再会
「喰らえ!フィアガイアー!」
公園の広場で、一人の桜色の鱗のドラゴンの少女が三人の少年に寄ってたかって虐められていた。
体はゲームに出てくる呪文の名前の掛け声と共に投げつけられた泥ダンゴと地面の砂で黒く汚れている。
「どりゃー!ドラゴン斬りー!」
棒切れが少女の頭に当たり乾いた音が響く。
「や、やめてよ・・・」
「竜魔王!弱ったふりをしても無駄だ!」
「罠だってことは俺達にはお見通しなんだぞ!」
うずくまった姿勢で弱々しい声を上げる少女に次に浴びせられたのは罵倒と蹴りの嵐だった。
わずかな間に次々と靴の跡が刻まれていく。
「魔物は世界を侵略している悪い奴だ!俺達がやっつけて世界を平和にしてやるぜ!」
「ち、違う・・・」
「うるさい!魔物の王の竜魔王がそんなこと言ったって誰も信じねぇよ!」
棒切れが再度唸りを上げて少女の頭を打ちのめした。
「いっ!」
「よーし!これで止めだー!ファイナルクラッシュスパークウルトラ・・・」
一人が小学生によくありがちな強そうな言葉をただごちゃ混ぜにした必殺技名と共に、棒切れを大きく降り被った。
「うぅ・・・」
少これから頭に来る痛みを想像して、少女は頭を抑えて震えていた。
だが、いつまで待ってもその痛みは来ることはなかった。
「なんだこいつ!」
「いてっ!」
「この!くそ!」
慌ただしい様子の三人組の声が聞こえるだけであり、一向に自分に何も起きる気配は無い。
次第に三人組から発せられる声の頻度とボリュームは小さくなり、ついに聞こえなくなった。
少女は何事かと顔を押さえている手を外し、瞑っている目を恐る恐る開けると、そこにはさっきの三人組はおらず、それとは別の前髪で目を隠した少年が立っていた。
「おーくん・・・」
彼は少女、柳仙桜華(りゅうぜん おうか)の幼馴染の矢又 卸地(やまた おろち)。
この二人は遊び場が近いことから度々会って遊ぶ仲であり、特に桜華は気弱な性格と見た目のせいで格好の虐めのターゲットであり、いつも卸地に助けられていた。
「おうか、また虐められててたのか?」
「うん・・・」
「まったく、こんなにしてやられて・・・お前はドラゴンなんだからもう少ししっかりしろ。」
「そうだよね・・・わたし、やられてばっかりじゃダメだよね・・・・・」
桜華はしばらく項垂れていたが、すぐに何かを決意した様な顔になった。
「分かった!わたし、あいつらに負けないくらい強くなる!」
「よし!それで良いんだ!これからあいつらをやっつけられるくらいに強くなるんだぞ!」
「うん!約束するよ!」
公園の広場で、二人の子供ながらの厚い誓いが立てられた。
そして、時は流れて10年後。ある学園にて。
「廊下は走らない下さい!」
「あっ、すいません!」
腕に風紀委員の腕章を付けた卸地が廊下を走っているアルプを注意している。
彼は高校一年生にしてその手腕を買われ風紀委員長となり、学園内の悪事や校則違反を取り締まることで秩序や安全を守る存在となっていた。
「委員長、お疲れ様です。」
「そっちの方もご苦労様。いつも通り食堂の方の見回りは任せて。図書室の見回り、気をつけるんだよ。」
「了解しました。委員長の方もお気をつけて。」
副委員長のアヌビスと別れ、卸地は食堂へと向かった。
この食堂は多くの生徒たちの憩いの場であると同時に、マナー違反やカツアゲ、喧嘩などの事件も多い危険地帯である。
生徒たちでごった返している中、卸地たちが見回りをしているとある席の一角を三人組のガラの悪い男子生徒が占拠しているのが見えた。一人が机に足を投げ出してタバコを吸おうとしている。
