連載小説
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11日目「なにかの片鱗・淫魔の誘惑」

[ガーゴイル寮 312号室]


「おはようございます〜♥」


ベルンは開眼一番に目の前にいたマミーの包帯に覆われた頬を押しのけた。

「あぁ〜ん・・・ご主人様のいけずぅ〜」

「なにしようとしてんだよ」

「お目覚めのキスれすぅ〜」

「やめてくれ」

やれやれと溜め息をついたベルンは、そそくさと着替えを始めた。

「・・・ご主人様の汗の染み込んだパジャマ〜♥」

やめろ


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[巨大食堂、もふもふ亭]


「今日はなにを食べるかな・・・」

食堂に着いたベルンが店を見回していると・・・


「やぁやぁベルンくん!元気しとるかね!」


背後からベルンの肩をバシンと叩くように掴んだその手と大音量の声に、ベルンは身体を震わせてびっくりした。

「こ、校長先生・・・」

「はっはっはっ!久しぶりだね。今から朝食かな?だったら、私と一緒に食べようじゃないか。どれ、私が奢ってあげよう」

「え、あ、ちょ・・・」

ガッシリと掴まれた肩に引きずられながら、ベルンは校長についていく。校長は焼肉屋に行き、ニコニコ笑いながら注文した。

「やぁおはよう!さっそくだが、ステーキ定食2つ、片方は肉大盛りで。支払いはまとめてくれ」

「ありがとうございます。校長センセ、ガレッタセンセの朝ごはんじゃないんスか?」(店主)

「いやぁ、昨晩、妻とハッスルしすぎてな、はっはっはっ!妻は朝飯を作る間もなく寮に帰ってしまったよ」

焼肉屋の店主と校長が談笑している横で、ベルンは半分げっそり、半分わくわくしていた。重い朝食を食べないといけない苦労と、ステーキを食べたことがない期待からだ。

「お待ちどうさま、ステーキ定食ふたつ!」

「ありがとう!さぁ、ベルンくん、朝食としよう。はっはっはっ!」

これまたずるずると引きずられるようにベルンをつれていく校長は、食堂の隅の、あまり人のいない席を選んで座った。

「さぁさぁ、ベルンくん。食べたまえ」

「・・・い、いただきます・・・」

ベルンは目の前にでんと居座る巨大なステーキを切り、フォークで口に運んだ。

「・・・おぉ・・・美味い」

「そうか、そうか」

「・・・朝からこれはキツいですがね・・・」

「はっはっはっ!若い時は朝からガツガツ食って、筋肉をつけなきゃいかんぞ!」

そういう校長は、2枚のステーキのうちの一枚を、握りこぶしサイズにカットし、バクリばくりと食べて行く。ベルンはそれに唖然としながら、ちまちまと食べ進めた。


「むぐむぐ・・・で、だ。ベルンくん。ナンパは進んでるかね?


「むぐっ!?」

校長がステーキ1枚、ベルンがステーキの1/3を食べ終えた時、話が急に切り出された。

「げほ、げほっ・・・まだそんなこと言うんですか?」

「これは真面目な話だぞ?何も思春期の子供同士のやんちゃな話じゃない」

ハァと疲れたようなため息をしたベルンは、愚痴のように話した。

「校長先生。そうは言いますが、『俺の身体のために抱かれてくれ』なんて言えませんって。第一、サティアのこともありますし、それに、最近俺を見る男子の目がキツいんですって。これじゃ闇討ちされてもおかしくないですって」

すると、校長は大口をあけて笑いだした。遠くで食事をしていた生徒たちはびっくりしてそっちをみた。

「うはははははは!小さい、小さいぞベルンくん!悩みが小さいぞ!あっはっはっ!」

「・・・はぁ?」

明らかに不機嫌な返事をしたベルンを無視し、校長は話を続けた。

「ベルンくん、君は優しい。だからこそ、抱く相手を選ぶだろう。目についた相手誰でもいいから、なんて考えない子だ。最低でも君を想ってる娘を選ぶ。そして、君を想う娘は君に頼りにされて喜ぶだろう。
サティア嬢はメデューサだ。もちろんそれにヤキモチを焼き、君を魅了することに力を入れるだろう。なら、それも受け入れてやればいい。他の娘の好意、それへの嫉妬。それらを全て上手く受け入れてやるのが、男の度量だと言うものだ」

