彼は出会う、一途な彼女に
「あはは、ぶははひー、腹痛い、笑いすぎて腹、超痛い」
「・・・」
とある会社の食堂で2人の男が話をする。
1人は、げらげらと馬鹿笑いしているが。
もう1人はずーんという音が聞こえるくらい落ち込んでいる。
そして同僚をジト目で見て。
「そんなに笑わなくてもいいじゃないか・・・」
大川天羅（おおかわ、そら）は溜息を吐く。
その目はまるで "死んだ魚のような眼" をしているという言葉が1番しっくり来る。
「悪い、悪い・・・けど数年間付き合ってそれで金をいっぱい貢いであげく童貞のまま、付き合っていた彼女から送られたDVDで別れ話をされるなんて」
「・・・」
「なんのエロゲーだよ」
「殴るぞ？」
げらげら笑うが、天羅に睨まれ笑うのをやめ天羅に謝る。
するとジト目になりながら溜息を吐きながら机に顔を突っ伏す。
「もういいよ俺・・・このまま仕事一筋で生きることにするよ」
少し顔を机に突っ伏すのをやめ。缶コーヒー開けて飲んでいく。
そして一気に缶コーヒーを飲みほし、溜息を吐く。
「おいおい、たかがふられた程度でそこまでへこまなくてもいいじゃねぇか」
ばしばしと天羅の肩を叩いて励ます。
だが、それでも天羅は溜息を吐く。
「・・・５回」
「・・・５回？なんの数字だよ？」
「大学生で、１回、就職、転職を繰り返して４回・・・ふられた」
「・・・」
さすがの同僚も言葉を失い少し黙る。
そして空気がまた重くなって。
「・・・ま、まぁいいことあるって」
椅子に座りなおし、う〜んと考える。
すると同僚がいいことを思いつく。
「なぁ、お前魔物娘とかはいける口か？」
「唐突だな・・・まぁ、魔物娘との結婚は今じゃ珍しくないけど・・・それがどうかしたか？」
「なに、単純な話だお前に女性運がないなら相手を魔物娘にすれば、ふられることはないってことだ」
「な・・・なるほど」
同僚の言葉に納得してしまう。
だがそれも束の間だった。
「お、俺には無理だ・・・だって、魔物娘の知り合いなんていないし・・・」
声かけるのも怖い・・・とうつむく天羅。
しかしそんな天羅に、同僚はニヤリと笑う。
「そんなお前に、いいものがあるぜ♪」
同僚が自分のスマフォを見せつける。
その画面をいぶかし目に見て。
「・・・カップリング・モンスター？」
＊
カップリング・モンスター。
それは女性との出会いに無縁の男性、恋愛がしたことのない男性等に "平等の恋愛" をテーマに作られたアプリ。
このアプリで、紹介されるのは主に魔物娘と元々人間で魔物娘になった女性ばかり。
もちろんアプリは一部有料コンテンツもあるが、有料コンテンツを除けば無料で魔物娘と出会えるようになっている。
ただし、魔物娘が男性を気に入らない場合、その男性をブロックをされる場合もあり。
最悪、ブラックリストに登録された場合強制的にアプリが起動できなくなる場合もある。
「・・・」
そんなアプリを登録した天羅は、アプリ内で話しかけてきた魔物娘と会話をして。
互いの休日を合わせ今日アプリで知り合った魔物娘とデートをすることになった。
だが、しかし・・・その彼女がまだ一向に現れず。
ついつい時計を見ながらアプリのチャット会話を確認したりする。
「・・・あと、30分・・・いや、1時間だけ」
待っても来ないんじゃ？という不安がよぎって。
アプリのチャットに、用事ができたと書こうと思いアプリ内チャットに書こうとする。
「すーみーまーせーーーん！！」
声と同時に不意に何かが飛び出してきた。
その何かに驚き、思わず尻餅をついてしまう。
急ブレーキを掛けた相手が自分の前に現れ心臓も飛び跳ね心音が激しくなる。
「え・・・あ、何？」
動揺しながら必死に落ち着こうとする。
そして、飛び出して来た何かを見る。
何かは四足の足に真っ白な獣人型の魔物娘。
一言でそれは "穢れを知らない純白" という言葉が1番似合う。
「申し訳ありません！支度に手間を取り、またナンパをされて連絡しようにもできずに遅れてしまいました！」
両足を曲げ下げて頭を下げる。
その姿は奇妙だが、相手からすれば土下座をしているつもりでいる。
「え・・・あ、いや・・・別にと、とりあえずあ、頭あ、あげてください」
必死に頭を上げさせ、よくその獣人を見る。