「そこの貴方達!座席はルールを守って使用しなさい!それと未成年の喫煙は禁じられています!」
「ギャハハハハ!おい見ろよ!お子様風紀委員長様が何やらお説教してるぜぇ!」
「はいはい、すいませーん。ごめんなさーい。」
卸地の背は男子の平均よりも遥かに低く、160cmにも満たないためたまに子供扱いされたり馬鹿にされることもある。
ただ、そうとはいえ他人の見た目を嘲るこの不良達の人格は少なくともマトモではないだろう。
「とにかく、ルールを守れない場合は強制的に退出させて頂きます!」
「面白ぇなぁこのガキが。やれるもんならやってみろや!」
不良の一人が立ち上がって卸地に殴り掛かる。
だが、子供の頃から合気道を習っていた彼に卸地には余裕で避けられるもので避けようと身構えるが、拳が飛んでくることは無かった。
「・・・!?」
卸地が呆気に取られて目の前を見てみると、見覚えのあるあの背中が立ち塞がっていた。
桜色の鱗に覆われた翼と尻尾のある、あの背中が。
自分よりも小さかったのに、今では一回りも大きくなったあの背中が。
「桜華・・・ちゃん!?」
卸地の前に立ち塞がっていたのは、紛れもなく桜華だった。
手の甲で不良の拳を受け止めきっている。
「ぎゃあああああ!いでぇぇぇぇぇ〜っ!」
鉄よりも堅いドラゴンの甲殻をモロに殴ってしまった不良は手を押さえて泣き喚いていた。
「ギャーーーー!骨が折れたぁ!誰かぁ!病院!病院連れてってくれぇぇぇ〜〜〜!痛ぇよ〜!痛ぇよ〜!」
あまりの出来事に席にいた残り二人はただ泣き叫ぶ仲間を呆然と見ているしかできない。
「さぁ、次はどいつだ?」
桜華は卸地を守るかのように二人の前に立ち、睨みつける。
威圧感に怯えた二人は漫画のようにお互いを抱き合って震えていた後、のたうち回っている仲間を抱えて逃げ去って行った。
「・・・・・桜華ちゃん。」
「何だ?」
「桜華ちゃん、だよね・・・」
卸地は驚きを隠せなかった。
小学生の半ば頃、父親の仕事の都合で引っ越してしまい、もう二度と会えないと思っていた桜華が自分の目の前に居て、それも力強く、美しく成長していたことに。
「そうだ。久しぶりだな。卸地。いや、おーくん。会いたかったぞ。」
幼い頃の呼び名で呼ばれた卸地は、自分の心が熱くときめいたのを感じた。
「・・・・!あっ!桜華ちゃんっ!手は!手は大丈夫なの!?」
「心配するな、あの時の約束以来父さんの道場で鍛えまくったからこれくらい何とも無い。」
「そ、それよりもどうしてここに!?もう会えないと思っていたのに・・・」
「実はな、運の良いことに父さんの出張が思ったより短く済んでな。中学生が終わる頃にはこっちに戻って来れたんだ。さらに、またまた運の良いことに卸地の行方を探っていたらここに入るということも聞いて、入学することにしたのさ。」
桜華はわざとらしく笑う。
「それよりも、せっかくに会えたんだ。学校が終わったら家へ来ないか?こうして会えたのだから話の一つでもしていこうじゃないか。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
授業が終わり、放課後。
卸地と桜華は共に私服に着替えてから、桜華の部屋に来ていた。
そこでの二人は主に中学時代の話題や最近のニュースの話題で盛り上がったり、漫画を読んだりしてのんびりと過ごしていた。
「へぇ、桜華ちゃんってこんなのが好きなんだ・・・・わっ!?」
