連載小説
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間章 初夜と気力の防波堤
明「あいさつが終わったら、早めに帰ってくださいね?」
見切「はい、わかっています…けど…本当にいいんですか?」


……そ、それはいったい、どういう意味なんだ?
なんだろうか?ものすごく意味ありげな一言に、俺は疑問を抱かずにはいられなかった
本当にいいのか?そんなの、普通は聞かない…よなぁ?

明「そ、それはどういう…」
見切「……明さん、今日仕事をなくして、困っているでしょう?なので、ちょっと慰めてあげようと思って…ふふっ」
明「ちょっ!?じ、冗談はやめてくださいよ!!」

本当に、変な冗談だ…
今の見切さんの服装を見て、いきなりそんなこと言われて…
本気にしてしまうじゃないか!!危ない危ない…
これ以上、俺は自分の身に危険を呼ぶような…そんな馬鹿な真似は絶対にしたくないからな

それにしても…今日の見切さん、なんか変だよな…
いつもは俺のことなんか、興味もなさそうなのに…なんか、今日は積極的だというか…なんというか…
よ、酔っているんだろうか?

明「み、見切さん…酔っているんですか?」
見切「………やだな、酔ってなんかいませんよ…そうだ、明さん…私の話だけでも、聞いて行ってくれませんか?少しですから…」
明「わ、わかったよ…少しだけなら…」


俺は、見切さんの話を少しだけ聞いてあげることにしたんだ
話を聞くだけなら…別にいいかって思ったからね

見切「たとえ話をしますね?あるところに、貧しい家庭に育った少女と、裕福な家庭で育った少年がいました。その少女は、ある日…その裕福な青年とふとしたきっかけで出会います…」
明「きっかけ?きっかけって…」
見切「きっかけは些細なことでもいいんですよ?町ですれ違って一目ぼれでも…ね?そうだ、甘いものでもいかがです?」

見切さんはそういうと、ポケットの中から飴を一つ取り出したんだ
うーん…飴かぁ…そういえば、疲れているときには甘いものがいいとかどうとか、聞いたことがあるなぁ…
あれ…心の疲れでも効果あるんだろうか?
取り合えず、一つもらおうかな…

俺は見切さんから飴を受け取ると、早速口の中に放り込んだんだ
こ、これは…甘くてクリーミーなキャンディーだな…
なかなか、高いんじゃないか?
っと、そんなことより、話を聞かないとな…

見切「さて…少女は、それから彼のことを遠くで見守るようになりました、彼女の家と彼の家は天と地ほどの差があり、恋愛など出来るはずもありませんでした。ですが、彼女は片思いでも…ひたすらに彼を想い続けておりました」
明「へぇ……一途なんだな…そのたとえ話の少女は…でも、どうして見切さん…俺なんかにそんな話をするんですか?」
見切「黙って、最後まで聞いてくださいよ」

あっ…こ、これも俺の悪い癖なんだよ…
他人の話を聞いている途中に別の話を挟む癖…
出来る限り…直したいんだけどねぇ…

見切「しかし…ある日その少女に悲劇が訪れます。片思いしていた相手に、結婚を前提として付き合っている彼女がいたと知ってしまい、あろうことか、彼とその子が愛の営みをしているところを目撃してしまったのです。その時…彼女の心の中で何かが壊れました…そして…」

な、なんだ…?いきなり、話が重くなったんだが…!?
本当に、見切さんは俺にこんなたとえ話をして…何が言いたいんだ?

俺が、内心そう思い始めた時だった…
見切さんが俺に急接近してくると、耳元でさっきの話の続きを話し始めたんだ

見切「彼女は、彼に一服盛ったのです…自分と彼を結びつけるための愛の薬を…そう今の私のように…ふふふっ…」
明「えっ…!?ちょっ…息が耳にあたってぞくっとするんだけど!?そ、そんなことより…その言葉にはちょっと問題が…」

……あ…れ?意識ははっきりとしているのに、体がものすごく硬くなってきただって…!?なんで!?
なんだろうか?この…自分の体じゃなくなったような感じ…
ま、まさか…そ、そんなまさか…?