その獣人の顔立ちは美女や美少女と言っても差し支えない。
「許してもらえるんですか？こんな私を？」
ゆっくりと足を上げて立ち上がる。
すると人1人その背に乗れる大きさで天羅は内心、「おお・・・」っと声に出そうなる。
「えっと・・・ユニ子さん・・・で、いいでしょうか？」
「はい、ユニ子、ことユニコーンのシラユキと申します・・・どうか、シラユキとお呼びください・・・それで、貴方様がソラ様で間違いありませんか？」
「あ、ああ・・・えっとソラこと、大川天羅です」
お互いに自己紹介をするとお互い顔が真っ赤になる。
それは初々（ういうい）しいという言葉がよく似合う。
「そ、それじゃ・・・い、移動しよう・・・か？」
移動しようとすると、スマフォが鳴り誰だろうと思い着信者を見る。
しかし、その電話は番号だけで、名前は表示されていない。
「あ、私の事は気にせずに」
「どうぞ、どうぞ」と言うシラユキ。
それを見た天羅は、「ごめん！」と言って応答する。
「も、もしもし？」
恐る恐る声に出して返事を待つ。
『あ、もしもし天羅？あたし、鐘城樹季（かねしろ いつき）だけど、覚えてる？』
「んなぁ！？な・・・なんだよ」
声の主は、元彼女だった。
電話番号が変えていて最初はわからなかったが、その声ですぐに誰かわかりながら。
ふと、シラユキを見るとすごい気迫を出していて少しぎょっ！っと驚いてしまう。
『いやー実はさ、彼氏が他の女に手だしててさー・・・別れちゃってさ、ちょっと久々に今からあえない？』
まさか、自分をふった相手から会おうという誘いがあるとは・・・。
色々考えたが、断ろうとする。
しかしそれよりも前にシラユキが天羅のスマフォを掴んで。
「もしもし、私、天羅様の彼女です、残念ですが今から彼氏である天羅様とデートしますので貴女と会うことはありません♪」
スマフォをスライドして、通話を終了させるシラユキ。
そしてゆっくりと天羅にスマフォを渡す。
「さぁ、行きましょうか天羅様♪」
「・・・あ、はい」
一瞬、シラユキのどす黒い闇の部分が見えたような・・・。
そう思いながらデートを始める。
＊
「今日はどうなってるんだ・・・」
デート終盤、時間帯は夕方。
天羅は溜息を吐く。
何故なら、シラユキとデート中、今まで付き合ってきた元カノから電話が何度も何度もあったからだ。
ただ、その都度、シラユキが対応し、電話を切るというのを何度も見てしまう。
「・・・」
チラリと、シラユキを見ると、何故かご機嫌でほっとする。
だがしかし、天羅自身は罪悪感でいっぱいで。
やがて胃が痛くなるような感覚がし始め顔色が青くなっていく。
「天羅様？どうかなさいましたか？」
シラユキが少し止まり、膝をつき天羅を見る。
少し天羅を見つめると、顔色が悪いとシラユキはすぐにわかってしまう。
「ひょっとしてお疲れですか？すみません私、はしゃいじゃって・・・」
え、はしゃいでたの！？と驚く天羅。
だが逆に楽しんでもらえてくれてたと思いホッとする。
「せっかくです、少し休めるところに行きましょうか♪」
天羅の腕を掴みやや強引に、歩き移動を始めるが。
心なしか天羅の腕にシラユキ自身の胸を押し付けている。
「なんか、すみません・・・気を遣わせて」
ついつい、マイナスな方向に考えてしまう。
「何故謝るんですか？」
信号で止まり、少ししゃがみ天羅を見る。
天羅の目は雲が掛かっているような目をしているが。
一方シラユキの目は雲1つ無い透き通った目をしている。
「・・・ひょっとして、私天羅様を困らせることしましたか？」
天羅の表情にシラユキ自身も不安になり質問する。
その質問に天羅も我に返る。
「いや、シラユキさんのせいではなくて俺自身の問題で・・・」
「自分自身の・・・問題ですか？ではその問題を解決する方法がありますよ」
立ち上がって再度、腕を掴み移動する。
そこでふと、自分はどこに向かっているんだろう？と疑問がよぎる天羅。
「あの、問題を解決する方法って・・・」
「とってもいいところで、きっと天羅様も気に入り、問題も解決します♪」
それだけいうと、徐々にまだ夕方のはずだが辺りが暗くなる。
しかし不思議と恐怖心や不安がない。
「ここです♪」
たどり着いたところは、ラブホだった。
