連載小説
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白く塗られた学校行事
突然だが、俺の嫁候補の彼女は最高にかわいい。
幼い子に対するかわいいでは無く、美少女のステータスの一つとしてのかわいいである。
といっても、その彼女の見かけはぎりぎり中学生に見えるのだが、人間基準では18歳。いわゆるロリ体型である。
中学生って最高。彼女は俺と同じ学年の高校生だけど。

そんな彼女のどこがかわいいのか。

それは笑顔だ。
中学生の女の子が天使のような笑顔をしてかわいいと思わないわけがない。
天使のような笑顔でご飯3杯は行ける。わからないたとえだが、それぐらいかわいい。
天使のような、とはいっても、その彼女は天使そのものだ。種族的な意味で。
つまるところ、エンジェルである。
ロリ体型に真っ白い翼と幾科学的な模様が施された天使の輪―――普通のエンジェルの場合はただの光る輪である―――がついている。
同じ天使という種族でも、魔力が頭一つ高いらしい。
本人曰く、愛を司る女神「エロス」にもっとも近いクラスに直属する天使の娘らしいのだ。

そんな彼女と付き合うきっかけになったのは、学園祭の準備でたまたま彼女のお手伝い―――主に荷物運び―――をし、彼女から感謝の言葉とともに向けてくれた笑顔だ。
つまりは一目惚れだったのさ。
乾いた心が一気に潤うぐらいの純粋な笑顔で、俺にはもったいないぐらいだった。
そこから仲がよくなり、そして、彼女から告白されて今に至る。
今思えば善行なんて行った自覚は無いのだが、どうやら女神からたくさん善行を積んでいると太鼓判を押してもらえたらしい。
女神の声なんて聞けないが彼女が言ったのだから多分そうだろう。

そんな彼女とのリア充生活を今日も過ごすはずだった。



※この話は読み切りですが、紹介文を作中に書くと読みにくくなると判断したのでとりあえず分けておきました。興味のある方は「登場人物」からどうぞ。
登場人物12/01/22 12:58
本編 12/01/22 12:59

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