episode1.5:間幕@
「あ”ー……疲れた〜」
バフンと行商人アイリス・フォンローゼンは今日一日の用事を済ませ、あらかじめ予約しておいた宿に帰ってきて直ぐ、ベッドへ身を沈めた。背中を包み込むふかふか感がたまらなく心地よい……このまま目を閉じればすぐにでも夢の世界へ旅立てるだろう。
「なんて声だしてんだ……ほら、上着ぐらい脱いだらどうなんだ」
入口横に目を向ければカグラが腰回りの紐をほどいて、上着を衣紋掛けへ袖を通していた。変わった様式の服だ、少なくともこの地域では見たことない。
高級そうだな……と考えてしまうのは商人としての性だろうか
それにしても以外に几帳面なやつだ。アイリスは自分の所持物に関してはかなり無頓着な性格なので、脱いだ上着などは椅子の背もたれなんかに投げっ放しにすることなどざらにある。
自分だけくつろいでいるのもナンなのでアイリスも上着を脱ぎフックへ掛けておくことにした。
「そういやその変装、まだ解かないのか?」
「あぁ、そう言えばそうだった、もう出掛ける予定は無いよな?だったら耳と尻尾出しちゃうぞ」
外を見ても日は完全に落ちている。食事なんかは後で主人にパンとスープでも貰いに行けばいいから……。
「どうぞ」
そう言ってちょっと離れる。あの煙たいのは嫌だからな。
カグラはどこからか葉っぱを一枚取り出し頭に載せた。
それからドロンを可愛らしく言うと今朝ぶりに見た丸い耳とふさふさした尻尾はぴょこっと出現した。
「んー、やっぱこっちのほうがイイネー」
と、ぐーっと背を伸ばしながら言う。人間に化けている時も耳と尻尾以外の容姿は変わりない。だけどなぜだろうか、今のありのままの姿の方が魅力的に思えるのだ。
人外の…魔性の魅力?ってやつなんだろうか……。そんな事を数瞬見とれながら考えていた。
「……そうだな」
そんな自分が少しばかり恥ずかしくなって目が合う前に視線を逸らす。
「あら、アイリスにこの良さがわかるのかしら?」
「はっ、これでも商人の端くれだぜ?毛皮の鑑定だって出来ないわけじゃないの…さ……」
しまった、と思った時にはもう遅い。気恥ずかしさからつい強気に言い返してしまった、まだ一日の付き合いだが口ではカグラに勝てないことは分かっていたのに……それも恐ろしいのは軽い煽りではなくそれに反応した時の言い返し、その反応が大きければ大きいほど、帰ってくるダメージは乗倍に大きくなるのだ。
「ほぅ……」
にたぁ…と、まさに悪人の微笑みがアイリスを捕えた。
「言ってくれるじゃないのさ……」
狭い部屋だ、じりじりと壁際まで追いつめられてしまった。黄金色に輝く瞳がアイリスを下から突き刺してくる
「じゃぁ、アイリスは一体、私にいくらの価値を付けてくれるのかしら?」
遂にはその小さな体を密着させてきた。
腹部のあたりになにやら柔らかい物が……あ、こいつ着やせするタイプなんだななどと頭の隅で考えつつ
「わかったよ、俺が悪かったから……勘弁してくれ……」
肩に手をやりカグラを遠ざける。なんだかんだ言って純情なアイリスには、少し刺激が強すぎたようだ、頬が若干熱を持っているのを感じていた。
「そんな顔しなさんな、私がいじめてるみたいじゃないか♪」
カグラは御満悦の様子。
この調子じゃ先が思いやられる…、早めに慣れないとなと思いつつ、もうしばらくはこのまま振りまわされるんだろうなと解ってる自分に、アイリスは呆れてしまうのだった。
「そ、そんなことよりだ、飯にしようぜ、ちょっと行って貰ってくるから……」
「ストップだよ、アイリス」
「え?」
止められてしまった……このタイミングでの意図の読めないストップ、かぐらも数瞬前とは違い少し神妙な顔つきになっている。
「君は今何を貰いに行こうとしたんだ?」
「なにって……食事、こんな宿でもパンやスープくらいは作ってあるだろ」
ここまで言って、アイリスはカグラの耳が目に入った。
あぁ、もしかしたら……
昼間は手持ちの肉や果物を食べていたが、あれは魔物にとって主食とする物ではないのかもしれない。
「そうか、これは俺が悪いな、すまなかった」
「いいのだよ、私もお腹すいてるし、まぁ…パンもスープも食べられる物だけども……」
「……?」
こほんと一つ咳払いをして、カグラはすこし赤面している。
怒らせてしまっただろうか……?いやそういった様子ではない、どちらかと言えばどこか恥ずかしそうにしているような気がする。
「こんな御馳走が目の前にあるってのに……わざわざパンってのも……」
「なんだ、よく聞こえないんだが」
俯き気味にぼそぼそと言っている。
そして意を決したのか、面を上げてこう言った。
「アイリス、君に魔物の主食を教えてあげよう」
「は、はい…」
「それはな……」
「……」
「アイリス、君だ!」