そして、また引っ張られながらホテルの中に入る。
「・・・え、な・・・シラユキさん、こ、ここってラブ・・・」
ラブホと言おうとすると、ホテルの中なのに、喘ぎ声があちらこちらで響いている。
あちらこちらから響く喘ぎ声にチンポも反応してしまう。
「ちょ・・・シラユキさんこ、ここはい、いったい？」
まるでどういうシステムなのかわかっているかのように鍵を受け取るシラユキ。
だが、天羅はその手際の良さに驚いてしまう。
「うふふ、驚いてますね天羅様♪このホテル・・・実は魔物娘専用のホテルなんです」
「ま、魔物娘せ、専用のほ、ホテル！？」
そんなホテルがあるのか・・・と思いながら部屋に移動する。
だが移動すればするほど魔物娘の喘ぎ声が大きくなっている気がして、ついには我慢できずに天羅のチンポも勃起してしまう。
「そ、それにしても・・・やけに、女性・・・いや、魔物娘の喘ぎ声が聞こえるホテルですね」
「それはこのホテルの壁が薄いからです♪」
「っ！？なそ・・・そうなんですか？」
驚きながら何故壁が薄いんだ？と考えていく。
歩いていくと大型のエレベーターがありそのエレベーターに乗って上の階へと移動する
すると少ししゃがみ、天羅の耳元で囁く。
「このホテルは魔物娘と性交を生の喘ぎ声を男性に聞かせるためにわざと壁を薄くして男性を興奮させてるんです♪」
「ちょ・・・し・・・シラユキさん、そ、そこは」
誰もいないことを利用し、少し腕を伸ばし天羅のチンポを触り揉み始める。
また天羅の耳元で囁く。
「興奮して勃起したチンポを目の前にいる牝で性欲を発散させるために♪」
それだけ言うと同時にエレベーターが止まると、シラユキも立ち上がりチンポを揉み触るのをわざとやめて。
ニコニコしながら、少し先を歩き始め部屋へと向かう。
しかしその姿は妖艶に見えてしまい、まるで追いかけてほしいかのように。
天羅の目にはそう映ってしまう。
「・・・ごく」
つい、つばを飲み込みエレベーターから降りシラユキを追いかける天羅。
追いかけっこをし、シラユキが止まるとその部屋の鍵を出し、部屋の鍵穴に鍵を入れ施錠を解除し。
シラユキと天羅が部屋の中に入る。
「うふふ♪やっと２人きりですね」
振り返り天羅を見て近づき両腕を伸ばし壁ドンをする。
そしてそのまま逃がさないように内側から施錠をしなおす。
するとゆっくりとシラユキがしゃがみ天羅の唇を優しく奪う。
「んん、んん・・・」
天羅の唇を奪うと口内に、自身の舌を入れる。
舌を入れられて、最初は戸惑う。
しかし少しずつつ慣れていき、少しずつ自分も絡めていく。
「レロレロレロ、レロレロ・・・・ぷはぁ」
「はぁはぁ・・・はぁはぁ」
初めてのキスで翻弄されながら息を整える天羅。
天羅が、息を整えている間シラユキはゆっくりとズボンのベルトを外し。
そのままズボン、パンツを脱がして天羅のチンポを出すが、チンポは既に勃起している。
「これが天羅様のチンポ・・・♪」
唾を飲み込みゆっくりと触り手コキを始める。
「はぁはぁ・・・うぁぁ、凄くあ、あったかい・・・き、気持ちいい」
ゆっくりと、シュッシュッ、シュッシュッっと優しく手コキをしてシラユキ。
しかし天羅は気づいていない、シラユキ後ろ脚がもじもじしていることに。
「天羅様・・・私は魅力的な女性ですか？」
手コキをしながら、真剣な表情で見つめる。
しかし手コキする手を今度は優しくねっとり、ねっとりと焦らすように手コキに替える。
「す、素敵な女せ・・・いや、素敵なま、魔物娘だとお、思います」
焦らし手コキをされて正直に答える天羅。
天羅の答えに顔が明るくなるシラユキ。
そのまま、我慢できなくなり徐々に激しく手コキを始める。
「では・・・私と結婚してくれますよね♪私、天羅様を一目で好きになりました」
扉に天羅を押し付け胸を押しけながら逃げられないようにしながら。
天羅の耳元で囁く。
「このまま、精液射精してください私だけを見て、私だけとSEXしてください♪」
天羅の思考を鈍る。
何も考えられない彼女としたい、彼女とSEXがしたい。
「くぁぁ、出る・・・もう限界・・・も、もうイク！」
ピュ、ピュッピュピュッッ！！っと気持ちいい手コキに我慢できずに精液を射精してしまう。
その精液がシラユキに掛かり（イメージは人間のへそ辺り）白く染める。