見切「あら…?どうしたんですか?」
明「体が…し、痺れ…どうしてこんな…?」
見切「まだ…わかりませんか?ふぅ…仕方がないですね…」

見切さんはそういうと、俺を背中に背負って部屋を出たんだよ!!
ちょ、ちょっと待て…冗談じゃないぞ!?
だが…いくら暴れようとしても体は思うように動いてくれないんだ
どうして…どうしてこうなったんだ!?
少なくともわかるのは…今日の見切さんは異常だってことだけ…
そして俺は、見切さんに運ばれていったのだった


俺が運ばれたのは、このアパートの最上階ルームだった
俺の部屋の上の部屋…家賃は俺の部屋の四倍らしいが…
今は確か、見切さんの部屋なんだっけ?それだけお金があるってことか…
俺なんて…俺なんて…いや、思い出すな俺!!悲しくなるから

見切「ふふっ…ようこそ、私たちの部屋へ…」
明「や、やめようよ…こんなの変だって…!」
見切「そんなこと言って…本当は今から何が起こるのか…期待しているんじゃないの?もう、ここまでしたら後には退けないんだから…ねぇ?」
明「ダメだって!!俺的にはうれしい気持ちも無くはないけど…やっぱり、今日の見切さんは変だ!!もし、会社をクビにされた俺への慰めなんかでやっているのなら…絶対にこんなことはいけないよ!」
見切「まだ…気が付きませんか?」


見切さんはそういうと、俺を部屋にあったベッドに押し倒したんだ
正確には、背負っていた俺をたおしたわけなんだけど…
そんなことはいまさら、どうでもいいことだろ?
ベッドは俺の体を軽く沈ませるぐらいふかふかだった…
さすがは見切さん…まるで新品みたいだと感心してしまう…

見切「そんな理由で、私がこんなことをするはずないでしょう?私があなたを気に入ったのですから…あなたは変に抗わず、受け入れてくれたらいいんですよ」
明「受け入れろって…いきなりこんなことされて受け入れられるはずが…うむぅっ!?」


な、なんだ!?何が起こった…!?
これは世間が俗にいう…ディープなキスってやつなんじゃないのか!?
薬のせいなのか…それとも、そうなるようになっていたのか…
俺は口の中が甘く痺れるような感じがしたんだ

見切「んっ……ぷはぁ…ふふっ…どうしたのかな?とろんとしちゃって…」
明「う…あ…あぁぅ…」
見切「そういえば…女性と口づけを交わすの…初めてでしょう?知っているんだからね?もっと楽しんでいいんですよ?」

そういうと、見切さんはもう一回、さっきよりもねっとりと俺の口に口づけをしてきたんだ
口の中をチロチロはい回る舌を感じて、そのたびにゾクゾクしてしまう…

見切「嫌がっている割には…まんざらでもないみたいだけど…?」
明「うぁ…あぁぅ……!?ちょ、ちょっと…どこを触って…」
見切「ふふっ…決して筋肉質とは言い難いちょっと痩せた身体…私は好きですよ?この…ちょっと浮き出たあばらの部分とか…」
明「あうっ!?ちょっと!コリコリ触るのやめてくださいって!!」

くそっ…もう少し、体が自由に動いたなら…こんななすがままの状況になんて絶対ならないのに…
それに…なんだ?体中を触られて…変な気分になってきた…
どうなっているんだ?

見切「さぁて…では、そろそろ邪魔な服はのけてしまいましょう…」
明「だ、ダメ…だって…こんなの、おかしい…」
見切「では…同意を得ようとして…あなたは私とこんなことをしてくれます?しないでしょうね…間違いなく」
明「……で、でも…それでも…」
見切「…ふふっ、もういいです…覚悟してくださいね…」
明「や、やめてくれぇぇぇえっ!!」

俺はせめてもの抵抗として、腕をピクピク動かしたが…
そんなこと、抵抗になるはずもなく…
俺はついにパンツ一枚の姿にまでされてしまったんだ

見切「ふふっ…では、待っててくださいね?私も下着姿になりますので…」
明「あっ…いや…その…え…」

俺はその見切さんのセリフに対し、何も答えることもできずにただ彼女が服を脱いでいくのを見ていたんだ
彼女は、見た目によらず、ちょっと地味な下着をつけていたが、そんなことはどうでもよくなるぐらい、その下に抜群のプロポーションを隠していたんだ

見切「どうです?このおおきな胸…おっぱいって言ったほうが興奮しますか?」
明「あうあう…こ、こんなことは…ダメだって…」

俺は必死にその言葉を絞り出したが…正直、まったくいやなわけではなかった
女性の裸…しかも、子供の時に見た親の裸ではなく、まったく関係がない異性の体なんだぜ?
普通の男なら、いやな気分にはならないだろう
もしも俺が、男でもホイホイいける口ならば…そうはならなかったかもしれない…だが、俺はノーマルだったんだよ


見切「そんなに顔をそむけたりなんかして…恥ずかしいんですか?ふふっ…」
明「そ、そんなこと……俺は…」
見切「おかしいですね…体がこわばっているみたいですよ?こことか…こことかぁ…どうしてそんなに緊張しているんです?」