3秒ほどの沈黙。理解はしたし驚きもあったし、やっぱりかといった感覚もあった。
「あ、はい……」
「……」
「え、なに俺喰われんの?」
「ある意味では」
食われる、普通に聞いたらそれは恐ろしい事だろうが、カグラの口から出た言葉だからだろうか、何故だか怖くは無かったが……一応身構えておく。
「一応言っておくけどいまお前さんが考えてることは誤解だからね」
そう言ってアイリスのそばまで寄ってきたカグラは、彼の頬に手を添えてこう続けた。
「私が欲しいのはあなたの精、なにも頭からバリバリ食べるわけじゃないから安心しなさいな」
「あ……せ、精?」
頭一つ半程の身長差から見上げるカグラの頬は薄紅にそまり、どこか高揚しているような、さっきより早くなっている彼女の呼吸に、アイリスの動機はさらに激しさを増した。
「そ、精。君の、人間の欲情の塊が…私たちの何よりの御馳走なのさ」
カグラはだんだんと掛ける体重を増やしていく、気がついた時にはさっき寝転がったベッドまで追い込まれていた。
そこでようやくカグラの言った精の意味とこれから彼女がなにをしたいのかを理解した。
「お、おい…カグラさん、冗談ですよね?」
「ふふっ」
先の悪い微笑みではなく可愛らしい天使のような微笑みをくれてから、ぐっと胸板を押された。そして後ろにあったベッドへ押し倒され
「なにが冗談なんだ?ここにいるのは一組みの雄と雌……だったら後は……解るだろぅ?」
「いや、だって俺たち昨日出会ったばっかりなんだぜ?それにこういう事は好きなやつ同士で……むぐっ」
何という事だ…唇を無理やり奪われた、というかキスされた。話の途中で黙れとでも言うように……。
「んっ、ちゅ……ふふふっ」
あ、だめだ…この人(魔物)完全にスイッチ入ってるわ……それに今肩抑えられてるんだけど全く動かない、この華奢な身体のどこにこんな力があるんだよ……
そんなこと考えつつアイリスは抵抗をやめた。
「そうそう、おとなしくしてなって……念入りにいたぶ…いや、可愛がって…いや、気持ち良くさせてあげるからさ♪」
肩を押さえていた手を離すとカグラは馬乗りになって上半身の服を脱ぎ始めた。アイリスの方ももう抵抗する気は無く、そもそも最初から抵抗などほとんどしていなかったのだが。
ここでアイリスの心境を語ってみせようか、実を言うとアイリスはカグラに既に惚れていた。洞窟で目覚め、川で水浴びをしていたカグラを見た瞬間からだ。
その美しい容姿に、まだ少ないが交わした言葉に、アイリスはたまらなく魅かれていた。
脱いだ上着からこぼれてきた双房がぷるんと揺れたのを見たアイリスの股間は、何というかもう爆発寸前といった感じで……カグラと二人で部屋に入った時からすでに半立ちの状態だったのは内緒の事だ。
「ほぉら…如何かしら?」
「あぁ……凄い、綺麗だ…」
そう言われて恥ずかしそうにするとアイリスの服に手をかける。
あっという間に上半身を剥かれてしまった。
やはりカグラは着やせするタイプのようだ、格段に大きいという訳ではないが見た目と容姿の割には中々の物をもっている。人間の基準が魔物に通じるのかは知らないが。
「触って……いいか?」
「おや、ふふふっ…どうぞ」
許可を得て、二つの乳房へ手を伸ばす。
むにゅっと擬音が聞こえてきそうなほど、柔らかい、弾力もあるのに力加減によって幾らでも形の変わる、最高の胸だ。アイリスの掌から少し零れる程度の大きさもグッドだ。
「どぅ?君の好みの大きさならいいのだけど……」
「最高だ、これ以上は無いってくらい……最高」
「そ、そう……それは何より……んっ」
いつの間にかアイリスも乗ってきたようで、カグラの胸を夢中で揉む。揉みしだく。
両の掌に硬い突起の感触が出始めたころにはカグラからも濡れたような吐息が出てきて、呼吸も微かに荒くなってきている。どこかぼんやりとした表情になり目には恍惚が見て取れる。
そんなカグラを見てアイリスの興奮はさらに高まっていく、そして無言の愛撫を続けた。カグラのささやかな息遣いに耳を澄ましているだけなのだが。
「いいよっ……そぅ、好きなようにして、いいんだよ……」
「っ……」
今度は乳首の突起を掌ではなく指でいじってみる。
「んっ!……きゃっ、あ、あぁ…んぅ」
反応が激しくなったアイリスはさらに激しくしたい衝動に駆られる。
気の強い娘を好きなようにしていい、それがアイリスを普段よりも調子に乗らせていた。
お次は撫でるのではなく、人差し指と親指で挟むように捏ね繰り回す、その刺激でカグラの突起はさらに硬さを増した。
「あ、アイリス……ちょっ……んっ、ふあぁっ!」
今のカグラは完全にアイリスの掌中にあった、驚くほど反応がいい。
暫く愛しい少女の胸をいじっていると、カグラの胸部が小刻みに震えてきた。