「・・・でも、そんなの、身体目当てだと思われるじゃないですか」

ベルンは、思ったことを言った。




「・・・お前は何を心配してるんだ?」




その時、校長の目つきと雰囲気が一変した。
ベルンはドキリとし、息が詰まった。校長の厳しい目に目が釘つけになり、身体は金縛りにあう。背中がゾッと冷えた。


「お前が心配するのはなんだ?相手が傷つくことか?それとも、自分の体裁か?前者ならまだいいが、後者なら私はお前をぶっ飛ばすぞ。
お前は命の危機に瀕してるかもしれないんだぞ?なりふり構ってる場合か?
相手の気持ちを気遣うなら、セックスをする前に事情を説明してやれ。それで相手が白けたなら、やめればいいだろ。その時に、その子がお前をどう想ってるか分かる。
だがな、体裁を気にしてるなら、お前は優しくともなんともない。臆病者だ。自分の身を安全な場所に隠して、いざ自分を晒さねばならんときに踏み出せんチキンだ。相手の気持ちがどうだの、自分は偽善者ぶっておきながら、自分の株が下がらぬよう心配してるだけじゃないか。え?どうなんだよ?
それともなにか?女を前にしても勃たないインポ野郎なのか?短小早漏の種無し野郎なのか?」


最後の嘲り混じりの言葉にも、ベルンは怒りを露わにすることができなかった。校長の気迫は周りの空気を冷やし、話が聞こえてなくとも、食事をとっていた者、談笑していた者、みな動けず、息が詰まっていた。


「もうひとつ聞くぞ?女は抱かない、魔力回復薬でなんとかすると言っていたが、それだって無限じゃない。麻薬みたいにずっと買い続ける気か?もし、切れたとき、買えなくなった時のことを考えたか?お前はまた、『もうひとつの人格』になるんだぞ?そしたらまた被害者が出るぞ?名も分からん、お前を好いているか否かなんて関係ない。偶然その場にいた誰かが被害にあうんだ。それを考えたか?それでもいいと思ってるのか?お前自身が傷ついたり、私たち教師が事情を把握してるからいいと、思ってるのか?え?正直に言ってみろ・・・ベルン・トリニティ」


最後の名前の呼び方は冷たく、無機物の名前を読み上げるかのようで、ベルンは息ができず、軽い酸欠のように頭がガンガンと痛み始めた。




「・・・ま、そういうことだ。あんまり強情を張ると、いらん誤解を招くぞ。もっと軽く考えなさい。君らは若いんだから!あっはっはっはっ!」




突然、校長が頬を緩ませて優しい表情になり、ベルンの肩をバシバシ引っ叩きながら高らかに笑っていた。
ベルンは、やっと一息ついた瞬間、心臓がバクバク鳴っていることと、身体中がじっとり濡れていることに気づいた。

「・・・しかし、闇討ちとは尋常じゃないな。男子からの目が厳しいねぇ・・・あんまり気にしなくていいとは思うが」

「・・・そ、それは・・・体裁のこと、て、ことですか・・・?」

軽く震えながらベルンが聞くと、校長は小さく笑った。

「ハハハ。違う違う。気にせんでも、『敵は減っていく』さ」

「・・・?」

ベルンが首を傾げると、校長はもう一枚のステーキにナイフを入れた。

「君を妬んでる輩たちは、要は彼女いない集団だろう。そんな奴らはね、大概半年経てば80%くらいいなくなるんだよ」

「・・・いなくなる?」

「むぐむぐ・・・ひとつは、学園恋愛。もひとつは・・・『寿中退』、とでも言おうかな」

「・・・は???」

聞いたことない言葉に、ベルンは首を傾げた。すると、校長はニヤニヤしながら言った。

「ベルンくん。我が校の一回生男女比は、だいたい5:5なんだよ。ところが、二回生になると男女比は、例年、4:63:7になるんだよ。
原因は、週1の冒険講習だ。
冒険講習で訪れる場所にも、魔物はいる。しかも、野生のものだ。それらに襲われた男子生徒は大概、しばらくの間、行方不明になったのち、ひょっこり『嫁』を連れて帰ってくるのさ。そして、学校を辞めていく。嫁と仲睦まじく暮らすためにね。すると、どんどん男子生徒は辞めていく。
学校に居残る男子生徒は、絆を深めた男子や女子と仲良くなっていく。女子は男子に惚れるほど情欲を抑えられず、気づいたら襲ってしまう。男子同士で仲のいい者が拗れると、片方がアルプになり、これまた襲ってしまう。
す、る、と、だ。我が校では時間が経つほどに彼女なし男子はいなくなるんだよ。ま、たま〜にいるがね。彼女なし男子は。しかし、彼らは確固たる意思を持って彼女なし歴を貫いてるんだよ。例えば『この種族の魔物しか嫁に認めん!』とか、『俺はゲイだ!』とかね。
もう分かったろう?時間が経てば自然と敵はいなくなるさ!はっはっはっ!」