「天羅様のお恵み・・・天羅様の精液・・・はぁぁぁん♪」
顔が緩み恍惚になりながら、目もハートになってしまう。
そしてお掃除と言わんばかりにしゃがみ込みチンポを舐めて綺麗にし始める。
「あ〜〜ん・・・レロ、レロ・・・ちゅぅぅ」
「シラユキさ・・・ちょ・・くぁぁぁ」
優しく、優しくチンポに強い刺激を与えないように。
それでいてチンポに付いた精液を吸い舐め取るのを意識しゆっくりとチンポをゆっくりと放す。
「ちゅぱ・・・はぁはぁ、はぁはぁ・・・もう我慢できません！」
服を脱ぎスカートを脱ぎありのまま、生まれた天羅に見せる。
そして裸になったシラユキは、背を向けて既に濡れているおまんこを天羅に見せつける。
なお、おまんこはすでにひくついている。
「はぁはぁ・・・天羅様、もう我慢・・・我慢できません、どうぞこ、このシラユキに・・・シラユキに」
つばを飲み込みながら息を吸って。
何かを覚悟し大きな声で言う。
「天羅様のチンポを挿入して、処女を奪ってください！！」
その時、天羅の理性がブチッと切れる音がした。
そして、その言葉を実行しようとシラユキの股で素股を始める。
「い、入れるよ・・・シラユキさん！！」
ゆっくりとチンポを入れる。
だが、挿入してすぐにチンポから滴り落ちる血。
それは "処女" が嘘偽りでない証拠である。
「うぁぁ・・・シラユキさんの・・・お、おまんこ・・・おまんこ・・・ま、また・・・でそう」
血が出ている、でも・・・気持ちいい。
でも、血が出ているシラユキが辛いかもと２つの思考が交わって考えがまとわらずにいる。
「ああん・・・これが、これが・・・チンポ、これがSEX・・・これが性行為」
しかし、天羅の考えとは逆に、シラユキはより恍惚に、口元からよだれがあふれでている。
その姿を見れない、いや見ない方が正解かはわからない。
「天羅様、もっと突いて、わたひに今度は精液を私の処女お、おまんこにくだひゃい」
呂律が回らない。
しかしそれは、今日会ったばかりですぐに好きになった男性のチンポで快感が体に染みわたってる証拠。
「わ、わかった・・・じゃ、じゃあ動くぞ？」
また射精するつもりで腰を振る。
ただただ、獣のようにSEXをする。
「くぉぉぉっま、また出る、今度はお、おまんこに・・・シラユキさんのな、中にで、出る！」
２発目の精液を、今度はおまんこの中にピュッピュッピュピュっとまた射精する。
ドクドクと注がれ精液、その精液を感じシラユキの顔はトロトロにとろけきっている。
精液を注がれ全部射精後、ゆっくりとチンポをおまんこから引き抜こうとする天羅。
だがシラユキは後退して、抜かせないようにしてチンポをまたおまんこの中で感じようとする。
「す、すみません・・・天羅様♪天羅様のチンポ、チンポ様・・・き、気持ちよくて・・・このまま、もう１回♪」
扉に天羅を押し付けながら自分から腰を振りやや強制的にSEXをする。
「うぁぁ・・・これってぎ、逆レイプ！？」
「いいえ、これは、旦那様への愛ある行為です、逆レイプではありません♪天羅様の精液、天羅様の好きなタイミングでまたお情けを射精してください♪」
腰を淫らに振りながらおまんこはまた、射精させるためにうねり気持ちよくさせていく。
それは当然、天羅のチンポを気持ちよくさせて再度、おまんこの奥にまた精液を射精させようとする。
「このまま、このまま・・・また、ああん、ください、お情け、精液をおまんこの中に注いでください」
「ま、また・・・また、でる・・・また・・・くぁぁでる！！」
再度おまんこの中にピュッピュッピュッドピュピュピュっと、２発目の精液をおまんこの奥へ射精する。
おまんこに２発、シラユキの体に１度射精し計３発射精したことになる。
「し、シラユキさん・・・き、休憩・・・」
「はぁはぁ・・・射精、きもひいぃぃ・・・・精液すごく興奮します♪」
休憩したい天羅。
しかしSEXに目覚め、もっとしたいと考えるシラユキ。
「もっと・・・もっと愛し合いましょう、私が孕むまで・・・私と天羅様の愛の結晶ができるまで♪」
「え・・・そ、それはい、いいけど・・・せめて、や、休ませて」
その後、めちゃくちゃ絞られることになるか否か・・・。
それは神のみぞ知る・・・・。