「あ、あぁ、ひっ…ん、あっ…ああぁ――――っ!!」
カグラの体が弓なりにのけ反り、軽い絶頂に達したようだ。そうして力が抜けたのかアイリスに重なるように倒れてきた。
「イってくれたのか?」
「ふ、うん……凄いね、知らなかったよ……好きなやつとすると……こんなに気持ちいいんだね……」
「おいおい…いきなりなんだ、抱きしめたくなるだろうが」
背中へ手を回すとカグラも抱き返してくれる。
「温かいね、アイリスは……」
「お前は熱いくらいだけどな」
「そうかい……」
不意にカグラは身体を離した。アイリスの上から立ち上がるとその股ぐらへしゃがみ込んだ。アイリスも半身を起こす、カグラの顔の位置はちょうどアイリスの股間の位置にあった。
「お、おい……」
ずっと起ちっぱなしのソレはズボンを大きく膨らませていた。これからの展開を想像するだけで背筋が震えてくる。
「おやまぁ……節操のないやつだねぇ……」
その膨らみをゆびで突きつつそう言った。その刺激だけでもピクピクと反応してしまう自分が恥ずかしくなってくる。
「ふふふふふ〜」
その反応に満足したのか得意げに笑っている、手をベルトに伸ばすと、これまたあっという間にズリ下ろされてしまった。
そうして解放された肉棒は熱く、天を目指すがごとくそそり立っていた。
「わぁ……立派な物持ってるじゃないの……」
「どうも……」
普段のアイリスではこれ程大きくはならなかった筈、今アイリスの肉棒がこれほどまでに硬く、熱く、そそり立っているのは…やはり目の前にいる少女の所為だろう。
カグラはその剛直へ顔を近付け、強烈な雄の匂いを堪能していた。
「はぁ……アイリスの臭いがするよ……凄い…エッチ」
「カグラ……」
「ふふっ、それじゃぁお待ちかね……」
ちゅっ
亀頭先端部分に軽くキスされただけなのに、背筋に電流でも流されたかのような感覚、快感が襲いかかった。
アイリスの愚息も堪らんとばかりにピクピク震えている。
今度はカグラの口から伸びた舌が、這った。
亀頭に一舐め、根元からてっぺんまで一舐め、凄まじい快感だった。
「うっ、あっ…あぁ……」
「もう出しちゃいそうなの?まだちょっと早いぜ〜♪」
再び舌を這わせるカグラ、今度はさっきよりの丁寧に、そして強く舐める
「カグラ、ちょっと……これ、やばいっ……」
「むふふっ………ぁ〜むっ」
カプっと小さな口を大きくあけてアイリスの逸物を咥えこんでしまった。中ほどまで飲み込まれてしまったアイリスは四肢の力が抜けベッドへ倒れこんでしまった。
「んふっ……あむっ……んっ!」
「あぁ……ぅわぁ……」
もはやアイリスには快楽へ身を任せるしかなく、ただ呻くことしかできなくなった。それを知ってもお構いなしといった風にカグラは上下に、後ろでは尻尾を左右に揺らしながら攻め立てる。
狭い中舌を匠に使いアイリスの感じる場所を探すことも怠らない、そして見つけた亀頭の裏を一気に攻め立てた。
「んっ、んん〜っ……ぁっむ、んっふぅ」
「わっ、ちょっ……ま、まって……くぅ…あぁ――――っ」
腰を引こうにも下はベッド、それにカグラの力でがっちりと押さえつけられていたので、達した欲望は全てカグラの口の中へと注ぎこまれていった。
喉奥に発射されたカグラは急に苦しくなったのか、端正な目元が少し歪むが口を離そうとはしなかった。射精が終わってからカグラはようやく口を離し、口内の溜まったものを次々に嚥下していく。口端から零れ落ちそうになるのも指で掬い上げ舐めとっていった。
「はぁ、はぁ……カグラ…ごめんな、その……」
「ふふふっ、ごちそうさま…凄くおいしいわ♪」
ここでアイリスはこれが食事だという事を思い出した。
「これが魔物の食事ってことか……確かに食べられたな……」
そう皮肉っぽく言ってみる。
じりじりと這いよってきたカグラにキスされた。不思議なことにさっき出したばかりの精の感じは無かった、ホントに全部食べてくれたのだろうか……。
「そう言いなさんな……あら?」
そう言って向けられた視線の先には話が愚息。いきり立ってやがる……
「ねぇ、アイリス」
「なんだい、カグラさん」
「これってお代わり自由だったりする?」
「ダメ……なんて言えると思うのかよ」
今度はアイリスからキスをした。とびきり情熱的なやつを、舌を絡めカグラの奥の奥まで迫ろうとした。
「ふぁ……じゃぁ、寝て…」
「お、おう……」
また攻められるのか、と思ったがどこかでそれを期待している自分がいることに吃驚した、アイリス自身は攻めの方が好きだと思っていたのだが、こんなところで意外な自分を発見できた。カグラに調教されている気がするが、これも不思議と嫌じゃない。
「全く……不思議なもんだな………」
「え、なに?」
「何でもない」