突如少年漫画を読んでいた卸地のうなじに柔らかい物が押し当てられ、背後から微かに発せられる甘い香りが彼の体を取り巻いていく。
「特に、このヒロインのあざとさが良いだろう?」
「・・・・・う、うん・・・」
柔らかい物の正体は言わずもがな、桜華の立派な乳房だ。このスケベなおっぱいはいやらしいことに、卸地の背中の敏感な所を擦ってきている。
「その・・・桜華ちゃん、当たって・・・ひゃっ!?」
卸地の服が手と本の隙間に差しこまれた手によりピラリとたくし上げられ、合気道の鍛練で鍛えられて薄く割れた腹筋が露になった。
「結構鍛えられているんだな。」
桜華がツンツンと卸地の腹を突いていく。
くすぐったさと恥ずかしさに卸地は身をよじり、その拍子に手に漫画が落ちた。
「い、一応合気道やってて鍛えているから・・・・」
「そうか。中々のものじゃないか。だけど・・・・」
桜華がゆっくりと自分のシャツをめくり上げていく。そのなまめかしい姿に卸地の目が釘付けになる。
シャツが完全にめくり上げられた場所には、卸地の物よりも立派に割れた腹があった。
「私の方も負けてはいないさ。」
「わぁ・・・!」
西洋の彫刻のような洗礼された造形美に卸地は見惚れていた。この時の彼の心境は、逞しい体つきの男性に惚れる女性に近いものだった。
「ふふっ、どうやらそんなに私の体を気に入ったみたいだな?その証拠に・・・」
桜華が嗜虐的な目線で卸地の股間に目をやる。それに釣られて、卸地も目線の先を見やる。
「あっ!?」
そこには、小さな可愛らしいテントが張られていた。
「ちっ、違う!これは!」
「そう慌てなくて良い。卸地も男の子なんだから仕方がないさ。」
ゴツゴツとした鱗に覆われた大きな手は、器用にズボンのチャックを下げ、ブリーフパンツをスムーズに脱がしていく。
「うぅ・・・・」
服の下から出てきた卸地のモノは、子供の様に小さく、まだ皮も被っている可愛らしいモノであった。
「こ、高校生なのにいまだにこんなのだなんてかっこ悪いよね・・・」
「そんなことないぞ♥とても可愛いらしいモノじゃないか♥んぶっ♥」
「んひぃっ!?」
桜華が卸地のペニスに吸い付いた。
チュパチュパと細いストローで飲み物を飲むかのように吸い上げていく。
「あぁぁぁ・・・・」
口の中の温かさと絡み付いてくる舌の絶妙な快楽の連携により卸地の股間は我慢が効かなくなってきた。
「ーーーーー!」
限界に達した卸地のモノからぴゅるぴゅると可愛らしい水音を上げ、精液が桜華の口の中に流し込まれていく。
「あっ、ああああ・・・」
「・・・ぷはっ。どうだ?気持ち良かったか?」
顔を赤く染め、息を荒くしている卸地の顔に桜華が顔を近づける。
「うん、すごく・・・気持ち良い・・・」
「そうかそうか、嬉しいぞ♥」
フェラチオの体勢から上半身を起こし、桜華が卸地の頭を愛おしく撫でた。
「も、もぅ・・・子供じゃないのに・・・」
撫でられている卸地は照れと嬉しさが混じった顔で桜華の顔を見つめる。
「正直に言えたご褒美に・・・・思い切りこの体に甘えてさせてやろう♥」
力強い手によって卸地の小さな体が桜華の妖艶な体に引き寄せられた。
顔は完全に谷間に埋もれてしまっている。
「んぅぅ・・・」
体を密着させられることで伝わってくる温もりに、卸地は幸福感を感じていた。いつまでも、ずっとこうしてしがみついていたい。離れたくない。そんな自らの思いの成すがままに甘えていた。
「桜華ちゃん・・・桜華ちゃん・・・・」
卸地は両手を桜華の両乳房にそれぞれ当て激しく揉みしだき、胸の谷間を舐めまわしていた。
