まだ子供出来てないのにぃ、お兄ちゃんこっちもぉお兄ちゃんのお手々で揉んでぇ」
言われずとももう片方のおっぱいも揉みしだく。吸っている方と同じように乳白色のとろりとした粘液が乳首からこぼれ出た。
「もったいない、ん、ちゅうぅうう」
「お兄ちゃぁん、吸ってぇコニィのミルクいっぱい吸ってぇ」
俺はコニィのミルクを呑み込まず口に溜め込む。そして、乳首から口を離し、コニィの顔に近づけた。
「お兄ちゃ、んんっんちゅっあむっんぅんくっんちゅばぶちゅっ」
たっぷりのミルクをコニィに口移し。しかし上手くは出来ずに互いの唇の端から、ミルクが零れて互いの身体をべとべとに濡らしていく。
「ぷはぁっ、お兄ちゃんのえっちぃ」
「お前のせいだぞ。コニィ」
「あぁんっ、んひゅひゅっ、抱きしめてぇ、ぎゅうぅうってしてぇ」
腕を脚を身体を絡めてベッドに寝転がって抱き合う。ぬらぬらとした感覚はもはや筆舌にしがたいほど心地いい。
だが、もうそろそろ限界だった。
「はぁはぁ、コニィ」
「うん、お兄ちゃん」
コニィは妖艶に舌なめずりする。コニィがゆっくりと離れると、お互いの身体に粘液の白い橋が大量にかかる。俺はベッドに寝転がった。が、ペニスは痛いほど雄々しく起き上がっていた。
「ふふっ、お兄ちゃんのここ苦しそうに被ってるね。コニィが楽にしてあげるね」
コニィが可愛らしい小さな唇で亀頭にキスをする。その唇から舌を蛇のように這わせ、皮の中で円を描くように広げていった。
「あっ、くぁコ、ニィ……」
まだまだと言わんばかりにコニィは目を細め、皮の中に舌を泳がせる。
「おにいひゃんのほほ、しゅごいいっぱいよごれてるね、ふふ、おいひ、わらひらけのおひんひん」
「舐めたまま喋られるとッうぐっ」
「れろれろっじゅっぷじゅっぷじゅっぷれろぉじゅるるるる、ちゅっ、ぷんっ」
コニィの口が離れる。まだ皮は被ったままだが、コニィは亀頭の先にたっぷりの唾液を垂らし始めた。
そのまま亀頭にキス。そして唇で皮を剥いていくように、ゆっくりとペニスを口の中に含んでいく。ゆっくりとねっとりと、スライムのような粘液で覆い包むように亀頭も、竿もそして根本まで。全てコニィの口の中に呑み込まれてしまった。
そして、一気にコニィが吸い付いた。恐ろしいほど勢いのあるバキューム。さらに顔を上下にまで振るい、喉奥にまで当てる激しい口淫。
「うあっ出るっ!」
耐えるという発想に至る前に俺はもう達してしまっていた。
コニィのぷりぷりの柔らかい喉奥に情欲に満ちた白濁の汁を吐き出した。
「んんんーーー、んんっごくごくごくごくごくごくごく」
最高級の食事を口にしたかのように目を蕩かせ、コニィは淫靡に俺の精液を飲み下していく。ただ予想以上に多かったのか、コニィは鼻からも精液を垂らして、はしたなく口内を精液で満たしていた。
可哀想だとか、やりすぎた、だとかは思わなかった。ただ、可愛く見えた。俺の精液を飲んで悦ぶコニィがとても愛おしく見えた。
「ぷはぁあああ、あぁあはぁああ……お兄ひゃんのしぇーえき……おいひぃい、けぷっ」
可愛らしいげっぷ。
「えへへ、どうお兄ちゃん。気持ちよかった?」
袖キノコのふりふりで、まだガチガチのペニスを撫で扱きながらそんなことを尋ねてくる。言葉にするまでもないが、しっかりと言葉にしておこう。
「うんとても気持ちよかったよ、コニィ」
コニィの頭を撫でる。頭というか、キノコ? キノコが頭でいいんだよな、この場合。髪も撫でておこうか。おお、全然指が引っかからない。撫でているだけ気持ちがいい。
「よかったぁ。自分のキノコでいっぱい練習した甲斐あったよ。舌遣いは自信あったんだぁ」
「ああ、ありがとう。それにいまのこれもとても、いい、ぞ、くぅ」
コニィは妖艶に笑う。わかっててやっていたいみたいだ。