「そ、じゃぁ……もういいかな、なんか……我慢できない……」
そう言ってとうとう全裸です。カグラの髪と同じ栗色の恥毛が淡く生えているの下は薄暗い部屋でも見てわかるほどに濡れていた。
「前偽は必要ない……から」
そう言ってアイリスの上に跨るカグラのから垂れてきた蜜が、真下にある肉棒へ滴り落ちる。
ぱっくりと開いたカグラの秘所は綺麗な薄桃色を晒している。
その後ろで縞模様の尻尾がゆさゆさと揺れていた。
亀頭と入口がぴったりと合わさったまま、互いに一呼吸。カグラは『いくよ』と目で訴えてきたので『どうぞ』と微笑み返した。
ずっ
「んっ……」
ゆっくりと腰を沈める、ねっとりと熱い壁がペニスをゆっくり覆い尽くしてゆく。
挿入した傍からカグラの肉壁はぎゅうぎゅうと、アイリスの形を覚えようとしているかのように襞が締め付けてくる。
「んっ……く、はぁっ……!」
「んあぁっ♪」
半ばまで埋まってからカグラは一気に腰を落としてきた。その衝撃と快感は凄まじく、カグラとアイリスは互いに震えながら、騎乗位のまま少しの間動けなかった。
その間もカグラの肉壁はアイリスを締め付けたまま緩めようとは一切しない。
「か、カグラ……」
アイリスが声を上げるまで気を失っていたのかもしれない、カグラは呼びかけられてから思い出したように腰を上げた。
ずるっ……………ずんっ
腰をゆっくり引き揚げた後、勢いよく下ろす。
「あぁんっ♪…………あぁ、ふあぁっ」
カグラの膣内はますますドロドロになり、熱い蜜にぬかるんだ肉壁は容赦なくアイリスを締め上げる。それにより逸物はさらに血を巡らせもっと逞しくなった。
「あ、あっつ……カグラ、カグラぁ!」
カグラに負けじとアイリスも腰を突きあげる、その上でカグラは飛び跳ねるように快楽に酔いしれていた。
「ふぁ……あぅっ!…す、凄い……ああっ、ひゃうぅっ」
自分で支えられなくなったのか身体をアイリスへ投げ出してきた。二つの乳房がつぶれる感覚がさらに劣情を仰ぎたてる。
その華奢な身体抱きしめるように受け止め、互いに越しの動きはそのままにむさぼるようにキスをする。
「はむっ……むぅうっ、ぷはぁ……んはぁあっ!」
きゅうぅぅっ
膣の具合が締め付けるような感じから、根元から先端までうねり、波打つような感じへ変わった。ただでさえきつく、狭い膣にそんな風に締め上げられ、一瞬で達してしまいそうになる。
「か、カグラっ、やばい……それ、あぁっ」
膨張を感じ取ったカグラは腰のピストンをやめて、淫らに、前後左右に腰をくねらせアイリスを優しく刺激した。
「はぁ、もう……ん、降参かぃ?ははっ、いいよぉ……膣に、出しちゃいな♪」
「くっ……」
カグラの挑戦的で、まさに妖艶な笑みによってアイリスの理性は真っ白になった。
アイリスは身体を起こし逆にカグラを押し倒す形に持って行き、アイリス自身で腰を突き動かした。
「きゃ……乱暴にしないでくれよぉ♪」
カグラのノリノリで身を任せる。首に手を回しアイリスの頭を引きよせキスをした。
やがてどちらともなく唇をはなし、本当に愛しい人へ向けるような笑顔を向けてこう言った。
「おいで……好きなようにしていいんだから」
もう彼に遠慮や我慢などなかった、ただ自分の想いにしたがって目の前の、この可愛らしい少女を犯すことだけを考えていた。
カグラも熱く潤んだ瞳で見上げながらアイリスとリズムを合わせながら夢中で腰を振り続けている。
「やぁあっ、あぁん……はぁ、あぁっ、ああぁんっ!」
突く先端がカグラの子宮の入り口を何度も何度も叩く。そのくぼみに亀頭が擦れ合っているのを感じて、アイリスもペースを上げた。
「ひぃぁっ……はうぅ!! ん……はぁっ、あぁ……あぁっ!」
膣の中の脈動が早くなっているのをアイリスは感じていた。自身ももう限界に近い……アイリスはラストスパートをかけるべく腰に力をためた。
「カグラ……膣に、膣にいいのか!?」
全速力でピストンを繰り返しながら叫ぶ、カグラはそれに何度も首を縦に振って答えた。
「うんっ、うん!膣に……膣にちょうだい!!」
それを聞き最後の一振りをカグラの最奥に叩きこんだ。カグラの方も同時に達した様子で、膣が最後の一滴まで搾り取ろうとでも言うようにうねっている。
「はあ……はぁ……はぁ……はあぁ……」
「ん……ふぅ……」
息の合った熱い吐息を吐きながら、二人は暫く見つめ合っていた。
昼間は何を考えているか解らないような少女だったが、この時は何が言いたいのかも、何がしたいのかも全て分かった、多分カグラもそうなのだと思う。
アイリスはカグラを抱きしめ、今日何度目になるか解らないキスを交わした。このときようやくカグラのキスは甘いのだと気付いたのだった。