う、うわぁっ!?む、胸が…下着越しだけど確かに当たってる!!
この俺の胸の近くでたぷんと揺れる感触に…俺は感動を隠しえない!!
だけど…それでも俺には、良心というものがあり…
その良心が、俺が素直に溺れてしまうのを防いでくれていた
だが、体は心とは裏腹に、機敏に反応してしまう…

俺は、見切さんが体の敏感なところを揉んだりするたびに、軽い痺れのようなものを感じてしまっていたんだ
当然だが、俺の息子も少しずつ覚醒を始めている
だが…それを見切さんに悟られることはどうしても避けないと…
その気持ちが、俺の興奮をかろうじて抑えていたんだ

見切「ふっふっふ…明さん…舐めちゃってもいいですかぁ?」
明「ひぃっ!?」

なぜかはわからない…
だが、俺はそのセリフを言った見切さんの顔に、淫乱な悪魔のような笑みを見たんだ…俺の勘違いではないはずだ…きっとそうだ!

見切「舐めちゃいますねぇ……れろぉーっ…」
明「あわぁっ!?」
見切「少し…汗でもかいてます?はぁ…はぁ…」

見切さんは、俺の体をチロチロ舐めながらそんなことを言ったりしているが…
俺はそんなことに気を取られている余裕はどこにもない状況だった
俺は体に多々訪れる変な感覚…痺れのようなぞくっとした感覚を耐えるのに精いっぱいだった…

あたりに軽くだが、確実に響く水の音…
この音が、聴覚的に俺の心をなぜか興奮させる…
そう…まるで、エロい音声ドラマのように!!

見切「はぁ…はぁ…そういえば、男の人でも乳首を触られるのは変な気分になるみたいですよ?ふふっ…今の私ならねっとりと舐めてあげますよ?」
明「べ、別に…いいから!!まだ、ここまでなら何とか黙っておけるから!俺を部屋に…あの何もない部屋に帰してくれ!」
見切「照れ隠しだと思いますので、軽くぺろっとしてあげましょう…そうだ…ちょっと待ってくださいよぉ?」

見切さんはそういうと、近くにあったじぶんのカバンのようなものの中から、紫色のビンを取り出したんだ
見切さんがそれを開けると、あたりにものすごく甘いにおいが充満した

見切「これを舌に垂らしてぇ…どうです?すっごく粘々していそうで、気持ちよさそうでしょう?」
明「お、俺は…そんな…」
見切「この口で明さんのモノを舐めしゃぶることもできますけれど…まずは、どれだけすごいかを体で味わってもらいましょう…れろぉぉ〜〜っ…」
明「ふぁっ!?な…なんだ!?こ、これ…」

見切さんが俺の体に舌を這わせたとき、俺は刺激に驚いたんだ
舌がまるで…まるでおおなめくじのように肌を這って行く…だと!?
じんわりとくるこの痺れ…や、やばい…癖になるかも…
こんなの…俺のちんちんで感じたら…

……ごくっ…

いやいや!!危ない危ない…
俺は危うく、その気持ち良さを感じてしまいたいと思った自分を受け入れるところだったが…
ここで流されるのは、常識的によろしくない!そうだろ?
期待?してるさ、もちろん…
だけど、その期待に自ら身を投じた瞬間に…俺は戻れない気がしたんだ

見切「どうです?すごいでしょ?ふふっ…では…乳首でも…」
明「や、やめてくれ!!その状態ではダメだ!!ダメだって…」
見切「………ぴちゃ、ぴちゃ…れろぉー…」
明「ぎゃわぁっ!?ふぉあぁっ!?」

俺は自分の体を襲った快感の強さに、思わず変な声を上げて身もだえしてしまった…
思わず癖になってしまいそうなほど、甘い快感…
こんなこと…長時間されたり…あれにされたりしたら…

見切「くふっ…結構敏感なんですねぇ…意外ですよ…男の人は女の人に比べて、乳首は感じないらしいんですけど…まぁ、ふふっ…私にとっては好都合ですけど…ぺろっ…」
明「や、やめっ…あう!!くぅっ…やめてくれっ!!」
見切「そんなか弱い抵抗で、やめるわけないじゃないですかぁ…ふふっ…」


それから、数分にわたり見切さんの舌の攻撃は続いたんだ
そしてそれが終わったとき、俺の心は揺れに揺れていた
このまま…欲に流されてもいいよなって気持ちと、それはダメだって気持ちがせめぎ合っていたんだ
しかし、今日とてつもなくひどい目にあってきているという、今現在の俺の心境が…この欲に流された後の恐怖が俺の理性をつなぎとめていたんだ
そう!!いつもの俺だったら…もう陥落していただろう
だが…快感のダメージは大きく、少し目の前がくらくらするけどね

見切「……さて、そろそろおちんちんもかわいがってあげましょうか?」
明「け、け、結構です!!もう、何もしないでくれ!!」
見切「……強情ですねぇ…(このまま、強行して一舐めしてあげたら、明さんは堕ちるだろう…だけど、それでは私の愛が伝わらないわね…)」

強情…?
そりゃあ、清き男の純潔がかかっているんだ強情にもなるさ
昔、『据え膳食わぬは男の恥』という言葉を聞いたことがあるが…
使い方を間違っていたとしても、俺は男の恥でいいよ
俺は…俺はあと2歳である都市伝説を見極めることができるんだ
童貞を簡単に捨てられるものかよ!!