豪快に笑う校長に、ベルンはこの学校の厳しさを再認識し、軽く青ざめていた。
ちなみに、ちょろっと会話が聞こえていた男女たちは、男子はガッツポーズするものもいたり、女子は慌てたように席を立つものがいた。


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[学校・廊下]

校長との朝食を終え、ベルンは空いた1コマの時間をぶらついて過ごしていた。

「・・・う〜ん・・・」

ベルンは腕を組み、少し悩んでいた。
先の校長の喝に、自分の考えがぐらついていたのだ。

(確かに、俺の知らない人格がいつ現れるか、あんまり分からんし・・・でも、だからってナンパか・・・う〜ん・・・)

「あ、あの・・・」

その時、ベルンは背後から服を引っ張られた。

(・・・ん?)

ベルンはゆっくり振り向いた。


「ひっ・・・えと、あの・・・べ、ベルン・トリニティ、です、か?」


そこには、ベルンの胸当たりまでしか身長のない、ドッペルゲンガーがいた。

「そうだけど?」

「そ、そうだけどって・・・じ、上回生には、け、敬語を、使ってください!」

顔を真っ赤にしてぷりぷり怒る、ドッペルゲンガー。彼女の言葉に、ベルンは目を丸くした。

「え、えっ!?上回生!?先輩ですか!?」

「う、う〜・・・小さくても先輩ですぅ!」

ドッペルゲンガーは目をうるうるさせながらベルンを見上げて抗議する。
それを見て申し訳ないと思いながらも、若干可愛いと思い頬を緩ませた瞬間・・・


『チャキッ』


「・・・会長、泣かせて、笑ったな・・・」


首元に冷たい刃物が当たり、後ろから静かな声と殺気がベルンを襲った。

「・・・ぇ、ぁ、ぇ・・・」

「・・・死んでみる・・・?」

「ちょ!?ちょ!?サリス!ダメですーっ!鎌をしまってー!」

ドッペルゲンガーが言うと、ベルンの後ろにいたマンティスの『サリス』がベルンを離し、ドッペルゲンガーの横に行った。

「わ、私はね!?ベルンに注意しに来ただけなの!暴力沙汰はダメなの!」

「・・・でも会長、小さいって言われて泣いてた・・・」

「い、言われてないもん!小さくないもぉん!・・・うぅ〜・・・」

「・・・よしよし・・・」

ドッペルゲンガーが俯いて落ち込むと、何故かホクホク顔をしたサリスがドッペルゲンガーの頭を撫でていた。

「・・・あのー・・・で、俺はなんで呼び止められたんでしょうか?」

ベルンが聞くと、ドッペルゲンガーはハッとし、サリスは小さく舌打ちした。

「・・・空気読め・・・」

「え、えーとですね・・・べ、ベルン・トリニティ、貴方は、が、学園の風紀を乱しています!」

「・・・はい?」

ベルンがちょっと不機嫌な声を出すと、ドッペルゲンガーは小さくひっと息を飲み、ビビっていた。しかし、涙目ながら目をキリリと引き締めると、ベルンをまっすぐ見た。(足は震えていたが)

「さ、最近、貴方のま、周りで女性問題が顕著なんです!えと・・・不謹慎です!ハレンチです!」

「んなこと言われましても・・・この前の朝の騒動は校長が・・・」

「そ、それだけじゃないのですよ!?」

ドッペルゲンガーが綺麗なファイルを取り出し、中のプリントを取り出し、ベルンに見せた。

「こ、これが、現在確認されてる、トラブルですっ!」

「・・・えー?」

ベルンがプリントを見ると・・・


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・情報提供者:生徒A
クラリアさんがベルンの話ばかりする!くやしい!

・情報提供者:生徒B
サティアさんの前でベルンの話をしたら何故か締め上げられた。訴えてやりたい!ベルンを。

・情報提供者:生徒C
最近、ミルキィ様がベルンという小僧にご執心だ!死ぬが良い!

・情報提供者:生徒D
最近、ミルキィ様がベルンという小僧にご執心だ!死ぬがいい!