バフンと行商人アイリス・フォンローゼンは今日一日の用事を済ませ、あらかじめ予約しておいた宿に帰ってきて直ぐ、ベッドへ身を沈めた。背中を包み込むふかふか感がたまらなく心地よい……このまま目を閉じればすぐにでも夢の世界へ旅立てるだろう。
「なんて声だしてんだ……ほら、上着ぐらい脱いだらどうなんだ」
入口横に目を向ければカグラが腰回りの紐をほどいて、上着を衣紋掛けへ袖を通していた。変わった様式の服だ、少なくともこの地域では見たことない。
高級そうだな……と考えてしまうのは商人としての性だろうか
それにしても以外に几帳面なやつだ。アイリスは自分の所持物に関してはかなり無頓着な性格なので、脱いだ上着などは椅子の背もたれなんかに投げっ放しにすることなどざらにある。
自分だけくつろいでいるのもナンなのでアイリスも上着を脱ぎフックへ掛けておくことにした。
「そういやその変装、まだ解かないのか?」
「あぁ、そう言えばそうだった、もう出掛ける予定は無いよな?だったら耳と尻尾出しちゃうぞ」
外を見ても日は完全に落ちている。食事なんかは後で主人にパンとスープでも貰いに行けばいいから……。
「どうぞ」
そう言ってちょっと離れる。あの煙たいのは嫌だからな。
カグラはどこからか葉っぱを一枚取り出し頭に載せた。
それからドロンを可愛らしく言うと今朝ぶりに見た丸い耳とふさふさした尻尾はぴょこっと出現した。
「んー、やっぱこっちのほうがイイネー」
と、ぐーっと背を伸ばしながら言う。人間に化けている時も耳と尻尾以外の容姿は変わりない。だけどなぜだろうか、今のありのままの姿の方が魅力的に思えるのだ。
人外の…魔性の魅力?ってやつなんだろうか……。そんな事を数瞬見とれながら考えていた。
「……そうだな」
そんな自分が少しばかり恥ずかしくなって目が合う前に視線を逸らす。
「あら、アイリスにこの良さがわかるのかしら?」
「はっ、これでも商人の端くれだぜ?毛皮の鑑定だって出来ないわけじゃないの…さ……」
しまった、と思った時にはもう遅い。気恥ずかしさからつい強気に言い返してしまった、まだ一日の付き合いだが口ではカグラに勝てないことは分かっていたのに……それも恐ろしいのは軽い煽りではなくそれに反応した時の言い返し、その反応が大きければ大きいほど、帰ってくるダメージは乗倍に大きくなるのだ。
「ほぅ……」
にたぁ…と、まさに悪人の微笑みがアイリスを捕えた。
「言ってくれるじゃないのさ……」
狭い部屋だ、じりじりと壁際まで追いつめられてしまった。黄金色に輝く瞳がアイリスを下から突き刺してくる
「じゃぁ、アイリスは一体、私にいくらの価値を付けてくれるのかしら?」
遂にはその小さな体を密着させてきた。
腹部のあたりになにやら柔らかい物が……あ、こいつ着やせするタイプなんだななどと頭の隅で考えつつ
「わかったよ、俺が悪かったから……勘弁してくれ……」
肩に手をやりカグラを遠ざける。なんだかんだ言って純情なアイリスには、少し刺激が強すぎたようだ、頬が若干熱を持っているのを感じていた。
「そんな顔しなさんな、私がいじめてるみたいじゃないか♪」
カグラは御満悦の様子。
この調子じゃ先が思いやられる…、早めに慣れないとなと思いつつ、もうしばらくはこのまま振りまわされるんだろうなと解ってる自分に、アイリスは呆れてしまうのだった。
「そ、そんなことよりだ、飯にしようぜ、ちょっと行って貰ってくるから……」
「ストップだよ、アイリス」
「え?」
止められてしまった……このタイミングでの意図の読めないストップ、かぐらも数瞬前とは違い少し神妙な顔つきになっている。
「君は今何を貰いに行こうとしたんだ?」
「なにって……食事、こんな宿でもパンやスープくらいは作ってあるだろ」
ここまで言って、アイリスはカグラの耳が目に入った。
あぁ、もしかしたら……
昼間は手持ちの肉や果物を食べていたが、あれは魔物にとって主食とする物ではないのかもしれない。
「そうか、これは俺が悪いな、すまなかった」
「いいのだよ、私もお腹すいてるし、まぁ…パンもスープも食べられる物だけども……」
「……?」
こほんと一つ咳払いをして、カグラはすこし赤面している。
怒らせてしまっただろうか……?いやそういった様子ではない、どちらかと言えばどこか恥ずかしそうにしているような気がする。
「こんな御馳走が目の前にあるってのに……わざわざパンってのも……」
「なんだ、よく聞こえないんだが」
俯き気味にぼそぼそと言っている。
そして意を決したのか、面を上げてこう言った。
「アイリス、君に魔物の主食を教えてあげよう」
「は、はい…」
「それはな……」
「……」
「アイリス、君だ!」
3秒ほどの沈黙。理解はしたし驚きもあったし、やっぱりかといった感覚もあった。
「あ、はい……」