「・・・」
とある会社の食堂で2人の男が話をする。
1人は、げらげらと馬鹿笑いしているが。
もう1人はずーんという音が聞こえるくらい落ち込んでいる。
そして同僚をジト目で見て。
「そんなに笑わなくてもいいじゃないか・・・」
大川天羅（おおかわ、そら）は溜息を吐く。
その目はまるで "死んだ魚のような眼" をしているという言葉が1番しっくり来る。
「悪い、悪い・・・けど数年間付き合ってそれで金をいっぱい貢いであげく童貞のまま、付き合っていた彼女から送られたDVDで別れ話をされるなんて」
「・・・」
「なんのエロゲーだよ」
「殴るぞ？」
げらげら笑うが、天羅に睨まれ笑うのをやめ天羅に謝る。
するとジト目になりながら溜息を吐きながら机に顔を突っ伏す。
「もういいよ俺・・・このまま仕事一筋で生きることにするよ」
少し顔を机に突っ伏すのをやめ。缶コーヒー開けて飲んでいく。
そして一気に缶コーヒーを飲みほし、溜息を吐く。
「おいおい、たかがふられた程度でそこまでへこまなくてもいいじゃねぇか」
ばしばしと天羅の肩を叩いて励ます。
だが、それでも天羅は溜息を吐く。
「・・・５回」
「・・・５回？なんの数字だよ？」
「大学生で、１回、就職、転職を繰り返して４回・・・ふられた」
「・・・」
さすがの同僚も言葉を失い少し黙る。
そして空気がまた重くなって。
「・・・ま、まぁいいことあるって」
椅子に座りなおし、う〜んと考える。
すると同僚がいいことを思いつく。
「なぁ、お前魔物娘とかはいける口か？」
「唐突だな・・・まぁ、魔物娘との結婚は今じゃ珍しくないけど・・・それがどうかしたか？」
「なに、単純な話だお前に女性運がないなら相手を魔物娘にすれば、ふられることはないってことだ」
「な・・・なるほど」
同僚の言葉に納得してしまう。
だがそれも束の間だった。
「お、俺には無理だ・・・だって、魔物娘の知り合いなんていないし・・・」
声かけるのも怖い・・・とうつむく天羅。
しかしそんな天羅に、同僚はニヤリと笑う。
「そんなお前に、いいものがあるぜ♪」
同僚が自分のスマフォを見せつける。
その画面をいぶかし目に見て。
「・・・カップリング・モンスター？」
＊
カップリング・モンスター。
それは女性との出会いに無縁の男性、恋愛がしたことのない男性等に "平等の恋愛" をテーマに作られたアプリ。
このアプリで、紹介されるのは主に魔物娘と元々人間で魔物娘になった女性ばかり。
もちろんアプリは一部有料コンテンツもあるが、有料コンテンツを除けば無料で魔物娘と出会えるようになっている。
ただし、魔物娘が男性を気に入らない場合、その男性をブロックをされる場合もあり。
最悪、ブラックリストに登録された場合強制的にアプリが起動できなくなる場合もある。
「・・・」
そんなアプリを登録した天羅は、アプリ内で話しかけてきた魔物娘と会話をして。
互いの休日を合わせ今日アプリで知り合った魔物娘とデートをすることになった。
だが、しかし・・・その彼女がまだ一向に現れず。
ついつい時計を見ながらアプリのチャット会話を確認したりする。
「・・・あと、30分・・・いや、1時間だけ」
待っても来ないんじゃ？という不安がよぎって。
アプリのチャットに、用事ができたと書こうと思いアプリ内チャットに書こうとする。
「すーみーまーせーーーん！！」
声と同時に不意に何かが飛び出してきた。
その何かに驚き、思わず尻餅をついてしまう。
急ブレーキを掛けた相手が自分の前に現れ心臓も飛び跳ね心音が激しくなる。
「え・・・あ、何？」
動揺しながら必死に落ち着こうとする。
そして、飛び出して来た何かを見る。
何かは四足の足に真っ白な獣人型の魔物娘。
一言でそれは "穢れを知らない純白" という言葉が1番似合う。
「申し訳ありません！支度に手間を取り、またナンパをされて連絡しようにもできずに遅れてしまいました！」
両足を曲げ下げて頭を下げる。
その姿は奇妙だが、相手からすれば土下座をしているつもりでいる。
「え・・・あ、いや・・・別にと、とりあえずあ、頭あ、あげてください」
必死に頭を上げさせ、よくその獣人を見る。
その獣人の顔立ちは美女や美少女と言っても差し支えない。