だが…俺のこの空元気は次の見切さんの行為によって…
まるで崩れかけのジェンガのように揺らぎ始めたんだ
そう、見切さんの両手がブラに伸びると、ブラのホックが解かれたんだよ!
まるでぷるんって効果音が聞こえてきそうなくらい、勢いよくはじける二つの果実…これはものすごい攻撃力を俺に与えてくるのは…
言うまでもない事実だろう

見切「じゃあ…このおっぱいで全身を愛撫してあげますね…わきの舌からおへそ周り…はたまた、胸と胸をぷにぷにしたり…ふふっ…」
明「よろしくおねが………あぁ……いしません!!」

はぁっ…はぁっ…た、耐えきったぞ…
俺の心臓は、持久走大会の後のようにフルスピードで動いてるな…
なぜか、今晩で俺は死ぬんじゃねぇかって思い始めてきたな…
いや…死なないけどね!!

見切「では…早速………どうです?ふよふよで気持ちいいでしょう?」
明「ふ…ふわぁぁぁぁっ……き、気持ち…い…はっ!?ま、ま、まだだっ!」
見切「そんなこと言って…たとえば正面からつつーっておっぱいを這わせてあげたら…明さんはどういっちゃうのかなぁー?」
明「……(とろん)…」
見切「気持ち良くて、声も出ない?いいんだよ?もっと感じて…」


それから、俺が自分の意識を取り戻すのは少し後になってからだった
俺を襲っていたものすごい気持ち良さは、なんとも言えない物があり…
っと、ダメだダメだ!!
ようやく、薬の効果だって弱まってきたみたいだし…
俺は…俺はあと2年で都市伝説の一つが本当かどうかを知れるんだ…
そう簡単に快感に流されてたまるものか!!
みてろよ…絶対に快感なんかに負けはしないってところを見せてやる!

見切「あれ…?正気に戻りました?残念です…もう少し、見ていたかったのに」
明「……うぅっ…もう、いい加減にしてくれないと…警察に言いますからね!!今なら言いませんから…何もしないほうがいいですよ!!」
見切「警察は困るわねぇ…でもぉ、はたして明さんは言いに行けるのかしら?たとえば…ほら、このふよふよのおっぱいで顔をむぎゅってされたりしたら…どうなるのかな?」
明「じ、冗談はやめてくれ!!そんなことされたら…俺は…」
見切「くふふっ…そんなこと言って、本当は期待しているんじゃないの?」


うぐっ…確かに、こんな機会は俺の人生…生きてきてこれから先ないだろう
だが…それでも俺は…この甘い誘惑に乗った後のことが…怖いんだ
しつこいかもしれないが…怖いんだよ…

明「期待なんて…してな…むぐぅっ!?」
見切「そんな嘘を言う口はこの口かなぁ?どうかな?そんな嘘…甘く溶かしてあげる…今、どんな気持ち?気持ちいい?」
明「ふ…ふわあぁぁぁっ…」
見切「幸せそうな顔をしてくれて、私もうれしいですよ。ほら…ほらほら…」
明「あ…あぅあ………はっ…!?ギリッ…」

口の中を、なんとも言えない痛みが走り抜ける…
危ない…も、もう少しで堕ちるところだった…
恐るべし、おっぱいという名の魔物…

見切「…意外に、頑張るんですね?」
明「あ、あたり…前だろ…」
見切「そんなに、私のことが嫌いですか?」
明「そ、そういうわけではないんだけど…」
見切「そうですか!よかった…じゃあ、お礼に…」
明「う、うわぁっ!?むぎゅっ!?」

やばい…さっきまでは、押し付けるだけだったのに…
今度はさらに優しく動かすという行動が追加されて、俺は…
今…とてつもなく……あ…あぁっ…ははっ…
すべすべ…ふにゅふにゅ…ぷるぷる…気持ち…いぃ…よぉ…

見切「やっぱり、おっぱい…好きなんですね?いいですよ…今は好きなだけ甘えたって…誰も明さんを咎めたりしませんから」
明「うぅ…ふあぁっ…おぉうぅ…」
見切「それに…そろそろ、パンツの下からわかるぐらいに元気になってきたみたいですし…ふふっ…今すぐにでも、襲いたい気分になってしまいます」