「良いんだ。もっと甘えていいんだぞ♥今なら、卸地のこと、思い切り甘えさせてあげられる位強くなれた自信があるんだ♥」
「・・・ありがとう・・・桜華ちゃん・・・大好き・・・・」
「私もさ。卸地。」
二人はお互いに顔を近づけ、口づけを交わした。
口内に舌を絡ませ、背中に手を回し合う。いよいよ愛を育む儀式の開幕だ。
「桜華ちゃん・・・僕・・・もう我慢できなくなってきちゃった・・・・その・・・シて欲しいんだけど・・・良いかな・・・・」
「あぁ・・・♥いいぞ・・・・♥」
デニムのチャッがを開かれ、その中の下着も下げられた。
淫らな熱気を放出して、愛しいオスを今か今かと待ち焦がれている雌マンコが現れる。
「・・・・行くよ・・・・」
モノを挿入されたマンコはプチュリと処女喪失の合図の水音がして、割れ目から赤紫色の血が流れ出す。
「桜華ちゃん・・・」
「大丈夫、平気だ。むしろ気持ち良い。」
「う、うん・・・じゃあ、行くよ・・・」
卸地は、ゴクリと生唾を飲んで決意を固め腰を振るう。
ヘコヘコとぎこちない動きだが、熱い思いが込められている。
「うっ!うっ!」
「がんばれ・・・♥がんばれ・・・♥」
そんな彼を桜華は慈母の様に優しく微笑みかけて見守る。
次第にコツを掴んできたのか卸地の腰を振るスピードは速くなっていった。
「あっ!あっ!出るっ!桜華ちゃん!出るよぉぉぉぉっ!」
少量の精子が数回に分けて桜華のナカに注ぎ込まれていく。子宮を満たされる感覚に彼女はうっとりとしていた様子で結合部分を見やる。
「よく頑張ったな♥偉い偉い♥」
全てをやりきった卸地を祝福するかのように桜華はまた彼の頭を優しく撫でた。
「これからも・・・ずっと一緒だよ・・・♥」
愛する人の胸の中で、卸地は幸せを噛みしめた。
公園の広場で、一人の桜色の鱗のドラゴンの少女が三人の少年に寄ってたかって虐められていた。
体はゲームに出てくる呪文の名前の掛け声と共に投げつけられた泥ダンゴと地面の砂で黒く汚れている。
「どりゃー!ドラゴン斬りー!」
棒切れが少女の頭に当たり乾いた音が響く。
「や、やめてよ・・・」
「竜魔王!弱ったふりをしても無駄だ!」
「罠だってことは俺達にはお見通しなんだぞ!」
うずくまった姿勢で弱々しい声を上げる少女に次に浴びせられたのは罵倒と蹴りの嵐だった。
わずかな間に次々と靴の跡が刻まれていく。
「魔物は世界を侵略している悪い奴だ!俺達がやっつけて世界を平和にしてやるぜ!」
「ち、違う・・・」
「うるさい!魔物の王の竜魔王がそんなこと言ったって誰も信じねぇよ!」
棒切れが再度唸りを上げて少女の頭を打ちのめした。
「いっ!」
「よーし!これで止めだー!ファイナルクラッシュスパークウルトラ・・・」
一人が小学生によくありがちな強そうな言葉をただごちゃ混ぜにした必殺技名と共に、棒切れを大きく降り被った。
「うぅ・・・」
少これから頭に来る痛みを想像して、少女は頭を抑えて震えていた。
だが、いつまで待ってもその痛みは来ることはなかった。
「なんだこいつ!」
「いてっ!」
「この!くそ!」
慌ただしい様子の三人組の声が聞こえるだけであり、一向に自分に何も起きる気配は無い。
次第に三人組から発せられる声の頻度とボリュームは小さくなり、ついに聞こえなくなった。
少女は何事かと顔を押さえている手を外し、瞑っている目を恐る恐る開けると、そこにはさっきの三人組はおらず、それとは別の前髪で目を隠した少年が立っていた。
「おーくん・・・」
彼は少女、柳仙桜華(りゅうぜん おうか)の幼馴染の矢又 卸地(やまた おろち)。