「許してもらえるんですか？こんな私を？」
ゆっくりと足を上げて立ち上がる。
すると人1人その背に乗れる大きさで天羅は内心、「おお・・・」っと声に出そうなる。
「えっと・・・ユニ子さん・・・で、いいでしょうか？」
「はい、ユニ子、ことユニコーンのシラユキと申します・・・どうか、シラユキとお呼びください・・・それで、貴方様がソラ様で間違いありませんか？」
「あ、ああ・・・えっとソラこと、大川天羅です」
お互いに自己紹介をするとお互い顔が真っ赤になる。
それは初々（ういうい）しいという言葉がよく似合う。
「そ、それじゃ・・・い、移動しよう・・・か？」
移動しようとすると、スマフォが鳴り誰だろうと思い着信者を見る。
しかし、その電話は番号だけで、名前は表示されていない。
「あ、私の事は気にせずに」
「どうぞ、どうぞ」と言うシラユキ。
それを見た天羅は、「ごめん！」と言って応答する。
「も、もしもし？」
恐る恐る声に出して返事を待つ。
『あ、もしもし天羅？あたし、鐘城樹季（かねしろ いつき）だけど、覚えてる？』
「んなぁ！？な・・・なんだよ」
声の主は、元彼女だった。
電話番号が変えていて最初はわからなかったが、その声ですぐに誰かわかりながら。
ふと、シラユキを見るとすごい気迫を出していて少しぎょっ！っと驚いてしまう。
『いやー実はさ、彼氏が他の女に手だしててさー・・・別れちゃってさ、ちょっと久々に今からあえない？』
まさか、自分をふった相手から会おうという誘いがあるとは・・・。
色々考えたが、断ろうとする。
しかしそれよりも前にシラユキが天羅のスマフォを掴んで。
「もしもし、私、天羅様の彼女です、残念ですが今から彼氏である天羅様とデートしますので貴女と会うことはありません♪」
スマフォをスライドして、通話を終了させるシラユキ。
そしてゆっくりと天羅にスマフォを渡す。
「さぁ、行きましょうか天羅様♪」
「・・・あ、はい」
一瞬、シラユキのどす黒い闇の部分が見えたような・・・。
そう思いながらデートを始める。
＊
「今日はどうなってるんだ・・・」
デート終盤、時間帯は夕方。
天羅は溜息を吐く。
何故なら、シラユキとデート中、今まで付き合ってきた元カノから電話が何度も何度もあったからだ。
ただ、その都度、シラユキが対応し、電話を切るというのを何度も見てしまう。
「・・・」
チラリと、シラユキを見ると、何故かご機嫌でほっとする。
だがしかし、天羅自身は罪悪感でいっぱいで。
やがて胃が痛くなるような感覚がし始め顔色が青くなっていく。
「天羅様？どうかなさいましたか？」
シラユキが少し止まり、膝をつき天羅を見る。
少し天羅を見つめると、顔色が悪いとシラユキはすぐにわかってしまう。
「ひょっとしてお疲れですか？すみません私、はしゃいじゃって・・・」
え、はしゃいでたの！？と驚く天羅。
だが逆に楽しんでもらえてくれてたと思いホッとする。
「せっかくです、少し休めるところに行きましょうか♪」
天羅の腕を掴みやや強引に、歩き移動を始めるが。
心なしか天羅の腕にシラユキ自身の胸を押し付けている。
「なんか、すみません・・・気を遣わせて」
ついつい、マイナスな方向に考えてしまう。
「何故謝るんですか？」
信号で止まり、少ししゃがみ天羅を見る。
天羅の目は雲が掛かっているような目をしているが。
一方シラユキの目は雲1つ無い透き通った目をしている。
「・・・ひょっとして、私天羅様を困らせることしましたか？」
天羅の表情にシラユキ自身も不安になり質問する。
その質問に天羅も我に返る。
「いや、シラユキさんのせいではなくて俺自身の問題で・・・」
「自分自身の・・・問題ですか？ではその問題を解決する方法がありますよ」
立ち上がって再度、腕を掴み移動する。
そこでふと、自分はどこに向かっているんだろう？と疑問がよぎる天羅。
「あの、問題を解決する方法って・・・」
「とってもいいところで、きっと天羅様も気に入り、問題も解決します♪」
それだけいうと、徐々にまだ夕方のはずだが辺りが暗くなる。
しかし不思議と恐怖心や不安がない。
「ここです♪」
たどり着いたところは、ラブホだった。
そして、また引っ張られながらホテルの中に入る。