見切さんはそういうと、器用に俺の顔を胸でうずめながら、俺の敏感な部分を触ってきたんだ…
いきなりの刺激で、俺は思わず正気に戻ったが…
一瞬でまた、幸せの世界に浸ってしまったんだ

見切「はぁ…はぁ…も、もう…そろそろ我慢できなくなってきました…」
明「あぁう……ほ、ほえぇ…?」
見切「いい…ですよね?もう、こんなに猛っているんだから…触ってもいいですよね?許可なんてとりませんよ…もう、我慢しませんので」

見切さんは、そのままの勢いで一気に俺のパンツを奪い取ったんだ
さすがの俺も、パンツを強奪されたら正気に戻る…
俺はあわてて見切さんを止めたんだよ!!

明「ちょっ…!?さ、さすがにそれはダメだよ!!読者のみんなもそれ以上期待してな…いぃっ!?」
見切「れろぉぉーーっ…ぴちゃっ…あれ?びくんってしたみたいだけど、どうしたのかな?」
明「な…なんだ…こ…りぇえぇ…」

その時…おれは困惑する以外の反応をとれなくなっていた…
見切さんの口は、ものすごくぬちゃりとした…口とは思えないようなものになっていたといっても、過言ではない…
そして…それはものすごい気持ち良さを俺に与えてくれていた

見切「くちゅっ…ちゅっ…じゅる…んっ…♥」
明「おぉぉうっ!?や、やめっ…ふぎゃあぁっ…」
見切「ふふっ…少しまだおちんちんのほう、大人になりきれてないみたいですね…」
明「うぅっ…に、日本人は包茎が多いんだ!!べ、別にいいじゃないか!」
見切「いいですけどね…私の知識の許容範囲内ですし…それに、結構大きいので舐めがいはありますし…」

そういいながら、またもやねっとりと舌を舐めあげてくる見切さん…
おおぉぉ…だ、ダメ…気持ち良くて意識が持って行かれる!!

見切「じゅぷっ…じゅぷっ…ちゅうぅっ…にちゃっ…あはぁ…か、体のほてりが止まらない…」
明「おあぁっ!ひゃっ…ひゃめてくれ!!うくっ…た、のむぅ…」
見切「やめてほしい?やめてほしいですか?」

彼女はいったい…どんな答えを求めているんだろうか…?
いや…そんなこと、そもそも俺にわかるはずなどないのかも…
だって…俺はそんなことを考えることができるほど、自分の置かれている状況に余裕がないんだもんよ!!
くぅぅっ…イったら…イったらダメだ…
なぜかはわからない…ただ、俺の本能がそう叫んでいるんだ

見切「仕方ありませんね…やめてあげますよ…」
明「えっ…ほ、本当…なのかい?」

た、助かった…のか?
神様はどうやら俺を見捨てていなかったみたいで…ふぅ…

見切「ただ…舐めてあげるのはねっ!!」
明「へっ…う、うわぁっ!!」

見切さんはそういうと、ふかふかの布団で華麗に体位を変えてきたんだ!
ぐぐっ…こ、ここからだと、見切さんの体が邪魔で…自分が何をされているのか見えな…いぃっ!?
なんだ…なんなんだ!?このふっくらとした弾力は!?
そ、それに……な、舐めるのはやめるって…あうっ!!

見切「どうですか?私のおっぱいの味は…?」
明「こ、これはだめぇ!!ダメだって!!ああぁぁぁぁっ!!」
見切「ちゅっ…じゅぷっ…ぷはぁっ!!はぁ…はぁ…くふふふ…私も興奮して…濡れてきたかも…そうだ…いいこと考えた…」


な、なんだ…?いいことって…!?
あうぅっ!!か、考える余裕を与えてくれない…しかし…
い、いやな…予感…がぁっ…するぅ…ぜ…

俺がそんなことを考えつつ、快感に抗おうとしていた時だ…
いきなり、見切さんが俺の顔に大事な部分を…こすり付けてきたんだ!!
そこはうっすらと湿っており、童貞=年齢の男の理性を揺さぶるのに十分すぎるほどの破壊力を持っていたんだ

そう…かろうじてパンツ越しだから俺は理性を揺さぶられているだけで済んでいるが…この女の純潔を守る聖衣がはだけたとしたら…
俺の理性なんて、まるでゴミのように消えることは間違いないだろうな…
……そういえば、見切さんは形部狸…だったよな?
狸っぽいところなんて今まで見たことないが…狸ってことは…
………狸汁…ぐおっ…こんな非常時に何考えてるんだ俺は!?
だあぁぁっ!!なしだ…今のはなしだ!!
そんな変なことを考えたら、さらに俺の…俺の理性がぁぁぁっ!!

