第一話〜ロリメイドと強面主人
暗く静まり返った夜の屋敷。その廊下を一人の少女が歩く。
メイド服を纏う彼女はとても小柄だった。もう二十を超えるというのに、身長は十歳の女の子と大差ない。しかし、彼女の顔にはあどけなさと大人の妖艶さが同居していた。
彼女の名はリュカ――キキーモラの少女だ。今はこの屋敷でメイド超として働いているものである。
そんな彼女は大きく息を吐き、顔にかかる亜麻色の髪を手で払う。それと同時、髪の下から可愛らしい獣耳がぴょこんと出て、まるで彼女の心情を表しているかのようにピコピコと動いた。
(今日も、お役目なのですね……)
淡い期待と興奮を抱きながらふわふわとした尻尾を激しく振る。彼女の端正な顔はほんのりと赤らんでおり、月明かりに照らされる様はどことなく幻想的だった。
今、この屋敷にいるのは彼女と彼女の主人だけ。他の使用人たちは家に帰っているし、主人はまだ独身だ。だからこそ、今夜に限って言えばこの屋敷は二人だけのものである。
彼女はしずしずと歩いていき、主人が待つ寝室へと急ぐ。しかしそれでもメイド服をはしたなくひらめかせたりしない辺りは流石と言うべきだろう。
あっという間に主人の寝室の前に到着した彼女は大きく息を吐き、それからコンコンと控えめなノックをする。
「どうぞ」
返ってきたのは穏やかな声だった。彼女はゆっくりとドアを開け、ベッドに腰掛けている男性を見やる。二十代中盤ということもあり、若々しさと力強さを感じさせる男性だった。やや強面で体つきもがっしりとしており、彼女よりも頭二つ分背が高い。ともすれば戦士のようにも思えるが、彼はただの商人だ。
「こんばんは、ご主人様。今日もお勤めに参りました」
彼女はメイド服の裾をスッと持ち上げ、ぺこりとお辞儀をしてみせる。主人もそれに礼を返した後で、ひょいひょいと手招きした。
「さぁ、こっちにおいで」
「はい……ご主人さま」
言いつつ、彼女はメイド服を脱ぎ捨てる。と、その幼い体には不釣り合いなほど大人びた黒いブラとショーツが露わになった。シースルー素材のそれは彼女の白い肌によく映え、淫靡さを強調している。
「それでは、失礼します……」
彼女はベッドの上にぴょんと飛び乗り、主人と向き合う形になる。すでに彼の逸物ははちきれんばかりに膨れ上がっており、雄の臭気を漂わせていた。
(あぁ、ご主人様のオチ×ポ……もうあんなになって……)
意図せず、ごくりと息を呑んでしまう。それを見ていた主人はニヤニヤと見透かしたような笑みを浮かべながら立ち上がり、肉棒で彼女の頬をぺちぺちと叩いた。
「何をすればいいか、わかるな?」
「はい。わかっておりますとも……んちゅっ」
まずは亀頭に淡い口付けを寄越す。彼女の桜色の唇が男根に触れるだけで甘美な刺激が体に走った。リュカはそれを見て嬉しそうに頬を緩ました後で、キスの雨を男根に浴びせた。
「おぉ、今日は一段と激しいな……ッ!」
「まだまだ、この程度ではございませんよ」
彼女は含みのある言い方で告げ、主人の愛しき肉棒を咥えこむ。口いっぱいにむせ返るような臭気を感じながら、彼女はうっとりと目を細ませて口をすぼませた。
じゅぞぞぞぞ……というソバを啜るような音が寝室に響く。子どものような外見の彼女が下品にバキュームフェラをする姿は酷く背徳的だ。
淫らな水温が彼女の口を中心に発せられ、口の端からはぶぴゅぶぴゅっと唾液が噴き出ていた。
もちろん、ただ吸うだけではない。頭を動かし彼の男根を扱きつつ、歯で甘噛みしたり舌で裏筋を舐めていく。彼女は上目遣いになって媚びるような視線を彼に向けながらフェラを続けていった。
「ど、どうでふか……? 気持ちひぃでしゅか……?」
その答えは聞くまでもないだろう。主人の方は腰をびくびくとさせており、男根も今にも射精しそうで激しく脈打っていた。
(早く……早く出してください。私の口マ×コにお慈悲を……)