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・・・という苦情文?(大半男から)が結構な量書き連ねてあった。

「・・・なんか俺八つ当たり的な扱いじゃありません?これ」

「ひ、火のない所に、け、煙はたたないんですよ!」

気づくと、ドッペルゲンガーはサリスの後ろで怯えながら言っており、ベルンはちょっと凹んだ。

「で、ですから、あ、貴方はそれを自覚して、じ、自重しなさい!」

「・・・あんまり、争いのタネにならないようにしなさいってこと・・・」

「・・・はぁ」

どうやら、今回は注意勧告だけのようだったことにベルンは少し安堵したが、校長と相反することを言われてため息を吐いた。

「わかりました、心がけるようにします」

「ちゅ、注意しなさい!」

「・・・」

ベルンはやれやれと肩を落としながらふたりに背を向けて歩いて行った。


「・・・こ、怖かったよぉ・・・(;ω;)」

「・・・よしよし・・・♥」


(・・・聞こえてるよ・・・)


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さて、木曜2コマ。
ベルンはまたハァとため息を吐いた。

「・・・また会ったわね。浮気男

「うっせぇ」

あんな騒動後のため、うまく言い返せないベルンは少し悪態を吐く程度に留めておいた。

「シルク、ダメだってば。お姉さんにも、また怒られてたじゃない」

「いいのよナナ。こいつは学校公認の浮気男なんだから」

「・・・言っとくが、あれは校長のイベントのせいだからな?俺は頼んじゃいねぇし」

「でも噂じゃ、サキュバス、メデューサ、ラージマウスにムカデの魔物に浮気してるそうじゃないの」

「・・・う、浮気じゃねぇし。サティアを除いて、友達だし・・・」

「ふん。どうだか」

明らかに自分を見下した発言を繰り返しながら席につくシルクに、ベルンは何も言い返せないままだった。



(・・・『エルフノ分際デ、生意気ダナ』)



その時、ベルンの頭に乱暴な言葉が浮かんだ。


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『ゴブリン先生の野営生活学科・午前』

[一生懸命勉強した!]
[体力習熟度+1]
[知識習熟度+1]
[器用習熟度+1]
[食糧について知識を深めた!]
[調理法について知識を深めた!]
新しいスキルを習得した!

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「・・・以上で、普通の土地に生える食べられる植物の毒抜き作業や調理法などを学びました〜。午後の実践授業ではその調理法を実践してもらいますので、用意しといてくださいね〜」

先生がそう言い終わると、みんなは昼休みムードになりはじめた。食堂へ急ぐ者、ぐてっとなる者、友達と話す者など、色々いた。

(・・・一旦帰って用意してくるか?)

ベルンは真っ先に寮へ帰り、用意をすることにした。


『植物調理法・初級』を会得した。
(手に入れた植物を調理できる。成功率30%)


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[ガーゴイル寮 312号室]


「・・・ん?」


部屋に戻ったベルンは、ベッドにある紙を見つけた。

『こーちょーせんせーに
てつづきしてきます。
こんばんはもどれません。
ごしゅじんさまへ』

どうやらマミーからの置き手紙のようだった。

「・・・手続き?なんのだ?」

よくわからなかったが、ベルンはそれをま、いっかとスルーし、午後の授業の用意をした。


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[図書館]

朝にガッツリ食べたベルンは昼食を取らず、図書館に時間を潰しに来ていた。

「そうだな・・・これ読もうかな・・・」

ぶらぶらと本棚を見て、読んだことのなさそうな本をチョイスしてゆく。図書館なので本の貸出もできるため、ベルンは4、5冊を手に、本が読めるフリースペースへ向かった。

「・・・お」

そこで、ベルンは久しぶり(?)に本の山を見た。

「久しぶり、フェラン」

「ん・・・あ、えーと・・・そうだ、盗賊学科のベルンだ!思い出したぞ」

本の山を前に本を黙々と呼んでいたドワーフ、フェランは、ベルンの顔を見てから言った。

「・・・思い出したのは、目か?」

「それ以外になんかあるか?」

「・・・ない、かな・・・」

ははは、と乾いた笑いをしたあと、ベルンはフェランの隣の席に座った。

「よく読むなぁ・・・これ、全部借りるのか?」

「いっぺんに20〜30借りないと、1週間もたないんだよな〜」

「・・・夜、ちゃんと寝てるのか?」

「授業で補う(キリッ」

「ダメだろ」

あくまでも図書館なので、ベルンとフェランは、小さな声で話しをしていた。
その時、フェランがもっと声を小さくしてベルンに言った。

「・・・な、ベルン。『図書館ダンジョン』について、知ってるか?」

「ん?・・・あれのことか?」

ベルンは図書館案内板にある『地下1階、ダンジョン受付』という文字を指差した。

「そそ。実はさ、あのダンジョンの中にも、本がたくさんあるらしいんだよ」

フェランは目をキラキラさせながら、虚空を見つめて指を組んでいた。

「あぁ、一体どんな本があるんだろうなぁ・・・ダンジョンに隠された本なんて、神秘的じゃないか・・・」

(・・・魔道書だったりすんじゃねぇのかなぁ)