「・・・え、な・・・シラユキさん、こ、ここってラブ・・・」
ラブホと言おうとすると、ホテルの中なのに、喘ぎ声があちらこちらで響いている。
あちらこちらから響く喘ぎ声にチンポも反応してしまう。
「ちょ・・・シラユキさんこ、ここはい、いったい？」
まるでどういうシステムなのかわかっているかのように鍵を受け取るシラユキ。
だが、天羅はその手際の良さに驚いてしまう。
「うふふ、驚いてますね天羅様♪このホテル・・・実は魔物娘専用のホテルなんです」
「ま、魔物娘せ、専用のほ、ホテル！？」
そんなホテルがあるのか・・・と思いながら部屋に移動する。
だが移動すればするほど魔物娘の喘ぎ声が大きくなっている気がして、ついには我慢できずに天羅のチンポも勃起してしまう。
「そ、それにしても・・・やけに、女性・・・いや、魔物娘の喘ぎ声が聞こえるホテルですね」
「それはこのホテルの壁が薄いからです♪」
「っ！？なそ・・・そうなんですか？」
驚きながら何故壁が薄いんだ？と考えていく。
歩いていくと大型のエレベーターがありそのエレベーターに乗って上の階へと移動する
すると少ししゃがみ、天羅の耳元で囁く。
「このホテルは魔物娘と性交を生の喘ぎ声を男性に聞かせるためにわざと壁を薄くして男性を興奮させてるんです♪」
「ちょ・・・し・・・シラユキさん、そ、そこは」
誰もいないことを利用し、少し腕を伸ばし天羅のチンポを触り揉み始める。
また天羅の耳元で囁く。
「興奮して勃起したチンポを目の前にいる牝で性欲を発散させるために♪」
それだけ言うと同時にエレベーターが止まると、シラユキも立ち上がりチンポを揉み触るのをわざとやめて。
ニコニコしながら、少し先を歩き始め部屋へと向かう。
しかしその姿は妖艶に見えてしまい、まるで追いかけてほしいかのように。
天羅の目にはそう映ってしまう。
「・・・ごく」
つい、つばを飲み込みエレベーターから降りシラユキを追いかける天羅。
追いかけっこをし、シラユキが止まるとその部屋の鍵を出し、部屋の鍵穴に鍵を入れ施錠を解除し。
シラユキと天羅が部屋の中に入る。
「うふふ♪やっと２人きりですね」
振り返り天羅を見て近づき両腕を伸ばし壁ドンをする。
そしてそのまま逃がさないように内側から施錠をしなおす。
するとゆっくりとシラユキがしゃがみ天羅の唇を優しく奪う。
「んん、んん・・・」
天羅の唇を奪うと口内に、自身の舌を入れる。
舌を入れられて、最初は戸惑う。
しかし少しずつつ慣れていき、少しずつ自分も絡めていく。
「レロレロレロ、レロレロ・・・・ぷはぁ」
「はぁはぁ・・・はぁはぁ」
初めてのキスで翻弄されながら息を整える天羅。
天羅が、息を整えている間シラユキはゆっくりとズボンのベルトを外し。
そのままズボン、パンツを脱がして天羅のチンポを出すが、チンポは既に勃起している。
「これが天羅様のチンポ・・・♪」
唾を飲み込みゆっくりと触り手コキを始める。
「はぁはぁ・・・うぁぁ、凄くあ、あったかい・・・き、気持ちいい」
ゆっくりと、シュッシュッ、シュッシュッっと優しく手コキをしてシラユキ。
しかし天羅は気づいていない、シラユキ後ろ脚がもじもじしていることに。
「天羅様・・・私は魅力的な女性ですか？」
手コキをしながら、真剣な表情で見つめる。
しかし手コキする手を今度は優しくねっとり、ねっとりと焦らすように手コキに替える。
「す、素敵な女せ・・・いや、素敵なま、魔物娘だとお、思います」
焦らし手コキをされて正直に答える天羅。
天羅の答えに顔が明るくなるシラユキ。
そのまま、我慢できなくなり徐々に激しく手コキを始める。
「では・・・私と結婚してくれますよね♪私、天羅様を一目で好きになりました」
扉に天羅を押し付け胸を押しけながら逃げられないようにしながら。
天羅の耳元で囁く。
「このまま、精液射精してください私だけを見て、私だけとSEXしてください♪」
天羅の思考を鈍る。
何も考えられない彼女としたい、彼女とSEXがしたい。
「くぁぁ、出る・・・もう限界・・・も、もうイク！」
ピュ、ピュッピュピュッッ！！っと気持ちいい手コキに我慢できずに精液を射精してしまう。
その精液がシラユキに掛かり（イメージは人間のへそ辺り）白く染める。
「天羅様のお恵み・・・天羅様の精液・・・はぁぁぁん♪」