彼女は口内に溢れる唾液を集めてローション代わりにしつつ、再び男根を扱く。口元を窄めつつ喉元ギリギリまで男根を咥えこみ、ゆっくりと顔を引く。そのせいで鼻の下が無様に伸びるのだが、それは扇情的なものとして主人の目に映る。
「射る……ッ!」
「んぶっ!?」
射精の勢いを感じ、口を離そうとした直後、彼に頭をがっしりと掴まれて引き寄せられた。喉元に男根がぶつかると同時、熱い精液が迸る。彼女は苦しげに主人の足をタップしたが、射精の高揚感に苛まれている彼は気づかない。
(く、くる、し……息、が……)
射精の勢いはまだ緩まない。ただでさえ男根を喉元まで突きこまれているのだ。粘性のある精液が喉元に絡めば、まともに呼吸などできはしない。いくら魔物といえど、呼吸ができなければ死んでしまう。
彼女は手をフルフルと震わせ、目に涙を浮かべていた。すでに失神寸前であるのか、白目を剥きつつある。が、
「ッ! だ、大丈夫か!?」
射精を終え、余韻に浸りつつあった主人がメイドの異変に気づき、すぐさま男根を引き抜いた。
「げ、ゴホッ! ガハッ ア……ッ!」
彼女はベッドに両手をつき、激しく咳き込んだ。口からツーッと垂れた唾液がベッドにぽつぽつと染みを残していく。
「すまなかった、リュカ……ッ! もう、今日は……」
「だ、大丈夫です。ご主人様……」
申し訳なさそうに首を振り立とうとする彼の手をがっしりと掴み、彼女はその目をしっかりと見据えた。目尻に涙こそ浮かんでいるが、彼女は恍惚の表情を浮かべている。
愛する主人が喜んでくれた――これこそが彼女の喜びなのだ。
だが、やはり罪悪感はあるのだろう。主人は不安げに眉を寄せた。
「リュカ。大丈夫かい?」
「はい。私は大丈夫です……ほら、見てください」
そう言って彼女はゴロンと仰向けになり、自分の秘所を晒す。
そこにはもよもよとした陰毛はなく、ぴっちりと閉じた皮膚の筋だけがあった。
そこはしとどに濡れており、今もなお愛液を垂らしている。
彼女はごくりと息を呑み、誘うように尻尾を振った。
「私は、大丈夫ですから。リュカの、パイパンマ×コをどうぞお使いくださいませ……」
彼女の口調は色っぽく、まさしく魔物の本性を垣間見せるものだった。そこに潜む魅力に当てられた彼はごくりと息を呑み、男根もまたビンと力強く天を衝く。
それを見て、リュカはまたしてもつばを飲み込んだ。
そうしている間にも男根は秘所にあてがわれ、ずぶずぶと中に呑みこまれていく。
「いつ見てもすごいものだな」
その有様に彼は思わず感嘆する。
きつく閉じられていた門はいともたやすく男根を飲みこみ、締め付けてくる。
「ぐぉ……狭……っ」
彼女の膣内と彼の男根ではサイズが合わない。だが、それを咥えこんでしまうのは魔物だからだろう。
腰を動かせばこつんと子宮口と亀頭がぶつかり、その度に膣内がキュッと縮まる。
「あっ! あっ! しゅ、すごいですぅ」
徐々に愛液が溢れて潤滑がよくなり、一層激しくなってきたピストンにリュカは背を逸らして歓喜する。自分の中が掘削され、子宮の奥まで貫かれそうな感覚。彼女の陰核と乳首は興奮からか真っ赤に充血して張りつめていた。
「リュカッ! リュカッ!」
主人は愛しきメイドの名を呼びながら腰を動かす。彼女の幼尻をがっしりと手で掴み、腰を力強く打ち付ける。それに応えるべく彼女の方も尻尾を彼に体に纏わりつかせていた。
「あおぉっ! おぉっ! こ、これ、キくぅううううううっ!」
彼女の口からはしゃがれた声が漏れる。それはまさしくケダモノの声。雄を知った雌だけが出せるものだ。彼女はだらんと舌を出しつつ、はしたない喘ぎ声を上げる。それが無性に扇情的で、主人はもっとそれを聞こうと彼女の白い尻を掌で叩いた。
「あっひぃいいいいんっ!」
プシィッと彼女の秘裂から蜜が噴き出る。すでに出来上がっているのか、もう快楽しか感じないようになっている。
先ほどまでの愛らしく凛としたメイドの姿はない。ただ雄に組み敷かれ、歓喜の声を上げる雌しかこの部屋にはいなかった。