陶酔するフェランを見ていたベルンだが、フェランはガシリと急にベルンの裾をつかんだ。

「ベルン・・・いつか、暇なとき、一緒に行かないかい?」

「え・・・俺?」

「6人集まらないと入れてくれないらしくてさ・・・な、いいだろ、な?な?」

フェランが目をキラキラさせながら言うので、ベルンははっきり断れず、曖昧な返事をした。

「ん、まぁ・・・そのうちな・・・」

「よっしゃ、これでメンバー4人!」

ぐっとフェランがガッツポーズする横で、ベルンは小さくため息を吐いた。


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[希望の森、第1層]

図書館でしばらく時間を潰したのち、転移門を通って希望の森に来たベルンたちは、先生の話を聞いていた。

「ではではー、今回は森の中を散策し、手に入れた草を調理してください。で、それを持って来てください。それが採点内容になります。それじゃ、いってらっしゃ〜い!」

その声に、ほとんどの者がバラバラと離れて行ったが、ベルン、シルク、ナナはその場にいた。なぜならば・・・

「貴方たち三人は、前回のこともあるので、チームで動いてくださいね!約束ですよ!」

『・・・はぁい』

ベルンとシルクは超・不機嫌な返事をし、ナナはやっぱりワタワタしていた。


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さて、ベルンたちはしばらく探索を行い、食べられそうな草を集めていた。

「ベルンくん、シルク。集めた?」

「まぁまぁかな」

「私はこれくらい」

ベルンの手には結構な量の草が、シルクの手には草とキノコがあった。ちなみにナナは調理の用意をしていた。

そのとき・・・


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[ベルン、知識判定
難度:3d10(8+6+2)=16
ベルン知識点 21、成功!]
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「・・・シルク、お前の持ってるキノコ・・・」

「・・・なによ?あげないわよ」

「いや、毒キノコな気がするんだが」

「・・・え!?」

ギョッとシルクがキノコを見る。真っ白で傘が丸く、小ぶりなキノコである。

「それ、たぶん『ハクランマッシュ』ってキノコで、食べると腹痛起こすぜ」

「う、ぐぐぐ・・・」

「よ、よかったねシルク。悪いもの入れる前に分かって」

「つうかお前、エルフなのにわかんねぇのか?」

瞬間、シルクは明らかに不機嫌な顔をしてベルンを睨んだ。

「・・・悪かったわね。街生まれの街育ちのエルフよ、私は」

「あ、そうなのか?」

「・・・ふんっ」

シルクは不機嫌なままキノコを捨てて、草をナナに預けた。

(・・・なんか、言っちゃいけなかったか・・・?)


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『ゴブリン先生の野営生活学科・午後』

[中々の成果だった!]
[一部の植物に詳しくなった!]
[調理法について知識を深めた!]

[シルクは一部の植物に詳しくなった!]
[ナナは調理法について知識を深めた!]

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「もぐもぐ・・・おっけーです!十分美味しいです!ごーかーく!」

ゴブリン先生がベルンたちの料理を食べ、にっこり笑ってVサインした。

「お疲れさま。来週も頑張りましょうね。もぐもぐ・・・」

「お、おつかれさまでした」

ゴブリン先生の後ろの山積みの皿を見て、ベルンは引きつり笑いをしながら言った。

「・・・ナナ、行こう」

「え、うん・・・じゃあね、ベルンくん」

「・・・あっかん、べー」

シルクはベルンに舌を出してから、帰っていき、ナナはそのあとに謝ってから帰った。

「・・・仲良くないんですか?もぐもぐ・・・」

「・・・えぇと、うん、まぁ・・・」


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[ガーゴイル寮、312号室]


「・・・はぁ・・・」


ひとりだけの寮の部屋の中、ベルンは魔力回復薬を持って眺めながら横になっていた。

(・・・これで凌げなくなるときが来るかもしれない、か・・・)