コニィの絹のような肌触りのキノコで、イッたばかりの敏感なペニスを擦られる。優しい肌触りなのに、手つきは絶妙にペニスの弱い部分、亀頭やカリ裏を攻めてきて萎えさせない。それどころか精液がもう尿道にまで昇って――。
「くあっ!」
「あはっ!」
どびゅどびゅるるると、といった音を空耳してしまうほど激しく吐精した。
コニィはペニスから手を離すと、キノコ袖の中で何やら両手を揉み始める。ぐちゅぐちゅ、ぬちゃぬちゃと卑猥な音を立てながら。
「あーん……んくごくっちゅぷっ」
そして、袖口から垂らした泡立った精液を舌を伸ばして飲み始めたのだ。下品にどこまでもいやらしく。俺に見せつけるように。
俺を興奮させるために。
「お兄ちゃん、すぐイッちゃったね。だらしなぁい」
すごく安い挑発。しかし、すでに平静さが失われていた俺は簡単に挑発に乗ってしまう。
「コニィ!」
「やぁん!」
コニィの小さな身体を押し倒し、その股に俺は顔を埋める。小さな割れ目。誰にも侵入を許していない、無垢で綺麗な割れ目へ俺は舌を伸ばした。
ぴっちり閉じた割れ目を舌でこじ開けるとぷしゅっと汁が噴き出る。旨味成分たっぷりのコニィの愛液だ。
「あはぁ、お兄ちゃんの舌でいっぱい私のオマンコ舐められてるっ! やぁほじられちゃう! オマンコ穴舌でほじほじされちゃうぅぅ!」
「カリッ」
「んひぃぁっ!? クリキノコ噛んじゃらめぇっ! 愛液止まらなくなっちゃうからぁあ!」
噛めば噛むほどエッチな汁がぷしゃぷしゃと噴き出てくる。口ではこう言いつつも舐めてしゃぶって噛んでほじられて欲しいのか、ぐいぐいと腰を押し付けてくる。まったくエッチなキノコ幼女だ。
そんなエッチなキノコにはこっちの穴も弄ってあげよう。
「んほぉっ、そっちそっち違っ、おしりぃ! やぁ! 指でぐりぐりしないでぇ! 中で曲げないでぇ!」
「そんなこと言いつつきゅっきゅって締め付けてるじゃないか、ほらオマンコも感じろよコニィ、じゅるるるっ」
「あはぁっ! オマンコもお尻の穴もお兄ちゃんのおもちゃにされてりゅうぅ! らめなのにいいよぉお、もっとしてぇもっとお兄ちゃんの舌と指でほじほじしてぇ! 気持ちいのぉお!」
腰をびくんと跳ねさせながら痙攣したように身を震わせるコニィ。頭や身体中のキノコからは白い胞子がバサバサと撒き散らされ、いっそう淫靡な空気へと塗り替えていく。
その空気は俺だけでなく、コニィの頭の中も犯していて、俺の頭を太ももで挟みぐいぐい涎でドロドロのオマンコを押し付けてくる。涎は下の口どころか上も真ん中からも大洪水。半透明の涎に、乳白色の涎、全身キノコの粘液でドロッドロ。
コニィの身体はどこも美味しそうで、食べ終わるまでにどれだけ時間がかかるのだろうかと考えてしまう。
が、すぐに考えるのをやめた。何時間、何日、何週間かかろうと食べ続ければいい。コニィはもう俺だけのモノなのだ。好きなときに好きなだけ食べてやる。いまこうして未成熟の幼女オマンコを口に頬張って、その媚肉を舐って汁を啜っているように。
「ああぁ、ああ、コニィ!」
「あぁんっ、ふふっ、お兄ちゃんケダモノぉ……そんな凶悪で、ぶっとくて、暴力的なオチンポキノコを、こんな小さくてぷりっぷりの幼女オマンコに向けるなんてぇ」
口ではそう言いつつ赤紫の瞳はもうハートだ。涎をだらだらとこぼしていまか今かと待ち望んでいる。淫乱幼女ここに極まれりだ。
「そんなオチンポキノコにオマンコ串刺しにされちゃったら壊れちゃう。オマンコの形お兄ちゃんのオチンポ専用に作り替えられて、もうお兄ちゃんのオチンポなしじゃ生きられなくなっちゃう」
「ああ、そうしてやるさ。泣いても叫んでも俺専用のコニィマンコにしてやる」
コニィがゾクゾクと満面の笑みで身体を震わした。そして、自らオマンコを広げて腰を突き上げ、オマンコを差し出す。