「……」
「え、なに俺喰われんの?」
「ある意味では」
食われる、普通に聞いたらそれは恐ろしい事だろうが、カグラの口から出た言葉だからだろうか、何故だか怖くは無かったが……一応身構えておく。
「一応言っておくけどいまお前さんが考えてることは誤解だからね」
そう言ってアイリスのそばまで寄ってきたカグラは、彼の頬に手を添えてこう続けた。
「私が欲しいのはあなたの精、なにも頭からバリバリ食べるわけじゃないから安心しなさいな」
「あ……せ、精?」
頭一つ半程の身長差から見上げるカグラの頬は薄紅にそまり、どこか高揚しているような、さっきより早くなっている彼女の呼吸に、アイリスの動機はさらに激しさを増した。
「そ、精。君の、人間の欲情の塊が…私たちの何よりの御馳走なのさ」
カグラはだんだんと掛ける体重を増やしていく、気がついた時にはさっき寝転がったベッドまで追い込まれていた。
そこでようやくカグラの言った精の意味とこれから彼女がなにをしたいのかを理解した。
「お、おい…カグラさん、冗談ですよね?」
「ふふっ」
先の悪い微笑みではなく可愛らしい天使のような微笑みをくれてから、ぐっと胸板を押された。そして後ろにあったベッドへ押し倒され
「なにが冗談なんだ?ここにいるのは一組みの雄と雌……だったら後は……解るだろぅ?」
「いや、だって俺たち昨日出会ったばっかりなんだぜ?それにこういう事は好きなやつ同士で……むぐっ」
何という事だ…唇を無理やり奪われた、というかキスされた。話の途中で黙れとでも言うように……。
「んっ、ちゅ……ふふふっ」
あ、だめだ…この人(魔物)完全にスイッチ入ってるわ……それに今肩抑えられてるんだけど全く動かない、この華奢な身体のどこにこんな力があるんだよ……
そんなこと考えつつアイリスは抵抗をやめた。
「そうそう、おとなしくしてなって……念入りにいたぶ…いや、可愛がって…いや、気持ち良くさせてあげるからさ♪」
肩を押さえていた手を離すとカグラは馬乗りになって上半身の服を脱ぎ始めた。アイリスの方ももう抵抗する気は無く、そもそも最初から抵抗などほとんどしていなかったのだが。
ここでアイリスの心境を語ってみせようか、実を言うとアイリスはカグラに既に惚れていた。洞窟で目覚め、川で水浴びをしていたカグラを見た瞬間からだ。
その美しい容姿に、まだ少ないが交わした言葉に、アイリスはたまらなく魅かれていた。
脱いだ上着からこぼれてきた双房がぷるんと揺れたのを見たアイリスの股間は、何というかもう爆発寸前といった感じで……カグラと二人で部屋に入った時からすでに半立ちの状態だったのは内緒の事だ。
「ほぉら…如何かしら?」
「あぁ……凄い、綺麗だ…」
そう言われて恥ずかしそうにするとアイリスの服に手をかける。
あっという間に上半身を剥かれてしまった。
やはりカグラは着やせするタイプのようだ、格段に大きいという訳ではないが見た目と容姿の割には中々の物をもっている。人間の基準が魔物に通じるのかは知らないが。
「触って……いいか?」
「おや、ふふふっ…どうぞ」
許可を得て、二つの乳房へ手を伸ばす。
むにゅっと擬音が聞こえてきそうなほど、柔らかい、弾力もあるのに力加減によって幾らでも形の変わる、最高の胸だ。アイリスの掌から少し零れる程度の大きさもグッドだ。
「どぅ?君の好みの大きさならいいのだけど……」
「最高だ、これ以上は無いってくらい……最高」
「そ、そう……それは何より……んっ」
いつの間にかアイリスも乗ってきたようで、カグラの胸を夢中で揉む。揉みしだく。
両の掌に硬い突起の感触が出始めたころにはカグラからも濡れたような吐息が出てきて、呼吸も微かに荒くなってきている。どこかぼんやりとした表情になり目には恍惚が見て取れる。
そんなカグラを見てアイリスの興奮はさらに高まっていく、そして無言の愛撫を続けた。カグラのささやかな息遣いに耳を澄ましているだけなのだが。
「いいよっ……そぅ、好きなようにして、いいんだよ……」
「っ……」
今度は乳首の突起を掌ではなく指でいじってみる。
「んっ!……きゃっ、あ、あぁ…んぅ」
反応が激しくなったアイリスはさらに激しくしたい衝動に駆られる。
気の強い娘を好きなようにしていい、それがアイリスを普段よりも調子に乗らせていた。
お次は撫でるのではなく、人差し指と親指で挟むように捏ね繰り回す、その刺激でカグラの突起はさらに硬さを増した。
「あ、アイリス……ちょっ……んっ、ふあぁっ!」
今のカグラは完全にアイリスの掌中にあった、驚くほど反応がいい。
暫く愛しい少女の胸をいじっていると、カグラの胸部が小刻みに震えてきた。
「あ、あぁ、ひっ…ん、あっ…ああぁ――――っ!!」