確かにそれがありえないと断言されたわけではない以上、ベルンは少し悩んでいた。

そのとき。

『〜♪〜〜♪』

「・・・ん?」

ベルンの携帯端末から、小さなメロディが流れた。ベルンは誰からだろうと思いながら、端末を開いた。

「・・・はい、もしもし?」

『あ、ベルンくん♥』

「・・・クラリア?」

相手のクラリアは、ベルンが出てとても嬉しそうな声をあげた。

『今、ひとり?』

「うん、まぁ・・・そうだけど?」

『(よしっ!)今、私も暇なの。どこかで会わない?』

「え、と・・・う〜ん・・・」

なんとなくベルンが悩み、唸ったその時。



「『俺の部屋なんかどうだ』・・・ん?」



ベルンの頭は、いつのまにか提案していた。

『え?行っていいのかしら?』

「え、と・・・まぁ、入っていいってなってるけど・・・」

『ホント!?分かった!すぐ行くわ♥』

「あ、く、クラリア・・・」

しかし、すでに端末からは音がしなかった。
ベルンは頭を掻き、もう断れないであろうことに腹を括り、少し部屋を片付け始めた。


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「失礼するわね、ベルンくん♥」

しばらくすると、クラリアは満面の笑みでベルンの部屋に入ってきた

「あ、普通に入れたか?」

「うん。寮長さんが『誰に用だい?』って聞いてきて、ベルンくんって言ったら入れてくれたわ」

「そうか」

クラリアはベッドに座るベルンの横に座ると、クラリアはニコニコしながらベルンの顔を見ていた。

「・・・ど、どうした?」

「ベルンくんの顔を見てるのよ」

「・・・は、恥ずかしいんだが」

「そう?私は楽しいわ♥」

ニッコリと眩しいほどの笑顔を向けられ、ベルンは恥ずかしさで頬を軽く赤くた。

「ふふふ♪久しぶりね、ふたりきりになるの」

「ん・・・あ、そうだな」

「最近、いろいろあったし・・・なんたって、先週の冒険講習でベルンくん、私に声をかけてくれなかったし・・・」

「いや、あれは・・・結構引っ張りだこになってなかったか?」

「ベルンくんさえ声をかけてくれたら、ベルンくんと行ったのに・・・」

いじけたように唇を尖らせるクラリアに、ベルンは多少あたふたしてしまった。

「いや、あの、す、すまん。悪かった・・・許してくれ」

「・・・許して欲しい?」

「あ、あぁ・・・」

「・・・うふ♥」

すると突然、クラリアがベルンをベッドに押し倒した。

「うおっ!?」

「・・・だったら・・・」

微笑んだクラリアはベルンに跨り、上着を脱いだ。

「・・・サティアさんにしたことを、私にもして♥」

「え、あ・・・そ、それは・・・」

しどろもどろになるベルンに、クラリアはぷくっと頬を膨らませた。

「・・・私には、できないと言うの?」

「い、いや、だってさ・・・クラリアだって、浮気みたいで、やじゃないのか?俺よりもっといいヤツが・・・」

そこまでベルンが言うと、クラリアはまずキョトンとし、次にニッコリと笑った。


「・・・そんなに優しくて、周りの男みたいに私を崇めないような、私を対等に見てくれる貴方だから、こんなにまで執着するのよ♥」


「く、クラリ・・・んむっ」

名前を呼ぼうとしたベルンの口を、クラリアの唇が塞いだ。

「んちゅ…ちゅ…んむ♥」

ただ、唇が重なるだけのキス。しかし、密着するクラリアの髪のシャンプーの匂いや甘く感じる体臭が、ベルンの鼻腔をくすぐる。また、クラリアが腰を小さく左右に揺するがために、その下敷きになっているベルンのまだ柔らかいアレが刺激され、徐々に固くなる。

「ぷは・・・そ、れ、に♥」

一旦唇を離したクラリアは、ベルンがどきりとするような艶やかに、妖しく笑った。


「恋にライバルがいた方が、私は燃え上がるもの♥」


するとクラリアはくるりと体を反転させ、シックスナインの体位になり、口でジッパーをゆっくり下げ始めた。

「う、く・・・」

「ここまで来て断ったら、女に恥をかかせるわよ、ベルンくん♥」

クラリアは、ジッパーを下ろしてパンツをずらし、出てきた半勃ちのぺニスを愛おしそうに舐め始めた。

「んっ♥れるっ♥んはぁ♥」

「ぐ・・・くっ!」

腹を括ったか、ベルンはクラリアの尻を掴み、パンツのクロッチをずらし、おそるおそるといったように舌を伸ばした。
舌の先が割れ目を撫でると、クラリアの鼻息が嬉しそうに荒くなる。それに合わせ、クラリアはぺニスが固くなったことに微笑み、服をたくし上げはじめた。