「してぇ! だらしない私の幼女オマンコ、お兄ちゃん専用オマンコに作り替えてぇ! じゅぼじゅぼお兄ちゃんのオチンポで私のオマンコ壊された――いいぃいひぃぃい!?」
言い終わる前に俺はペニスをコニィのオマンコに突き入れた。ごぼっとコニィのお腹が盛り上がる。ペニスは一気に子宮口まで貫いた。
刹那、未曽有の快楽が俺のペニスに襲い掛かる。
ミミズ千匹、数の子天井なんて生温い、キノコの笠裏にある無数のヒダ。粘液に塗れたそれが意思を持ってペニスに襲い来る感覚だった。締め付け律動し根本から亀頭まで、竿をカリ裏の奥まで隙間なく包み、快楽漬けにして嫐る。
人間では決して味わえない究極の快楽。それをペニスに味わわされて、男の俺が勝てるはずもなく。
「んひぃっ、オチンポ汁ぅ、しぇーえききたぁあああっ!」
挿入即射精していた。子宮口にぴったりくっついた亀頭から吐き出された精液がごくごくコニィの子宮に呑み下されていく。
食べられている、貪られている、そんな気分だった。
だが、最高だった。
「コニィ、コニィ気持ちいいぞっ、お前は最高だっ!」
「あんっああぁっあひっ、精液出しながらオチンポじゅぼじゅぼしてくれるのお兄ちゃぁん!」
腰が止まらない。ペニスが萎えない。もう三度目の射精だというのに全然疲れを感じない。深呼吸をしてコニィの胞子を吸う度にペニスが元気になっていくのが感じる。
なんて最高の女なんだコニィは。
「ぎゅっしてぇ、お兄ちゃんんんっ!」
コニィの小さな身体を抱き締めて、腰をずんずんと振るう。幼女にするにはあまりにも激しすぎる行為。逃げ場を与えず暴力的な腰振りをぶつけるひどい行為にも見えるだろう。
だがコニィは快感に打ち震えて俺にしがみついている。それどころかもっととせがむように、俺に接吻してくる。舌を絡めて胞子入りのエッチな唾液を飲ませ、ペニスをより大きなものに成長させてくる。
「お兄ひゃんしゅきぃらいしゅきぃんんちゅっちゅぷっれろっれろれろっ、ぷあぁ! んひぃいまた大きくなったぁ、ああああっ、そんなぐりぐりしちゃあぁああ、あひっ、ぃいい、しょこぉ赤ちゃんのお部屋ぁ、オチンポ入られちゃったぁ……」
「ああすごいぞ、コニィの赤ちゃん部屋は、ぷりっぷりの壁で子宮口がカリ首を挟んで離さない……腰が止まらなくなるっ!」
コニィを持ち上げ、挿入したまま俺の腰に座らせた。子宮辺りのお腹からペニスの形が浮き出てくる。それでも。
「おほぉおおっおおおっ!」
コニィは歓喜に満ち満ちた表情で、獣のような咆哮をあげた。悦びを示すようにぶわさっと頭のキノコから白い胞子が溢れ出、俺たちの身体を包むどころか部屋中を満たしていく。
「いくぞ、コニィ!」
「ひゃぁあっ下からずんずんってされてぇ! んひぃっ踊っちゃうぅキノコの踊りしちゃうっ! いいよぉオチンポ気持ちいいよぉ! お兄ちゃんと子作り最高だよお」
コニィは自身も腰をじゅっぷじゅっぷと卑猥な音を立てながら上下に動かす。全身を晒すように身体を反らせ、キノコ袖のフリフリは優美に舞い、まさにキノコの踊り子だった。
男をより情欲に駆り立てる、淫猥な踊り子。
「コニィ!」
「あぁんっ」
コニィを抱き寄せ、いっそう激しく下から子宮を突き上げる。興奮しきったコニィの身体は粘液でドロドロ。密着させた身体は癒着してもう二度と離れないかと思うほどに張り付く。
コニィの頭の笠が蠢き、広がったかと思うと俺とコニィの頭を丸呑みにして覆い包んだ。上半身まで呑み込まれ、一切の隙間すらないそこは胞子で充満する淫欲の空間。
最高濃度のマイコニドの胞子に晒された俺は最後の理性とともに、これまでの腰振りで溜めに溜めた精液の堰を完全に崩す。