見切「あらあら…?さっきからビクンビクンと激しくなり始めたのだけど…そろそろ乗り気になってきたんですか?」
明「そんなこと…ない!!」
見切「ふふっ…見栄を張っちゃって…でもぉ…私はやめませんよ?舐めしゃぶるのも……股の間をすりすりこすり付けるのも…やめるはずがないじゃないですか」

そういいながら、おっぱいを緩やかに動かしているのが…
はっきりと感じられるってのは、なんとも言えない気分になるよな
……正直に言うと、狂いそうなほど気持ちがいい

見切「もう…ペロペロするよりもがっつりいっちゃいますね…あ〜ん…むぐぅっ……」
明「うおうっ!?にゃ…にゃにが…あはあぁぁぁぁっ!?」
見切「じゅぷぷ…じゅっ…じゅぽっ…くちゅっ…ちゅっ…じゅぷ…」
明「〜〜〜っ!?かはっ!?おあぁっ…ら、らめてくりぇ!!そ…」
見切「じゅぽぉっ!!ずるるるるっ…ぴちゃっ…」
明「あっ…ああぁぁぁぁっ!!」
見切「んふふっ…じゅぷぅ…狂いそうですか?気持ちいいですか?ここからさらにおっぱいで挟んですりすりしながら、口に含んでさらに早く…そして、あふれちゃいそうなほどトロトロ…シミになって行ってる私の恥ずかしいところで顔をつぶされたら…どうなるんでしょうか?私…非常に気になります」


そ、そんな!?そんなことされたら…俺は…俺は…
自分の意思を保っていられる自信が無くなってしまうじゃないか!!
あうぅっ!!い、今の…ままでも十分…やばいってのにぃ…

だが…俺は頭のどこかで…理解してしまっていた…
おそらく見切さんは俺の意思を奪う気なのだと…
そして、認めたくないが…俺は堕ちてしまうかもしれないということを…
い、いや…俺は快感に負けるわけには…うくぅっ…いかな…いんだぁ!

明「もぅ…十分…でしょう?俺は…」
見切「十分?それはないですよ…だって……まだ味わってないんですから」
明「な、何を…?」
見切「聞いてしまいますか?それ…明さんもなかなか好きですねぇ…」
明「い、いや…やっぱり言わなくてい…」
見切「せーしに決まっているじゃないですかぁ…行きますよぉ〜?」
明「や、やめっ…いやあぁぁぁぁぁぁっ!あうぅっ…」


その次の瞬間、俺は頭が焼き切れるんじゃないかってほどの快感に全身を痙攣させることしかできなくなっていた…
そう、見切さんのおっぱいが俺の息子を挟み込み…ねっとりと口で覆いこみ、さらには顔面騎乗により酸欠状態になりつつある…そんな状況だからだ
いや、だが…俺は快感に負けはしない…かっこいいところを見せて…
見せて…あはぁうぅっ…や、やりゅ…ぜぇ…

見切「ほらぁ…ここをこうして…はむぅっ…じゅぽ、じゅぷじゅぷじゅぷ…ずるずるずる…ぴちゃっ…ちゅぷぷぷっ…」
明「あひゃあぁっ!!あふぅっ!?や…やめぇっ…あぁぁっ!!あくぅっ…」
見切「ほらほら…明さんもぉ…舌でパンツ越しにぺろりとしても…いいんですよぉ?じゅぷぅっ!!」
明「もごぁぁぁっ!?むぅぅーーっ!ぷはっ…ひゃわあぁぁっ!?」
見切「ひゃあぁんっ!!気持ちいい…私、今最高に気持ちいいです!ぴちゃっれろぉっ…くちゅぅ…」
明「むぐぅっ…あはうぅ…あぁ…ぁ…」

や、やばい…お、俺…もぉ…限界かもしれない…
くぅっ…負け…るかぁっ!俺は…俺は…

見切「ふふっ…これで…とどめです!!」
明「ふあぁっ!?もがぁぁぁっ!!」
見切「はぁ、はぁ、はぁ…くちゅっ…ちゅぽっじゅぷぷっ…じゅぷぅっ!!」
明「あぁっ!?あああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

なんだ!?急に見切さんの口の吸引力がぁっ!!
あぁっ…やばい、もって…いかれ…りゅうぅっ!!
こんなの…我慢…できな…

明「−−−−−−っ!!」
見切「うぷぅっ!?……んっ、こくっこくっ…」
明「……………ぁ…………ぁぁっ……ぁぅ…」
見切「うふっ…すっごぉく濃いですよぉ…?皮の間から皮なんて最初からなかったかのように勢いよくどくどく…どぴゅどぴゅって…」