「よいしょ・・・ベルンくん、これはもう、やってもらった?」

「あ、え?ごめん、見えん」

「あ、そっか。こ、れ♥」

するとクラリアは双乳の間にぺニスを挟み、唾を垂らした。

「う、うぅ!?」

「ふふふ♥気持ちよくしてあげる♥」

クラリアは自身のツバでねとねとになったベルンのモノを挟み、パイズリをはじめた。にちにちといやらしい音がなり、ベルンが悶える。

「くっ、うぉ・・・うぁっ!」

「んふふ♥どう?気持ちいい?♥」

「う、くっ・・・こ、こっちだって!」

ベルンはいきなり舌を伸ばし、一気にクラリアの割れ目に突き刺した。

『つぷんっ!』

「んひっ!?♥」

いきなりのことにクラリアはビクリと身体を震わし、おかしな声をあげた。そんなことを気にせず、ベルンは舌を中で暴れさせた。ヨダレを垂らしながら舌を動かし、膣内を押しまくる。

「んひっ♥やっ、ベルン、くっ♥それっ♥きもち、いいっ♥」

ブルブルと身体を震わせながら、クラリアが喘ぐ。しかし、クラリアの奉仕が止まったことに、ベルンは舌を入れているので喋れないため、尻をやわやわと揉みながら腰を小さく振って、自分からパイズリの快楽を求める。
クラリアはそれに気づき、悶えながらも自分の乳を動かしはじめた。

「んっ♥くっ・・・あん♥んんぅ♥」

『にちゅっ、ずちゅっ、にちゃっ』

『じゅぷっ、ずぷっ、じゅずっ』

クラリアが悶える声と胸の粘着音、ベルンの舌の挿入のいやらしい3つの音が二人の耳を埋める。
そして、最初に限界を迎えたのはベルンだった。

(くっ、あっ・・・も、無理・・・)

カクカクと腰を自分から振って、さらにクラリアの奉仕もあいまり、ベルンは舌をぐいと奥に押し込むと同時に腰を突き出した!

『ずぷんっ!』

『どびゅっ!どびゅるるるっ!』

「んんんっ♥」

クラリアの膣内がきゅっと締まり、またクラリアの顔にベルンの精液がかかった。

「んは・・・すごい、濃い♥」

「う、おぉう・・・」

クラリアは顔についた精液を舐めとり、ベルンは顔が自分の唾とクラリアの愛液でベタベタになった顔を手で拭っていた。

「・・・あ♥れる♥」

「んむ?」

急にクラリアがベルンの顔、特に口から下を舐め始め、最後に口づけをした。

「んむ、れる♥んっ♥」

「んんむ、んぅ、んむ・・・」

今度は舌を絡め、熱いディープキスをする。それをしながら、クラリアはベルンのモノをぐちゃぐちゃに濡れたアソコでスマタをして愛撫を続けた。

「んぷぁ♥ベルンくんの唾、おいし♥」

「・・・ていうか、やっぱり、本番、アリ、だよな?」

「もちろん♥ベルンくんだって、期待してるでしょ♥」

「うぐ・・・」

ベルンのモノはすでに復活しており、待ち遠しそうにビクビク震えていた。

「・・・もう、私も我慢できないし♥」

そして、クラリアは自分から腰を上げ、ワレメを指で広げながらベルンの怒張にあてがった。

「んっ♥・・・挿れて、いいよね?」

「・・・頼む」

ベルンが気恥ずかしそうに言うと、クラリアはニコリと笑い、ゆっくり腰を下ろした。

『ミリ…ミリ…』

「ん、んぅ♥」

初めての挿入に痛みもあるだろうに、クラリアは笑顔を崩さず、ゆっくり挿れていった。

『ミリ…ミリ…ぶちっ…ぺたん』

「んんっ!・・・は、はいったよ」

クラリアは痛みか興奮か、息を荒くしてベルンにもたれかかった。

「き、気持ちいい?」

「あ、あぁ・・・あったかくて、気持ちいい」

「・・・嬉しい♥」

このまま、ゆっくりしていようかとベルンは思った・・・



(・・・『ソレジャ面白クネェナァ』・・・)



ビクリと頭に響いた声に、ベルンは腰を跳ね上げた。

「あンっ!?♥」

「くぅっ!?」

なぜか反射的に打ち上げた腰により、クラリアがきゅっと膣内を締め、ベルンはそれに悶えた。ところが、なぜかその快楽をより貪ろうと、ベルンは腰を止められなかった。

「あっ、あぁん♥ベルン、くっ♥激し、すぎっ♥」

「あぁっ、くっ!悪い、と、止めらんねぇ!」

バチンバチンと肉が打ち合う音が激しくなり、ベッドがギシギシ鳴る。ベルンはついクラリアの尻を掴みながらガンガン腰を突き上げる。上に乗るクラリアは腰を自らも振りながらベルンの背に腕を回し、抱きついていた。