「らしてぇらしてらしてらしてぇ! お兄ちゃんの精液ぃ! コニィの無防備幼女オマンコの奥深くの赤ちゃん部屋に直接注いで孕ませてぇ!」
「っっ、出るっ!」
そして。尿道を掻き分けて、もはや半固形状の精液が全て、コニィの小さな子宮に注ぎ込まれた。
ドビュビュビュビュビュビュビュビュビュビュビュビュッッッ! と激しくけたたましい音を響かせて。
「あっ……あっぃっぃぃ……っ……ぉ………………ぁ…………」
脳髄が焼けつくような、人外のみに許された絶頂。コニィは白目を剥いて涎を垂らしながら絶頂の快感に酔いしれている。俺もあまりの強すぎる快楽に堪えられず、すがりつくようにコニィを抱き締めた。
射精は何秒続いただろうか。お互い抱き合う形で崩れ、ペニスがちゅぽんっと音を立てて、コニィのオマンコから抜ける。するとペニスに生温かいものがぶびょだのぶぴゅだのという音とともに大量に降りかかった。
それがコニィのオマンコから溢れた俺の精液だと理解した。理解して再び興奮した。子宮に入りきらないほどの精液が出たことに恐怖を抱くどころか、もっと注ぎ込みたい、コニィの身体を精液漬けにしたい、口からも吐き出させたいと思ってしまった。
「おにぃひゃん……?」
俺は起き上がり、コニィをベッドに四つん這いにさせる。俺たちを包んでいたキノコはあっけなく俺たちを開放して縮んだ。案外、俺が何をするつもりなのか気づいているのかもしれない。
「ひぁあ、気持ちよすぎてうごけな、も、もしかしてお兄ちゃん、そこ、するの?」
腕は立たせていられず、お尻だけ突き出した状態になるコニィ。俺が見据えているのはぴっちりと閉じられた可愛らしい肉の蕾。お尻の穴。ケツマンコだ。
「あぁあ、ここも貫かれちゃったらどうなっちゃうんだろぅ……ぁあ、お兄ちゃぁん」
ふりふりとお尻を振ってコニィは俺のキノコを誘ってくる。濃密な胞子が根付いたのか、部屋中いつのまにか、コニィのと同じキノコがそこかしこにぽんぽんと生えていた。
もはやこの部屋はコニィの身体の中も同義。コニィのエッチな胞子で汚染されたこの部屋は、俺を永久にコニィを犯しぬくだけのキノコにする。
だが後悔なんて……ああもうどうでもいい、目の前のコニィを犯したい。コニィの胞子で侵されたい。
コニィと身も心も一つに混じり合いたい。
だからコニィのケツマンコにペニスを迷いなく突き入れた。
「んほおおぉおおぉっ!」
コニィがベッドのシーツにしがみついて、涎を垂らしながら随喜の涙を胞子とともに撒き散らす。
俺はそんなコニィに手加減なくお尻の形が変わるくらい腰をぶつけた。もはやコニィの身体を俺の身体で押し潰すほどの上から下への強烈なピストン。
コニィの顔をこちらに向けさせ、その小さな唇を貪り、奥がないケツマンコを好きなだけペニスでほじり抜いていく。
「おにいちゃっはげしっんんちゅっぷっれろっぁああ、んあぁれろっ」
「コニィのケツマンコもいいぞっ、入口は締め付けてきて、中はふわとろだ。まるでこの袖みたいに包み込んでくるっ!」
「ひやぁあっずんずんってぇ重たいのがぁ、おにいちゃんのオチンポがコニィのお尻ぃ」
「ケツマンコ」
「おしりぃ、ケツ、ケツマンコ、ケツマンコぉ! ケツマンコほじるにょぉ! それが気持ちいいのぉおおっんんんっちゅちゅっちゅぅううっれろっぷはぁ、あああああぁんっ!」
優しくしかし確実に絶頂へと導く魔性の肉壺。いや絶頂に導くと言うのはおかしい。もうすでに絶頂は迎えている。もっと言えば、射精していた。自分でも、コニィすらも気づかないうちに。
静かで緩やかな、慈愛すら感じる抱擁のケツマンコに俺は気づけばすでに吐精していた。とぷとぷと漏らすように、しかしそこが快楽の絶頂ではなく際限なく昇っていく。
「うぁ、ぁあ、コニィ」