「リュカ、そろそろ……」
「えぇ、わかっております。ですから、ご主人様。どうぞ、私の中に……ッ! お慈悲を……ッ! お慈悲を……ッ!」
リュカは震える手を彼の方に伸ばし、その体を引き寄せる。彼はリュカを安心させるように優しく微笑み、彼女の尻尾の付け根をギュッと握りしめた。
「あひゃっ!?」
彼女の口から素っ頓狂な声が漏れると同時、その細い四肢がビクッと強張った。
直後、彼女の中に熱い精液が注ぎ込まれる。最初よりも勢いが強くなっているようにすら思えるそれは子宮の奥まで満たしていった。
「あ、はぁ……しゅ、しゅごい、あちゅい……」
尻尾の付け根は彼女の性感帯の一つだ。敏感なそこを激しく掴まれた衝撃はまだ抜けないのか、呂律が回っていない。彼女は全身を弛緩させながらうわ言のように呟いていた。
「……ふぅ。大丈夫か? リュカ」
主人の方はまたしても不安げな顔で覗き込んでくる。それを見て、リュカはふっと口元を緩ませてその頬を撫でた。
「はい。リュカは大丈夫です……ご主人様」
「そうか……よかった」
彼は心底ほっとしたように呟き、彼女の頭を優しく撫でる。獣耳の付け根を擦ったり、髪の毛を手で溶かすような仕草をしてやると彼女の顔がふにゃっと緩んだ。
性交の時とはまた違う心地よさを感じながら、リュカは体を捩る。
「うぅん……ご主人様」
「どうした?」
「差し出がましい申し出とは思いますが、その、もう少し続けていただけますか……?」
「喜んで」
主人はそう呟き、また頭を撫でてくれた。強面だが、根はとても優しい彼のことがリュカは大好きなのだ。そして、そんな彼から触れてもらえることも。愛してもらえることも。
それが嬉しくてちょっとだけ涙を流してしまったが、彼女はそっと枕を抱き寄せて顔を埋める。だが、彼女の尻尾だけはその喜びをダイレクトに動きで表現していた。
メイド服を纏う彼女はとても小柄だった。もう二十を超えるというのに、身長は十歳の女の子と大差ない。しかし、彼女の顔にはあどけなさと大人の妖艶さが同居していた。
彼女の名はリュカ――キキーモラの少女だ。今はこの屋敷でメイド超として働いているものである。
そんな彼女は大きく息を吐き、顔にかかる亜麻色の髪を手で払う。それと同時、髪の下から可愛らしい獣耳がぴょこんと出て、まるで彼女の心情を表しているかのようにピコピコと動いた。
(今日も、お役目なのですね……)
淡い期待と興奮を抱きながらふわふわとした尻尾を激しく振る。彼女の端正な顔はほんのりと赤らんでおり、月明かりに照らされる様はどことなく幻想的だった。
今、この屋敷にいるのは彼女と彼女の主人だけ。他の使用人たちは家に帰っているし、主人はまだ独身だ。だからこそ、今夜に限って言えばこの屋敷は二人だけのものである。
彼女はしずしずと歩いていき、主人が待つ寝室へと急ぐ。しかしそれでもメイド服をはしたなくひらめかせたりしない辺りは流石と言うべきだろう。
あっという間に主人の寝室の前に到着した彼女は大きく息を吐き、それからコンコンと控えめなノックをする。
「どうぞ」
返ってきたのは穏やかな声だった。彼女はゆっくりとドアを開け、ベッドに腰掛けている男性を見やる。二十代中盤ということもあり、若々しさと力強さを感じさせる男性だった。やや強面で体つきもがっしりとしており、彼女よりも頭二つ分背が高い。ともすれば戦士のようにも思えるが、彼はただの商人だ。
「こんばんは、ご主人様。今日もお勤めに参りました」
彼女はメイド服の裾をスッと持ち上げ、ぺこりとお辞儀をしてみせる。主人もそれに礼を返した後で、ひょいひょいと手招きした。
「さぁ、こっちにおいで」
「はい……ご主人さま」
言いつつ、彼女はメイド服を脱ぎ捨てる。と、その幼い体には不釣り合いなほど大人びた黒いブラとショーツが露わになった。シースルー素材のそれは彼女の白い肌によく映え、淫靡さを強調している。