カグラの体が弓なりにのけ反り、軽い絶頂に達したようだ。そうして力が抜けたのかアイリスに重なるように倒れてきた。
「イってくれたのか?」
「ふ、うん……凄いね、知らなかったよ……好きなやつとすると……こんなに気持ちいいんだね……」
「おいおい…いきなりなんだ、抱きしめたくなるだろうが」
背中へ手を回すとカグラも抱き返してくれる。
「温かいね、アイリスは……」
「お前は熱いくらいだけどな」
「そうかい……」
不意にカグラは身体を離した。アイリスの上から立ち上がるとその股ぐらへしゃがみ込んだ。アイリスも半身を起こす、カグラの顔の位置はちょうどアイリスの股間の位置にあった。
「お、おい……」
ずっと起ちっぱなしのソレはズボンを大きく膨らませていた。これからの展開を想像するだけで背筋が震えてくる。
「おやまぁ……節操のないやつだねぇ……」
その膨らみをゆびで突きつつそう言った。その刺激だけでもピクピクと反応してしまう自分が恥ずかしくなってくる。
「ふふふふふ〜」
その反応に満足したのか得意げに笑っている、手をベルトに伸ばすと、これまたあっという間にズリ下ろされてしまった。
そうして解放された肉棒は熱く、天を目指すがごとくそそり立っていた。
「わぁ……立派な物持ってるじゃないの……」
「どうも……」
普段のアイリスではこれ程大きくはならなかった筈、今アイリスの肉棒がこれほどまでに硬く、熱く、そそり立っているのは…やはり目の前にいる少女の所為だろう。
カグラはその剛直へ顔を近付け、強烈な雄の匂いを堪能していた。
「はぁ……アイリスの臭いがするよ……凄い…エッチ」
「カグラ……」
「ふふっ、それじゃぁお待ちかね……」
ちゅっ
亀頭先端部分に軽くキスされただけなのに、背筋に電流でも流されたかのような感覚、快感が襲いかかった。
アイリスの愚息も堪らんとばかりにピクピク震えている。
今度はカグラの口から伸びた舌が、這った。
亀頭に一舐め、根元からてっぺんまで一舐め、凄まじい快感だった。
「うっ、あっ…あぁ……」
「もう出しちゃいそうなの?まだちょっと早いぜ〜♪」
再び舌を這わせるカグラ、今度はさっきよりの丁寧に、そして強く舐める
「カグラ、ちょっと……これ、やばいっ……」
「むふふっ………ぁ〜むっ」
カプっと小さな口を大きくあけてアイリスの逸物を咥えこんでしまった。中ほどまで飲み込まれてしまったアイリスは四肢の力が抜けベッドへ倒れこんでしまった。
「んふっ……あむっ……んっ!」
「あぁ……ぅわぁ……」
もはやアイリスには快楽へ身を任せるしかなく、ただ呻くことしかできなくなった。それを知ってもお構いなしといった風にカグラは上下に、後ろでは尻尾を左右に揺らしながら攻め立てる。
狭い中舌を匠に使いアイリスの感じる場所を探すことも怠らない、そして見つけた亀頭の裏を一気に攻め立てた。
「んっ、んん〜っ……ぁっむ、んっふぅ」
「わっ、ちょっ……ま、まって……くぅ…あぁ――――っ」
腰を引こうにも下はベッド、それにカグラの力でがっちりと押さえつけられていたので、達した欲望は全てカグラの口の中へと注ぎこまれていった。
喉奥に発射されたカグラは急に苦しくなったのか、端正な目元が少し歪むが口を離そうとはしなかった。射精が終わってからカグラはようやく口を離し、口内の溜まったものを次々に嚥下していく。口端から零れ落ちそうになるのも指で掬い上げ舐めとっていった。
「はぁ、はぁ……カグラ…ごめんな、その……」
「ふふふっ、ごちそうさま…凄くおいしいわ♪」
ここでアイリスはこれが食事だという事を思い出した。
「これが魔物の食事ってことか……確かに食べられたな……」
そう皮肉っぽく言ってみる。
じりじりと這いよってきたカグラにキスされた。不思議なことにさっき出したばかりの精の感じは無かった、ホントに全部食べてくれたのだろうか……。
「そう言いなさんな……あら?」
そう言って向けられた視線の先には話が愚息。いきり立ってやがる……
「ねぇ、アイリス」
「なんだい、カグラさん」
「これってお代わり自由だったりする?」
「ダメ……なんて言えると思うのかよ」
今度はアイリスからキスをした。とびきり情熱的なやつを、舌を絡めカグラの奥の奥まで迫ろうとした。
「ふぁ……じゃぁ、寝て…」
「お、おう……」
また攻められるのか、と思ったがどこかでそれを期待している自分がいることに吃驚した、アイリス自身は攻めの方が好きだと思っていたのだが、こんなところで意外な自分を発見できた。カグラに調教されている気がするが、これも不思議と嫌じゃない。
「全く……不思議なもんだな………」
「え、なに?」
「何でもない」
「そ、じゃぁ……もういいかな、なんか……我慢できない……」