もはや腰振りも緩やかになり、ぱちゅんと肉付きのいいお尻がゆっくり弾ける音だけが部屋に響く。止まらない。吐精も、腰振りも、こうしてコニィの身体を味わうのをやめられない。いくら食べても貪っても、コニィの魅力は淫靡さは底なしだ。味わえば味わうほど、沼にハマっていく。キノコの森の奥深くに沈んでいく。
「うぉごっ、ぶはぁぁあ……」
コニィの口から白濁した涎が溢れ出る。涎じゃない、俺の精液だ。止まらない吐精で逆流してしまったのだ。ああ、本当にいやらしい。コニィはこうなっても嬉しそうなのだ。
「んひぃっ!?」
俺はコニィのケツマンコからペニスを引き抜き、いまだ緩やかにどぶどぷと精液を吐き出し続けるペニスをコニィに向ける。
「あはぁああ、お兄ちゃんの精液いっぱぁい。かけてぇ私をお兄ちゃんの精液でいっぱいにしてぇ」
頭のキノコも腕のキノコもその中の手も、背中もおっぱいも脚も、髪も顔も全部精液で汚していく。俺だけのキノコ幼女にする。
仰向けに寝転がるコニィの胸に跨り、ペニスを顔に押し付けた。コニィの身体が気持ちよすぎて精液でドロドロに汚れてしまい、大量の胞子に塗れたペニスをだ。
いまだ鈴口からゆっくりと吐き出される精液で、端正な顔立ちのコニィの顔を汚していく。額も眉も瞼も鼻も口も頬も顎も、ドロドロの半固形精液で塗り潰していく。
はしたなく下品な姿。いまの状況を歓喜に身体を振るわせ、満面の笑みを浮かべるコニィがどうしようもなく愛おしい。
「あはぁ、いただきましゅ、おにいひゃん」
舌なめずりをして、コニィは至福の顔を浮かべながらペニスを頬張る。ぐちゅぐちゅちゅぱちゅぱと卑猥な音を立ててペニスにこべりついた精液と胞子を舐めとり、時には尿道に舌を突き入れて、舌に絡めた胞子をたっぷり塗り込んでくる。
ペニスのお掃除だというのに、萎えるどころかさらに元気になってくる。全身中も外も精液塗れだというのに、コニィはまだまだ俺の精液を飲みたくて、キノコを食べたくてしかたないらしい。
だが俺も同じ気持ちだ。いくら食べても食べきれない目の前の幼女キノコを、食べたくて食べたくて食べたくて、お腹いっぱいになっても食べたくて仕方ない。
「コニィ!」
「来てぇ、お兄ちゃんっ! もっとね、私をね、いっぱい犯してぇ! オチンポキノコで胞子植え付けてぇ! いっぱいお兄ちゃんの子供孕むからぁ!」
いつ終わるともしれないキノコ幼女との交わりはまだまだこれからだった。
そして。結局あれからおそらく三日三晩交わった俺が外に出たところ、目を疑った。
村がキノコに呑まれていた。
いや比喩表現ではなく。村中キノコでびっしりだった。地面も家も畑すらも。至る所にコニィのキノコと似たものが生えている。
なんでもコニィが助けた村長の娘。あの娘が第二のマイコニドとなったらしい。病魔から助けるというのも魔物娘化させることで助ける、ということだったのだ。人間の病気は魔物娘には効かないからだ。
そして魔物娘化した村長の娘は以前から好意を寄せていた村民の元へ夜這いしにいったらしい。そこで俺たちと同じように好きなだけ互いの身体を貪り合ったようだ。が、俺たちと違い、部屋の戸を開け放っていたため、胞子が外に流出。喘ぎ声を聞きつけてやってきた女性にこれまたマイコニドの胞子が感染。そこからはもう芋ずる的にマイコニドの胞子は拡散し、一夜の内に全村民の身体はマイコニドの胞子で汚染されたそうだ。
まぁ汚染といっても、女性はマイコニドになり、男性はそのマイコニドと交わりたくて仕方ない、といった風になるだけのものだが。
人間ならば慌てることだろうが、もはや俺たちには人間の価値観はない。目の前の最愛のマイコニドと思うがまま情交に及べればそれで満足だ。
こうして農村としての俺たちの村は、ある意味壊滅したが、代わりにキノコの村としてそれなりに有名となる。