この二人は遊び場が近いことから度々会って遊ぶ仲であり、特に桜華は気弱な性格と見た目のせいで格好の虐めのターゲットであり、いつも卸地に助けられていた。
「おうか、また虐められててたのか?」
「うん・・・」
「まったく、こんなにしてやられて・・・お前はドラゴンなんだからもう少ししっかりしろ。」
「そうだよね・・・わたし、やられてばっかりじゃダメだよね・・・・・」
桜華はしばらく項垂れていたが、すぐに何かを決意した様な顔になった。
「分かった!わたし、あいつらに負けないくらい強くなる!」
「よし!それで良いんだ!これからあいつらをやっつけられるくらいに強くなるんだぞ!」
「うん!約束するよ!」
公園の広場で、二人の子供ながらの厚い誓いが立てられた。
そして、時は流れて10年後。ある学園にて。
「廊下は走らない下さい!」
「あっ、すいません!」
腕に風紀委員の腕章を付けた卸地が廊下を走っているアルプを注意している。
彼は高校一年生にしてその手腕を買われ風紀委員長となり、学園内の悪事や校則違反を取り締まることで秩序や安全を守る存在となっていた。
「委員長、お疲れ様です。」
「そっちの方もご苦労様。いつも通り食堂の方の見回りは任せて。図書室の見回り、気をつけるんだよ。」
「了解しました。委員長の方もお気をつけて。」
副委員長のアヌビスと別れ、卸地は食堂へと向かった。
この食堂は多くの生徒たちの憩いの場であると同時に、マナー違反やカツアゲ、喧嘩などの事件も多い危険地帯である。
生徒たちでごった返している中、卸地たちが見回りをしているとある席の一角を三人組のガラの悪い男子生徒が占拠しているのが見えた。一人が机に足を投げ出してタバコを吸おうとしている。
「そこの貴方達!座席はルールを守って使用しなさい!それと未成年の喫煙は禁じられています!」
「ギャハハハハ!おい見ろよ!お子様風紀委員長様が何やらお説教してるぜぇ!」
「はいはい、すいませーん。ごめんなさーい。」
卸地の背は男子の平均よりも遥かに低く、160cmにも満たないためたまに子供扱いされたり馬鹿にされることもある。
ただ、そうとはいえ他人の見た目を嘲るこの不良達の人格は少なくともマトモではないだろう。
「とにかく、ルールを守れない場合は強制的に退出させて頂きます!」
「面白ぇなぁこのガキが。やれるもんならやってみろや!」
不良の一人が立ち上がって卸地に殴り掛かる。
だが、子供の頃から合気道を習っていた彼に卸地には余裕で避けられるもので避けようと身構えるが、拳が飛んでくることは無かった。
「・・・!?」
卸地が呆気に取られて目の前を見てみると、見覚えのあるあの背中が立ち塞がっていた。
桜色の鱗に覆われた翼と尻尾のある、あの背中が。
自分よりも小さかったのに、今では一回りも大きくなったあの背中が。
「桜華・・・ちゃん!?」
卸地の前に立ち塞がっていたのは、紛れもなく桜華だった。
手の甲で不良の拳を受け止めきっている。
「ぎゃあああああ!いでぇぇぇぇぇ〜っ!」
鉄よりも堅いドラゴンの甲殻をモロに殴ってしまった不良は手を押さえて泣き喚いていた。
「ギャーーーー!骨が折れたぁ!誰かぁ!病院!病院連れてってくれぇぇぇ〜〜〜!痛ぇよ〜!痛ぇよ〜!」
あまりの出来事に席にいた残り二人はただ泣き叫ぶ仲間を呆然と見ているしかできない。
「さぁ、次はどいつだ?」
桜華は卸地を守るかのように二人の前に立ち、睨みつける。
威圧感に怯えた二人は漫画のようにお互いを抱き合って震えていた後、のたうち回っている仲間を抱えて逃げ去って行った。