『パチン!バチン!バチィン!』

「あっ♥あぁん♥ベルンくん♥うれし、嬉しい♥」

「はっ、はぁっ・・・う、うれしい?」

「うんっ♥こんなに激しく♥してくれてっ♥私、嬉しい♥」

ベルンはクラリアの嬉しそうな声を聞き、これでよかったのだと思いながらクラリアの口を吸った。

「んっ♥んんっ♥」

クラリアがそれに応えて口を吸い合い、さっきから昂ぶっていたこともあり、二人は早めに絶頂へ登りつめてゆく。

『ずちゅ!ずっちゅ!ずぱんっ!!』

「あっ、あぁ♥イク♥ベルンくん♥いっしょ、一緒にぃ♥」

「うっ、くぁぁっ!」


そして、ベルンは二発目を膣内に注ぎ込んだ。


『ドプッ!ドビュルルル!ビューーーッ!』


「んあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥」

「くあぁぁっ!!」

一発目に劣らぬ勢いのまま、ベルンは玉にあるすべてを吐き出すかのように精液を注ぎこんだ。

「あ・・・はぁ・・・♥」

クラリアは淫魔の余裕もなく、初めてだったためかすでにヘナヘナと腰砕けになり、ベルンの胸を枕にしていた。



「・・・ベルン、くん・・・♥」



そのまま、ふたりは静かに寝息を立て始めた・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・・・どうやら、少しずつ『俺様』が侵食してるようだが

・・・ちょっとしかコイツに干渉できないようだな

・・・ま、いいか

・・・せいぜい色んな女とやりまくってくれ

・・・ギャハハハハハハハ!



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[選択肢]
次回、冒険回です。
パーティに誘う人を、3人選んでください。

1、ラトラ(ラージマウス・盗賊)
2、ネフィア(人間♂・人形遣い)
3、ミルキィ(ホルスタウルス・踊り子)
4、雪華(雪女・???)
5、ムート(ワーシープ・レンジャー)
6、ファロー(ミノタウロス・ガンナー)
7、フェラン(ぺドワーフ・???)
8、シルク(エルフ・狩人)
9、ナナ(人間♀・狩人)
10、カンバス(ダークエルフ・精霊使い)
11、茜(刑部狸・盗賊)
12、成美(大百足・槍騎士)
13、夕陰(シノビ・忍者)
14、ベーゼ(ベルゼブブ・空中兵)


なお。
ロック・バルフォスは選択不可
サティア、クラリアは強制パーティ参加です。

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12/09/08 02:16更新 / ganota_Mk2
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■作者メッセージ
『ベルン・トリニティ』
種族:人間・♂・闇
(体力・魔力の成長限界が1/2になる。
他ステータスの成長が早い)

職業:賊徒(リーベル)

ステータス:
体力 35(B)[■□□□]
魔力 13→15(D)
(クラリアとの性行為による)
筋力 20(C)
知識 21(C)[■■□□]
俊敏 21(C)
精神 15(D)
運勢 8(E)
容貌 20(C)
話術 10(D)
器用 16→17(D)
(習熟度レベルアップ)
察知 16(D)
隠密 6(E)

スキル:
『物知り』:知識点に+4
『表情[恐喝]』:戦闘時に敵の精神点ー10
(相手の精神評価がD以下の時のみ)
『解錠 Level1』:
初心者レベルの鍵開け 100%
それ以上の鍵開け 30%
『片手銃 Level1』:
片手撃ちでの命中率 30%
両手撃ちでの命中率 60%
『マッピング 』:
ルート時間計算が可能になる
『植物調理法・初級』:
簡単な料理ができる。

主人公補正(ハーレム体質):
もげろ。

装備品効果:
『呪いの紋様?』
・1日につき魔力ー5
・様々なステータスに+5
・『人間強化術?』
(味方の人間に使用可能。
筋力、俊敏強化。状態異常『??』付加)
・『魔物強化術?』
(味方の魔物に使用可能。
筋力、俊敏強化。状態異常『??』付加)
・『ハッキング』
機械系トラップ・敵、ゴーレムなどを操作できる。


『人間関係』
・サティア
[恋仲(性交依頼100%成功)]
・クラリア
[愛人!?(性交依頼100%成功)]
・成美
[兄代わり(性交依頼80%成功)]
・ラトラ
[好きな人(性交依頼60%成功)]
・ミルキィ
[弟代わり(性交依頼60%成功)]
・ムート
[???]


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やっと次回冒険回だよ!
毎回毎回スパン長いよ!ごめんなさい!

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