完全な暗黒魔界となった村はキノコの生育に良いらしく、様々な魔界キノコを栽培できるようになった。刑部狸や色々なプレイに興味津々な魔物がわざわざ買いに来るほどだ。
最近ではマイコニド以外のマタンゴ種の魔物娘たちも村に住み着くようになり、ますます活発になってきている。本当にたまにだが、「不思議の国」固有種のマッドハッターまで訪れることがある。彼女たちが教えてくれたキノコ茶はなかなか革新的だった。
とまぁ、こんな感じで色々村は変わってしまったが、俺たちがやることは以前とたいして変わっていない。農作に変わって育てるのがキノコになっただけであるし、夫婦間の愛の営みが夜だけでなく真昼間でもおっぴろげに行われるようになっただけだ。ただ病気には全くかからなくなったので、以前よりもよい環境になったことは間違いない。
何より、俺も素晴らしい嫁、もといコニィを迎えることができたのだから、いまが一番幸せだ。
「お兄ちゃん」
「ん? どうした?」
「なーんでもないよ。呼んでみただけ」
「そうか。コニィ」
「どうしたのお兄ちゃん?」
「呼んでみただけだよ」
「ふふっぎゅー」
小さなコニィの身体を前から抱きかかえながら、俺は村を歩いている。まぁ昼下がりのお散歩だ。暗黒魔界なので薄暗いけど。
もはや地面はキノコでびっしりで土などは見えない。歩くだけで胞子が舞い上がり、淫靡な空気を俺たちに提供してくれる。
エッチな胞子を浴びて我慢できずに交わってる村民や遊びに来た観光客カップルがそこら中にいる。喘ぎ声を聞くのももう慣れたものだ。この村の一つの環境音に過ぎない。
「んっあはっ、でたぁ」
コニィが俺の腕の中で顔を蕩けさせる。抱きかかえると言ったが、まぁつまるところペニスとオマンコは繋がりっぱなしだった。最近は一秒も離れているのが惜しく、こうやって繋がりっぱなし抱き合いっぱなしだ。それこそ粘液で癒着しているかのように。
「ふふっ、次はいつ出してくれるかなぁ」
「いまにしようか」
「んぉおっあひぃっ!」
腰を上下に動かし、子宮を小突いて精液を吐き出す。もうこのインキュバスの身体にも慣れ、コニィと繋がっていればいつでもどこでもイケる身体になった。逆にコニィと離れているといくらしてもイケない身体になってしまったが、それは問題ない。コニィが俺と離れることは決してないからだ。
「あぁ、あはぁ、美味しぃお兄ちゃんの精液ぃ。濃厚でぇ、ドロッドロでぇ」
コニィは顔を上げて幼な妻の淫乱な笑みを浮かべる。
「私のエッチな卵子をぷすぷすっていっぱい犯してくれるの」
「はは、もう次の娘を産んでくれるのか?」
「いくらでも産むよぉ、お兄ちゃんとの子供だもん。何人でも産んでぇ、孕んでぇ、また産んであげるの」
「まったくお前は最高の女だよ」
「うふふー。お兄ちゃんも最高のお兄ちゃんだよ。……あ、走ってるよお兄ちゃん、私たちの子供が」
コニィが指さす方向。そこには俺とコニィの愛の結晶たる我が娘がキノコの道を走っている。コニィよりも身体が小さな、しかしうちに夫となる者への限りない愛情を秘めた娘。
いずれはこの村を出ていくことだろう。そのときが来たら俺たちは祝福して送り出すだけだ。
走る、走る、ひたすら娘は走る。転んでもまた走る。それがマイコニド。夫を見つけ、捕まえ、そして結ばれるためにひたすらにがむしゃらに走り続けるのがマイコニドという魔物娘なのだ。
「うふふー、あの娘ならきっとすぐに良いお兄ちゃんを見つけられるよね、だって私たちの子供だもん」
だけど俺の、俺だけのマイコニドちゃんは走れない。
「ああ、そうだな」
いや。
訂正しよう。
マイコニドちゃんは走らない。
結ばれるべき夫はすでにもう、その腕の中に捕まっているのだから。
[了]
19/01/30 21:13更新 / ヤンデレラ