「それでは、失礼します……」
彼女はベッドの上にぴょんと飛び乗り、主人と向き合う形になる。すでに彼の逸物ははちきれんばかりに膨れ上がっており、雄の臭気を漂わせていた。
(あぁ、ご主人様のオチ×ポ……もうあんなになって……)
意図せず、ごくりと息を呑んでしまう。それを見ていた主人はニヤニヤと見透かしたような笑みを浮かべながら立ち上がり、肉棒で彼女の頬をぺちぺちと叩いた。
「何をすればいいか、わかるな?」
「はい。わかっておりますとも……んちゅっ」
まずは亀頭に淡い口付けを寄越す。彼女の桜色の唇が男根に触れるだけで甘美な刺激が体に走った。リュカはそれを見て嬉しそうに頬を緩ました後で、キスの雨を男根に浴びせた。
「おぉ、今日は一段と激しいな……ッ!」
「まだまだ、この程度ではございませんよ」
彼女は含みのある言い方で告げ、主人の愛しき肉棒を咥えこむ。口いっぱいにむせ返るような臭気を感じながら、彼女はうっとりと目を細ませて口をすぼませた。
じゅぞぞぞぞ……というソバを啜るような音が寝室に響く。子どものような外見の彼女が下品にバキュームフェラをする姿は酷く背徳的だ。
淫らな水温が彼女の口を中心に発せられ、口の端からはぶぴゅぶぴゅっと唾液が噴き出ていた。
もちろん、ただ吸うだけではない。頭を動かし彼の男根を扱きつつ、歯で甘噛みしたり舌で裏筋を舐めていく。彼女は上目遣いになって媚びるような視線を彼に向けながらフェラを続けていった。
「ど、どうでふか……? 気持ちひぃでしゅか……?」
その答えは聞くまでもないだろう。主人の方は腰をびくびくとさせており、男根も今にも射精しそうで激しく脈打っていた。
(早く……早く出してください。私の口マ×コにお慈悲を……)
彼女は口内に溢れる唾液を集めてローション代わりにしつつ、再び男根を扱く。口元を窄めつつ喉元ギリギリまで男根を咥えこみ、ゆっくりと顔を引く。そのせいで鼻の下が無様に伸びるのだが、それは扇情的なものとして主人の目に映る。
「射る……ッ!」
「んぶっ!?」
射精の勢いを感じ、口を離そうとした直後、彼に頭をがっしりと掴まれて引き寄せられた。喉元に男根がぶつかると同時、熱い精液が迸る。彼女は苦しげに主人の足をタップしたが、射精の高揚感に苛まれている彼は気づかない。
(く、くる、し……息、が……)
射精の勢いはまだ緩まない。ただでさえ男根を喉元まで突きこまれているのだ。粘性のある精液が喉元に絡めば、まともに呼吸などできはしない。いくら魔物といえど、呼吸ができなければ死んでしまう。
彼女は手をフルフルと震わせ、目に涙を浮かべていた。すでに失神寸前であるのか、白目を剥きつつある。が、
「ッ! だ、大丈夫か!?」
射精を終え、余韻に浸りつつあった主人がメイドの異変に気づき、すぐさま男根を引き抜いた。
「げ、ゴホッ! ガハッ ア……ッ!」
彼女はベッドに両手をつき、激しく咳き込んだ。口からツーッと垂れた唾液がベッドにぽつぽつと染みを残していく。
「すまなかった、リュカ……ッ! もう、今日は……」
「だ、大丈夫です。ご主人様……」
申し訳なさそうに首を振り立とうとする彼の手をがっしりと掴み、彼女はその目をしっかりと見据えた。目尻に涙こそ浮かんでいるが、彼女は恍惚の表情を浮かべている。
愛する主人が喜んでくれた――これこそが彼女の喜びなのだ。
だが、やはり罪悪感はあるのだろう。主人は不安げに眉を寄せた。
「リュカ。大丈夫かい?」
「はい。私は大丈夫です……ほら、見てください」
そう言って彼女はゴロンと仰向けになり、自分の秘所を晒す。
そこにはもよもよとした陰毛はなく、ぴっちりと閉じた皮膚の筋だけがあった。
そこはしとどに濡れており、今もなお愛液を垂らしている。
彼女はごくりと息を呑み、誘うように尻尾を振った。
「私は、大丈夫ですから。リュカの、パイパンマ×コをどうぞお使いくださいませ……」