あぁ…ぁぁ…ぁ…
だ、だめぇ…意識が…ぼんやりとして…俺…
ダメ…気持ちいいよぉ……あぁぁう…最高だよぉ…
もぉ…何もかもどうでもいいよぉ…

見切「すっかりとろけてしまったみたいですねぇ…でもぉ…明さん、気が付いていますか?私ぃ…まだまだ満足してないんです…」
明「そ、そんにゃあっ!!お、俺…もぉ…」
見切「自分だけ勝手に気持ちよくなって…お返しもしないなんて…なしですよ?わかっていますよね?」


そ、そんなぁ!?あんまりだ!!
これも何もかも…俺は被害者じゃないか!!
お返しも何も、そんな…

だが、俺はこれ以上物事を考えることができなかった
見切さんが体位を変え、いきなり俺の顔の近くに顔を近づけてきたからだ
な…なんだ?

見切「……まだ、出せるでしょう?ここ、こんなに猛っているのに…」
明「えっ!?なっ!?」

言われるまで、自分の身に起こっていることを整理できなかったわけだが…
そう、彼女の言うとおり、俺の息子はなぜか出した後だというのに猛っていたんだよ!!

明「ど、どうして…?」
見切「ふふっ…知りたいですか?実は舐めているときにたっぷりと薬を塗りたくっておいたんですよ…互いが、より一層みだらになれるように…ほらぁ、この大量のよだれ…まさか普通に出せる量だとは思わないでしょう?」
明「そ、そんな!?ま、待って…」


だが、俺の願いもむなしく…彼女はものすごく息を荒げながら、自分の大事な部分を俺の息子の上にセットしたんだ
あと少ししたに落ちたら…確実に戻れないことをやってしまう!!
もう、遅すぎるかもしれないが…こ、これだけはダメだ!!絶対に!!

見切「待つと思いますか?この状況で?ふふ…」
明「これだけは絶対にやったらダメだ!!これは夫婦がやることで…」
見切「じゃあ、夫婦になりましょう…いいアイデアです、そうなればあなたもこれから先の生活に困りませんよ?私が支えてあげます…生活用品も全部なくなって、仕事もなくなって、家族にも無視されて…そんな地獄から、救ってあげますよ」

ぐぅっ…
こ、ここで現実を突きつけるのはやめてほしい…っと、ん?
どうして、見切さんがそこまで知っているんだ?
確かに、会社をクビになったときは、彼女は会社にいた…
だが、俺が破産したのと家族に無視されたのはわからないはずだろ…?

明「ど、どうして…見切さんがそのことを…」
見切「あら…?私としたことが、手の内を明かしてしまうなんて…なぜか、知りたいですか?ふふふっ…すべて、私が仕組んだからですよ…」
明「なっ…!?そ、そんな…ど、どうして…」
見切「どうして…?野暮なことを聞きますね…ここまでしないと、あなたは私から距離をとって、私を部屋に入れたりしないでしょう?私…あなたのことが好きだったんです」


し、衝撃の告白…!?
ま、まさか…そんな馬鹿な!?俺のことを好きだった…?
見切さんが?そんな雰囲気…どこにも…感じなかったぞ…

だが、俺はショックに震えることすらできなかった…
そう…見切さんが軽く大事なところを当ててきたんだよ!!
俺の息子と、見切さんの大事なところが軽く当たる…
それだけで…俺は物事を考えることを一瞬やめてしまったんだ

見切「はぁんっ♥や、やっぱり…初めては緊張しますね…」
明「は、初めて!?そ、それはなおさら…こんなことはやめるべき…」
見切「…知らないんですか?魔物娘は人間の女性と比べ、性欲が強い…その中でも獣タイプの娘たちは…発情すると止められないんですよ?動物ですから…頭の中、交尾でいっぱいになっちゃうんです…行きますよ?」
明「そ、それはダメだぁぁっ!!あっ……ああぁぁぁぁぁっ…」

ついに、ついに禁断の扉が開かれてしまった…
俺は眼をつぶり、顔を振りながら必死に訴えるが…見切さんの腰はまるで獲物をいたぶる猫のように手を緩めてはくれなかった
少しずつだが、確実に俺の息子は戻ることができない落とし穴に落ちて行った
そして、それと同時に訪れる異常な快感…
俺は…俺は頭がどうにかなってしまいそうだ

見切「あはぁっ…き、気持ちいぃ…奥までずずって…入って行ってますよ?わかりますか?」
明「あぁぁぁっ!!あわわ…ぬ、抜いてくれ!!お願い…」
見切「嫌です…そうそう…一つ言い忘れていました…」

見切さんはそういうと、俺の腰に自分の足をからめ…
肩に手を置いて腰を動かす態勢に入ったんだ
これは…世間一般的にいう…だいしゅきホールドってやつか!?
ぐぐっ…み、見ている分には申し分ないが…必死でやめさせようとしている今はされたくない行為だ!!