そう言ってとうとう全裸です。カグラの髪と同じ栗色の恥毛が淡く生えているの下は薄暗い部屋でも見てわかるほどに濡れていた。
「前偽は必要ない……から」
そう言ってアイリスの上に跨るカグラのから垂れてきた蜜が、真下にある肉棒へ滴り落ちる。
ぱっくりと開いたカグラの秘所は綺麗な薄桃色を晒している。
その後ろで縞模様の尻尾がゆさゆさと揺れていた。
亀頭と入口がぴったりと合わさったまま、互いに一呼吸。カグラは『いくよ』と目で訴えてきたので『どうぞ』と微笑み返した。
ずっ
「んっ……」
ゆっくりと腰を沈める、ねっとりと熱い壁がペニスをゆっくり覆い尽くしてゆく。
挿入した傍からカグラの肉壁はぎゅうぎゅうと、アイリスの形を覚えようとしているかのように襞が締め付けてくる。
「んっ……く、はぁっ……!」
「んあぁっ♪」
半ばまで埋まってからカグラは一気に腰を落としてきた。その衝撃と快感は凄まじく、カグラとアイリスは互いに震えながら、騎乗位のまま少しの間動けなかった。
その間もカグラの肉壁はアイリスを締め付けたまま緩めようとは一切しない。
「か、カグラ……」
アイリスが声を上げるまで気を失っていたのかもしれない、カグラは呼びかけられてから思い出したように腰を上げた。
ずるっ……………ずんっ
腰をゆっくり引き揚げた後、勢いよく下ろす。
「あぁんっ♪…………あぁ、ふあぁっ」
カグラの膣内はますますドロドロになり、熱い蜜にぬかるんだ肉壁は容赦なくアイリスを締め上げる。それにより逸物はさらに血を巡らせもっと逞しくなった。
「あ、あっつ……カグラ、カグラぁ!」
カグラに負けじとアイリスも腰を突きあげる、その上でカグラは飛び跳ねるように快楽に酔いしれていた。
「ふぁ……あぅっ!…す、凄い……ああっ、ひゃうぅっ」
自分で支えられなくなったのか身体をアイリスへ投げ出してきた。二つの乳房がつぶれる感覚がさらに劣情を仰ぎたてる。
その華奢な身体抱きしめるように受け止め、互いに越しの動きはそのままにむさぼるようにキスをする。
「はむっ……むぅうっ、ぷはぁ……んはぁあっ!」
きゅうぅぅっ
膣の具合が締め付けるような感じから、根元から先端までうねり、波打つような感じへ変わった。ただでさえきつく、狭い膣にそんな風に締め上げられ、一瞬で達してしまいそうになる。
「か、カグラっ、やばい……それ、あぁっ」
膨張を感じ取ったカグラは腰のピストンをやめて、淫らに、前後左右に腰をくねらせアイリスを優しく刺激した。
「はぁ、もう……ん、降参かぃ?ははっ、いいよぉ……膣に、出しちゃいな♪」
「くっ……」
カグラの挑戦的で、まさに妖艶な笑みによってアイリスの理性は真っ白になった。
アイリスは身体を起こし逆にカグラを押し倒す形に持って行き、アイリス自身で腰を突き動かした。
「きゃ……乱暴にしないでくれよぉ♪」
カグラのノリノリで身を任せる。首に手を回しアイリスの頭を引きよせキスをした。
やがてどちらともなく唇をはなし、本当に愛しい人へ向けるような笑顔を向けてこう言った。
「おいで……好きなようにしていいんだから」
もう彼に遠慮や我慢などなかった、ただ自分の想いにしたがって目の前の、この可愛らしい少女を犯すことだけを考えていた。
カグラも熱く潤んだ瞳で見上げながらアイリスとリズムを合わせながら夢中で腰を振り続けている。
「やぁあっ、あぁん……はぁ、あぁっ、ああぁんっ!」
突く先端がカグラの子宮の入り口を何度も何度も叩く。そのくぼみに亀頭が擦れ合っているのを感じて、アイリスもペースを上げた。
「ひぃぁっ……はうぅ!! ん……はぁっ、あぁ……あぁっ!」
膣の中の脈動が早くなっているのをアイリスは感じていた。自身ももう限界に近い……アイリスはラストスパートをかけるべく腰に力をためた。
「カグラ……膣に、膣にいいのか!?」
全速力でピストンを繰り返しながら叫ぶ、カグラはそれに何度も首を縦に振って答えた。
「うんっ、うん!膣に……膣にちょうだい!!」
それを聞き最後の一振りをカグラの最奥に叩きこんだ。カグラの方も同時に達した様子で、膣が最後の一滴まで搾り取ろうとでも言うようにうねっている。
「はあ……はぁ……はぁ……はあぁ……」
「ん……ふぅ……」
息の合った熱い吐息を吐きながら、二人は暫く見つめ合っていた。
昼間は何を考えているか解らないような少女だったが、この時は何が言いたいのかも、何がしたいのかも全て分かった、多分カグラもそうなのだと思う。
アイリスはカグラを抱きしめ、今日何度目になるか解らないキスを交わした。このときようやくカグラのキスは甘いのだと気付いたのだった。
12/06/21 04:42更新 / ダディクール
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