彼女の口調は色っぽく、まさしく魔物の本性を垣間見せるものだった。そこに潜む魅力に当てられた彼はごくりと息を呑み、男根もまたビンと力強く天を衝く。
それを見て、リュカはまたしてもつばを飲み込んだ。
そうしている間にも男根は秘所にあてがわれ、ずぶずぶと中に呑みこまれていく。
「いつ見てもすごいものだな」
その有様に彼は思わず感嘆する。
きつく閉じられていた門はいともたやすく男根を飲みこみ、締め付けてくる。
「ぐぉ……狭……っ」
彼女の膣内と彼の男根ではサイズが合わない。だが、それを咥えこんでしまうのは魔物だからだろう。
腰を動かせばこつんと子宮口と亀頭がぶつかり、その度に膣内がキュッと縮まる。
「あっ! あっ! しゅ、すごいですぅ」
徐々に愛液が溢れて潤滑がよくなり、一層激しくなってきたピストンにリュカは背を逸らして歓喜する。自分の中が掘削され、子宮の奥まで貫かれそうな感覚。彼女の陰核と乳首は興奮からか真っ赤に充血して張りつめていた。
「リュカッ! リュカッ!」
主人は愛しきメイドの名を呼びながら腰を動かす。彼女の幼尻をがっしりと手で掴み、腰を力強く打ち付ける。それに応えるべく彼女の方も尻尾を彼に体に纏わりつかせていた。
「あおぉっ! おぉっ! こ、これ、キくぅううううううっ!」
彼女の口からはしゃがれた声が漏れる。それはまさしくケダモノの声。雄を知った雌だけが出せるものだ。彼女はだらんと舌を出しつつ、はしたない喘ぎ声を上げる。それが無性に扇情的で、主人はもっとそれを聞こうと彼女の白い尻を掌で叩いた。
「あっひぃいいいいんっ!」
プシィッと彼女の秘裂から蜜が噴き出る。すでに出来上がっているのか、もう快楽しか感じないようになっている。
先ほどまでの愛らしく凛としたメイドの姿はない。ただ雄に組み敷かれ、歓喜の声を上げる雌しかこの部屋にはいなかった。
「リュカ、そろそろ……」
「えぇ、わかっております。ですから、ご主人様。どうぞ、私の中に……ッ! お慈悲を……ッ! お慈悲を……ッ!」
リュカは震える手を彼の方に伸ばし、その体を引き寄せる。彼はリュカを安心させるように優しく微笑み、彼女の尻尾の付け根をギュッと握りしめた。
「あひゃっ!?」
彼女の口から素っ頓狂な声が漏れると同時、その細い四肢がビクッと強張った。
直後、彼女の中に熱い精液が注ぎ込まれる。最初よりも勢いが強くなっているようにすら思えるそれは子宮の奥まで満たしていった。
「あ、はぁ……しゅ、しゅごい、あちゅい……」
尻尾の付け根は彼女の性感帯の一つだ。敏感なそこを激しく掴まれた衝撃はまだ抜けないのか、呂律が回っていない。彼女は全身を弛緩させながらうわ言のように呟いていた。
「……ふぅ。大丈夫か? リュカ」
主人の方はまたしても不安げな顔で覗き込んでくる。それを見て、リュカはふっと口元を緩ませてその頬を撫でた。
「はい。リュカは大丈夫です……ご主人様」
「そうか……よかった」
彼は心底ほっとしたように呟き、彼女の頭を優しく撫でる。獣耳の付け根を擦ったり、髪の毛を手で溶かすような仕草をしてやると彼女の顔がふにゃっと緩んだ。
性交の時とはまた違う心地よさを感じながら、リュカは体を捩る。
「うぅん……ご主人様」
「どうした?」
「差し出がましい申し出とは思いますが、その、もう少し続けていただけますか……?」
「喜んで」
主人はそう呟き、また頭を撫でてくれた。強面だが、根はとても優しい彼のことがリュカは大好きなのだ。そして、そんな彼から触れてもらえることも。愛してもらえることも。
それが嬉しくてちょっとだけ涙を流してしまったが、彼女はそっと枕を抱き寄せて顔を埋める。だが、彼女の尻尾だけはその喜びをダイレクトに動きで表現していた。
16/09/24 00:03更新 / KMIF
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