そ、それに…言い忘れていたこと…?こ、これ以上、何があるっていうんだ?

見切「私、今日…妊娠する確率が非常に高い日なんですよ…危険日なんです」

な、なんだって!?

明「や、やめてくれ!!頼む!!お願い!!これ以上は!!」
見切「嫌です…愛する人の子供を胎内に孕む…メスとして、最高の喜びじゃないですか…絶対に受け止めますから、どくっ…どくってたぁっぷり出してくださいね?」
明「う、うわあぁぁぁぁぁっ!!」

俺は、もうこうなったらやけだと体をのけぞらせようとしたり、無理やり抜こうとしたり試みた…だが、見切さんのだいしゅきホールドは俺の体の自由を完璧に奪っていたんだよ!!
ま、まさか…こ、このだいしゅきホールドって…そんな効果もあったのか!?
もしそうだとしたら…絶対に男を逃がさない…アリジゴクのような技…
そ、そんな…こ、とぉ…

見切「ふふっ…一番奥までつきましたね…これで腰を八の字にグラインドさせてみたりして…」
明「ふぁっ!?な…んだぁ…こ、こりぇ…プニプニした何かが、当たってぇ…あひゃぁっ!?」
見切「くぅんっ…い、いいです…もっと、もっとぉ…」

あたりに、みだらなくちゅっという水音が混じり始めた…
さ、さっきのなんて…くらべものにならな…いぃっ!!

見切「おっ…おほぉっ…す、すごいです…ああぁ…もっと早くします…いいですね?」
明「りゃ…りゃめだ…お願い…りゃめてぇ…」
見切「……はぁ、はぁっ!!い・や・で・す…あっ、ああぁっ…」

パンッ!!パンッ!!
じゅぷじゅぷ…くちゅっ…

明「ふ…ふおあぁぁぁぁぁっ!!あがあぁぁっ!!りゃ、りゃめぇっ!!」
見切「最高ぉ…腰を上げて、一回下ろすたびに明さんのモノがこつんって当たるのが…気持ちいい…ですぅ♥」
明「あぁう…あぁぁっ!!」

もう、まともな言葉を発することすらできない
ただひたすら…ひたすらに出してしまうのを我慢することしかできなかった
そして…その我慢という名の防波堤は、快感という波に打ち付けられている…

くちゅっ…ちゅぷぷっ…じゅぽ…
パンッ!!パンッ!!パンッ!!

明「お…おぉあぁぁっ!!」
見切「はぁんっ…あっ…ひゃうっ…」

もう、見切さんも言葉をだしてはいなかった
ただ…ヒートアップしていく行為が、彼女の言葉を代弁していた…

そして…俺の限界は急に訪れたんだ
そう、防波堤でも耐えきれないほどの連続の波は…
俺の精神の防波堤を足元から崩したんだ!!

明「あっ…!!あぁっ!!……ぁ…(ビクン…ビクン…ビクッ…)」
見切「ふあぁぁぁっ…!?ま、まだ…も、もう少しでイケ…るのにぃ…」
明「ふみゅうぅっ!?れ、連続はりゃめぇ!!ーーっ!!」

あぁぁぁっ!!
れ、連続でイクなんて…こ、こんなの女性しかしないんじゃないのかよ!?
き、聞いてないぞ!?こんな……あぁぁぁぁっ!!
ひゃわあぁぁぁっ!!

見切「あっ…ああぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!−−っ!!(ビクン)」
明「ふあぁっ!?き、急に締まって…ぁっ…−−−っ!!」
見切「あふぅぅっ!き、気持ちいいよぉぉっ…!!」


ボフンッ!!

見切さんが絶頂に達した時だった…
俺の目の前にいるはずの見切さんの姿が、いきなり変わったんだよ!!
頭には狸の耳が…
眼の下にはくまがあり、髪の毛はぼさぼさ…
そして、胸まで小さくなった女性がそこに立っていたんだ…


14/04/18 22:03更新 / デメトリオン mk-D
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■作者メッセージ
どうも、デメトリオンmk-Dです!!

さてさて…今回、初めてエロを意識して書いてみましたが…
どうだったでしょうか?
……全然、エロくなくてすみません

ですが、これがこの作者の今の限界だと思っていただけると…
さてさて、次回でこの話も終わりです…

最後に青年は、どんな結末を迎えるのか…
楽しみにしていただけると、幸いです!!
ありがとうございました!!

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