お話 その5
その後の話をしようと思う。…後の祭りのような気もするけれど。
「……本当に覚えて、ないの?」
「てへへー、ごめんねー?」「…ねー」
二人が気絶した後、なんとかハーピー娘さんを呼び戻すのに成功した俺は二人に服を着せてベッドの上に移し、そのままの勢いで俺もぐっすりと寝てしまった。…つまり、本番なんて出来なか―――じゃなくて!! とにかく、二人とはキスもしてしまったし、その後始末やケジメを付けること。俺はそれに向きあう決意をした。
「いやいやいや! お兄さん困るんだけど、お願い思いだしてッ!!」
「うーん、それが本当に忘れちゃってぇー」
「…わたしも、こまってるー」
その後二人が起きたのは朝になってから。俺の決意を二人に伝えると、二人はとても嬉しそうに頷いてくれた。ハーピー娘さんも、当事者としてそれを祝ってくれてたし、村に帰ってもラミア姉さん夫妻はきっと優しく迎えてくれる……ハズだったんだけど。
「ほ、本当に? ど、どどど、どうしようヤバい、ラミア姉さんヤバいよヤバいよガタガタガタガタ」
昨日二人にプレゼントした蜜瓶と酒瓶。あれは確かに余ったモノだったけど、朝になって気付けばその買い物分もスッカラカンになっていたのだった。色々と考えられるけど、あの一件で全て消費出来るなんて気がしない。何より手ぶらで帰るだなんて―――俺の生存フラグはその蛇尻尾で一撃でボッキリだ。
なので二人に同じ買い物をしてもらおうと場所を教えて貰うとしても…買い物をした場所を覚えてないんだとか。どうやら昨日の出来事で以前の記憶も一緒に忘却の彼方へと消え去ってしまったらしい。これは困った。いや困っただけで済まされないかもしれない。
オマケに二人は昨日の事を覚えてないと言うらしい。確かにお酒や蜜にやられての衝動的な行動だったけど、キスまで覚えてないと言うのだから……このままだと、ラミア姉さんは“俺が押し倒して致した”などと因縁つけてくるかもしれない。依頼品が無いのであれば―――確定的に明らかだ。
「何処にあるんだ、俺の…俺の“生きている証”ィーー!!」
宿屋前で一人の田舎者が、気色悪い言葉を叫んでいた。その絶叫が街に響いて、彼自身にも、あの声は届かなかったかもしれない。
「お、おねーちゃん、本当にいいのかなー…?」
「…大丈夫、これくらいで怒る人じゃないから…」
「そ、そうだけど…教えてあげてもいいんじゃー」
「だめ。 …だって、わたしたちは契約したんだもん」
「! そ、それもそう…だね。えへへ♪」
「「これが私たちの、悪徳商法っ♪」」
その後、ゴブリン達だけならず、悪戯好きな魔物娘たちの間にちょっとしたブームが起こっている。悪いことをしている訳でもないのに、それは“悪徳商法”と言う名の遊びとして。
☆Good Happy End!!☆
「……本当に覚えて、ないの?」
「てへへー、ごめんねー?」「…ねー」
二人が気絶した後、なんとかハーピー娘さんを呼び戻すのに成功した俺は二人に服を着せてベッドの上に移し、そのままの勢いで俺もぐっすりと寝てしまった。…つまり、本番なんて出来なか―――じゃなくて!! とにかく、二人とはキスもしてしまったし、その後始末やケジメを付けること。俺はそれに向きあう決意をした。
「いやいやいや! お兄さん困るんだけど、お願い思いだしてッ!!」
「うーん、それが本当に忘れちゃってぇー」
「…わたしも、こまってるー」
その後二人が起きたのは朝になってから。俺の決意を二人に伝えると、二人はとても嬉しそうに頷いてくれた。ハーピー娘さんも、当事者としてそれを祝ってくれてたし、村に帰ってもラミア姉さん夫妻はきっと優しく迎えてくれる……ハズだったんだけど。
「ほ、本当に? ど、どどど、どうしようヤバい、ラミア姉さんヤバいよヤバいよガタガタガタガタ」
昨日二人にプレゼントした蜜瓶と酒瓶。あれは確かに余ったモノだったけど、朝になって気付けばその買い物分もスッカラカンになっていたのだった。色々と考えられるけど、あの一件で全て消費出来るなんて気がしない。何より手ぶらで帰るだなんて―――俺の生存フラグはその蛇尻尾で一撃でボッキリだ。
なので二人に同じ買い物をしてもらおうと場所を教えて貰うとしても…買い物をした場所を覚えてないんだとか。どうやら昨日の出来事で以前の記憶も一緒に忘却の彼方へと消え去ってしまったらしい。これは困った。いや困っただけで済まされないかもしれない。
オマケに二人は昨日の事を覚えてないと言うらしい。確かにお酒や蜜にやられての衝動的な行動だったけど、キスまで覚えてないと言うのだから……このままだと、ラミア姉さんは“俺が押し倒して致した”などと因縁つけてくるかもしれない。依頼品が無いのであれば―――確定的に明らかだ。
「何処にあるんだ、俺の…俺の“生きている証”ィーー!!」
宿屋前で一人の田舎者が、気色悪い言葉を叫んでいた。その絶叫が街に響いて、彼自身にも、あの声は届かなかったかもしれない。
「お、おねーちゃん、本当にいいのかなー…?」
「…大丈夫、これくらいで怒る人じゃないから…」
「そ、そうだけど…教えてあげてもいいんじゃー」
「だめ。 …だって、わたしたちは契約したんだもん」
「! そ、それもそう…だね。えへへ♪」
「「これが私たちの、悪徳商法っ♪」」
その後、ゴブリン達だけならず、悪戯好きな魔物娘たちの間にちょっとしたブームが起こっている。悪いことをしている訳でもないのに、それは“悪徳商法”と言う名の遊びとして。
☆Good Happy End!!☆
11/03/20 22:55更新 / 緑色の何か
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