「・・・・・桜華ちゃん。」
「何だ?」
「桜華ちゃん、だよね・・・」
卸地は驚きを隠せなかった。
小学生の半ば頃、父親の仕事の都合で引っ越してしまい、もう二度と会えないと思っていた桜華が自分の目の前に居て、それも力強く、美しく成長していたことに。
「そうだ。久しぶりだな。卸地。いや、おーくん。会いたかったぞ。」
幼い頃の呼び名で呼ばれた卸地は、自分の心が熱くときめいたのを感じた。
「・・・・!あっ!桜華ちゃんっ!手は!手は大丈夫なの!?」
「心配するな、あの時の約束以来父さんの道場で鍛えまくったからこれくらい何とも無い。」
「そ、それよりもどうしてここに!?もう会えないと思っていたのに・・・」
「実はな、運の良いことに父さんの出張が思ったより短く済んでな。中学生が終わる頃にはこっちに戻って来れたんだ。さらに、またまた運の良いことに卸地の行方を探っていたらここに入るということも聞いて、入学することにしたのさ。」
桜華はわざとらしく笑う。
「それよりも、せっかくに会えたんだ。学校が終わったら家へ来ないか?こうして会えたのだから話の一つでもしていこうじゃないか。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
授業が終わり、放課後。
卸地と桜華は共に私服に着替えてから、桜華の部屋に来ていた。
そこでの二人は主に中学時代の話題や最近のニュースの話題で盛り上がったり、漫画を読んだりしてのんびりと過ごしていた。
「へぇ、桜華ちゃんってこんなのが好きなんだ・・・・わっ!?」
突如少年漫画を読んでいた卸地のうなじに柔らかい物が押し当てられ、背後から微かに発せられる甘い香りが彼の体を取り巻いていく。
「特に、このヒロインのあざとさが良いだろう?」
「・・・・・う、うん・・・」
柔らかい物の正体は言わずもがな、桜華の立派な乳房だ。このスケベなおっぱいはいやらしいことに、卸地の背中の敏感な所を擦ってきている。
「その・・・桜華ちゃん、当たって・・・ひゃっ!?」
卸地の服が手と本の隙間に差しこまれた手によりピラリとたくし上げられ、合気道の鍛練で鍛えられて薄く割れた腹筋が露になった。
「結構鍛えられているんだな。」
桜華がツンツンと卸地の腹を突いていく。
くすぐったさと恥ずかしさに卸地は身をよじり、その拍子に手に漫画が落ちた。
「い、一応合気道やってて鍛えているから・・・・」
「そうか。中々のものじゃないか。だけど・・・・」
桜華がゆっくりと自分のシャツをめくり上げていく。そのなまめかしい姿に卸地の目が釘付けになる。
シャツが完全にめくり上げられた場所には、卸地の物よりも立派に割れた腹があった。
「私の方も負けてはいないさ。」
「わぁ・・・!」
西洋の彫刻のような洗礼された造形美に卸地は見惚れていた。この時の彼の心境は、逞しい体つきの男性に惚れる女性に近いものだった。
「ふふっ、どうやらそんなに私の体を気に入ったみたいだな?その証拠に・・・」
桜華が嗜虐的な目線で卸地の股間に目をやる。それに釣られて、卸地も目線の先を見やる。
「あっ!?」
そこには、小さな可愛らしいテントが張られていた。
「ちっ、違う!これは!」
「そう慌てなくて良い。卸地も男の子なんだから仕方がないさ。」
ゴツゴツとした鱗に覆われた大きな手は、器用にズボンのチャックを下げ、ブリーフパンツをスムーズに脱がしていく。
「うぅ・・・・」