顔が緩み恍惚になりながら、目もハートになってしまう。
そしてお掃除と言わんばかりにしゃがみ込みチンポを舐めて綺麗にし始める。
「あ〜〜ん・・・レロ、レロ・・・ちゅぅぅ」
「シラユキさ・・・ちょ・・くぁぁぁ」
優しく、優しくチンポに強い刺激を与えないように。
それでいてチンポに付いた精液を吸い舐め取るのを意識しゆっくりとチンポをゆっくりと放す。
「ちゅぱ・・・はぁはぁ、はぁはぁ・・・もう我慢できません！」
服を脱ぎスカートを脱ぎありのまま、生まれた天羅に見せる。
そして裸になったシラユキは、背を向けて既に濡れているおまんこを天羅に見せつける。
なお、おまんこはすでにひくついている。
「はぁはぁ・・・天羅様、もう我慢・・・我慢できません、どうぞこ、このシラユキに・・・シラユキに」
つばを飲み込みながら息を吸って。
何かを覚悟し大きな声で言う。
「天羅様のチンポを挿入して、処女を奪ってください！！」
その時、天羅の理性がブチッと切れる音がした。
そして、その言葉を実行しようとシラユキの股で素股を始める。
「い、入れるよ・・・シラユキさん！！」
ゆっくりとチンポを入れる。
だが、挿入してすぐにチンポから滴り落ちる血。
それは "処女" が嘘偽りでない証拠である。
「うぁぁ・・・シラユキさんの・・・お、おまんこ・・・おまんこ・・・ま、また・・・でそう」
血が出ている、でも・・・気持ちいい。
でも、血が出ているシラユキが辛いかもと２つの思考が交わって考えがまとわらずにいる。
「ああん・・・これが、これが・・・チンポ、これがSEX・・・これが性行為」
しかし、天羅の考えとは逆に、シラユキはより恍惚に、口元からよだれがあふれでている。
その姿を見れない、いや見ない方が正解かはわからない。
「天羅様、もっと突いて、わたひに今度は精液を私の処女お、おまんこにくだひゃい」
呂律が回らない。
しかしそれは、今日会ったばかりですぐに好きになった男性のチンポで快感が体に染みわたってる証拠。
「わ、わかった・・・じゃ、じゃあ動くぞ？」
また射精するつもりで腰を振る。
ただただ、獣のようにSEXをする。
「くぉぉぉっま、また出る、今度はお、おまんこに・・・シラユキさんのな、中にで、出る！」
２発目の精液を、今度はおまんこの中にピュッピュッピュピュっとまた射精する。
ドクドクと注がれ精液、その精液を感じシラユキの顔はトロトロにとろけきっている。
精液を注がれ全部射精後、ゆっくりとチンポをおまんこから引き抜こうとする天羅。
だがシラユキは後退して、抜かせないようにしてチンポをまたおまんこの中で感じようとする。
「す、すみません・・・天羅様♪天羅様のチンポ、チンポ様・・・き、気持ちよくて・・・このまま、もう１回♪」
扉に天羅を押し付けながら自分から腰を振りやや強制的にSEXをする。
「うぁぁ・・・これってぎ、逆レイプ！？」
「いいえ、これは、旦那様への愛ある行為です、逆レイプではありません♪天羅様の精液、天羅様の好きなタイミングでまたお情けを射精してください♪」
腰を淫らに振りながらおまんこはまた、射精させるためにうねり気持ちよくさせていく。
それは当然、天羅のチンポを気持ちよくさせて再度、おまんこの奥にまた精液を射精させようとする。
「このまま、このまま・・・また、ああん、ください、お情け、精液をおまんこの中に注いでください」
「ま、また・・・また、でる・・・また・・・くぁぁでる！！」
再度おまんこの中にピュッピュッピュッドピュピュピュっと、２発目の精液をおまんこの奥へ射精する。
おまんこに２発、シラユキの体に１度射精し計３発射精したことになる。
「し、シラユキさん・・・き、休憩・・・」
「はぁはぁ・・・射精、きもひいぃぃ・・・・精液すごく興奮します♪」
休憩したい天羅。
しかしSEXに目覚め、もっとしたいと考えるシラユキ。
「もっと・・・もっと愛し合いましょう、私が孕むまで・・・私と天羅様の愛の結晶ができるまで♪」
「え・・・そ、それはい、いいけど・・・せめて、や、休ませて」
その後、めちゃくちゃ絞られることになるか否か・・・。
それは神のみぞ知る・・・・。
20/10/26 18:57更新 / ゆっくりシャル