服の下から出てきた卸地のモノは、子供の様に小さく、まだ皮も被っている可愛らしいモノであった。
「こ、高校生なのにいまだにこんなのだなんてかっこ悪いよね・・・」
「そんなことないぞ♥とても可愛いらしいモノじゃないか♥んぶっ♥」
「んひぃっ!?」
桜華が卸地のペニスに吸い付いた。
チュパチュパと細いストローで飲み物を飲むかのように吸い上げていく。
「あぁぁぁ・・・・」
口の中の温かさと絡み付いてくる舌の絶妙な快楽の連携により卸地の股間は我慢が効かなくなってきた。
「ーーーーー!」
限界に達した卸地のモノからぴゅるぴゅると可愛らしい水音を上げ、精液が桜華の口の中に流し込まれていく。
「あっ、ああああ・・・」
「・・・ぷはっ。どうだ?気持ち良かったか?」
顔を赤く染め、息を荒くしている卸地の顔に桜華が顔を近づける。
「うん、すごく・・・気持ち良い・・・」
「そうかそうか、嬉しいぞ♥」
フェラチオの体勢から上半身を起こし、桜華が卸地の頭を愛おしく撫でた。
「も、もぅ・・・子供じゃないのに・・・」
撫でられている卸地は照れと嬉しさが混じった顔で桜華の顔を見つめる。
「正直に言えたご褒美に・・・・思い切りこの体に甘えてさせてやろう♥」
力強い手によって卸地の小さな体が桜華の妖艶な体に引き寄せられた。
顔は完全に谷間に埋もれてしまっている。
「んぅぅ・・・」
体を密着させられることで伝わってくる温もりに、卸地は幸福感を感じていた。いつまでも、ずっとこうしてしがみついていたい。離れたくない。そんな自らの思いの成すがままに甘えていた。
「桜華ちゃん・・・桜華ちゃん・・・・」
卸地は両手を桜華の両乳房にそれぞれ当て激しく揉みしだき、胸の谷間を舐めまわしていた。
「良いんだ。もっと甘えていいんだぞ♥今なら、卸地のこと、思い切り甘えさせてあげられる位強くなれた自信があるんだ♥」
「・・・ありがとう・・・桜華ちゃん・・・大好き・・・・」
「私もさ。卸地。」
二人はお互いに顔を近づけ、口づけを交わした。
口内に舌を絡ませ、背中に手を回し合う。いよいよ愛を育む儀式の開幕だ。
「桜華ちゃん・・・僕・・・もう我慢できなくなってきちゃった・・・・その・・・シて欲しいんだけど・・・良いかな・・・・」
「あぁ・・・♥いいぞ・・・・♥」
デニムのチャッがを開かれ、その中の下着も下げられた。
淫らな熱気を放出して、愛しいオスを今か今かと待ち焦がれている雌マンコが現れる。
「・・・・行くよ・・・・」
モノを挿入されたマンコはプチュリと処女喪失の合図の水音がして、割れ目から赤紫色の血が流れ出す。
「桜華ちゃん・・・」
「大丈夫、平気だ。むしろ気持ち良い。」
「う、うん・・・じゃあ、行くよ・・・」
卸地は、ゴクリと生唾を飲んで決意を固め腰を振るう。
ヘコヘコとぎこちない動きだが、熱い思いが込められている。
「うっ!うっ!」
「がんばれ・・・♥がんばれ・・・♥」
そんな彼を桜華は慈母の様に優しく微笑みかけて見守る。
次第にコツを掴んできたのか卸地の腰を振るスピードは速くなっていった。
「あっ!あっ!出るっ!桜華ちゃん!出るよぉぉぉぉっ!」
少量の精子が数回に分けて桜華のナカに注ぎ込まれていく。子宮を満たされる感覚に彼女はうっとりとしていた様子で結合部分を見やる。
「よく頑張ったな♥偉い偉い♥」
全てをやりきった卸地を祝福するかのように桜華はまた彼の頭を優しく撫でた。
「これからも・・・ずっと一緒だよ・・・♥」
愛する人の胸の中で、卸地は幸せを噛みしめた。
19/02/02 15:27更新 / 消毒マンドリル